中途採用で、スバルに転職したい、と考えている方は多いかと思います。スバルといえば独創的な車づくりに定評があり、熱狂的なファンが多いことでも知られていますね。
このページでは、スバルへの転職について、どうしたら正確な情報を得られるか、そのうえで転職したいと思ったらどう対処すべきか、現役エージェントの知見から、スバルへの転職について触れたいと思います。
ちゅうちゅう

新卒向けの内容は省き、完全に転職者・中途入社社員に特化した内容です。読んで損はないはずです。

リアルリアル

(スバル。うおォンうおォン。)

スバルの転職難易度は中~高程度と言えます。スバル車は例年、自動車安全性能評価でファイブスター大賞を獲得するほど安全性能に定評があり、根強い人気があります。その為スバルに転職したいと考える求職者は多く、応募倍率は比較的高くなると予想されます。
スバルの人気は高いですが、個々の求人を見てみると応募資格がそれほど厳しくないものもあります。自動車業界未経験でも応募できる求人が複数あり、全体の求人数もかなり多いので転職のチャンスは大いにあります。また、2022年度の中途採用比率は55.7%となっており、非常に中途採用に積極的と言えます。
工場勤務に興味がある方は期間従業員もおすすめです。オンライン面接が毎日開催されており、面接から最短一週間で内定が出ます。期間従業員から正社員にキャリアアップできるチャンスは年4回もあります。

1.SUBARU(スバル)への転職についての所見まとめ

次章以降で詳細について触れますが、スバルへの転職についての所見をまとめます。

転職を考える際、押さえるべきスバルの特徴

  • 安全性能に定評がある自動車メーカーで、航空宇宙事業も展開。
  • 保守的で慎重に仕事を進める社風で、社宅や財形貯蓄等の福利厚生がある。
  • 研究開発、社内SE、EV関連、先進運転支援システム関連などの求人が多数ある。
  • 妥協のないモノづくりをしたいという姿勢を重視している。
  • 残業時間は部署によって様々。
  • 人事制度が変わり、若手でも管理職を狙えるようになった。

スバルへ転職するために、押さえておくべきポイント

  • リモートワークのしやすさは部署によって全く異なるので、事前に確認が必要。
  • 一般に公開されていない求人を知るためにも、転職エージェントを使うのがおすすめ。

3.SUBARU(スバル)ってどんな会社?

項目 内容
会社名 株式会社SUBARU
代表者 代表取締役社長 大崎 篤
本社所在地 東京都渋谷区恵比寿1-20-8 エビススバルビル
創立 1953年(昭和28年)7月15日
資本金 153,795 百万円(2024年3月31日現在)
主な事業内容 自動車、航空機、宇宙関連機器、これらに付随する各部品の製造、販売および修理。
従業員数 単独:17,347名 連結:37,693名(2024年3月31日現在)

事業内容

スバルの主力事業は自動車事業であり、売上高全体に占める割合は97.8%となっています。1958年に「スバル360」を発売以降、水平対向エンジンなどのコア技術を起点とした新しいカテゴリーの開拓や、世界初の運転支援システム「アイサイト」の開発など、常にクルマの新しい価値を提供しています。
航空宇宙事業では、防衛事業・民間事業・ヘリコプター事業を3つの柱とし、米国ボーイング社との国際共同開発や陸上自衛隊多用途ヘリコプター「UH-2」の生産・納入を行っています。

今後の事業展開

スバルは2030年の電動車販売比率を「バッテリーEVのみで50%」としており、120万台の全世界販売台数に対して60万台のバッテリーEVを販売するという目標を掲げています。その電動車販売を支える生産体制として、日本国内工場のバッテリーEV生産キャパシティを20万台から40万台に増強するとしています。このように経営資源をバッテリーEVに集中することで、「モノづくり」「価値づくり」において世界最先端を狙います。

海外展開

近年、米国を重点市場と位置付けており、国内工場で生産予定のトヨタハイブリッドシステムを搭載した次世代e-BOXER車両およびバッテリーEVの生産を米国でも開始するとしています。2026年末までにSUV4車種、2028年末までにバッテリーEVを4車種追加してラインアップを充実させ、2028年に米国でのバッテリーEV販売 40万台を目指します。

4.SUBARU(スバル)の現役社員・元社員からの評判は?(口コミ)

