中途採用で、キユーピーに転職したい、と考えている方は多いかと思います。キユーピーの商品は目にする機会も多く、もはや知らない人はいませんね。
このページでは、キユーピーへの転職について、どうしたら正確な情報を得られるか、そのうえで転職したいと思ったらどう対処すべきか、現役エージェントの知見から、キユーピーへの転職について触れたいと思います。
ちゅうちゅう

新卒向けの内容は省き、完全に転職者・中途入社社員に特化した内容です。読んで損はないはずです。

リアルリアル

(キユーピー。うおォンうおォン。)

キユーピーの転職難易度は職種により異なります。製造オペレーター、製造スタッフ、製造管理などの職種は未経験可の求人も多く、それほど難しくありません。特別な資格も不要なので、食品業界に興味がある方なら転職しやすいと言えます。
総合職の転職難易度はかなり高いと言えます。総合職は新卒中心に採用を行っており、中途採用は積極的に行っていないようです。新卒自体も2023年度の総合職採用人数は34名と少なく、狭き門のようです。
また、現時点で公式サイトでは中途採用の募集を行っていないので、キユーピーに転職したい方は転職エージェントに登録しましょう。卒業後3年以内で就業経験がない方は、キユーピー公式サイトから新卒採用枠に応募できます。

2.キユーピーへの転職についての所見まとめ

次章以降で詳細について触れますが、キユーピーへの転職についての所見をまとめます。

転職を考える際、押さえるべきキユーピーの特徴

  • マヨネーズ、ドレッシング類の製造・販売や、医薬品、化粧品事業を展開。
  • 社是・社訓を大切にする社風で、協調性が高く真面目な社員が多い。
  • キユーピー公式サイトでは中途採用の募集を行っていない。
  • 転職エージェントには、ファインケミカル事業や製造スタッフ等の求人がある。
  • 正しいことを判断基準とする、正直で誠実な人材を求めている。
  • 残業管理が厳しく、サービス残業できない環境がある。
  • 給与は基本的に年功序列で、各種手当が充実している。

キユーピーへ転職するために、押さえておくべきポイント

  • ワークライフバランスの良い部署が多いようだが、生産系の職種や営業では残業が多いこともあるようなので注意が必要。
  • 一般に公開されていない求人を知るためにも、転職エージェントを使うのがおすすめ。

3.キユーピーってどんな会社?

項目 内容
会社名 キユーピー株式会社
代表者 代表取締役 社長執行役員 髙宮 満
本社所在地 東京都渋谷区渋谷1-4-13
設立 1919年(大正8年)11月
資本金 241億400万円
主な事業内容 マヨネーズソース・食品・医薬品・化粧品などの製造販売、飼料・肥料の製造販売など。
従業員数 単独:2,332名 連結:10,642名(2023年11月末現在)

事業内容

キユーピーと言えば、マヨネーズでお馴染みの会社ですね。家庭用のマヨネーズやドレッシング、パスタソース、育児食や介護食など幅広い商品を製造・販売しています。市販品だけでなく業務用に、液卵、凍結卵などの素材から、調味料、調理ソース、オムレツ、たまごサラダなどの加工品まで広域に事業を展開しています。
そのほか、フルーツソリューション事業(ジャム、冷凍のフルーツ加工品など)やファインケミカル事業(ヒアルロン酸や卵黄レシチンなどを医薬品、化粧品、食品の原料として製造・販売)などがあります。

今後の事業展開

キユーピーは「キユーピーグループ 2030ビジョン」の実現に向けて、海外を成長ドライバーとし、国内は市場担当制の導入で顧客のニーズに対応する取り組みを進めています。具体的にはサラダ(調味料を含む)とタマゴを重点領域とし、中国・東南アジアを中核に北米を強化する方針を打ち出しています。国内では、社会環境の変化に伴う買い物行動の多様化を踏まえ、グロッサリー売場だけでなく最適な売場で販売することで様々なニーズに応えていくとしています。

海外展開

キユーピーは、マヨネーズと深煎りごまドレッシングを「世界戦略商品」に位置づけ、各国の食文化や生活スタイルにあわせた商品を提供しています。例えば生野菜を食べる習慣がない中国では、現地でなじみの深いフルーツサラダに合う甘いマヨネーズを販売しています。また、世界最大の市場である北米ではKEWPIEブランドの浸透を図り、海外での需要増に対応する供給体制を強化する為、積極的に投資を行うとしています。

