中途採用で、日本マイクロソフトに転職したい、と考えている方は多いかと思います。パソコンという、もはや歴史を作った会社として知らない人はいませんね。
このページでは、日本マイクロソフトへの転職について、どうしたら正確な情報を得られるか、そのうえで転職したいと思ったらどう対処すべきか、現役エージェントの知見から、日本マイクロソフトへの転職について触れたいと思います。
ちゅうちゅう

新卒向けの内容は省き、完全に転職者・中途入社社員に特化した内容です。読んで損はないはずです。

リアルリアル

(日本マイクロソフト。うおォンうおォン。)

日本マイクロソフトの転職難易度は非常に高いと言えます。求められる経験やスキルのレベルが高く、例えばセールスでは業界に特化した5~10年以上の販売経験、ソフトウェアエンジニアでは、コンピューターサイエンスまたは関連技術分野の学士号や10年以上のコーディング経験などが望ましいとされています。その他、職種によっては流暢な英会話力が必要です。
ただ、ポジションクローズによる退職などがあり、日本マイクロソフトの人材の流動性は比較的高いです。中途採用比率を見ると2022年度は92%、2023年度は86%となっています。ジョブローテーションの機会が多いわけではないので、現在のポジションがクローズした場合、部署異動というより社外に出る人が多いようです。
このような人材の流動性を考えると、スキルがマッチすれば中途入社のチャンスも十分あると言えます。現在、日本マイクロソフトは転職サイトに公開求人を出していないので、転職エージェントに登録して非公開求人を紹介してもらうことをおすすめします。

2.日本マイクロソフトへの転職についての所見まとめ

次章以降で詳細について触れますが、日本マイクロソフトへの転職についての所見をまとめます。

転職を考える際、押さえるべき日本マイクロソフトの特徴

  • 「Windows」、「Office」などで知られる米Microsoft Corporationの日本法人。
  • コミュニケーションを大切にし、挑戦を推奨する社風。
  • 「フレキシブルワークスタイル」を採用しており、多様な働き方が可能。
  • 公式サイトでは各種エンジニア、技術営業、テクニカルサポートなどの求人がある。
  • 英語力も含め高い専門性を持ち、学習意欲が高い人材を求めている。
  • リモートワークの環境が整っているため、労働時間は自分次第。
  • 30歳で管理職であれば年収1,000万円は超える。

日本マイクロソフトへ転職するために、押さえておくべきポイント

  • 完全自由なワークスタイルが認められているため、オンオフを切り替えられるような自己管理が必要。
  • 一般に公開されていない求人を知るためにも、転職エージェントを使うのがおすすめ。

3.日本マイクロソフトってどんな会社?

項目 内容
会社名 日本マイクロソフト株式会社
代表者 代表取締役 社長 津坂 美樹
本社所在地 東京都港区港南 2-16-3 品川グランドセントラルタワー
設立 1986年2月
資本金 4億9950万円
主な事業内容 ソフトウェアおよびクラウドサービス、デバイスの営業・マーケティング。
従業員数 3,040 名(2022年4月1日 現在)

事業内容

Microsoft Corporationは、1975年にビル・ゲイツらにより創業された米ワシントン州に本社を置くソフトウェアの開発・販売を行う会社であり、日本マイクロソフトはその日本法人です。Microsoftのパソコン用OS「Windows」やビジネススタンダードである「Office」製品(Word、Excel、Outlookなど)、Web会議の必須ツール「Microsoft Teams」などは日頃から使う方が多いと思います。近年は「Microsoft Azure」といったクラウドサービスに注力しています。

今後の事業展開

日本マイクロソフトは、日本の社会変革に向けたデジタルトランスフォーメーションを推進しています。特に政府・自治体、物流業、製造業などの分野で重点的に取り組むとしており、次の4つのアプローチをもとにデジタルトランスフォーメーションを実現するとしています。
  1. 社内/社外といった境界線を問わない考え方を取り入れ、セキュリティ基盤を確立する。
  2. リモートワークのノウハウを顧客と共有。
  3. デジタルトランスフォーメーションの実現に不可欠なIT人材の育成を推進
  4. 「Power Apps」などのツール普及によるアプリケーション開発の民主化を推進。

AIアシスタント「Copilot」

マイクロソフトではこれまで、OpenAIとの協力で開発した生成AIのサービスを「Bing Chat」、Windowsに搭載するものを「Windows Copilot」といった名称にしていましたが、サービスの拡大に合わせて「Copilot」に統一しました。コンシューマ向けとして提供される「Copilot in Windows」は「Bing Chat」の内容を継承しており、OpenAIが開発した大規模言語モデルのGPT-4を使用しています。生成AIは今後更に精度が上がり、適用範囲も拡大していくと思われます。