スバルの口コミや内部情報について、転職口コミサイトのOpenWorkenライトハウス転職会議キャリコネを参考に紹介します。新卒入社と中途入社では当然差があることを踏まえ、中途入社した人のみの内部情報です。
項目 コメント
給与・福利厚生
  • 若手でも管理職を狙えるようになった。
  • 主任クラスまでは横並びで昇給。
  • 賞与が安定して出る。
  • 独身寮や社宅がある。
ワークライフバランス
  • 有休を取りやすい。
  • 定時退社日(水、金)がある。
  • 長期連休が取れる。
  • 間接部門は働きやすい。
社風
  • 保守的で昔ながらの会社。
  • 法令遵守意識が高い。
  • コミュニケーションを重視する社風。
  • 仕事は慎重に手堅く、という社員が多い。
成長機会・キャリア開発
  • 様々な業務に触れられる。
  • 職種を跨いだ異動がある。
  • キャリアの浅いうちから仕事をどんどん任される。
  • 受け身だと成長できない。
入社後のギャップ
  • 部署によって風通しの良さが異なる。
  • 思ったより体制が古い会社。
  • アメリカ子会社の力が強い。
  • 航空宇宙カンパニーは自動車とは別文化。
退職検討理由
  • スキルが身に付きにくい。
  • 変化に対応できていない。
  • 技術ノウハウが属人的になっている。
  • 体系的な教育制度がない。
ワークスタイル
  • 部署によっては在宅勤務(テレワーク/リモートワーク)が可能。
  • フルフレックスタイム制度がある。
  • 時短勤務制度は使いやすい。
  • 就業中の中抜けが可能。

給与・福利厚生

これまで年功序列の給与体系だったようですが、2021年度から新たな職群が導入され、成果主義に変わりつつあるようです。それでも外資やIT系に比べれば成果による昇給・降給の振れ幅は小さく、まだ成果主義を実感できないという意見がありました。また、同業界の大手と比べると見劣りするが、給与は決して悪くはないという声もありました。
福利厚生は、社宅や財形貯蓄、社員持株会などがあるようです。通勤手当は、スバル車以外の車で通勤した場合は支給されないようなので注意が必要です。

ワークライフバランス

有休消化率100%を目標としている為、休暇は非常に取りやすいという意見が多かったです。祝日は休めないようですが、お盆やお正月は長期連休のため、旅行の予定を立てやすいという声もありました。また、個人の裁量に委ねられているので自分次第である、技術職は総じて残業が多く、人によってはかなり忙しいなどの口コミがありました。

社風

伝統的な日本企業という印象があり、パワハラなどはなく社内の雰囲気は平和そのものという口コミがありました。穏やかな人が多く居心地は良いが、アグレッシブに仕事をしたい人には向かないという意見もありました。保守的な面があり、スピードよりも着実に手堅く仕事をこなすことを重視する社員が多いようです。

成長機会・キャリア開発

若いころから色々な業務を任される為、成長の機会は多いという意見がありました。仕事を受け持つ範囲が広いので、様々なことを経験できるようです。会社としてゼネラリストを育てる方針があり、職種を跨いでの異動があるという口コミもありました。また、覚えるよりとにかくやってみて慣れるという文化があるという声もありました。

入社後のギャップ

思ったより日本企業的で、考え方や体制が古いという声が多かったです。年功序列感があり、息苦しかったという声がありました。また、配属部署によって働く環境が大きく異なるという意見も複数ありました。ネームバリューだけに惹かれて入社するとギャップに悩むことになるので、よく確認したほうが良いというアドバイスがありました。

退職検討理由

部署によってはルーチンワークで成長が見込めない、新しいことに挑戦したいが今の業務では無理があるなど、将来のキャリアを考えて退職を検討している方が多いようです。また、大きな変革期を迎えている自動車業界において遅れをとっている、変化についていけていない等の理由もあり、仕事の進め方に対する不満もあるようです。

ワークスタイル

間接部門は、コアタイムなしのフレックス勤務や在宅勤務(テレワーク/リモートワーク)が可能なようです。制度の使いやすさは部署によって大きく異なるようで、好きな時に好きなだけ可能な部署、コロナ禍の収束以降出社に戻ってしまった部署、規制ありでリモートワーク可能な部署と、非常に様々なようです。入社の際にはよく確認しておいた方がいいと思います。現場勤務の場合は柔軟な働き方は難しいという声が多くありました。
ちゅうちゅう

昔ながらの日本企業らしい、穏やかな社風のようです。有休が取りやすく定時退社日もある為、ワークライフバランスを重視したい方に向いているかもしれません。

リアルリアル

(考えるな。感じるんだ。)

5.SUBARU(スバル)は、転職者に対してどんな人材を求めている?

