中途採用で、Apple Japanに転職したい、と考えている方は多いかと思います。創業者スティーブ・ジョブズやスマホのiPhoneで、もはや知らない人はいませんね。
このページでは、Apple Japanへの転職について、どうしたら正確な情報を得られるか、そのうえで転職したいと思ったらどう対処すべきか、現役エージェントの知見から、Apple Japanへの転職について触れたいと思います。
ちゅうちゅう

新卒向けの内容は省き、完全に転職者・中途入社社員に特化した内容です。読んで損はないはずです。

リアルリアル

(Apple Japan。うおォンうおォン。)

Apple Japanの転職難易度はかなり高いと言えます。Appleは世界的に有名な人気企業で、製品を愛好している人も多くいるため、応募者もかなりの数になると予想できます。ただ、職種によって難易度は異なり、転職しやすいものもあります。
エンジニア、マーケティングなどは3~7年以上の経験が必要で、中には18年以上の経験が必要な場合もあります。かなりの高難易度で、ベテランの域でないと転職は難しいかもしれませんね。
一方、カスタマーサポートやセールスは採用人数が多い為、上記職種に比べれば比較的入りやすいと言えます。未経験は厳しいですが、ある程度の経験者でコミュニケーション能力に長けている方ならばチャンスがあるかもしれません。

2.Apple Japanへの転職についての所見まとめ

次章以降で詳細について触れますが、Apple Japanへの転職についての所見をまとめます。

転職を考える際、押さえるべきApple Japanの特徴

  • Apple社製品やサービスの輸入販売・研究開発を手掛ける、米Apple社の日本法人。
  • 男女差も地域差もなく実力主義で、外資らしい自由平等な社風。
  • 医療関連の費用の補助、スポーツジム会費の補助などがある。
  • 募集中の職種は、セールス、ストアリーダー、マーケティング、エンジニアなど幅広い。
  • 専門知識を持ったエキスパートを求めている。
  • 基本的には残業時間は少なめ、残業があるのは良くないと考える社風。
  • 給与は年棒制で完全実力主義。

Apple Japanへ転職するために、押さえておくべきポイント

  • 職種によっては3~7年、あるいは18年以上など相当な経験が必要。
  • 一般に公開されていない求人を知るためにも、転職エージェントを使うのがおすすめ。

3.Apple Japanってどんな会社?

項目 内容
会社名 Apple Japan合同会社(米Appleの日本法人)
代表者 ダニエル・ディチーコ
本社所在地 東京都港区六本木6丁目10番1号 六本木ヒルズ
設立 1983年6月21日
資本金
主な事業内容

Apple社製コンピュータや周辺機器、各種アプリケーションソフトの輸入販売・研究開発。

従業員数 4,000名(2018年)

事業内容

米Apple社の日本法人として設立されたApple Japanは、Apple社製品(iPhone、iPad、Mac、Apple Watch、HomePod、AirPodsなど)やデジタルコンテンツ(Apple Music、Apple TV+、Apple Arcade、Apple Fitness+など)の輸入・販売を主に手掛けています。また、iOSやmacOSなどのオペレーティングシステムやソフトウェアの開発も行っています。

今後の事業展開

Appleは、主に以下のような分野の研究開発に力を注いでいます。
  • ハードウェア
  • ソフトウェア
  • 人工知能
  • 医療技術
  • 拡張/仮想現実
Appleは、Open AI社の「ChatGPT」 やGoogleの対話型生成AI「Bard」に対抗するAIツールの開発に取り組んでいます。2024年にはAIに絡む重要な発表を行う可能性があります。また、ヘルスケア分野の拡大を優先事項の一つとしており、Apple製品と医学コミュニティとの協働によって、医療と研究を推進していくとしています。

GIGAスクール構想

「GIGAスクール構想」とは、全国の児童・生徒1人に1台のコンピューターと高速ネットワークを整備する文部科学省の取り組みです。現在275万台以上のiPadが教育現場に導入され、学習環境だけではなく、授業や学校のあり方そのものを進化させる段階に差し掛かっています。今後、デジタル教育はますます推し進められていくと考えられ、教育分野でのApple社製品の活用が広がると期待されます。

4.Apple Japanの現役社員・元社員からの評判は?(口コミ)

