中途採用で、明治に転職したい、と考えている方は多いかと思います。子供の頃から馴染みがあるお菓子や乳製品のメーカーとして、知らない人はいませんね。
転職するために、「本当に大丈夫なのか?」と情報を探してみても、転職サイトやその企業のサイトには表向きの情報しか無いのは間違いありません。また、最近口コミ系のサイトが流行っていますが、それを見てみたとしても、そのサイト自体に登録するためのハードルもあり、登録したとしても情報量が膨大で見るのも大変です。結果、本当に転職して大丈夫なのか?と思ってしまうでしょう。
その一方で、この方法なら失敗しないという唯一無二のやり方が、単純ですがあります。
このページでは、明治への転職について、どうしたら正確な情報を得られるか、そのうえで転職したいと思ったらどう対処すべきか、現役エージェントの知見から、明治への転職について触れたいと思います。
このページを読んでいただければ、明治への転職についての情報は一通り揃っているかと思います。あなたが明治に転職すべきかの判断材料になり、さらに転職したいと思った場合、明治に理想の転職が実現できる可能性が高まるはずです。
ちゅうちゅう

明治に転職したい方向けの記事です。ちょっと長いですが、読んで損はないはずです。

リアルリアル

(明治。うおォンうおォン。)

次章以降で詳細について触れますが、明治への転職についての所見をまとめます。

転職を考える際、押さえるべき明治の特徴

  • 牛乳・乳製品、菓子などを取り扱う食品メーカーであり、国内チョコレート市場でシェア首位。
  • 昔ながらの典型的な日本の大企業であり、安定感のある社風。
  • 借り上げ社宅制度や家族手当など、福利厚生は充実している。
  • 中途採用で、正社員の募集はない。
  • 「情熱」と「やる気」をもって仕事に挑み、消費者の生活充実に貢献できる人材を求めている。
  • ワークライフバランスの調整しやすさは、部署や上司によるバラツキがある。
  • 食品業界の中では給与は高く、ボーナスの割合が大きい。

明治へ転職するために、押さえておくべきポイント

  • 現時点では、転職サイトにおいて公開されている求人の中に、正社員の募集はないようなので注意が必要。
  • 一般に公開されていない求人を知るためにも、転職エージェントを使うのがおすすめ。

2.明治ってどんな会社?

項目 内容
会社名 株式会社明治
代表者 代表取締役社長 松田 克也
本社所在地 東京都中央区京橋二丁目2番1号
設立 1917年12月21日
資本金 336億4千万円
主な事業内容 牛乳・乳製品、菓子、食品、スポーツ栄養食品、OTC医薬品等の製造販売。
従業員数 単体:10,815名 連結:17,608名(2019年3月31日現在)

事業内容

2009年に旧明治製菓と旧明治乳業が統合して発足したのが明治ホールディングス株式会社(明治HD)であり、株式会社明治は明治HDの完全子会社です。明治は、赤ちゃんからお年寄りまであらゆる世代を対象として、粉ミルク、牛乳・乳製品、菓子、スポーツ栄養、流動食など幅広い商品を展開しています。その事業は、主に以下の5つの分野に分かれています。 
  1. 発酵デイリー:牛乳、嗜好性飲料、ヨーグルトなど
  2. 加工食品:チーズ、バター、マーガリン類、フローズンデザート、レトルト食品など
  3. 菓子:チョコレート、果汁グミ、キシリッシュガムなど
  4. 栄養:スポーツ栄養食品、粉ミルク、流動食、美容食品、OTC医薬品など
  5. 海外:中国、アジア、米国を中心にmeijiブランドを展開
明治と聞いて、真っ先に思い浮かべるのはやはりチョコレートではないでしょうか。ロングセラー商品の「明治ミルクチョコレート」や「アーモンドチョコ」、「きのこの山・たけのこの里」といった根強い人気を誇る商品があり、「チョコレートの明治」として多くの支持を集めています。また、美と健康を考えた高カカオポリフェノールの「チョコレート効果」シリーズといった、健康志向の高まりに対応した商品もあります。

