中途採用で、NTT東日本に転職したい、と考えている方は多いかと思います。日本を代表する通信会社として、知らない人はいませんね。
転職するために、「本当に大丈夫なのか?」と情報を探してみても、転職サイトやその企業のサイトには表向きの情報しか無いのは間違いありません。また、最近口コミ系のサイトが流行っていますが、それを見てみたとしても、そのサイト自体に登録するためのハードルもあり、登録したとしても情報量が膨大で見るのも大変です。結果、本当に転職して大丈夫なのか?と思ってしまうでしょう。
その一方で、この方法なら失敗しないという唯一無二のやり方が、単純ですがあります。
このページでは、NTT東日本への転職について、どうしたら正確な情報を得られるか、そのうえで転職したいと思ったらどう対処すべきか、現役エージェントの知見から、NTT東日本への転職について触れたいと思います。
このページを読んでいただければ、NTT東日本への転職についての情報は一通り揃っているかと思います。あなたがNTT東日本に転職すべきかの判断材料になり、さらに転職したいと思った場合、NTT東日本に理想の転職が実現できる可能性が高まるはずです。
ちゅう
NTT東日本に転職したい方向けの記事です。ちょっと長いですが、読んで損はないはずです。
リアル
次章以降で詳細について触れますが、NTT東日本への転職についての所見をまとめます。
転職を考える際、押さえるべきNTT東日本の特徴
- 日本最大の通信企業である日本電信電話株式会社が100%出資する子会社。
- 個人プレーよりチームプレーを重視する保守的な社風。
- 有休消化率はほぼ100%であり、ワークライフバランスをとりやすい会社。
- 現時点で公開されている求人はない。
- 通信事業の重要性を理解しながら「つながり」を大切にし、チームプレーができる人材を求めている。
- 残業時間は厳しく制限されており、10分単位で残業代が出る。
- 大卒のごく平均的な給与額が貰えている。
NTT東日本へ転職するために、押さえておくべきポイント
- 家族持ちであるかどうかなど関係なく、転勤があるようなので注意が必要。
- 一般に公開されていない求人を知るためにも、転職エージェントを使うのがおすすめ。
2.NTT東日本ってどんな会社?
項目 |
内容 |
会社名 |
東日本電信電話株式会社 |
代表者 |
代表取締役社長 井上 福造 |
本社所在地 |
東京都新宿区西新宿3-19-2 |
設立 |
1999年7月1日 |
資本金 |
3,350億円 |
主な事業内容 |
東日本地域における地域電気通信業務及びこれに附帯する業務、目的達成業務、活用業務など。 |
従業員数 |
4,700名(2018年3月31日現在) |
事業内容
NTT東日本は、日本最大の通信企業である日本電信電話株式会社が100%出資する子会社であり、東日本地域における地域電気通信業務、地域電気通信業務に附帯する業務などを行っており、主要な営業種目は以下の通りとなっています。
※東日本地域とは、北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、山梨県、長野県を指します。
- 電気通信業務
・音声伝送サービス(加入電話サービス、総合ディジタル通信サービス、音声利用IP通信網サービス)
・データ伝送サービス(LAN型通信網サービス、IP通信網サービス、データ伝送サービス 等)
・専用サービス( 一般専用サービス、高速ディジタル伝送サービス、ATM専用サービス 等)
・電報サービス
- 附帯業務・目的達成業務
・電話機等の販売、情報料回収代行サービス、料金回収(請求・収納)代行サービス、電気通信コンサルティング、研修・セミナー 等
今後の事業展開
NTT東日本は平成31年度の事業経営にあたって、以下の項目に重点を置くとしています。
- 家庭や地域コミュニティにおける、生活に密着したICT(情報通信技術)の新たな利用シーンの創出
- Wi-Fi等を活用したICT利用環境の充実
- ビジネスユーザ向けのサービス開発・提供等を通じて、光アクセスのより一層の普及拡大と利活用促進
- NGNによる、ブロードバンドネットワーク環境の更なる高度化・強靭化
生活に密着した音声伝送サービスとして福祉電話があり、電気通信サービスに対する福祉面での社会的要請に応えるため、シルバーホン(あんしん、めいりょう、ひびき、ふれあい)等の福祉関係商品の提供を推進しています。また、災害などの緊急時に備え、公衆電話の利便性向上に取り組んでいます。
NGN(次世代ネットワーク)
NGN(次世代ネットワーク)とは、従来の電話網がもつ信頼性・安定性を確保しながら、IPネットワークの柔軟性・経済性を備えた、次世代の情報通信ネットワークです。NGNでは、従来の「ベストエフォートクラス」に加えて、品質確保型の「優先クラス」を用意しており、テレビ電話のような厳しいリアルタイム性が必要な通信や、片方向の映像配信のような緩やかなリアルタイム性が要求される通信に対応しています。
また、通信回線や通信装置の冗長化や、処理性能の高い大型装置の導入によるシンプルなネットワーク構成にすることなどで、高い信頼性のネットワークを実現しています。NTT東日本は、異業種・他業界との協業や通信事業者のネットワークと相互接続することで、このNGNを用いた多彩なブロードバンドサービスを展開していくとしています。
3.NTT東日本は、転職者に対してどんな人材を求めている?
