

みずほ銀行に転職したい方向けの記事です。ちょっと長いですが、読んで損はないはずです。

(みずほ銀行。うおォンうおォン。)
1.みずほ銀行への転職についての所見まとめ
次章以降で詳細について触れますが、みずほ銀行への転職についての所見をまとめます。
転職を考える際、押さえるべきみずほ銀行の特徴
- みずほフィナンシャルグループの中核を担っており、三大メガバンクの一つ。
- 真面目で誠実な人が多く、ルールを遵守する風土がある。
- 昼食代に補助が出る、各種手当があるなど福利厚生も充実。
- 現時点で公開されている求人はない。
- 公平・公正な姿勢で仕事に臨み、今の〈みずほ〉を変えられるような人材を求めている。
- 20時完全退社の徹底など、ワークライフバランスは調整しやすい。
- 給与は高水準であり、安定した高収入が得られる。
みずほ銀行へ転職するために、押さえておくべきポイント
- 全体的に残業は減少傾向にあるが、繁忙期になると一部部門では極めて激務になることもあるようなので、注意が必要。
- 一般に公開されていない求人を知るためにも、転職エージェントを使うのがおすすめ。
2.みずほ銀行ってどんな会社?
項目 | 内容 |
---|---|
会社名 | 株式会社みずほ銀行 |
代表者 | 取締役頭取 藤原 弘治 |
本店所在地 | 東京都千代田区大手町1–5–5(大手町タワー) |
発足日 | 2013年7月1日 |
資本金 | 1兆4,040億円 |
主な事業内容 | 金融業及びその他付帯業務など。 |
従業員数 | 30,301人(2018年3月末現在) |
事業内容
1998年、第一勧業銀行、富士銀行、日本興業銀行の全面統合による新しい金融グループ〈みずほ〉が誕生しました。2013年4月に、銀行・信託・証券その他の主要グループ各社を持株会社の直下に設置するグループ経営体制に移行し、同年7月には、みずほ銀行とみずほコーポレート銀行の合併による「新みずほ銀行」が発足しました。
みずほ銀行は顧客セグメント別のカンパニー制を導入しており、主な業務内容は以下の通りとなっています。
- 預金業務
- 貸出業務
- 商品有価証券売買業務/有価証券投資業務
- 内国為替業務/外国為替業務
- 社債受託および登録業務
- その他附帯業務
今後の事業展開
みずほフィナンシャルグループは、2019年度からの5年間を計画期間とする「5ヵ年経営計画 ~次世代金融への転換」を策定しています。顧客との新たなパートナーシップを構築すべく、「金融そのものの価値」を越えて、非金融を含めた「金融を巡る新たな価値」を創造することを基本戦略としています。
<顧客との新たなパートナーシップ>
個人:新たな社会におけるライフデザインのパートナー
法人:産業構造の変化の中での事業展開の戦略的パートナー
市場参加者:多様な仲介機能を発揮する市場に精通したパートナー
上記パートナーシップを構築するために、「顧客」「地域」「機能」等を縦横無尽に組み合わせて金融を巡る新たなバリューチェーンをよりオープンに創出し、グループ各社だけでなく外部とも積極的に協働するとしています。
デジタルイノベーション
みずほフィナンシャルグループは、先端テクノロジーなどに強みをもつ大手ベンダーやFinTech企業と連携することで、新規ビジネスの創出や、顧客に寄り添った利便性の高いサービスの提供を目指しています。
2017年6月には、WiLグループ他と株式会社Blue Labを設立しました。Blue Labでは、海外も含めた決済プラットフォーム構築、人工知能やビッグデータを活用した事務作業自動化のためのソフトウェア開発、サプライチェーンマネジメントやトレードファイナンスにおける業務効率化を目的としたブロックチェーンの商用化等に取り組んでいます。
3.みずほ銀行は、転職者に対してどんな人材を求めている?
募集職種
現時点で、キャリア採用の募集は行っていないようです。
求める人材
みずほ銀行の採用情報ページには、トップメッセージとして以下のようなメッセージが紹介されています。
『私達〈みずほ〉は、わが国、そして世界の抱える構造的な課題と向き合い、「One MIZUHO」を通じて「経済・社会、そして人々の生活に何をもたらしうるのか」ということによりフォーカスし、役職員一人ひとりが前向き・能動的に意欲と情熱を持ってチャレンジする、そうした集団でありたいと考えています。 ~中略~
〈みずほ〉をめざされる皆さんには、〈みずほ〉の特長である、多種多様な人材を受け入れる「自由闊達な企業風土」と、自分の夢や目標を実現するために挑戦し続けることができる広範な活躍の場を徹底的に活用していただき、「金融を通じて経済・社会の発展に貢献する」というグループ共通の目標実現へ向けた大いなる挑戦に加わっていただきたいと思います。』
引用元: みずほ銀行採用情報ページ
また、採用情報ページに「みずほらしくない人に会いたい。」という特集があり、新たな価値を生み出し、今の〈みずほ〉を変えられる人物像について触れています。
これらのメッセージから
- 金融に携わる者としての責任を自覚し、常に公平・公正な姿勢で仕事に臨む人材
- 知的好奇心を持ち、つべこべ言わずにまず行動してみる人材
を求めていると考えられます。また、テクノロジーの進化により刻々と変化を続ける金融界のなかで、主体的にチャレンジする意欲を持ち、変化に「対応する」のではなく自ら変化を「創り出す」気概を持つ人材を求めているとも言えます。
みずほ銀行の採用情報ページには、様々な職種の社員の方のインタビューが紹介されています。どこの部署の社員が、日頃何を考え、どのように仕事に取り組んでいるのか、人間性も含め感じることができるでしょう。あなたが興味のある事業に取り組む社員の方の意見は、書類・面接対策においても必ず目を通しておきましょう。
給料(年収)
平均年齢:38.8歳(2017年現在)
平均勤続年数:14.7年(2017年現在)
労働時間
近年は残業時間に対して厳しく、ワークライフバランスはどの部門も全体的によいとのことです。20時には退社することが規定されており、マネジメント層にも求められているようです。残業時間について本部から課された支店の目標があり、厳格に管理されているという情報がありました。ただし、一部部門(審査部)などは、繁忙期になると極めて激務になるという情報がありましたので、部署によっては残業が多い時もあるようです。

