中途採用で、野村総合研究所に転職したい、と考えている方は多いかと思います。日本有数のシンクタンクであり、もはや知らない人はいませんね。
このページでは、野村総合研究所への転職について、どうしたら正確な情報を得られるか、そのうえで転職したいと思ったらどう対処すべきか、現役エージェントの知見から、野村総合研究所への転職について触れたいと思います。
ちゅうちゅう

新卒向けの内容は省き、完全に転職者・中途入社社員に特化した内容です。読んで損はないはずです。

リアルリアル

(野村総合研究所。うおォンうおォン。)

野村総合研究所の転職難易度は非常に高いと言えます。日本を代表するシンクタンクであることから求職者に人気があり、優秀な人材が多く集まる会社です。求められる要件は職種により異なりますが、プロジェクトマネジメント経験や英語・中国語・韓国語などの語学力、5年以上の業務経験などが必要な場合があります。
野村総合研究所への転職は容易ではありませんが、中途採用には積極的なのでチャンスはあります。2022年度の中途採用比率は27.4%(349名採用)となっており、求人も多くあります。
公式サイトの応募資格は国内外の大卒以上となっていますが、例えば転職エージェントdodaのサイトには、学歴不問の求人も掲載されています。より多くの求人を選択肢として考えるならば、転職エージェントに登録することをおすすめします。

2.野村総合研究所への転職についての所見まとめ

次章以降で詳細について触れますが、野村総合研究所への転職についての所見をまとめます。

転職を考える際、押さえるべき野村総合研究所の特徴

  • 各種コンサルティング、ソリューションなどのサービスを多方面に提供。
  • 「やりきる文化」がある社風で、福利厚生も各種充実。
  • 各種コンサルタント、SE、IT営業等の求人がある。
  • 論理的思考ができ、案件推進をリードしていけるような人材を求めている。
  • リモートワークやフレックス制度があり、自由な働き方が可能。
  • 給与は極めて高水準で、年収のうち賞与の割合が高い。

野村総合研究所へ転職するために、押さえておくべきポイント

  • ワークライフバランスは事業部や案件による差が大きく、業務量がかなり多いところもあるようなので注意が必要。
  • 一般に公開されていない求人を知るためにも、転職エージェントを使うのがおすすめ。

3.野村総合研究所ってどんな会社?

項目 内容
会社名 株式会社野村総合研究所
代表者 代表取締役 社長 柳澤 花芽
本社所在地 東京都千代田区大手町1-9-2 大手町フィナンシャルシティ グランキューブ
創業 1965年4月1日
資本金 25,655,413,800円
主な事業内容 コンサルティング、金融ITソリューション、産業ITソリューション、IT基盤サービス。
従業員数 単独:7,206名 グループ:16,708名(2024年3月31日現在)

事業内容

野村総合研究所(NRI)には、大きく分けて以下の4つの事業があります。
  1. コンサルティング
  2. 金融ITソリューション
  3. 産業ITソリューション
  4. IT基盤サービス
野村総合研究所は、コンサルティングによって問題発見から解決策を導く「ナビゲーション」と、システム開発・運用などによって課題解決を実現する「ソリューション」までを一貫して提供しています。
必要に応じて相乗的に連携する「ナビゲーション×ソリューション」のビジネスモデルの集大成のひとつが、共同利用型サービスです。クラウドという言葉さえなかった1974年からサービスを提供しており、他社の追随を許しません。

今後の事業展開

野村総合研究所は、長期経営ビジョン「NRI Group Vision 2030」の実現のために、以下の3軸を経営戦略として掲げています。
  1. コア領域:コンソリューション(=コンサルティングとソリューション)で顧客との価値創造をさらに深める。加えて、ビジネスプラットフォームの拡大と抜本的な生産革新で、圧倒的な競争力と金融BPFなどの高付加価値を実現する。
  2. DX:シンクタンク機能の強化により、DX2.0/3.0の創出を加速。また、企業や産業を超えて社会にインパクトをもたらすDX3.0に挑戦。
  3. グローバル:アジア・豪州に加え、巨大かつ高い成長力をもつ市場である北米へと展開。

海外展開

グローバル戦略として、2016年にスタートした豪州事業の安定成長と、北米事業の基盤確立を打ち出しています。
  • 豪州事業:M&Aにより事業領域と地域を拡大し、「ベースキャンプ」として国外での経験を蓄積できた。今後は安定成長と収益性の向上を目指す。
  • 北米事業:2021年に買収した米Core BTSを核に事業基盤を確立。Core BTSは安定したインフラ事業やクラウド・コンサル事業におけるDX実績に強みを持つ。