4.日本マイクロソフトの現役社員・元社員からの評判は?(口コミ)

日本マイクロソフトの口コミや内部情報について、転職口コミサイトのOpenWorkenライトハウス転職会議キャリコネを参考に紹介します。新卒入社と中途入社では当然差があることを踏まえ、中途入社した人のみの内部情報です。
項目 コメント
給与・福利厚生
  • 年棒制で、インセンティブ制度がある。
  • 30歳で管理職であれば年収1,000万円は超える。
  • ストックアワードがある。
  • マッサージルーム、仮眠室、シャワー室などが完備。
ワークライフバランス
  • 休みは基本的に取りやすい。
  • 部署によっては、平日はプライベートな時間は取れない。
  • 働く時間は自分でコントロールできる。
  • 勤怠管理は基本的に個人裁量であり、ワークライフバランスを取りやすい。
社風
  • 挑戦を推奨する社風。
  • コミュニケーションをよく取る会社。
  • 部門間の交流が活発で協力的。
  • 優秀な人材が多く、常に新しいことを勉強する必要がある。
成長機会・キャリア開発
  • 大手の取引先が多く、任せられる仕事も多岐にわたり成長できる環境。
  • 外資系企業のグローバルコミュニケーションの作法が身につく。
  • キャリア開発に関しては、全面的に自主性に任される。
  • グローバル視点でビジネスをドライブすることが出来る。
入社後のギャップ
  • 仕事の役割と範囲が細分化されている。
  • アプリケーション開発よりインフラコンサルの仕事が多い。
  • 予想以上に忙しい。
  • 思ったより日本企業要素がある。
退職検討理由
  • ポジションがクローズした為、異動より退職を選んだ。
  • 本社の統制が強くクリエイティブに動くことが難しかったから。
  • 業務量が非常に多く、要求も高い。
  • 組織変更によるリストラがあった。
ワークスタイル
  • 在宅勤務(テレワーク/リモートワーク)のための設備、制度が整っている。
  • Microsoft Teamsの導入により、柔軟な働き方が可能。
  • 完全フレックスタイム制度がある。
  • 個人の裁量で中抜けも可能。

給与・福利厚生

給与水準は極めて高く満足している方が多いようです。基本的な年収が高く、それ以外にインセンティブやストックアワードもあるため、実質的な年収は非常に高いとのことです。インセンティブよりベース給与の割合が高いのも良いという意見がありました。また、他者に対する貢献や学びなども評価の判断材料になるので、他の社員からいいフィードバックをもらっておくのも大事という声がありました。
福利厚生はカフェテリアプランを導入しており、各自でメニューを選択できます。オフィス環境は、フリーデスク、ソファー、1人でこもるスペースなど様々な形の就業場所があるようです。

ワークライフバランス

仕事の進め方や勤務時間、働く場所などは個人に任されているため、そういった意味では仕事をしやすいようですが、とにかく業務量が多く設定目標が高いので、ある程度はプライベートを削らないと目標に近づけないという意見がありました。勤務時間や場所の制約がない分、ワークライフバランスを取りやすいという声と、オンオフの区別がつかず延々と仕事をしてしまうという声と両方あったので、個人次第とも言えます。

社風

グロースマインドセットという企業文化があり、新しいことへのチャレンジに対して好意的であるようです。よほどのことがない限り、何かにチャレンジすることを止められることはないという声もありました。風通しが良く、誰にでも直接連絡が取れるようです。コミュニケーションがかなり活発であるという口コミも多く、部門を越えて協力し合う空気があるようです。

成長機会・キャリア開発

キャリア開発は良くも悪くも自分次第であり、受け身の人には厳しい環境のようです。積極性があれば、スキルアップのための多種多様なリソースがあり、大いに成長できる環境という意見がありました。また、若いうちから自分の裁量でビジネスをドライブすることが出来るので、精神的にも技術的にも成長する機会があるようです。

入社後のギャップ

中途入社者の割合が多いせいか、意外と日本企業的で思ったよりドライではないという意見が見られました。実力主義だと思って入社したが、実際には政治力や上司との相性に評価が左右されるという声もありました。また、かなりスピーディーに仕事を進めることが求められるようです。適度に休みながらゆっくりと成長していきたい人には、あまり向いていないという意見もありました。

退職検討理由

自分のポジションがクローズになり、そのタイミングで自分に合ったオープンポジションがなく退職することにしたという方が多いようです。部署によって業務内容や役職が大幅に異なるため社内異動も難しく、面接も多く時間がかかり、社外で転職活動した方が早く決まることもあるという意見もありました。終身雇用の考えはあまりなく、社員の方もキャリアアップして次のステージへ進むという考えが多いようです。

