中途採用で、メルカリに転職したい、と考えている方は多いかと思います。グローバル展開も成功している、最近の日本を代表する企業ですからね。
このページでは、メルカリへの転職について、どうしたら正確な情報を得られるか、そのうえで転職したいと思ったらどう対処すべきか、現役エージェントの知見から、メルカリへの転職について触れたいと思います。
ちゅうちゅう

新卒向けの内容は省き、完全に転職者・中途入社社員に特化した内容です。読んで損はないはずです。

リアルリアル

(メルカリ。うおォンうおォン。)

メルカリの転職難易度は高いと言えます。基本的に未経験可の求人はなく、3~5年以上の経験を積んだ即戦力人材を望んでいます。エンジニアの募集が多くありますが、求められるスキルは高く、語学力が必要とされる場合もあります。選考の際、職種によっては1,000字程度の課題作文や英語面接があります。
また、採用にあたってメルカリのカルチャーへのフィット感が重視されるので、メルカリのカルチャーやミッションを十分に理解している必要があります。
転職難易度は高いですが、メルカリは中途採用を非常に積極的に行っている企業でもあります。2021年度の中途採用比率は96%とかなり高く、2023年度も88%が中途採用者となっています。

2.メルカリへの転職についての所見まとめ

次章以降で詳細について触れますが、メルカリへの転職についての所見をまとめます。

転職を考える際、押さえるべきメルカリの特徴

  • フリマアプリ「メルカリ」のサービスを運営。
  • 働きやすい環境で、福利厚生も手厚い。
  • エンジニアを中心に幅広い職種で募集がある。
  • ハイスキルであることを前提とし、メルカリのカルチャーに共感できるかを重視。
  • 残業時間は長くはないが、部署によっては激務。
  • 求人の多くは年収600万円以上で、エンジニアではMAX1,800万円の求人もある。

メルカリへ転職するために、押さえておくべきポイント

  • 配属先の部署により、激務かそうでないかにかなり違いがあるため注意が必要。
  • 一般に公開されていない求人を知るためにも、転職エージェントを使うのがおすすめ。

3.メルカリってどんな会社?

項目 内容
会社名 株式会社メルカリ
代表者 取締役 兼 代表執行役 CEO 山田 進太郎
本社所在地 東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー
創立 2013年2月1日
資本金 46,052 百万円(2023年6月末時点)
主な事業内容 フリマアプリ「メルカリ」の企画・開発・運用。
従業員数 連結:1,232名(2022年6月時点)

事業内容

東京都港区に本社を置く日本の企業で、フリマアプリ「メルカリ」のサービスを運営しています。2013年に山田進太郎が株式会社コウゾウ(現・株式会社メルカリ)を設立、2016年に初めて黒字化しました。

2019年にはスマホ決済サービス「メルペイ」の提供を開始し、2022年10月からBtoCマーケットプレイス「メルカリShops」の本格提供をスタートさせています。

今後の事業展開

メルカリは、会社設立から10年となる節目の2023年に、次の10年に向けた新たなグループミッションを公開しています。具体的には以下のような事業展開を予定しています。
  • スマホ1つでネットショップを開設できるEコマースプラットフォーム「メルカリShops」の拡大。
  • 株式会社メルコインを通じて、ブロックチェーン・暗号資産を活用した新規事業を展開。
  • メルカリが持つデータとテクノロジーを活用して、物流の効率化を図る「メルロジ」に注力する。

海外展開

「メルカリ」を”日本発”の世界的アプリに成長させるため、2014年4月にアメリカ子会社を、2016年1月にヨーロッパに子会社を設立しています。2018年、英国子会社を解散して欧州事業から一時撤退しましたが、2022年には子ども用品専用フリマアプリを展開する仏Beebsに出資し、ヨーロッパ市場でのCtoCマーケットプレイスの拡大を目指すとしています。
アメリカ版「メルカリ」は順調に立ち上がり、環境意識が高いとされるZ世代を意識した取り組みも打ち出しています。また、インドに開発拠点を設立し国際的な躍進を支える組織づくりを行うことで、「グローバルテックカンパニー」の実現を目指しています。

4.メルカリの現役社員・元社員からの評判は?(口コミ)