4.野村総合研究所の現役社員・元社員からの評判は?(口コミ)

野村総合研究所の口コミや内部情報について、転職口コミサイトのOpenWorkenライトハウス転職会議キャリコネを参考に紹介します。新卒入社と中途入社では当然差があることを踏まえ、中途入社した人のみの内部情報です。
項目 コメント
給与・福利厚生
  • 賞与の割合が高い。
  • 同業他社と比較して、非常に高水準。
  • 年収1,200万円くらいまでは年功序列。
  • 住宅補助、持ち株制度がある。
ワークライフバランス
  • 上司やプロジェクトによる部分が大きい。
  • 裁量労働制なので、自分でスケジューリングできる。
  • 長期休暇を取りやすい。
  • 基幹システムの保守開発を行う部署はバランスを取りにくい。
社風
  • 保守的で安定を好む傾向がある。
  • 法令順守意識が高い。
  • 「やりきる文化」がある。
  • 論理的で突き詰めるタイプが多い。
成長機会・キャリア開発
  • 周りに優秀な人が多く、刺激が多い。
  • 20代の成長環境として非常に優れている。
  • プロジェクトリーダーの経験を早いうちから積める。
  • 業務レベルが高く、早く成長できる。
入社後のギャップ
  • 案件によっては激務である。
  • チームリーダー層だと、そこまで裁量がない。
  • マネジメントの仕事中心で、エンジニアの経験は積みにくい。
  • 時給換算すると給料は高くない。
退職検討理由
  • 残業時間が多く、このペースで働き続けられないと思った。
  • 設計や開発などの技術力を身に着けたいから。
  • 一人でやり遂げる社風が合わなかった。
  • 外資系のような緊張感のある職場を試したくなった。
ワークスタイル
  • 在宅勤務(テレワーク/リモートワーク)が定着している。
  • 完全裁量労働制。
  • 私用で中抜け可能。
  • 時短勤務が可能。

給与・福利厚生

給与は極めて高水準であり、満足している方が多いようです。賞与の割合が高く、9か月分が出るという口コミがありました。また、会社の全額負担により年間66万円の確定拠出年金が自動的に積み立てられ、持ち株も給料の10%を上限として毎月積み立て可能(奨励金として10%付与)なようです。
福利厚生は、住宅補助(アソシエイト職までは月に6万円)、共済会、持株会、保養所と充実しているようです。満足しているという声が多くありました。

ワークライフバランス

テレワークやフレックスタイム制度など業務への取り組み方は自由だが、業務量は多い為、自身の能力がなければ労働時間が長くなるという意見がありました。また、何が何でもやりきる文化が浸透しており、ワークライフバランスは取りにくいという声も多くありました。事業部による差もあるようで、口コミにバラツキが見られました。

社風

論理的に動こうとするタイプが多く、家庭的な雰囲気を望む人にはドライに感じるかもしれないという意見がありました。また、激務をこなしつつ趣味もたしなむようなパワーのある社員が多いようです。コンサルティング事業部とそれ以外の事業部では雰囲気が異なり、コンサルティング事業部は比較的フラットでなんでも言い合う文化があるという意見も見られました。

成長機会・キャリア開発

早いうちからプロジェクトリーダーを任されるため、成長が早いという意見がありました。業務レベルが高く様々な経験を積めるため、若手の成長環境としてこれ以上ないくらい素晴らしいようです。また、2022年度より新人事制度が導入され、プロフェッショナルを目指す「チーフエキスパート」の道と、マネージャーを目指す道ができたという情報がありました。

入社後のギャップ

入社後のギャップはなく、大体イメージ通りという声が多かったです。そのほか、給与が高いのは長時間労働の結果であって、時給換算するとそこまで高いと思わないという意見がありました。エンジニアはスペシャリストというよりジェネラリストが多いようです。マネジメント力が必要とされることが多く、思ったよりIT技術に詳しい人がいないという意見がありました。

退職検討理由

様々な理由があるようですが、案件によってはワークライフバランスが非常に悪くなるため、長期的に働く会社ではないという意見がいくつかありました。SE職では、マネジメントよりも実際に設計や開発を行いたいからという理由が多いようです。そのほか、新しい環境で挑戦したいなどの前向きな退職理由が多く、出戻りする人もそれなりにいるという口コミがありました。

ワークスタイル

在宅勤務(テレワーク/リモートワーク)できる環境が整っており、フルリモートの方もいるようです。ただ部署によっては週2回以上出社などのルールがあるようです。社風として対面でのコミュニケーションを重視しており、フルリモートにできないという声もありました。全体的には自由度の高い働き方が可能で、満足しているという意見が多かったです。
ちゅうちゅう

給与は極めて高水準で、福利厚生も各種揃っているようです。論理的で優秀な社員が多く、若手社員は大いに成長できる環境があるようです。

リアルリアル

(考えるな。感じるんだ。)

5.野村総合研究所は、転職者に対してどんな人材を求めている?