Apple Japanの口コミや内部情報について、転職口コミサイトのOpenWorkenライトハウス転職会議キャリコネを参考に紹介します。新卒入社と中途入社では当然差があることを踏まえ、中途入社した人のみの内部情報です。
項目 コメント
給与・福利厚生
  • 年棒制で、毎年RSUがボーナスとして付与される。
  • 入社時の金額から年に3%程度の昇給が基本。
  • 職務級が上がる際に10~15%程度の昇給あり。
  • Apple社製品の割引、社内ジムの割引、医療費助成など。
ワークライフバランス
  • 残業は基本なし、有休消化率はかなり高め。
  • ワークライフバランスの重要性を会社も認識している。
  • 休暇がかなり多く、プライベートな時間を充実させやすい。
  • 柔軟性が高く、自由に働き方をアレンジできる。
社風
  • 変化が激しく、速度も大きい会社。
  • 上下関係はあまりなく、社内の雰囲気が良い。
  • あっさりとした人間関係で働きやすい。
  • 率直な意見が求められ、歓迎される社風。
成長機会・キャリア開発
  • スペシャリスト採用がほとんどなので、今後進みたいキャリアと結びついていれば大きな財産となる。
  • 多様な文化・人種が混在する環境で、ロジカルに物を考える重要性を学んだ。
  • 語学勉強や留学に対するフォローがある。
  • 受け身でいると成長の機会に恵まれない。
入社後のギャップ
  • 仕事のすべてに英語が必要だった。
  • あの明るさもありつつ、真面目に取り組んでいる人が多い。
  • 細かいところまでしっかりと見られている。
  • 外資で大企業であるためドライな世界かと思ったら社員を大事にする会社だった。
退職検討理由
  • 在宅勤務で孤独だった。
  • 様々なポジションやロールにチャレンジできなかった。
  • 人事権が直属の上司にあり、上司とうまくいかなくなった。
  • 本社からのトップダウンで裁量権が少ない。
ワークスタイル
  • 在宅勤務(テレワーク/リモートワーク)など柔軟な働き方が可能。
  • 時短勤務可能。
  • フレックスタイム制度がある。

給与・福利厚生

給与は年棒制で評価は実力主義、頑張った分だけ適正に給与に反映されるという意見がありました。昇給は年に一度で、前年度の実績に応じて3~8%まであるようです。多くの方が給与に関して満足しているようです。
福利厚生は、医療関係の補助や資格習得の費用の助成、スポーツジム代の支給、Apple社製品の割引購入など盛りだくさんで、他企業では考えられないほど充実しているようです。

ワークライフバランス

企業としてワークライフバランスを取るように推進しているため、調整しやすいようです。しかし、海外部署とのやり取りが多い場合は、昼夜問わずメールや電話会議があるということなので注意が必要です。とにかくフレキシブルな働き方ができるという意見が多くありました。

社風

上司とはフラットな関係で、誰とでも意見交換可能な風通しの良い社風のようです。様々なバックグラウンドを持った社員が多く、多様性を認め、平等で完全実力主義な会社のようです。無駄な会議がなく、タイムマネージメントしやすいという声もありました。

成長機会・キャリア開発

早い変化の中で予期せぬトラブルや難題に迅速に対応することが求められるので、臨機応変な柔軟力が身についた、数字的評価に基づくコーチングが行われるため成長を実感しやすい等の意見がありました。また、上司・同僚が外国人であるケースも多く、英語力が磨かれるようです。
その他、積極的に自分が手を挙げていかないとポジションは変わらないため、自分自身でキャリアを考え動くタイプでないと成長しにくいという意見もありました。

入社後のギャップ

想像以上に外資系特有の雰囲気が強いという意見と、他の外資系企業ほどドライでないという意見がありました。人によって感じ方はそれぞれのようです。また、米Appleの日本法人という位置づけの為、日本支社で出来ることに限りがある、発言権が無いという意見も見られました。

退職検討理由

在宅勤務の方が多く、仕事とプライベートの切り替えがうまくできないとストレスを感じてしまう、すぐに相談できる上司や同僚がそばに居ないといった意見が結構ありました。また実力主義であるため、かなり高いパフォーマンスを継続的に発揮していないと、様々なポジションやロールにチャレンジさせてもらえないという意見もありました。

ワークスタイル

チームにより異なりますが、週3日の出社を原則としており、週2日は在宅勤務(テレワーク/リモートワーク)可能なようです。テクニカルサポートとして、自宅でコールセンター的な職務を行う在宅勤務アドバイザーは、自宅に居ながら顧客からの問い合わせに電話やチャットで対応しています。新型コロナの感染拡大中はチームミーティングなどほとんどオンラインだったようですが、対面に切り替わったものもあるようです。
ちゅうちゅう

残業は少なめで、フレキシブルな働き方ができる会社のようです。職種によっては在宅勤務の方が多いようなので、在宅勤務を希望している方は要チェックの会社ですね。

リアルリアル

(考えるな。感じるんだ。)

5.Apple Japanは、転職者に対してどんな人材を求めている?

