

サントリーホールディングスに転職したい方向けの記事です。ちょっと長いですが、読んで損はないはずです。

(サントリー。うおォンうおォン。)
1.サントリーホールディングスへの転職についての所見まとめ
次章以降で詳細について触れますが、サントリーホールディングスへの転職についての所見をまとめます。
転職を考える際、押さえるべきサントリーホールディングスの特徴
- 食品、酒類などを中心に様々な事業分野を手掛けるサントリーグループ全体の経営戦略を担う会社。
- 愛社精神が強く、失敗を前向きに捉える明るい社風。
- 家賃補助・持ち家制度など住宅手当が充実している。
- 現在のところ募集中の職種は限られている。
- 常に果敢なチャレンジ精神を持つ人材を求めている。
- ここ数年で働き方改革が進み、かなり残業時間が減った。
- 定期昇給があり、業界内でも高い給与水準。
サントリーホールディングスへ転職するために、押さえておくべきポイント
- 現在募集中の職種は限定されているため、注意が必要。
- 一般に公開されていない求人を知るためにも、転職エージェントを使うのがおすすめ。
2.サントリーホールディングスってどんな会社?
項目 | 内容 |
---|---|
会社名 | サントリーホールディングス株式会社 |
代表者 | 代表取締役会長 佐治 信忠 |
本社所在地 | 大阪市北区堂島浜2-1-40 |
設立 | 2009年2月16日 |
資本金 | 700億円 |
主な事業内容 | グループ全体の経営戦略の策定・推進、およびコーポレート機能 |
従業員数 | 37,745人(2017年12月31日現在) |
事業内容
1899年、大阪でぶどう酒の製造販売を始めたところからサントリーの歴史がスタートしました。今では、グループ企業が国内外合わせて約300社、日本だけでも従業員数が約18,000人と巨大な企業へ成長を遂げています。グループ企業は食品、スピリッツ、ビール、ワイン、健康食品などの事業に分かれており、サントリーホールディングスはそのグループ全体の経営戦略を担う会社として機能しています。
今後の事業展開
サントリーグループの中核を担うサントリー食品インターナショナル株式会社は、長期経営戦略として以下の7つの重点項目を中心に積極的な事業活動を展開するとしています。
- 各国・各地域の嗜好と健康ニーズに合わせたポートフォリオの進化
- 業界変化を捉え、技術革新を活用した飲み場・買い場(アベイラビリティ)拡大
- 競争力を生み出すグローバルでのMONOZUKURIの革新
- 成長市場にフォーカスしたエリア拡大戦略
- RTD(Ready To Drink)飲料にとどまらない次世代ビジネスモデルの確立
- サステナビリティ経営と地域社会への貢献
- 「現場」が主役のユニークなグローバル経営体制(組織・人材・風土)の深化
この長期経営戦略に基づき、グローバル飲料業界における「世界第3極」の地位を確立するとともに、2030年売上 2.5兆円を目指すとしています。
海外展開
サントリー食品インターナショナル株式会社を一例とすると、それぞれの国に応じた取り組みを行っていくとしています。例えば
- フランス:主力ブランドおよび「MayTea」の育成、SCM体制の改善
- 英国:営業力強化により、「Lucozade Energy」のさらなる育成
- スペイン:新たなマネジメント体制のもと、業務用市場の「Schweppes」のトレンド回復に取り組む
などがあります。また、中期的に最も成長が期待できるのがアジアだとしており、ベトナム、タイ、ミャンマー、台湾などでの販売強化を推進していくとしています。
3.サントリーホールディングスは、転職者に対してどんな人材を求めている?
募集職種
中途採用で募集中の職種は、現在のところ外食コンサルタントのみとなっています。
求める人材
サントリーグループ企業理念の根底には「やってみなはれ」があります。この「やってみなはれ」はサントリーホールディングスの企業サイトに繰り返し出てくる言葉であり、後述する口コミサイトにも頻繁に出ていました。
『「やってみなはれ」サントリーグループの歴史をつくってきたのは、常に果敢なチャレンジ精神でした。誰もやらなかったことに挑む。常識を疑い視点を変え、考えぬいて、ひたむきに行動する。失敗や反対を恐れず、ひたすら挑戦しつづける。新しい市場創造も、新たな価値提供も、そんな情熱から生まれました。「やってみなはれ」は、現在も未来も、わたしたちの事業の原動力となる価値観です。』
引用元: サントリーホールディングス採用情報ページ
このメッセージから
- 常に果敢なチャレンジ精神を持つ人材
- 失敗や反対を恐れず挑戦し続けることができる人材
- 誠実で仕事への情熱と挑戦意欲を忘れない人材
を求めていると考えられます。
サントリーグループは、酒類や清涼飲料を中心に幅広い事業をグローバルに展開する企業グループとして成長を続けています。その原動力は、創業以来、脈々と受け継がれている「やってみなはれ」の精神だとトップメッセージにも明記されています。口コミサイトにも、やらなくて上司に怒られることはあっても、やってみた結果失敗して怒られることはなかったというエピソードがありました。まさに「やってみなはれ」の精神ですね。多少の失敗は恐れず、常に挑戦し続ける姿勢が採用において重要なポイントになると言えるかもしれません
また、サントリーホールディングスの新卒採用サイトには、社員の方の声やキャリアヒストリーなどが詳しく載っており、転職へのヒントを与えてくれると思います。どこの部署の社員が、日頃何を考え、どのように仕事に取り組んでいるのか、人間性も含め感じることができるでしょう。あなたが興味のある事業に取り組む社員の方の意見は、書類・面接対策においても必ず目を通しておきましょう。
給料(年収)
平均年齢:39.6歳(2015年現在)
平均勤続年数:16.3年(2015年現在)
労働時間
ここ数年で働き方改革が進み、かなり残業時間が減り、40時間以上の残業は原則認められないということなので過度の残業はないようです。また、定時退社日を設定するなど、会社全体で残業を減らすよう働きかけているようです。ただ、部署によっては残業が多く、繁忙期はかなりの残業をしているとのことです。