ワークスタイル

日本マイクロソフトでは「フレキシブルワークスタイル」という働き方を採用しており、オフィスに出社しなくてもリモートワークで仕事を完了できる環境が整備されています。在宅勤務(テレワーク/リモートワーク)の効率を上げるために各種周辺機器を購入したい場合は、社内アプリで申請し、会社負担で購入後に自宅に届けられるなどの支援もあります。もともと顧客に、働き方改革を推進するためのツールやノウハウを提供する立場にあるため、常に自社での働き方を改善し、環境整備に努めているという意見もありました。
ちゅうちゅう

給与水準は高く、自由なワークスタイルが認められている会社のようです。そして、多くの企業や役職の方と接点があり、グローバル視点でビジネスをドライブすることが出来るようなので、様々な刺激を受けてキャリアアップしたい方に向いている会社かもしれません。

リアルリアル

(考えるな。感じるんだ。)

5.日本マイクロソフトは、転職者に対してどんな人材を求めている?

募集職種

中途採用で募集中の職種は、各種エンジニア、技術営業、テクニカルサポート、コンサルティングなど多岐にわたっています。日本マイクロソフトは、かなり活発に中途採用を行っているようです。職種によっては5~10年以上の経験が求められ、流暢な英語が必須要件となっているものもあります。

求める人材

日本マイクロソフト採用ページには、以下のようなメッセージが記されています。

Come as you are, do what you love!
私たちは、成長と進化をし続ける会社です。 これからのマイクロソフトは、多様なメンバーと共に主体性と情熱をもって「実現したい未来」の創造に挑戦したい人を求めています。
様々なライフスタイルを可能とする、最先端のテクノロジーがここにはあります。 自分らしくキャリアを創り上げる楽しさを一緒に経験しませんか?

  • 主体性と情熱をもって「実現したい未来」の創造に挑戦する人を求めている。
  • 様々なことに好奇心を持ち、学習意欲が高く自己研鑽に励む人材を求めている。
  • 採用時点で職種により求められる英語力は様々だが、入社後に英語力を伸ばすことが望ましい。
日本マイクロソフトの公式サイトは、社員インタビューや職種紹介などのコンテンツが充実しています。どこの部署の社員が、日頃何を考え、どのように仕事に取り組んでいるのか、人間性も含め感じることができるでしょう。あなたが興味のある事業に取り組む社員の方の意見は、書類・面接対策においても必ず目を通しておきましょう。

給料(年収)

平均年間給与:ー(非上場)
平均年齢:ー(非上場)
平均勤続年数:ー(非上場)
日本マイクロソフトの平均年収は、非上場につき公開されていません。

労働時間

平均残業時間:31~36時間/月
残業は、常にというよりは時期に依存することが多いようです。成果主義なので、結果が出せれば労働時間は関係なく、個人でコントロールできるということです。ただ、部署によっては業務量が多く、特に営業系やサポート系のチームは残業が日常化しているという意見もありました。また、リモートワークの環境が整っているため、オフィスでの労働時間は短くても、自宅での隠れた労働時間が結構あるという指摘もありましたので、注意が必要です。
ちゅうちゅう

学習意欲が高く、変化を楽しみ挑戦を恐れない人材を求めているようですね。職種によっては大変高いレベルが求められ、流暢な英語力も必須となっています。

リアルリアル

(いいじゃないか。)

6.日本マイクロソフトの求人情報にはどんな傾向がある?

転職サイトを各種調べたところ、日本マイクロソフトの求人は見つかりませんでした。
ただ、これはあくまで一般に公開されている求人であり、非公開の求人というものがある可能性があります。
例えば、転職エージェントのdodaの場合、非公開求人が公開求人の3倍以上の規模に上るため、doda非公開求人の方には他の技術系・事務系職種も含まれている可能性があります。
ちゅうちゅう

現在、公開している求人はないようですが、隠れ求人の存在は気になるところです。

リアルリアル

(いわゆる裏メニューってやつか。悪くない。)

7.日本マイクロソフトの選考対策

日本マイクロソフトの選考ステップや経験者の口コミについて、転職口コミサイトのワンキャリアプラスOpenWorkを参考に紹介します。
日本マイクロソフトの面接では、コミュニケーション能力や日本マイクロソフトで働きたいという情熱を重視しているようです。いくら能力が高くても、日本マイクロソフトでなければならない理由を説明できないと選考に落ちるという口コミもありました。また、コミュニケーションをよく取る社風のようなので、コミュニケーションスキルはどの職種においても必要とされています。
会社に入って何を実現したいのか、それは日本マイクロソフト以外の会社では実現できないのかについては深掘りして考えておく必要があります。選考を受けるポジションの理解だけでなく、業界で何が起こっているのか、どうすれば競合他社に勝てるのかも考えておくとよいでしょう。
面接中の質問に回答する際は、「STAR(R)モデル」(状況、タスク、アクション、結果、反射)の利用が推奨されています。STAR面接に慣れていない方は、転職エージェントで一度、模擬面接をしてもらうと雰囲気が掴めると思います。