募集職種
現時点で、中途採用の募集は行っていないようです。今後経験者の募集がある場合、随時ホームページで情報公開していくとのことです。
求める人材
NTT東日本の採用情報ページには、求める人物像が以下の通り記されています。
『“自分がやるんだ”という主体性のある人
いかなる変化も成長の機会と捉えて楽しめる人
困難な状況でも粘り強く最後までやりきる人
夢を実現するための情熱を持ち、仲間と協調(協創)できる人
常識にとらわれず本質を見極め、新しい価値を創造したい人
“つなぐ”想いに共感できる人』
引用元: NTT東日本採用情報ページ
また、個人、学校、中小企業、大企業、自治体などあらゆるプレイヤーと関わってきたNTT東日本だからこそ、想像を超えた新たなつながりを創ることができる、という採用メッセージが載せられています。NTT東日本グループの「つなぐ、を、つよく。」という理念は今も変わることなく、いかなる時代となっても通信事業者として「つなぐ」使命を担っています。これらのことから、通信事業の重要性を理解しながら「つながり」を大切にし、チームプレーができる人材を求めていると言えるのではないでしょうか。
NTT東日本の採用情報ページには、社員の方のインタビューや働く環境なども詳しく載っており、転職へのヒントを与えてくれると思います。どこの部署の社員が、日頃何を考え、どのように仕事に取り組んでいるのか、人間性も含め感じることができるでしょう。あなたが興味のある事業に取り組む社員の方の意見は、書類・面接対策においても必ず目を通しておきましょう。
給料(年収)
平均年間給与:ー
平均年齢:40.2歳(2018年3月31日現在)
平均勤続年数:16.1年(2018年3月31日現在)
労働時間
平均残業時間:23~26時間/月
PCログ等で勤務管理を行っており、残業時間は厳しく制限されているようです。10分単位で残業代を計算しており、残業するには申請が必要とのことです。月間35時間(年間では300時間)を上限とし、45時間以上の時間外に関してはかなり厳しく年6回までしかできないということなので、残業は多くないと言えそうです。また、よほど忙しい部署か、トラブル対応でない限り、基本的に休日出勤はないようです。
ちゅう
通信事業者として「つなぐ」使命を担っていることの重要性を理解しつつ、チームプレーができる人材を求めているようですね。現時点では、中途採用の募集は行っていないようなので注意が必要です。
リアル
4.NTT東日本の求人情報にはどんな傾向がある?