募集職種

中途採用で募集中の職種は、研究開発、社内SE、EV関連、先進運転支援システム関連、車両開発など多岐にわたっています。現時点では幅広い職種で募集しているようです。
技術系の求人が多く、特に先進運転支援システム関連や車両開発の求人が多くあります。関連会社や期間従業員(期間工)の募集もあります。

求める人材

  • とことん品質にこだわった妥協のないモノづくりをしたいという姿勢を重視している。
  • 失敗を恐れずに、自ら進んで新しい技術開発に携わろうとする人材を求めている。
  • 周囲の人と対話しながら仕事を進めていけるような、コミュニケーション能力を持っていることが望まれる。

つくりたいものに対して、直向きに、粘り強く、信念を持って取り組む。SUBARUにいるのは、愚直なほどにまっすぐなエンジニアばかりです。時間を忘れ、手間を惜しまずクルマづくりに没頭することで、数々の独創的な技術を生み出してきました。

~中略~

たとえ結果がすぐに出なくても、一人ひとりが成功を信じて突き進む想いを尊重する。それがSUBARUに受け継がれるスピリットです。

スバルの採用情報ページには、社員の方のインタビューや事業紹介が載っています。どこの部署の社員が、日頃何を考え、どのように仕事に取り組んでいるのか、人間性も含め感じることができるでしょう。あなたが興味のある事業に取り組む社員の方の意見は、書類・面接対策においても必ず目を通しておきましょう。

給料(年収)

平均年間給与:691万円(2024年3月31日現在)
平均年齢:39.6歳(2024年3月31日現在)
平均勤続年数:16.1年(2024年3月31日現在)

労働時間

平均残業時間:24~29時間/月
残業時間は一概には言えず、まったく残業のない部署もあれば残業の多い部署もあるという口コミがありました。ただ、残業が多い部署でもパソコンのログイン状況が管理されている為、過度な残業はできない仕組みとなっているようです。また、休日出勤は制限されているという口コミがありました。
ちゅうちゅう

技術系職種を中心に多くの求人があるようです。周囲と協力しながら仕事を進めていけるような、コミュニケーション能力を持っている人材を求めているようですね。

リアルリアル

(いいじゃないか。)

6.SUBARU(スバル)の求人情報にはどんな傾向がある?

転職サイトを各種調べたところ、社内SE、コネクティッド技術開発、セキュリティエンジニア、技術系総合職、ハードウェアエンジニアなどの求人がありました。その求人を調べると、以下の傾向があります。
  • エンジニアを中心に多くの求人がある。
  • 社内SEやコネクティッド関連の設計開発などは、自動車業界未経験でも問題ない。
  • 技術系総合職は、機械・電機メーカーでの設計・開発・研究・実験・生産技術・品質管理いずれかの経験があれば、自動車業界未経験でも応募可。
ただ、これはあくまで一般に公開されている求人であり、非公開の求人というものがある可能性があります。
例えば、転職エージェントのdodaの場合、非公開求人が公開求人の3倍以上の規模に上るため、doda非公開求人の方には他の技術系・事務系職種も含まれている可能性があります。
ちゅうちゅう

幅広い職種で募集があるようですが、隠れ求人の存在は気になるところです。

リアルリアル

(いわゆる裏メニューってやつか。悪くない。)

7.SUBARU(スバル)の選考対策

スバルの選考ステップや経験者の口コミについて、転職口コミサイトのワンキャリアプラスOpenWorkを参考に紹介します。
スバルの面接では、職務経歴を中心に一般的な質問が多くされるようです。転職理由、志望理由、入社後にやりたいことなど基本的な質問に対して深く問われても困らないよう、掘り下げて考えをまとめておきましょう。 人事部の面接官からは、マインドセットを探るような質問をされたという口コミがありました。過去を振り返り、どのような考えを基準にして判断し行動したのか、整理しておくと良いと思います。
また、スバルは他社のクルマとの差別化戦略はかなり力を入れているので、スバル独自のどういった技術があるのか、今後どのような路線で進めていくつもりなのかについては調べておいた方が良いという口コミがありました。スバルの公式サイトは充実しており、経営方針や技術について知ることができます。面接前にしっかり確認しておきましょう。