選考ステップ

日本マイクロソフトの選考ステップは、以下のように進みます。詳細に見ていきましょう。
  1. 応募・書類選考

  2. Webテスト

  3. 面接複数回

応募・書類選考

日本マイクロソフトに応募するには、大まかに3つの方法があります。
  1. 公式サイトから直接自分で応募する。
  2. 転職サイトや転職エージェント経由で応募する。
  3. 既に日本マイクロソフトで働いている友人・知人に紹介してもらう。
前述のとおり、転職サイトに公開求人はありませんでした。以前はdodaに第二新卒向けの求人が掲載されていたようです。リクルートエージェントから日本マイクロソフトの未公開求人を紹介されたという口コミもあったので、転職エージェントに登録することをおすすめします。
日本マイクロソフトのような人気企業の場合、応募が殺到するのを防ぐ意味もあり、公開求人を出すことは少ないです。ハイクラス向け転職サービスのビズリーチに登録しておき、スカウトを待つのもおすすめです。日本マイクロソフトはリファラル採用にも力を入れているので、友人・知人がいる場合は紹介してもらえるよう頼むのも良いかもしれません。

Webテスト

中途採用のWebテストの情報が少なく、正確なことは分かりませんでした。インフラエンジニアの方で、Azureのサービスを使用した分析ワークを行ったという口コミがありました。参考までに、新卒採用ではGAB形式の適性検査が行われるようです。かなり難易度が高いという声もありました。

面接複数回

面接は基本的にMicrosoft Teamsを用いたオンライン面接となります。選考回数は3~5回程度で、選考前にカジュアル面談も可能です。面接では以下のような質問がされるようです。
  • IT業界の志望理由、日本マイクロソフトの志望理由。
  • 志望職種を選んだ理由。
  • 前職の志望理由。
  • 難易度の高かった仕事は何か。
  • 挫折した経験と、それにどう対応したか。
  • 過去にチームを率いた経験。
  • 転職を通して何を成し遂げたいのか、Microsoftで何を実現したいのか。
  • あなたが考えるMicrosoftの今後とるべき戦略とは?
  • Google Analyticsなどを使って、どのように顧客データを解析するか。
  • 志望職種に就く上で自分に足りていない事は何か、それを補うために何をすべきか。
複数回の面接で、面接毎に同じ質問をされる場合があるようです。回答に一貫性があるか、相手の立場に応じた回答が出来ているかを見ているという口コミがありました。また、こちらから質問できる時間が思ったより多くあるので(30分程度)、質問したいことを考えておいた方が良いという意見もありました。公式サイトにも、面接中に尋ねたい質問を必ず用意しておくことと表記がありました。
技術面接では、問題解決、分析的思考、コンピューターサイエンスの基礎に関連する質問や、コーディングを通じて解決する自由回答型の問題などが出されるようです。プログラミング能力だけでなく、テクノロジーに対する情熱や臨機応変に対応できるかどうかも重視されるようです。

選考の口コミ

法人営業

事前にLinked Inに登録しておくと良い。Microsoft社員の多くがLinked Inを使用している。面接官の名前は事前に分かるので、Linked Inで面接官の経歴を確認しておくと共通の話題など出しやすい。

インフラエンジニア

コンサルティングファームのようなロジカルシンキングに関してはあまり重視されていないように感じた。技術に対する興味や熱意があるかを見られていた。

カスタマーサクセス

職種未経験だったからかもしれないが、業務内容を理解しているかどうかについて重視していたと感じる。

インフラエンジニア

成長意欲、コミュニケーションスキル、基礎ITスキル、ファジーな状況での判断能力、チームとしてやっていけるタイプかどうか(独善的でないかどうか)を見られていた。

日本マイクロソフトの面接の雰囲気は、面接官の方がリラックスするように促してくれ和やかな雰囲気だった、アットホームな面接だった、人当たりのいい面接官が多いなどの口コミがありました。ただ、矛盾があれば突っ込まれる、深掘りもされるしシビアな内容だったという声もあったので、面接回数が多くて大変ですが、最後まで気を抜かずに頑張りましょう。

8.日本マイクロソフトへの転職を成功させるには?

ここまで読んで、日本マイクロソフトへの転職意欲は高まりましたか?