募集職種

中途採用で募集中の職種は、セールス、ストアリーダー、マーケティング、エンジニアなど多岐にわたっています。現時点では幅広い職種で募集しているようです。
3~7年の経験が必要な場合や、豊富な知識や実績が必要とされる求人が多いです。中には18年以上の経験が必要とされる求人もあり、求められるレベルはとても高いです。

求める人材

Apple Japan採用情報ページには、以下のメッセージが記されています。

Appleは、事業部門ごとではなく、専門分野ごとに組織されていますが、それは、この規模の企業としては珍しいことです。Appleはエキスパートがエキスパートを導く企業です。~中略~AppleがAppleである理由は、最も多くの専門知識を持つ人が、その分野の決定権を持つところにあります。
Appleのリーダーたちは、それぞれの専門分野において2つのことを心がけて仕事をしています。それは、細部にまでこだわること、そして、集団で何かを決定する際には積極的に協力的な論議を交わすこと。Appleのどのレベルにいようと、専門家から直接、適切なガイダンスやメンタリングを受けられることで、のびのびと自由に能力を解放できるのです。

このメッセージから
  • 専門知識を豊富に持つ、分野ごとのエキスパート。
  • 共同作業の重要性を理解し、互いに深くかかわりながら取り組める人材。
  • アイデアを共有し、実現できる人材。
を求めていると考えられます。周囲の人たちとのコミュニケーションを大切にし、早い変化の中で実力を発揮できる人、スタンドプレーよりもアイデアを共有しながら会社に貢献できる人に向いている会社だと思われます。
また、採用情報ページにはAppleでの仕事や日常についての動画が載っており、会社の雰囲気をつかむ手助けになると思います。どこのチームの社員が、日頃何を考え、どのように仕事に取り組んでいるのか、人間性も含め感じることができるでしょう。あなたが興味のあるチームに所属している社員の方の意見は、書類・面接対策においても必ず目を通しておきましょう。

給料(年収)

平均年間給与:ー(非上場) 平均年齢:ー(非上場) 平均勤続年数:ー(非上場)
Apple Japanの平均年収は、非上場につき公開されていません。

 

労働時間

平均残業時間:9~17時間/月
残業はかなり少なめで、完全に個人の力量によるという口コミもありました。ただ、マネージャー等の管理職以上は残業が多くなることもあるようです。また、前述の在宅勤務アドバイザーにおいては、繁忙期には希望者を募り残業を依頼するという制度があるようです。率先して残業した人にはApple社製品のプレゼント等があるそうです。
ちゅうちゅう

専門知識を持ったその分野でのエキスパートを求めているようです。残業は少なめで、ワークライフバランスを大切にしたい方に向いています。

リアルリアル

(いいじゃないか。)

6.Apple Japanの求人情報にはどんな傾向がある?

転職サイトを各種調べたところ、公開されている求人は見つかりませんでした。
ただ、これはあくまで一般に公開されている求人であり、非公開の求人というものがある可能性があります。Apple Japanのような人気企業の場合、応募が殺到するのを避けるため求人を非公開にしている場合があります。また、幹部クラスの求人も非公開であることが多いです。
例えば、転職エージェントのdodaの場合、非公開求人が公開求人の3倍以上の規模に上るため、doda非公開求人の方にはApple Japanの求人が含まれている可能性もあります。
ちゅうちゅう

現時点で公開求人はないようですが、隠れ求人の存在は気になるところです。

リアルリアル

(いわゆる裏メニューってやつか。悪くない。)

7.Apple Japanの選考対策

Apple Japanの選考ステップや経験者の口コミについて、転職口コミサイトのワンキャリアプラスOpenWorkを参考に紹介します。
Apple Japanの面接では、コミュニケーション能力や柔軟な対応力を重視しているようです。営業やサポートではロールプレイングがあり、実際の対応力などを見ています。IT用語の説明など専門的な知識を問われることもあるようなので、基本的なことはしっかり押さえておきましょう。
また、Appleへの情熱はやはり必要です。システムコンサルタントでは、面接中にチームでAppleの製品やサービスをプレゼンしたという口コミがありました。事前にAppleの製品に触れておき、どこが好きなのか、なぜ好きなのか、他の製品ではなくAppleの製品を使いたいのはなぜか等を言語化しておくとよいでしょう。

