中途採用で、NTT西日本に転職したい、と考えている方は多いかと思います。NTTグループの西日本支社として、知らない人はいませんね。
このページでは、NTT西日本への転職について、どうしたら正確な情報を得られるか、そのうえで転職したいと思ったらどう対処すべきか、現役エージェントの知見から、NTT西日本への転職について触れたいと思います。
ちゅうちゅう

新卒向けの内容は省き、完全に転職者・中途入社社員に特化した内容です。読んで損はないはずです。

リアルリアル

(NTT西日本。うおォンうおォン。)

NTT西日本の転職難易度は高いと言えます。これまでNTT西日本は中途採用を積極的に行わず、同社を退社後に起業した人やベンチャー企業に就職した人に限って再雇用してきました(「リ・チャレンジ採用」制度)。
近年では、2025年の中期経営計画で掲げた「ソーシャルICTパイオニア」というビジョン実現に向けて、スペシャリスト人材を中途採用しています。その為、専門性を持ち、チームの中でリーダーとしてメンバーを牽引できるようなハイレイヤー人材を求めています。第二新卒のような職務経験が浅い方は難しいかもしれません。
中途採用自体は今後も活発に行われるようです。初めての中途採用でスペシャリスト50名を採用しており、二年目は採用目標を倍増させるなど、多くの部署が中途採用に期待している状態となっています。2022年度の中途採用比率は32%となっており、スキルがマッチすれば中途採用のチャンスが広がっていると言えます。

2.NTT西日本への転職についての所見まとめ

次章以降で詳細について触れますが、NTT西日本への転職についての所見をまとめます。

転職を考える際、押さえるべきNTT西日本の特徴

  • 日本最大の通信企業である日本電信電話株式会社が100%出資する子会社で、西日本地域をカバーしている。
  • 穏やかな社員が多く、安定志向の人に向いている環境。
  • 残業は少なく有休消化率はほぼ100%で、ワークライフバランスに大変優れた会社。
  • セールスエンジニア、インフラエンジニア、コンサルタントなどの募集がある。
  • コミュニケーション能力が高く、チームプレーを大切にする人材を求めている。
  • サービス残業は厳しく監視されており、残業代はきちんと支払われる。
  • ジョブ型の給与制度になった。

NTT西日本へ転職するために、押さえておくべきポイント

  • 残業時間は部署による差が大きく、本社組織は忙しいようなので注意が必要。
  • 一般に公開されていない求人を知るためにも、転職エージェントを使うのがおすすめ。

3.NTT西日本ってどんな会社?

項目 内容
会社名 西日本電信電話式会社
代表者 代表取締役社長 森林 正彰
本社所在地 大阪市都島区東野田町4丁目15番82号
設立 1999年7月1日
資本金 3,120億円
主な事業内容 西日本地域における地域電気通信業務及びこれに附帯する業務、目的達成業務、活用業務など。
従業員数 単体:1,400人 グループ:34,900人(2023年3月31日現在)

事業内容

NTT西日本は、日本最大の通信企業である日本電信電話株式会社が100%出資する子会社であり、西日本地域における地域電気通信業務、地域電気通信業務に附帯する業務などを行っています。
電気通信業務(地域電気通信業務と活用業務を含む)として、音声伝送サービス、データ伝送サービス、専用サービス、電報サービスがあります。附帯業務・目的達成業務として、電話機等の販売、情報料回収代行サービス、料金回収(請求・収納)代行サービスなどがあります。

今後の事業展開

NTT西日本は今後、以下のような取り組みを行うとしています。
  • 2025年大阪・関西万博などにおいてIOWNを体感してもらえるように、IOWN APNの利用シーンの開拓を進めていく。
  • 地方公共団体のデジタル実装への取組支援、教育DXなどのデジタルの力を活用した社会課題解決に取り組む。
  • 通信サービスの安定的提供の確保、設備事故の未然防止、激甚化する自然災害などの大規模災害を想定した通信ビルの水防対策など行う。

海外展開

NTT西日本グループは、世界中にGoogle Play/App Storeを通じてモバイルゲームを提供しており、2022年3月からは北米向けにデジタルマンガストア「MangaPlaza」をサービス提供しています。北米の漫画市場は年率数十%の市場成長率が期待できるとしており、日本の出版社との協業や無料で読めるタイトルの充実などを強みにシェアを広げています。今後は、日本の作品が人気を集める欧州やアジアへの参入も見据えています。

4.NTT西日本の現役社員・元社員からの評判は?(口コミ)

