医師転職ドットコム
転職活動で、医師転職ドットコムに登録してみようか、と考えているドクターもいらっしゃるかと思います。口コミを見ると評判も良さそうだし、登録者数も多いので気になっているかもしれませんね。
登録するために、「自分に役に立つのかな?」と情報を探してみても、公式サイトには表向きの情報しかありませんし、口コミ系のサイトでも情報量が膨大で見るのも大変です。結果、本当に登録して大丈夫なのかな?と思ってしまうでしょう。
このページでは、医師転職ドットコムを使った転職について、どうしたら有益な情報を得られるか、そのうえで転職したいと思ったらどう利用すべきか、現役エージェントの知見から、医師転職ドットコムでの転職について触れたいと思います。
このページを読んでいただければ、医師転職ドットコムを利用した転職についての情報は一通り揃っているかと思います。あなたが医師転職ドットコムを使って転職すべきかの判断材料になり、さらに転職したいと思った場合、医師転職ドットコムで理想の転職が実現できる可能性が高まるはずです。
ちゅうちゅう

転職活動で医師転職ドットコムは使えるのかな?と思っている方向けの記事です。読んで損はないはずですよ。

リアルリアル

(医師のための転職サービスのようだな。)

次章以降で詳細について触れますが、医師転職ドットコムでの転職についての所見をまとめます。

転職を考える際、押さえるべき医師転職ドットコムの特徴

  • 全国の病院・医療機関をカバーしており求人数は勿論のこと、現地に足を運び続ける地道なリサーチを通じて質の高い転職サポートを実現。
  • キャリアアドバイザーの質が非常に高く、「思っていたのと違った」転職を避けるよう動いてくれる。
  • 医師担当と医療機関担当が同じ。だから齟齬のない転職ができる可能性が高まる。
  • 連絡頻度が高すぎる場合がある。
  • 公開求人から得られる情報が少ないと感じるかもしれない。

医師転職ドットコムに登録するうえで、押さえておくべきポイント

  • 連絡頻度が高く、煩わしく感じる場合もある。
  • 求人の詳細情報を知りたい場合は、会員登録・面談の必要がある。

2.医師転職ドットコムって、どんな転職エージェント?

医師転職ドットコムって、どんな転職エージェント?
医師転職ドットコムは、株式会社メディウェルが運営する、医師専門の転職エージェントです。医師転職ドットコムは医師会員60,000人を超えており、株式会社メディウェルは医療機関への経営コンサルティングや薬剤師・病院事務などの人材紹介、医療機関向けセミナーの開催など多方面から医療業界を支えている為、多角的な視点からドクターの転職をサポートしてくれます。
項目 内容
対応地域 日本全国
面談形態 オンライン対応あり(電話・メール等も可)
取り扱い施設 一般急性期、療養型、リハビリテーション、精神科病院、クリニック、健診、介護老人保健、製薬企業、一般企業施設、その他
取り扱い診療科目 内科(一般・総合診療・消化器・循環器・呼吸器・腎臓・神経・内分泌・糖尿・代謝・血液・老年・人工透析・リウマチ・腫瘍)、外科(一般・消化器・呼吸器・心臓血管・脳神経・乳腺・泌尿・整形・形成・美容外科・小児・血管)、眼科、皮膚科、耳鼻咽喉科、精神科、心療内科、放射線科、小児科、産婦人科、婦人科、麻酔科、救急救命、ペインクリニック、緩和ケア、美容皮膚科、病理科、在宅診療、健診、人間ドック、リハビリテーション科、集中治療科、AGA、不妊治療、放射線治療科、検査科、産業医、製薬、社医、老健、その他
求人数 約4万件 ※2023年9月時点
特徴
  • 全国の病院・医療機関をカバーしており求人数は勿論のこと、現地に足を運び続ける地道なリサーチを通じて質の高い転職サポートを実現。
  • キャリアアドバイザーの質が非常に高く、「思っていたのと違った」転職を避けるよう動いてくれる。
  • 医師担当と医療機関担当が同じ。だから齟齬のない転職ができる可能性が高まる。
  • 連絡頻度が高すぎる場合がある。
  • 公開求人から得られる情報が少ないと感じるかもしれない。
ちゅうちゅう

圧倒的な求人数は、地方の求職者にとって心強いですね。

リアルリアル

(いいぞいいぞ。)

3.医師転職ドットコムのメリットは?