選考ステップ

Apple Japanの選考ステップは、以下のように進みます。詳細に見ていきましょう。
  1. 応募・書類選考

  2. 1次面接~2次面接

  3. 最終面接(人事面接)

応募・書類選考

Apple Japanの応募方法は大まかに言って、公式サイトから直接自分で応募するか、転職サイト・転職エージェント経由で応募するか二通りの方法があります。
書類選考で職歴についてしっかり見られているので、面接では職歴のことをあまり聞かれなかったという口コミがありました。職務経歴書は具体的にかつ詳細に書く必要があります。またAppleは自社製品に強い思い入れがあるので、志望動機などにAppleの製品名やサービスを記載する時は、当たり前のことではありますが、正式な名称を書きましょう。
書類の作成に不安がある方は、転職エージェントの利用をおすすめします。転職のプロから客観的に見てもらった方が断然書類選考の通過率が上がります。

1次面接~2次面接

職種によってはグループ面接のようです。面接官6人に対して候補者が30人くらいで、ルーレット式に質問されたという口コミがありました。カスタマーサポート等では、以下のようなロールプレイングがあるようです。
  • あなたに繋がるまでに30分近くずっと待たされました。いつもこんなに電話が混んでいるのですか?あと2分後には職場に戻らなければならないけど、これから自分が質問する項目は解決出来るものですか?YesかNoですぐに答えてください。
  • iPhoneの画面が突然真っ暗になった。
  • MacとiPhoneを接続しても反応がない。iPhoneに入っている写真を、会議で使う資料に挿入したい。会議まで30分もない。どうしたら良いか。
その他、会話形式でコミュニケーション能力を見ている、質問させることでその内容から優秀かどうか判断している、Appleに対しての熱意を見ているなどの口コミがありました。Apple社製品が好きであることはオーバーに伝えたほうがよいという意見もありました。

最終面接(人事面接)

最終面接では志望理由や長所や短所、いつから働けるか、現在の年収など、内定に向けた具体的な話が出るようです。最終面接までたどり着けばほぼ大丈夫だという口コミと、最終面接で落とされたという口コミも両方あったので、やはり最後まで気を抜かずにいきましょう。
また、なぜAppleを選んだのか、競合他社ではダメなのかは掘り下げられます。ただ単にApple社製品が好きだから、普段使っているからだけではない強い理由を考えておき、自分が入社した際にはどのように貢献できるかアピールできるようにしておきましょう。

選考の口コミ

システムコンサルタント

とにかく癖が強い面接でした。学歴、職歴は一切見られませんでした。とにかく求職者がパッション(趣味や特技)を持っているかが重要視されました。また如何に話せるかが重要視されました。主体性がありコミュニケーション能力がものすごく堪能かどうか。趣味等がない人はまず受かることはありません。 

その他職種

基本的にコミュニケーション能力や臨機応変に対応できるかを見られていると感じた。なぜこの会社なのか突っ込んで聞かれる。いずれにせよ柔軟性が問われるので、事前に何を話すのか準備しない方が良さそう。

経営企画

私自身のことよりも企業について沢山聞かれた。事業内容や企業理念をしっかり押さえておくべき。

サポートエンジニア

iPhoneの基礎的な使用方法、PCの基礎知識(CPU、メモリ、ハードディスクなど)を分かりやすく説明できるようにしておいた方がよい。分からない事は調べる姿勢を見せて、とにかく向上心や検索力がある事をアピールする。

Appleの面接の雰囲気は、取り立ててフレンドリーだった、もしくは圧迫気味だったという口コミは見かけませんでした。一般的な雰囲気だと思われます。コミュニケーション能力が重視されるようなので、ハキハキとポジティブな印象を持たれるような受け答えをし、答えにくい質問があっても場が沈黙しないように心がけるといいかもしれませんね。

8.Apple Japanへの転職を成功させるには?

ここまで読んで、Apple Japanへの転職意欲は高まりましたか?

