このページでは、バンダイへの転職について、どうしたら正確な情報を得られるか、そのうえで転職したいと思ったらどう対処すべきか、現役エージェントの知見から、バンダイへの転職について触れたいと思います。
このように応募倍率が高くバンダイに転職するのは簡単ではありませんが、中途採用には積極的なようです。2022年度の中途採用比率は38%となっており、「同魂異才」のポリシーのもと、多種多様な人材を求めています。
職種によっては漫画・アニメ・キャラクター等への熱い気持ちが必要ですが、応募要件とスキルが合致すれば、そこまでキャラクターなどに詳しくなくても問題ない職種もあります。転職エージェントを利用すると、キャリアアドバイザーと確認しながら応募できるので自分の希望に合った職種に応募することができ、ミスマッチを減らすことができます。積極的に利用してみてはいかがでしょうか。
2.バンダイへの転職についての所見まとめ
次章以降で詳細について触れますが、バンダイへの転職についての所見をまとめます。
転職を考える際、押さえるべきバンダイの特徴
- IP(キャラクターなどの知的財産)を軸に、玩具、カプセルトイ、カード、食品、アパレル等を展開。
- 家族持ちに優しく、出産子育て支援金制度がある。
- 商品企画、営業、マーケティング、プラモデル関連職などの求人がある。
- 文理関係なく様々なバックグラウンドを持った、創造性に溢れる人材を求めている。
- ここ数年で労働時間はだいぶ改善されてきている。
- 給与はボーナスの占める割合が高く、部署の業績によっては高額報酬が手に入る。
バンダイへ転職するために、押さえておくべきポイント
- エンタメ業界に興味があること、漫画・アニメ・キャラクター等が好きであることを望まれる職種もあるので、応募の際に注意が必要。
- 一般に公開されていない求人を知るためにも、転職エージェントを使うのがおすすめ。
3.バンダイってどんな会社?
項目 |
内容 |
会社名 |
株式会社バンダイ |
代表者 |
代表取締役社長 竹中 一博 |
本社所在地 |
東京都台東区駒形1-4-8 |
設立 |
1950年7月5日 |
資本金 |
100億円(2024年4月1日現在) |
主な事業内容 |
玩具、カプセルトイ、カード、食玩・菓子・食品、アパレル、生活用品などの企画・開発・製造・販売。 |
従業員数 |
904名(2024年3月1日現在) |
事業内容
バンダイは、バンダイナムコグループのトイホビー事業を担う主要会社で、IP(キャラクターなどの知的財産)を軸に玩具、カプセルトイ、カード、食玩・菓子・食品、アパレル、生活用品・化粧品・雑貨など幅広い領域で事業を展開しています。2018年にはハイターゲット向け事業強化のため「BANDAI SPIRITS」を設立し、プラモデル、フィギュア・ロボット、キャラクターくじなどをグローバルで展開しています。
今後の事業展開
2022年にスタートしたバンダイナムコグループの3カ年の中期計画は、グループの強みであるIP軸戦略を核としています。仮想空間の中でIPを軸に幅広いエンターテインメントを楽しむことができる「IPメタバース」の開発、世界の各地域のIP創出育成、3年間で計400億円の戦略投資などにより、持続的な成長を目指します。海外事業については組織再編や各事業の拠点集約などを行い、中期計画最終年度にグループの海外売上高比率を 35%まで高めることを目標としています。
海外展開
バンダイナムコグループは北米と中国内地を重点地域として海外展開を強化しており、2023年3月期の海外売上高比率は28.5%まで拡大しました。動画配信サービスの拡大により、世界中でアニメを中心としたIPの人気が高まり、関連する市場規模は年々拡大しています。今後もIPの魅力を活かした商品をグローバルに展開し、できるだけ早期に海外売上高比率を50%まで引き上げることを目指しています。
4.バンダイの現役社員・元社員からの評判は?(口コミ)
項目 |
コメント |
給与・福利厚生 |
- 年収の変動が大きい。
- 年収のうち、ボーナスの割合が大きい。
- ボーナスは部署の業績に連動。
- 財形貯蓄、持株会、カフェテリアプランなどがある。
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ワークライフバランス |
- 事業部によって大きく異なる。
- 有休が取りやすい。
- 休日出勤が多いが、代休はしっかり取れる。
- 自分の裁量で緩急つけて働ける。
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社風 |
- 体育会系なところがある。
- コミュニケーション能力に優れた人が多い。
- 若い社員が多く、自由な雰囲気。
