中途採用で、オリエンタルランドに転職したい、と考えている方は多いかと思います。ディズニーランドの運営会社として、知らない人はいませんね。
転職するために、「本当に大丈夫なのか?」と情報を探してみても、転職サイトやその企業のサイトには表向きの情報しか無いのは間違いありません。また、最近口コミ系のサイトが流行っていますが、それを見てみたとしても、そのサイト自体に登録するためのハードルもあり、登録したとしても情報量が膨大で見るのも大変です。結果、本当に転職して大丈夫なのか?と思ってしまうでしょう。
その一方で、この方法なら失敗しないという唯一無二のやり方が、単純ですがあります。
このページでは、オリエンタルランドへの転職について、どうしたら正確な情報を得られるか、そのうえで転職したいと思ったらどう対処すべきか、現役エージェントの知見から、オリエンタルランドへの転職について触れたいと思います。
このページを読んでいただければ、オリエンタルランドへの転職についての情報は一通り揃っているかと思います。あなたがオリエンタルランドに転職すべきかの判断材料になり、さらに転職したいと思った場合、オリエンタルランドに理想の転職が実現できる可能性が高まるはずです。
ちゅう
オリエンタルランドに転職したい方向けの記事です。ちょっと長いですが、読んで損はないはずです。
リアル
1.オリエンタルランドへの転職についての所見まとめ
次章以降で詳細について触れますが、オリエンタルランドへの転職についての所見をまとめます。
転職を考える際、押さえるべきオリエンタルランドの特徴
- 東京ディズニーランド、東京ディズニーシーを経営・運営する企業。
- 愛社精神(テーマパーク愛)が強く、チームワークを重視する社風。
- 福利厚生でテーマパークチケットが貰える。
- 様々な専門職の募集があるが、総合職、テーマパークマネジメント職の募集は現時点では無い。
- 建築技術者の場合、普通自動車免許および車両保持が望ましいという応募要件がある。
- 残業時間は部署に差があり、現場勤務だとシフト制の勤務形態。
- 業績連動賞与がある為、業績による年収の変動がある。
オリエンタルランドへ転職するために、押さえておくべきポイント
- 様々な職種があり、異動すると全く違う業界に来たような感覚さえあるため注意が必要。
- 一般に公開されていない求人を知るためにも、転職エージェントを使うのがおすすめ。
2.オリエンタルランドってどんな会社?
項目 |
内容 |
会社名 |
株式会社オリエンタルランド |
代表者 |
代表取締役社長(兼)COO 上西 京一郎 |
本社所在地 |
千葉県浦安市舞浜1番地1 |
設立 |
1960年(昭和35年)7月11日 |
資本金 |
632億112万7千円 |
主な事業内容 |
テーマパークの経営・運営および、不動産賃貸等 |
従業員数 |
社員: 3,317名 準社員:19,006名(2018年4月1日現在) |
事業内容
東京ディズニーランド、東京ディズニーシーと言えば、老若男女問わず一度は聞いたことのあるテーマパークではないでしょうか。オリエンタルランドは、アメリカのウォルトディズニー社とライセンス契約を結んでおり、両テーマパークの経営、運営を主に行っています。東京ディズニーランドは、1983年に米国外で初のディズニーテーマパークとしてオープンしました。
2001年には世界で唯一“海”をテーマとしたディズニーテーマパーク、東京ディズニーシーをオープン、加えて同時期にディズニーホテル、複合型商業施設、モノレールなどを一斉にオープンさせ、舞浜エリアをテーマパークからテーマリゾートへ発展させました。現在では、2つのテーマパーク合計で年間3,000万人を超えるゲストが訪れる、日本を代表するテーマパークとなっています。
今後の事業展開
2020中期経営計画として、「長期持続的な成長に向けた事業基盤の強化」を挙げています。高い満足度を伴ったパーク体験を提供できている状態とし、2020年度に過去最高の入園者数及び営業キャッシュ・フローを目指すことを目標としています。
テーマパークの“新鮮さ”と“快適さ”を向上させることで、満足度と集客力を向上させるとしています。
東京ディズニーシー大規模拡張プロジェクト
オリエンタルランドは、東京ディズニーシーを拡張し、ディズニーホテルを有する新テーマポートを開発する基本計画を打ち出しています。新たに開発する 8 番目のテーマポートは「魔法の泉が導くディズニーファンタジーの世界」をテーマとしており、ディズニー映画『アナと雪の女王』『塔の上のラプンツェル』『ピーター・パン』の世界を、4 つの新アトラクションなどで再現した 3エリアと、最上級ランクの部屋を有するディズニーホテルで構成されます。
既存施設への追加投資として、過去最高となる約 2,500 億円をかけて行われる「東京ディズニーシー大規模拡張プロジェクト」は、開業以来最大の面積を拡張するものであり、2022年度中の開業を目指すとしています。
3.オリエンタルランドは、転職者に対してどんな人材を求めている?
