ブラック企業というのは、なぜ存在するんでしょう? 社会的に問題なのは明らかなわけなのに。
最近明らかになってきましたが、要は、
国の監督機関が十分に機能していない
これに尽きるのかと。
ありがちですね。
ルール作るところまではやるけど、一番肝心なその後の「運用」ができていないっていう。。。
残念ですが、これが現実ってものですね。
監督機関というからには、本来抜き打ちでいろんな企業に訪問して、「御社の労働時間はどのぐらいですか?本当にそのぐらいの労働時間なんですか?」とか、きちんと企業に詰め寄る必要があるわけです。「監督」ですからね。
それが、どうも監督機関側のリソース(人が足りない)の都合でそこが十分できていないようなのです。 あ!そう考えれば、監督機関自体は無理な労働時間で職員を酷使して無さそうに思えますね(笑)
でもまずはこういった機関こそが、深夜残業や休日出勤してまで世の中浄化していかないと、、、
ん?何か言いました?(笑) いやーでも、本当にそう思うんですけどね~。
監督機関はさておき、一方で従業員から「労働時間長過ぎ!」との訴えが無いのか?と言うと、それはあるでしょうね。逆に監督機関が監督機関なんで、従業員や元従業員からの情報発信による事件化がほとんどなのかと思います。元従業員ならまだしも、従業員って、雇ってもらっている身分なんで、雇用主に対してそういう情報発信するのって当然勇気が要りますよね。
立場による強者と弱者ってやつ。
こういうのって本当にどうにかならないものなんですかね~。
そういう意味では、労働組合がある会社と無い会社では、経営者に従業員の意思の伝わり方に違いはあるのかもしれません。残念ながら私は労働組合がある会社で働いたことないんですけど。。
そういった会社で働いている皆様、どうなんでしょう? 労働組合については、定期昇給を勝ち取ったりとかその手の話題はニュースでもやってますけど、従業員の労働環境についてはあまり聞かないような?気がします。 ニュースでの取り扱われ方や、情報収集不足による誤解でしたらすいません。
まあ、国もしくは労組なり従業員個人が動かないとブラック企業というものは無くならないわけですね。
あ、あとはもちろん!経営者自身の意識ですね。最近は良い方向に変わってきた気配は感じますが。。。
経営者と今触れましたが、
実は中間管理職なんかが怪しかったりもしますね。
よくニュースとかで見ませんか?
退勤時刻を正直に記録したら、上司に退勤時刻を早めるよう訂正を促されたりとか。。
「他のみんなはそんな風にやってないよ?自分もそうだし。」みたいな。
下手すると、経営者は現場のそういった事態を知らないだけかもしれませんね。
経営者の下にいる中間管理職なんかが、「正直に報告したら自分の評価が下がるな」というぐらいの思いで、従業員にそのような対応をしている可能性は大きいと思います。 というか、こういうケースが大半ではないかと。。あくまで推測ですよ!
最近の社会問題化で、いよいよ国も動き出したようです。
「働き方改革」
これはいろいろ議論の余地はあるようですが、こういったところに国が踏み込んだこと自体、評価できることなのかな、と思います。
監督機関の企業への立ち入りの頻度を増やし、調査を充実させる
劣悪な労働時間が改善されない場合は企業名を公表する
他にもあるかもしれませんが、特に「企業名を公表する」というのは効果ありますよね。
「そんな会社に入社するの辞めよう」と新卒はじめ採用活動に影響がありますし、「なんかウチの会社名出ちゃったよ」と既存社員のモチベーション低下にもつながります。 企業名の公表、個人的にはどんどんやってくれ!という感じです(笑)