募集職種

中途採用で募集中の職種は、各種経営コンサルタント、データサイエンティスト、システムアナリスト、アプリケーション開発、ITエンジニアなど多岐にわたっています。現時点では幅広い職種で募集しているようです。
非常に多くの求人があり、海外支社の求人もあります。いずれも応募資格は大卒以上となっており、NRIグループの役員・社員と三親等以内の方は応募できない決まりとなっています。

求める人材

  • チームメンバーやステークホルダーを巻き込みながら案件推進をリードできる人材を求めている。
  • 社会を進化させる新しいビジネスモデルを創り出していくことに、積極果敢にチャレンジできる人材を求めている。
  • コンサルタントは、専門分野の知見・企画力・プレゼン能力を持ち、クライアントファーストで特殊解(この時、この場所での一つだけの解)を導けることが望まれる。

変化が激しく先の予測がつかないこの時代。
社会をしっかりと見据えながら確かな未来を切り拓いていきたい。
そのために、新しい価値を創造することで世の中に貢献したいと私たちは願っています。
NRIグループは情熱と誇りを胸に、あくなき挑戦を続けていきます。

野村総合研究所の採用情報ページには、社員の方のインタビューや事業紹介が載っています。どこの部署の社員が、日頃何を考え、どのように仕事に取り組んでいるのか、人間性も含め感じることができるでしょう。あなたが興味のある事業に取り組む社員の方の意見は、書類・面接対策においても必ず目を通しておきましょう。

給料(年収)

平均年間給与:1,272万円(2024年3月31日現在)
平均年齢:40.2歳(2024年3月31日現在)
平均勤続年数:14.3年(2024年3月31日現在)

労働時間

平均残業時間:44~53時間/月
世間的には激務のイメージが強いが、働き方改革に真面目に取り組んでおり、残業時間は明らかに少なくなってきているという口コミがありました。ただ依然として業務量は多く、夜間コールや休日に障害対応などもある為、仕事とプライベートを完全に分けるのは難しいという実情もあるようです。
ちゅうちゅう

各種コンサルタント、ITエンジニアなど幅広く求人があるようです。労働時間は以前より減っているようですが、業務量はかなり多いようなので注意が必要です。

リアルリアル

(いいじゃないか。)

6.野村総合研究所の求人情報にはどんな傾向がある?

転職サイトを各種調べたところ、ITコンサルタント、ビジネスコンサルタント、SE、IT営業等の求人がありました。その求人を調べると、以下の傾向があります。
  • 求人総数が多い。
  • コンサルタントやITエンジニアの求人が多く、コーポレート部門の求人は少ない。
  • 第二新卒歓迎や、複数名採用予定の求人がある。
ただ、これはあくまで一般に公開されている求人であり、非公開の求人というものがある可能性があります。
例えば、転職エージェントのdodaの場合、非公開求人が公開求人の3倍以上の規模に上るため、doda非公開求人の方には他の技術系・事務系職種も含まれている可能性があります。
ちゅうちゅう

現在多くの求人が公開されているようですが、隠れ求人の存在は気になるところです。

リアルリアル

(いわゆる裏メニューってやつか。悪くない。)

7.野村総合研究所の選考対策

野村総合研究所の選考ステップや経験者の口コミについて、転職口コミサイトのワンキャリアプラスOpenWorkを参考に紹介します。
野村総合研究所の面接では、論理的思考ができるかどうか、聞かれたことに対して一貫性を持ったストーリーとして答えられるかなどを重視しているようです。途中、ロジカルに詰められるような場面があるので、全ての質問において隙がないように論理的に回答を組み立てておく必要があるという口コミがありました。
また、向こうからの質問に次々と答えていく形式ではなく、こちら側からこれまでの経験や志望理由、転職軸、アピール点などを与えられた時間内に自由に説明し、全てが終わってから質問される形式だったという口コミがありました。
質問に答える際に、論理的かつ端的に相手を納得させられるような話ができるかを見ているようです。細切れの回答ではなく、一つのストーリーとしてまとまった話ができるように準備しておくと良いかもしれません。