Apple Japanに転職する方法で一番おすすめしたいのは、転職エージェントの活用です。

※転職エージェントとは?
「エージェント」というのは、いわゆる「代理人」です。転職エージェントは、転職希望者と中途採用の求人を出している企業とをつなげるのが役割です。転職エージェントは、採用が成功した場合に企業から手数料がもらえるので、転職希望者からはお金をもらいません。そのため無料で利用できるサービスです。これらのサービスは、サイト上で登録をすると転職エージェントの方から面談の誘いがメールで来ます。そのうえで日程を調整してその転職エージェントの企業に訪問し、面談を行います。面談では、「具体的に転職を考えているのか」「なぜ今の会社を辞めようと思っているのか」「どういった会社に移りたいと思っているのか」というような質問があり、それに答えていくかたちになります。転職エージェントに登録する転職希望者は、「一刻も早く転職したい」という人もいれば、「特にまだ転職は考えていないが、良い求人があれば転職したい」など様々な思いを抱いています。そのため、面談で「具体的に転職を考えているのか」という質問に対して、「今は情報収集している段階です。」と答えても、まずイヤな顔はされないと思って大丈夫です。
では、Apple Japanに転職する場合に転職エージェントを活用すべき理由ですが、以下4点です。
  • 一般には公開されていない、Apple Japanの求人情報について入手できる可能性がある。
  • 書類選考・面接について、Apple Japanに特化した対策を行ってもらえる。
  • 年収など、求人企業との待遇面の交渉について代行してもらえる。
  • 転職後に実際に配属される部署の実態について、詳しい情報を教えてもらえる。

一般には公開されていない、Apple Japanの求人情報について入手できる可能性がある。

例えばdodaの場合、サイト上で公開されている求人の3倍以上もの非公開求人を取り扱っています。

※転職エージェントはなぜ全ての求人を公開しないのか?
転職エージェントは全ての求人を公開しない、というよりは公開できないのです。これはなぜかと言うと、企業は人ありきとよく言われますが、あくまでビジネスあってこその人と言うこともできます。要するに、既存ビジネスの強化・新規ビジネスの創出を行うために人が必要なのです。そのため、特に新規ビジネスについては、開始する前、もしくは開始して間もなくは他社にそのことを知られたくありません。中途採用の募集を行ううえでも、自社のサイトはもちろん、転職サイトにもその情報を載せたくないのです。そうすると、転職エージェントにそのような中途採用求人が集まることになります。なぜ転職エージェントなのかと言うと、転職希望者個人と対面する必要があり、情報をオープンにする必要が無いからです。ちなみに、公開されている求人と比べて、戦略的な採用という色が濃いため年収やポジションも好条件のものが多いのが一般的です。
転職エージェントの大手であればあるほど、Apple Japanの非公開求人も取り扱っています。
あなたのような転職希望者の適性に応じて提示してくれますし、適性に合う求人が無い場合でも、Apple Japanに対して適性に合う求人が無いか、あなたを売り込みに行ってくれることもあります。
そのため、Apple Japanのサイトや転職サイト・転職エージェントのサイト上の求人を見て、自分に合う求人が無い場合には、非公開で取り扱いが無いか、転職エージェントに尋ねてみることをおすすめします。

書類選考・面接について、Apple Japanに特化した対策を行ってもらえる。

転職エージェントは、過去に多くの転職希望者の転職を実現させているため、転職人気企業であればあるほど、その機会に多く携わっています。そのため、選考スタイルや選考プロセスについて熟知しており、ノウハウが豊富です。

どんな人なら受かって、どんな人なら落ちてしまうのか。面接でどういう質問がされ、それにどう答えれば受かり、落ちる場合は答え方がまずかったのか、答える内容自体が間違っていたのか。そのような過去実績に基づく膨大なデータを保有しています。
その根拠データやノウハウを用いて、Apple Japanの書類選考を突破するために、職務経歴書上でどんな内容をどんな風にアピールした方が良いのか、面接の段階では想定される複数の質問に対して、どう答えた方が良いのか、サポートしてもらえます
さらに、面接担当者にはどんな傾向があるのか(結論から論理立てて話すようにしないと、60分の面接でも30分で終わってしまうなど。。)、求人情報ではまず触れられるはずのない情報も持っているため、転職サイトや企業サイトから応募するよりも圧倒的に有利に進められます。
なお、これは意外だと思いますが、このように転職エージェントは転職人気企業ほどパイプが太いため、仮に採用企業側が面接であなたを落とすと判断した場合でも、掛け合ってくれて通過させてくれることもあったりします
基本的に、面接については終了後に転職エージェントに「面接終了しました。」と電話連絡を入れるステップがあります。その際、「おつかれさまでした。面接はいかがでした?」と面接の苦労を労ってもらえるとともに、「うまく答えられなかった質問はありましたか?」など丁寧にフォローを入れてくれます。その内容をもって、転職エージェントはあなたの代理となり、その後採用企業側にフォローを入れてくれるのです。
ただ、全ての転職エージェントがそういった対応を行ってくれるわけではありません。転職エージェントは良いところだけを選ぶようにしましょう