転職サイトを各種調べたところ、NTT東日本の求人は見つかりませんでした。NTT東日本の採用情報ページも確認したところ、現時点で経験者の採用情報はありませんでした。
ただ、これはあくまで一般に公開されている求人であり、非公開の求人というものがある可能性があります。
例えば、転職エージェントの
dodaの場合、
非公開求人が公開求人の3倍以上の規模に上るため、
dodaの
非公開求人の方には他の技術系・事務系職種も含まれている可能性があります。
ちゅう
現時点で公開されている求人はありませんが、隠れ求人の存在は気になるところです。
リアル
5.NTT東日本の現役社員・元社員からの評判は?(口コミ)
口コミや内部情報を以下にまとめました。新卒入社と中途入社では当然差があることを踏まえ、中途入社した人のみの内部情報です。
※参照元:OpenWork、enライトハウス、転職会議、キャリコネ他
項目 |
コメント |
給与・福利厚生 |
- 年功序列の給与体系だったが、近年成果主義にシフトしてきている。
- 大卒のごく平均的な給与額。
- 大幅な昇給はないが、残業代はしっかり出る。
- 首都圏であれば、家賃補助が37,000円/月支給される。
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ワークライフバランス |
- 有休消化率はほぼ100%で、非常に休みを取りやすい。
- 有給休暇は1日、半日(午前/午後)に加え、1時間単位でも取得が可能。
- 会社として、ワークライフバランスを取ることを積極的に推進。
- 長期休暇も取りやすく、海外旅行へ行く人も多い。
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社風 |
- 上意下達のピラミッド型組織。
- 事務系/技術系で異なる企業文化。
- 国営の名残があり、安定した会社。
- 公務員的発想の人が多い。
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成長機会・キャリア開発 |
- 約三年ごとに異動があるが、面接時の希望や主張したキャリアパスは考慮される。
- 社会人としての基本スキルが身に付けられる。
- プロジェクト管理能力がつく。
- 一定の専門分野の中でゼネラリストとして成長できる。
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入社後のギャップ |
- 意思決定が遅く、新規ビジネスの立案は難しい。
- 平均年齢が高い。
- 事業規模が想像以上に大きい。
- 上司向け資料ばかり作っているので社会貢献性を感じられない。
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退職検討理由 |
- 特に男性は容赦なく転勤させられる。
- ビジネスのスピードが遅く、顧客ニーズに対応できていないと感じたから。
- お役所的な社風が合わなかった。
- 競争環境がなく、刺激が少ない。
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ワークスタイル |
- 在宅勤務(テレワーク/リモートワーク)環境が整備されている。
- フレックス勤務などの柔軟な働き方が可能。
- 集合会議を自粛し、Web会議にする。
- 時差通勤を推奨。
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給与・福利厚生
基本的には残業の量によって得られる収入に差が生まれるようです。忙しい部署かどうかで残業時間に大きく差があり、それに応じて収入が決まるとのことです。給与に関しては、特に多いわけでも少ないわけでもなく、ごく平均的な額をもらえていると感じている人が多い印象を受けました。ただ、管理職になると大幅に増えるようです。
福利厚生は、住宅補助、扶養手当、単身赴任手当て、保養所、医療費保障、資格奨励金、カフェテリアポイント等々、一般的なものは網羅しているという意見がありました。いずれも特段高額というわけではないが、不満を聞くこともなく、十分な水準のようです。
ワークライフバランス
ワークライフバランスは非常に取りやすく、プライベートの予定を立てやすいといった意見が多数見られました。有休消化率はほぼ100%で、年20日与えられる有給休暇を必ず取得するよう上司からも言われるとのことです。また、有給休暇は1日、半日(午前/午後)に加え、1時間単位でも取得が可能であることから、ちょっとしたプライベートな用事をこなすことも可能で大変便利だという意見もありました。フレックス制を導入している部署もあり、育休・産休の制度も充実していて実際使用している社員も多く、また、戻ってきた際の受け入れも問題なしということですから女性にも働きやすい職場と言えそうですね。
社風