現在のところ、経験者の募集はほとんどないようです。また、常に果敢なチャレンジ精神を持つ人材を求めているようですね。

(いいじゃないか。)
4.サントリーホールディングスの求人情報にはどんな傾向がある?
転職サイトを各種調べたところ、掲載されている求人は見つかりませんでした。そこで、サントリーホールディングスの採用情報ページに公開されている求人を調べると、以下の傾向があります。
- 新卒の募集が多い。
- 経験者採用で現在募集しているのは、外食コンサルタントのみ。
現時点で唯一募集があるのは外食コンサルタントとなっており、職種限定の契約社員の募集となっていました。応募資格は学歴不問、飲食店等での現場経験5年以上となっています。ただこの求人も、問い合わせ先がグループ会社のサントリー酒類株式会社となっているので、サントリーホールディングス自体の求人はないのかもしれません。
ただ、これはあくまで一般に公開されている求人であり、非公開の求人というものがある可能性があります。
例えば、転職エージェントのdodaの場合、非公開求人が公開求人の3倍以上の規模に上るため、
dodaの非公開求人の方には他の技術系・事務系職種も含まれている可能性があります。

現時点では限られた募集となっているようですが、隠れ求人の存在は気になるところです。

(いわゆる裏メニューってやつか。悪くない。)
5.サントリーホールディングスの現役社員・元社員からの評判は?(口コミ)※コロナ対策も更新中
口コミや内部情報を以下にまとめました。新卒入社と中途入社では当然差があることを踏まえ、中途入社した人のみの内部情報です。
項目 | コメント |
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給与・福利厚生 |
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ワークライフバランス |
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社風 |
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成長機会・キャリア開発 |
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入社後のギャップ |
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退職検討理由 |
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コロナ(感染症)対策 |
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給与・福利厚生
全体的に満足している方が多い印象を受けました。ピッチは緩やかだが毎年昇給があり、賞与は年に二回あるようです。賞与は業績連動制を敷いているため、かなりの額をもらえているという意見がありました。給与水準は業界内でも高く、頑張れば頑張るほど正当に評価されると感じている方もいらっしゃいました。
福利厚生は全て揃っていて、大変満足という意見が多くみられました。特に家賃補助・持ち家制度など住宅手当が充実しているという意見が複数ありました。住宅手当以外にも出張手当や傷病手当など各種手当があり、業界内でも高い水準のようです。
ワークライフバランス