- セクショナリズムが強い。
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成長機会・キャリア開発 |
- ゼネラリストを育成する方針。
- やりたいことを積極的にやれる土壌がある。
- この会社でないと携われないことが沢山ある。
- 権利関係の調整力が身につく。
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入社後のギャップ |
- クリエイティブより商社のようなイメージ。
- 所属する部の業績で年収が大きく変わる。
- 思った以上に体育会系。
- ある程度は、キャラクターの知識や愛着が必要。
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退職検討理由 |
- 仕事が忙しく疲れた。
- 異動があり、自分の目指す方向性とずれが生じた。
- 中途採用だと部長以上になるチャンスが少ない。
- 40代になると居場所がない。
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ワークスタイル |
- フレックス制度がある。
- 在宅勤務(テレワーク/リモートワーク)が利用可能。
- 時短勤務制度がある。
- 本社横に保育所を誘致。
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給与・福利厚生
基本給はそれほど高くないが、賞与の額が大きいようです。賞与は個人業績よりも所属部署の業績に大きく左右されるので、不公平感があるという意見がありました。ヒットコンテンツが出るかどうかで年収が大きく変わるようです。ただ、2022年より賞与が年一回になり、その代わりに基本給がアップしたという口コミがありました。
福利厚生は、一般的なものは大体揃っているようですが、住宅補助はないようです。また、バンダイは家族持ちに手厚く、第一子・二子は30万円、第3子以降は300万円もらえる出産子育て支援金制度があります。
ワークライフバランス
部署や職種、担当キャラクターによってもワークライフバランスは大きく異なるという意見がありました。また、週末にイベントや店舗回りなどがあり、土日に出勤することがあるようです。その他、好きで長時間労働している若手が多く、仕事と趣味の線引きが曖昧になっているという声もありました。
社風
体育会系の雰囲気があるようで、社内向けイベントでは新人が遅くまで準備をしている、仕事以上のモチベーションが求められるなどの口コミがありました。また、事業部により雰囲気が異なるようです。セクショナリズムが強く、部署をまたいだプロジェクトは困難であるという意見がありました。玩具会社としては大手なので保守的な部分があり、基本的にはトップダウンで尖った企画は通りにくいなどの声も見られました。
成長機会・キャリア開発
ゼネラリストを育てる方針であるという口コミが多かったです。会社がプロデューサー的な位置づけにある為、専門職よりゼネラリストとしての経験がないと一定以上の昇進は難しいという意見もありました。また、バンダイナムコグループとしてエンタメ業界を広くカバーしており、興味があれば選択肢を多く持てるという声もありました。
入社後のギャップ
思ったより日系企業的な面が強くトップダウンの風土がある、上へのアピールができる人の企画が評価されるという意見がありました。また、もっとクリエイティブなことをしているのかと思ったら、どちらかと言うと商社のような仕事がメインだったという声がありました。その他、バンダイはゼネラリストを育てる方針である為、必ずしも希望の部署にずっと居られるわけではないことを認識しておいた方が良いという口コミがありました。
退職検討理由
専門職として入社したが、事業部異動でゼネラリストとしての方向性を示唆された為、退職を検討したという口コミがありました。また、バンダイは若手に機会を与える社風があり、40代半ば以降はどんどん役割が限定されて会社に居づらくなるという声も多かったです。定年まで働いている人が少なく、長期のキャリアプランが描きにくいという意見もありました。
ワークスタイル
在宅勤務(テレワーク/リモートワーク)は週に何回か利用可能なようです。業務内容的にフルリモートではなく、出社を混ぜながらの勤務スタイルが多いようです。フレックス制度はコアタイムありのようですが、育児フレックス制度などもあり、子育てしながらも働きやすい環境であるという声がありました。
ちゅう
年収のうち、業績連動する賞与の占める割合が大きく、担当コンテンツによってはかなり高額な報酬が貰えることもあるようです。
リアル
5.バンダイは、転職者に対してどんな人材を求めている?