選考ステップ

スバルの選考ステップは、以下のように進みます。詳細に見ていきましょう。
  1. 応募・書類選考

  2. Web適性検査・一次面接

  3. 最終面接

応募・書類選考

スバルの応募方法は大まかに言って、公式サイトから直接自分で応募するか、転職サイト・転職エージェント経由で応募するか二通りの方法があります。
公式サイトからの応募もよいですが、転職エージェントにも多くの公開求人があるので、転職エージェント経由での応募がおすすめです。これまで転職エージェントを利用してスバルの選考を受けた求職者の情報を多数持っているので、面接でどのようなことが重視されるかなどのアドバイスを受けることができます。
また、スバルでは説明選考会も実施しているようです。会社の説明、実務の内容、経験談などをカジュアルな雰囲気で人事の方が話してくれたという口コミがありました。この説明選考会は、応募した方に個別に案内があるようです。

Web適性検査

口コミが少なく、中途採用でどのような適性検査が行われているのかは分かりませんでした。参考までに、新卒採用ではSPI(言語・非言語・性格診断)が行われているようです。Webテストの結果はあまり重視されていないように感じたという口コミもあったので、そこまで適性検査対策に時間をかける必要はないかもしれません。一通り書籍等で確認しておく程度で大丈夫だと思います。

面接(一次面接、最終面接)

一次面接、最終面接と二回の面接が行われます。一次面接と最終面接が同日に行われ、その三日後には内定の通知をもらったという口コミがあったので、職種によってはかなり選考が早く進むようです。
面接では実際に、以下のような質問がされたようです。
  • 入社後に何をやりたいか、何を作りたいか。
  • 入社したらどんな車に乗りたいか。
  • これまでで一番怒られた経験は何か。
  • これまでに新しいことをやり遂げた経験はあるか。
  • スバルは好きか。
  • 現職で一番成果を出したと思うことについて。
  • 応募職種を選んだ理由。
  • なぜスバルなのか。
  • 今の研究が会社にどのように役立つか。
転職理由、志望理由、これまでの成功体験など想定内の質問が多く、変わったことは聞かれないという口コミが複数ありました。基本的な質問にしっかりと答えられるよう、事前準備しておくと良いと思います。
また、これまでやってきたことに対しての深掘りがあるようです。職務経歴書をベースに深掘りしながら面接が進んだ、職務経歴書の内容についてエピソードを交えて正確に話せるよう準備した等の口コミがありました。面接中、職務経歴書に書いた内容の8~9割は話したという口コミもあったので、職務経歴書はしっかりと作り込んでおきましょう。

選考の口コミ

電子回路設計

スバルの企業理念についてどう思うか聞かれた。

研究・開発

他の会社でも聞かれるような一般的な質問が多かった。

生産技術

個性を認めてくれる会社なので、自分の思いや考えをはっきりと伝えることが重要だと思う。

評価・テスト

変わったことは聞かれないので、職歴などをしっかり整理できていれば答えに困らない。

スバルの面接は基本的に圧迫面接のような雰囲気はなく、カジュアルな雰囲気のようです。世間話などもあり、気さくな感じで終始和やかだったという口コミがありました。最終面接に関してはピリピリしていたという意見と、比較的フレンドリーだったという意見の両方があったので、受ける職種や面接官によって様々なようです。

8.SUBARU(スバル)への転職を成功させるには?

ここまで読んで、スバルへの転職意欲は高まりましたか?

スバルに転職する方法で一番おすすめしたいのは、転職エージェントの活用です。

※転職エージェントとは?
「エージェント」というのは、いわゆる「代理人」です。転職エージェントは、転職希望者と中途採用の求人を出している企業とをつなげるのが役割です。転職エージェントは、採用が成功した場合に企業から手数料がもらえるので、転職希望者からはお金をもらいません。そのため無料で利用できるサービスです。これらのサービスは、サイト上で登録をすると転職エージェントの方から面談の誘いがメールで来ます。そのうえで日程を調整してその転職エージェントの企業に訪問し、面談を行います。面談では、「具体的に転職を考えているのか」「なぜ今の会社を辞めようと思っているのか」「どういった会社に移りたいと思っているのか」というような質問があり、それに答えていくかたちになります。転職エージェントに登録する転職希望者は、「一刻も早く転職したい」という人もいれば、「特にまだ転職は考えていないが、良い求人があれば転職したい」など様々な思いを抱いています。そのため、面談で「具体的に転職を考えているのか」という質問に対して、「今は情報収集している段階です。」と答えても、まずイヤな顔はされないと思って大丈夫です。
では、スバルに転職する場合に転職エージェントを活用すべき理由ですが、以下4点です。
  • 一般には公開されていない、スバルの求人情報について入手できる可能性がある。
  • 書類選考・面接について、スバルに特化した対策を行ってもらえる。
  • 年収など、求人企業との待遇面の交渉について代行してもらえる。
  • 転職後に実際に配属される部署の実態について、詳しい情報を教えてもらえる。