選考ステップ

野村総合研究所の選考ステップは、以下のように進みます。詳細に見ていきましょう。
  1. 応募・書類選考

  2. 筆記試験

  3. 面接複数回

応募・書類選考

野村総合研究所の応募方法は大まかに言って、公式サイトから直接自分で応募するか、転職サイト・転職エージェント経由で応募するか二通りの方法があります。
口コミサイトを確認したところ、転職エージェント経由の方が多いようです。各転職サイトに公開求人が多数あるので、個人で応募するよりもキャリアアドバイザーと相談しながら応募求人を決めた方が安心です。
また、企業からのスカウトで選考を受けた方もいるようです。野村総合研究所のようなハイレベル人材を欲している企業はダイレクトリクルーティングに力を入れていることが多いです。このような機会を逃さないために、ビズリーチdoda Xのようなヘッドハンターが在籍するハイクラス向けの転職サービスに登録することをおすすめします。野村総合研究所以外にも好条件の求人が見つかるかもしれません。

筆記試験

筆記試験として玉手箱(言語、計数、英語、パーソナリティ)が行われているようです。職種によっては言語系だけのテストだったり、英語が省略されていたり様々なようです。
また戦略コンサルタントでは、与えられたテーマに沿って提案書の骨子を作成する試験があったという口コミがありました。別の職種でも、テーマを選んで仮想クライアント向けの提案資料をパワーポイント2枚で作成する試験があったという情報がありました。オフィスの会議室でPCを貸与され、その場で行われるようです。

面接複数回

面接は3~4回行われるようです。転職理由、志望理由、入社後にやりたいことなどオーソドックスな質問が多いようです。全体的に深掘りが多いようで、志望理由や技術面に関してかなり深掘りされたという口コミがありました。
実際に以下のような質問がされたようです。
  • 野村総合研究所のイメージ。
  • コンサルタントという仕事についてどのように思うか。
  • 現在の会社では駄目な理由。
  • 新技術に対し、どのように勉強しているか。
  • 今までで大変だった仕事、苦労したこと。
  • 現職の改善点、悪いところ。
  • 弱みは何か。
  • 周りからどんな人と言われるか。
  • やりたくない仕事はあるか。
  • 本ポジションでどのようにクライアントに貢献していきたいか
  • あなたの考えるPMとは。
  • あなたがやってないPM業務は何か。
  • ある製薬会社の経営者に提言するとしたら、どんな提言をするか。
  • RWDの整備が進まない要因。
職種によってはケース面接が行われたという口コミがありましたが、他のコンサル企業のようにケース面接がメインというわけではないようです。なぜコンサルをやりたいのか、なぜ野村総合研究所を志望するのか、どのように貢献できるのかについての質問の方が重視されているようです。
即戦力が期待されるような職歴がある場合は、応募ポジションで本当に力を発揮できるかの深掘りがあるようです。応募ポジションの業務をしっかり理解した上で、そのポジションでどのように貢献できるのか、実体験に基づいてロジカルに説明できる必要があるという口コミがありました。

選考の口コミ

戦略コンサルタント

論理思考のトレーニングをしておいた方がいい。

インフラエンジニア

転職理由や志望理由のストーリーに一貫性があるか、説得力があるかを見られていた。

セキュリティコンサルタント

より具体的な業務に直結する内容を話せるように準備しておくべきだった。

リサーチャー

コンサルティング業界としては、ハードスキルよりも調整力などのソフトスキルをよく見ていると感じた。

野村総合研究所の面接は、基本的に穏やかで話しやすい雰囲気のようです。若干の威圧感があっても、言いよどむことなくしっかり答えることで好印象を与えられたという意見もありました。また、面接の雰囲気は悪くないけれど矢継ぎ早に質問がされ、ロジカルに詰められる場面が多かったという口コミもありました。

8.野村総合研究所への転職を成功させるには?

ここまで読んで、野村総合研究所への転職意欲は高まりましたか?