チャレンジングなことはしない保守的な会社であり、特に電電公社時代の人はその傾向がやや強いようです。保全業務を担う年配の方はいわゆる職人肌が多く、利益向上に向けたビジネス領域の挑戦への理解があまりないという意見もありました。基本的に社員に優しく社会貢献という使命感もあり良い会社だけれど、ガツガツやりたい人には向かない会社のようで、実際にそういう人は転職することが多いようです。ほぼ全ての業務において個人プレーではなくチームで進めることを求められるので、尖った人材は少ないが、バランスのいい人は多い印象という意見もありました。
成長機会・キャリア開発
スペシャリストというよりはゼネラリストとしての能力が磨かれ、社会人に必要なスキルは一通り身につくという意見が複数ありました。反面、約三年単位で異動がある為、一つのスキルを追求したくてもできないという意見もありました。この異動自体は本人の意志と関係なく決定されるが、面談時の希望や主張したキャリアパスは可能な範囲で考慮される傾向にあるということです。他には、若手の内から施策リーダーとして案件を任されることも多く、施策立案能力、調整能力が身につくという意見もありました。
入社後のギャップ
事業規模の大きさは想像以上で、人・モノ・金すべてにおいて日本を代表する企業の規模であったという意見がありました。一方、元国営企業で事業運営には非常に厳しい法規制(電気通信事業法・NTT法)があり、やりたいサービスができないもどかしさを常に感じている方もいらっしゃいました。慎重に事業を進めざるを得ないためか、思ったより意思決定が遅いという指摘は複数ありました。他には、入社前に抱いたイメージ通りホワイトな企業だったという意見もありましたので、人によっては期待通りの会社のようです。
退職検討理由
転勤が多く、自分の人生設計を考えられなくなったという意見がいくつかありました。家族持ちであるかどうかなど関係なく、転勤があるようです。また、ゼネラリストを求めている会社のため、他社でも通用するような技術スキルは身に付けることが難しいと感じている方もいらっしゃいました。他には、グループ会社の中でも競争環境が少なく刺激がないという意見や、中にいるととても心地よい組織なのだが、それに対する危機感から転職を検討したという意見が見られました。特に技術系の組織は外部との交流が少ないようです。
ワークスタイル
新型コロナの流行後、在宅勤務(テレワーク/リモートワーク)が拡大しているという口コミがありました。フレックス勤務制度も使いやすいようです。
もともとNTTグループは「働き方改革」や「休み方改革」に積極的に取り組んでおり、在宅勤務以外にもフレックス勤務、1年単位の変形労働時間制、裁量労働制、分断勤務など柔軟な働き方を認めるための環境整備を行っていました。このように多様な働き方を推進することが、社員を感染症から守る取り組みに繋がると考えられます。
ちゅう
有休消化率はほぼ100%で残業も少なく、ワークライフバランスは大変取りやすい会社のようです。保守的な社風であり、チームプレーを求められるようなので、周りと調和して仕事を進めていきたい方に向いている職場かもしれませんね。
リアル
6.NTT東日本への転職を成功させるには?
ここまで読んで、NTT東日本への転職意欲は高まりましたか?
NTT東日本に転職する方法で一番おすすめしたいのは、転職エージェントの活用です。
※転職エージェントとは?
「エージェント」というのは、いわゆる「代理人」です。転職エージェントは、転職希望者と中途採用の求人を出している企業とをつなげるのが役割です。転職エージェントは、採用が成功した場合に企業から手数料がもらえるので、転職希望者からはお金をもらいません。そのため無料で利用できるサービスです。これらのサービスは、サイト上で登録をすると転職エージェントの方から面談の誘いがメールで来ます。そのうえで日程を調整してその転職エージェントの企業に訪問し、面談を行います。面談では、「具体的に転職を考えているのか」「なぜ今の会社を辞めようと思っているのか」「どういった会社に移りたいと思っているのか」というような質問があり、それに答えていくかたちになります。転職エージェントに登録する転職希望者は、「一刻も早く転職したい」という人もいれば、「特にまだ転職は考えていないが、良い求人があれば転職したい」など様々な思いを抱いています。そのため、面談で「具体的に転職を考えているのか」という質問に対して、「今は情報収集している段階です。」と答えても、まずイヤな顔はされないと思って大丈夫です。
では、NTT東日本に転職する場合に転職エージェントを活用すべき理由ですが、以下4点です。
- 一般には公開されていない、NTT東日本の求人情報について入手できる可能性がある。
- 書類選考・面接について、NTT東日本に特化した対策を行ってもらえる。
- 年収など、求人企業との待遇面の交渉について代行してもらえる。
- 転職後に実際に配属される部署の実態について、詳しい情報を教えてもらえる。
一般には公開されていない、NTT東日本の求人情報について入手できる可能性がある。
例えば
dodaの場合、サイト上で公開されている求人の3倍以上もの非公開求人を取り扱っています。
※転職エージェントはなぜ全ての求人を公開しないのか?