一般には公開されていない、スバルの求人情報について入手できる可能性がある。

例えばdodaの場合、サイト上で公開されている求人の3倍以上もの非公開求人を取り扱っています。

※転職エージェントはなぜ全ての求人を公開しないのか?
転職エージェントは全ての求人を公開しない、というよりは公開できないのです。これはなぜかと言うと、企業は人ありきとよく言われますが、あくまでビジネスあってこその人と言うこともできます。要するに、既存ビジネスの強化・新規ビジネスの創出を行うために人が必要なのです。そのため、特に新規ビジネスについては、開始する前、もしくは開始して間もなくは他社にそのことを知られたくありません。中途採用の募集を行ううえでも、自社のサイトはもちろん、転職サイトにもその情報を載せたくないのです。そうすると、転職エージェントにそのような中途採用求人が集まることになります。なぜ転職エージェントなのかと言うと、転職希望者個人と対面する必要があり、情報をオープンにする必要が無いからです。ちなみに、公開されている求人と比べて、戦略的な採用という色が濃いため年収やポジションも好条件のものが多いのが一般的です。
転職エージェントの大手であればあるほど、スバルの非公開求人も取り扱っています。
あなたのような転職希望者の適性に応じて提示してくれますし、適性に合う求人が無い場合でも、スバルに対して適性に合う求人が無いか、あなたを売り込みに行ってくれることもあります。
そのため、スバルのサイトや転職サイト・転職エージェントのサイト上の求人を見て、自分に合う求人が無い場合には、非公開で取り扱いが無いか、転職エージェントに尋ねてみることをおすすめします。

書類選考・面接について、スバルに特化した対策を行ってもらえる。

転職エージェントは、過去に多くの転職希望者の転職を実現させているため、転職人気企業であればあるほど、その機会に多く携わっています。そのため、選考スタイルや選考プロセスについて熟知しており、ノウハウが豊富です。

どんな人なら受かって、どんな人なら落ちてしまうのか。面接でどういう質問がされ、それにどう答えれば受かり、落ちる場合は答え方がまずかったのか、答える内容自体が間違っていたのか。そのような過去実績に基づく膨大なデータを保有しています。
その根拠データやノウハウを用いて、スバルの書類選考を突破するために、職務経歴書上でどんな内容をどんな風にアピールした方が良いのか、面接の段階では想定される複数の質問に対して、どう答えた方が良いのか、サポートしてもらえます
さらに、面接担当者にはどんな傾向があるのか(結論から論理立てて話すようにしないと、60分の面接でも30分で終わってしまうなど。。)、求人情報ではまず触れられるはずのない情報も持っているため、転職サイトや企業サイトから応募するよりも圧倒的に有利に進められます。
なお、これは意外だと思いますが、このように転職エージェントは転職人気企業ほどパイプが太いため、仮に採用企業側が面接であなたを落とすと判断した場合でも、掛け合ってくれて通過させてくれることもあったりします
基本的に、面接については終了後に転職エージェントに「面接終了しました。」と電話連絡を入れるステップがあります。その際、「おつかれさまでした。面接はいかがでした?」と面接の苦労を労ってもらえるとともに、「うまく答えられなかった質問はありましたか?」など丁寧にフォローを入れてくれます。その内容をもって、転職エージェントはあなたの代理となり、その後採用企業側にフォローを入れてくれるのです。
ただ、全ての転職エージェントがそういった対応を行ってくれるわけではありません。転職エージェントは良いところだけを選ぶようにしましょう

年収など、求人企業との待遇面の交渉について代行してもらえる。

転職するうえで、重要なものの1つは年収でないでしょうか。 年収については、残業の有無と同様に面接で質問することは難しいと思います。

「年収〇万円以上」「年収〇万円~〇万円」という求人情報がほとんどですが、転職エージェントは、転職希望者の適性と過去の転職成功者の適正をマッチングして、「この人なら年収〇万円だろう」などとあたりをつけます。そのうえで、最終面接、もしくはその後に企業から実際の金額について転職エージェントに連絡が入ります。
その段階で、前もってあなたが事前に伝えていた金額よりも低ければ企業側と交渉してくれます。さらに、もしあなたが事前に伝えていた額と同等であった場合でも、それより高くならないか、掛け合ってくれるのです。
これは直接応募ではまず不可能なことだと思うので、転職エージェントに頼りましょう。

