

カルビーに転職したい方向けの記事です。ちょっと長いですが、読んで損はないはずです。

(カルビー。うおォンうおォン。)
1.カルビーへの転職についての所見まとめ
次章以降で詳細について触れますが、カルビーへの転職についての所見をまとめます。
転職を考える際、押さえるべきカルビーの特徴
- 「かっぱえびせん」などで有名な製菓会社であり、スナック菓子・シリアルの国内シェアトップ。
- 風通しが良く穏やかで、純日本企業の風土がある。
- 福利厚生は、必要なものは一通り揃っている。
- 現時点で公開されている求人はない。
- 自ら学びチャレンジするような、自立的実行力のある人財を求めている。
- プライベートの時間をとりやすく、ワークライフバランスは調整しやすい。
- 給与は同業他社に比べて高水準であり、会社の業績がよければ従業員にも恩恵がある。
カルビーへ転職するために、押さえておくべきポイント
- 本社と本社以外で、残業時間に差があるようなので注意が必要。
- 一般に公開されていない求人を知るためにも、転職エージェントを使うのがおすすめ。
2.カルビーってどんな会社?
項目 | 内容 |
---|---|
会社名 | カルビー株式会社 |
代表者 | 代表取締役社長 兼 CEO 伊藤 秀二 |
本社所在地 | 東京都千代田区丸の内1-8-3丸の内トラストタワー本館22階 |
設立 | 1949年4月30日 |
資本金 | 12,044百万円(2019年3月31日現在) |
主な事業内容 | 菓子・食品の製造・販売。 |
従業員数 | 単体:1,735名 連結:3,763名(2019年3月31日現在) |
事業内容
1964年、生のえびを小麦生地に練りこんだ画期的スナック「かっぱえびせん」が全国で大ヒットし、カルビーは一躍有名になりました。現在では、スナック菓子・シリアルの国内シェアトップを誇っています。
サッポロポテト、じゃがりこ、ポテトチップスクリスプやフルーツグラノーラなどの人気商品があり、ポテトチップスの年間国内生産量は19.8億袋にも上ります。
今後の事業展開
カルビーは、2020年3月期~2024年3月期までの中期経営計画を策定しており、事業として注力すべき3つの課題を挙げています。
- 国内既存事業
- 海外事業
- 新規事業
国内既存事業では、菓子というジャンルに留まらずカラダ思いの軽食「fine snack」を展開すること、フルグラブランドの強化によるシリアル事業の拡大などを重点課題としています。
海外事業では、北米・中華圏・英国・インドネシアを海外重点4地域と定め、これらの地域での収益基盤を確立すること、新規事業では、馬鈴しょ事業の拡大によって、惣菜や中食等の食領域に事業を拡げることを重点的に行うとしています。
海外展開
カルビーの成長戦略における重要課題の一つに、海外事業の拡大があります。2017年には11.5%であった海外売上比率を、近い将来30%以上にすることを目指しています。
カルビーは“分権化”を進めており、新規事業立ち上げ後は、事業成長に合わせた支援を日本から続けながら、基本的に現地の従業員に任せるビジネススタイルをとっています。
現在、北米、中国、韓国、タイ、香港、台湾、インドネシア、フィリピン、シンガポール、英国、オーストラリアで事業を展開しており、今後は欧州、そしてアジア広域などへの市場拡大を目標としています。
3.カルビーは、転職者に対してどんな人材を求めている?
募集職種
現時点で、キャリア採用の募集は行っていないようです。
求める人材
カルビー採用情報ページには、“かっぱえびせんストーリー”としてカルビーの考え方の礎が紹介されています。
『“未利用の食料資源を活用する”。これは、これまでたくさんの商品を発売してきたカルビーが貫く、一つの考え方です。 ~中略~ 発売から50年目を迎える『かっぱえびせん』。ひらめきと挑戦を繰り返し革新を起こし続けた松尾孝のDNAとともに、これからもカルビーの大切なブランドとして成長し続けます。』
引用元: カルビー採用情報ページ
このメッセージから
- 自ら学び、自ら困難な課題にチャレンジし、自ら育つ、『自立的な実行力』のある人財
- ひらめきを大切にしながら挑戦を繰り返し、革新を起こす人財
を求めていると考えられます。
また、カルビーには“顧客から、従業員から、コミュニティから愛される会社になる”というグループビジョンがあります。カルビー商品の良さを認識し、菓子業界の中でもカルビーで働きたいという明確な理由をもつ人を求めているともいえるかもしれません。
カルビーの採用情報ページには、様々な職種の社員の方のインタビューが紹介されています。どこの部署の社員が、日頃何を考え、どのように仕事に取り組んでいるのか、人間性も含め感じることができるでしょう。あなたが興味のある事業に取り組む社員の方の意見は、書類・面接対策においても必ず目を通しておきましょう。
給料(年収)
平均年齢:39.4歳(2018年現在)
平均勤続年数:15.0年(2018年現在)
労働時間
本社は残業が少なく、19時以降は残っている人もまばらで休日出勤もほぼないようです。本社以外の営業、物流、工場などは残業が比較的多くありますが、残業代はしっかり出るとの情報がありました。
また、部署によってはパソコン、携帯を支給されているため場所を選ばず仕事が出来てしまい、オンオフの線引きを自分でする必要があるという意見もありました。