募集職種
現時点ではホームページ上で、総合職、テーマパークマネジメント職の募集要項はまだ出ていないようです。専門職としては、データサイエンティスト、パタンナー、造形コスチューム製作者、コスメトロジー、イチゴ農園栽培管理者、建築技術者など様々な職種の募集がありました。オリエンタルランドは、2パーク開園以来、過去最大規模の投資を伴う開発プロジェクトを行っている為、現在募集のない職種も今後募集が行われる可能性はあると考えられます。
求める人材
オリエンタルランド採用ページには、求める人財像として以下が記されています。
『当社では、求める人財要件として、「より良く」、「やり切る」、「一丸となって」 の3つを掲げています。 ~中略~ 私たちはこれからも「より良く」、「やり切る」、「一丸となって」 の実践を繰り返すことで、感動の創造に挑戦し続けます。一つでも多くの「夢・感動・喜び・やすらぎ」を提供し続けるために。無限の感動創造に挑戦したいと願う志ある仲間との出会いを待っています。』
引用元: オリエンタルランド採用情報ページ
このメッセージから
- 常に顧客の期待を超える「より良く」を追求し続けられる人材
- 夢や感動を届けるために、途中で困難があっても最後まで粘り強く「やり切る」ことができる人材
- パークを訪れるゲストに対し、組織を超え、役割を超えて「一丸となって」力を発揮できる人材
を求めていると考えられます。
テーマパーク事業は、投資額が大きく時間がかかるビジネスなので、短期間で結果を出すことを求めるよりも、組織一丸となって同じ目標に粘り強く向かっていきたい方に向いている会社だと思われます。また、オリエンタルランドの採用情報ページには、社員のインタビューや仕事内容が職種ごとに詳しく載っており、転職へのヒントを与えてくれると思います。どこの部署の社員が、日頃何を考え、どのように仕事に取り組んでいるのか、人間性も含め感じることができるでしょう。テーマパーク事業ならではの専門職もあるので、あなたが興味のある職種の方の意見は、書類・面接対策においても必ず目を通しておきましょう。
給料(年収)
平均年間給与:672万円(2017年現在)
平均年齢:41.5歳(2017年現在)
平均勤続年数:16.2年(2017年現在)
労働時間
平均残業時間:10~15時間/月
部署により、残業時間にかなり違いがあるようです。一般職では残業が厳しく制限されており、規定残業時間を超えると仕事ができないようです。本社勤務は土日祝きっちり休める人が多いですが、現場勤務はシフト制で連休も取りづらく、不規則な生活になる可能性があるということです。シフト勤務の場合、朝勤務だとかなり早朝から、夜勤務だと日をまたぐ程遅くの時間に退勤となるため、体力的にかなり厳しいという意見もありました。有休は基本的に好きなタイミングで取得が可能とのことです。
ちゅう
テーマパーク事業ならではの、様々な専門職において募集があるようです。また、粘り強く組織一丸となって力を発揮できる人材を求めているようですね。
リアル
4.オリエンタルランドの求人情報にはどんな傾向がある?