転職エージェントは全ての求人を公開しない、というよりは公開できないのです。これはなぜかと言うと、企業は人ありきとよく言われますが、あくまでビジネスあってこその人と言うこともできます。要するに、既存ビジネスの強化・新規ビジネスの創出を行うために人が必要なのです。そのため、特に新規ビジネスについては、開始する前、もしくは開始して間もなくは他社にそのことを知られたくありません。中途採用の募集を行ううえでも、自社のサイトはもちろん、転職サイトにもその情報を載せたくないのです。そうすると、転職エージェントにそのような中途採用求人が集まることになります。なぜ転職エージェントなのかと言うと、転職希望者個人と対面する必要があり、情報をオープンにする必要が無いからです。ちなみに、公開されている求人と比べて、戦略的な採用という色が濃いため年収やポジションも好条件のものが多いのが一般的です。
転職エージェントの大手であればあるほど、NTT東日本の非公開求人も取り扱っています。
あなたのような転職希望者の適性に応じて提示してくれますし、適性に合う求人が無い場合でも、NTT東日本に対して適性に合う求人が無いか、あなたを売り込みに行ってくれることもあります。
そのため、NTT東日本のサイトや転職サイト・転職エージェントのサイト上の求人を見て、自分に合う求人が無い場合には、非公開で取り扱いが無いか、転職エージェントに尋ねてみることをおすすめします。
書類選考・面接について、NTT東日本に特化した対策を行ってもらえる。
転職エージェントは、過去に多くの転職希望者の転職を実現させているため、転職人気企業であればあるほど、その機会に多く携わっています。そのため、選考スタイルや選考プロセスについて熟知しており、ノウハウが豊富です。
どんな人なら受かって、どんな人なら落ちてしまうのか。面接でどういう質問がされ、それにどう答えれば受かり、落ちる場合は答え方がまずかったのか、答える内容自体が間違っていたのか。そのような過去実績に基づく膨大なデータを保有しています。
その根拠データやノウハウを用いて、NTT東日本の書類選考を突破するために、職務経歴書上でどんな内容をどんな風にアピールした方が良いのか、面接の段階では想定される複数の質問に対して、どう答えた方が良いのか、サポートしてもらえます。
さらに、面接担当者にはどんな傾向があるのか(結論から論理立てて話すようにしないと、60分の面接でも30分で終わってしまうなど。。)、求人情報ではまず触れられるはずのない情報も持っているため、転職サイトや企業サイトから応募するよりも圧倒的に有利に進められます。
なお、これは意外だと思いますが、このように転職エージェントは転職人気企業ほどパイプが太いため、仮に採用企業側が面接であなたを落とすと判断した場合でも、掛け合ってくれて通過させてくれることもあったりします。
基本的に、面接については終了後に転職エージェントに「面接終了しました。」と電話連絡を入れるステップがあります。その際、「おつかれさまでした。面接はいかがでした?」と面接の苦労を労ってもらえるとともに、「うまく答えられなかった質問はありましたか?」など丁寧にフォローを入れてくれます。その内容をもって、転職エージェントはあなたの代理となり、その後採用企業側にフォローを入れてくれるのです。
ただ、全ての転職エージェントがそういった対応を行ってくれるわけではありません。転職エージェントは良いところだけを選ぶようにしましょう。
年収など、求人企業との待遇面の交渉について代行してもらえる。
転職するうえで、重要なものの1つは年収でないでしょうか。 年収については、残業の有無と同様に面接で質問することは難しいと思います。
「年収〇万円以上」「年収〇万円~〇万円」という求人情報がほとんどですが、転職エージェントは、転職希望者の適性と過去の転職成功者の適正をマッチングして、「この人なら年収〇万円だろう」などとあたりをつけます。そのうえで、最終面接、もしくはその後に企業から実際の金額について転職エージェントに連絡が入ります。
その段階で、前もってあなたが事前に伝えていた金額よりも低ければ企業側と交渉してくれます。さらに、もしあなたが事前に伝えていた額と同等であった場合でも、それより高くならないか、掛け合ってくれるのです。
これは直接応募ではまず不可能なことだと思うので、転職エージェントに頼りましょう。
転職後に実際に配属される部署の実態について、詳しい情報を教えてもらえる。
これまで見ていただいたとおり、会社自体の情報は事前に仕入れることができても、実際に配属される部署についての情報を仕入れることは不可能に近い、というか不可能でしょう。
一緒に働くうえで、その部署の上司・同僚のタイプや新卒中途・男女の比率、他の関連部署との力関係、会社の中での位置づけなど、事前に知っておくことに越したことはありません。転職エージェントはそういった情報も保有していますので、気になることはどんどん聞いてみましょう。
併せて、気になった会社については、いろいろ悪い口コミ情報などもネットなどで見かけることがあるでしょう。そういった口コミ情報が正しいのか、間違っているのかについても、聞いてみるのが良いでしょう。
ちゅう
そもそも自分に合った会社なのか、合う場合、受かるためにどうしたら良いか、転職エージェントを味方につけるのが効率的ですね。
リアル
7.NTT東日本への転職で、おすすめの転職エージェントは?