募集職種
中途採用で募集中の職種は、商品企画、システムディレクター、営業、マーケティング、知的財産、プラモデル関連職など多岐にわたっています。現時点では幅広い職種で募集しているようです。バンダイとBANDAI SPIRITSの両方の募集を同一サイトにて行っています。カード事業部、プラモデルの企画・開発・生産に関する求人が多くあります。
求める人材
- バンダイではどんな職種でもアイデアが求められる為、自分をさらけ出すことを厭わず自分の想いをプレゼンし、周囲を巻き込むことができるような人材を求めている。
- 他の業界や職種で培った経験が新たな発想を生むと考えており、多種多様な集団であることを望んでいる。
- 職種によっては、漫画やアニメ等が好きで様々なキャラクターについての知識が豊富な人材を求めている。
私たちは、同じ想いを持った多種多様な集団でありたい
という願いを「同魂異才」という言葉に込めています。
商品・サービスをお届けしたいお客さまが多様であるように
働く社員も個性豊かな面々です。
商社、マスコミ、コンサル、金融、広告代理店など、
転職された方の多くが、異なる業界出身で、
入社後も前職の経験を活かして活躍されています。
世界に向けて「夢・遊び・感動」を届けたい、
そんな熱い想いを持った方のご応募をお待ちしております。
引用元: バンダイ採用情報ページ
バンダイの採用情報ページには、中途社員の方のインタビューや職種紹介が載っています。どこの部署の社員が、日頃何を考え、どのように仕事に取り組んでいるのか、人間性も含め感じることができるでしょう。あなたが興味のある事業に取り組む社員の方の意見は、書類・面接対策においても必ず目を通しておきましょう。
給料(年収)
平均年間給与:1,057万円 (2023年3月31日現在)
平均年齢:46.8歳(2023年3月31日現在)
平均勤続年数:19.1年(2023年3月31日現在)
バンダイの平均年収は、株式会社バンダイナムコホールディングスの情報です。
労働時間
平均残業時間:26~33時間/月
同じ会社でも玩具、食品、アパレルと取り扱う商品が全く異なる為、労働時間は部署による差が大きいようです。開発系は残業が多めで、企画系はイベント出勤、商戦期の店舗応援など休日出勤が多いという情報がありました。かつては非常に残業の多い会社でしたが、ここ数年でだいぶ労働時間は改善されてきているという口コミが多かったです。
ちゅう
現時点では幅広く募集しているようです。バンダイは、異業界・異業種で経験したことに大きな価値があると考えているようなので、他業界から転職を考えている方にも大いにチャンスがありそうですね。
リアル
6.バンダイの求人情報にはどんな傾向がある?
転職サイトを各種調べたところ、営業、商品企画、販促・PR、社内SE、品質管理、プロダクトデザイナー等の求人がありました。その求人を調べると、以下の傾向があります。
- 異業種出身者を歓迎している求人が多い。
- プラモデル関連職は契約社員での募集となっていて、勤務地は静岡である。
- 職種によっては、キャラクターやエンターテインメントビジネスへの理解、興味が高いことが求められる。
ただ、これはあくまで一般に公開されている求人であり、非公開の求人というものがある可能性があります。
例えば、転職エージェントの
dodaの場合、
非公開求人が公開求人の3倍以上の規模に上るため、
dodaの
非公開求人の方には他の技術系・事務系職種も含まれている可能性があります。
ちゅう
幅広い職種で募集があるようですが、隠れ求人の存在は気になるところです。
リアル
7.バンダイの選考対策
バンダイの面接では、一般的な質問と共に、自身のエンタメについての質問が多くされるようです。バンダイは幅広い事業領域を持っていますが、やはりメインはIPを軸とした玩具類です。幼少期から振り返り、自分にとってのエンタメは何なのか、どのような部分に興味があるのかをしっかり答えられるようにしておきましょう。
また、コミュニケーション能力が重視されていると感じた、という口コミがいくつかありました。複数関係者とのコミュニケーションや調整が必要な職種もあるので、そのような能力をアピールできるようなエピソードを用意しておくと良いと思います。
選考ステップ
バンダイの選考ステップは、以下のように進みます。詳細に見ていきましょう。
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応募・書類選考
バンダイの応募方法は大まかに言って、公式サイトから直接自分で応募するか、転職サイト・転職エージェント経由で応募するか二通りの方法があります。バンダイの求人は転職エージェントにもかなり多くあるので、転職エージェント経由での応募がおすすめです。
人気企業の場合、書類選考の段階で厳しい戦いになります。まずはこの関門を突破しないと先に進めませんので、転職のプロの手を借りてきっちり書類を仕上げたほうが安心です。