転職サイトを各種調べたところ、事業法務、建築技術者、調理師・パティシエ・キッチンスタッフ、グラフィック・プロダクトデザイナーなどの求人がありました。その求人を調べると、以下の傾向があります。
- 建築技術者の求人がやや多い。
- 実務経験5年以上など、経験年数を問われる求人もある。
- 普通自動車免許および車両保持が望ましいという求人もある。
建築技術者の仕事内容は、施設の点検、調査を行い日々の営繕を行いつつ、数ヶ月程度の改修計画などを含め工事発注、工事管理を行う業務となっています。必須要件として、一級施工管理技士の資格を有することが挙げられています。求人情報の中に、中途入社の方が多く馴染みやすい風土があるというアピールポイントがありましたので、転職を考えている方はチャンスかもしれませんね。普通自動車免許についてですが、シフト勤務があり、早朝・遅番の通勤時に使用することもある為、免許および車両保持が望ましいという記述がありました。
ただ、これはあくまで一般に公開されている求人であり、非公開の求人というものがある可能性があります。
例えば、転職エージェントの
dodaの場合、
非公開求人が公開求人の3倍以上の規模に上るため、
dodaの
非公開求人の方には他の技術系・事務系職種も含まれている可能性があります。
ちゅう
幅広い職種で募集があるようですが、隠れ求人の存在は気になるところです。
リアル
5.オリエンタルランドの現役社員・元社員からの評判は?(口コミ)
口コミや内部情報を以下にまとめました。新卒入社と中途入社では当然差があることを踏まえ、中途入社した人のみの内部情報です。
※参照元:OpenWork、enライトハウス、転職会議、キャリコネ他
項目 |
コメント |
給与・福利厚生 |
- サービス残業は厳しく管理され、5分単位で残業がつく。
- 基本給はあまり高くないがボーナスが高い。
- 業績連動の賞与が大きい。
- パークチケットが社員価格で購入できる。
|
ワークライフバランス |
- 有休がしっかりと消化できる。
- 繁忙期は確かにあるが、激務ではない。
- 残業が少なく、バランスを調整しやすい。
- リハーサル時期などは、長期の連勤、昼夜逆転もある。
|
社風 |
- チームワークを重視する日本的な組織風土。
- 愛社精神およびテーマパーク事業愛が強い。
- 部門ごとのセクショナリズムが強い。
- オープンで風通しの良い社風。
|
成長機会・キャリア開発 |
- 総合的に社会人スキルを高められた。
- 特殊な業態の為、幅広い経験が得られる。
- 人間関係をうまくこなす力が付いた。
- サービス技術の基本が学べた。
|
入社後のギャップ |
- 想像以上に、お客様に夢を与えようとしている会社だった。
- 異動すると、まったく違う業界に来たような感覚があった。
- 挑戦しない企業だった。
- 事業が成熟しているため、停滞感のような雰囲気があった。
|
退職検討理由 |
- チャレンジングな環境で自分を試したかったから。
- 育成プランなどにスピード感が感じられない。
- 年齢を重ねるごとにステップアップしていく仕事があまり無い。
- 敢えて厳しい環境に身を置きたかったから。
|
ワークスタイル |
- 清掃・消毒を強化実施している。
- マスクまたはフェイスシールドの着用を義務付ける。
- フレックスタイム制度がある。
|
給与・福利厚生
賞与は年2回あり、夏期は業績賞与が加算されるため、業績による年収の変動があるようです。階級設定が少ないため年収が停滞しがちであるが、昇格試験に受かると役職見合いで大きく昇給するようです。しかし昇格のハードルは低くなく、昇格試験を何度受けても受からない人もいるとのことです。評価による昇給は毎年行われるが、貢献による差はあまり大きくないようです
福利厚生は、社員は半年に一度5枚のテーマパークチケットが貰える他、カフェテリアポイントが付与され年間2万円自由に使うことができるようです。他には、健康診断が充実しているという意見がありました。
ワークライフバランス
部署によるばらつきが大きいようですが、全体としてはワークライフバランスを取りやすいという意見が多かったです。残業時間が短くフレックスタイム制度を活用出来るので、自分の時間を有効に使うことができるという意見や、フレックスタイムは名ばかりではなく、15時過ぎに帰る人もいて、それを会社として受け入れる雰囲気があるので働きやすいという意見がありました。本社勤務はバランスを取りやすいが、パーク管理のような現場勤務だと、ワークライフバランスは取りにくいとう声も複数ありました。
社風
高いビジネスマインドを持っているかどうかよりは、他者とうまくやっていけるコミュニケーション力の高い人が評価され、キャリアアップしていく社風のようです。ディズニーリゾートという確固たる事業が確立されているため危機感が少なく、ビジネス意識は若干低いという意見もありました。また、前例主義であり、新しいことへのチャレンジや変化への対応が苦手な社風だと感じている方もいらっしゃいました。他には、女性社員が非常に多く、産休などを取得しても産休前と同じ環境で働くことができるのは、とても心強いという意見もありました。