4.キユーピーの現役社員・元社員からの評判は?(口コミ)

キユーピーの口コミや内部情報について、転職口コミサイトのOpenWorkenライトハウス転職会議キャリコネを参考に紹介します。新卒入社と中途入社では当然差があることを踏まえ、中途入社した人のみの内部情報です。
項目 コメント
給与・福利厚生
  • 基本的に年功序列。
  • 各種手当(通勤手当、家族手当など)が充実している。
  • 年二回の賞与は必ず出る。
  • 財形貯蓄、持株会、住宅補助などの福利厚生がある。
ワークライフバランス
  • ワークライフバランスを取りやすい。
  • 休暇の調整がしやすい。
  • 技術、生産系は休みを取りにくい部署がある。
  • 産休・育休制度が整っており、周囲の理解もある。
社風
  • とても真面目な人が多い。
  • 社是や創業者の想いを大切にする社風。
  • 協調性が重視される。
  • 家族的な企業文化。
成長機会・キャリア開発
  • 研修制度が整っている。
  • 総合職は3~4年で部署異動がある。
  • 海外志向の人におすすめ。
  • 総合職と地域職でキャリアアップ機会に差がある。
入社後のギャップ
  • 想像以上にクリーンな会社。
  • ギャップはあまりない。
  • 思ったより創業者の教えを大事にしている。
  • 製造部門はどの部署も重労働。
退職検討理由
  • 若手の意見が反映されない。
  • 長期的なキャリアプランを立てにくい。
  • 給与が上がらないから。
  • 異動の希望が通らなかったから。
ワークスタイル
  • 在宅勤務(テレワーク/リモートワーク)が可能。
  • フレックスタイム制度がある。
  • 時短勤務が可能。
  • 工場勤務の場合は休日出勤がある。

給与・福利厚生

給与は食品業界の平均ぐらいは貰えているようですが、大幅な昇給はないようです。基本給はそこまで高くないようですが、各種手当を含めて考えると特に問題ないという意見がありました。評価基準が曖昧で、評価による給与の差はあまりつかないという口コミも見られました。
福利厚生は住宅補助が充実しているようです。また、キユーピーは親孝行を大切にする会社であり、キユーピーの商品を親元に贈る「親許中元歳暮制度」があります。

ワークライフバランス

本社部門はワークライフバランスが良好なようです。家族を大切にする社風なので、家族の体調不良などで突発的に休む時も気兼ねせず休めるという意見がありました。一方で、技術や生産系は有休が取りにくく、ワークライフバランスを取りにくいという声がありました。部署によって差があるようです。

社風

真面目で協調性の高い人が多く、クリエイティブな人は少ないという意見がありました。仕事に真面目に取り組む姿勢があれば、成果はそれほど重視されていないという声もありました。どんどん仕事をこなし、成果を上げて出世したいタイプには物足りない環境かもしれません。
また、他企業にはあまり見られない「親を大切にすること」という社訓があります。キユーピーはこの社訓を大切にしているので、共感できれば居心地の良い職場となるようです。

成長機会・キャリア開発

きちんと社内教育する文化があり、キャリアップ研修や職位単位での研修も用意されているようです。着実にゆっくり成長していく雰囲気があり、短期間で大きく成長したい人には向いていないという意見がありました。そのほか、最近は海外展開に注力している為、海外志向の人におすすめという声がありました。

入社後のギャップ

入社後のギャップはないという意見がとても多かったです。大手食品メーカーとして圧倒的なブランド力を持ち、社会的信用があるというイメージそのままであったという意見がありました。職場によって雰囲気は異なるようですが、人柄で採用しているため、基本的に人間関係の問題は起きにくいようです。

退職検討理由

給与が低めであるという意見が多くありました。食品業界自体の給与が低い為、他の業界に転職したいと考える方もいるようです。また、下からの意見が通りにくいという声がありました。価値観が似通った生え抜き社員が多く、中途社員の新しい意見が受け入れられない傾向があるという意見もありました。

ワークスタイル

在宅勤務(テレワーク/リモートワーク)は部署により可能であり、フルリモートに近い人も居るようです。またフレックスタイム制度が導入されている為、勤務時間を調整しやすいという声もありました。製造系は土日に出勤することも多いようですが、週休2日は厳守である為、平日にきちんと休みを取れるようです。
ちゅうちゅう

社訓を大切にする会社のようです。総合職は在宅勤務やフレックスが使えるので、ワークライフバランスを取りやすいようです。

リアルリアル

(考えるな。感じるんだ。)

5.キユーピーは、転職者に対してどんな人材を求めている?