NTT西日本の口コミや内部情報について、転職口コミサイトのOpenWorkenライトハウス転職会議キャリコネを参考に紹介します。新卒入社と中途入社では当然差があることを踏まえ、中途入社した人のみの内部情報です。
項目 コメント
給与・福利厚生
  • ジョブ型の給与制度になった。
  • 営業はインセンティブがある。
  • 成果給の配分が多くなった。
  • カフェテリアプランで人間ドックを受けられる。
ワークライフバランス
  • 有休はほぼ100%取得可能。
  • 残業が少なくプライベートを充実させやすい。
  • 組合が強く、ワークライフバランスはとりやすい環境。
  • 本社部門は残業が多め。
社風
  • 公務員のような感じの民間会社。
  • コンプライアンス意識が高い。
  • 社員同士の過度な競争がなく、明るい雰囲気。
  • 女性が活躍しやすい環境がある。
成長機会・キャリア開発
  • 技術というより、経営戦略など会社全体を俯瞰できる力が身につく。
  • 他部署・会社を巻き込む調整力が鍛えられた。
  • スペシャリストというよりもゼネラリストを育成する方針。
  • 資格取得の奨励金や学習費用の還付など、学ぶことに関して手厚いサポートがある。
入社後のギャップ
  • 社内手続きが複雑で多い。
  • 想像以上に業務スピードが遅い。
  • 休みやすい会社で驚いた。
  • 実務の中で専門的なスキルを高めるのは難しい。
退職検討理由
  • 自分の将来のビジョンが描きにくい。
  • 成長している実感がなく、スピード感がない。
  • 企業文化が合わないと感じた。
  • 転勤が多く、持ち家を検討しにくい。
ワークスタイル
  • 在宅勤務(テレワーク/リモートワーク)制度がある。
  • 1時間単位で有休が取れる。
  • フレックスタイム制度がある。
  • 産休育休制度が充実している。

給与・福利厚生

日本の一般的な企業の平均くらいは貰えているという意見がいくつかありました。営業の場合はインセンティブが有り、契約の獲得に対して給与が上下するようです。また、部署によって業務量に偏りがある為、残業代の有無により給料が大きく異なるという声がありました。昔は年功序列でしたが、ジョブ型の給与制度になってからは成果給の配分が多くなったようです。
福利厚生は豊富にあり、満足している方が多いようです。住宅補助や各種財形貯蓄、借り上げ社宅、持株会などがあり手厚いという意見が多くありました。

ワークライフバランス

ワークライフバランスは非常に良いという意見が多数ありました。特に有休消化は厳しく言われるのでほぼ完全消化であり、連休と併せて大型連休にする人も多いそうです。全社的に残業時間を減らし、家庭の時間を増やそうという流れにあるため、もっと働きたいと考える若手社員の方は物足りないと感じるほどのようです。ただ、管理職となり組合員から外れた場合や本社部門の場合、長時間残業があるようなので注意が必要です。

社風

以前は年功序列で昭和的な雰囲気があったようですが、電電公社時代に採用された社員がどんどん減ってきている為、意識改革が進んでいるという声がありました。保守的でコンプライアンス意識が高く、穏やかな社員が多い為、安定志向の人には働きやすい環境だという声もありました。人によって合う・合わないがはっきり出る社風のようです。

成長機会・キャリア開発

研修制度が整っており、社内ダブルワーク制度などもある為、成長機会は多いようです。研修内容はIT、英会話、AI、コーチングなど様々な内容が用意されているという口コミがありました。また、本社や企画系の部署は業務量が多く、若手のうちから成長出来るという声もありました。全体的な調整能力を求められることが多く、スペシャリストよりもゼネラリストとしての能力が高まるようです。

入社後のギャップ

入社後のギャップはなく、予想通りかなりホワイトな会社で、ワークライフバランスを取りやすいという意見がいくつかありました。また、社会貢献をしたいと思って入社したが、エンドユーザーの生活や国内市場の繁栄に直結する業務はごく一部で、多くは社内向けの業務であるという声もありました。業務スピードが遅いという意見もあったので、ベンチャー企業のような働き方を望む方は注意が必要です。

退職検討理由

上層部の意思決定が遅い、業務が思うように進まないことに不満を持つ方が多いようです。エンジニアでは現場メンバーが決裁や経理を実施する必要があり、軽微な支出でも決済処理に時間を取られエンジニアとしての生産性が下がるという意見がありました。その他、専門性が身に付かない、官僚的な会社の風土が合わないなどの声もありました。社風が合うかどうかは転職を決める際の重要なポイントなので、口コミサイトなどで確認すると良いかもしれません。

ワークスタイル

在宅勤務(テレワーク/リモートワーク)やフレックス勤務が可能であり、部署によってはかなり浸透しているようです。リモートワーク手当の創設や実施回数の制限撤廃など、会社としてリモートワークを推進しています。また、サテライトオフィスを設置・拡大して働く場所の選択肢を増やしたり社外副業を推進したりと、様々な働き方が可能です。
ちゅうちゅう

有休は取りやすくて残業も少なく、ワークライフバランスは極めて優れている会社のようです。保守的で堅実な社風である為、安定志向の方に向いている会社かもしれません。

リアルリアル

(考えるな。感じるんだ。)

5.NTT西日本は、転職者に対してどんな人材を求めている?