転職後に実際に配属される部署の実態について、詳しい情報を教えてもらえる。

これまで見ていただいたとおり、会社自体の情報は事前に仕入れることができても、実際に配属される部署についての情報を仕入れることは不可能に近い、というか不可能でしょう。

一緒に働くうえで、その部署の上司・同僚のタイプや新卒中途・男女の比率、他の関連部署との力関係、会社の中での位置づけなど、事前に知っておくことに越したことはありません。転職エージェントはそういった情報も保有していますので、気になることはどんどん聞いてみましょう。
併せて、気になった会社については、いろいろ悪い口コミ情報などもネットなどで見かけることがあるでしょう。そういった口コミ情報が正しいのか、間違っているのかについても、聞いてみるのが良いでしょう。
ちゅうちゅう

そもそも自分に合った会社なのか、合う場合、受かるためにどうしたら良いか、転職エージェントを味方につけるのが効率的ですね。

リアルリアル

(う~ん、そうきたか。)

9.SUBARU(スバル)への転職で、おすすめの転職エージェントは?

転職エージェントは有名な会社だけでも10社近くあります。
実際相手にする担当者との相性含め、当たり外れが多いのが実際のところです。登録や面談の手間、日ごろの電話・メール対応も考えると、どの転職エージェントと付き合うかについては、失敗は許されないと言っても過言ではありません。
スバルに転職するために登録すべき転職エージェントを、以下の観点で選びました。
  • スバルの求人について、取り扱い実績がある。
  • スバルへの転職をサポートできるノウハウを持っている。
  • スバル以外の求人情報についても豊富に保有しており、そのような求人についても成功までサポートするノウハウを保有している。
これらの要素が全て当てはまる、具体的におすすめしたい転職エージェントは以下4社です。 登録自体は2~3分で済みます。無料なので費用面のリスクもありません。
登録すべきか 特徴
リクルートエージェント 業界最大手。スバルへの転職サポート実績多数。
doda 業界2番手。スバルへの転職サポート実績多数。提案力に強み。
ビズリーチ ダイレクトリクルーティングが活発で、職務経歴書が目につけば人事担当者が連絡してくる可能性あり。
特に『リクルートエージェント』『doda』の2社は登録を強くお勧めします。
ただ、この2社については最大手でもあり、他の転職希望者も多数抱えるため、対応スピードなどサポートに満足が行かない場合もあるかもしれません。それも踏まえ、『ビズリーチ』も登録しておく方が良いでしょう。
ちなみに、登録完了後、転職エージェントから連絡が来るタイミングはマチマチです。早いところもあれば遅いところもあります。一方で、登録する内容については転職エージェントによる違いはほとんど無く、同じ作業の繰り返しです。
そのため、登録するエージェントが決まったら、一気にまとめて登録してしまう方が効率的です。
各社の特徴は、以下のとおりです。

リクルートエージェント|業界最大手・求人企業からの圧倒的な信頼度

リクルートエージェント』は、リクルートが運営する業界No.1の転職エージェントです。
若手からベテランまで、幅広いユーザーの転職サポート実績があります。
業界最大手のため、スバルへの転職実績は多数あり、以下のメリットがあります。
  • スバルへの転職実績が多数あり、転職希望者へのサポートノウハウが豊富
  • スバル側からの信頼も厚く、非公開求人の充実につながっている。
スバルへの転職に一番直結する転職エージェントと言えるでしょう。
リクルートエージェント公式サイトhttps://www.r-agent.com/

doda|業界No.2・転職希望者に対する高い提案力

doda

doda』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する業界No.2の転職エージェントです。
若手からベテランまで、幅広いユーザーの転職サポート実績があります。 非公開求人は8万件、登録者数は370万人の規模に上ります。 拠点は全国に10カ所(※)あります。 ※東京、札幌、仙台、横浜、名古屋、大阪、京都、兵庫、広島、福岡
おすすめの求人を紹介してくれる段階になると、結構絞って紹介してくれます。 また、求人企業とのやりとりは担当が別なので、求人について細かい質問をした時など、その場で回答をもらえないこともあります。当然後からきちんと回答はもらえますので、聞きたいことは遠慮せずに聞いておくべきです。
転職希望者のニーズを掘り下げてくれるため、面談時間も2時間ぐらい見ておいた方が良いでしょう。
doda公式サイトhttp://doda.jp/