自ら学び、困難な課題にチャレンジし自ら育つ『自立的な実行力』のある人財を求めているようですね。現在のところ、キャリア採用における募集は行っていないようです。

(いいじゃないか。)
4.カルビーの求人情報にはどんな傾向がある?
転職サイトを各種調べたところ、カルビーの求人は見つかりませんでした。そこで、カルビーの採用情報ページも確認してみましたが、現時点でキャリア採用は募集がありませんでした。
ただ、これはあくまで一般に公開されている求人であり、非公開の求人というものがある可能性があります。
例えば、転職エージェントのdodaの場合、非公開求人が公開求人の3倍以上の規模に上るため、
dodaの非公開求人の方には他の技術系・事務系職種も含まれている可能性があります。

現時点で公開されている求人はありませんが、隠れ求人の存在は気になるところです。

(いわゆる裏メニューってやつか。悪くない。)
5.カルビーの現役社員・元社員からの評判は?(口コミ)※コロナ対策も更新中
口コミや内部情報を以下にまとめました。新卒入社と中途入社では当然差があることを踏まえ、中途入社した人のみの内部情報です。
項目 | コメント |
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給与・福利厚生 |
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ワークライフバランス |
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社風 |
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成長機会・キャリア開発 |
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入社後のギャップ |
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退職検討理由 |
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コロナ(感染症)対策 |
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給与・福利厚生
同業他社に比べて、給与水準は良いほうだと思うという意見がありました。課長職では、年収1,000万円程度になるようです。業績がいいと必ず従業員にも恩恵があるという情報がありました。成果を挙げればきちんと評価され、ボーナスの達成度次第で年収は大きく変化するとのことです。
福利厚生については、不満に思ったことがない、不便を感じることはなく必要なものは揃っているという意見が多かったです。他社と比較しても劣ることなく、ポイントを好きな福利厚生に利用できるなど便利であるという意見がありました。
ワークライフバランス
会社としてそこまで残業が多くないので、プライベートの時間をとりやすく、リフレッシュ休暇も非常に取得しやすいという意見が多かったです。管理部門では定時になるとすぐに帰る人も多く、バランスは取りやすいとのことです。
社風
とにかく良い人が多く、のんびりとした雰囲気があるという意見が複数ありました。女性が働きやすいように配慮されており、女性管理職の増加にも力を入れているようです。
典型的な日本企業であり、古くからある日本企業独特のぬるくゆるい企業風土であるという意見もありました。近年はダイバーシティーの推進に力をいれており、年齢や性別関係なく、色々なことにチャレンジできる制度を導入しているとのことです。
成長機会・キャリア開発
様々な部署を一通り経験することができ、立派なジェネラリストになれたという意見がありました。また、通常の企業であれば、予算上受けられないようなセミナーを受講することができたという情報もありました。大手企業ならではの特権かもしれないですね。
入社後のギャップ
グローバル展開を目指しているが、思った以上に純日本企業だったという意見がいくつかありました。
また、想像以上にフラットな会社であり、新入社員やベテラン社員関係なく、意見を言いやすい環境があって驚いたという意見がありました。風通しの良い社風であることが窺えますね。
退職検討理由
思った以上にドメスティックな会社だったからという理由が多くありました。海外志向の方には物足りなく感じるようです。
他には、受身な人が多く与えられた仕事を単にこなす人が多い中、自身の成長を感じることが少ない、いい人は多いが、モチベーションの低い人が多いなどの意見がありました。
コロナ(感染症)対策
カルビーには以前より在宅勤務(テレワーク/リモートワーク)制度やモバイルワーク制度がありましたが、新型コロナの影響を踏まえたさらに新しい働き方を提案し、2020年7月よりオフィス勤務者を対象として適用しています。
この新しい働き方では原則としてモバイルワークを行い、30%前後の出社率を目安としています。モバイルワークの環境整備に必要な費用は「モバイルワーク手当」として一部補助が出ます。他にもフルフレックスの導入や単身赴任の解除など、カルビーはwithコロナの時代に沿った働き方を着々と進めています。