職務内容によって、バンダイに勤務なのかBANDAI SPIRITSへの出向・常駐勤務となるのか分かれるので、応募前によく確認することをおすすめします。
テストセンター受検
人事部選考に合格後、テストセンターにてSPIを受検します。クリエイション部(プラモデル企画・開発・生産)は書類選考に合格後、SPIの受検になります。就活以来、久々のSPIという方も多いかもしれませんね。Webや書籍等で様々な対策ができますので、本番前に一度、目を通しておきましょう。
面接
基本的に人事部選考、部門選考、役員選考の流れで、すべて対面にて面接が行われますが、クリエイション部(プラモデル企画・開発・生産)は人事部選考がオンラインで行われます。
質問自体はオーソドックスなものが多く、履歴書と職務経歴書の深掘りがメインのようです。自身の経験や強みなどを整理し、過去の職務経歴を詳細に話せるようしっかりと準備しておきましょう。
実際に、以下のような質問がされたようです。
- あなたらしさが伝わるエピソード。
- 最近よく使うアプリは何か。
- あなたの意外な一面。
- 好きなキャラクター、コンテンツは何か。
- あなたにとってのエンタメとは何か。
- 幼少期や今現在、興味のあるエンタメやIPはあるか。
- 商品の悪い点、オンラインサイトで改善した方が良いと思う点はあるか。
- これまでの仕事で1番の成果は何か。
- 入社後実現したいこと、キャリアパスについて。
- これまでのモノづくり経験、前職でかかわった商品。
- 最近のエンタメについて。
一般的な質問と共に、「あなたにとってのエンタメ」に関する質問が多くされるようです。幼少期から現在まで、どのようにエンタメに関わってきたのか、どんな部分が好きなのかエピソードを交えて話せるよう考えておきましょう。
ただ、職種によっては特にエンタメに詳しくなくても選考に影響は出ないようです。キャラクターについて全く詳しくなかったが、職歴と会社側のニーズが合致したので選考において問題なかったという口コミがありました。
その他、海外営業などでは英語話者との英語面接があるようです。職種によっては中国語など英語以外の語学力も歓迎されるので、語学力のある方はぜひアピールしましょう。
選考の口コミ
マーケティング
自身の考えるエンタメについて聞かれるので、準備しておくと良い。
システム・ソフトウェア関連職
コミュニケーション能力がジャッジポイントだったと思う。
機械・機構設計
職務経歴の深掘りが多く、就活でよく聞くような変わった質問はほとんどされなかった。
研究・開発
ものづくり経験が重視されていた。何かを作ったり設計したりした経験があると好印象。
バンダイの面接は、特に圧迫面接のようなものではなく一般的な面接の雰囲気のようです。全体的に和やかな雰囲気で雑談形式にて進み、非常にカジュアルだったという口コミもありました。一次面接は人事部と1対1で行われ、面接官の人数が多くないので圧迫感や緊張感が少ないようです。
8.バンダイへの転職を成功させるには?
ここまで読んで、バンダイへの転職意欲は高まりましたか?
バンダイに転職する方法で一番おすすめしたいのは、転職エージェントの活用です。
※転職エージェントとは?
「エージェント」というのは、いわゆる「代理人」です。転職エージェントは、転職希望者と中途採用の求人を出している企業とをつなげるのが役割です。転職エージェントは、採用が成功した場合に企業から手数料がもらえるので、転職希望者からはお金をもらいません。そのため無料で利用できるサービスです。これらのサービスは、サイト上で登録をすると転職エージェントの方から面談の誘いがメールで来ます。そのうえで日程を調整してその転職エージェントの企業に訪問し、面談を行います。面談では、「具体的に転職を考えているのか」「なぜ今の会社を辞めようと思っているのか」「どういった会社に移りたいと思っているのか」というような質問があり、それに答えていくかたちになります。転職エージェントに登録する転職希望者は、「一刻も早く転職したい」という人もいれば、「特にまだ転職は考えていないが、良い求人があれば転職したい」など様々な思いを抱いています。そのため、面談で「具体的に転職を考えているのか」という質問に対して、「今は情報収集している段階です。」と答えても、まずイヤな顔はされないと思って大丈夫です。
では、バンダイに転職する場合に転職エージェントを活用すべき理由ですが、以下4点です。
- 一般には公開されていない、バンダイの求人情報について入手できる可能性がある。
- 書類選考・面接について、バンダイに特化した対策を行ってもらえる。
- 年収など、求人企業との待遇面の交渉について代行してもらえる。
- 転職後に実際に配属される部署の実態について、詳しい情報を教えてもらえる。
一般には公開されていない、バンダイの求人情報について入手できる可能性がある。
例えばdodaの場合、サイト上で公開されている求人の3倍以上もの非公開求人を取り扱っています。
※転職エージェントはなぜ全ての求人を公開しないのか?