今後の事業展開

明治ホールディングスは、2020中期経営計画の中で5つの重点方針を打ち出しており、その一つに「コア事業での高シェア・高収益の実現」があります。例えば、食品セグメントにおいては、ヨーグルト、チョコレート、栄養食品のさらなる拡大です。
ヨーグルトでは「明治 THE GREEK YOGURT」などの新商品の育成、チョコレートでは「チョコレート効果」と「明治 ザ・チョコレート」のラインアップを拡充しながら、顧客層の拡大とリピートの促進を行うとしています。
流動食では市販用「メイバランス」の販売ルートの拡大を図っていくとしています。また、次期「コア」領域とするため、チーズ、フローズンデザート、業務用商品はトップシェアを狙って育成していきます。

海外展開

明治ホールディングスは、海外市場での成長基盤の確立に向けて、積極的な事業拡大を行っています。食品セグメントでは特に中国に注力し、2020年度に現在の約2倍となる売上高230億円を目指しています。牛乳、ヨーグルト、菓子、アイスクリームなどの既存商品ラインアップを拡充するとともに、Eコマースなどのネット販売に対応する新たな商品の開発や、中国でのスポーツ栄養商品の展開も検討しています。
海外事業全体では、グローバルでの明治グループの企業価値を向上させるために、海外でのマネジメント体制を見直し、“meiji”のコーポレートブランドの認知を高めていくとしています。

3.明治は、転職者に対してどんな人材を求めている?

募集職種

現在、中途採用で募集中の職種はないようです。募集職種としては、技術系(生産技術、エンジニアリング、研究開発)、事務営業系(事務、営業)、酪農系(原料乳の調達と需給安定化 など)の3系統あるようですが、いずれの募集もありませんでした。

求める人材

明治グループには、グループ内で共有すべき行動指針として以下に示すような「meiji way」があります。

『お客さまの、パートナーの、仲間たちの、「そばになくてはならない存在」であるために

  1. お客さまと向き合って、お客さまから学ぶ。
  2. 先を見る勘を鍛え、先駆ける技を磨く。
  3. 仕事をおもしろくする、おもしろい仕事を創る。
  4. 課題から逃げない、やりぬく気概と勇気を持つ。
  5. チームの可能性を信じ、チームの力を活かす。』
このメッセージから
  • 「情熱」と「やる気」をもって仕事に挑み、消費者の生活充実に貢献できる人材
  • 自らの考え・意見を積極的に主張・提案し、自ら行動できる人材
  • 高い目標に挑戦することで成長を遂げられる人材
を求めていると考えられます。
また、グループ理念の一つに“私たちの使命は、「おいしさ・楽しさ」の世界を拡げ、「健康・安心」への期待に応えてゆくこと。”というものがあります。明治は、食品の中でも特に「お菓子」という、どこかワクワクした気持ちになるような商品を取り扱っているので、食の安全の重要性を理解しつつ、明治の商品の良さ、面白さが分かる方に向いている会社かもしれませんね。
明治の採用情報ページには、社員インタビューや仕事内容などが職種別に紹介されています。どこの部署の社員が、日頃何を考え、どのように仕事に取り組んでいるのか、人間性も含め感じることができるでしょう。あなたが興味のある事業に取り組む社員の方の意見は、書類・面接対策においても必ず目を通しておきましょう。また、ワークライフバランスのサポート制度など、働く環境についての情報もありますので、明治で働く具体的なイメージが掴めるかもしれません。

給料(年収)

平均年間給与:ー(非上場)
平均年齢:ー(非上場)
平均勤続年数:ー(非上場)
明治の平均年収は、非上場につき公開されていません。※後述の口コミ参照。

労働時間

平均残業時間:20~22時間/月
部署によって異なり、ばらつきがあるようです。本社は残業をしなければならない人、そうでない人が大きく分かれているという意見もありました。営業職では、直行直帰ができるので、朝遅めに出勤したりしてうまく労働時間を調節している方もいらっしゃるようです。
部署によっては残業が多いようですが、ノー残業デーを決めたり上司が率先して早く帰宅したりするなど、帰りやすい環境を整えているという意見もありました。みんなが帰らないから帰れない といった空気はないとのことです。一方で、工場は人手不足にもかかわらず人員削減が行われており、慢性的に残業をしているという情報がありました。
ちゅうちゅう

情熱をもって仕事に取組み、消費者の生活充実に貢献できる人材を求めているようですね。現時点で、中途採用の募集はないようなので注意が必要です。

リアルリアル

(いいじゃないか。)

4.明治の求人情報にはどんな傾向がある?