ビズリーチ|企業の採用担当者からダイレクトリクルーティングに強み

ビズリーチ』は、人材系ベンチャーのビズリーチが運営する転職支援サービスです。
特徴的なのは、ダイレクトリクルーティングという概念を日本にもたらした第一人者的な存在というところです。数多くの転職希望者のデータを求人企業に公開、転職エージェントなどを通さずに企業側が直接転職希望者にアプローチできる、画期的な取り組みです。この方法を取り入れる企業は拡大する一方のようです。なお、ダイレクトリクルーティングだけではなく、多数のヘッドハンターも利用するサービスのため、転職エージェントとは違う角度で求人を入手できる機会も望めるサービスです。
ビズリーチ公式サイト https://www.bizreach.jp/
ちゅうちゅう

リクルートエージェント』『doda』は大手だからまずオススメってことですね。転職エージェントは何社登録してもタダですしね。そのうえで、いろんな担当者と意見交換できるわけですし。

リアルリアル

どーだ、どーなんだ。)

10.転職エージェントを上手に使いこなすには?

ここからは、実際に『リクルートエージェント』『doda』『ビズリーチ』のいずれか、もしくは全て登録完了した後の話になります。
転職エージェントの担当者から、面談の誘いについての連絡が入ります。その後面談を行うわけですが、そこからの注意点をお伝えします。

仕事観や人生設計含め、転職エージェントに対しては、本音トークを心がけましょう。

転職希望者にとって、転職は人生を賭けた勝負です。そのため、転職エージェントとは最初から本音トークを行いましょう。隠し事はもちろん遠慮して本音を伝えないと、後から「お互い時間の無駄」になってしまいます。
求人企業との面接とは違い、転職エージェントは橋渡し役の立場になるため、「どんな会社を受けたいのか、どんな会社は受けたくないのか」「どんな仕事がしたいのか、どんな仕事はやりたくないのか」この辺は遠慮なく伝えてください。
言ってしまえば、転職エージェントにとって、転職希望者は「商品」という位置付けです。そのため、転職希望者がどんな人間なのか?もちろん初対面ですから知らないわけで、それを知ることによって、提示される求人の精度が高まります。あなたにとっても、求める求人情報以外は提示されたくないと思いますので、遠慮なく最初に本音を伝えておきましょう。
また、複数の転職エージェントを利用する場合、その旨も先に伝えておきましょう。そうすることで、他の転職エージェントに勝つために、あなたへの対応優先度が上がる可能性があります。

転職エージェントから紹介された求人情報に断りを入れる際は、次につながる断り方をしましょう。

転職エージェントとの面談時、もしくはその後日、転職エージェントからあなたの希望に合うと思われる求人情報の紹介を受けます。その際、「うーん、この会社か、あんまりいい話聞かないな。。」とか「うーん、この会社にはすごく入りたいんだけど、この仕事はちょっとな。。」と思う時が必ず訪れるでしょう。その際は、転職エージェント側の気持ちを踏まえ、以下のように次につながる断り方をしましょう。
  • 断りを入れる前に、その求人情報が自分に合うと、どの点で判断したのか聞いてみる。そのうえで、自分の希望に合わない点を伝えたうえで断りを入れる。
  • その会社で働いている(働いていた)知人や友人がいて、内情を聞いている限りどうしても興味が湧かない、と伝えたうえで断りを入れる。
※「ネット上での口コミを見て興味が持てない」というのは、現実性に乏しく、あまりおすすめできません。ただ、その際はその口コミ内容を伝えたうえで、実際はどうなのか聞いてみると良いでしょう。また、転職エージェントの担当者によっては、「口コミサイトは当てにならないし、見ない方がいいですよ。」とあなたに言ってくる場合もあります。そういった担当者に当たった場合は、担当者を変更してもらうことも視野に入れたうえで興味が湧かず断りたい、と意思を表示しましょう。
逆に、以下のような断り方はやめましょう
  • 理由を伝えることなく断りを入れる。
  • 最初の対面時ではなく、後日メールでの紹介があった場合、そのメールを無視して返信しない。
このような対応を行うと、その後紹介される求人がガクっと減ってしまうなど、担当者にとってのあなたの対応優先度が低くなってしまい損につながります。