日本マイクロソフトに転職する方法で一番おすすめしたいのは、転職エージェントの活用です。

※転職エージェントとは?
「エージェント」というのは、いわゆる「代理人」です。転職エージェントは、転職希望者と中途採用の求人を出している企業とをつなげるのが役割です。転職エージェントは、採用が成功した場合に企業から手数料がもらえるので、転職希望者からはお金をもらいません。そのため無料で利用できるサービスです。これらのサービスは、サイト上で登録をすると転職エージェントの方から面談の誘いがメールで来ます。そのうえで日程を調整してその転職エージェントの企業に訪問し、面談を行います。面談では、「具体的に転職を考えているのか」「なぜ今の会社を辞めようと思っているのか」「どういった会社に移りたいと思っているのか」というような質問があり、それに答えていくかたちになります。転職エージェントに登録する転職希望者は、「一刻も早く転職したい」という人もいれば、「特にまだ転職は考えていないが、良い求人があれば転職したい」など様々な思いを抱いています。そのため、面談で「具体的に転職を考えているのか」という質問に対して、「今は情報収集している段階です。」と答えても、まずイヤな顔はされないと思って大丈夫です。
では、日本マイクロソフトに転職する場合に転職エージェントを活用すべき理由ですが、以下4点です。
  • 一般には公開されていない、日本マイクロソフトの求人情報について入手できる可能性がある。
  • 書類選考・面接について、日本マイクロソフトに特化した対策を行ってもらえる。
  • 年収など、求人企業との待遇面の交渉について代行してもらえる。
  • 転職後に実際に配属される部署の実態について、詳しい情報を教えてもらえる。

一般には公開されていない、日本マイクロソフトの求人情報について入手できる可能性がある。

例えばdodaの場合、サイト上で公開されている求人の3倍以上もの非公開求人を取り扱っています。

※転職エージェントはなぜ全ての求人を公開しないのか?
転職エージェントは全ての求人を公開しない、というよりは公開できないのです。これはなぜかと言うと、企業は人ありきとよく言われますが、あくまでビジネスあってこその人と言うこともできます。要するに、既存ビジネスの強化・新規ビジネスの創出を行うために人が必要なのです。そのため、特に新規ビジネスについては、開始する前、もしくは開始して間もなくは他社にそのことを知られたくありません。中途採用の募集を行ううえでも、自社のサイトはもちろん、転職サイトにもその情報を載せたくないのです。そうすると、転職エージェントにそのような中途採用求人が集まることになります。なぜ転職エージェントなのかと言うと、転職希望者個人と対面する必要があり、情報をオープンにする必要が無いからです。ちなみに、公開されている求人と比べて、戦略的な採用という色が濃いため年収やポジションも好条件のものが多いのが一般的です。
転職エージェントの大手であればあるほど、日本マイクロソフトの非公開求人も取り扱っています。
あなたのような転職希望者の適性に応じて提示してくれますし、適性に合う求人が無い場合でも、日本マイクロソフトに対して適性に合う求人が無いか、あなたを売り込みに行ってくれることもあります。
そのため、日本マイクロソフトのサイトや転職サイト・転職エージェントのサイト上の求人を見て、自分に合う求人が無い場合には、非公開で取り扱いが無いか、転職エージェントに尋ねてみることをおすすめします。

書類選考・面接について、日本マイクロソフトに特化した対策を行ってもらえる。

転職エージェントは、過去に多くの転職希望者の転職を実現させているため、転職人気企業であればあるほど、その機会に多く携わっています。そのため、選考スタイルや選考プロセスについて熟知しており、ノウハウが豊富です。

どんな人なら受かって、どんな人なら落ちてしまうのか。面接でどういう質問がされ、それにどう答えれば受かり、落ちる場合は答え方がまずかったのか、答える内容自体が間違っていたのか。そのような過去実績に基づく膨大なデータを保有しています。
その根拠データやノウハウを用いて、日本マイクロソフトの書類選考を突破するために、職務経歴書上でどんな内容をどんな風にアピールした方が良いのか、面接の段階では想定される複数の質問に対して、どう答えた方が良いのか、サポートしてもらえます
さらに、面接担当者にはどんな傾向があるのか(結論から論理立てて話すようにしないと、60分の面接でも30分で終わってしまうなど。。)、求人情報ではまず触れられるはずのない情報も持っているため、転職サイトや企業サイトから応募するよりも圧倒的に有利に進められます。
なお、これは意外だと思いますが、このように転職エージェントは転職人気企業ほどパイプが太いため、仮に採用企業側が面接であなたを落とすと判断した場合でも、掛け合ってくれて通過させてくれることもあったりします
基本的に、面接については終了後に転職エージェントに「面接終了しました。」と電話連絡を入れるステップがあります。その際、「おつかれさまでした。面接はいかがでした?」と面接の苦労を労ってもらえるとともに、「うまく答えられなかった質問はありましたか?」など丁寧にフォローを入れてくれます。その内容をもって、転職エージェントはあなたの代理となり、その後採用企業側にフォローを入れてくれるのです。
ただ、全ての転職エージェントがそういった対応を行ってくれるわけではありません。転職エージェントは良いところだけを選ぶようにしましょう