残業は少なめで、ワークライフバランスは取りやすいようです。のんびりした雰囲気があり、女性も多く活躍している会社のようです。

(考えるな。感じるんだ。)
6.カルビーへの転職を成功させるには?
カルビーに転職する方法で一番おすすめしたいのは、転職エージェントの活用です。
- 一般には公開されていない、カルビーの求人情報について入手できる可能性がある。
- 書類選考・面接について、カルビーに特化した対策を行ってもらえる。
- 年収など、求人企業との待遇面の交渉について代行してもらえる。
- 転職後に実際に配属される部署の実態について、詳しい情報を教えてもらえる。
一般には公開されていない、カルビーの求人情報について入手できる可能性がある。
例えばdodaの場合、サイト上で公開されている求人の3倍以上もの非公開求人を取り扱っています。
書類選考・面接について、カルビーに特化した対策を行ってもらえる。
転職エージェントは、過去に多くの転職希望者の転職を実現させているため、転職人気企業であればあるほど、その機会に多く携わっています。そのため、選考スタイルや選考プロセスについて熟知しており、ノウハウが豊富です。
年収など、求人企業との待遇面の交渉について代行してもらえる。
転職するうえで、重要なものの1つは年収でないでしょうか。 年収については、残業の有無と同様に面接で質問することは難しいと思います。
転職後に実際に配属される部署の実態について、詳しい情報を教えてもらえる。
これまで見ていただいたとおり、会社自体の情報は事前に仕入れることができても、実際に配属される部署についての情報を仕入れることは不可能に近い、というか不可能でしょう。

そもそも自分に合った会社なのか、合う場合、受かるためにどうしたら良いか、転職エージェントを味方につけるのが効率的ですね。

(う~ん、そうきたか。)
7.カルビーへの転職で、おすすめの転職エージェントは?
- カルビーの求人について、取り扱い実績がある。
- カルビーへの転職をサポートできるノウハウを持っている。
- カルビー以外の求人情報についても豊富に保有しており、そのような求人についても成功までサポートするノウハウを保有している。
登録すべきか | 特徴 | |
---|---|---|
リクルートエージェント | ◎ | 業界最大手。カルビーへの転職サポート実績多数。 |
doda | ◎ | 業界2番手。カルビーへの転職サポート実績多数。提案力に強み。 |
パソナキャリア | 〇 | もともとパソナとして派遣の方で取引実績があり、独特な非公開求人を持っていたりする。 |

リクルートエージェント|業界最大手・求人企業からの圧倒的な信頼度
- カルビーへの転職実績が多数あり、転職希望者へのサポートノウハウが豊富
- カルビー側からの信頼も厚く、非公開求人の充実につながっている。
doda|業界No.2・転職希望者に対する高い提案力
パソナキャリア|ここでしか取り扱っていないのでは、という独自の求人に強み


『リクルートエージェント』『
doda』は大手だからまずオススメってことですね。転職エージェントは何社登録してもタダですしね。そのうえで、いろんな担当者と意見交換できるわけですし。

(どーだ、どーなんだ。)
8.転職エージェントを上手に使いこなすには?