野村総合研究所に転職する方法で一番おすすめしたいのは、転職エージェントの活用です。

※転職エージェントとは?
「エージェント」というのは、いわゆる「代理人」です。転職エージェントは、転職希望者と中途採用の求人を出している企業とをつなげるのが役割です。転職エージェントは、採用が成功した場合に企業から手数料がもらえるので、転職希望者からはお金をもらいません。そのため無料で利用できるサービスです。これらのサービスは、サイト上で登録をすると転職エージェントの方から面談の誘いがメールで来ます。そのうえで日程を調整してその転職エージェントの企業に訪問し、面談を行います。面談では、「具体的に転職を考えているのか」「なぜ今の会社を辞めようと思っているのか」「どういった会社に移りたいと思っているのか」というような質問があり、それに答えていくかたちになります。転職エージェントに登録する転職希望者は、「一刻も早く転職したい」という人もいれば、「特にまだ転職は考えていないが、良い求人があれば転職したい」など様々な思いを抱いています。そのため、面談で「具体的に転職を考えているのか」という質問に対して、「今は情報収集している段階です。」と答えても、まずイヤな顔はされないと思って大丈夫です。
では、野村総合研究所に転職する場合に転職エージェントを活用すべき理由ですが、以下4点です。
  • 一般には公開されていない、野村総合研究所の求人情報について入手できる可能性がある。
  • 書類選考・面接について、野村総合研究所に特化した対策を行ってもらえる。
  • 年収など、求人企業との待遇面の交渉について代行してもらえる。
  • 転職後に実際に配属される部署の実態について、詳しい情報を教えてもらえる。

一般には公開されていない、野村総合研究所の求人情報について入手できる可能性がある。

例えばdodaの場合、サイト上で公開されている求人の3倍以上もの非公開求人を取り扱っています。

※転職エージェントはなぜ全ての求人を公開しないのか?
転職エージェントは全ての求人を公開しない、というよりは公開できないのです。これはなぜかと言うと、企業は人ありきとよく言われますが、あくまでビジネスあってこその人と言うこともできます。要するに、既存ビジネスの強化・新規ビジネスの創出を行うために人が必要なのです。そのため、特に新規ビジネスについては、開始する前、もしくは開始して間もなくは他社にそのことを知られたくありません。中途採用の募集を行ううえでも、自社のサイトはもちろん、転職サイトにもその情報を載せたくないのです。そうすると、転職エージェントにそのような中途採用求人が集まることになります。なぜ転職エージェントなのかと言うと、転職希望者個人と対面する必要があり、情報をオープンにする必要が無いからです。ちなみに、公開されている求人と比べて、戦略的な採用という色が濃いため年収やポジションも好条件のものが多いのが一般的です。
転職エージェントの大手であればあるほど、野村総合研究所の非公開求人も取り扱っています。
あなたのような転職希望者の適性に応じて提示してくれますし、適性に合う求人が無い場合でも、野村総合研究所に対して適性に合う求人が無いか、あなたを売り込みに行ってくれることもあります。
そのため、野村総合研究所のサイトや転職サイト・転職エージェントのサイト上の求人を見て、自分に合う求人が無い場合には、非公開で取り扱いが無いか、転職エージェントに尋ねてみることをおすすめします。

書類選考・面接について、野村総合研究所に特化した対策を行ってもらえる。

転職エージェントは、過去に多くの転職希望者の転職を実現させているため、転職人気企業であればあるほど、その機会に多く携わっています。そのため、選考スタイルや選考プロセスについて熟知しており、ノウハウが豊富です。

どんな人なら受かって、どんな人なら落ちてしまうのか。面接でどういう質問がされ、それにどう答えれば受かり、落ちる場合は答え方がまずかったのか、答える内容自体が間違っていたのか。そのような過去実績に基づく膨大なデータを保有しています。
その根拠データやノウハウを用いて、野村総合研究所の書類選考を突破するために、職務経歴書上でどんな内容をどんな風にアピールした方が良いのか、面接の段階では想定される複数の質問に対して、どう答えた方が良いのか、サポートしてもらえます
さらに、面接担当者にはどんな傾向があるのか(結論から論理立てて話すようにしないと、60分の面接でも30分で終わってしまうなど。。)、求人情報ではまず触れられるはずのない情報も持っているため、転職サイトや企業サイトから応募するよりも圧倒的に有利に進められます。
なお、これは意外だと思いますが、このように転職エージェントは転職人気企業ほどパイプが太いため、仮に採用企業側が面接であなたを落とすと判断した場合でも、掛け合ってくれて通過させてくれることもあったりします
基本的に、面接については終了後に転職エージェントに「面接終了しました。」と電話連絡を入れるステップがあります。その際、「おつかれさまでした。面接はいかがでした?」と面接の苦労を労ってもらえるとともに、「うまく答えられなかった質問はありましたか?」など丁寧にフォローを入れてくれます。その内容をもって、転職エージェントはあなたの代理となり、その後採用企業側にフォローを入れてくれるのです。
ただ、全ての転職エージェントがそういった対応を行ってくれるわけではありません。転職エージェントは良いところだけを選ぶようにしましょう

