中途採用で、マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社に転職したい、と考えている方は多いかと思います。世界的コンサルティングファームの日本支社であり、もはや知らない人はいませんね。
このページでは、マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社への転職について、どうしたら正確な情報を得られるか、そのうえで転職したいと思ったらどう対処すべきか、現役エージェントの知見から、マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社への転職について触れたいと思います。
ちゅうちゅう

新卒向けの内容は省き、完全に転職者・中途入社社員に特化した内容です。読んで損はないはずです。

リアルリアル

(マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社。うおォンうおォン。)

マッキンゼーの転職難易度は非常に高いと言えます。大卒以上で、高度な大学院の学位(MBA、PhDなど)または5年以上の実務経験、英語でのコミュニケーション能力(読み書き、会話)が必要とされます。外資系コンサルティングファームはどこも転職難易度が高めですが、マッキンゼーはその中でも特に高いと言えるでしょう。
選考も特徴的です。適性検査は独自のものであり、各面接で必ずケース面接が行われるようです。ケース面接は一般的な面接とは異なる為、十分な対策が必要です。英文履歴書の添削や英語面接、ケース面接の練習を考えると、転職エージェントを利用してサポートしてもらうほうが転職成功率は上がります。

2.マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社への転職についての所見まとめ

次章以降で詳細について触れますが、マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社への転職についての所見をまとめます。

転職を考える際、押さえるべきマッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社の特徴

  • 圧倒的な存在感を誇る世界的コンサルティングファームの日本支社。
  • 優秀な人材が多く、オープンでフラットな社風。
  • 全てのポジションで積極的に中途採用を行っている。
  • 前職で高い評価を得ていること、ビジネスレベルの英会話力があることが全ポジションの応募資格。
  • プロジェクトによっては労働時間が長いが、フレキシブルな働き方が可能。
  • 給与は業界内においても高水準で、アソシエイトで年収1,300~1,500万円。

マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社へ転職するために、押さえておくべきポイント

  • プロジェクトの合間に長期休暇が取れるが、プロジェクト進行中はかなり残業が多いようなので注意が必要。
  • 一般に公開されていない求人を知るためにも、転職エージェントを使うのがおすすめ。

3.マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社ってどんな会社?

項目 内容
会社名 マッキンゼー・ア⁠ン⁠ド・カ⁠ン⁠パ⁠ニ⁠ー日⁠本⁠支⁠社
代表者 岩谷 直幸
本社所在地

東京都港区六本木1-9-10 アークヒルズ仙石山 森タワー

設立 1971年
資本金 非公開
主な事業内容 政府機関、上場企業、非公開企業などへのコンサルティングサービスの提供。
従業員数 非公開

事業内容

マッキンゼーは、アメリカに本社を置く大手コンサルティング会社「マッキンゼー・アンド・カンパニー」の日本支社です。「マッキンゼー・アンド・カンパニー」は戦略コンサルの中でも圧倒的な存在感を誇り、世界中に支社を持っています。マッキンゼーは企業だけでなく政府機関にもコンサルティングサービスを提供しており、グローバルなプロジェクトチームによって、戦略立案やサプライチェーンマネジメントなどに幅広い知見を提供しています。

今後の事業展開

近年の事業環境変化は激しく、多くの組織が従来の本業を維持するだけでは生き残れなくなってきています。マッキンゼーはデジタルを活用した企業変革の支援に注力しており、現在、携わっている案件も半分以上がデジタルに特化したものとなっています。日本オフィスのデジタルエキスパートだけでなくグローバルのデジタルエキスパートとも連携し、企業のDXを支援しています。

社会貢献

マッキンゼーは世界中で社会貢献活動を続けており、日本では「子供と教育」をテーマに「主体的・対話的で深い学び」の実践支援を行っています。2022年度は、この「主体的・対話的で深い学び」を実現するための問題解決・協働スキルに関する教員研修をパイロット的に実施しました。結果、マッキンゼーが通常、民間企業に提供している研修内容が教員のスキル強化にも適用できるということを確認し、今後は取り組みを拡大させていくとしています。

4.マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社の現役社員・元社員からの評判は?(口コミ)

マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社の口コミや内部情報について、転職口コミサイトのOpenWorkenライトハウス転職会議キャリコネを参考に紹介します。新卒入社と中途入社では当然差があることを踏まえ、中途入社した人のみの内部情報です。
項目 コメント
給与・福利厚生
  • アソシエイトで年収1,300~1,500万円。
  • 退職金相当額が毎年年末にもらえる。
  • 完全実力主義。
  • ドリンク、軽食が無料で食べられる。
ワークライフバランス
  • 業務量は多く体力が必要。
  • ハードワークなプロジェクトが多い。
  • バックオフィスは残業がほとんどない。
  • プロジェクトの合間には長期休暇が取れる。
社風
  • プロフェッショナル意識の高い、優秀な人材が多い。
  • 常に成長が求められる組織。
  • オープンでフラットな組織体制。
  • 組織・チームで社員の成長を助け合う文化がとても強い。
成長機会・キャリア開発
  • 評価軸が明確で、スキルを伸ばすためのフィードバックもある。
  • グローバルで、優秀な仲間と成長しあえる環境がある。
  • 半年に一度評価の機会があり、昇進が早い。
  • 一つのプロジェクトから得られる学びが大きい。
入社後のギャップ
  • 想像以上にエリート集団。
  • 外資系のドライさがなく、周囲が温かい。
  • コンサルタントには体力も必要だった。
  • 業務が多く責任が重い。
退職検討理由
  • 周りが大変優秀で、自分は場違いだと感じた。
  • もともと長く居るつもりがなかった。
  • 業務量が多く、体力的・精神的に厳しい。
  • 伝統的な戦略コンサルティング案件が少なくなった。
ワークスタイル
  • フレックスタイム制度がある。
  • 在宅勤務(テレワーク/リモートワーク)が可能。
  • 1時間単位で有休が取れる。
  • 個人の裁量が大きく柔軟に働ける。

給与・福利厚生

他業界はもちろん、コンサルティング業界内においても給与は非常に高水準のようです。上司だけでなく同僚や部下からの評価も必要な、360度評価が完全に機能しており、本当に力を持った人が評価され昇進しやすい仕組みが整備されているという意見がありました。
福利厚生は、退職金の代わりとして年に一回、年俸の十数%が支給される制度があるようです。日系企業に比べるとそれほど充実していないようですが、給与が高いので不満は少ないようです。

ワークライフバランス

休みは取りやすく、プロジェクトの合間には長期休暇も取れるようです。プロジェクト次第でワークライフバランスは変わるようですが、負担の大きいプロジェクトが多いようです。そもそもプライベートとバランスを取るという発想がなく、プライベートと仕事の境目が曖昧になるほど仕事を楽しみ没頭するカルチャーがある、という意見もありました。

社風

それぞれがプロフェッショナルとして尊重され、足の引っ張り合いなどはなく助け合う文化があるようです。チームとしてとても働きやすい環境のようです。フラットな組織で上司にも意見しやすく、短期間で成長したい人には向いている会社という意見もありました。一方で、コンサルタント以外の職種は評価されにくく昇進も難しいので、その点は留意したほうが良いという声がありました。

成長機会・キャリア開発

大いに成長できるという肯定的な口コミが多数ありました。常に成長が求められるが、一人で勝手に成長しろという空気はなく、周囲からのフィードバックやコーチング等が十分すぎるほどあるという意見がありました。会社として人材の育成に注力しており、研修やフィードバックの仕組みが良くできているようです。

入社後のギャップ

想像以上に優秀な社員が多いようです。世界の大企業を相手にコンサルティングを行うので、超天才でなければ継続的に働くのは難しいという声もありました。また、入社後のギャップはあまりなく、想像通りグローバルで素晴らしい会社であるという意見が多くありました。その他、外資系企業によくあるドライさが全くなく、互いにサポートしアドバイスをし合える環境だという声もありました。

退職検討理由

一時的に成長を加速するにはいい会社だが、長期にわたって勤めるのは体力・気力ともに難しいという意見がありました。最後まで勤めあげるという考えの方は少なく、若いうちに経験を積んで次のステージへ移るという方が多いようです。長く続けるとコンサルタント特有の思考が強くなり、一般的な事業会社で活躍しにくくなるという意見も見られました。

ワークスタイル

在宅勤務(テレワーク/リモートワーク)のし易さは、プロジェクトやクライアントによるという意見がありました。コロナ禍の後は出社率が増えたという声もありました。また、リモートワーク可能でも仕事のスピードが求められる会社なので、対面でメンバーと仕事したほうが早いという理由から出社する方もいるようです。
ちゅうちゅう

給与は、コンサルティング業界内においても高水準のようです。基本的に社内言語は英語で大変優秀な社員が多いようなので、ハイスペックな環境・仲間を望む方におすすめの会社です。

リアルリアル

(考えるな。感じるんだ。)

5.マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社は、転職者に対してどんな人材を求めている?