転職エージェントは全ての求人を公開しない、というよりは公開できないのです。これはなぜかと言うと、企業は人ありきとよく言われますが、あくまでビジネスあってこその人と言うこともできます。要するに、既存ビジネスの強化・新規ビジネスの創出を行うために人が必要なのです。そのため、特に新規ビジネスについては、開始する前、もしくは開始して間もなくは他社にそのことを知られたくありません。中途採用の募集を行ううえでも、自社のサイトはもちろん、転職サイトにもその情報を載せたくないのです。そうすると、転職エージェントにそのような中途採用求人が集まることになります。なぜ転職エージェントなのかと言うと、転職希望者個人と対面する必要があり、情報をオープンにする必要が無いからです。ちなみに、公開されている求人と比べて、戦略的な採用という色が濃いため年収やポジションも好条件のものが多いのが一般的です。
転職エージェントの大手であればあるほど、バンダイの非公開求人も取り扱っています。
あなたのような転職希望者の適性に応じて提示してくれますし、適性に合う求人が無い場合でも、バンダイに対して適性に合う求人が無いか、あなたを売り込みに行ってくれることもあります。
そのため、バンダイのサイトや転職サイト・転職エージェントのサイト上の求人を見て、自分に合う求人が無い場合には、非公開で取り扱いが無いか、転職エージェントに尋ねてみることをおすすめします。
書類選考・面接について、バンダイに特化した対策を行ってもらえる。
転職エージェントは、過去に多くの転職希望者の転職を実現させているため、転職人気企業であればあるほど、その機会に多く携わっています。そのため、選考スタイルや選考プロセスについて熟知しており、ノウハウが豊富です。
どんな人なら受かって、どんな人なら落ちてしまうのか。面接でどういう質問がされ、それにどう答えれば受かり、落ちる場合は答え方がまずかったのか、答える内容自体が間違っていたのか。そのような過去実績に基づく膨大なデータを保有しています。
その根拠データやノウハウを用いて、バンダイの書類選考を突破するために、職務経歴書上でどんな内容をどんな風にアピールした方が良いのか、面接の段階では想定される複数の質問に対して、どう答えた方が良いのか、サポートしてもらえます。
さらに、面接担当者にはどんな傾向があるのか(結論から論理立てて話すようにしないと、60分の面接でも30分で終わってしまうなど。。)、求人情報ではまず触れられるはずのない情報も持っているため、転職サイトや企業サイトから応募するよりも圧倒的に有利に進められます。
なお、これは意外だと思いますが、このように転職エージェントは転職人気企業ほどパイプが太いため、仮に採用企業側が面接であなたを落とすと判断した場合でも、掛け合ってくれて通過させてくれることもあったりします。
基本的に、面接については終了後に転職エージェントに「面接終了しました。」と電話連絡を入れるステップがあります。その際、「おつかれさまでした。面接はいかがでした?」と面接の苦労を労ってもらえるとともに、「うまく答えられなかった質問はありましたか?」など丁寧にフォローを入れてくれます。その内容をもって、転職エージェントはあなたの代理となり、その後採用企業側にフォローを入れてくれるのです。
ただ、全ての転職エージェントがそういった対応を行ってくれるわけではありません。転職エージェントは良いところだけを選ぶようにしましょう。
年収など、求人企業との待遇面の交渉について代行してもらえる。
転職するうえで、重要なものの1つは年収でないでしょうか。 年収については、残業の有無と同様に面接で質問することは難しいと思います。
「年収〇万円以上」「年収〇万円~〇万円」という求人情報がほとんどですが、転職エージェントは、転職希望者の適性と過去の転職成功者の適正をマッチングして、「この人なら年収〇万円だろう」などとあたりをつけます。そのうえで、最終面接、もしくはその後に企業から実際の金額について転職エージェントに連絡が入ります。
その段階で、前もってあなたが事前に伝えていた金額よりも低ければ企業側と交渉してくれます。さらに、もしあなたが事前に伝えていた額と同等であった場合でも、それより高くならないか、掛け合ってくれるのです。
これは直接応募ではまず不可能なことだと思うので、転職エージェントに頼りましょう。
転職後に実際に配属される部署の実態について、詳しい情報を教えてもらえる。
これまで見ていただいたとおり、会社自体の情報は事前に仕入れることができても、実際に配属される部署についての情報を仕入れることは不可能に近い、というか不可能でしょう。