常に公平・公正な姿勢で仕事に臨み、変化を創り出し、今の〈みずほ〉を変えられるような人材を求めているようですね。現在のところ、キャリア採用における募集は行っていないようです。

(いいじゃないか。)
4.みずほ銀行の求人情報にはどんな傾向がある?
転職サイトを各種調べたところ、みずほ銀行の求人は見つかりませんでした。そこで、みずほ銀行の採用情報ページも確認してみましたが、現時点でキャリア採用は募集がありませんでした。
ただ、これはあくまで一般に公開されている求人であり、非公開の求人というものがある可能性があります。
例えば、転職エージェントのdodaの場合、非公開求人が公開求人の3倍以上の規模に上るため、
dodaの非公開求人の方には他の技術系・事務系職種も含まれている可能性があります。

現時点で公開されている求人はありませんが、隠れ求人の存在は気になるところです。

(いわゆる裏メニューってやつか。悪くない。)
5.みずほ銀行の現役社員・元社員からの評判は?(口コミ)※コロナ対策も更新中
口コミや内部情報を以下にまとめました。新卒入社と中途入社では当然差があることを踏まえ、中途入社した人のみの内部情報です。
項目 | コメント |
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給与・福利厚生 |
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ワークライフバランス |
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社風 |
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成長機会・キャリア開発 |
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入社後のギャップ |
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退職検討理由 |
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コロナ(感染症)対策 |
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給与・福利厚生
給与は高い水準であるという意見が複数ありました。また、年収における賞与の比率が低く、安定して高収入が得られることが最大の魅力だという意見もありました。ただし、50歳代から関連会社等への出向となり年収は下がる傾向にあるとのことです。
福利厚生についても、満足している方が多いようです。昼食代の補助がありがたいという意見が複数ありました。住宅手当も助かるようです。条件付きで賃貸居住者は家賃補助の対象となり、最大で月間6万円ほどが支給されるとのことです。
ワークライフバランス
全体的にはバランスを調整しやすいという意見が多いようですが、部署によってはワークに傾いているようです。本部と支店とで、勤務時間がかなり異なるという情報もありました。支店においては20時完全退社が徹底されており、それ以降の残業が一切できないとのことです。
休暇に関しては取りやすいという意見が多かったです。好きな時に一年で5日連続休暇を取得できる他、通常のスポット的な有休も取りやすいという情報がありました。
他には、基幹職においては飲み会が非常に多く、残業が少ない割に帰宅は遅くなる傾向にあるという情報がありました。
社風
社風はどちらかというと保守的で、変化を好まないという意見がいくつかありました。複数の銀行が一緒になっているので、考え方ややり方が違い衝突することもあるようです。
他には、誠実で真面目に物事に取り組んでいる人が多く、あまりガツガツしていない、調和力のある人ばかり、ルールの遵守をするという風土があるなどの意見がありました。
成長機会・キャリア開発
