

ゴールドマン・サックス証券に転職したい方向けの記事です。ちょっと長いですが、読んで損はないはずです。

(ゴールドマン・サックス。うおォンうおォン。)
1.ゴールドマン・サックス証券への転職についての所見まとめ
次章以降で詳細について触れますが、ゴールドマン・サックス証券への転職についての所見をまとめます。
転職を考える際、押さえるべきゴールドマン・サックス証券の特徴
- 世界有数の金融グループであり、幅広い金融サービスを展開。
- 徹底した実力主義であり、利益を出せない人に居場所はない。
- オフィス内に専用のスポーツジムやスターバックスがある。
- 転職サイトでの公開求人はない。
- 優れたコミュニケーション能力を持ち、自ら問題解決できる人材を求めている。
- 部門によっては、ワークライフバランスは調整しにくい。
- 年収は、日系企業ではあり得ないほど高額である。
ゴールドマン・サックス証券へ転職するために、押さえておくべきポイント
- 年収は非常に高いが、それに見合う長時間労働やハイプレッシャーが見込まれるので注意が必要。
- 一般に公開されていない求人を知るためにも、転職エージェントを使うのがおすすめ。
2.ゴールドマン・サックス証券ってどんな会社?
項目 | 内容 |
---|---|
会社名 | ゴールドマン・サックス証券株式会社 |
代表者 | 代表取締役社長 持田 昌典 |
本社所在地 | 東京都港区六本木6丁目10番1号 六本木ヒルズ森タワー |
設立 | 1974年1月 |
資本金 | 836億1,600万円 |
主な事業内容 | 投資性のある金融商品を取り扱う業務全般(有価証券の販売、投資助言、投資運用など)、及びこれに付帯関連する一切の業務。 |
従業員数 | 約 800名 |
事業内容
ゴールドマン・サックスはニューヨークに本拠地を置く世界有数の金融グループであり、各国の主要な金融市場に拠点があります。日本では、1974年に東京駐在員事務所が開設されました。現在では、投資銀行業務、セールス&トレーディング業務を中心に、投資業務、資産運用、不動産業務などの幅広い金融サービスを提供しています。
大阪にあるテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」を再生に導いたことが、記憶に残っている方もいらっしゃるかもしれませんね。USJは一時、集客難で業績不振に陥りましたが、管理体制の抜本的な見直しやハリー・ポッターのアトラクション導入などにより、見事に再生を果たしました。
今後の事業展開
ゴールドマン・サックスは今後の戦略において、以下の3つを主要優先課題としています。
- 既存業務の成長と強化
- 新たな商品とサービスによる事業の多角化
- 事業効率の向上
これまでは顧客との取引を部門ごとに管理する傾向がありましたが、複雑で多岐にわたるニーズを把握するためにも、部門横断的にサービスを提供するプロジェクトを立ち上げています。
また、費用、資金調達コスト、資本などのあらゆる分野において事業効率の最大化を図りつつ、リスク管理の維持に注力するとしています。マレーシアの1MDB汚職事件のこともあり、コンプライアンス重視の姿勢は従来に引き続き重要課題となっています。
プライベート・エクイティ
プライベート・エクイティファンドとは、未上場企業株式の取得・引き受けなどの投資行為を行うファンドのことであり、調達金額は近年増え続けています。ゴールドマン・サックスは中国の政府系ファンドと共同でプライベート・エクイティファンドを設立しており、この資金で米国の企業に投資を行っています。
ゴールドマン・サックスがこれまでに行ってきた巨大案件に比べると規模は小さいですが、規模に限らず収入源を多様化することにより、リスクヘッジにつなげています。
3.ゴールドマン・サックス証券は、転職者に対してどんな人材を求めている?
募集職種
ゴールドマン・サックス証券は、グローバルサイトにてキャリア採用を行っています。アナリスト、エンジニア、事業開発、クオンツ(数理分析)などの募集があります。記述はすべて英語であり、求められる資質は職種によりけりですが、どの職種も優れたコミュニケーション能力を必要としています。
求める人材
- 強力な問題解決スキルを持ち、プレッシャーのかかった状況下でも作業できる人材を求めている。
- 優れたコミュニケーション能力と高いレベルのモチベーションを持ち、職業倫理の重要性を理解できる人材を必要としている。
『ゴールドマン・サックスでは、高い倫理観を持ち、チームで最高の結果を生み出すことに情熱を注げるプロフェッショナルを募集しています。』
引用元: ゴールドマン・サックス証券採用ページ
ゴールドマン・サックス証券の採用情報ページには、社員インタビューや部門紹介、業務内容などが載っています。どこの部署の社員が、日頃何を考え、どのように仕事に取り組んでいるのか、人間性も含め感じることができるでしょう。あなたが興味のある事業に取り組む社員の方の意見は、書類・面接対策においても必ず目を通しておきましょう。
給料(年収)
平均年齢:ー(非上場)
平均勤続年数:ー(非上場)
ゴールドマン・サックス証券の平均年収は、非上場につき公開されていません。※後述の口コミ参照。
労働時間
労働時間はかなり多いと言えるでしょう。基本的に日本だけで仕事が完結しないことが多い為、海外の他拠点との電話会議なども多く、早朝や深夜に仕事をする必要があるとのことです。また、よく働く人が多く、特にフロントの若手はプライベートな時間はほぼない状態で働いているが、極めて高額な給料でその埋め合わせをしているようです。
ほどほどに働いてプライベートを充実させたいような方には向かない会社のようですね。仕事が好きで体力があり、長時間労働も厭わない方がやっていけるという意見も多くありました。