転職エージェントは有名な会社だけでも10社近くあります。
実際相手にする担当者との相性含め、当たり外れが多いのが実際のところです。登録や面談の手間、日ごろの電話・メール対応も考えると、どの転職エージェントと付き合うかについては、失敗は許されないと言っても過言ではありません。
NTT東日本に転職するために登録すべき転職エージェントを、以下の観点で選びました。
- NTT東日本の求人について、取り扱い実績がある。
- NTT東日本への転職をサポートできるノウハウを持っている。
- NTT東日本以外の求人情報についても豊富に保有しており、そのような求人についても成功までサポートするノウハウを保有している。
これらの要素が全て当てはまる、具体的におすすめしたい転職エージェントは以下4社です。 登録自体は2~3分で済みます。無料なので費用面のリスクもありません。
|
登録すべきか |
特徴 |
リクルートエージェント |
◎ |
業界最大手。NTT東日本への転職サポート実績多数。 |
doda |
◎ |
業界2番手。NTT東日本への転職サポート実績多数。提案力に強み。 |
レバテックキャリア |
〇 |
エンジニア向け。専門的なスキルを活かしたい場合は異常に強い。 |
エンジニア志望であれば、『
レバテックキャリア
』が実績十分のためまず登録して損はありません。
ちなみに、登録完了後、転職エージェントから連絡が来るタイミングはマチマチです。早いところもあれば遅いところもあります。一方で、登録する内容については転職エージェントによる違いはほとんど無く、同じ作業の繰り返しです。
そのため、登録するエージェントが決まったら、一気にまとめて登録してしまう方が効率的です。
各社の特徴は、以下のとおりです。
リクルートエージェント|業界最大手・求人企業からの圧倒的な信頼度

若手からベテランまで、幅広いユーザーの転職サポート実績があります。
業界最大手のため、ソフトバンクへの転職実績は多数あり、以下のメリットがあります。
- ソフトバンクへの転職実績が多数あり、転職希望者へのサポートノウハウが豊富
- ソフトバンク側からの信頼も厚く、非公開求人の充実につながっている。
ソフトバンクへの転職に一番直結する転職エージェントと言えるでしょう。
doda|業界No.2・転職希望者に対する高い提案力

『
doda』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する業界No.2の転職エージェントです。
若手からベテランまで、幅広いユーザーの転職サポート実績があります。 非公開求人は8万件、登録者数は370万人の規模に上ります。 拠点は全国に10カ所(※)あります。 ※東京、札幌、仙台、横浜、名古屋、大阪、京都、兵庫、広島、福岡
おすすめの求人を紹介してくれる段階になると、結構絞って紹介してくれます。 また、求人企業とのやりとりは担当が別なので、求人について細かい質問をした時など、その場で回答をもらえないこともあります。当然後からきちんと回答はもらえますので、聞きたいことは遠慮せずに聞いておくべきです。
転職希望者のニーズを掘り下げてくれるため、面談時間も2時間ぐらい見ておいた方が良いでしょう。
レバテックキャリア|IT・WEBエンジニア経験者のキャリアUP支援に特化

『
レバテックキャリア
』は年収UPやキャリアUPを狙う、ITエンジニア経験者の支援に特化した転職エージェントです。※エンジニア未経験者向けの求人は保有しておりません。
保有求人7,000件以上のうち約8割が年収600万円以上であり、WEB・アプリエンジニア,インフラエンジニア,PM,ITコンサル,SEなどIT特化ならではの専門性の高いハイクラス求人が豊富です。
また、サービス対象エリアは関東圏・関西圏・九州となっており、オンラインや電話でのカウンセリングに対応しています。平日夜や土曜日でも対応しているなど、不規則なIT業界のニーズに合わせた柔軟性もレバテックキャリアの強みです。
リアル
8.転職エージェントを上手に使いこなすには?