募集職種

中途採用で募集中の職種は、セールスエンジニア、インフラエンジニア、コンサルタントなどがあります。セールスエンジニアの募集が多く、コーポレート部門や研究開発職の募集はありませんでした。セールスエンジニア職の場合、NTT西日本からNTTビジネスソリューションズへの在籍出向となります。

求める人材

NTT西日本の採用ページには、経験者採用社員に期待することとして以下が記されています。

私たちは、西日本の地域の皆さまへの安定的な通信サービスを、創って、作って、守ってきました。それはこれからもシッカリ続けてまいります。
また「総合ICT企業」として、西日本各地の自治体やお客さまの利便性向上・事業変革をお手伝いし、持続的な社会と新たな価値を創造することに注力しています。
ただ、世の中の変革のスピードは速く、私たちが解決のお手伝いをしたい社会課題は複雑で、お客さまの求める内容・水準にお応えし続けるためには、私たちも日々新しく変化し、最先端で、地球の持続性にも配慮したサービスを提供できる企業へと成長し続けなくてはなりません。
そのためには、私たちのパーパスに共感し、熱意溢れ、様々なスキルやバックグラウンドを持つ多様な人材が必要なのです。

  • チャレンジ精神があり、新たな市場を自ら開拓する意欲のある人を求めている。
  • 柔軟性や協調性を持ち、社内外を問わず円滑なコミュニケーションが図れることを重視。
  • NTT西日本のパーパスに共感できる人材を求めている。
NTT西日本の採用情報ページには、社員の方のインタビューや事業紹介などが詳しく載っており、転職へのヒントを与えてくれると思います。どこの部署の社員が、日頃何を考え、どのように仕事に取り組んでいるのか、人間性も含め感じることができるでしょう。あなたが興味のある事業に取り組む社員の方の意見は、書類・面接対策においても必ず目を通しておきましょう。

給料(年収)

平均年間給与:
平均年齢:
平均勤続年数:
NTT西日本の平均年収は、非上場につき公開されていません。

 

労働時間

平均残業時間:17~23時間/月
残業時間は管理者によって厳しく管理されている為、基本的に長時間労働になることは少ないようです。労働組合が強く一般社員は守られているので、サービス残業などはなく非常にホワイトであるという声がありました。ただ部署による差が激しく、本社組織の部署は残業時間が多いという口コミが複数ありました。
ちゅうちゅう

現時点ではセールスエンジニアの募集が多いようですが、NTTビジネスソリューションズへの在籍出向となるので注意が必要です。

リアルリアル

(いいじゃないか。)

6.NTT西日本の求人情報にはどんな傾向がある?

転職サイトを各種調べたところ、ビジネス開発、インフラエンジニアなどの募集がありました。その求人を調べると、以下の傾向があります。
  • グループ会社の求人はあるが、NTT西日本の求人は限られている。
  • チームマネジメント経験があることが応募条件となっている。
  • 学歴は問われない。
ただ、これはあくまで一般に公開されている求人であり、非公開の求人というものがある可能性があります。
例えば、転職エージェントのdodaの場合、非公開求人が公開求人の3倍以上の規模に上るため、doda非公開求人の方には他の技術系・事務系職種も含まれている可能性があります。
ちゅうちゅう

公開求人は限られているようですが、隠れ求人の存在は気になるところです。

リアルリアル

(いわゆる裏メニューってやつか。悪くない。)

7.NTT西日本の選考対策

NTT西日本の選考ステップや経験者の口コミについて、転職口コミサイトのワンキャリアプラスOpenWorkを参考に紹介します。
NTT西日本の面接では、チームで協力し合ってプロジェクトを進められるか、チームの中でもリーダーとして周りを牽引できる人材かを見ているようです。調和を大事にする人が好まれ、エネルギッシュで前に出たがるような人は落とされそうな気がしたという口コミもありました。向上心があり勉強熱心であるというアピールも大事かもしれません。キャリアアップのための勉強をしているほうが、受けが良いと感じたという声がありました。
面接の内容は一般的なものであり、特別な対策を立てる必要はなさそうです。自己分析を行い、これまでの職務経験を詳細に振り返りましょう。特に、周囲の人を巻き込んで自分がリーダーとなってプロジェクトを進めた経験があれば、全面的にアピールしましょう。