転職サイトを各種調べたところ、製造オペレーター、品質検査の求人がありました。その求人を調べると、以下の傾向があります。
  • 契約社員の求人のみである。
  • 総合職の求人はない。
    公開されている求人の中に、正社員の募集はありませんでした。契約社員で、製造ラインのオペレーターなど工場勤務の募集となっていました。
    ただ、これはあくまで一般に公開されている求人であり、非公開の求人というものがある可能性があります。
    例えば、転職エージェントのdodaの場合、非公開求人が公開求人の3倍以上の規模に上るため、doda非公開求人の方には他の技術系・事務系職種も含まれている可能性があります。
    ちゅうちゅう

    現在、正社員の求人はないようですが、隠れ求人の存在は気になるところです。

    リアルリアル

    (いわゆる裏メニューってやつか。悪くない。)

    5.明治の現役社員・元社員からの評判は?(口コミ)

    口コミや内部情報を以下にまとめました。新卒入社と中途入社では当然差があることを踏まえ、中途入社した人のみの内部情報です。
    ※参照元:OpenWork、enライトハウス、転職会議、キャリコネ他

    項目 コメント
    給与・福利厚生
    • 毎年基本給が一定額ずつ上がり、役職がつくと大きく上がる。
    • 食品業界内では断トツで高い給与。
    • 残業代はきちんと支払われる。
    • 借り上げ社宅制度がある。
    ワークライフバランス
    • 残業が少なく調整しやすい。
    • 配属先や職場環境など、人により忙しさにムラがある。
    • 営業では土日関係なく連絡が来る場合もある。
    • 部署によっては休日出勤が多い。
    社風
    • 典型的な日本の大企業。
    • 年功序列色が強い。
    • 基本的に穏やかな人が多い。
    • 安全意識がとても高い。
    成長機会・キャリア開発
    • 大企業だけあり、研修制度は整っている。
    • 社会人としての常識は身につく。
    • 社内、同業種内で役立つ力は身につく。
    • ジョブローテーションはほぼない。
    入社後のギャップ
    • 非常に高度な課題や難題を要求される。
    • 上下関係が厳しい。
    • とてもお堅い。
    • 転勤が多くまた転勤先も日本中どこに行くか分からない。
    退職検討理由
    • 実力とは関係ない評価制度、昇格制度だから。
    • 高いノルマ設定があり、これを継続するのは無理だと思った。
    • 工場でのシフト勤務が辛いため。
    • 年功序列であるため、役職につくまで非常に時間がかかる。
    ワークスタイル
    • 積極的に在宅勤務(テレワーク/リモートワーク)を実施する。
    • 体調管理を徹底する。
    • 社内外の感染拡大防止に最大限努める。

    給与・福利厚生

    食品業界の中では給与は高く、満足している方が多いようです。基本給はそれほど高くないようですが、ボーナスの割合が高いため年収は高くなるとのことです。年功序列の色合いが強く、昇格等の際にも考慮されるケースが多いため、個人の業績によって給与が大きく変動することは少ないようです。
    福利厚生は、借り上げ社宅制度が人気のようです。二割ほどの自己負担で社宅に住むことができ、貯金もしやすく給与以上の生活が出来たという声もありました。他に、家族手当があり子供一人当たり月に二万円でるなどの情報がありました。また、自社製品を社割で購入できる、スポンサーになっているアミューズメントパークの入場チケットを安く購入できるなどの特典もあるようです。

    ワークライフバランス

    部署や上司、個人の考え方によって、ワークライフバランスの調整しやすさにだいぶバラツキがあるようです。好意的な意見からご紹介すると、有休は自由に取れる、残業や休日出勤もほとんどなく、毎日飲みに行こうと思えば行けるだけのお金と時間はあった、などがありました。他にも、研究所はフレックス制がある、一年で連続5日以上休暇を取ることがルール化されており長期休暇を取りやすい、在宅ワークも始まりつつあるなどの意見がありました。
    一方で、有休消化率は部署、個人による差が大きく、プライベートとの調整はしにくいという声がありました。意見のバラツキの多さから考えると、会社を挙げてワークライフバランスの調整に力を入れているというよりは、部署や上司に依る部分が大きいようですね。