年収など、求人企業との待遇面の交渉について代行してもらえる。

転職するうえで、重要なものの1つは年収でないでしょうか。 年収については、残業の有無と同様に面接で質問することは難しいと思います。

「年収〇万円以上」「年収〇万円~〇万円」という求人情報がほとんどですが、転職エージェントは、転職希望者の適性と過去の転職成功者の適正をマッチングして、「この人なら年収〇万円だろう」などとあたりをつけます。そのうえで、最終面接、もしくはその後に企業から実際の金額について転職エージェントに連絡が入ります。
その段階で、前もってあなたが事前に伝えていた金額よりも低ければ企業側と交渉してくれます。さらに、もしあなたが事前に伝えていた額と同等であった場合でも、それより高くならないか、掛け合ってくれるのです。
これは直接応募ではまず不可能なことだと思うので、転職エージェントに頼りましょう。

転職後に実際に配属される部署の実態について、詳しい情報を教えてもらえる。

これまで見ていただいたとおり、会社自体の情報は事前に仕入れることができても、実際に配属される部署についての情報を仕入れることは不可能に近い、というか不可能でしょう。

一緒に働くうえで、その部署の上司・同僚のタイプや新卒中途・男女の比率、他の関連部署との力関係、会社の中での位置づけなど、事前に知っておくことに越したことはありません。転職エージェントはそういった情報も保有していますので、気になることはどんどん聞いてみましょう。
併せて、気になった会社については、いろいろ悪い口コミ情報などもネットなどで見かけることがあるでしょう。そういった口コミ情報が正しいのか、間違っているのかについても、聞いてみるのが良いでしょう。
ちゅうちゅう

そもそも自分に合った会社なのか、合う場合、受かるためにどうしたら良いか、転職エージェントを味方につけるのが効率的ですね。

リアルリアル

(う~ん、そうきたか。)

9.日本マイクロソフトへの転職で、おすすめの転職エージェントは?

転職エージェントは有名な会社だけでも10社近くあります。
実際相手にする担当者との相性含め、当たり外れが多いのが実際のところです。登録や面談の手間、日ごろの電話・メール対応も考えると、どの転職エージェントと付き合うかについては、失敗は許されないと言っても過言ではありません。
日本マイクロソフトに転職するために登録すべき転職エージェントを、以下の観点で選びました。
  • 日本マイクロソフトの求人について、取り扱い実績がある。
  • 日本マイクロソフトへの転職をサポートできるノウハウを持っている。
  • 日本マイクロソフト以外の求人情報についても豊富に保有しており、そのような求人についても成功までサポートするノウハウを保有している。
これらの要素が全て当てはまる、具体的におすすめしたい転職エージェントは以下4社です。 登録自体は2~3分で済みます。無料なので費用面のリスクもありません。
登録すべきか 特徴
リクルートエージェント 業界最大手。日本マイクロソフトへの転職サポート実績多数。
doda 業界2番手。日本マイクロソフトへの転職サポート実績多数。提案力に強み。
ビズリーチ ダイレクトリクルーティングが活発で、職務経歴書が目につけば人事担当者が連絡してくる可能性あり。
特に『リクルートエージェント』『doda』の2社は登録を強くお勧めします。
ただ、この2社については最大手でもあり、他の転職希望者も多数抱えるため、対応スピードなどサポートに満足が行かない場合もあるかもしれません。それも踏まえ、『ビズリーチ』も登録しておく方が良いでしょう。
ちなみに、登録完了後、転職エージェントから連絡が来るタイミングはマチマチです。早いところもあれば遅いところもあります。一方で、登録する内容については転職エージェントによる違いはほとんど無く、同じ作業の繰り返しです。
そのため、登録するエージェントが決まったら、一気にまとめて登録してしまう方が効率的です。
各社の特徴は、以下のとおりです。

リクルートエージェント|業界最大手・求人企業からの圧倒的な信頼度

リクルートエージェント』は、リクルートが運営する業界No.1の転職エージェントです。
若手からベテランまで、幅広いユーザーの転職サポート実績があります。
業界最大手のため、日本マイクロソフトへの転職実績は多数あり、以下のメリットがあります。
  • 日本マイクロソフトへの転職実績が多数あり、転職希望者へのサポートノウハウが豊富
  • 日本マイクロソフト側からの信頼も厚く、非公開求人の充実につながっている。
日本マイクロソフトへの転職に一番直結する転職エージェントと言えるでしょう。
リクルートエージェント公式サイトhttps://www.r-agent.com/