転職エージェントから紹介された求人情報に興味を持った場合、その求人情報の背景を把握しましょう。

転職エージェントとの面談時、もしくはその後日、転職エージェントからあなたの希望に合うと思われる求人情報の紹介を受けます。その際、「お!これはぜひ受けてみたい!」という瞬間が訪れることがあるでしょう。その際は、転職エージェントに対して、あなたがその求人に興味を持っていることを伝えるとともに、併せて以下のように質問してみましょう。
  • なぜ中途社員が必要なのか(例、新しいポジションか、既存社員が辞めた埋め合わせか、業績向上による人員増強か、など)
  • いつ頃から募集しているのか。
  • 現時点で決まっていない理由は何なのか。
  • 面接に受かる人にはどんな傾向があるのか。逆に落ちる場合はどんな傾向があるのか。
このような確認を行い、得られた情報を書類選考・面接対策に反映することで、あなたの転職成功確率が高まることでしょう。

転職エージェントの担当者と合わない場合は、担当者変更を要求しましょう。

転職エージェントから求人情報の紹介が始まった後が一般的ですが、次のような場合は担当者に直接、担当者変更を依頼しましょう。
  • うまく付き合おうと努力を重ねたが、人間としての相性も含め自分とは合わない。
  • 見当違いの企業ばかり紹介してくる。
  • 求人情報について、担当者自身が詳細把握できていない。
  • メール返信等、対応がとても遅い。
転職エージェントにとっても、避けたいのはあなたが他の転職エージェントに逃げてしまうことです。そのため、その担当者に対して、思い切って担当者変更を依頼しましょう。
その際、注意点は以下のとおりです。
  • (これは必須です!)これまでサポートしてもらった感謝の気持ちを伝える。
  • 転職活動に慣れていないため不安が大きく、「他の担当者の意見も聞きたい」と伝える。要するに、その担当者に外れて欲しいのではなく、別の担当者の意見も聞きたいと伝える。
このように依頼すれば、悪い印象を与えることなく、スムーズな担当者変更につながるはずです。

主導権は転職エージェントではなく、あなたにあることをしっかり肝に銘じましょう。

これが一番重要なのですが、転職エージェントと面談を行い、その後コミュニケーションを続けていく中で、あなた自身の気持ちや担当者との相性によって、「何のために転職活動をしているのか」よく分からなくなってしまう場合があります。
転職エージェントは転職のプロとして、あなたと対等の立場で接してくることが多いです。ただ、中には「どんどん応募しないといつまでも決まりませんよ。多少希望と違ったとしても、まずは受けてみましょう」など、とにかく数をこなすよう促される場合もあります。
その際、転職エージェントに振り回されることなど決して無いよう「主導権は自分にある」ということを肝に銘じましょう「転職エージェントと上手に付き合う」というのは、「転職エージェントを上手に使いこなす」ということです。
決して高慢な態度を出してはいけませんが、「この転職希望者にはぜひ成功して欲しい!しっかり協力しよう!」と、気持ち良く仕事をしてもらうようにしましょう。担当者もあなたと同じ人間です。「最低限のビジネスマナーを守る」「約束は守る、できない約束はしない」「なるべく早めの対応を心がける」など、普段の仕事と同様の感覚で接しておけば間違いないと言えるでしょう。
ちゅうちゅう

転職エージェントはあなたの味方なので、本音で接しつつ協力してもらうためにきちんとビジネスライクに付き合えば何の問題もないってことですね。

リアルリアル

(お頼み申します!)

ここまで読んでいただいた、あなたに
スバルへの転職について、必要な情報は全て提示しました。
転職人気企業ですが、部署によっては激務だったりと、部署単位で満足度が異なる企業という側面もあります。会社としてだけで判断するのではなく、実際どんな環境で働くのか、部署レベルまで落とし込んだ情報収集を行い、そのうえでチャレンジしてみることを強くおすすめします。
スバルへの転職に成功するために抽出した転職エージェント
転職が実現した後、どんな人生を描けるかが本当の勝負です。
「この会社に転職してみて、確かに大変なところもあるけど、それはある程度事前に知っていたことだ。決めたのは自分なんだから頑張って続けよう。」
そういった転職が実現できるよう、少しでも力になれましたら光栄です。
ちゅうちゅう

スバルの攻略がんばりましょう!

リアルリアル

(ごちそうさまでした!)