    社風

    歴史ある、昔ながらの典型的な日本の大企業であるという意見が多くありました。公務員のような古めの組織であり、あまりガツガツしている人もいないし、まったりと安定感があると感じている方もいらっしゃいました。バリバリ稼ぎたい、もっと評価されたいという人には合わないかもしれないという声もありました。
    全体的に落ち着いた人が多く、堅実な企業体質のようです。食の安全を守る為、コンプライアンスは徹底しているが、冒険はしにくい風土になっているという意見もありました。

    成長機会・キャリア開発

    組織内での上下関係が身につく、大企業での立ち居振る舞い方が身につくなどの意見が複数ありました。他には、考え方、仕事の進め方、人脈の広げ方など様々なことを学べるという意見がありました。長期的にキャリアを作ることが前提となっている会社であるため、10年、20年勤めることを考えればかなり成長できるようです。
    他に、社内でのジョブローテーションは少ないため、入社時の職種以外を経験して幅を広げることはできないという情報がありましたので、入社を考える際には、どの職種に就きたいのかじっくり検討する必要がありそうですね。

    入社後のギャップ

    給料は、食品業界ではトップクラスであり安定感も抜群で、ギャップは特にないという意見がいくつかありました。また、思ったより社員の方の感じが良く、一流企業としての余裕がありコンプライアンス意識が高い、個人個人を尊重して仕事を任せており穏やかな社風であると感じている方もいらっしゃいました。他には、思ったより上下関係が厳しく、また、新しいことにはあまり挑戦的でないという声もありました。

    退職検討理由

    大企業であり、とてもいい会社であることは間違いないけれど、と前置きしたうえで、様々な理由から退職を検討した方が多いような印象を受けました。また、食品業界全体の成長余地に不安を感じて、退職を検討した方もいらっしゃいました。
    他には、営業よりも商品開発に興味があるが、ジョブローテーションがほとんどない為、希望の部署に異動するのは難しいという意見がありました。チャレンジを推奨する組織体系ではあまりないとのことです。また、転勤が多い、昇進が遅いなどの理由も複数ありました。

    ワークスタイル

    明治では2018年から、在宅勤務(テレワーク/リモートワーク)制度を導入しています。当時は対象者が少なかったようですが、新型コロナの影響で在宅勤務がかなり進んだという意見がありました。

    フレックス勤務は、研究所と本社の一部の部署で許可されているようです。

    ちゅうちゅう

    給与は食品業界ではトップクラスであり、安定感抜群のようですね。福利厚生も、自社製品を社割で購入できる、借り上げ社宅制度や家族手当があるなど充実した内容となっているようです。

    リアルリアル

    (考えるな。感じるんだ。)

    6.明治への転職を成功させるには?

    ここまで読んで、明治への転職意欲は高まりましたか?

    明治に転職する方法で一番おすすめしたいのは、転職エージェントの活用です。

    ※転職エージェントとは?
    「エージェント」というのは、いわゆる「代理人」です。転職エージェントは、転職希望者と中途採用の求人を出している企業とをつなげるのが役割です。転職エージェントは、採用が成功した場合に企業から手数料がもらえるので、転職希望者からはお金をもらいません。そのため無料で利用できるサービスです。これらのサービスは、サイト上で登録をすると転職エージェントの方から面談の誘いがメールで来ます。そのうえで日程を調整してその転職エージェントの企業に訪問し、面談を行います。面談では、「具体的に転職を考えているのか」「なぜ今の会社を辞めようと思っているのか」「どういった会社に移りたいと思っているのか」というような質問があり、それに答えていくかたちになります。転職エージェントに登録する転職希望者は、「一刻も早く転職したい」という人もいれば、「特にまだ転職は考えていないが、良い求人があれば転職したい」など様々な思いを抱いています。そのため、面談で「具体的に転職を考えているのか」という質問に対して、「今は情報収集している段階です。」と答えても、まずイヤな顔はされないと思って大丈夫です。
    では、明治に転職する場合に転職エージェントを活用すべき理由ですが、以下4点です。
    • 一般には公開されていない、明治の求人情報について入手できる可能性がある。
    • 書類選考・面接について、明治に特化した対策を行ってもらえる。
    • 年収など、求人企業との待遇面の交渉について代行してもらえる。
    • 転職後に実際に配属される部署の実態について、詳しい情報を教えてもらえる。

