キャリアチケット
就職活動で、キャリアチケットに登録してみようか、と考えている方もいらっしゃるかと思います。
登録するために、「自分に役に立つのかな?」と情報を探してみても、公式サイトには表向きの情報しかありませんし、口コミ系のサイトでも情報量が膨大で見るのも大変です。結果、本当に登録して大丈夫なのかな?と思ってしまうでしょう。
このページでは、キャリアチケットを使った就活について、どうしたら有益な情報を得られるか、そのうえでどう利用すべきか、現役エージェントの知見から、キャリアチケットでの就活について触れたいと思います。
このページを読んでいただければ、キャリアチケットを利用した就活についての情報は一通り揃っているかと思います。あなたがキャリアチケットを使って就活すべきかの判断材料になり、さらにキャリアチケットで理想の就活が実現できる可能性が高まるはずです。
ちゅうちゅう

就職活動でキャリアチケットは使えるのかな?と思っている方向けの記事です。読んで損はないはずですよ。

リアルリアル

(大手企業レバレジーズが運営する就活エージェント、使えそうだな。)

次章以降で詳細について触れますが、キャリアチケットでの就活についての所見をまとめます。

就活の際、押さえるべきキャリアチケットの特徴

  • 人事目線でのフィードバックが貰え、選考へ向かうための改善点を掴みやすい。
  • 企業と複数マッチングすることで、それぞれの企業の価値観を把握できる。
  • 選考本番と似た環境で実践的な練習ができる。
  • マッチングの結果によっては早期に内定獲得の可能性がある。
  • 紹介企業の数が少ない反面、ある程度優良企業を紹介してもらえる。
  • 一旦話を聞いてみたいだけと考えている就活生にとってはハードルが高め。
  • リクルーターとの相性が悪いと就活がうまくいかない可能性がある。

2.キャリアチケットって、どんな就活エージェント?

キャリアチケットってどんな就活エージェント?
キャリアチケットは、株式会社レバレジーズが運営する年間1万人以上の就活生が利用している就活エージェントです(※2022年度実績)。量より質がコンセプトのサービスで、就活のプロが人事目線でのES・面談対策をしてくれるので、これからの就職活動に不安がある就活生におすすめです。
2020年にはオリコン顧客満足度®ランキングで『新卒エージェント』総合1位を受賞しており、就活生から一定の支持を受けているサービスであることが分かります。
項目 内容
取り扱い地域 日本全国
面談場所 東京・名古屋・京都・大阪
※オンライン面談に対応
特徴
  • ES・履歴書の添削や模擬面接練習など就活サポートが充実。
  • 紹介は一人当たり平均5社。就活生の価値観と相性が良い企業だけをマッチングしてくれる。
  • 個別面接対策を何度も行い、優良企業の内定を早期に獲得できる。
  • 担当アドバイザーの質に左右される。
  • 大都市圏在住でない学生は恩恵が少ない。
  • 出会える企業数が他エージェントと比べて少ない。
ちゅうちゅう

多くの就活生が利用している就活エージェント、気になりますね。

リアルリアル

(いいぞいいぞ。)

3.キャリアチケットのメリットは?

ES・履歴書の添削や模擬面接練習など就活サポートが充実。

キャリアチケットのメリット
キャリアチケット最大のメリットは、ES・履歴書添削、志望企業に合わせた模擬面接練習などの就活におけるサポートが非常に充実していることです。就活の軸が分からない、どのように改善したらよいか分からないといった不安な点を専属のアドバイザーにカウンセリングしてもらい、志望企業や適性に合わせたアドバイスがもらえます。また、就活イベントや専用カフェスペースがすべて無料で利用できます。
特にその中でも、就活セミナーは業界研究、自己分析、ES対策、面接対策、グループディスカッションなど就活における基礎的な力を少人数形式で学ぶことができます。ワークショップを通して都度人事目線のフィードバックをもらえるので、自分の就活対策やキャリア形成に役立てることができます。

紹介は一人当たり平均5社。就活生の価値観と相性が良い企業だけをマッチングしてくれる。

キャリアチケットのメリット
キャリアチケットの企業マッチングは、企業への深いヒアリングによって就活生の軸と一致している企業のみを紹介するものです。やみくもに何十社も受ける必要がなく、効率的に就活を行うことができます。