ジョブ公募制度があり、実績と実力がある場合、手を上げれば異動できるとのことです。また、グローバルに拠点を有するため、海外勤務の機会も十分にあるという情報がありました。金融に関しての知識と経験は十分に積めるため、この分野で生きていこうと決めた人にとっては良い環境だと感じている方もいらっしゃいました。
入社後のギャップ
想像以上に細かいことを要求されるという意見がありました。一般企業とは違い、物の管理保管にもうるさく、ミスやルーズな感覚には厳しいとのことです。ミスは、かなり厳しく叱責を受けるという情報もありました。遅刻や欠席にも厳しいため、自己管理や時間厳守できない人には向いていないという意見もありました。
退職検討理由
忙しい部署では、残業続きで精神的にも体力的にもきつい部分があったという理由が複数ありました。ルーティンワークを行っているような部署では、毎日同じことの繰り返しであり、その中で自己の成長を感じることは難しいと感じている方もいらっしゃいました。会社の安定感が逆に、不満となることもあるようです。
コロナ(感染症)対策
部署によっては在宅勤務(テレワーク/リモートワーク)が進んでいるようです。ただ業務の特性上、在宅勤務は難しいという声もいくつかありました。
重要業務においてはスプリットオペレーション(行員が一斉に感染するリスクを避けるため、2班に分けて業務を行うことや離れた場所で業務を行うこと)を実施し、感染拡大防止に留意しながらも事業継続に努めています。

給与は高水準で、住宅手当があるなど福利厚生も手厚いようです。有休は取りやすく、一年の好きな時に連続休暇が取れるのも魅力のようですね。

(考えるな。感じるんだ。)
6.みずほ銀行への転職を成功させるには?
みずほ銀行に転職する方法で一番おすすめしたいのは、転職エージェントの活用です。
- 一般には公開されていない、みずほ銀行の求人情報について入手できる可能性がある。
- 書類選考・面接について、みずほ銀行に特化した対策を行ってもらえる。
- 年収など、求人企業との待遇面の交渉について代行してもらえる。
- 転職後に実際に配属される部署の実態について、詳しい情報を教えてもらえる。
一般には公開されていない、みずほ銀行の求人情報について入手できる可能性がある。
例えばdodaの場合、サイト上で公開されている求人の3倍以上もの非公開求人を取り扱っています。
書類選考・面接について、みずほ銀行に特化した対策を行ってもらえる。
転職エージェントは、過去に多くの転職希望者の転職を実現させているため、転職人気企業であればあるほど、その機会に多く携わっています。そのため、選考スタイルや選考プロセスについて熟知しており、ノウハウが豊富です。
年収など、求人企業との待遇面の交渉について代行してもらえる。
転職するうえで、重要なものの1つは年収でないでしょうか。 年収については、残業の有無と同様に面接で質問することは難しいと思います。
転職後に実際に配属される部署の実態について、詳しい情報を教えてもらえる。
これまで見ていただいたとおり、会社自体の情報は事前に仕入れることができても、実際に配属される部署についての情報を仕入れることは不可能に近い、というか不可能でしょう。

そもそも自分に合った会社なのか、合う場合、受かるためにどうしたら良いか、転職エージェントを味方につけるのが効率的ですね。

(う~ん、そうきたか。)
7.みずほ銀行への転職で、おすすめの転職エージェントは?
- みずほ銀行の求人について、取り扱い実績がある。
- みずほ銀行への転職をサポートできるノウハウを持っている。
- みずほ銀行以外の求人情報についても豊富に保有しており、そのような求人についても成功までサポートするノウハウを保有している。
登録すべきか | 特徴 | |
---|---|---|
リクルートエージェント | ◎ | 業界最大手。みずほ銀行への転職サポート実績多数。 |
doda | ◎ | 業界2番手。みずほ銀行への転職サポート実績多数。提案力に強み。 |
パソナキャリア | 〇 | もともとパソナとして派遣の方で取引実績があり、独特な非公開求人を持っていたりする。 |