選考ステップ

NTT西日本の選考ステップは、以下のように進みます。詳細に見ていきましょう。
  1. 応募・書類選考

  2. 適性検査

  3. 面接複数回

応募・書類選考

NTT西日本の応募方法は大まかに言って、公式サイトから直接自分で応募するか、転職サイト・転職エージェント経由で応募するか二通りの方法があります。自分に適したポジションがない場合は、キャリア登録しておくことも可能です。
また、NTT西日本は新たなプロジェクトを展開するために専門性の高い人材のスカウトを行っています。個人で応募するのもよいですが、ビズリーチリクルートダイレクトスカウトのようなスカウト型サービスを持つハイクラス向け転職サービスを利用して、スカウトを待つのもおすすめです。
ところで、転職活動で1社のみ受ける方は少ないのではないでしょうか。在職中に時間をやりくりして複数社受ける方が多いと思います。転職エージェントを利用すると、条件に合致する企業の選出や面接のスケジュール管理などを行ってくれるので、忙しい中でも効率よく転職活動が進められます。

適性検査

1次面接後にオンラインで適性検査が行われるようです。中途採用に関する口コミが少なく確かなことは言えませんが、日本エス・エイチ・エル社の「玉手箱」が実施されているようです。何事も予備知識なく挑むのは、良い結果が出にくいものです。Webや書籍で問題の傾向などを一通り見ておくと良いでしょう。転職エージェントに登録して、キャリアアドバイザーに相談するのもおすすめです。

面接複数回

公式サイトでは、書類選考後に面接数回となっていました。口コミサイトによると、大半は面接2回のようです。1次面接は人事のみ、2次面接は採用予定部署の担当者が行うようです。面接内容はオーソドックスなもので、職務経歴書と履歴書を大きく逸脱するような質問は少ないという口コミがありました。具体的には以下のような質問がされるようです。
  • 現職を選んだ理由。
  • 転職理由。
  • 市販(パッケージ)のITツールを用いて業務改善をした経験はあるか。
  • NTT西日本で実現したいことは何か。
  • 他者と比べて秀でていることは何か、何が活かせるか。
  • これまでの成果。
  • これまでに一番苦労した経験や、その解決の為にとった行動。
また、求職者側から質問できる時間があるようですが、ここでの質問内容を注視している感じがあったという意見がありました。その場の思い付きで質問するのではなく、企業研究を行った上で質問を準備してから面接に臨むと良いと思います。NTTグループ全体の動向も押さえておきましょう。
その他、自身のスキルと業務のミスマッチで2次面接を不採用になったという声がありました。個人での応募だと、思い込みや募集要項の読み取り不足でこのような残念なことが起こる可能性もあります。転職エージェントに登録した場合は、キャリアアドバイザーに業務内容の確認をお願いできますし、勘違いがあった場合も客観的に訂正してくれます。

選考の口コミ

新規事業企画

同業他社と比較しつつ、事業方針や戦略を理解しておくと良い。また、自分自身の目指す姿とNTT西日本の描く未来が一致するか確認するべき。

法人営業

入社すると西日本や東京への転勤の可能性があるので、転勤可能であることを伝えた方がいい。 

プログラマ

チームのリーダーとしてプロジェクトを進められる人材を求めていると感じた。

法人営業

業界の中でのNTT西日本の状況を分析しておくと良い。

NTT西日本の面接の雰囲気は、全体的に和やかであるようです。変わった質問をされることもなく、淡々とした印象という声もありました。職務経歴書と履歴書をベースにした質問が多いようなので、まずは書類をしっかり作りこむことを意識しましょう。管理職の場合はマネジメント人数を聞かれたという口コミがあったので、できるだけ具体的な数値を盛り込んだ書類の作成をおすすめします。

8.NTT西日本への転職を成功させるには?

ここまで読んで、NTT西日本への転職意欲は高まりましたか?