個別面接対策を何度も行い、優良企業の内定を早期に獲得できる。

キャリアチケットのメリット
キャリアチケットのHPでは、最短2週間で内定を獲得することができると紹介されています。その理由は企業別にES添削や面接対策を実施していることにあります。その企業の人事や面接官が何を見ているのか?という観点から改善点をアドバイスしてもらえます。
キャリアチケット独自の調査では面接対策前後を比較すると、内定率が約78%向上していることが分かっており、より短期で自分の価値観に合った企業の内定を獲得することができます。

4.キャリアチケットで失敗しないために知っておくべきデメリット

担当アドバイザーの質に左右される。

アドバイザーと二人三脚で就職活動を行うので、担当アドバイザーがどれだけ熱心にサポートしてくれるかが重要になります。しかし口コミには希望通りの時間に連絡が来なかったり、仕事の案内までに時間がかかったりするという情報もありました。レバレジーズ株式会社という大手であるが故に一人のキャリアアドバイザーが抱えている顧客の数が多く、連絡の頻度が少ない場合もあるようです。
また、自分の志望とは全く異なるキャリアを示されることもあるようです。あまりにもアドバイザーとの相性が合わなくて就職活動の妨げになると感じる場合は、担当者を変えてもらうのも一つの手です。

大都市圏在住でない学生は恩恵が少ない。

大都市圏に住んでいる学生でないとセミナー参加やカフェ利用はなかなか難しく、オンラインでの参加のみになってしまいます。キャリアチケットのメリットが最大限享受できない地方の学生にとっては相性が悪いサービスと言えるかもしれません。ただし、現在はオンラインイベントも充実しているので、ある程度利用できないものがあるとはいえ十分利用メリットがあるといえるのかもしれません。

出会える企業数が他エージェントと比べて少ない。

キャリアチケットでは優良企業を選定しているが故に他企業に比べて紹介できる求人数が少なくなっています。そのためたくさんの企業を見て、自分で選択したいと思う就活生には相性が悪いサービスになっています。
また、基本的には就活アドバイザーから紹介された企業のみにエントリーできる仕組みなので、自分で興味を持った企業であってもエントリーできなかったり、大量の企業にアプローチができなかったりといったケースが想定されます。

5.キャリアチケットの特徴から、向いているのはどんな人?

これまでのメリットやデメリットを踏まえ、キャリアチケットの利用をおすすめしたいのは、以下の方です。
都市圏在住で、早期にベンチャー、中小の優良企業の内定がほしい方
キャリアチケットの最大のメリットはES・履歴書添削、志望企業に合わせた模擬面接練習などの就活におけるサポートが非常に充実していることです。そのサポートを最大限活かすためには、支店がある大都市圏在住であるとよいでしょう。さらに選りすぐりの優良企業から最短2週間で内定が貰えるため、早期に優良企業の内定獲得を狙いたい方にオススメします。

6.キャリアチケットの流れ(最初の登録のやり方から求人を紹介されるまで)

就活支援サービスを受けるには、まず会員登録を行います。流れは以下のとおりです。
プロフィールの入力①:学歴、卒業年など
 ↓
プロフィールの入力②:氏名、住んでいる地域、希望勤務地など
 ↓
完了
具体的に画面で見てみましょう。

会員登録

キャリアチケットの登録画面
公式サイトの「無料で登録」リンクより、学校名、学部、卒業年などを入力します。登録、相談はすべて無料です。
入力内容は以下のとおりです。
  • 学校区分
  • 学校名
  • 学部
  • 学科名
  • 卒業年
次に基本情報です。入力内容は以下の通りです。
  • 名前
  • ふりがな
  • 性別
  • 生年月日
  • お住まい
  • 勤務希望地
  • 電話番号
  • メールアドレス
以上で登録は完了です。登録後、7日以内に電話かメールで連絡が来ます。その後、対面または電話にて、キャリアアドバイザーと面談になります。希望の条件を伝えた後に面接対策へと進みます。

7.キャリアチケットを上手に使いこなすためのコツ・注意すべきポイント

ここからは、実際にキャリアチケットに登録完了した後の話になります。キャリアチケットの担当者から、面談の誘いについての連絡が入ります。その後面談を行うわけですが、そこからの注意点をお伝えします。