    一般には公開されていない、明治の求人情報について入手できる可能性がある。

    例えばdodaの場合、サイト上で公開されている求人の3倍以上もの非公開求人を取り扱っています。

    ※転職エージェントはなぜ全ての求人を公開しないのか?
    転職エージェントは全ての求人を公開しない、というよりは公開できないのです。これはなぜかと言うと、企業は人ありきとよく言われますが、あくまでビジネスあってこその人と言うこともできます。要するに、既存ビジネスの強化・新規ビジネスの創出を行うために人が必要なのです。そのため、特に新規ビジネスについては、開始する前、もしくは開始して間もなくは他社にそのことを知られたくありません。中途採用の募集を行ううえでも、自社のサイトはもちろん、転職サイトにもその情報を載せたくないのです。そうすると、転職エージェントにそのような中途採用求人が集まることになります。なぜ転職エージェントなのかと言うと、転職希望者個人と対面する必要があり、情報をオープンにする必要が無いからです。ちなみに、公開されている求人と比べて、戦略的な採用という色が濃いため年収やポジションも好条件のものが多いのが一般的です。
    転職エージェントの大手であればあるほど、明治の非公開求人も取り扱っています。
    あなたのような転職希望者の適性に応じて提示してくれますし、適性に合う求人が無い場合でも、明治に対して適性に合う求人が無いか、あなたを売り込みに行ってくれることもあります。
    そのため、明治のサイトや転職サイト・転職エージェントのサイト上の求人を見て、自分に合う求人が無い場合には、非公開で取り扱いが無いか、転職エージェントに尋ねてみることをおすすめします。

    書類選考・面接について、明治に特化した対策を行ってもらえる。

    転職エージェントは、過去に多くの転職希望者の転職を実現させているため、転職人気企業であればあるほど、その機会に多く携わっています。そのため、選考スタイルや選考プロセスについて熟知しており、ノウハウが豊富です。

    どんな人なら受かって、どんな人なら落ちてしまうのか。面接でどういう質問がされ、それにどう答えれば受かり、落ちる場合は答え方がまずかったのか、答える内容自体が間違っていたのか。そのような過去実績に基づく膨大なデータを保有しています。
    その根拠データやノウハウを用いて、明治の書類選考を突破するために、職務経歴書上でどんな内容をどんな風にアピールした方が良いのか、面接の段階では想定される複数の質問に対して、どう答えた方が良いのか、サポートしてもらえます
    さらに、面接担当者にはどんな傾向があるのか(結論から論理立てて話すようにしないと、60分の面接でも30分で終わってしまうなど。。)、求人情報ではまず触れられるはずのない情報も持っているため、転職サイトや企業サイトから応募するよりも圧倒的に有利に進められます。
    なお、これは意外だと思いますが、このように転職エージェントは転職人気企業ほどパイプが太いため、仮に採用企業側が面接であなたを落とすと判断した場合でも、掛け合ってくれて通過させてくれることもあったりします
    基本的に、面接については終了後に転職エージェントに「面接終了しました。」と電話連絡を入れるステップがあります。その際、「おつかれさまでした。面接はいかがでした?」と面接の苦労を労ってもらえるとともに、「うまく答えられなかった質問はありましたか?」など丁寧にフォローを入れてくれます。その内容をもって、転職エージェントはあなたの代理となり、その後採用企業側にフォローを入れてくれるのです。
    ただ、全ての転職エージェントがそういった対応を行ってくれるわけではありません。転職エージェントは良いところだけを選ぶようにしましょう

    年収など、求人企業との待遇面の交渉について代行してもらえる。

    転職するうえで、重要なものの1つは年収でないでしょうか。 年収については、残業の有無と同様に面接で質問することは難しいと思います。

    「年収〇万円以上」「年収〇万円~〇万円」という求人情報がほとんどですが、転職エージェントは、転職希望者の適性と過去の転職成功者の適正をマッチングして、「この人なら年収〇万円だろう」などとあたりをつけます。そのうえで、最終面接、もしくはその後に企業から実際の金額について転職エージェントに連絡が入ります。
    その段階で、前もってあなたが事前に伝えていた金額よりも低ければ企業側と交渉してくれます。さらに、もしあなたが事前に伝えていた額と同等であった場合でも、それより高くならないか、掛け合ってくれるのです。
    これは直接応募ではまず不可能なことだと思うので、転職エージェントに頼りましょう。