年収など、求人企業との待遇面の交渉について代行してもらえる。

転職するうえで、重要なものの1つは年収でないでしょうか。 年収については、残業の有無と同様に面接で質問することは難しいと思います。

「年収〇万円以上」「年収〇万円~〇万円」という求人情報がほとんどですが、転職エージェントは、転職希望者の適性と過去の転職成功者の適正をマッチングして、「この人なら年収〇万円だろう」などとあたりをつけます。そのうえで、最終面接、もしくはその後に企業から実際の金額について転職エージェントに連絡が入ります。
その段階で、前もってあなたが事前に伝えていた金額よりも低ければ企業側と交渉してくれます。さらに、もしあなたが事前に伝えていた額と同等であった場合でも、それより高くならないか、掛け合ってくれるのです。
これは直接応募ではまず不可能なことだと思うので、転職エージェントに頼りましょう。

転職後に実際に配属される部署の実態について、詳しい情報を教えてもらえる。

これまで見ていただいたとおり、会社自体の情報は事前に仕入れることができても、実際に配属される部署についての情報を仕入れることは不可能に近い、というか不可能でしょう。

一緒に働くうえで、その部署の上司・同僚のタイプや新卒中途・男女の比率、他の関連部署との力関係、会社の中での位置づけなど、事前に知っておくことに越したことはありません。転職エージェントはそういった情報も保有していますので、気になることはどんどん聞いてみましょう。
併せて、気になった会社については、いろいろ悪い口コミ情報などもネットなどで見かけることがあるでしょう。そういった口コミ情報が正しいのか、間違っているのかについても、聞いてみるのが良いでしょう。
ちゅうちゅう

そもそも自分に合った会社なのか、合う場合、受かるためにどうしたら良いか、転職エージェントを味方につけるのが効率的ですね。

リアルリアル

(う~ん、そうきたか。)

9.野村総合研究所への転職で、おすすめの転職エージェントは?

転職エージェントは有名な会社だけでも10社近くあります。
実際相手にする担当者との相性含め、当たり外れが多いのが実際のところです。登録や面談の手間、日ごろの電話・メール対応も考えると、どの転職エージェントと付き合うかについては、失敗は許されないと言っても過言ではありません。
野村総合研究所に転職するために登録すべき転職エージェントを、以下の観点で選びました。
  • 野村総合研究所の求人について、取り扱い実績がある。
  • 野村総合研究所への転職をサポートできるノウハウを持っている。
  • 野村総合研究所以外の求人情報についても豊富に保有しており、そのような求人についても成功までサポートするノウハウを保有している。
これらの要素が全て当てはまる、具体的におすすめしたい転職エージェントは以下4社です。 登録自体は2~3分で済みます。無料なので費用面のリスクもありません。
登録すべきか 特徴
リクルートエージェント 業界最大手。野村総合研究所への転職サポート実績多数。
doda 業界2番手。野村総合研究所への転職サポート実績多数。提案力に強み。
ビズリーチ ダイレクトリクルーティングが活発で、職務経歴書が目につけば人事担当者が連絡してくる可能性あり。
特に『リクルートエージェント』『doda』の2社は登録を強くお勧めします。
ただ、この2社については最大手でもあり、他の転職希望者も多数抱えるため、対応スピードなどサポートに満足が行かない場合もあるかもしれません。それも踏まえ、『ビズリーチ』も登録しておく方が良いでしょう。
ちなみに、登録完了後、転職エージェントから連絡が来るタイミングはマチマチです。早いところもあれば遅いところもあります。一方で、登録する内容については転職エージェントによる違いはほとんど無く、同じ作業の繰り返しです。
そのため、登録するエージェントが決まったら、一気にまとめて登録してしまう方が効率的です。
各社の特徴は、以下のとおりです。