英語力があることは大前提で、言語によらず優れたコミュニケーション能力を持つ人材を求めているようです。労働時間や仕事内容から考えても、肉体的・精神的にタフなことが必要そうですね。

(いいじゃないか。)
4.ゴールドマン・サックス証券の求人情報にはどんな傾向がある?
転職サイトを各種調べたところ、ゴールドマン・サックス証券の求人は見つかりませんでした。そこで、ゴールドマン・サックスの採用情報ページを確認したところ、グローバルサイトから応募可能となっていました。
ただ、これはあくまで一般に公開されている求人であり、非公開の求人というものがある可能性があります。
例えば、転職エージェントのdodaの場合、非公開求人が公開求人の3倍以上の規模に上るため、
dodaの非公開求人の方には他の技術系・事務系職種も含まれている可能性があります。

現時点で転職サイトにて公開されている求人はありませんが、隠れ求人の存在は気になるところです。

(いわゆる裏メニューってやつか。悪くない。)
5.ゴールドマン・サックス証券の現役社員・元社員からの評判は?(口コミ)※コロナ対策も更新中
口コミや内部情報を以下にまとめました。新卒入社と中途入社では当然差があることを踏まえ、中途入社した人のみの内部情報です。
項目 | コメント |
---|---|
給与・福利厚生 |
|
ワークライフバランス |
|
社風 |
|
成長機会・キャリア開発 |
|
入社後のギャップ |
|
退職検討理由 |
|
コロナ(感染症)対策 |
|
給与・福利厚生
年収は文句なく高く、業界でもトップクラスのようです。30歳前後で3,000万円程度、マネージングディレクターになれば年収が5,000万円ということなので、十分満足のいく額が貰えているとのことです。ボーナスは会社の業績に大きく連動し、個人業績による部分も大きいという意見がありました。また、業績には非常にシビアで、下から10%の人はクビを切られる厳しい側面もあるようです。
福利厚生は大変充実しているようです。オフィス内に専用のスポーツジムやスターバックスがあり、各種福利厚生サービスが受けられるとのことです。
ワークライフバランス
部署によるばらつきはありますが、全体的に仕事量がとても多いようです。業界的に、即時対応が必要なことが突発的に起こるので、予定通り仕事を済ませて定時に退社というのは非常に難しいとのことです。完全にオンオフを切り替えたい人、週末は働きたくない人には向いていないという意見もありました。ただ有休は積極的に取るよう指示があり、以前よりは取りやすいようです。
社風
完全な実力主義であり、利益を出せない人の居場所はないとの意見が多くありました。また短期志向の方が多く、定年まで勤めあげるというような雰囲気はないようです。仲間意識、チームワークは強調されるが、個人の競争率は激しく一定の期間を過ぎると辞めていく方もそれなりに居るとのことです。様々なバックグラウンドを持つ優秀な方が多く、多様性に富んでいる、自信に溢れている人が多いなどの意見もありました。
成長機会・キャリア開発
キャリア開発については、若い頃からしっかり希望や見通しを持つように教育されるという意見がありました。どの業界に行ったとしても必ず活躍できるビジネスマンとしてのベースは作られる、如何なる時ももっと上を求められるので、確実に成長できるなどの声もありました。
多種多様なバックグラウンドを持つ人たちと常日頃から交流することは、グローバルマインドを育てる上でとても役に立つと感じている方もいらっしゃいました。また、向上心が高い人たちと仕事をして感化されたという意見も多く見られました。
入社後のギャップ
入社後に大きなギャップはなく、実力主義の外資で優秀な人が多く集っているというイメージを持ち、実際その通りだったという方が多いようです。勤務時間は多いだろうと覚悟して入ったが、想像以上の激務だったという意見もありました。
英語力は当然必要で、バックオフィスの方々もみんな英語が話せるという情報がありました。
退職検討理由
生涯働ける環境ではないという意見が多かったです。社内の平均年齢は30代前半なので、後半になってくると否が応でも転職を考える方が多いようです。社内に50歳を超えた人は殆どいないという情報もありました。
キャリアアップのために一時的に在籍し、豊富な人脈や業務経験を得て次のステージへ移るという考えの方が多いようです。シビアなリストラも行われるようなので、注意が必要です。
コロナ(感染症)対策
ゴールドマン・サックスは、もともとフレキシブルな働き方が可能な会社です。マネージャーから許可があれば在宅勤務(テレワーク/リモートワーク)や早帰りも可能であるという口コミがありました。
日常的に海外とのやり取りがある為、時差の都合上、自宅から会議に参加することも多くあり、在宅勤務の為の環境は整備されているようです。