ここからは、実際に『
リクルートエージェント
』『
doda』『
レバテックキャリア
』のいずれか、もしくは全て登録完了した後の話になります。
転職エージェントの担当者から、面談の誘いについての連絡が入ります。その後面談を行うわけですが、そこからの注意点をお伝えします。
仕事観や人生設計含め、転職エージェントに対しては、本音トークを心がけましょう。
転職希望者にとって、転職は人生を賭けた勝負です。そのため、転職エージェントとは最初から本音トークを行いましょう。隠し事はもちろん遠慮して本音を伝えないと、後から「お互い時間の無駄」になってしまいます。
求人企業との面接とは違い、転職エージェントは橋渡し役の立場になるため、「どんな会社を受けたいのか、どんな会社は受けたくないのか」「どんな仕事がしたいのか、どんな仕事はやりたくないのか」この辺は遠慮なく伝えてください。
言ってしまえば、転職エージェントにとって、転職希望者は「商品」という位置付けです。そのため、転職希望者がどんな人間なのか?もちろん初対面ですから知らないわけで、それを知ることによって、提示される求人の精度が高まります。あなたにとっても、求める求人情報以外は提示されたくないと思いますので、遠慮なく最初に本音を伝えておきましょう。
また、複数の転職エージェントを利用する場合、その旨も先に伝えておきましょう。そうすることで、他の転職エージェントに勝つために、あなたへの対応優先度が上がる可能性があります。
転職エージェントから紹介された求人情報に断りを入れる際は、次につながる断り方をしましょう。
転職エージェントとの面談時、もしくはその後日、転職エージェントからあなたの希望に合うと思われる求人情報の紹介を受けます。その際、「うーん、この会社か、あんまりいい話聞かないな。。」とか「うーん、この会社にはすごく入りたいんだけど、この仕事はちょっとな。。」と思う時が必ず訪れるでしょう。その際は、転職エージェント側の気持ちを踏まえ、以下のように次につながる断り方をしましょう。
- 断りを入れる前に、その求人情報が自分に合うと、どの点で判断したのか聞いてみる。そのうえで、自分の希望に合わない点を伝えたうえで断りを入れる。
- その会社で働いている(働いていた)知人や友人がいて、内情を聞いている限りどうしても興味が湧かない、と伝えたうえで断りを入れる。
※「ネット上での口コミを見て興味が持てない」というのは、現実性に乏しく、あまりおすすめできません。ただ、その際はその口コミ内容を伝えたうえで、実際はどうなのか聞いてみると良いでしょう。また、転職エージェントの担当者によっては、「口コミサイトは当てにならないし、見ない方がいいですよ。」とあなたに言ってくる場合もあります。そういった担当者に当たった場合は、担当者を変更してもらうことも視野に入れたうえで興味が湧かず断りたい、と意思を表示しましょう。
逆に、以下のような断り方はやめましょう。
- 理由を伝えることなく断りを入れる。
- 最初の対面時ではなく、後日メールでの紹介があった場合、そのメールを無視して返信しない。
このような対応を行うと、その後紹介される求人がガクっと減ってしまうなど、担当者にとってのあなたの対応優先度が低くなってしまい損につながります。
転職エージェントから紹介された求人情報に興味を持った場合、その求人情報の背景を把握しましょう。
転職エージェントとの面談時、もしくはその後日、転職エージェントからあなたの希望に合うと思われる求人情報の紹介を受けます。その際、「お!これはぜひ受けてみたい!」という瞬間が訪れることがあるでしょう。その際は、転職エージェントに対して、あなたがその求人に興味を持っていることを伝えるとともに、併せて以下のように質問してみましょう。