NTT西日本に転職する方法で一番おすすめしたいのは、転職エージェントの活用です。

※転職エージェントとは?
「エージェント」というのは、いわゆる「代理人」です。転職エージェントは、転職希望者と中途採用の求人を出している企業とをつなげるのが役割です。転職エージェントは、採用が成功した場合に企業から手数料がもらえるので、転職希望者からはお金をもらいません。そのため無料で利用できるサービスです。これらのサービスは、サイト上で登録をすると転職エージェントの方から面談の誘いがメールで来ます。そのうえで日程を調整してその転職エージェントの企業に訪問し、面談を行います。面談では、「具体的に転職を考えているのか」「なぜ今の会社を辞めようと思っているのか」「どういった会社に移りたいと思っているのか」というような質問があり、それに答えていくかたちになります。転職エージェントに登録する転職希望者は、「一刻も早く転職したい」という人もいれば、「特にまだ転職は考えていないが、良い求人があれば転職したい」など様々な思いを抱いています。そのため、面談で「具体的に転職を考えているのか」という質問に対して、「今は情報収集している段階です。」と答えても、まずイヤな顔はされないと思って大丈夫です。
では、NTT西日本に転職する場合に転職エージェントを活用すべき理由ですが、以下4点です。
  • 一般には公開されていない、NTT西日本の求人情報について入手できる可能性がある。
  • 書類選考・面接について、NTT西日本に特化した対策を行ってもらえる。
  • 年収など、求人企業との待遇面の交渉について代行してもらえる。
  • 転職後に実際に配属される部署の実態について、詳しい情報を教えてもらえる。

一般には公開されていない、NTT西日本の求人情報について入手できる可能性がある。

例えばdodaの場合、サイト上で公開されている求人の3倍以上もの非公開求人を取り扱っています。

※転職エージェントはなぜ全ての求人を公開しないのか?
転職エージェントは全ての求人を公開しない、というよりは公開できないのです。これはなぜかと言うと、企業は人ありきとよく言われますが、あくまでビジネスあってこその人と言うこともできます。要するに、既存ビジネスの強化・新規ビジネスの創出を行うために人が必要なのです。そのため、特に新規ビジネスについては、開始する前、もしくは開始して間もなくは他社にそのことを知られたくありません。中途採用の募集を行ううえでも、自社のサイトはもちろん、転職サイトにもその情報を載せたくないのです。そうすると、転職エージェントにそのような中途採用求人が集まることになります。なぜ転職エージェントなのかと言うと、転職希望者個人と対面する必要があり、情報をオープンにする必要が無いからです。ちなみに、公開されている求人と比べて、戦略的な採用という色が濃いため年収やポジションも好条件のものが多いのが一般的です。
転職エージェントの大手であればあるほど、NTT西日本の非公開求人も取り扱っています。
あなたのような転職希望者の適性に応じて提示してくれますし、適性に合う求人が無い場合でも、NTT西日本に対して適性に合う求人が無いか、あなたを売り込みに行ってくれることもあります。
そのため、NTT西日本のサイトや転職サイト・転職エージェントのサイト上の求人を見て、自分に合う求人が無い場合には、非公開で取り扱いが無いか、転職エージェントに尋ねてみることをおすすめします。

書類選考・面接について、NTT西日本に特化した対策を行ってもらえる。

転職エージェントは、過去に多くの転職希望者の転職を実現させているため、転職人気企業であればあるほど、その機会に多く携わっています。そのため、選考スタイルや選考プロセスについて熟知しており、ノウハウが豊富です。

どんな人なら受かって、どんな人なら落ちてしまうのか。面接でどういう質問がされ、それにどう答えれば受かり、落ちる場合は答え方がまずかったのか、答える内容自体が間違っていたのか。そのような過去実績に基づく膨大なデータを保有しています。
その根拠データやノウハウを用いて、NTT西日本の書類選考を突破するために、職務経歴書上でどんな内容をどんな風にアピールした方が良いのか、面接の段階では想定される複数の質問に対して、どう答えた方が良いのか、サポートしてもらえます
さらに、面接担当者にはどんな傾向があるのか(結論から論理立てて話すようにしないと、60分の面接でも30分で終わってしまうなど。。)、求人情報ではまず触れられるはずのない情報も持っているため、転職サイトや企業サイトから応募するよりも圧倒的に有利に進められます。
なお、これは意外だと思いますが、このように転職エージェントは転職人気企業ほどパイプが太いため、仮に採用企業側が面接であなたを落とすと判断した場合でも、掛け合ってくれて通過させてくれることもあったりします
基本的に、面接については終了後に転職エージェントに「面接終了しました。」と電話連絡を入れるステップがあります。その際、「おつかれさまでした。面接はいかがでした?」と面接の苦労を労ってもらえるとともに、「うまく答えられなかった質問はありましたか?」など丁寧にフォローを入れてくれます。その内容をもって、転職エージェントはあなたの代理となり、その後採用企業側にフォローを入れてくれるのです。
ただ、全ての転職エージェントがそういった対応を行ってくれるわけではありません。転職エージェントは良いところだけを選ぶようにしましょう