成長機会・キャリア開発
一口にテーマパークと言っても、ショー・エンターテインメント、物販、レストラン(製造)、アトラクション運営、パーク開発など多彩な事業があり、それぞれがかなりの規模で展開しているため、部署を異動すると転職したくらい仕事内容が変わるという意見が複数ありました。同じ会社に居ながら様々な経験を積むことが出来、面白いと感じている方もいらっしゃいました。また、どこの部署に行っても協働して働くことが求められ、何か手に職をつけるというよりは、総合的に社会人スキルを高められる組織だという意見もありました。
入社後のギャップ
自分の想像を超えて、とことんお客様に夢を与えようとしている会社を見て驚いたという意見がありました。様々な職種がある為、異動すると全く違う業界に来たような感覚さえあり、事業に興味がないと辛いかもしれないという意見もいくつかありました。また、「ディズニー」に対する憧れだけで入ってしまうと、知らない方がよかったことや色々な面で現実を見てしまう所もあるので、ディズニーで働くというより、オリエンタルランドという会社で働くという意識をしっかり持って入るべきだという意見もありました。
退職検討理由
成長という点において、不安を感じている人が多い印象を受けました。とても良い会社であったが、入社して何の能力がついたのかが疑問であり、もし他社に転職した場合、何が出来るのか不安に感じたという意見がありました。事業の安定性が非常に高く圧倒的なブランド力を持つ商品があるがゆえに、「ゆるい」印象が拭えなかった、もっと自分自身の力で仕事を取っていけるように敢えて厳しい環境に身を置きたいと思ったという意見もありました。
他には、団結力・愛社精神が強く体育会系なノリの強い会社であり、それが合わずに退職したという理由もありました。
ワークスタイル
新型コロナの感染拡大で、2020年2月末より臨時休園を余儀なくされた東京ディズニーランド・東京ディズニーシーですが、7月から再開しました。感染拡大予防ガイドラインを提示し、従業員だけでなく入園者にも協力してもらって、安全なパーク運営に努めています。業務の都合上、現場勤務だと在宅勤務(テレワーク/リモートワーク)は難しいですが、
部門によっては在宅勤務やフレックスタイム制度を使うことが出来る<ようです。/div>
ちゅう
福利厚生の目玉は、やはりテーマパークのチケットですね。ディズニー好きの社員の方も多いようです。現場勤務の場合はシフト制である為、ワークライフバランスを保つためには工夫が必要かもしれません。
リアル
6.オリエンタルランドへの転職を成功させるには?
ここまで読んで、オリエンタルランドへの転職意欲は高まりましたか?
オリエンタルランドに転職する方法で一番おすすめしたいのは、転職エージェントの活用です。
※転職エージェントとは?
「エージェント」というのは、いわゆる「代理人」です。転職エージェントは、転職希望者と中途採用の求人を出している企業とをつなげるのが役割です。転職エージェントは、採用が成功した場合に企業から手数料がもらえるので、転職希望者からはお金をもらいません。そのため無料で利用できるサービスです。これらのサービスは、サイト上で登録をすると転職エージェントの方から面談の誘いがメールで来ます。そのうえで日程を調整してその転職エージェントの企業に訪問し、面談を行います。面談では、「具体的に転職を考えているのか」「なぜ今の会社を辞めようと思っているのか」「どういった会社に移りたいと思っているのか」というような質問があり、それに答えていくかたちになります。転職エージェントに登録する転職希望者は、「一刻も早く転職したい」という人もいれば、「特にまだ転職は考えていないが、良い求人があれば転職したい」など様々な思いを抱いています。そのため、面談で「具体的に転職を考えているのか」という質問に対して、「今は情報収集している段階です。」と答えても、まずイヤな顔はされないと思って大丈夫です。
では、オリエンタルランドに転職する場合に転職エージェントを活用すべき理由ですが、以下4点です。
- 一般には公開されていない、オリエンタルランドの求人情報について入手できる可能性がある。
- 書類選考・面接について、オリエンタルランドに特化した対策を行ってもらえる。
- 年収など、求人企業との待遇面の交渉について代行してもらえる。
- 転職後に実際に配属される部署の実態について、詳しい情報を教えてもらえる。
一般には公開されていない、オリエンタルランドの求人情報について入手できる可能性がある。
例えば
dodaの場合、サイト上で公開されている求人の3倍以上もの非公開求人を取り扱っています。
※転職エージェントはなぜ全ての求人を公開しないのか?