リクルートエージェント|業界最大手・求人企業からの圧倒的な信頼度

リクルートエージェント』は、リクルートが運営する業界No.1の転職エージェントです。
若手からベテランまで、幅広いユーザーの転職サポート実績があります。
業界最大手のため、野村総合研究所への転職実績は多数あり、以下のメリットがあります。
  • 野村総合研究所への転職実績が多数あり、転職希望者へのサポートノウハウが豊富
  • 野村総合研究所側からの信頼も厚く、非公開求人の充実につながっている。
野村総合研究所への転職に一番直結する転職エージェントと言えるでしょう。
リクルートエージェント公式サイトhttps://www.r-agent.com/

doda|業界No.2・転職希望者に対する高い提案力

doda

doda』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する業界No.2の転職エージェントです。
若手からベテランまで、幅広いユーザーの転職サポート実績があります。 非公開求人は8万件、登録者数は370万人の規模に上ります。 拠点は全国に10カ所(※)あります。 ※東京、札幌、仙台、横浜、名古屋、大阪、京都、兵庫、広島、福岡
おすすめの求人を紹介してくれる段階になると、結構絞って紹介してくれます。 また、求人企業とのやりとりは担当が別なので、求人について細かい質問をした時など、その場で回答をもらえないこともあります。当然後からきちんと回答はもらえますので、聞きたいことは遠慮せずに聞いておくべきです。
転職希望者のニーズを掘り下げてくれるため、面談時間も2時間ぐらい見ておいた方が良いでしょう。
doda公式サイトhttp://doda.jp/

ビズリーチ|企業の採用担当者からダイレクトリクルーティングに強み

ビズリーチ』は、人材系ベンチャーのビズリーチが運営する転職支援サービスです。
特徴的なのは、ダイレクトリクルーティングという概念を日本にもたらした第一人者的な存在というところです。数多くの転職希望者のデータを求人企業に公開、転職エージェントなどを通さずに企業側が直接転職希望者にアプローチできる、画期的な取り組みです。この方法を取り入れる企業は拡大する一方のようです。なお、ダイレクトリクルーティングだけではなく、多数のヘッドハンターも利用するサービスのため、転職エージェントとは違う角度で求人を入手できる機会も望めるサービスです。
ビズリーチ公式サイト https://www.bizreach.jp/
ちゅうちゅう

リクルートエージェント』『doda』は大手だからまずオススメってことですね。転職エージェントは何社登録してもタダですしね。そのうえで、いろんな担当者と意見交換できるわけですし。

リアルリアル

どーだ、どーなんだ。)

10.転職エージェントを上手に使いこなすには?

ここからは、実際に『リクルートエージェント』『doda』『ビズリーチ』のいずれか、もしくは全て登録完了した後の話になります。
転職エージェントの担当者から、面談の誘いについての連絡が入ります。その後面談を行うわけですが、そこからの注意点をお伝えします。

仕事観や人生設計含め、転職エージェントに対しては、本音トークを心がけましょう。

転職希望者にとって、転職は人生を賭けた勝負です。そのため、転職エージェントとは最初から本音トークを行いましょう。隠し事はもちろん遠慮して本音を伝えないと、後から「お互い時間の無駄」になってしまいます。
求人企業との面接とは違い、転職エージェントは橋渡し役の立場になるため、「どんな会社を受けたいのか、どんな会社は受けたくないのか」「どんな仕事がしたいのか、どんな仕事はやりたくないのか」この辺は遠慮なく伝えてください。
言ってしまえば、転職エージェントにとって、転職希望者は「商品」という位置付けです。そのため、転職希望者がどんな人間なのか?もちろん初対面ですから知らないわけで、それを知ることによって、提示される求人の精度が高まります。あなたにとっても、求める求人情報以外は提示されたくないと思いますので、遠慮なく最初に本音を伝えておきましょう。
また、複数の転職エージェントを利用する場合、その旨も先に伝えておきましょう。そうすることで、他の転職エージェントに勝つために、あなたへの対応優先度が上がる可能性があります。

転職エージェントから紹介された求人情報に断りを入れる際は、次につながる断り方をしましょう。

転職エージェントとの面談時、もしくはその後日、転職エージェントからあなたの希望に合うと思われる求人情報の紹介を受けます。その際、「うーん、この会社か、あんまりいい話聞かないな。。」とか「うーん、この会社にはすごく入りたいんだけど、この仕事はちょっとな。。」と思う時が必ず訪れるでしょう。その際は、転職エージェント側の気持ちを踏まえ、以下のように次につながる断り方をしましょう。
  • 断りを入れる前に、その求人情報が自分に合うと、どの点で判断したのか聞いてみる。そのうえで、自分の希望に合わない点を伝えたうえで断りを入れる。
  • その会社で働いている(働いていた)知人や友人がいて、内情を聞いている限りどうしても興味が湧かない、と伝えたうえで断りを入れる。
※「ネット上での口コミを見て興味が持てない」というのは、現実性に乏しく、あまりおすすめできません。ただ、その際はその口コミ内容を伝えたうえで、実際はどうなのか聞いてみると良いでしょう。また、転職エージェントの担当者によっては、「口コミサイトは当てにならないし、見ない方がいいですよ。」とあなたに言ってくる場合もあります。そういった担当者に当たった場合は、担当者を変更してもらうことも視野に入れたうえで興味が湧かず断りたい、と意思を表示しましょう。
逆に、以下のような断り方はやめましょう
  • 理由を伝えることなく断りを入れる。
  • 最初の対面時ではなく、後日メールでの紹介があった場合、そのメールを無視して返信しない。
このような対応を行うと、その後紹介される求人がガクっと減ってしまうなど、担当者にとってのあなたの対応優先度が低くなってしまい損につながります。