募集職種

中途採用で募集中のポジションは、各種コンサルタント、プロダクトオーナー、デザイナー、データサイエンティスト、データエンジニアなどがありました。現時点で公式サイトに「全てのポジションにて積極採用中」との記載があり、多くのポジションで募集があります。社会人実務経験3年未満の方は、第二新卒枠でビジネスアナリストに応募できます。

求める人材

  • 現・前職において高い評価を得ていること、ビジネスレベルの英会話力があることが、全てのポジションの応募資格となっている。
  • 卓越した専門性を持ち、短期的な数字に満足するのではなく持続的な未来を創出する人材を求めている。
  • 常にトップマネジメントの視点で物事を捉え、一面的ではなく全体的なインパクトを追求することが求められる。

マッキンゼーでは、顧客企業や地域社会に対して価値ある変化をもたらすことのできる優秀な人材を求めています。

マッキンゼー・アンド・カンパニー・ジャパンは、世界で最も重要なマーケットのひとつである日本において、他に類のないプロフェッショナルな個人の成長の機会を提供しています。
あなたは、マッキンゼーの一員として、日本の主要産業のさらなる成長や、次世代産業の日々のイノベーションに携わることになります。

マッキンゼーの採用情報ページには、社員の方の話やコンサルタントの働き方の一例などが載っています。どのようなバックグラウンドを持つ社員が、日頃何を考え、どのように仕事に取り組んでいるのか、人間性も含め感じることができるでしょう。あなたが興味のある分野に取り組む社員の方の意見は、書類・面接対策においても必ず目を通しておきましょう。

給料(年収)

平均年間給与:ー(非上場)
平均年齢:ー(非上場)
平均勤続年数:ー(非上場)
マッキンゼーの平均年収は、非上場につき公開されていません。

労働時間

平均残業時間:70~73時間/月
日系大企業と比べても、やはり労働時間は長いようです。プロジェクトによって忙しさの波はあるようですが、よく働く方が多いようです。クライアントに結果を出すことが重要で、必要なら長時間働くし、結果が出せているなら何をしても自由という考え方が浸透しているようです。
ちゅうちゅう

全てのポジションにて、積極的に中途採用を行っているようです。ビジネスレベルの英会話力があるのは必須条件で、あらゆる面で優秀な人材を求めているようです。労働時間は長めですが、時間や場所の制約を受けず自由に働くことが可能です。

リアルリアル

(いいじゃないか。)

6.マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社の求人情報にはどんな傾向がある?

転職サイトを各種調べたところ、戦略コンサルタント、人事等の求人がありました。その求人を調べると、以下の傾向があります。
  • 公開求人が非常に限られている。
  • 戦略コンサルタントはビジネスレベルの英語力(読み・書き・会話)が必要。
  • 人事は、職種に関連する最低3年以上の業務経験が必須。
ただ、これはあくまで一般に公開されている求人であり、非公開の求人というものがある可能性があります。
例えば、転職エージェントのdodaの場合、非公開求人が公開求人の3倍以上の規模に上るため、doda非公開求人の方には他の技術系・事務系職種も含まれている可能性があります。
ちゅうちゅう

現時点で転職サイトに公開されている求人はわずかですが、隠れ求人の存在は気になるところです。

リアルリアル

(いわゆる裏メニューってやつか。悪くない。)

7.マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社の選考対策

マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社の選考ステップや経験者の口コミについて、転職口コミサイトのワンキャリアプラスOpenWorkを参考に紹介します。
マッキンゼーの面接では、周りを巻き込んだリーダーシップ経験、困難な状況にどのように対応したか、その経験により自身がどう変わったのかを中心に質問されるようです。面接官ごとに違うエピソードを求められる可能性がある為、複数用意しておきましょう。
また、どの面接でもケース問題が出されます。時間が足りなかったという声や、重要なポイントで「他に何が考えられるか」など代替案を複数要求されたという声がありました。計算問題も出るようです。マッキンゼーの企業サイトにケース問題の例題が載っているので、十分に対策してから面接に臨みましょう。

選考ステップ

マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社の選考ステップは、以下のように進みます。詳細に見ていきましょう。
  1. 応募・書類選考

  2. 適性検査

  3. 1次ケース面接(1~3件)

  4. 最終ケース面接(2~3件)