年収など、求人企業との待遇面の交渉について代行してもらえる。

転職するうえで、重要なものの1つは年収でないでしょうか。 年収については、残業の有無と同様に面接で質問することは難しいと思います。

「年収〇万円以上」「年収〇万円~〇万円」という求人情報がほとんどですが、転職エージェントは、転職希望者の適性と過去の転職成功者の適正をマッチングして、「この人なら年収〇万円だろう」などとあたりをつけます。そのうえで、最終面接、もしくはその後に企業から実際の金額について転職エージェントに連絡が入ります。
その段階で、前もってあなたが事前に伝えていた金額よりも低ければ企業側と交渉してくれます。さらに、もしあなたが事前に伝えていた額と同等であった場合でも、それより高くならないか、掛け合ってくれるのです。
これは直接応募ではまず不可能なことだと思うので、転職エージェントに頼りましょう。

転職後に実際に配属される部署の実態について、詳しい情報を教えてもらえる。

これまで見ていただいたとおり、会社自体の情報は事前に仕入れることができても、実際に配属される部署についての情報を仕入れることは不可能に近い、というか不可能でしょう。

一緒に働くうえで、その部署の上司・同僚のタイプや新卒中途・男女の比率、他の関連部署との力関係、会社の中での位置づけなど、事前に知っておくことに越したことはありません。転職エージェントはそういった情報も保有していますので、気になることはどんどん聞いてみましょう。
併せて、気になった会社については、いろいろ悪い口コミ情報などもネットなどで見かけることがあるでしょう。そういった口コミ情報が正しいのか、間違っているのかについても、聞いてみるのが良いでしょう。
ちゅうちゅう

そもそも自分に合った会社なのか、合う場合、受かるためにどうしたら良いか、転職エージェントを味方につけるのが効率的ですね。

リアルリアル

(う~ん、そうきたか。)

9.NTT西日本への転職で、おすすめの転職エージェントは?

転職エージェントは有名な会社だけでも10社近くあります。
実際相手にする担当者との相性含め、当たり外れが多いのが実際のところです。登録や面談の手間、日ごろの電話・メール対応も考えると、どの転職エージェントと付き合うかについては、失敗は許されないと言っても過言ではありません。
NTT西日本に転職するために登録すべき転職エージェントを、以下の観点で選びました。
  • NTT西日本の求人について、取り扱い実績がある。
  • NTT西日本への転職をサポートできるノウハウを持っている。
  • NTT西日本以外の求人情報についても豊富に保有しており、そのような求人についても成功までサポートするノウハウを保有している。
これらの要素が全て当てはまる、具体的におすすめしたい転職エージェントは以下4社です。 登録自体は2~3分で済みます。無料なので費用面のリスクもありません。
登録すべきか 特徴
リクルートエージェント 業界最大手。NTT西日本への転職サポート実績多数。
doda 業界2番手。NTT西日本への転職サポート実績多数。提案力に強み。
ビズリーチ ダイレクトリクルーティングが活発で、職務経歴書が目につけば人事担当者が連絡してくる可能性あり。
特に『リクルートエージェント』『doda』の2社は登録を強くお勧めします。
ただ、この2社については最大手でもあり、他の転職希望者も多数抱えるため、対応スピードなどサポートに満足が行かない場合もあるかもしれません。それも踏まえ、『ビズリーチ』も登録しておく方が良いでしょう。
ちなみに、登録完了後、転職エージェントから連絡が来るタイミングはマチマチです。早いところもあれば遅いところもあります。一方で、登録する内容については転職エージェントによる違いはほとんど無く、同じ作業の繰り返しです。
そのため、登録するエージェントが決まったら、一気にまとめて登録してしまう方が効率的です。
各社の特徴は、以下のとおりです。

リクルートエージェント|業界最大手・求人企業からの圧倒的な信頼度

リクルートエージェント』は、リクルートが運営する業界No.1の転職エージェントです。
若手からベテランまで、幅広いユーザーの転職サポート実績があります。
業界最大手のため、NTT西日本への転職実績は多数あり、以下のメリットがあります。
  • NTT西日本への転職実績が多数あり、転職希望者へのサポートノウハウが豊富
  • NTT西日本側からの信頼も厚く、非公開求人の充実につながっている。
NTT西日本への転職に一番直結する転職エージェントと言えるでしょう。
リクルートエージェント公式サイトhttps://www.r-agent.com/