年収など、求人企業との待遇面の交渉について代行してもらえる。

転職するうえで、重要なものの1つは年収でないでしょうか。 年収については、残業の有無と同様に面接で質問することは難しいと思います。

「年収〇万円以上」「年収〇万円~〇万円」という求人情報がほとんどですが、転職エージェントは、転職希望者の適性と過去の転職成功者の適正をマッチングして、「この人なら年収〇万円だろう」などとあたりをつけます。そのうえで、最終面接、もしくはその後に企業から実際の金額について転職エージェントに連絡が入ります。
その段階で、前もってあなたが事前に伝えていた金額よりも低ければ企業側と交渉してくれます。さらに、もしあなたが事前に伝えていた額と同等であった場合でも、それより高くならないか、掛け合ってくれるのです。
これは直接応募ではまず不可能なことだと思うので、転職エージェントに頼りましょう。

転職後に実際に配属される部署の実態について、詳しい情報を教えてもらえる。

これまで見ていただいたとおり、会社自体の情報は事前に仕入れることができても、実際に配属される部署についての情報を仕入れることは不可能に近い、というか不可能でしょう。

一緒に働くうえで、その部署の上司・同僚のタイプや新卒中途・男女の比率、他の関連部署との力関係、会社の中での位置づけなど、事前に知っておくことに越したことはありません。転職エージェントはそういった情報も保有していますので、気になることはどんどん聞いてみましょう。
併せて、気になった会社については、いろいろ悪い口コミ情報などもネットなどで見かけることがあるでしょう。そういった口コミ情報が正しいのか、間違っているのかについても、聞いてみるのが良いでしょう。
ちゅうちゅう

そもそも自分に合った会社なのか、合う場合、受かるためにどうしたら良いか、転職エージェントを味方につけるのが効率的ですね。

リアルリアル

(う~ん、そうきたか。)

9.Apple Japanへの転職で、おすすめの転職エージェントは?

転職エージェントは有名な会社だけでも10社近くあります。
実際相手にする担当者との相性含め、当たり外れが多いのが実際のところです。登録や面談の手間、日ごろの電話・メール対応も考えると、どの転職エージェントと付き合うかについては、失敗は許されないと言っても過言ではありません。
Apple Japanに転職するために登録すべき転職エージェントを、以下の観点で選びました。
  • Apple Japanの求人について、取り扱い実績がある。
  • Apple Japanへの転職をサポートできるノウハウを持っている。
  • Apple Japan以外の求人情報についても豊富に保有しており、そのような求人についても成功までサポートするノウハウを保有している。
これらの要素が全て当てはまる、具体的におすすめしたい転職エージェントは以下4社です。 登録自体は2~3分で済みます。無料なので費用面のリスクもありません。
登録すべきか 特徴
リクルートエージェント 業界最大手。Apple Japanへの転職サポート実績多数。
doda 業界2番手。Apple Japanへの転職サポート実績多数。提案力に強み。
ビズリーチ ダイレクトリクルーティングが活発で、職務経歴書が目につけば人事担当者が連絡してくる可能性あり。
特に『リクルートエージェント』『doda』の2社は登録を強くお勧めします。
ただ、この2社については最大手でもあり、他の転職希望者も多数抱えるため、対応スピードなどサポートに満足が行かない場合もあるかもしれません。それも踏まえ、『ビズリーチ』も登録しておく方が良いでしょう。
ちなみに、登録完了後、転職エージェントから連絡が来るタイミングはマチマチです。早いところもあれば遅いところもあります。一方で、登録する内容については転職エージェントによる違いはほとんど無く、同じ作業の繰り返しです。
そのため、登録するエージェントが決まったら、一気にまとめて登録してしまう方が効率的です。
各社の特徴は、以下のとおりです。

リクルートエージェント|業界最大手・求人企業からの圧倒的な信頼度

リクルートエージェント』は、リクルートが運営する業界No.1の転職エージェントです。
若手からベテランまで、幅広いユーザーの転職サポート実績があります。
業界最大手のため、Apple Japanへの転職実績は多数あり、以下のメリットがあります。
  • Apple Japanへの転職実績が多数あり、転職希望者へのサポートノウハウが豊富
  • Apple Japan側からの信頼も厚く、非公開求人の充実につながっている。
Apple Japanへの転職に一番直結する転職エージェントと言えるでしょう。
リクルートエージェント公式サイトhttps://www.r-agent.com/

doda|業界No.2・転職希望者に対する高い提案力

doda

doda』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する業界No.2の転職エージェントです。
若手からベテランまで、幅広いユーザーの転職サポート実績があります。 非公開求人は8万件、登録者数は370万人の規模に上ります。 拠点は全国に10カ所(※)あります。 ※東京、札幌、仙台、横浜、名古屋、大阪、京都、兵庫、広島、福岡
おすすめの求人を紹介してくれる段階になると、結構絞って紹介してくれます。 また、求人企業とのやりとりは担当が別なので、求人について細かい質問をした時など、その場で回答をもらえないこともあります。当然後からきちんと回答はもらえますので、聞きたいことは遠慮せずに聞いておくべきです。
転職希望者のニーズを掘り下げてくれるため、面談時間も2時間ぐらい見ておいた方が良いでしょう。
doda公式サイトhttp://doda.jp/