「働き方改革」を人事が強く推進しており、年間16日以上の有休取得が義務付けられているようです。マネージャーはメンバーの有休取得日数を把握、足りないようであれば取得するよう促すことが義務付けられているということなので、休みはかなり取りやすい環境だと言えると思います。「有給は必ず取るべきもの」という意識が根付いているため、有給を取得することに対する罪悪感はなく、当日に申告しても難なく休みを取れるという意見もありました。また、フレックスや在宅勤務の制度が整っており、リモート会議の導入が進められているということなので、ワークライフバランスは取りやすいという意見が複数見られました。
社風
企業理念である「やってみなはれ」の精神が脈々と受け継がれており、愛社精神の強い人が多いようです。家族的で人に優しい評価体系、失敗をとがめない風土があり、とても居心地がよいという意見がありました。「やってみなはれ」に代表されるように、新しいことに挑戦しようという社風が根付いているようです。特に若手社員は士気が高く、失敗に対しても前向きに捉える社風だと感じている方もいらっしゃいました。若手も伸び伸びと活動しており、風通しの良い環境となっているようです。飲み会も多くコミュニケーションが活発で、お酒の席でも仕事について議論することが多い(より良くするための前向きな会話)ということなので、そういったコミュニケーションが好きな方には向いているかもしれません。また、大企業ではあるが非上場の昔からある会社なので、かなり自由度が高いという意見もありました。
成長機会・キャリア開発
定期異動が多く、多岐にわたるキャリア形成が可能であるようです。強く望めば、一つのキャリアを深堀することもできるようです。キャリアは自分で作っていくような感じだが、社歴により色々な研修が用意されているのがとてもよいという意見もありました。自分から積極的に周りの人と交流することでネットワークが広がり、人間力が高まると感じている方もいらっしゃいました。また、企業として人材育成に力を入れる空気や社内体制があり、自発的な成長のための自己啓発などにも補助が出るため、成長しようと思えばいくらでも成長できる仕組みになっているようです。応募者多数の狭き門ではあるようですが、終業後に大学に通ったり英会話に通うことを、金銭的にも個別プログラムとしてもサポートする制度があるそうです。
入社後のギャップ
入社後の大きなギャップはあまり感じていない、という意見が複数ありました。人によってはイメージ通りの会社のようです。思っている以上に愛社精神の強い人が多かったという意見も多くみられました。自社製品に愛着を持っている人が多く、逆に愛着を持っていないと仕事がやりづらいと感じている方もいらっしゃいました。また、想像以上に飲み会が多く本当にお酒好きな人が多かったということなので、飲み会など社内の濃密なコミュニケーションを望まない方は、注意が必要かもしれません。
退職検討理由
本当は辞めたくないが、家庭の事情や個人的な理由で仕方なく退職したという意見がいくつかありました。そもそも途中で退職する人が少ないようです。他には、ブランドが強すぎて自分に力があると錯覚してしまうことがあり、本当のところはどうなのか不安を感じて、別の場所でサントリーの名前を借りずに挑戦したくなったという意見もありました。また、安定した企業である一方で、個人として力をつけたい場合には向かないかもしれないと感じている方もいらっしゃいました。
コロナ(感染症)対策
サントリーは以前より在宅勤務(テレワーク/リモートワーク)制度やフレックス勤務制度が整備されており、新型コロナの拡大後はこれまで以上に在宅勤務を推進しているようです。サードプレイスオフィスも導入しており、自宅以外でも最寄りのモバイルワークオフィスを利用できるなど、社員が一斉に出社して密になる、といったような状況を回避できる制度があります。
また、円滑な在宅勤務を実現するため、紙への押印が必要だった業務の大半をデジタル化する「脱ハンコ」を2022年まで行うとしています。