doda|業界No.2・転職希望者に対する高い提案力

doda

doda』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する業界No.2の転職エージェントです。
若手からベテランまで、幅広いユーザーの転職サポート実績があります。 非公開求人は8万件、登録者数は370万人の規模に上ります。 拠点は全国に10カ所(※)あります。 ※東京、札幌、仙台、横浜、名古屋、大阪、京都、兵庫、広島、福岡
おすすめの求人を紹介してくれる段階になると、結構絞って紹介してくれます。 また、求人企業とのやりとりは担当が別なので、求人について細かい質問をした時など、その場で回答をもらえないこともあります。当然後からきちんと回答はもらえますので、聞きたいことは遠慮せずに聞いておくべきです。
転職希望者のニーズを掘り下げてくれるため、面談時間も2時間ぐらい見ておいた方が良いでしょう。
doda公式サイトhttp://doda.jp/

ビズリーチ|企業の採用担当者からダイレクトリクルーティングに強み

ビズリーチ』は、人材系ベンチャーのビズリーチが運営する転職支援サービスです。
特徴的なのは、ダイレクトリクルーティングという概念を日本にもたらした第一人者的な存在というところです。数多くの転職希望者のデータを求人企業に公開、転職エージェントなどを通さずに企業側が直接転職希望者にアプローチできる、画期的な取り組みです。この方法を取り入れる企業は拡大する一方のようです。なお、ダイレクトリクルーティングだけではなく、多数のヘッドハンターも利用するサービスのため、転職エージェントとは違う角度で求人を入手できる機会も望めるサービスです。
ビズリーチ公式サイト https://www.bizreach.jp/
ちゅうちゅう

リクルートエージェント』『doda』は大手だからまずオススメってことですね。転職エージェントは何社登録してもタダですしね。そのうえで、いろんな担当者と意見交換できるわけですし。

リアルリアル

どーだ、どーなんだ。)

10.転職エージェントを上手に使いこなすには?

ここからは、実際に『リクルートエージェント』『doda』『ビズリーチ』のいずれか、もしくは全て登録完了した後の話になります。
転職エージェントの担当者から、面談の誘いについての連絡が入ります。その後面談を行うわけですが、そこからの注意点をお伝えします。

仕事観や人生設計含め、転職エージェントに対しては、本音トークを心がけましょう。

転職希望者にとって、転職は人生を賭けた勝負です。そのため、転職エージェントとは最初から本音トークを行いましょう。隠し事はもちろん遠慮して本音を伝えないと、後から「お互い時間の無駄」になってしまいます。
求人企業との面接とは違い、転職エージェントは橋渡し役の立場になるため、「どんな会社を受けたいのか、どんな会社は受けたくないのか」「どんな仕事がしたいのか、どんな仕事はやりたくないのか」この辺は遠慮なく伝えてください。
言ってしまえば、転職エージェントにとって、転職希望者は「商品」という位置付けです。そのため、転職希望者がどんな人間なのか?もちろん初対面ですから知らないわけで、それを知ることによって、提示される求人の精度が高まります。あなたにとっても、求める求人情報以外は提示されたくないと思いますので、遠慮なく最初に本音を伝えておきましょう。
また、複数の転職エージェントを利用する場合、その旨も先に伝えておきましょう。そうすることで、他の転職エージェントに勝つために、あなたへの対応優先度が上がる可能性があります。

転職エージェントから紹介された求人情報に断りを入れる際は、次につながる断り方をしましょう。

転職エージェントとの面談時、もしくはその後日、転職エージェントからあなたの希望に合うと思われる求人情報の紹介を受けます。その際、「うーん、この会社か、あんまりいい話聞かないな。。」とか「うーん、この会社にはすごく入りたいんだけど、この仕事はちょっとな。。」と思う時が必ず訪れるでしょう。その際は、転職エージェント側の気持ちを踏まえ、以下のように次につながる断り方をしましょう。
  • 断りを入れる前に、その求人情報が自分に合うと、どの点で判断したのか聞いてみる。そのうえで、自分の希望に合わない点を伝えたうえで断りを入れる。
  • その会社で働いている(働いていた)知人や友人がいて、内情を聞いている限りどうしても興味が湧かない、と伝えたうえで断りを入れる。
※「ネット上での口コミを見て興味が持てない」というのは、現実性に乏しく、あまりおすすめできません。ただ、その際はその口コミ内容を伝えたうえで、実際はどうなのか聞いてみると良いでしょう。また、転職エージェントの担当者によっては、「口コミサイトは当てにならないし、見ない方がいいですよ。」とあなたに言ってくる場合もあります。そういった担当者に当たった場合は、担当者を変更してもらうことも視野に入れたうえで興味が湧かず断りたい、と意思を表示しましょう。
逆に、以下のような断り方はやめましょう
  • 理由を伝えることなく断りを入れる。
  • 最初の対面時ではなく、後日メールでの紹介があった場合、そのメールを無視して返信しない。
このような対応を行うと、その後紹介される求人がガクっと減ってしまうなど、担当者にとってのあなたの対応優先度が低くなってしまい損につながります。