    転職後に実際に配属される部署の実態について、詳しい情報を教えてもらえる。

    これまで見ていただいたとおり、会社自体の情報は事前に仕入れることができても、実際に配属される部署についての情報を仕入れることは不可能に近い、というか不可能でしょう。

    一緒に働くうえで、その部署の上司・同僚のタイプや新卒中途・男女の比率、他の関連部署との力関係、会社の中での位置づけなど、事前に知っておくことに越したことはありません。転職エージェントはそういった情報も保有していますので、気になることはどんどん聞いてみましょう。
    併せて、気になった会社については、いろいろ悪い口コミ情報などもネットなどで見かけることがあるでしょう。そういった口コミ情報が正しいのか、間違っているのかについても、聞いてみるのが良いでしょう。
    ちゅうちゅう

    そもそも自分に合った会社なのか、合う場合、受かるためにどうしたら良いか、転職エージェントを味方につけるのが効率的ですね。

    リアルリアル

    (う~ん、そうきたか。)

    7.明治への転職で、おすすめの転職エージェントは?

    転職エージェントは有名な会社だけでも10社近くあります。
    実際相手にする担当者との相性含め、当たり外れが多いのが実際のところです。登録や面談の手間、日ごろの電話・メール対応も考えると、どの転職エージェントと付き合うかについては、失敗は許されないと言っても過言ではありません。
    明治に転職するために登録すべき転職エージェントを、以下の観点で選びました。
    • 明治の求人について、取り扱い実績がある。
    • 明治への転職をサポートできるノウハウを持っている。
    • 明治以外の求人情報についても豊富に保有しており、そのような求人についても成功までサポートするノウハウを保有している。
    これらの要素が全て当てはまる、具体的におすすめしたい転職エージェントは以下4社です。 登録自体は2~3分で済みます。無料なので費用面のリスクもありません。
      登録すべきか 特徴
    リクルートエージェント 業界最大手。明治への転職サポート実績多数。
    doda 業界2番手。明治への転職サポート実績多数。提案力に強み。
    ビズリーチ ダイレクトリクルーティングが活発で、職務経歴書が目につけば人事担当者が連絡してくる可能性あり。
    特に『リクルートエージェント』『doda』の2社は登録を強くお勧めします。
    ただ、この2社については最大手でもあり、他の転職希望者も多数抱えるため、対応スピードなどサポートに満足が行かない場合もあるかもしれません。それも踏まえ、『ビズリーチ』も登録しておく方が良いでしょう。
    ちなみに、登録完了後、転職エージェントから連絡が来るタイミングはマチマチです。早いところもあれば遅いところもあります。一方で、登録する内容については転職エージェントによる違いはほとんど無く、同じ作業の繰り返しです。
    そのため、登録するエージェントが決まったら、一気にまとめて登録してしまう方が効率的です。
    各社の特徴は、以下のとおりです。

    リクルートエージェント|業界最大手・求人企業からの圧倒的な信頼度

    リクルートエージェント』は、リクルートが運営する業界No.1の転職エージェントです。
    若手からベテランまで、幅広いユーザーの転職サポート実績があります。
    業界最大手のため、明治への転職実績は多数あり、以下のメリットがあります。
    • 明治への転職実績が多数あり、転職希望者へのサポートノウハウが豊富
    • 明治側からの信頼も厚く、非公開求人の充実につながっている。
    明治への転職に一番直結する転職エージェントと言えるでしょう。
    リクルートエージェント公式サイトhttps://www.r-agent.com/

    doda|業界No.2・転職希望者に対する高い提案力

    doda

    doda』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する業界No.2の転職エージェントです。
    若手からベテランまで、幅広いユーザーの転職サポート実績があります。 非公開求人は8万件、登録者数は370万人の規模に上ります。 拠点は全国に10カ所(※)あります。 ※東京、札幌、仙台、横浜、名古屋、大阪、京都、兵庫、広島、福岡
    おすすめの求人を紹介してくれる段階になると、結構絞って紹介してくれます。 また、求人企業とのやりとりは担当が別なので、求人について細かい質問をした時など、その場で回答をもらえないこともあります。当然後からきちんと回答はもらえますので、聞きたいことは遠慮せずに聞いておくべきです。
    転職希望者のニーズを掘り下げてくれるため、面談時間も2時間ぐらい見ておいた方が良いでしょう。
    doda公式サイトhttp://doda.jp/