応募・書類選考

マッキンゼーの応募方法は大まかに言って、公式サイトから直接自分で応募するか、転職サイト・転職エージェント経由で応募するか二通りの方法があります。口コミサイトを見ると企業からのスカウトで選考を受けた方もいるようなので、ビズリーチdoda Xのようなヘッドハンターが在籍するハイクラス向けの転職サービスに登録してオファーを待つという方法もおすすめです。
コンサル転職に特化した転職エージェントもあるので、そちらも併せて利用してみると良いかもしれません。マッキンゼーの転職難易度はかなり高いです。様々な可能性を考え、選択肢を多く持つようにしましょう。

適性検査

日本語または英語で実施されます。適性検査を実施しない場合もあるようです。マッキンゼー独自のWebテストで対策が難しいようですが、論理的に考える訓練をしておくと役立つという口コミがありました。
また、ゲーム形式のテストだったという口コミもありました。生物界での食物連鎖に関するゲームと敵からの侵入を防ぐゲームが出題されたようです。ゲームの詳細についてはマッキンゼーの企業サイトに詳細が載っているので、確認しておきましょう。その他、職種によってはコーディングスキルテストがあるようです。

1次ケース面接(1~3件)

まずは職務経歴に関する質問や人物像を見極めるための質問があるようです。リーダーシップ経験や困難を乗り越えた経験などを聞かれたという口コミがありました。その後、ケース面接となるようです。面接時間の半分以上がケース面接なので、ケース面接の対策をしっかりとするべきという声がありました。
また、複数の面接官と順番に面接を行う際、面接官ごとに違うエピソードを話すよう言われたという口コミがありました。エピソードは複数用意しておいたほうが良さそうです。回答のスピードや量も見ているようなので、意識して練習しておきましょう。
ケース面接の対策をしておくべきという意見のほか、フェルミ推定についても対策しておいたほうが良いという口コミがありました。1次面接で英語面接があるようなので、転職エージェント等でケース面接・英語面接の練習をしてから本番に臨むことをおすすめします。

最終ケース面接(2~3件)

最終面接は、1対1の面接を複数回行ったという口コミがありました。面接官のうち一人は外国人で、英語で面接が行われたという情報がありました。複数回の面接全てにおいて、ケース面接が行われるようです。前半は1次面接と同様に、どのような人物かを見極めるような面接で、具体的に以下のような質問がされたようです。
  • 今までで困難だったことは何か、それをどのように乗り越えたか。
  • 転職理由、マッキンゼーを志望する理由。
  • 意見が対立したときに、どう相手を説得したか。
  • 包括的なリーダーシップについて。
  • 職務経験のエピソード。
ケース面接についてですが、マッキンゼーの企業サイトにケース面接の例題が載っているので、まずはこちらを参考にしてください。ヒントや回答の一例もあり充実しています。実際の選考においても同様の流れで面接が進行するため、例題を繰り返し解いて対策することを強く推奨するという口コミがありました。
ケース面接では論理的思考能力や問題解決能力だけでなく、ディスカッション時の聞く姿勢や高度なコミュニケーション能力が試されます。いずれもコンサルタントには不可欠な能力であり、その基礎があるかどうかを面接で見極められます。

選考の口コミ

戦略コンサルタント

ケーススタディが特殊だった。過去問が手に入るなら特訓しておくべきだと感じた。

戦略コンサルタント

複数回の面接のうち、1回は英語面接が入る。

戦略コンサルタント

フェルミ推定とケース面接の対策はしておいた方がいい。どれだけ地頭がよくても、対策をしなければまず通らない選考内容。

戦略コンサルタント

リーダーシップを発揮した経験、過去の困難の乗り越え方について詳しく聞かれた。

マッキンゼーの面接の雰囲気は、詰められる感じなどなく丁寧な雰囲気のようです。一方的に進むのではなく、対話形式でディスカッションしながら進められたという口コミがありました。英語面接で言葉に詰まってしまった時も助けてくれたという声がありました。ケース面接は緊張してしまうことがあるかもしれませんが、事前準備をしっかりとしておくことで緊張感は減らせます。

8.マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社への転職を成功させるには?

ここまで読んで、マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社への転職意欲は高まりましたか?

マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社に転職する方法で一番おすすめしたいのは、転職エージェントの活用です。

※転職エージェントとは?
「エージェント」というのは、いわゆる「代理人」です。転職エージェントは、転職希望者と中途採用の求人を出している企業とをつなげるのが役割です。転職エージェントは、採用が成功した場合に企業から手数料がもらえるので、転職希望者からはお金をもらいません。そのため無料で利用できるサービスです。これらのサービスは、サイト上で登録をすると転職エージェントの方から面談の誘いがメールで来ます。そのうえで日程を調整してその転職エージェントの企業に訪問し、面談を行います。面談では、「具体的に転職を考えているのか」「なぜ今の会社を辞めようと思っているのか」「どういった会社に移りたいと思っているのか」というような質問があり、それに答えていくかたちになります。転職エージェントに登録する転職希望者は、「一刻も早く転職したい」という人もいれば、「特にまだ転職は考えていないが、良い求人があれば転職したい」など様々な思いを抱いています。そのため、面談で「具体的に転職を考えているのか」という質問に対して、「今は情報収集している段階です。」と答えても、まずイヤな顔はされないと思って大丈夫です。
では、マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社に転職する場合に転職エージェントを活用すべき理由ですが、以下4点です。
  • 一般には公開されていない、マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社の求人情報について入手できる可能性がある。
  • 書類選考・面接について、マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社に特化した対策を行ってもらえる。
  • 年収など、求人企業との待遇面の交渉について代行してもらえる。
  • 転職後に実際に配属される部署の実態について、詳しい情報を教えてもらえる。

一般には公開されていない、マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社の求人情報について入手できる可能性がある。

例えばdodaの場合、サイト上で公開されている求人の3倍以上もの非公開求人を取り扱っています。

※転職エージェントはなぜ全ての求人を公開しないのか?
転職エージェントは全ての求人を公開しない、というよりは公開できないのです。これはなぜかと言うと、企業は人ありきとよく言われますが、あくまでビジネスあってこその人と言うこともできます。要するに、既存ビジネスの強化・新規ビジネスの創出を行うために人が必要なのです。そのため、特に新規ビジネスについては、開始する前、もしくは開始して間もなくは他社にそのことを知られたくありません。中途採用の募集を行ううえでも、自社のサイトはもちろん、転職サイトにもその情報を載せたくないのです。そうすると、転職エージェントにそのような中途採用求人が集まることになります。なぜ転職エージェントなのかと言うと、転職希望者個人と対面する必要があり、情報をオープンにする必要が無いからです。ちなみに、公開されている求人と比べて、戦略的な採用という色が濃いため年収やポジションも好条件のものが多いのが一般的です。
転職エージェントの大手であればあるほど、マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社の非公開求人も取り扱っています。
あなたのような転職希望者の適性に応じて提示してくれますし、適性に合う求人が無い場合でも、マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社に対して適性に合う求人が無いか、あなたを売り込みに行ってくれることもあります。
そのため、マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社のサイトや転職サイト・転職エージェントのサイト上の求人を見て、自分に合う求人が無い場合には、非公開で取り扱いが無いか、転職エージェントに尋ねてみることをおすすめします。

書類選考・面接について、マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社に特化した対策を行ってもらえる。

転職エージェントは、過去に多くの転職希望者の転職を実現させているため、転職人気企業であればあるほど、その機会に多く携わっています。そのため、選考スタイルや選考プロセスについて熟知しており、ノウハウが豊富です。

どんな人なら受かって、どんな人なら落ちてしまうのか。面接でどういう質問がされ、それにどう答えれば受かり、落ちる場合は答え方がまずかったのか、答える内容自体が間違っていたのか。そのような過去実績に基づく膨大なデータを保有しています。
その根拠データやノウハウを用いて、マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社の書類選考を突破するために、職務経歴書上でどんな内容をどんな風にアピールした方が良いのか、面接の段階では想定される複数の質問に対して、どう答えた方が良いのか、サポートしてもらえます
さらに、面接担当者にはどんな傾向があるのか(結論から論理立てて話すようにしないと、60分の面接でも30分で終わってしまうなど。。)、求人情報ではまず触れられるはずのない情報も持っているため、転職サイトや企業サイトから応募するよりも圧倒的に有利に進められます。
なお、これは意外だと思いますが、このように転職エージェントは転職人気企業ほどパイプが太いため、仮に採用企業側が面接であなたを落とすと判断した場合でも、掛け合ってくれて通過させてくれることもあったりします
基本的に、面接については終了後に転職エージェントに「面接終了しました。」と電話連絡を入れるステップがあります。その際、「おつかれさまでした。面接はいかがでした?」と面接の苦労を労ってもらえるとともに、「うまく答えられなかった質問はありましたか?」など丁寧にフォローを入れてくれます。その内容をもって、転職エージェントはあなたの代理となり、その後採用企業側にフォローを入れてくれるのです。
ただ、全ての転職エージェントがそういった対応を行ってくれるわけではありません。転職エージェントは良いところだけを選ぶようにしましょう