全国の病院・医療機関をカバーしており求人数は勿論のこと、現地に足を運び続ける地道なリサーチを通じて質の高い転職サポートを実現。

医師転職ドットコムのメリット
医師転職ドットコムを運営する株式会社メディウェルは医師人材紹介のほかに医療機関への経営コンサルティングや薬剤師・病院事務の人材紹介、医療機関向けのセミナー運営も行っています。加えて創立20年以上かけて培った全国のネットワークに対して現在も現地へ足を運び続けているので、求人数も質も両方を突き詰めたサービスと言えるでしょう。

キャリアアドバイザーの質が非常に高く、「思っていたのと違った」転職を避けるよう動いてくれる。

医師転職ドットコムのメリット
医師転職ドットコムでは、年収や勤務地などの希望は勿論のこと、ドクターの人柄・性格・家族構成・キャリア展望など書面では判断できない情報を元に求人を紹介してくれるため、ミスマッチの起こる可能性が低いと言われています。正にドクター1人1人の「カスタマイズ求人票」を作成してくれるので、転職後に「思っていたのと違った」と感じることは少ないでしょう。

医師担当と医療機関担当が同じ。だから齟齬のない転職ができる可能性が高まる。

医師転職ドットコムのメリット
医師転職ドットコムでは医師担当・医療機関担当を同一にし、一気通貫のサポートを実現しています。紹介段階から面接に至るまで齟齬が起きにくいことは勿論ですが、最短で次ステップへと進めるスピード感も魅力です。また、面接後の最終検討で背中を押してくれる存在として、ドクターのキャリアにとても身近で心強い存在としてサポートしてくれるでしょう。

4.医師転職ドットコムで失敗しないために知っておくべきデメリット

連絡頻度が高すぎる場合がある。

医師転職ドットコムでは、その丁寧さ故に連絡の頻度が非常に多い担当者もいるようです。メールへの返信を負担に感じてしまうドクターもいるかもしれません。 希望の連絡方法・時間などを初回面談で明確に伝えることで温度感を合わせることが出来るでしょう。

公開求人から得られる情報が少ないと感じるかもしれない。

医師転職ドットコムでは、会員登録をせずとも求人情報を覗くことが出来ます。ですがそこから得られる情報は少なく、詳細に知りたい場合は会員登録・面談をする必要があります。登録自体は1分ほどで終わりますし、面談も前述の通り時間・場所共にかなり融通が利くので登録してしまいましょう。

5.医師転職ドットコムの特徴から、向いているドクターは?

これまでのメリットやデメリットを踏まえ、医師転職ドットコムの利用をおすすめしたいのは、以下のドクターです。
希望の求人先に、スピード感を持って転職をしたいドクター
年収などの希望条件から性格・キャリアプランまでを理解した担当エージェントが、スピード感を持って親身なサポートをしてくれます。求人数も約4万件(2023年9月時点)と国内トップクラスなので、ドクター1人1人の「カスタマイズ求人票」を元にスピード感のある転職を希望するドクターにはぴったりのサービスです。

6.医師転職ドットコムの登録~求人紹介の流れ

基本的な個人情報を入力し、エージェントからの連絡を待つという、オーソドックスな流れとなっていますが、他サービスと比べて入力項目が少なく、簡略化されています。流れは以下のとおりです。
会員登録(1分程度)
 ↓
ヒアリング
 ↓
転職先の提案
詳しく見ていきましょう。

会員登録

医師転職ドットコムの登録画面
基本的には赤紫色の会員登録ボタンより会員登録を行っていくことになりますが、公開求人から登録を行うこともできます。求人を見て、気になる求人があれば会員登録をしてみましょう。入力する基本情報は以下の通りです。
  • 雇用形態
  • 希望転職時期
  • 希望科目
  • 希望勤務地
  • 氏名
  • 生年月日
  • 現住所(市区町村まで)
  • 電話番号
  • メールアドレス