仕事観や人生設計含め、転職エージェントに対しては、本音トークを心がけましょう。
転職希望者にとって、転職は人生を賭けた勝負です。そのため、転職エージェントとは最初から本音トークを行いましょう。隠し事はもちろん遠慮して本音を伝えないと、後から「お互い時間の無駄」になってしまいます。転職エージェントから紹介された求人情報に断りを入れる際は、次につながる断り方をしましょう。
転職エージェントとの面談時、もしくはその後日、転職エージェントからあなたの希望に合うと思われる求人情報の紹介を受けます。その際、「うーん、この会社か、あんまりいい話聞かないな。。」とか「うーん、この会社にはすごく入りたいんだけど、この仕事はちょっとな。。」と思う時が必ず訪れるでしょう。その際は、転職エージェント側の気持ちを踏まえ、以下のように次につながる断り方をしましょう。- 断りを入れる前に、その求人情報が自分に合うと、どの点で判断したのか聞いてみる。そのうえで、自分の希望に合わない点を伝えたうえで断りを入れる。
- その会社で働いている(働いていた)知人や友人がいて、内情を聞いている限りどうしても興味が湧かない、と伝えたうえで断りを入れる。
- 理由を伝えることなく断りを入れる。
- 最初の対面時ではなく、後日メールでの紹介があった場合、そのメールを無視して返信しない。
転職エージェントから紹介された求人情報に興味を持った場合、その求人情報の背景を把握しましょう。
転職エージェントとの面談時、もしくはその後日、転職エージェントからあなたの希望に合うと思われる求人情報の紹介を受けます。その際、「お!これはぜひ受けてみたい!」という瞬間が訪れることがあるでしょう。その際は、転職エージェントに対して、あなたがその求人に興味を持っていることを伝えるとともに、併せて以下のように質問してみましょう。- なぜ中途社員が必要なのか(例、新しいポジションか、既存社員が辞めた埋め合わせか、業績向上による人員増強か、など)
- いつ頃から募集しているのか。
- 現時点で決まっていない理由は何なのか。
- 面接に受かる人にはどんな傾向があるのか。逆に落ちる場合はどんな傾向があるのか。
転職エージェントの担当者と合わない場合は、担当者変更を要求しましょう。
転職エージェントから求人情報の紹介が始まった後が一般的ですが、次のような場合は担当者に直接、担当者変更を依頼しましょう。- うまく付き合おうと努力を重ねたが、人間としての相性も含め自分とは合わない。
- 見当違いの企業ばかり紹介してくる。
- 求人情報について、担当者自身が詳細把握できていない。
- メール返信等、対応がとても遅い。
- (これは必須です!)これまでサポートしてもらった感謝の気持ちを伝える。
- 転職活動に慣れていないため不安が大きく、「他の担当者の意見も聞きたい」と伝える。要するに、その担当者に外れて欲しいのではなく、別の担当者の意見も聞きたいと伝える。
主導権は転職エージェントではなく、あなたにあることをしっかり肝に銘じましょう。
これが一番重要なのですが、転職エージェントと面談を行い、その後コミュニケーションを続けていく中で、あなた自身の気持ちや担当者との相性によって、「何のために転職活動をしているのか」よく分からなくなってしまう場合があります。
転職エージェントはあなたの味方なので、本音で接しつつ協力してもらうためにきちんとビジネスライクに付き合えば何の問題もないってことですね。

(お頼み申します!)

カルビーの攻略がんばりましょう!

(ごちそうさまでした!)