年収など、求人企業との待遇面の交渉について代行してもらえる。

転職するうえで、重要なものの1つは年収でないでしょうか。 年収については、残業の有無と同様に面接で質問することは難しいと思います。

「年収〇万円以上」「年収〇万円~〇万円」という求人情報がほとんどですが、転職エージェントは、転職希望者の適性と過去の転職成功者の適正をマッチングして、「この人なら年収〇万円だろう」などとあたりをつけます。そのうえで、最終面接、もしくはその後に企業から実際の金額について転職エージェントに連絡が入ります。
その段階で、前もってあなたが事前に伝えていた金額よりも低ければ企業側と交渉してくれます。さらに、もしあなたが事前に伝えていた額と同等であった場合でも、それより高くならないか、掛け合ってくれるのです。
これは直接応募ではまず不可能なことだと思うので、転職エージェントに頼りましょう。

転職後に実際に配属される部署の実態について、詳しい情報を教えてもらえる。

これまで見ていただいたとおり、会社自体の情報は事前に仕入れることができても、実際に配属される部署についての情報を仕入れることは不可能に近い、というか不可能でしょう。

一緒に働くうえで、その部署の上司・同僚のタイプや新卒中途・男女の比率、他の関連部署との力関係、会社の中での位置づけなど、事前に知っておくことに越したことはありません。転職エージェントはそういった情報も保有していますので、気になることはどんどん聞いてみましょう。
併せて、気になった会社については、いろいろ悪い口コミ情報などもネットなどで見かけることがあるでしょう。そういった口コミ情報が正しいのか、間違っているのかについても、聞いてみるのが良いでしょう。
ちゅうちゅう

そもそも自分に合った会社なのか、合う場合、受かるためにどうしたら良いか、転職エージェントを味方につけるのが効率的ですね。

リアルリアル

(う~ん、そうきたか。)

9.マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社への転職で、おすすめの転職エージェントは?

転職エージェントは有名な会社だけでも10社近くあります。
実際相手にする担当者との相性含め、当たり外れが多いのが実際のところです。登録や面談の手間、日ごろの電話・メール対応も考えると、どの転職エージェントと付き合うかについては、失敗は許されないと言っても過言ではありません。
マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社に転職するために登録すべき転職エージェントを、以下の観点で選びました。
  • マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社の求人について、取り扱い実績がある。
  • マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社への転職をサポートできるノウハウを持っている。
  • マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社以外の求人情報についても豊富に保有しており、そのような求人についても成功までサポートするノウハウを保有している。
これらの要素が全て当てはまる、具体的におすすめしたい転職エージェントは以下4社です。 登録自体は2~3分で済みます。無料なので費用面のリスクもありません。
登録すべきか 特徴
リクルートエージェント 業界最大手。マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社への転職サポート実績多数。
doda 業界2番手。マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社への転職サポート実績多数。提案力に強み。
ビズリーチ ダイレクトリクルーティングが活発で、職務経歴書が目につけば人事担当者が連絡してくる可能性あり。
特に『リクルートエージェント』『doda』の2社は登録を強くお勧めします。
ただ、この2社については最大手でもあり、他の転職希望者も多数抱えるため、対応スピードなどサポートに満足が行かない場合もあるかもしれません。それも踏まえ、『ビズリーチ』も登録しておく方が良いでしょう。
ちなみに、登録完了後、転職エージェントから連絡が来るタイミングはマチマチです。早いところもあれば遅いところもあります。一方で、登録する内容については転職エージェントによる違いはほとんど無く、同じ作業の繰り返しです。
そのため、登録するエージェントが決まったら、一気にまとめて登録してしまう方が効率的です。
各社の特徴は、以下のとおりです。

リクルートエージェント|業界最大手・求人企業からの圧倒的な信頼度

リクルートエージェント』は、リクルートが運営する業界No.1の転職エージェントです。
若手からベテランまで、幅広いユーザーの転職サポート実績があります。
業界最大手のため、マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社への転職実績は多数あり、以下のメリットがあります。
  • マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社への転職実績が多数あり、転職希望者へのサポートノウハウが豊富
  • マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社側からの信頼も厚く、非公開求人の充実につながっている。
マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社への転職に一番直結する転職エージェントと言えるでしょう。
リクルートエージェント公式サイトhttps://www.r-agent.com/