ビズリーチ|企業の採用担当者からダイレクトリクルーティングに強み

ビズリーチ』は、人材系ベンチャーのビズリーチが運営する転職支援サービスです。
特徴的なのは、ダイレクトリクルーティングという概念を日本にもたらした第一人者的な存在というところです。数多くの転職希望者のデータを求人企業に公開、転職エージェントなどを通さずに企業側が直接転職希望者にアプローチできる、画期的な取り組みです。この方法を取り入れる企業は拡大する一方のようです。なお、ダイレクトリクルーティングだけではなく、多数のヘッドハンターも利用するサービスのため、転職エージェントとは違う角度で求人を入手できる機会も望めるサービスです。
ビズリーチ公式サイト https://www.bizreach.jp/
ちゅうちゅう

リクルートエージェント』『doda』は大手だからまずオススメってことですね。転職エージェントは何社登録してもタダですしね。そのうえで、いろんな担当者と意見交換できるわけですし。

リアルリアル

どーだ、どーなんだ。)

10.転職エージェントを上手に使いこなすには?

ここからは、実際に『リクルートエージェント』『doda』『ビズリーチ』のいずれか、もしくは全て登録完了した後の話になります。
転職エージェントの担当者から、面談の誘いについての連絡が入ります。その後面談を行うわけですが、そこからの注意点をお伝えします。

仕事観や人生設計含め、転職エージェントに対しては、本音トークを心がけましょう。

転職希望者にとって、転職は人生を賭けた勝負です。そのため、転職エージェントとは最初から本音トークを行いましょう。隠し事はもちろん遠慮して本音を伝えないと、後から「お互い時間の無駄」になってしまいます。
求人企業との面接とは違い、転職エージェントは橋渡し役の立場になるため、「どんな会社を受けたいのか、どんな会社は受けたくないのか」「どんな仕事がしたいのか、どんな仕事はやりたくないのか」この辺は遠慮なく伝えてください。
言ってしまえば、転職エージェントにとって、転職希望者は「商品」という位置付けです。そのため、転職希望者がどんな人間なのか?もちろん初対面ですから知らないわけで、それを知ることによって、提示される求人の精度が高まります。あなたにとっても、求める求人情報以外は提示されたくないと思いますので、遠慮なく最初に本音を伝えておきましょう。
また、複数の転職エージェントを利用する場合、その旨も先に伝えておきましょう。そうすることで、他の転職エージェントに勝つために、あなたへの対応優先度が上がる可能性があります。

転職エージェントから紹介された求人情報に断りを入れる際は、次につながる断り方をしましょう。

転職エージェントとの面談時、もしくはその後日、転職エージェントからあなたの希望に合うと思われる求人情報の紹介を受けます。その際、「うーん、この会社か、あんまりいい話聞かないな。。」とか「うーん、この会社にはすごく入りたいんだけど、この仕事はちょっとな。。」と思う時が必ず訪れるでしょう。その際は、転職エージェント側の気持ちを踏まえ、以下のように次につながる断り方をしましょう。
  • 断りを入れる前に、その求人情報が自分に合うと、どの点で判断したのか聞いてみる。そのうえで、自分の希望に合わない点を伝えたうえで断りを入れる。
  • その会社で働いている(働いていた)知人や友人がいて、内情を聞いている限りどうしても興味が湧かない、と伝えたうえで断りを入れる。
※「ネット上での口コミを見て興味が持てない」というのは、現実性に乏しく、あまりおすすめできません。ただ、その際はその口コミ内容を伝えたうえで、実際はどうなのか聞いてみると良いでしょう。また、転職エージェントの担当者によっては、「口コミサイトは当てにならないし、見ない方がいいですよ。」とあなたに言ってくる場合もあります。そういった担当者に当たった場合は、担当者を変更してもらうことも視野に入れたうえで興味が湧かず断りたい、と意思を表示しましょう。
逆に、以下のような断り方はやめましょう
  • 理由を伝えることなく断りを入れる。
  • 最初の対面時ではなく、後日メールでの紹介があった場合、そのメールを無視して返信しない。
このような対応を行うと、その後紹介される求人がガクっと減ってしまうなど、担当者にとってのあなたの対応優先度が低くなってしまい損につながります。