極めて高額な給与や、充実した福利厚生について満足している方が多いようです。ただ、高額な給与に見合う仕事量と結果が求められるようなので、それなりの覚悟が必要ですね。

(考えるな。感じるんだ。)
6.ゴールドマン・サックス証券への転職を成功させるには?
ゴールドマン・サックス証券に転職する方法で一番おすすめしたいのは、転職エージェントの活用です。
- 一般には公開されていない、ゴールドマン・サックス証券の求人情報について入手できる可能性がある。
- 書類選考・面接について、ゴールドマン・サックス証券に特化した対策を行ってもらえる。
- 年収など、求人企業との待遇面の交渉について代行してもらえる。
- 転職後に実際に配属される部署の実態について、詳しい情報を教えてもらえる。
一般には公開されていない、ゴールドマン・サックス証券の求人情報について入手できる可能性がある。
例えばdodaの場合、サイト上で公開されている求人の3倍以上もの非公開求人を取り扱っています。
書類選考・面接について、ゴールドマン・サックス証券に特化した対策を行ってもらえる。
転職エージェントは、過去に多くの転職希望者の転職を実現させているため、転職人気企業であればあるほど、その機会に多く携わっています。そのため、選考スタイルや選考プロセスについて熟知しており、ノウハウが豊富です。
年収など、求人企業との待遇面の交渉について代行してもらえる。
転職するうえで、重要なものの1つは年収でないでしょうか。 年収については、残業の有無と同様に面接で質問することは難しいと思います。
転職後に実際に配属される部署の実態について、詳しい情報を教えてもらえる。
これまで見ていただいたとおり、会社自体の情報は事前に仕入れることができても、実際に配属される部署についての情報を仕入れることは不可能に近い、というか不可能でしょう。

そもそも自分に合った会社なのか、合う場合、受かるためにどうしたら良いか、転職エージェントを味方につけるのが効率的ですね。

(う~ん、そうきたか。)
7.ゴールドマン・サックス証券への転職で、おすすめの転職エージェントは?
- ゴールドマン・サックス証券の求人について、取り扱い実績がある。
- ゴールドマン・サックス証券への転職をサポートできるノウハウを持っている。
- ゴールドマン・サックス証券以外の求人情報についても豊富に保有しており、そのような求人についても成功までサポートするノウハウを保有している。
登録すべきか | 特徴 | |
---|---|---|
リクルートエージェント | ◎ | 業界最大手。ゴールドマン・サックス証券への転職サポート実績多数。 |
doda | ◎ | 業界2番手。ゴールドマン・サックス証券への転職サポート実績多数。提案力に強み。 |
パソナキャリア | 〇 | もともとパソナとして派遣の方で取引実績があり、独特な非公開求人を持っていたりする。 |
ビズリーチ | 〇 | ダイレクトリクルーティングが活発で、職務経歴書が目につけばゴールドマン・サックス証券の採用担当も連絡してくる。 |