募集職種

現時点で、キャリア採用の募集は行っていないようです。

求める人材

  • 正直で誠実であること、何が正しいか自分で考え判断できること、本気でチャンレンジし行動できることが求められる。
  • 社是・社訓に共感でき、目先の損得ではなく正しいことを全ての判断基準とし、パイオニア精神で仕事に取り組めるような人材を求めている。

これからの予測困難な新しい時代に向けて、私たちは「自ら考え、挑戦できる人」と一緒に働きたいと考えています。会社は多様な人材が活躍できる環境を大切にしていきます。会社が期待を伝え、その中で自分の役割を理解し、果敢にチャレンジしていただける方を必要としています。

そして、社是の「楽業偕悦」にあるように、仕事を通じて従業員の皆さんと一緒に悦び合い、成長する、そんな企業でありたいと考えています。

キユーピーの採用情報ページには、社員の方のインタビューや事業紹介が載っています。どこの部署の社員が、日頃何を考え、どのように仕事に取り組んでいるのか、人間性も含め感じることができるでしょう。あなたが興味のある事業に取り組む社員の方の意見は、書類・面接対策においても必ず目を通しておきましょう。

給料(年収)

平均年間給与:639万円(2023年11月30日現在)
平均年齢:41.7歳(2023年11月30日現在)
平均勤続年数:16.2年(2023年11月30日現在)

労働時間

平均残業時間:20~24時間/月
月の残業時間の目標として低い数値が設定されており、長時間残業できないような環境となっているようです。残業管理が徹底されており、サービス残業はないという口コミもありました。ただ部署によっては残業が多めで、格差が大きいという意見がありました。生産系の職種や営業では、残業が多い部署もあるようです。
ちゅうちゅう

正しいことを判断基準とする、正直で誠実な人材を望んでいるようです。また、サービス残業できないような環境となっており、労働時間はあまり長くないようです。

リアルリアル

(いいじゃないか。)

6.キユーピーの求人情報にはどんな傾向がある?

転職サイトを各種調べたところ、分析担当、製造オペレーター、品質保証、財務経理などの求人がありました。その求人を調べると、以下の傾向があります。
  • ファインケミカル事業の求人が多い。
  • 食品事業は製造スタッフの求人が中心。
  • 財務経理は、一般職で5年以上、課長職前後で10年以上の実務経験が必要。
ただ、これはあくまで一般に公開されている求人であり、非公開の求人というものがある可能性があります。
例えば、転職エージェントのdodaの場合、非公開求人が公開求人の3倍以上の規模に上るため、doda非公開求人の方には他の技術系・事務系職種も含まれている可能性があります。
ちゅうちゅう

現時点で公開されている求人はありませんが、隠れ求人の存在は気になるところです。

リアルリアル

(いわゆる裏メニューってやつか。悪くない。)

7.キユーピーの選考対策

キユーピーの選考ステップや経験者の口コミについて、転職口コミサイトのワンキャリアプラスOpenWorkを参考に紹介します。
キユーピーの面接では、社風に合う人柄か、価値観が合うかなどを重視しているようです。実際に入社してみると同じような雰囲気を持った人が多く、和を乱したり主張が強すぎたりするような人は社内に少ないという意見がありました。協調性がある誠実なタイプが好まれるようです。
また、スキルが募集ポジションにマッチするかも重視しており、ミスマッチが起こらないよう丁寧な面接を行っているようです。逆質問の時間を多めに取ってくれるようなので、企業研究をしっかり行って聞きたいことを準備しておいた方が良さそうです。