一緒に働くうえで、その部署の上司・同僚のタイプや新卒中途・男女の比率、他の関連部署との力関係、会社の中での位置づけなど、事前に知っておくことに越したことはありません。転職エージェントはそういった情報も保有していますので、気になることはどんどん聞いてみましょう。
併せて、気になった会社については、いろいろ悪い口コミ情報などもネットなどで見かけることがあるでしょう。そういった口コミ情報が正しいのか、間違っているのかについても、聞いてみるのが良いでしょう。
ちゅう
そもそも自分に合った会社なのか、合う場合、受かるためにどうしたら良いか、転職エージェントを味方につけるのが効率的ですね。
リアル
9.バンダイへの転職で、おすすめの転職エージェントは?
転職エージェントは有名な会社だけでも10社近くあります。
実際相手にする担当者との相性含め、当たり外れが多いのが実際のところです。登録や面談の手間、日ごろの電話・メール対応も考えると、どの転職エージェントと付き合うかについては、失敗は許されないと言っても過言ではありません。
バンダイに転職するために登録すべき転職エージェントを、以下の観点で選びました。
- バンダイの求人について、取り扱い実績がある。
- バンダイへの転職をサポートできるノウハウを持っている。
- バンダイ以外の求人情報についても豊富に保有しており、そのような求人についても成功までサポートするノウハウを保有している。
これらの要素が全て当てはまる、具体的におすすめしたい転職エージェントは以下4社です。 登録自体は2~3分で済みます。無料なので費用面のリスクもありません。
|
登録すべきか |
特徴 |
リクルートエージェント |
◎ |
業界最大手。バンダイへの転職サポート実績多数。 |
doda |
◎ |
業界2番手。バンダイへの転職サポート実績多数。提案力に強み。 |
ビズリーチ |
〇 |
ダイレクトリクルーティングが活発で、職務経歴書が目につけば人事担当者が連絡してくる可能性あり。 |
ただ、この2社については最大手でもあり、他の転職希望者も多数抱えるため、対応スピードなどサポートに満足が行かない場合もあるかもしれません。それも踏まえ、『
ビズリーチ』も登録しておく方が良いでしょう。
ちなみに、登録完了後、転職エージェントから連絡が来るタイミングはマチマチです。早いところもあれば遅いところもあります。一方で、登録する内容については転職エージェントによる違いはほとんど無く、同じ作業の繰り返しです。
そのため、登録するエージェントが決まったら、一気にまとめて登録してしまう方が効率的です。
各社の特徴は、以下のとおりです。
リクルートエージェント|業界最大手・求人企業からの圧倒的な信頼度
若手からベテランまで、幅広いユーザーの転職サポート実績があります。
業界最大手のため、バンダイへの転職実績は多数あり、以下のメリットがあります。
- バンダイへの転職実績が多数あり、転職希望者へのサポートノウハウが豊富
- バンダイ側からの信頼も厚く、非公開求人の充実につながっている。
バンダイへの転職に一番直結する転職エージェントと言えるでしょう。
doda|業界No.2・転職希望者に対する高い提案力
『
doda』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する業界No.2の転職エージェントです。
若手からベテランまで、幅広いユーザーの転職サポート実績があります。 非公開求人は8万件、登録者数は370万人の規模に上ります。 拠点は全国に10カ所(※)あります。 ※東京、札幌、仙台、横浜、名古屋、大阪、京都、兵庫、広島、福岡
おすすめの求人を紹介してくれる段階になると、結構絞って紹介してくれます。 また、求人企業とのやりとりは担当が別なので、求人について細かい質問をした時など、その場で回答をもらえないこともあります。当然後からきちんと回答はもらえますので、聞きたいことは遠慮せずに聞いておくべきです。
転職希望者のニーズを掘り下げてくれるため、面談時間も2時間ぐらい見ておいた方が良いでしょう。
ビズリーチ|企業の採用担当者からダイレクトリクルーティングに強み
『
ビズリーチ』は、人材系ベンチャーのビズリーチが運営する転職支援サービスです。
特徴的なのは、ダイレクトリクルーティングという概念を日本にもたらした第一人者的な存在というところです。数多くの転職希望者のデータを求人企業に公開、転職エージェントなどを通さずに企業側が直接転職希望者にアプローチできる、画期的な取り組みです。この方法を取り入れる企業は拡大する一方のようです。なお、ダイレクトリクルーティングだけではなく、多数のヘッドハンターも利用するサービスのため、転職エージェントとは違う角度で求人を入手できる機会も望めるサービスです。
リアル
10.転職エージェントを上手に使いこなすには?