メルカリの口コミや内部情報について、転職口コミサイトのOpenWorkenライトハウス転職会議キャリコネを参考に紹介します。新卒入社と中途入社では当然差があることを踏まえ、中途入社した人のみの内部情報です。
項目 コメント
給与・福利厚生
  • 他のIT企業と比べても遜色なし。
  • 給与に45時間分のみなし残業代がついている。
  • ストック・オプション、キャッシュ賞与のインセンティブ制度がある。
  • 産休・育休期間中の給与を会社が100%保障してくれる。
ワークライフバランス
  • 成果が全てで、労働時間は評価に関係ない。
  • 20時にはほとんどの社員が帰社している。
  • 海外とのやりとりで早朝出勤あり。
  • バランスは良い。
社風
  • 落ち着いた雰囲気。
  • 優秀な社員が多い。
  • 自由闊達な雰囲気。
  • 働く環境として、ほぼ不満は無い。
成長機会・キャリア開発
  • 1on1レッスン、オンライン英会話等、語学学習の環境は充実。
  • 旅費や参加費などの補助があるセミナー参加制度あり。
  • 個人がブログで発信する情報も評価される文化がある。
  • 仕事を通じて成長できる環境。
入社後のギャップ
  • 仕事は大変だが、周囲が助けてくれる環境がある。
  • 大企業感が出始めている。
  • 社内のシステムやプロセスが整備されていない。
退職検討理由
  • 給料アップを望む。
  • 大企業になったから。スタートアップ環境の方が良かった。
  • 組織変化が激しくついていくのが大変。
  • 人材の流動性が高く、ロールモデルがいない。
ワークスタイル
  • 出社か在宅勤務(テレワーク/リモートワーク)を選択できる。
  • 出社時間、頻度を自由に選択できる。
  • 社内外の会議をオンラインで実施。
  • コアタイムなしのフレックスタイム制度がある。

給与・福利厚生

給与は他のIT企業と比べて遜色は無いようです。その賞与は、部門や個人に連動する要素が強いようです。特にエンジニアの給与が高いという口コミがありました。

福利厚生については、産休・育休期間中の給与を会社が100%保障、ライフイベントのサポートなど充実しており、働くうえで不安を払拭してくれる、という意見が多いです。

ワークライフバランス

残業はほとんど無いようです。特にフレックスを活用できるチームでは、非常にライフワークバランスが良好という意見がありました。ただ、海外とのやりとりで早朝出勤もあるとのことで、時差の問題による時間外労働もあるようです。今後海外展開を行っていくうえで、該当する社員は増えていくのではないでしょうか。

社風

自由闊達ながら落ち着いた雰囲気のようです。いわゆる若い人が多いベンチャーな感じではないようですね。風通しはとてもよく、役職など立場に関係なく自由に発言できる環境だという意見もありました。優秀な社員も多いようです。

成長機会・キャリア開発

社員のキャリア開発に、積極的に関与してくれる環境のようです。特に語学関係は充実しており、さらに外部セミナーに対して、遠隔地でも認めてくれるとのことで、これはありがたいですね。

個人がブログで発信する情報に対して、寛容を通り越して評価してくれるという文化はなかなか無いのではないでしょうか。

入社後のギャップ

あまりギャップはないという意見が多かったです。組織や人事体制についてはメルカリが情報をオープンにしているので、入社前から会社の雰囲気を調べることができ、特に印象の違いはなかったという口コミがありました。

退職検討理由

上場を機に組織体制が大企業化したという意見が複数ありました。昔のようにチャレンジが難しくなり失敗を責められる文化になってしまった、よりクリエイティブな開発を実現するのが難しくなったという声もありました。ベンチャーのスタートアップが好きな方は、退職を検討したようです。

ワークスタイル

メルカリは2020年より原則在宅勤務を導入していましたが、時代の変化にいち早く対応した新しいワークスタイルを確立し、2021年より「メルカリ・ニューノーマル・ワークスタイル “YOUR CHOICE”」が開始しました。在宅勤務(テレワーク/リモートワーク)や出社の有無を社員それぞれが選択できます。

ちゅうちゅう

働く環境についてはかなり整備されていて、残業も少なく働きやすい会社のようです。ただ、部署や時期によっては激務だったりしそうです。

リアルリアル

(考えるな、感じるんだ。)

5.メルカリは、転職者に対してどんな人材を求めている?

募集職種