選考ステップ

キユーピーの選考ステップは、以下のように進みます。詳細に見ていきましょう。
  1. 応募・書類選考

  2. 適性検査

  3. 面接複数回

応募・書類選考

現時点でキユーピーの公式サイト上に中途採用の求人はないので、転職サイト・転職エージェント経由で応募することになります。
総合職は広く募集していないようなのでタイミングによっては求人がないかもしれませんが、非公開求人として持っている場合があるので、複数の転職エージェントに登録することをおすすめします。人気企業はダイレクトリクルーティングを行っている可能性もあるので、ビズリーチdoda Xのようなヘッドハンターが在籍するハイクラス向けの転職サービスに登録してオファーを待つという方法もおすすめです。
転職エージェントに登録すると、求人の紹介だけでなく、応募書類の添削や模擬面接などのサポートも行ってくれます。応募企業の情報なども教えてもらえるので、登録しておいて損はありません。

適性検査

口コミが少なく確かなことは分かりませんが、生産技術職ではTAL(質問形式、図形アイコン配置の2種類の検査方法で構成される適性検査)が行われたという情報がありました。他の職種で適性検査が実施されているのかどうか、実施されている場合、どんな適性検査なのかは分かりません。
参考までに、新卒採用の総合職コースではSPIと企業オリジナルテストが行われているようです。オリジナルテストは、文頭に書かれた文言に続く文章を考えて書く、という形式のようです。性格診断のようなもので、事前対策は難しいという情報がありました。

面接複数回

面接では志望動機と転職理由を中心として、一般的な質問が多くされるようです。答えに詰まるような難しい質問や、特殊な質問はされないようです。好きな商品は何か、創意工夫をした経験はあるか、何のために働くか等の質問をされたという口コミがありました。
また、求職者のキャリアプランとキユーピーが求めることのミスマッチを最小限にするような、誠実な面接のようです。募集ポジションに対する説明がしっかりあり、求職者の前職についても調べたうえで面接を行ってくれている印象を受けたという口コミがありました。
キユーピーの面接では、スキルだけでなく価値観や人柄などもよく見ているようなので、これまでの経験をしっかりと振り返って自己分析を行いましょう。

選考の口コミ

マーケティング

スキルがマッチするかを重視している。

生産技術

一般的な質問が多かった。

経理

総合職の採用だったので、転勤の可否を聞かれた。

生産管理

こちらから質問できる時間が長い。何を質問するか考えておいた方が良い。

キユーピーの面接は穏やかな雰囲気の中、行われるようです。面接官が優しく、とても話しやすい雰囲気だったという口コミがありました。新卒採用の面接の雰囲気も和やかなようで、マイナスイメージを持ったという口コミが全く見当たりませんでした。こちらの意図を汲み取ってくれるような面接だという声が多かったので、自然体で臨みましょう。

8.キユーピーへの転職を成功させるには?

ここまで読んで、キユーピーへの転職意欲は高まりましたか?

キユーピーに転職する方法で一番おすすめしたいのは、転職エージェントの活用です。

※転職エージェントとは?
「エージェント」というのは、いわゆる「代理人」です。転職エージェントは、転職希望者と中途採用の求人を出している企業とをつなげるのが役割です。転職エージェントは、採用が成功した場合に企業から手数料がもらえるので、転職希望者からはお金をもらいません。そのため無料で利用できるサービスです。これらのサービスは、サイト上で登録をすると転職エージェントの方から面談の誘いがメールで来ます。そのうえで日程を調整してその転職エージェントの企業に訪問し、面談を行います。面談では、「具体的に転職を考えているのか」「なぜ今の会社を辞めようと思っているのか」「どういった会社に移りたいと思っているのか」というような質問があり、それに答えていくかたちになります。転職エージェントに登録する転職希望者は、「一刻も早く転職したい」という人もいれば、「特にまだ転職は考えていないが、良い求人があれば転職したい」など様々な思いを抱いています。そのため、面談で「具体的に転職を考えているのか」という質問に対して、「今は情報収集している段階です。」と答えても、まずイヤな顔はされないと思って大丈夫です。
では、キユーピーに転職する場合に転職エージェントを活用すべき理由ですが、以下4点です。
  • 一般には公開されていない、キユーピーの求人情報について入手できる可能性がある。
  • 書類選考・面接について、キユーピーに特化した対策を行ってもらえる。
  • 年収など、求人企業との待遇面の交渉について代行してもらえる。
  • 転職後に実際に配属される部署の実態について、詳しい情報を教えてもらえる。