ヒアリング

会員登録が終わったら、担当エージェントから連絡が来ます。そこでヒアリングの日時・場所を決めましょう。多忙なドクターの為に、ドクター指定場所での対面・オンライン・電話・メール等、基本的に希望する形態に対応しています。また、この時点で希望条件を詳細に伝えておくと、後のヒアリングがより有意義なものになるでしょう。

転職先の提案

ヒアリングの情報を元におすすめの求人を提案してくれます。ここでドクター・担当エージェントの認識をどんどん擦り合わせていきましょう。

7.医師転職ドットコムを使うときのコツ・注意点

ここからは、実際に医師転職ドットコムに登録完了した後の話にフォーカスを当てます。医師転職ドットコムの担当者から、ヒアリングの誘いについての連絡が入ります。その後面談を行うわけですが、そこからの注意点をお伝えします。

仕事観や人生設計含め、転職エージェントに対しては、本音トークを心がけましょう。

ドクターにとって、転職は人生を賭けた勝負です。そのため、転職エージェントとは最初から本音トークを行いましょう。隠し事はもちろん遠慮して本音を伝えないと、後から「お互い時間の無駄」になってしまいます。
求人施設との面接とは違い、転職エージェントは橋渡し役の立場になるため、「どんな病院を受けたいのか、どんな病院は受けたくないのか」「どんな仕事がしたいのか、どんな仕事はやりたくないのか」この辺は遠慮なく伝えてください。
言ってしまえば、転職エージェントにとって、ドクターは「商品」という位置付けです。そのため、ドクターがどんな人間なのか?もちろん初対面ですから知らないわけで、それを知ることによって、提示される求人の精度が高まります。ドクターにとっても、求める求人情報以外は提示されたくないと思いますので、遠慮なく最初に本音を伝えておきましょう。
また、複数の転職エージェントを利用する場合、その旨も先に伝えておきましょう。そうすることで、他の転職エージェントに勝つために、あなたへの対応優先度が上がる可能性があります。

転職エージェントから紹介された求人情報に断りを入れる際は、次につながる断り方をしましょう。

転職エージェントとの面談時、もしくはその後日、転職エージェントからあなたの希望に合うと思われる求人情報の紹介を受けます。その際、「うーん、この病院か、あんまりいい話聞かないな。。」とか「うーん、この病院にはすごく入りたいんだけど、この仕事はちょっとな。。」と思う時が必ず訪れるでしょう。その際は、転職エージェント側の気持ちを踏まえ、以下のように次につながる断り方をしましょう。
  • 断りを入れる前に、その求人情報が自分に合うと、どの点で判断したのか聞いてみる。そのうえで、自分の希望に合わない点を伝えたうえで断りを入れる。
  • その病院で働いている(働いていた)知人や友人がいて、内情を聞いている限りどうしても興味が湧かない、と伝えたうえで断りを入れる。
※「ネット上での口コミを見て興味が持てない」というのは、現実性に乏しく、あまりおすすめできません。ただ、その際はその口コミ内容を伝えたうえで、実際はどうなのか聞いてみると良いでしょう。また、転職エージェントの担当者によっては、「口コミサイトは当てにならないし、見ない方がいいですよ。」とあなたに言ってくる場合もあります。そういった担当者に当たった場合は、担当者を変更してもらうことも視野に入れたうえで興味が湧かず断りたい、と意思を表示しましょう。
逆に、以下のような断り方はやめましょう
  • 理由を伝えることなく断りを入れる。
  • 最初の対面時ではなく、後日メールでの紹介があった場合、そのメールを無視して返信しない。
このような対応を行うと、その後紹介される求人がガクっと減ってしまうなど、担当者にとってのあなたの対応優先度が低くなってしまい損につながります。