転職エージェントから紹介された求人情報に興味を持った場合、その求人情報の背景を把握しましょう。

転職エージェントとの面談時、もしくはその後日、転職エージェントからあなたの希望に合うと思われる求人情報の紹介を受けます。その際、「お!これはぜひ受けてみたい!」という瞬間が訪れることがあるでしょう。その際は、転職エージェントに対して、あなたがその求人に興味を持っていることを伝えるとともに、併せて以下のように質問してみましょう。
  • なぜ中途社員が必要なのか(例、新しいポジションか、既存社員が辞めた埋め合わせか、業績向上による人員増強か、など)
  • いつ頃から募集しているのか。
  • 現時点で決まっていない理由は何なのか。
  • 面接に受かる人にはどんな傾向があるのか。逆に落ちる場合はどんな傾向があるのか。
このような確認を行い、得られた情報を書類選考・面接対策に反映することで、あなたの転職成功確率が高まることでしょう。

転職エージェントの担当者と合わない場合は、担当者変更を要求しましょう。

転職エージェントから求人情報の紹介が始まった後が一般的ですが、次のような場合は担当者に直接、担当者変更を依頼しましょう。
  • うまく付き合おうと努力を重ねたが、人間としての相性も含め自分とは合わない。
  • 見当違いの企業ばかり紹介してくる。
  • 求人情報について、担当者自身が詳細把握できていない。
  • メール返信等、対応がとても遅い。
転職エージェントにとっても、避けたいのはあなたが他の転職エージェントに逃げてしまうことです。そのため、その担当者に対して、思い切って担当者変更を依頼しましょう。
その際、注意点は以下のとおりです。
  • (これは必須です!)これまでサポートしてもらった感謝の気持ちを伝える。
  • 転職活動に慣れていないため不安が大きく、「他の担当者の意見も聞きたい」と伝える。要するに、その担当者に外れて欲しいのではなく、別の担当者の意見も聞きたいと伝える。
このように依頼すれば、悪い印象を与えることなく、スムーズな担当者変更につながるはずです。

主導権は転職エージェントではなく、あなたにあることをしっかり肝に銘じましょう。

これが一番重要なのですが、転職エージェントと面談を行い、その後コミュニケーションを続けていく中で、あなた自身の気持ちや担当者との相性によって、「何のために転職活動をしているのか」よく分からなくなってしまう場合があります。
転職エージェントは転職のプロとして、あなたと対等の立場で接してくることが多いです。ただ、中には「どんどん応募しないといつまでも決まりませんよ。多少希望と違ったとしても、まずは受けてみましょう」など、とにかく数をこなすよう促される場合もあります。
その際、転職エージェントに振り回されることなど決して無いよう「主導権は自分にある」ということを肝に銘じましょう「転職エージェントと上手に付き合う」というのは、「転職エージェントを上手に使いこなす」ということです。
決して高慢な態度を出してはいけませんが、「この転職希望者にはぜひ成功して欲しい!しっかり協力しよう!」と、気持ち良く仕事をしてもらうようにしましょう。担当者もあなたと同じ人間です。「最低限のビジネスマナーを守る」「約束は守る、できない約束はしない」「なるべく早めの対応を心がける」など、普段の仕事と同様の感覚で接しておけば間違いないと言えるでしょう。
ちゅうちゅう

転職エージェントはあなたの味方なので、本音で接しつつ協力してもらうためにきちんとビジネスライクに付き合えば何の問題もないってことですね。

リアルリアル

(お頼み申します!)

ここまで読んでいただいた、あなたに
Apple Japanへの転職について、必要な情報は全て提示しました。
転職人気企業ですが、部署によっては激務だったりと、部署単位で満足度が異なる企業という側面もあります。会社としてだけで判断するのではなく、実際どんな環境で働くのか、部署レベルまで落とし込んだ情報収集を行い、そのうえでチャレンジしてみることを強くおすすめします。
Apple Japanへの転職に成功するために抽出した転職エージェント
転職が実現した後、どんな人生を描けるかが本当の勝負です。
「この会社に転職してみて、確かに大変なところもあるけど、それはある程度事前に知っていたことだ。決めたのは自分なんだから頑張って続けよう。」
そういった転職が実現できるよう、少しでも力になれましたら光栄です。
ちゅうちゅう

Apple Japan攻略がんばりましょう!

リアルリアル

(ごちそうさまでした!)