    ビズリーチ|企業の採用担当者からダイレクトリクルーティングに強み

    ビズリーチ』は、人材系ベンチャーのビズリーチが運営する転職支援サービスです。
    特徴的なのは、ダイレクトリクルーティングという概念を日本にもたらした第一人者的な存在というところです。数多くの転職希望者のデータを求人企業に公開、転職エージェントなどを通さずに企業側が直接転職希望者にアプローチできる、画期的な取り組みです。この方法を取り入れる企業は拡大する一方のようです。なお、ダイレクトリクルーティングだけではなく、多数のヘッドハンターも利用するサービスのため、転職エージェントとは違う角度で求人を入手できる機会も望めるサービスです。
    ビズリーチ公式サイト https://www.bizreach.jp/
    ちゅうちゅう

    リクルートエージェント』『doda』は大手だからまずオススメってことですね。転職エージェントは何社登録してもタダですしね。そのうえで、いろんな担当者と意見交換できるわけですし。

    リアルリアル

    どーだ、どーなんだ。)

    8.転職エージェントを上手に使いこなすには?

    ここからは、実際に『リクルートエージェント』『doda』『ビズリーチ』のいずれか、もしくは全て登録完了した後の話になります。
    転職エージェントの担当者から、面談の誘いについての連絡が入ります。その後面談を行うわけですが、そこからの注意点をお伝えします。

    仕事観や人生設計含め、転職エージェントに対しては、本音トークを心がけましょう。

    転職希望者にとって、転職は人生を賭けた勝負です。そのため、転職エージェントとは最初から本音トークを行いましょう。隠し事はもちろん遠慮して本音を伝えないと、後から「お互い時間の無駄」になってしまいます。
    求人企業との面接とは違い、転職エージェントは橋渡し役の立場になるため、「どんな会社を受けたいのか、どんな会社は受けたくないのか」「どんな仕事がしたいのか、どんな仕事はやりたくないのか」この辺は遠慮なく伝えてください。
    言ってしまえば、転職エージェントにとって、転職希望者は「商品」という位置付けです。そのため、転職希望者がどんな人間なのか?もちろん初対面ですから知らないわけで、それを知ることによって、提示される求人の精度が高まります。あなたにとっても、求める求人情報以外は提示されたくないと思いますので、遠慮なく最初に本音を伝えておきましょう。
    また、複数の転職エージェントを利用する場合、その旨も先に伝えておきましょう。そうすることで、他の転職エージェントに勝つために、あなたへの対応優先度が上がる可能性があります。

    転職エージェントから紹介された求人情報に断りを入れる際は、次につながる断り方をしましょう。

    転職エージェントとの面談時、もしくはその後日、転職エージェントからあなたの希望に合うと思われる求人情報の紹介を受けます。その際、「うーん、この会社か、あんまりいい話聞かないな。。」とか「うーん、この会社にはすごく入りたいんだけど、この仕事はちょっとな。。」と思う時が必ず訪れるでしょう。その際は、転職エージェント側の気持ちを踏まえ、以下のように次につながる断り方をしましょう。
    • 断りを入れる前に、その求人情報が自分に合うと、どの点で判断したのか聞いてみる。そのうえで、自分の希望に合わない点を伝えたうえで断りを入れる。
    • その会社で働いている(働いていた)知人や友人がいて、内情を聞いている限りどうしても興味が湧かない、と伝えたうえで断りを入れる。
    ※「ネット上での口コミを見て興味が持てない」というのは、現実性に乏しく、あまりおすすめできません。ただ、その際はその口コミ内容を伝えたうえで、実際はどうなのか聞いてみると良いでしょう。また、転職エージェントの担当者によっては、「口コミサイトは当てにならないし、見ない方がいいですよ。」とあなたに言ってくる場合もあります。そういった担当者に当たった場合は、担当者を変更してもらうことも視野に入れたうえで興味が湧かず断りたい、と意思を表示しましょう。
    逆に、以下のような断り方はやめましょう
    • 理由を伝えることなく断りを入れる。
    • 最初の対面時ではなく、後日メールでの紹介があった場合、そのメールを無視して返信しない。
    このような対応を行うと、その後紹介される求人がガクっと減ってしまうなど、担当者にとってのあなたの対応優先度が低くなってしまい損につながります。