doda|業界No.2・転職希望者に対する高い提案力

doda

doda』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する業界No.2の転職エージェントです。
若手からベテランまで、幅広いユーザーの転職サポート実績があります。 非公開求人は8万件、登録者数は370万人の規模に上ります。 拠点は全国に10カ所(※)あります。 ※東京、札幌、仙台、横浜、名古屋、大阪、京都、兵庫、広島、福岡
おすすめの求人を紹介してくれる段階になると、結構絞って紹介してくれます。 また、求人企業とのやりとりは担当が別なので、求人について細かい質問をした時など、その場で回答をもらえないこともあります。当然後からきちんと回答はもらえますので、聞きたいことは遠慮せずに聞いておくべきです。
転職希望者のニーズを掘り下げてくれるため、面談時間も2時間ぐらい見ておいた方が良いでしょう。
doda公式サイトhttp://doda.jp/

ビズリーチ|企業の採用担当者からダイレクトリクルーティングに強み

ビズリーチ』は、人材系ベンチャーのビズリーチが運営する転職支援サービスです。
特徴的なのは、ダイレクトリクルーティングという概念を日本にもたらした第一人者的な存在というところです。数多くの転職希望者のデータを求人企業に公開、転職エージェントなどを通さずに企業側が直接転職希望者にアプローチできる、画期的な取り組みです。この方法を取り入れる企業は拡大する一方のようです。なお、ダイレクトリクルーティングだけではなく、多数のヘッドハンターも利用するサービスのため、転職エージェントとは違う角度で求人を入手できる機会も望めるサービスです。
ビズリーチ公式サイト https://www.bizreach.jp/
ちゅうちゅう

リクルートエージェント』『doda』は大手だからまずオススメってことですね。転職エージェントは何社登録してもタダですしね。そのうえで、いろんな担当者と意見交換できるわけですし。

リアルリアル

どーだ、どーなんだ。)

10.転職エージェントを上手に使いこなすには?

ここからは、実際に『リクルートエージェント』『doda』『ビズリーチ』のいずれか、もしくは全て登録完了した後の話になります。
転職エージェントの担当者から、面談の誘いについての連絡が入ります。その後面談を行うわけですが、そこからの注意点をお伝えします。

仕事観や人生設計含め、転職エージェントに対しては、本音トークを心がけましょう。

転職希望者にとって、転職は人生を賭けた勝負です。そのため、転職エージェントとは最初から本音トークを行いましょう。隠し事はもちろん遠慮して本音を伝えないと、後から「お互い時間の無駄」になってしまいます。
求人企業との面接とは違い、転職エージェントは橋渡し役の立場になるため、「どんな会社を受けたいのか、どんな会社は受けたくないのか」「どんな仕事がしたいのか、どんな仕事はやりたくないのか」この辺は遠慮なく伝えてください。
言ってしまえば、転職エージェントにとって、転職希望者は「商品」という位置付けです。そのため、転職希望者がどんな人間なのか?もちろん初対面ですから知らないわけで、それを知ることによって、提示される求人の精度が高まります。あなたにとっても、求める求人情報以外は提示されたくないと思いますので、遠慮なく最初に本音を伝えておきましょう。
また、複数の転職エージェントを利用する場合、その旨も先に伝えておきましょう。そうすることで、他の転職エージェントに勝つために、あなたへの対応優先度が上がる可能性があります。

転職エージェントから紹介された求人情報に断りを入れる際は、次につながる断り方をしましょう。

転職エージェントとの面談時、もしくはその後日、転職エージェントからあなたの希望に合うと思われる求人情報の紹介を受けます。その際、「うーん、この会社か、あんまりいい話聞かないな。。」とか「うーん、この会社にはすごく入りたいんだけど、この仕事はちょっとな。。」と思う時が必ず訪れるでしょう。その際は、転職エージェント側の気持ちを踏まえ、以下のように次につながる断り方をしましょう。
  • 断りを入れる前に、その求人情報が自分に合うと、どの点で判断したのか聞いてみる。そのうえで、自分の希望に合わない点を伝えたうえで断りを入れる。
  • その会社で働いている(働いていた)知人や友人がいて、内情を聞いている限りどうしても興味が湧かない、と伝えたうえで断りを入れる。
※「ネット上での口コミを見て興味が持てない」というのは、現実性に乏しく、あまりおすすめできません。ただ、その際はその口コミ内容を伝えたうえで、実際はどうなのか聞いてみると良いでしょう。また、転職エージェントの担当者によっては、「口コミサイトは当てにならないし、見ない方がいいですよ。」とあなたに言ってくる場合もあります。そういった担当者に当たった場合は、担当者を変更してもらうことも視野に入れたうえで興味が湧かず断りたい、と意思を表示しましょう。
逆に、以下のような断り方はやめましょう
  • 理由を伝えることなく断りを入れる。
  • 最初の対面時ではなく、後日メールでの紹介があった場合、そのメールを無視して返信しない。
このような対応を行うと、その後紹介される求人がガクっと減ってしまうなど、担当者にとってのあなたの対応優先度が低くなってしまい損につながります。