リクルートエージェント|業界最大手・求人企業からの圧倒的な信頼度
- ゴールドマン・サックス証券への転職実績が多数あり、転職希望者へのサポートノウハウが豊富
- ゴールドマン・サックス証券側からの信頼も厚く、非公開求人の充実につながっている。
doda|業界No.2・転職希望者に対する高い提案力
パソナキャリア|ここでしか取り扱っていないのでは、という独自の求人に強み

ビズリーチ|企業の採用担当者からダイレクトリクルーティングに強み


『リクルートエージェント』『
doda』は大手だからまずオススメってことですね。転職エージェントは何社登録してもタダですしね。そのうえで、いろんな担当者と意見交換できるわけですし。

(どーだ、どーなんだ。)
8.転職エージェントを上手に使いこなすには?

仕事観や人生設計含め、転職エージェントに対しては、本音トークを心がけましょう。
転職希望者にとって、転職は人生を賭けた勝負です。そのため、転職エージェントとは最初から本音トークを行いましょう。隠し事はもちろん遠慮して本音を伝えないと、後から「お互い時間の無駄」になってしまいます。転職エージェントから紹介された求人情報に断りを入れる際は、次につながる断り方をしましょう。
転職エージェントとの面談時、もしくはその後日、転職エージェントからあなたの希望に合うと思われる求人情報の紹介を受けます。その際、「うーん、この会社か、あんまりいい話聞かないな。。」とか「うーん、この会社にはすごく入りたいんだけど、この仕事はちょっとな。。」と思う時が必ず訪れるでしょう。その際は、転職エージェント側の気持ちを踏まえ、以下のように次につながる断り方をしましょう。- 断りを入れる前に、その求人情報が自分に合うと、どの点で判断したのか聞いてみる。そのうえで、自分の希望に合わない点を伝えたうえで断りを入れる。
- その会社で働いている(働いていた)知人や友人がいて、内情を聞いている限りどうしても興味が湧かない、と伝えたうえで断りを入れる。
- 理由を伝えることなく断りを入れる。
- 最初の対面時ではなく、後日メールでの紹介があった場合、そのメールを無視して返信しない。
転職エージェントから紹介された求人情報に興味を持った場合、その求人情報の背景を把握しましょう。
転職エージェントとの面談時、もしくはその後日、転職エージェントからあなたの希望に合うと思われる求人情報の紹介を受けます。その際、「お!これはぜひ受けてみたい!」という瞬間が訪れることがあるでしょう。その際は、転職エージェントに対して、あなたがその求人に興味を持っていることを伝えるとともに、併せて以下のように質問してみましょう。- なぜ中途社員が必要なのか(例、新しいポジションか、既存社員が辞めた埋め合わせか、業績向上による人員増強か、など)
- いつ頃から募集しているのか。
- 現時点で決まっていない理由は何なのか。
- 面接に受かる人にはどんな傾向があるのか。逆に落ちる場合はどんな傾向があるのか。
転職エージェントの担当者と合わない場合は、担当者変更を要求しましょう。
転職エージェントから求人情報の紹介が始まった後が一般的ですが、次のような場合は担当者に直接、担当者変更を依頼しましょう。- うまく付き合おうと努力を重ねたが、人間としての相性も含め自分とは合わない。
- 見当違いの企業ばかり紹介してくる。
- 求人情報について、担当者自身が詳細把握できていない。
- メール返信等、対応がとても遅い。
- (これは必須です!)これまでサポートしてもらった感謝の気持ちを伝える。
- 転職活動に慣れていないため不安が大きく、「他の担当者の意見も聞きたい」と伝える。要するに、その担当者に外れて欲しいのではなく、別の担当者の意見も聞きたいと伝える。
主導権は転職エージェントではなく、あなたにあることをしっかり肝に銘じましょう。
これが一番重要なのですが、転職エージェントと面談を行い、その後コミュニケーションを続けていく中で、あなた自身の気持ちや担当者との相性によって、「何のために転職活動をしているのか」よく分からなくなってしまう場合があります。
転職エージェントはあなたの味方なので、本音で接しつつ協力してもらうためにきちんとビジネスライクに付き合えば何の問題もないってことですね。

(お頼み申します!)

ゴールドマン・サックス証券攻略がんばりましょう!

(ごちそうさまでした!)