転職エージェントから紹介された求人情報に興味を持った場合、その求人情報の背景を把握しましょう。

転職エージェントとの面談時、もしくはその後日、転職エージェントからあなたの希望に合うと思われる求人情報の紹介を受けます。その際、「お!これはぜひ受けてみたい!」という瞬間が訪れることがあるでしょう。その際は、転職エージェントに対して、あなたがその求人に興味を持っていることを伝えるとともに、併せて以下のように質問してみましょう。
  • なぜ中途社員が必要なのか(例、新しいポジションか、既存社員が辞めた埋め合わせか、業績向上による人員増強か、など)
  • いつ頃から募集しているのか。
  • 現時点で決まっていない理由は何なのか。
  • 面接に受かる人にはどんな傾向があるのか。逆に落ちる場合はどんな傾向があるのか。
このような確認を行い、得られた情報を書類選考・面接対策に反映することで、あなたの転職成功確率が高まることでしょう。

転職エージェントの担当者と合わない場合は、担当者変更を要求しましょう。

転職エージェントから求人情報の紹介が始まった後が一般的ですが、次のような場合は担当者に直接、担当者変更を依頼しましょう。
  • うまく付き合おうと努力を重ねたが、人間としての相性も含め自分とは合わない。
  • 見当違いの企業ばかり紹介してくる。
  • 求人情報について、担当者自身が詳細把握できていない。
  • メール返信等、対応がとても遅い。
転職エージェントにとっても、避けたいのはあなたが他の転職エージェントに逃げてしまうことです。そのため、その担当者に対して、思い切って担当者変更を依頼しましょう。
その際、注意点は以下のとおりです。
  • (これは必須です!)これまでサポートしてもらった感謝の気持ちを伝える。
  • 転職活動に慣れていないため不安が大きく、「他の担当者の意見も聞きたい」と伝える。要するに、その担当者に外れて欲しいのではなく、別の担当者の意見も聞きたいと伝える。
このように依頼すれば、悪い印象を与えることなく、スムーズな担当者変更につながるはずです。

主導権は転職エージェントではなく、あなたにあることをしっかり肝に銘じましょう。

これが一番重要なのですが、転職エージェントと面談を行い、その後コミュニケーションを続けていく中で、あなた自身の気持ちや担当者との相性によって、「何のために転職活動をしているのか」よく分からなくなってしまう場合があります。
転職エージェントは転職のプロとして、あなたと対等の立場で接してくることが多いです。ただ、中には「どんどん応募しないといつまでも決まりませんよ。多少希望と違ったとしても、まずは受けてみましょう」など、とにかく数をこなすよう促される場合もあります。
その際、転職エージェントに振り回されることなど決して無いよう「主導権は自分にある」ということを肝に銘じましょう「転職エージェントと上手に付き合う」というのは、「転職エージェントを上手に使いこなす」ということです。
決して高慢な態度を出してはいけませんが、「この転職希望者にはぜひ成功して欲しい!しっかり協力しよう!」と、気持ち良く仕事をしてもらうようにしましょう。担当者もあなたと同じ人間です。「最低限のビジネスマナーを守る」「約束は守る、できない約束はしない」「なるべく早めの対応を心がける」など、普段の仕事と同様の感覚で接しておけば間違いないと言えるでしょう。
ちゅうちゅう

転職エージェントはあなたの味方なので、本音で接しつつ協力してもらうためにきちんとビジネスライクに付き合えば何の問題もないってことですね。

リアルリアル

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ここまで読んでいただいた、あなたに
野村総合研究所への転職について、必要な情報は全て提示しました。
転職人気企業ですが、部署によっては激務だったりと、部署単位で満足度が異なる企業という側面もあります。会社としてだけで判断するのではなく、実際どんな環境で働くのか、部署レベルまで落とし込んだ情報収集を行い、そのうえでチャレンジしてみることを強くおすすめします。
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リアルリアル

(ごちそうさまでした!)