ここからは、実際に『
リクルートエージェント』『
doda』『
ビズリーチ』のいずれか、もしくは全て登録完了した後の話になります。
転職エージェントの担当者から、面談の誘いについての連絡が入ります。その後面談を行うわけですが、そこからの注意点をお伝えします。
仕事観や人生設計含め、転職エージェントに対しては、本音トークを心がけましょう。
転職希望者にとって、転職は人生を賭けた勝負です。そのため、転職エージェントとは最初から本音トークを行いましょう。隠し事はもちろん遠慮して本音を伝えないと、後から「お互い時間の無駄」になってしまいます。
求人企業との面接とは違い、転職エージェントは橋渡し役の立場になるため、「どんな会社を受けたいのか、どんな会社は受けたくないのか」「どんな仕事がしたいのか、どんな仕事はやりたくないのか」この辺は遠慮なく伝えてください。
言ってしまえば、転職エージェントにとって、転職希望者は「商品」という位置付けです。そのため、転職希望者がどんな人間なのか?もちろん初対面ですから知らないわけで、それを知ることによって、提示される求人の精度が高まります。あなたにとっても、求める求人情報以外は提示されたくないと思いますので、遠慮なく最初に本音を伝えておきましょう。
また、複数の転職エージェントを利用する場合、その旨も先に伝えておきましょう。そうすることで、他の転職エージェントに勝つために、あなたへの対応優先度が上がる可能性があります。
転職エージェントから紹介された求人情報に断りを入れる際は、次につながる断り方をしましょう。
転職エージェントとの面談時、もしくはその後日、転職エージェントからあなたの希望に合うと思われる求人情報の紹介を受けます。その際、「うーん、この会社か、あんまりいい話聞かないな。。」とか「うーん、この会社にはすごく入りたいんだけど、この仕事はちょっとな。。」と思う時が必ず訪れるでしょう。その際は、転職エージェント側の気持ちを踏まえ、以下のように次につながる断り方をしましょう。
- 断りを入れる前に、その求人情報が自分に合うと、どの点で判断したのか聞いてみる。そのうえで、自分の希望に合わない点を伝えたうえで断りを入れる。
- その会社で働いている(働いていた)知人や友人がいて、内情を聞いている限りどうしても興味が湧かない、と伝えたうえで断りを入れる。
※「ネット上での口コミを見て興味が持てない」というのは、現実性に乏しく、あまりおすすめできません。ただ、その際はその口コミ内容を伝えたうえで、実際はどうなのか聞いてみると良いでしょう。また、転職エージェントの担当者によっては、「口コミサイトは当てにならないし、見ない方がいいですよ。」とあなたに言ってくる場合もあります。そういった担当者に当たった場合は、担当者を変更してもらうことも視野に入れたうえで興味が湧かず断りたい、と意思を表示しましょう。
逆に、以下のような断り方はやめましょう。
- 理由を伝えることなく断りを入れる。
- 最初の対面時ではなく、後日メールでの紹介があった場合、そのメールを無視して返信しない。
このような対応を行うと、その後紹介される求人がガクっと減ってしまうなど、担当者にとってのあなたの対応優先度が低くなってしまい損につながります。
転職エージェントから紹介された求人情報に興味を持った場合、その求人情報の背景を把握しましょう。
転職エージェントとの面談時、もしくはその後日、転職エージェントからあなたの希望に合うと思われる求人情報の紹介を受けます。その際、「お!これはぜひ受けてみたい!」という瞬間が訪れることがあるでしょう。その際は、転職エージェントに対して、あなたがその求人に興味を持っていることを伝えるとともに、併せて以下のように質問してみましょう。