転職エージェントから紹介された求人情報に興味を持った場合、その求人情報の背景を把握しましょう。

転職エージェントとの面談時、もしくはその後日、転職エージェントからあなたの希望に合うと思われる求人情報の紹介を受けます。その際、「お!これはぜひ受けてみたい!」という瞬間が訪れることがあるでしょう。その際は、転職エージェントに対して、あなたがその求人に興味を持っていることを伝えるとともに、併せて以下のように質問してみましょう。
  • なぜ中途社員が必要なのか(例、新しいポジションか、既存社員が辞めた埋め合わせか、業績向上による人員増強か、など)
  • いつ頃から募集しているのか。
  • 現時点で決まっていない理由は何なのか。
  • 面接に受かる人にはどんな傾向があるのか。逆に落ちる場合はどんな傾向があるのか。
このような確認を行い、得られた情報を書類選考・面接対策に反映することで、あなたの転職成功確率が高まることでしょう。

転職エージェントの担当者と合わない場合は、担当者変更を要求しましょう。

転職エージェントから求人情報の紹介が始まった後が一般的ですが、次のような場合は担当者に直接、担当者変更を依頼しましょう。
  • うまく付き合おうと努力を重ねたが、人間としての相性も含め自分とは合わない。
  • 見当違いの企業ばかり紹介してくる。
  • 求人情報について、担当者自身が詳細把握できていない。
  • メール返信等、対応がとても遅い。
転職エージェントにとっても、避けたいのはあなたが他の転職エージェントに逃げてしまうことです。そのため、その担当者に対して、思い切って担当者変更を依頼しましょう。
その際、注意点は以下のとおりです。
  • (これは必須です!)これまでサポートしてもらった感謝の気持ちを伝える。
  • 転職活動に慣れていないため不安が大きく、「他の担当者の意見も聞きたい」と伝える。要するに、その担当者に外れて欲しいのではなく、別の担当者の意見も聞きたいと伝える。
このように依頼すれば、悪い印象を与えることなく、スムーズな担当者変更につながるはずです。

主導権は転職エージェントではなく、あなたにあることをしっかり肝に銘じましょう。

これが一番重要なのですが、転職エージェントと面談を行い、その後コミュニケーションを続けていく中で、あなた自身の気持ちや担当者との相性によって、「何のために転職活動をしているのか」よく分からなくなってしまう場合があります。
転職エージェントは転職のプロとして、あなたと対等の立場で接してくることが多いです。ただ、中には「どんどん応募しないといつまでも決まりませんよ。多少希望と違ったとしても、まずは受けてみましょう」など、とにかく数をこなすよう促される場合もあります。
その際、転職エージェントに振り回されることなど決して無いよう「主導権は自分にある」ということを肝に銘じましょう「転職エージェントと上手に付き合う」というのは、「転職エージェントを上手に使いこなす」ということです。
決して高慢な態度を出してはいけませんが、「この転職希望者にはぜひ成功して欲しい!しっかり協力しよう!」と、気持ち良く仕事をしてもらうようにしましょう。担当者もあなたと同じ人間です。「最低限のビジネスマナーを守る」「約束は守る、できない約束はしない」「なるべく早めの対応を心がける」など、普段の仕事と同様の感覚で接しておけば間違いないと言えるでしょう。
ちゅうちゅう

転職エージェントはあなたの味方なので、本音で接しつつ協力してもらうためにきちんとビジネスライクに付き合えば何の問題もないってことですね。

リアルリアル

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ここまで読んでいただいた、あなたに
NTT西日本への転職について、必要な情報は全て提示しました。
転職人気企業ですが、部署によっては激務だったりと、部署単位で満足度が異なる企業という側面もあります。会社としてだけで判断するのではなく、実際どんな環境で働くのか、部署レベルまで落とし込んだ情報収集を行い、そのうえでチャレンジしてみることを強くおすすめします。
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転職が実現した後、どんな人生を描けるかが本当の勝負です。
「この会社に転職してみて、確かに大変なところもあるけど、それはある程度事前に知っていたことだ。決めたのは自分なんだから頑張って続けよう。」
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ちゅうちゅう

NTT西日本の攻略がんばりましょう!

リアルリアル

(ごちそうさまでした!)