doda|業界No.2・転職希望者に対する高い提案力

doda

doda』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する業界No.2の転職エージェントです。
若手からベテランまで、幅広いユーザーの転職サポート実績があります。 非公開求人は8万件、登録者数は370万人の規模に上ります。 拠点は全国に10カ所(※)あります。 ※東京、札幌、仙台、横浜、名古屋、大阪、京都、兵庫、広島、福岡
おすすめの求人を紹介してくれる段階になると、結構絞って紹介してくれます。 また、求人企業とのやりとりは担当が別なので、求人について細かい質問をした時など、その場で回答をもらえないこともあります。当然後からきちんと回答はもらえますので、聞きたいことは遠慮せずに聞いておくべきです。
転職希望者のニーズを掘り下げてくれるため、面談時間も2時間ぐらい見ておいた方が良いでしょう。
doda公式サイトhttp://doda.jp/

ビズリーチ|企業の採用担当者からダイレクトリクルーティングに強み

ビズリーチ』は、人材系ベンチャーのビズリーチが運営する転職支援サービスです。
特徴的なのは、ダイレクトリクルーティングという概念を日本にもたらした第一人者的な存在というところです。数多くの転職希望者のデータを求人企業に公開、転職エージェントなどを通さずに企業側が直接転職希望者にアプローチできる、画期的な取り組みです。この方法を取り入れる企業は拡大する一方のようです。なお、ダイレクトリクルーティングだけではなく、多数のヘッドハンターも利用するサービスのため、転職エージェントとは違う角度で求人を入手できる機会も望めるサービスです。
ビズリーチ公式サイト https://www.bizreach.jp/
ちゅうちゅう

リクルートエージェント』『doda』は大手だからまずオススメってことですね。転職エージェントは何社登録してもタダですしね。そのうえで、いろんな担当者と意見交換できるわけですし。

リアルリアル

どーだ、どーなんだ。)

10.転職エージェントを上手に使いこなすには?

ここからは、実際に『リクルートエージェント』『doda』『ビズリーチ』のいずれか、もしくは全て登録完了した後の話になります。
転職エージェントの担当者から、面談の誘いについての連絡が入ります。その後面談を行うわけですが、そこからの注意点をお伝えします。

仕事観や人生設計含め、転職エージェントに対しては、本音トークを心がけましょう。

転職希望者にとって、転職は人生を賭けた勝負です。そのため、転職エージェントとは最初から本音トークを行いましょう。隠し事はもちろん遠慮して本音を伝えないと、後から「お互い時間の無駄」になってしまいます。
求人企業との面接とは違い、転職エージェントは橋渡し役の立場になるため、「どんな会社を受けたいのか、どんな会社は受けたくないのか」「どんな仕事がしたいのか、どんな仕事はやりたくないのか」この辺は遠慮なく伝えてください。
言ってしまえば、転職エージェントにとって、転職希望者は「商品」という位置付けです。そのため、転職希望者がどんな人間なのか?もちろん初対面ですから知らないわけで、それを知ることによって、提示される求人の精度が高まります。あなたにとっても、求める求人情報以外は提示されたくないと思いますので、遠慮なく最初に本音を伝えておきましょう。
また、複数の転職エージェントを利用する場合、その旨も先に伝えておきましょう。そうすることで、他の転職エージェントに勝つために、あなたへの対応優先度が上がる可能性があります。

転職エージェントから紹介された求人情報に断りを入れる際は、次につながる断り方をしましょう。

転職エージェントとの面談時、もしくはその後日、転職エージェントからあなたの希望に合うと思われる求人情報の紹介を受けます。その際、「うーん、この会社か、あんまりいい話聞かないな。。」とか「うーん、この会社にはすごく入りたいんだけど、この仕事はちょっとな。。」と思う時が必ず訪れるでしょう。その際は、転職エージェント側の気持ちを踏まえ、以下のように次につながる断り方をしましょう。
  • 断りを入れる前に、その求人情報が自分に合うと、どの点で判断したのか聞いてみる。そのうえで、自分の希望に合わない点を伝えたうえで断りを入れる。
  • その会社で働いている(働いていた)知人や友人がいて、内情を聞いている限りどうしても興味が湧かない、と伝えたうえで断りを入れる。
※「ネット上での口コミを見て興味が持てない」というのは、現実性に乏しく、あまりおすすめできません。ただ、その際はその口コミ内容を伝えたうえで、実際はどうなのか聞いてみると良いでしょう。また、転職エージェントの担当者によっては、「口コミサイトは当てにならないし、見ない方がいいですよ。」とあなたに言ってくる場合もあります。そういった担当者に当たった場合は、担当者を変更してもらうことも視野に入れたうえで興味が湧かず断りたい、と意思を表示しましょう。
逆に、以下のような断り方はやめましょう
  • 理由を伝えることなく断りを入れる。
  • 最初の対面時ではなく、後日メールでの紹介があった場合、そのメールを無視して返信しない。
このような対応を行うと、その後紹介される求人がガクっと減ってしまうなど、担当者にとってのあなたの対応優先度が低くなってしまい損につながります。