- なぜ中途社員が必要なのか(例、新しいポジションか、既存社員が辞めた埋め合わせか、業績向上による人員増強か、など)
- いつ頃から募集しているのか。
- 現時点で決まっていない理由は何なのか。
- 面接に受かる人にはどんな傾向があるのか。逆に落ちる場合はどんな傾向があるのか。
このような確認を行い、得られた情報を書類選考・面接対策に反映することで、あなたの転職成功確率が高まることでしょう。
転職エージェントの担当者と合わない場合は、担当者変更を要求しましょう。
転職エージェントから求人情報の紹介が始まった後が一般的ですが、次のような場合は担当者に直接、担当者変更を依頼しましょう。
- うまく付き合おうと努力を重ねたが、人間としての相性も含め自分とは合わない。
- 見当違いの企業ばかり紹介してくる。
- 求人情報について、担当者自身が詳細把握できていない。
- メール返信等、対応がとても遅い。
転職エージェントにとっても、避けたいのはあなたが他の転職エージェントに逃げてしまうことです。そのため、その担当者に対して、思い切って担当者変更を依頼しましょう。
その際、注意点は以下のとおりです。
- (これは必須です!)これまでサポートしてもらった感謝の気持ちを伝える。
- 転職活動に慣れていないため不安が大きく、「他の担当者の意見も聞きたい」と伝える。要するに、その担当者に外れて欲しいのではなく、別の担当者の意見も聞きたいと伝える。
このように依頼すれば、悪い印象を与えることなく、スムーズな担当者変更につながるはずです。
主導権は転職エージェントではなく、あなたにあることをしっかり肝に銘じましょう。
これが一番重要なのですが、転職エージェントと面談を行い、その後コミュニケーションを続けていく中で、あなた自身の気持ちや担当者との相性によって、
「何のために転職活動をしているのか」よく分からなくなってしまう場合があります。
転職エージェントは転職のプロとして、あなたと対等の立場で接してくることが多いです。ただ、中には「どんどん応募しないといつまでも決まりませんよ。多少希望と違ったとしても、まずは受けてみましょう」など、とにかく数をこなすよう促される場合もあります。
その際、転職エージェントに振り回されることなど決して無いよう「主導権は自分にある」ということを肝に銘じましょう。「転職エージェントと上手に付き合う」というのは、「転職エージェントを上手に使いこなす」ということです。
決して高慢な態度を出してはいけませんが、「この転職希望者にはぜひ成功して欲しい!しっかり協力しよう!」と、気持ち良く仕事をしてもらうようにしましょう。担当者もあなたと同じ人間です。「最低限のビジネスマナーを守る」「約束は守る、できない約束はしない」「なるべく早めの対応を心がける」など、普段の仕事と同様の感覚で接しておけば間違いないと言えるでしょう。
ちゅう
転職エージェントはあなたの味方なので、本音で接しつつ協力してもらうためにきちんとビジネスライクに付き合えば何の問題もないってことですね。
リアル
ここまで読んでいただいた、あなたに
バンダイへの転職について、必要な情報は全て提示しました。
転職人気企業ですが、部署によっては激務だったりと、部署単位で満足度が異なる企業という側面もあります。会社としてだけで判断するのではなく、実際どんな環境で働くのか、部署レベルまで落とし込んだ情報収集を行い、そのうえでチャレンジしてみることを強くおすすめします。
バンダイへの転職に成功するために抽出した転職エージェント
転職が実現した後、どんな人生を描けるかが本当の勝負です。
「この会社に転職してみて、確かに大変なところもあるけど、それはある程度事前に知っていたことだ。決めたのは自分なんだから頑張って続けよう。」
そういった転職が実現できるよう、少しでも力になれましたら光栄です。
ちゅう
リアル