    転職エージェントから紹介された求人情報に興味を持った場合、その求人情報の背景を把握しましょう。

    転職エージェントとの面談時、もしくはその後日、転職エージェントからあなたの希望に合うと思われる求人情報の紹介を受けます。その際、「お!これはぜひ受けてみたい!」という瞬間が訪れることがあるでしょう。その際は、転職エージェントに対して、あなたがその求人に興味を持っていることを伝えるとともに、併せて以下のように質問してみましょう。
    • なぜ中途社員が必要なのか(例、新しいポジションか、既存社員が辞めた埋め合わせか、業績向上による人員増強か、など)
    • いつ頃から募集しているのか。
    • 現時点で決まっていない理由は何なのか。
    • 面接に受かる人にはどんな傾向があるのか。逆に落ちる場合はどんな傾向があるのか。
    このような確認を行い、得られた情報を書類選考・面接対策に反映することで、あなたの転職成功確率が高まることでしょう。

    転職エージェントの担当者と合わない場合は、担当者変更を要求しましょう。

    転職エージェントから求人情報の紹介が始まった後が一般的ですが、次のような場合は担当者に直接、担当者変更を依頼しましょう。
    • うまく付き合おうと努力を重ねたが、人間としての相性も含め自分とは合わない。
    • 見当違いの企業ばかり紹介してくる。
    • 求人情報について、担当者自身が詳細把握できていない。
    • メール返信等、対応がとても遅い。
    転職エージェントにとっても、避けたいのはあなたが他の転職エージェントに逃げてしまうことです。そのため、その担当者に対して、思い切って担当者変更を依頼しましょう。
    その際、注意点は以下のとおりです。
    • (これは必須です!)これまでサポートしてもらった感謝の気持ちを伝える。
    • 転職活動に慣れていないため不安が大きく、「他の担当者の意見も聞きたい」と伝える。要するに、その担当者に外れて欲しいのではなく、別の担当者の意見も聞きたいと伝える。
    このように依頼すれば、悪い印象を与えることなく、スムーズな担当者変更につながるはずです。

    主導権は転職エージェントではなく、あなたにあることをしっかり肝に銘じましょう。

    これが一番重要なのですが、転職エージェントと面談を行い、その後コミュニケーションを続けていく中で、あなた自身の気持ちや担当者との相性によって、「何のために転職活動をしているのか」よく分からなくなってしまう場合があります。
    転職エージェントは転職のプロとして、あなたと対等の立場で接してくることが多いです。ただ、中には「どんどん応募しないといつまでも決まりませんよ。多少希望と違ったとしても、まずは受けてみましょう」など、とにかく数をこなすよう促される場合もあります。
    その際、転職エージェントに振り回されることなど決して無いよう「主導権は自分にある」ということを肝に銘じましょう「転職エージェントと上手に付き合う」というのは、「転職エージェントを上手に使いこなす」ということです。
    決して高慢な態度を出してはいけませんが、「この転職希望者にはぜひ成功して欲しい!しっかり協力しよう!」と、気持ち良く仕事をしてもらうようにしましょう。担当者もあなたと同じ人間です。「最低限のビジネスマナーを守る」「約束は守る、できない約束はしない」「なるべく早めの対応を心がける」など、普段の仕事と同様の感覚で接しておけば間違いないと言えるでしょう。
    ちゅうちゅう

    転職エージェントはあなたの味方なので、本音で接しつつ協力してもらうためにきちんとビジネスライクに付き合えば何の問題もないってことですね。

    リアルリアル

    (お頼み申します!)

    ここまで読んでいただいた、あなたに
    明治への転職について、必要な情報は全て提示しました。
    転職人気企業ですが、部署によっては激務だったりと、部署単位で満足度が異なる企業という側面もあります。会社としてだけで判断するのではなく、実際どんな環境で働くのか、部署レベルまで落とし込んだ情報収集を行い、そのうえでチャレンジしてみることを強くおすすめします。
    明治への転職に成功するために抽出した転職エージェント
    転職が実現した後、どんな人生を描けるかが本当の勝負です。
    「この会社に転職してみて、確かに大変なところもあるけど、それはある程度事前に知っていたことだ。決めたのは自分なんだから頑張って続けよう。」
    そういった転職が実現できるよう、少しでも力になれましたら光栄です。
    ちゅうちゅう

    明治の攻略がんばりましょう!

    リアルリアル

    (ごちそうさまでした!)