一般には公開されていない、キユーピーの求人情報について入手できる可能性がある。

例えばdodaの場合、サイト上で公開されている求人の3倍以上もの非公開求人を取り扱っています。

※転職エージェントはなぜ全ての求人を公開しないのか?
転職エージェントは全ての求人を公開しない、というよりは公開できないのです。これはなぜかと言うと、企業は人ありきとよく言われますが、あくまでビジネスあってこその人と言うこともできます。要するに、既存ビジネスの強化・新規ビジネスの創出を行うために人が必要なのです。そのため、特に新規ビジネスについては、開始する前、もしくは開始して間もなくは他社にそのことを知られたくありません。中途採用の募集を行ううえでも、自社のサイトはもちろん、転職サイトにもその情報を載せたくないのです。そうすると、転職エージェントにそのような中途採用求人が集まることになります。なぜ転職エージェントなのかと言うと、転職希望者個人と対面する必要があり、情報をオープンにする必要が無いからです。ちなみに、公開されている求人と比べて、戦略的な採用という色が濃いため年収やポジションも好条件のものが多いのが一般的です。
転職エージェントの大手であればあるほど、キユーピーの非公開求人も取り扱っています。
あなたのような転職希望者の適性に応じて提示してくれますし、適性に合う求人が無い場合でも、キユーピーに対して適性に合う求人が無いか、あなたを売り込みに行ってくれることもあります。
そのため、キユーピーのサイトや転職サイト・転職エージェントのサイト上の求人を見て、自分に合う求人が無い場合には、非公開で取り扱いが無いか、転職エージェントに尋ねてみることをおすすめします。

書類選考・面接について、キユーピーに特化した対策を行ってもらえる。

転職エージェントは、過去に多くの転職希望者の転職を実現させているため、転職人気企業であればあるほど、その機会に多く携わっています。そのため、選考スタイルや選考プロセスについて熟知しており、ノウハウが豊富です。

どんな人なら受かって、どんな人なら落ちてしまうのか。面接でどういう質問がされ、それにどう答えれば受かり、落ちる場合は答え方がまずかったのか、答える内容自体が間違っていたのか。そのような過去実績に基づく膨大なデータを保有しています。
その根拠データやノウハウを用いて、キユーピーの書類選考を突破するために、職務経歴書上でどんな内容をどんな風にアピールした方が良いのか、面接の段階では想定される複数の質問に対して、どう答えた方が良いのか、サポートしてもらえます
さらに、面接担当者にはどんな傾向があるのか(結論から論理立てて話すようにしないと、60分の面接でも30分で終わってしまうなど。。)、求人情報ではまず触れられるはずのない情報も持っているため、転職サイトや企業サイトから応募するよりも圧倒的に有利に進められます。
なお、これは意外だと思いますが、このように転職エージェントは転職人気企業ほどパイプが太いため、仮に採用企業側が面接であなたを落とすと判断した場合でも、掛け合ってくれて通過させてくれることもあったりします
基本的に、面接については終了後に転職エージェントに「面接終了しました。」と電話連絡を入れるステップがあります。その際、「おつかれさまでした。面接はいかがでした?」と面接の苦労を労ってもらえるとともに、「うまく答えられなかった質問はありましたか?」など丁寧にフォローを入れてくれます。その内容をもって、転職エージェントはあなたの代理となり、その後採用企業側にフォローを入れてくれるのです。
ただ、全ての転職エージェントがそういった対応を行ってくれるわけではありません。転職エージェントは良いところだけを選ぶようにしましょう

年収など、求人企業との待遇面の交渉について代行してもらえる。

転職するうえで、重要なものの1つは年収でないでしょうか。 年収については、残業の有無と同様に面接で質問することは難しいと思います。

「年収〇万円以上」「年収〇万円~〇万円」という求人情報がほとんどですが、転職エージェントは、転職希望者の適性と過去の転職成功者の適正をマッチングして、「この人なら年収〇万円だろう」などとあたりをつけます。そのうえで、最終面接、もしくはその後に企業から実際の金額について転職エージェントに連絡が入ります。
その段階で、前もってあなたが事前に伝えていた金額よりも低ければ企業側と交渉してくれます。さらに、もしあなたが事前に伝えていた額と同等であった場合でも、それより高くならないか、掛け合ってくれるのです。
これは直接応募ではまず不可能なことだと思うので、転職エージェントに頼りましょう。