リクルートエージェント|業界最大手・求人企業からの圧倒的な信頼度
- みずほ銀行への転職実績が多数あり、転職希望者へのサポートノウハウが豊富
- みずほ銀行側からの信頼も厚く、非公開求人の充実につながっている。
doda|業界No.2・転職希望者に対する高い提案力
パソナキャリア|ここでしか取り扱っていないのでは、という独自の求人に強み


『リクルートエージェント』『
doda』は大手だからまずオススメってことですね。転職エージェントは何社登録してもタダですしね。そのうえで、いろんな担当者と意見交換できるわけですし。

(どーだ、どーなんだ。)
8.転職エージェントを上手に使いこなすには?

仕事観や人生設計含め、転職エージェントに対しては、本音トークを心がけましょう。
転職希望者にとって、転職は人生を賭けた勝負です。そのため、転職エージェントとは最初から本音トークを行いましょう。隠し事はもちろん遠慮して本音を伝えないと、後から「お互い時間の無駄」になってしまいます。転職エージェントから紹介された求人情報に断りを入れる際は、次につながる断り方をしましょう。
転職エージェントとの面談時、もしくはその後日、転職エージェントからあなたの希望に合うと思われる求人情報の紹介を受けます。その際、「うーん、この会社か、あんまりいい話聞かないな。。」とか「うーん、この会社にはすごく入りたいんだけど、この仕事はちょっとな。。」と思う時が必ず訪れるでしょう。その際は、転職エージェント側の気持ちを踏まえ、以下のように次につながる断り方をしましょう。- 断りを入れる前に、その求人情報が自分に合うと、どの点で判断したのか聞いてみる。そのうえで、自分の希望に合わない点を伝えたうえで断りを入れる。
- その会社で働いている(働いていた)知人や友人がいて、内情を聞いている限りどうしても興味が湧かない、と伝えたうえで断りを入れる。
- 理由を伝えることなく断りを入れる。
- 最初の対面時ではなく、後日メールでの紹介があった場合、そのメールを無視して返信しない。
転職エージェントから紹介された求人情報に興味を持った場合、その求人情報の背景を把握しましょう。
転職エージェントとの面談時、もしくはその後日、転職エージェントからあなたの希望に合うと思われる求人情報の紹介を受けます。その際、「お!これはぜひ受けてみたい!」という瞬間が訪れることがあるでしょう。その際は、転職エージェントに対して、あなたがその求人に興味を持っていることを伝えるとともに、併せて以下のように質問してみましょう。- なぜ中途社員が必要なのか(例、新しいポジションか、既存社員が辞めた埋め合わせか、業績向上による人員増強か、など)
- いつ頃から募集しているのか。
- 現時点で決まっていない理由は何なのか。
- 面接に受かる人にはどんな傾向があるのか。逆に落ちる場合はどんな傾向があるのか。
転職エージェントの担当者と合わない場合は、担当者変更を要求しましょう。
転職エージェントから求人情報の紹介が始まった後が一般的ですが、次のような場合は担当者に直接、担当者変更を依頼しましょう。- うまく付き合おうと努力を重ねたが、人間としての相性も含め自分とは合わない。
- 見当違いの企業ばかり紹介してくる。
- 求人情報について、担当者自身が詳細把握できていない。
- メール返信等、対応がとても遅い。
- (これは必須です!)これまでサポートしてもらった感謝の気持ちを伝える。
- 転職活動に慣れていないため不安が大きく、「他の担当者の意見も聞きたい」と伝える。要するに、その担当者に外れて欲しいのではなく、別の担当者の意見も聞きたいと伝える。
主導権は転職エージェントではなく、あなたにあることをしっかり肝に銘じましょう。
これが一番重要なのですが、転職エージェントと面談を行い、その後コミュニケーションを続けていく中で、あなた自身の気持ちや担当者との相性によって、「何のために転職活動をしているのか」よく分からなくなってしまう場合があります。
転職エージェントはあなたの味方なので、本音で接しつつ協力してもらうためにきちんとビジネスライクに付き合えば何の問題もないってことですね。

(お頼み申します!)

みずほ銀行の攻略がんばりましょう!

(ごちそうさまでした!)