転職エージェントは全ての求人を公開しない、というよりは公開できないのです。これはなぜかと言うと、企業は人ありきとよく言われますが、あくまでビジネスあってこその人と言うこともできます。要するに、既存ビジネスの強化・新規ビジネスの創出を行うために人が必要なのです。そのため、特に新規ビジネスについては、開始する前、もしくは開始して間もなくは他社にそのことを知られたくありません。中途採用の募集を行ううえでも、自社のサイトはもちろん、転職サイトにもその情報を載せたくないのです。そうすると、転職エージェントにそのような中途採用求人が集まることになります。なぜ転職エージェントなのかと言うと、転職希望者個人と対面する必要があり、情報をオープンにする必要が無いからです。ちなみに、公開されている求人と比べて、戦略的な採用という色が濃いため年収やポジションも好条件のものが多いのが一般的です。
転職エージェントの大手であればあるほど、オリエンタルランドの非公開求人も取り扱っています。
あなたのような転職希望者の適性に応じて提示してくれますし、適性に合う求人が無い場合でも、オリエンタルランドに対して適性に合う求人が無いか、あなたを売り込みに行ってくれることもあります。
そのため、オリエンタルランドのサイトや転職サイト・転職エージェントのサイト上の求人を見て、自分に合う求人が無い場合には、非公開で取り扱いが無いか、転職エージェントに尋ねてみることをおすすめします。
書類選考・面接について、オリエンタルランドに特化した対策を行ってもらえる。
転職エージェントは、過去に多くの転職希望者の転職を実現させているため、転職人気企業であればあるほど、その機会に多く携わっています。そのため、選考スタイルや選考プロセスについて熟知しており、ノウハウが豊富です。
どんな人なら受かって、どんな人なら落ちてしまうのか。面接でどういう質問がされ、それにどう答えれば受かり、落ちる場合は答え方がまずかったのか、答える内容自体が間違っていたのか。そのような過去実績に基づく膨大なデータを保有しています。
その根拠データやノウハウを用いて、オリエンタルランドの書類選考を突破するために、職務経歴書上でどんな内容をどんな風にアピールした方が良いのか、面接の段階では想定される複数の質問に対して、どう答えた方が良いのか、サポートしてもらえます。
さらに、面接担当者にはどんな傾向があるのか(結論から論理立てて話すようにしないと、60分の面接でも30分で終わってしまうなど。。)、求人情報ではまず触れられるはずのない情報も持っているため、転職サイトや企業サイトから応募するよりも圧倒的に有利に進められます。
なお、これは意外だと思いますが、このように転職エージェントは転職人気企業ほどパイプが太いため、仮に採用企業側が面接であなたを落とすと判断した場合でも、掛け合ってくれて通過させてくれることもあったりします。
基本的に、面接については終了後に転職エージェントに「面接終了しました。」と電話連絡を入れるステップがあります。その際、「おつかれさまでした。面接はいかがでした?」と面接の苦労を労ってもらえるとともに、「うまく答えられなかった質問はありましたか?」など丁寧にフォローを入れてくれます。その内容をもって、転職エージェントはあなたの代理となり、その後採用企業側にフォローを入れてくれるのです。
ただ、全ての転職エージェントがそういった対応を行ってくれるわけではありません。転職エージェントは良いところだけを選ぶようにしましょう。
年収など、求人企業との待遇面の交渉について代行してもらえる。
転職するうえで、重要なものの1つは年収でないでしょうか。 年収については、残業の有無と同様に面接で質問することは難しいと思います。
「年収〇万円以上」「年収〇万円~〇万円」という求人情報がほとんどですが、転職エージェントは、転職希望者の適性と過去の転職成功者の適正をマッチングして、「この人なら年収〇万円だろう」などとあたりをつけます。そのうえで、最終面接、もしくはその後に企業から実際の金額について転職エージェントに連絡が入ります。
その段階で、前もってあなたが事前に伝えていた金額よりも低ければ企業側と交渉してくれます。さらに、もしあなたが事前に伝えていた額と同等であった場合でも、それより高くならないか、掛け合ってくれるのです。
これは直接応募ではまず不可能なことだと思うので、転職エージェントに頼りましょう。
転職後に実際に配属される部署の実態について、詳しい情報を教えてもらえる。
これまで見ていただいたとおり、会社自体の情報は事前に仕入れることができても、実際に配属される部署についての情報を仕入れることは不可能に近い、というか不可能でしょう。