自分の価値観や希望の条件を率直にキャリアアドバイザーに伝えましょう。

ガクチカやスキルに嘘は書かないというのは大前提として、あなたが大切にしたいことをしっかり伝えられるようにしておきましょう。変に背伸びをしたり、思ってもいないことを言うとかえって自分に合わない企業とマッチングすることになります。

こまめな連絡を心がけましょう。

就活エージェントから求人情報紹介のメールをコンスタントに送ってもらうには、担当者と連絡を継続的に行う必要があります。連絡を怠っていると就活を終了した可能性が高いとして紹介の連絡が行われなくなってしまいます。登録したのに放置、なんてことを防ぐためにも1~2週間に1度は連絡を取っておきましょう。

就活エージェントから紹介された求人情報に断りを入れる際は、次につながる断り方をしましょう。

就活エージェントとの面談時、あるいは後日、就活エージェントからあなたの希望に合うと思われる求人情報の紹介を受けます。その際、「この会社自分的にはあんまりよくないなー……」「この条件、自分と合わないなー……」と思うことがあるでしょう。その際には就活エージェント側の気持ちも考え、以下のような次に繋がる断り方をしましょう。
  • 断りを入れる前に、その求人情報が自分に合うと、どの点で判断したのか聞いてみる。そのうえで、自分の希望に合わない点を伝えたうえで断りを入れる。
  • その会社で働いている(働いていた)知人や友人がいて、内情を聞いている限りどうしても興味が湧かない、と伝えたうえで断りを入れる。
※「ネット上での口コミを見て興味が持てない」というのは、現実性に乏しく、あまりおすすめできません。ただ、その際はその口コミ内容を伝えたうえで、実際はどうなのか聞いてみると良いでしょう。また、就活エージェントの担当者によっては、「口コミサイトは当てにならないし、見ない方がいいですよ。」とあなたに言ってくる場合もあります。そういった担当者に当たった場合は、担当者を変更してもらうことも視野に入れたうえで興味が湧かず断りたい、と意思を表示しましょう。
逆に、以下のような断り方はやめましょう
  • 理由を伝えることなく断りを入れる。
  • 最初の対面時ではなく、後日メールでの紹介があった場合、そのメールを無視して返信しない。
このような対応を行うと、その後紹介される求人がガクっと減ってしまうなど、担当者にとってのあなたの対応優先度が低くなってしまい損につながります。

キャリアアドバイザーと合わないときには担当者変更を申し出ましょう。

キャリアアドバイザーから求人情報の紹介が始まった後が一般的ですが、次のような場合は担当者に直接、担当者変更を依頼しましょう。

  • うまく付き合おうと努力を重ねたが、人間としての相性も含め自分とは合わない。
  • 見当違いの企業ばかり紹介してくる。
  • 求人情報について、担当者自身が詳細把握できていない。
  • メール返信等、対応がとても遅い。
就活エージェントにとっても、避けたいのはあなたが他の就活エージェントに逃げてしまうことです。そのため、その担当者に対して、思い切って担当者変更を依頼しましょう。
その際、注意点は以下のとおりです。
  • (これは必須です!)これまでサポートしてもらった感謝の気持ちを伝える。
  • 初めての就職活動に慣れていないため不安が大きく、「他の担当者の意見も聞きたい」と伝える。要するに、その担当者に外れて欲しいのではなく、別の担当者の意見も聞きたいと伝える。
このように依頼すれば、悪い印象を与えることなく、スムーズな担当者変更につながるはずです。
ちゅうちゅう

就活エージェントはあなたの味方なので、本音で接しつつ協力してもらうためにきちんとビジネスライクに付き合えば何の問題もないってことですね。

リアルリアル

(お頼み申します!)

8.まとめ:ES作成や面接の練習をサポートして欲しいなら登録すべき

キャリアチケットについて、必要な情報はすべて提示しました。特に大都市圏で就職を考え、早期内定獲得を狙っている方にはおすすめの就活エージェントです。
理想の就職先が見つかるよう、少しでも参考にしていただければ光栄です。
ちゅうちゅう

キャリアチケット、就活に使えそうでしたか?引き続き活動がんばりましょう!

リアルリアル

(ごちそうさまでした!)