転職エージェントから紹介された求人情報に興味を持った場合、その求人情報の背景を把握しましょう。

転職エージェントとの面談時、もしくはその後日、転職エージェントからあなたの希望に合うと思われる求人情報の紹介を受けます。その際、「お!これはぜひ受けてみたい!」という瞬間が訪れることがあるでしょう。その際は、転職エージェントに対して、あなたがその求人に興味を持っていることを伝えるとともに、併せて以下のように質問してみましょう。
  • なぜ中途社員が必要なのか(例、新しいポジションか、既存社員が辞めた埋め合わせか、業績向上による人員増強か、など)
  • いつ頃から募集しているのか。
  • 現時点で決まっていない理由は何なのか。
  • 面接に受かる人にはどんな傾向があるのか。逆に落ちる場合はどんな傾向があるのか。
このような確認を行い、得られた情報を書類選考・面接対策に反映することで、あなたの転職成功確率が高まることでしょう。

転職エージェントの担当者と合わない場合は、担当者変更を要求しましょう。

転職エージェントから求人情報の紹介が始まった後が一般的ですが、次のような場合は担当者に直接、担当者変更を依頼しましょう。
  • うまく付き合おうと努力を重ねたが、人間としての相性も含め自分とは合わない。
  • 見当違いの企業ばかり紹介してくる。
  • 求人情報について、担当者自身が詳細把握できていない。
  • メール返信等、対応がとても遅い。
転職エージェントにとっても、避けたいのはあなたが他の転職エージェントに逃げてしまうことです。そのため、その担当者に対して、思い切って担当者変更を依頼しましょう。
その際、注意点は以下のとおりです。
  • (これは必須です!)これまでサポートしてもらった感謝の気持ちを伝える。
  • 転職活動に慣れていないため不安が大きく、「他の担当者の意見も聞きたい」と伝える。要するに、その担当者に外れて欲しいのではなく、別の担当者の意見も聞きたいと伝える。
このように依頼すれば、悪い印象を与えることなく、スムーズな担当者変更につながるはずです。

主導権は転職エージェントではなく、あなたにあることをしっかり肝に銘じましょう。

これが一番重要なのですが、転職エージェントと面談を行い、その後コミュニケーションを続けていく中で、あなた自身の気持ちや担当者との相性によって、「何のために転職活動をしているのか」よく分からなくなってしまう場合があります。
転職エージェントは転職のプロとして、あなたと対等の立場で接してくることが多いです。ただ、中には「どんどん応募しないといつまでも決まりませんよ。多少希望と違ったとしても、まずは受けてみましょう」など、とにかく数をこなすよう促される場合もあります。
その際、転職エージェントに振り回されることなど決して無いよう「主導権は自分にある」ということを肝に銘じましょう「転職エージェントと上手に付き合う」というのは、「転職エージェントを上手に使いこなす」ということです。
決して高慢な態度を出してはいけませんが、「この転職希望者にはぜひ成功して欲しい!しっかり協力しよう!」と、気持ち良く仕事をしてもらうようにしましょう。担当者もあなたと同じ人間です。「最低限のビジネスマナーを守る」「約束は守る、できない約束はしない」「なるべく早めの対応を心がける」など、普段の仕事と同様の感覚で接しておけば間違いないと言えるでしょう。
ちゅうちゅう

転職エージェントはあなたの味方なので、本音で接しつつ協力してもらうためにきちんとビジネスライクに付き合えば何の問題もないってことですね。

リアルリアル

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ここまで読んでいただいた、あなたに
マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社への転職について、必要な情報は全て提示しました。
転職人気企業ですが、部署によっては激務だったりと、部署単位で満足度が異なる企業という側面もあります。会社としてだけで判断するのではなく、実際どんな環境で働くのか、部署レベルまで落とし込んだ情報収集を行い、そのうえでチャレンジしてみることを強くおすすめします。
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ちゅうちゅう

マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社の攻略がんばりましょう!

リアルリアル

(ごちそうさまでした!)