一緒に働くうえで、その部署の上司・同僚のタイプや新卒中途・男女の比率、他の関連部署との力関係、会社の中での位置づけなど、事前に知っておくことに越したことはありません。転職エージェントはそういった情報も保有していますので、気になることはどんどん聞いてみましょう。
併せて、気になった会社については、いろいろ悪い口コミ情報などもネットなどで見かけることがあるでしょう。そういった口コミ情報が正しいのか、間違っているのかについても、聞いてみるのが良いでしょう。
ちゅう
そもそも自分に合った会社なのか、合う場合、受かるためにどうしたら良いか、転職エージェントを味方につけるのが効率的ですね。
リアル
7.オリエンタルランドへの転職で、おすすめの転職エージェントは?
転職エージェントは有名な会社だけでも10社近くあります。
実際相手にする担当者との相性含め、当たり外れが多いのが実際のところです。登録や面談の手間、日ごろの電話・メール対応も考えると、どの転職エージェントと付き合うかについては、失敗は許されないと言っても過言ではありません。
オリエンタルランドに転職するために登録すべき転職エージェントを、以下の観点で選びました。
- オリエンタルランドの求人について、取り扱い実績がある。
- オリエンタルランドへの転職をサポートできるノウハウを持っている。
- オリエンタルランド以外の求人情報についても豊富に保有しており、そのような求人についても成功までサポートするノウハウを保有している。
これらの要素が全て当てはまる、具体的におすすめしたい転職エージェントは以下4社です。 登録自体は2~3分で済みます。無料なので費用面のリスクもありません。
|
登録すべきか |
特徴 |
リクルートエージェント |
◎ |
業界最大手。オリエンタルランドへの転職サポート実績多数。 |
doda |
◎ |
業界2番手。オリエンタルランドへの転職サポート実績多数。提案力に強み。 |
ビズリーチ |
〇 |
ダイレクトリクルーティングが活発で、職務経歴書が目につけば人事担当者が連絡してくる可能性あり。 |
ただ、この2社については最大手でもあり、他の転職希望者も多数抱えるため、対応スピードなどサポートに満足が行かない場合もあるかもしれません。それも踏まえ、『
ビズリーチ』も登録しておく方が良いでしょう。
ちなみに、登録完了後、転職エージェントから連絡が来るタイミングはマチマチです。早いところもあれば遅いところもあります。一方で、登録する内容については転職エージェントによる違いはほとんど無く、同じ作業の繰り返しです。
そのため、登録するエージェントが決まったら、一気にまとめて登録してしまう方が効率的です。
各社の特徴は、以下のとおりです。
リクルートエージェント|業界最大手・求人企業からの圧倒的な信頼度

若手からベテランまで、幅広いユーザーの転職サポート実績があります。
業界最大手のため、オリエンタルランドへの転職実績は多数あり、以下のメリットがあります。
- オリエンタルランドへの転職実績が多数あり、転職希望者へのサポートノウハウが豊富
- オリエンタルランド側からの信頼も厚く、非公開求人の充実につながっている。
オリエンタルランドへの転職に一番直結する転職エージェントと言えるでしょう。
doda|業界No.2・転職希望者に対する高い提案力

『
doda』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する業界No.2の転職エージェントです。
若手からベテランまで、幅広いユーザーの転職サポート実績があります。 非公開求人は8万件、登録者数は370万人の規模に上ります。 拠点は全国に10カ所(※)あります。 ※東京、札幌、仙台、横浜、名古屋、大阪、京都、兵庫、広島、福岡
おすすめの求人を紹介してくれる段階になると、結構絞って紹介してくれます。 また、求人企業とのやりとりは担当が別なので、求人について細かい質問をした時など、その場で回答をもらえないこともあります。当然後からきちんと回答はもらえますので、聞きたいことは遠慮せずに聞いておくべきです。
転職希望者のニーズを掘り下げてくれるため、面談時間も2時間ぐらい見ておいた方が良いでしょう。
ビズリーチ|企業の採用担当者からダイレクトリクルーティングに強み
『
ビズリーチ』は、人材系ベンチャーのビズリーチが運営する転職支援サービスです。
特徴的なのは、ダイレクトリクルーティングという概念を日本にもたらした第一人者的な存在というところです。数多くの転職希望者のデータを求人企業に公開、転職エージェントなどを通さずに企業側が直接転職希望者にアプローチできる、画期的な取り組みです。この方法を取り入れる企業は拡大する一方のようです。なお、ダイレクトリクルーティングだけではなく、多数のヘッドハンターも利用するサービスのため、転職エージェントとは違う角度で求人を入手できる機会も望めるサービスです。
リアル
8.転職エージェントを上手に使いこなすには?