- なぜ中途社員が必要なのか(例、新しいポジションか、既存社員が辞めた埋め合わせか、業績向上による人員増強か、など)
- いつ頃から募集しているのか。
- 現時点で決まっていない理由は何なのか。
- 面接に受かる人にはどんな傾向があるのか。逆に落ちる場合はどんな傾向があるのか。
このような確認を行い、得られた情報を書類選考・面接対策に反映することで、あなたの転職成功確率が高まることでしょう。
転職エージェントの担当者と合わない場合は、担当者変更を要求しましょう。
転職エージェントから求人情報の紹介が始まった後が一般的ですが、次のような場合は担当者に直接、担当者変更を依頼しましょう。
- うまく付き合おうと努力を重ねたが、人間としての相性も含め自分とは合わない。
- 見当違いの企業ばかり紹介してくる。
- 求人情報について、担当者自身が詳細把握できていない。
- メール返信等、対応がとても遅い。
転職エージェントにとっても、避けたいのはあなたが他の転職エージェントに逃げてしまうことです。そのため、その担当者に対して、思い切って担当者変更を依頼しましょう。
その際、注意点は以下のとおりです。
- (これは必須です!)これまでサポートしてもらった感謝の気持ちを伝える。
- 転職活動に慣れていないため不安が大きく、「他の担当者の意見も聞きたい」と伝える。要するに、その担当者に外れて欲しいのではなく、別の担当者の意見も聞きたいと伝える。
このように依頼すれば、悪い印象を与えることなく、スムーズな担当者変更につながるはずです。
主導権は転職エージェントではなく、あなたにあることをしっかり肝に銘じましょう。
これが一番重要なのですが、転職エージェントと面談を行い、その後コミュニケーションを続けていく中で、あなた自身の気持ちや担当者との相性によって、
「何のために転職活動をしているのか」よく分からなくなってしまう場合があります。
転職エージェントは転職のプロとして、あなたと対等の立場で接してくることが多いです。ただ、中には「どんどん応募しないといつまでも決まりませんよ。多少希望と違ったとしても、まずは受けてみましょう」など、とにかく数をこなすよう促される場合もあります。
その際、転職エージェントに振り回されることなど決して無いよう「主導権は自分にある」ということを肝に銘じましょう。「転職エージェントと上手に付き合う」というのは、「転職エージェントを上手に使いこなす」ということです。
決して高慢な態度を出してはいけませんが、「この転職希望者にはぜひ成功して欲しい!しっかり協力しよう!」と、気持ち良く仕事をしてもらうようにしましょう。担当者もあなたと同じ人間です。「最低限のビジネスマナーを守る」「約束は守る、できない約束はしない」「なるべく早めの対応を心がける」など、普段の仕事と同様の感覚で接しておけば間違いないと言えるでしょう。
ちゅう
転職エージェントはあなたの味方なので、本音で接しつつ協力してもらうためにきちんとビジネスライクに付き合えば何の問題もないってことですね。
リアル
ここまで読んでいただいた、あなたに
NTT東日本への転職について、必要な情報は全て提示しました。
転職人気企業ですが、部署によっては激務だったりと、部署単位で満足度が異なる企業という側面もあります。会社としてだけで判断するのではなく、実際どんな環境で働くのか、部署レベルまで落とし込んだ情報収集を行い、そのうえでチャレンジしてみることを強くおすすめします。
NTT東日本への転職に成功するために抽出した転職エージェント
転職が実現した後、どんな人生を描けるかが本当の勝負です。
「この会社に転職してみて、確かに大変なところもあるけど、それはある程度事前に知っていたことだ。決めたのは自分なんだから頑張って続けよう。」
そういった転職が実現できるよう、少しでも力になれましたら光栄です。
ちゅう
リアル