転職後に実際に配属される部署の実態について、詳しい情報を教えてもらえる。

これまで見ていただいたとおり、会社自体の情報は事前に仕入れることができても、実際に配属される部署についての情報を仕入れることは不可能に近い、というか不可能でしょう。

一緒に働くうえで、その部署の上司・同僚のタイプや新卒中途・男女の比率、他の関連部署との力関係、会社の中での位置づけなど、事前に知っておくことに越したことはありません。転職エージェントはそういった情報も保有していますので、気になることはどんどん聞いてみましょう。
併せて、気になった会社については、いろいろ悪い口コミ情報などもネットなどで見かけることがあるでしょう。そういった口コミ情報が正しいのか、間違っているのかについても、聞いてみるのが良いでしょう。
ちゅうちゅう

そもそも自分に合った会社なのか、合う場合、受かるためにどうしたら良いか、転職エージェントを味方につけるのが効率的ですね。

リアルリアル

(う~ん、そうきたか。)

9.キユーピーへの転職で、おすすめの転職エージェントは?

転職エージェントは有名な会社だけでも10社近くあります。
実際相手にする担当者との相性含め、当たり外れが多いのが実際のところです。登録や面談の手間、日ごろの電話・メール対応も考えると、どの転職エージェントと付き合うかについては、失敗は許されないと言っても過言ではありません。
キユーピーに転職するために登録すべき転職エージェントを、以下の観点で選びました。
  • キユーピーの求人について、取り扱い実績がある。
  • キユーピーへの転職をサポートできるノウハウを持っている。
  • キユーピー以外の求人情報についても豊富に保有しており、そのような求人についても成功までサポートするノウハウを保有している。
これらの要素が全て当てはまる、具体的におすすめしたい転職エージェントは以下4社です。 登録自体は2~3分で済みます。無料なので費用面のリスクもありません。
登録すべきか 特徴
リクルートエージェント 業界最大手。キユーピーへの転職サポート実績多数。
doda 業界2番手。キユーピーへの転職サポート実績多数。提案力に強み。
ビズリーチ ダイレクトリクルーティングが活発で、職務経歴書が目につけば人事担当者が連絡してくる可能性あり。
特に『リクルートエージェント』『doda』の2社は登録を強くお勧めします。
ただ、この2社については最大手でもあり、他の転職希望者も多数抱えるため、対応スピードなどサポートに満足が行かない場合もあるかもしれません。それも踏まえ、『ビズリーチ』も登録しておく方が良いでしょう。
ちなみに、登録完了後、転職エージェントから連絡が来るタイミングはマチマチです。早いところもあれば遅いところもあります。一方で、登録する内容については転職エージェントによる違いはほとんど無く、同じ作業の繰り返しです。
そのため、登録するエージェントが決まったら、一気にまとめて登録してしまう方が効率的です。
各社の特徴は、以下のとおりです。

リクルートエージェント|業界最大手・求人企業からの圧倒的な信頼度

リクルートエージェント』は、リクルートが運営する業界No.1の転職エージェントです。
若手からベテランまで、幅広いユーザーの転職サポート実績があります。
業界最大手のため、キユーピーへの転職実績は多数あり、以下のメリットがあります。
  • キユーピーへの転職実績が多数あり、転職希望者へのサポートノウハウが豊富
  • キユーピー側からの信頼も厚く、非公開求人の充実につながっている。
キユーピーへの転職に一番直結する転職エージェントと言えるでしょう。
リクルートエージェント公式サイトhttps://www.r-agent.com/

doda|業界No.2・転職希望者に対する高い提案力

doda

doda』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する業界No.2の転職エージェントです。
若手からベテランまで、幅広いユーザーの転職サポート実績があります。 非公開求人は8万件、登録者数は370万人の規模に上ります。 拠点は全国に10カ所(※)あります。 ※東京、札幌、仙台、横浜、名古屋、大阪、京都、兵庫、広島、福岡
おすすめの求人を紹介してくれる段階になると、結構絞って紹介してくれます。 また、求人企業とのやりとりは担当が別なので、求人について細かい質問をした時など、その場で回答をもらえないこともあります。当然後からきちんと回答はもらえますので、聞きたいことは遠慮せずに聞いておくべきです。
転職希望者のニーズを掘り下げてくれるため、面談時間も2時間ぐらい見ておいた方が良いでしょう。
doda公式サイトhttp://doda.jp/