ここからは、実際に『
リクルートエージェント
』『
doda』『
ビズリーチ』のいずれか、もしくは全て登録完了した後の話になります。
転職エージェントの担当者から、面談の誘いについての連絡が入ります。その後面談を行うわけですが、そこからの注意点をお伝えします。
仕事観や人生設計含め、転職エージェントに対しては、本音トークを心がけましょう。
転職希望者にとって、転職は人生を賭けた勝負です。そのため、転職エージェントとは最初から本音トークを行いましょう。隠し事はもちろん遠慮して本音を伝えないと、後から「お互い時間の無駄」になってしまいます。
求人企業との面接とは違い、転職エージェントは橋渡し役の立場になるため、「どんな会社を受けたいのか、どんな会社は受けたくないのか」「どんな仕事がしたいのか、どんな仕事はやりたくないのか」この辺は遠慮なく伝えてください。
言ってしまえば、転職エージェントにとって、転職希望者は「商品」という位置付けです。そのため、転職希望者がどんな人間なのか?もちろん初対面ですから知らないわけで、それを知ることによって、提示される求人の精度が高まります。あなたにとっても、求める求人情報以外は提示されたくないと思いますので、遠慮なく最初に本音を伝えておきましょう。
また、複数の転職エージェントを利用する場合、その旨も先に伝えておきましょう。そうすることで、他の転職エージェントに勝つために、あなたへの対応優先度が上がる可能性があります。
転職エージェントから紹介された求人情報に断りを入れる際は、次につながる断り方をしましょう。
転職エージェントとの面談時、もしくはその後日、転職エージェントからあなたの希望に合うと思われる求人情報の紹介を受けます。その際、「うーん、この会社か、あんまりいい話聞かないな。。」とか「うーん、この会社にはすごく入りたいんだけど、この仕事はちょっとな。。」と思う時が必ず訪れるでしょう。その際は、転職エージェント側の気持ちを踏まえ、以下のように次につながる断り方をしましょう。
- 断りを入れる前に、その求人情報が自分に合うと、どの点で判断したのか聞いてみる。そのうえで、自分の希望に合わない点を伝えたうえで断りを入れる。
- その会社で働いている(働いていた)知人や友人がいて、内情を聞いている限りどうしても興味が湧かない、と伝えたうえで断りを入れる。
※「ネット上での口コミを見て興味が持てない」というのは、現実性に乏しく、あまりおすすめできません。ただ、その際はその口コミ内容を伝えたうえで、実際はどうなのか聞いてみると良いでしょう。また、転職エージェントの担当者によっては、「口コミサイトは当てにならないし、見ない方がいいですよ。」とあなたに言ってくる場合もあります。そういった担当者に当たった場合は、担当者を変更してもらうことも視野に入れたうえで興味が湧かず断りたい、と意思を表示しましょう。
逆に、以下のような断り方はやめましょう。
- 理由を伝えることなく断りを入れる。
- 最初の対面時ではなく、後日メールでの紹介があった場合、そのメールを無視して返信しない。
このような対応を行うと、その後紹介される求人がガクっと減ってしまうなど、担当者にとってのあなたの対応優先度が低くなってしまい損につながります。
転職エージェントから紹介された求人情報に興味を持った場合、その求人情報の背景を把握しましょう。
転職エージェントとの面談時、もしくはその後日、転職エージェントからあなたの希望に合うと思われる求人情報の紹介を受けます。その際、「お!これはぜひ受けてみたい!」という瞬間が訪れることがあるでしょう。その際は、転職エージェントに対して、あなたがその求人に興味を持っていることを伝えるとともに、併せて以下のように質問してみましょう。