転職エージェントから紹介された求人情報に興味を持った場合、その求人情報の背景を把握しましょう。

転職エージェントとの面談時、もしくはその後日、転職エージェントからあなたの希望に合うと思われる求人情報の紹介を受けます。その際、「お!これはぜひ受けてみたい!」という瞬間が訪れることがあるでしょう。その際は、転職エージェントに対して、あなたがその求人に興味を持っていることを伝えるとともに、併せて以下のように質問してみましょう。
  • なぜ中途社員が必要なのか(例、新しいポジションか、既存社員が辞めた埋め合わせか、業績向上による人員増強か、など)
  • いつ頃から募集しているのか。
  • 現時点で決まっていない理由は何なのか。
  • 面接に受かる人にはどんな傾向があるのか。逆に落ちる場合はどんな傾向があるのか。
このような確認を行い、得られた情報を書類選考・面接対策に反映することで、あなたの転職成功確率が高まることでしょう。

転職エージェントの担当者と合わない場合は、担当者変更を要求しましょう。

転職エージェントから求人情報の紹介が始まった後が一般的ですが、次のような場合は担当者に直接、担当者変更を依頼しましょう。
  • うまく付き合おうと努力を重ねたが、人間としての相性も含め自分とは合わない。
  • 見当違いの企業ばかり紹介してくる。
  • 求人情報について、担当者自身が詳細把握できていない。
  • メール返信等、対応がとても遅い。
転職エージェントにとっても、避けたいのはあなたが他の転職エージェントに逃げてしまうことです。そのため、その担当者に対して、思い切って担当者変更を依頼しましょう。
その際、注意点は以下のとおりです。
  • (これは必須です!)これまでサポートしてもらった感謝の気持ちを伝える。
  • 転職活動に慣れていないため不安が大きく、「他の担当者の意見も聞きたい」と伝える。要するに、その担当者に外れて欲しいのではなく、別の担当者の意見も聞きたいと伝える。
このように依頼すれば、悪い印象を与えることなく、スムーズな担当者変更につながるはずです。

主導権は転職エージェントではなく、あなたにあることをしっかり肝に銘じましょう。

これが一番重要なのですが、転職エージェントと面談を行い、その後コミュニケーションを続けていく中で、あなた自身の気持ちや担当者との相性によって、「何のために転職活動をしているのか」よく分からなくなってしまう場合があります。
転職エージェントは転職のプロとして、あなたと対等の立場で接してくることが多いです。ただ、中には「どんどん応募しないといつまでも決まりませんよ。多少希望と違ったとしても、まずは受けてみましょう」など、とにかく数をこなすよう促される場合もあります。
その際、転職エージェントに振り回されることなど決して無いよう「主導権は自分にある」ということを肝に銘じましょう「転職エージェントと上手に付き合う」というのは、「転職エージェントを上手に使いこなす」ということです。
決して高慢な態度を出してはいけませんが、「この転職希望者にはぜひ成功して欲しい!しっかり協力しよう!」と、気持ち良く仕事をしてもらうようにしましょう。担当者もあなたと同じ人間です。「最低限のビジネスマナーを守る」「約束は守る、できない約束はしない」「なるべく早めの対応を心がける」など、普段の仕事と同様の感覚で接しておけば間違いないと言えるでしょう。
ちゅうちゅう

転職エージェントはあなたの味方なので、本音で接しつつ協力してもらうためにきちんとビジネスライクに付き合えば何の問題もないってことですね。

リアルリアル

(お頼み申します!)

ここまで読んでいただいた、あなたに
日本マイクロソフトへの転職について、必要な情報は全て提示しました。
転職人気企業ですが、部署によっては激務だったりと、部署単位で満足度が異なる企業という側面もあります。会社としてだけで判断するのではなく、実際どんな環境で働くのか、部署レベルまで落とし込んだ情報収集を行い、そのうえでチャレンジしてみることを強くおすすめします。
日本マイクロソフトへの転職に成功するために抽出した転職エージェント
転職が実現した後、どんな人生を描けるかが本当の勝負です。
「この会社に転職してみて、確かに大変なところもあるけど、それはある程度事前に知っていたことだ。決めたのは自分なんだから頑張って続けよう。」
そういった転職が実現できるよう、少しでも力になれましたら光栄です。
ちゅうちゅう

日本マイクロソフトの攻略がんばりましょう!

リアルリアル

(ごちそうさまでした!)