ビズリーチ|企業の採用担当者からダイレクトリクルーティングに強み

ビズリーチ』は、人材系ベンチャーのビズリーチが運営する転職支援サービスです。
特徴的なのは、ダイレクトリクルーティングという概念を日本にもたらした第一人者的な存在というところです。数多くの転職希望者のデータを求人企業に公開、転職エージェントなどを通さずに企業側が直接転職希望者にアプローチできる、画期的な取り組みです。この方法を取り入れる企業は拡大する一方のようです。なお、ダイレクトリクルーティングだけではなく、多数のヘッドハンターも利用するサービスのため、転職エージェントとは違う角度で求人を入手できる機会も望めるサービスです。
ビズリーチ公式サイト https://www.bizreach.jp/
ちゅうちゅう

リクルートエージェント』『doda』は大手だからまずオススメってことですね。転職エージェントは何社登録してもタダですしね。そのうえで、いろんな担当者と意見交換できるわけですし。

リアルリアル

どーだ、どーなんだ。)

10.転職エージェントを上手に使いこなすには?

ここからは、実際に『リクルートエージェント』『doda』『ビズリーチ』のいずれか、もしくは全て登録完了した後の話になります。
転職エージェントの担当者から、面談の誘いについての連絡が入ります。その後面談を行うわけですが、そこからの注意点をお伝えします。

仕事観や人生設計含め、転職エージェントに対しては、本音トークを心がけましょう。

転職希望者にとって、転職は人生を賭けた勝負です。そのため、転職エージェントとは最初から本音トークを行いましょう。隠し事はもちろん遠慮して本音を伝えないと、後から「お互い時間の無駄」になってしまいます。
求人企業との面接とは違い、転職エージェントは橋渡し役の立場になるため、「どんな会社を受けたいのか、どんな会社は受けたくないのか」「どんな仕事がしたいのか、どんな仕事はやりたくないのか」この辺は遠慮なく伝えてください。
言ってしまえば、転職エージェントにとって、転職希望者は「商品」という位置付けです。そのため、転職希望者がどんな人間なのか?もちろん初対面ですから知らないわけで、それを知ることによって、提示される求人の精度が高まります。あなたにとっても、求める求人情報以外は提示されたくないと思いますので、遠慮なく最初に本音を伝えておきましょう。
また、複数の転職エージェントを利用する場合、その旨も先に伝えておきましょう。そうすることで、他の転職エージェントに勝つために、あなたへの対応優先度が上がる可能性があります。

転職エージェントから紹介された求人情報に断りを入れる際は、次につながる断り方をしましょう。

転職エージェントとの面談時、もしくはその後日、転職エージェントからあなたの希望に合うと思われる求人情報の紹介を受けます。その際、「うーん、この会社か、あんまりいい話聞かないな。。」とか「うーん、この会社にはすごく入りたいんだけど、この仕事はちょっとな。。」と思う時が必ず訪れるでしょう。その際は、転職エージェント側の気持ちを踏まえ、以下のように次につながる断り方をしましょう。
  • 断りを入れる前に、その求人情報が自分に合うと、どの点で判断したのか聞いてみる。そのうえで、自分の希望に合わない点を伝えたうえで断りを入れる。
  • その会社で働いている(働いていた)知人や友人がいて、内情を聞いている限りどうしても興味が湧かない、と伝えたうえで断りを入れる。
※「ネット上での口コミを見て興味が持てない」というのは、現実性に乏しく、あまりおすすめできません。ただ、その際はその口コミ内容を伝えたうえで、実際はどうなのか聞いてみると良いでしょう。また、転職エージェントの担当者によっては、「口コミサイトは当てにならないし、見ない方がいいですよ。」とあなたに言ってくる場合もあります。そういった担当者に当たった場合は、担当者を変更してもらうことも視野に入れたうえで興味が湧かず断りたい、と意思を表示しましょう。
逆に、以下のような断り方はやめましょう
  • 理由を伝えることなく断りを入れる。
  • 最初の対面時ではなく、後日メールでの紹介があった場合、そのメールを無視して返信しない。
このような対応を行うと、その後紹介される求人がガクっと減ってしまうなど、担当者にとってのあなたの対応優先度が低くなってしまい損につながります。