転職エージェントから紹介された求人情報に興味を持った場合、その求人情報の背景を把握しましょう。

転職エージェントとの面談時、もしくはその後日、転職エージェントからあなたの希望に合うと思われる求人情報の紹介を受けます。その際、「お!これはぜひ受けてみたい!」という瞬間が訪れることがあるでしょう。その際は、転職エージェントに対して、あなたがその求人に興味を持っていることを伝えるとともに、併せて以下のように質問してみましょう。
  • なぜ新たにドクターが必要なのか(例、新しいポジションか、既存ドクターが辞めた埋め合わせか、業績向上による人員増強か、など)。
  • いつ頃から募集しているのか。
  • 現時点で決まっていない理由は何なのか。
  • 面接に受かる人にはどんな傾向があるのか。逆に落ちる場合はどんな傾向があるのか。
このような確認を行い、得られた情報を書類選考・面接対策に反映することで、あなたの転職成功確率が高まることでしょう。

転職エージェントの担当者と合わない場合は、担当者変更を要求しましょう。

転職エージェントから求人情報の紹介が始まった後が一般的ですが、次のような場合は担当者に直接、担当者変更を依頼しましょう。

  • うまく付き合おうと努力を重ねたが、人間としての相性も含め自分とは合わない。
  • 見当違いの病院ばかり紹介してくる。
  • 求人情報について、担当者自身が詳細把握できていない。
  • メール返信等、対応がとても遅い。
転職エージェントにとっても、避けたいのはあなたが他の転職エージェントに逃げてしまうことです。そのため、その担当者に対して、思い切って担当者変更を依頼しましょう。
その際、注意点は以下のとおりです。
  • (これは必須です!)これまでサポートしてもらった感謝の気持ちを伝える。
  • 転職活動に慣れていないため不安が大きく、「他の担当者の意見も聞きたい」と伝える。要するに、その担当者に外れて欲しいのではなく、別の担当者の意見も聞きたいと伝える。
このように依頼すれば、悪い印象を与えることなく、スムーズな担当者変更につながるはずです。

主導権は転職エージェントではなく、あなたにあることをしっかり肝に銘じましょう。

これが一番重要なのですが、転職エージェントと面談を行い、その後コミュニケーションを続けていく中で、あなた自身の気持ちや担当者との相性によって、「何のために転職活動をしているのか」よく分からなくなってしまう場合があります。
転職エージェントは転職のプロとして、あなたと対等の立場で接してくることが多いです。ただ、中には「どんどん応募しないといつまでも決まりませんよ。多少希望と違ったとしても、まずは受けてみましょう」など、とにかく数をこなすよう促される場合もあります。
その際、転職エージェントに振り回されることなど決して無いよう「主導権は自分にある」ということを肝に銘じましょう「転職エージェントと上手に付き合う」というのは、「転職エージェントを上手に使いこなす」ということです。
決して高慢な態度を出してはいけませんが、「このドクターにはぜひ成功して欲しい!しっかり協力しよう!」と、気持ち良く仕事をしてもらうようにしましょう。担当者もあなたと同じ人間です。「最低限のビジネスマナーを守る」「約束は守る、できない約束はしない」「なるべく早めの対応を心がける」など、普段の仕事と同様の感覚で接しておけば間違いないと言えるでしょう。
ちゅうちゅう

転職エージェントはあなたの味方なので、本音で接しつつ協力してもらうためにきちんとビジネスライクに付き合えば何の問題もないってことですね。

リアルリアル

(お頼み申します!)

8.まとめ:スピード感を持って転職したいなら是非登録を

医師転職ドットコムについて、必要な情報は全て提示しました。
国内トップクラスの求人数に質・スピードを兼ね備えていることが魅力のサービスとなりますので、多数の求人からスピード感を持って転職したいドクターにはお勧めのサービスとなっています。
同じく大手のエムスリーキャリアエージェントマイナビDOCTORとよく比較されますが、登録するための入力内容はほぼ同じですし、どちらも無料です。両方利用して、転職市場価値を知るための情報収集として使ってみても良いのではないでしょうか。
理想の転職が実現できるよう、少しでも参考にしていただければ光栄です。
ちゅうちゅう

医師転職ドットコム、転職に使えそうでしたか?引き続き活動がんばりましょう!

リアルリアル

(ごちそうさまでした!)