- なぜ中途社員が必要なのか(例、新しいポジションか、既存社員が辞めた埋め合わせか、業績向上による人員増強か、など)
- いつ頃から募集しているのか。
- 現時点で決まっていない理由は何なのか。
- 面接に受かる人にはどんな傾向があるのか。逆に落ちる場合はどんな傾向があるのか。
このような確認を行い、得られた情報を書類選考・面接対策に反映することで、あなたの転職成功確率が高まることでしょう。
転職エージェントの担当者と合わない場合は、担当者変更を要求しましょう。
転職エージェントから求人情報の紹介が始まった後が一般的ですが、次のような場合は担当者に直接、担当者変更を依頼しましょう。
- うまく付き合おうと努力を重ねたが、人間としての相性も含め自分とは合わない。
- 見当違いの企業ばかり紹介してくる。
- 求人情報について、担当者自身が詳細把握できていない。
- メール返信等、対応がとても遅い。
転職エージェントにとっても、避けたいのはあなたが他の転職エージェントに逃げてしまうことです。そのため、その担当者に対して、思い切って担当者変更を依頼しましょう。
その際、注意点は以下のとおりです。
- (これは必須です!)これまでサポートしてもらった感謝の気持ちを伝える。
- 転職活動に慣れていないため不安が大きく、「他の担当者の意見も聞きたい」と伝える。要するに、その担当者に外れて欲しいのではなく、別の担当者の意見も聞きたいと伝える。
このように依頼すれば、悪い印象を与えることなく、スムーズな担当者変更につながるはずです。
主導権は転職エージェントではなく、あなたにあることをしっかり肝に銘じましょう。
これが一番重要なのですが、転職エージェントと面談を行い、その後コミュニケーションを続けていく中で、あなた自身の気持ちや担当者との相性によって、
「何のために転職活動をしているのか」よく分からなくなってしまう場合があります。
転職エージェントは転職のプロとして、あなたと対等の立場で接してくることが多いです。ただ、中には「どんどん応募しないといつまでも決まりませんよ。多少希望と違ったとしても、まずは受けてみましょう」など、とにかく数をこなすよう促される場合もあります。
その際、転職エージェントに振り回されることなど決して無いよう「主導権は自分にある」ということを肝に銘じましょう。「転職エージェントと上手に付き合う」というのは、「転職エージェントを上手に使いこなす」ということです。
決して高慢な態度を出してはいけませんが、「この転職希望者にはぜひ成功して欲しい!しっかり協力しよう!」と、気持ち良く仕事をしてもらうようにしましょう。担当者もあなたと同じ人間です。「最低限のビジネスマナーを守る」「約束は守る、できない約束はしない」「なるべく早めの対応を心がける」など、普段の仕事と同様の感覚で接しておけば間違いないと言えるでしょう。
ちゅう
転職エージェントはあなたの味方なので、本音で接しつつ協力してもらうためにきちんとビジネスライクに付き合えば何の問題もないってことですね。
リアル
ここまで読んでいただいた、あなたに
オリエンタルランドへの転職について、必要な情報は全て提示しました。
転職人気企業ですが、部署によっては激務だったりと、部署単位で満足度が異なる企業という側面もあります。会社としてだけで判断するのではなく、実際どんな環境で働くのか、部署レベルまで落とし込んだ情報収集を行い、そのうえでチャレンジしてみることを強くおすすめします。
オリエンタルランドへの転職に成功するために抽出した転職エージェント
転職が実現した後、どんな人生を描けるかが本当の勝負です。
「この会社に転職してみて、確かに大変なところもあるけど、それはある程度事前に知っていたことだ。決めたのは自分なんだから頑張って続けよう。」
そういった転職が実現できるよう、少しでも力になれましたら光栄です。
ちゅう
リアル