転職エージェントから紹介された求人情報に興味を持った場合、その求人情報の背景を把握しましょう。

転職エージェントとの面談時、もしくはその後日、転職エージェントからあなたの希望に合うと思われる求人情報の紹介を受けます。その際、「お!これはぜひ受けてみたい!」という瞬間が訪れることがあるでしょう。その際は、転職エージェントに対して、あなたがその求人に興味を持っていることを伝えるとともに、併せて以下のように質問してみましょう。
  • なぜ中途社員が必要なのか(例、新しいポジションか、既存社員が辞めた埋め合わせか、業績向上による人員増強か、など)
  • いつ頃から募集しているのか。
  • 現時点で決まっていない理由は何なのか。
  • 面接に受かる人にはどんな傾向があるのか。逆に落ちる場合はどんな傾向があるのか。
このような確認を行い、得られた情報を書類選考・面接対策に反映することで、あなたの転職成功確率が高まることでしょう。

転職エージェントの担当者と合わない場合は、担当者変更を要求しましょう。

転職エージェントから求人情報の紹介が始まった後が一般的ですが、次のような場合は担当者に直接、担当者変更を依頼しましょう。
  • うまく付き合おうと努力を重ねたが、人間としての相性も含め自分とは合わない。
  • 見当違いの企業ばかり紹介してくる。
  • 求人情報について、担当者自身が詳細把握できていない。
  • メール返信等、対応がとても遅い。
転職エージェントにとっても、避けたいのはあなたが他の転職エージェントに逃げてしまうことです。そのため、その担当者に対して、思い切って担当者変更を依頼しましょう。
その際、注意点は以下のとおりです。
  • (これは必須です!)これまでサポートしてもらった感謝の気持ちを伝える。
  • 転職活動に慣れていないため不安が大きく、「他の担当者の意見も聞きたい」と伝える。要するに、その担当者に外れて欲しいのではなく、別の担当者の意見も聞きたいと伝える。
このように依頼すれば、悪い印象を与えることなく、スムーズな担当者変更につながるはずです。

主導権は転職エージェントではなく、あなたにあることをしっかり肝に銘じましょう。

これが一番重要なのですが、転職エージェントと面談を行い、その後コミュニケーションを続けていく中で、あなた自身の気持ちや担当者との相性によって、「何のために転職活動をしているのか」よく分からなくなってしまう場合があります。
転職エージェントは転職のプロとして、あなたと対等の立場で接してくることが多いです。ただ、中には「どんどん応募しないといつまでも決まりませんよ。多少希望と違ったとしても、まずは受けてみましょう」など、とにかく数をこなすよう促される場合もあります。
その際、転職エージェントに振り回されることなど決して無いよう「主導権は自分にある」ということを肝に銘じましょう「転職エージェントと上手に付き合う」というのは、「転職エージェントを上手に使いこなす」ということです。
決して高慢な態度を出してはいけませんが、「この転職希望者にはぜひ成功して欲しい!しっかり協力しよう!」と、気持ち良く仕事をしてもらうようにしましょう。担当者もあなたと同じ人間です。「最低限のビジネスマナーを守る」「約束は守る、できない約束はしない」「なるべく早めの対応を心がける」など、普段の仕事と同様の感覚で接しておけば間違いないと言えるでしょう。
ちゅうちゅう

転職エージェントはあなたの味方なので、本音で接しつつ協力してもらうためにきちんとビジネスライクに付き合えば何の問題もないってことですね。

リアルリアル

(お頼み申します!)

ここまで読んでいただいた、あなたに
キユーピーへの転職について、必要な情報は全て提示しました。
転職人気企業ですが、部署によっては激務だったりと、部署単位で満足度が異なる企業という側面もあります。会社としてだけで判断するのではなく、実際どんな環境で働くのか、部署レベルまで落とし込んだ情報収集を行い、そのうえでチャレンジしてみることを強くおすすめします。
キユーピーへの転職に成功するために抽出した転職エージェント
転職が実現した後、どんな人生を描けるかが本当の勝負です。
「この会社に転職してみて、確かに大変なところもあるけど、それはある程度事前に知っていたことだ。決めたのは自分なんだから頑張って続けよう。」
そういった転職が実現できるよう、少しでも力になれましたら光栄です。
ちゅうちゅう

キユーピーの攻略がんばりましょう!

リアルリアル

(ごちそうさまでした!)