給与は全体的に満足している方が多く、福利厚生は住宅手当が人気のようです。愛社精神にあふれた人が多く、明るく気さくな雰囲気の会社のようですね。飲み会は頻繁に行われているようなので、お酒の好きな方にはぴったりの職場かもしれません。

(考えるな。感じるんだ。)
6.サントリーホールディングスへの転職を成功させるには?
サントリーホールディングスに転職する方法で一番おすすめしたいのは、転職エージェントの活用です。
- 一般には公開されていない、サントリーホールディングスの求人情報について入手できる可能性がある。
- 書類選考・面接について、サントリーホールディングスに特化した対策を行ってもらえる。
- 年収など、求人企業との待遇面の交渉について代行してもらえる。
- 転職後に実際に配属される部署の実態について、詳しい情報を教えてもらえる。
一般には公開されていない、サントリーホールディングスの求人情報について入手できる可能性がある。
例えばdodaの場合、サイト上で公開されている求人の3倍以上もの非公開求人を取り扱っています。
書類選考・面接について、サントリーホールディングスに特化した対策を行ってもらえる。
転職エージェントは、過去に多くの転職希望者の転職を実現させているため、転職人気企業であればあるほど、その機会に多く携わっています。そのため、選考スタイルや選考プロセスについて熟知しており、ノウハウが豊富です。
年収など、求人企業との待遇面の交渉について代行してもらえる。
転職するうえで、重要なものの1つは年収でないでしょうか。 年収については、残業の有無と同様に面接で質問することは難しいと思います。
転職後に実際に配属される部署の実態について、詳しい情報を教えてもらえる。
これまで見ていただいたとおり、会社自体の情報は事前に仕入れることができても、実際に配属される部署についての情報を仕入れることは不可能に近い、というか不可能でしょう。

そもそも自分に合った会社なのか、合う場合、受かるためにどうしたら良いか、転職エージェントを味方につけるのが効率的ですね。

(う~ん、そうきたか。)
7.サントリーホールディングスへの転職で、おすすめの転職エージェントは?
- サントリーホールディングスの求人について、取り扱い実績がある。
- サントリーホールディングスへの転職をサポートできるノウハウを持っている。
- サントリーホールディングス以外の求人情報についても豊富に保有しており、そのような求人についても成功までサポートするノウハウを保有している。
登録すべきか | 特徴 | |
---|---|---|
リクルートエージェント | ◎ | 業界最大手。サントリーホールディングスへの転職サポート実績多数。 |
doda | ◎ | 業界2番手。サントリーホールディングスへの転職サポート実績多数。提案力に強み。 |
パソナキャリア | 〇 | もともとパソナとして派遣の方で取引実績があり、独特な非公開求人を持っていたりする。 |

リクルートエージェント|業界最大手・求人企業からの圧倒的な信頼度
- サントリーホールディングスへの転職実績が多数あり、転職希望者へのサポートノウハウが豊富
- サントリーホールディングス側からの信頼も厚く、非公開求人の充実につながっている。
doda|業界No.2・転職希望者に対する高い提案力
パソナキャリア|ここでしか取り扱っていないのでは、という独自の求人に強み


『リクルートエージェント』『
doda』は大手だからまずオススメってことですね。転職エージェントは何社登録してもタダですしね。そのうえで、いろんな担当者と意見交換できるわけですし。

(どーだ、どーなんだ。)
8.転職エージェントを上手に使いこなすには?

仕事観や人生設計含め、転職エージェントに対しては、本音トークを心がけましょう。
転職希望者にとって、転職は人生を賭けた勝負です。そのため、転職エージェントとは最初から本音トークを行いましょう。隠し事はもちろん遠慮して本音を伝えないと、後から「お互い時間の無駄」になってしまいます。転職エージェントから紹介された求人情報に断りを入れる際は、次につながる断り方をしましょう。
転職エージェントとの面談時、もしくはその後日、転職エージェントからあなたの希望に合うと思われる求人情報の紹介を受けます。その際、「うーん、この会社か、あんまりいい話聞かないな。。」とか「うーん、この会社にはすごく入りたいんだけど、この仕事はちょっとな。。」と思う時が必ず訪れるでしょう。その際は、転職エージェント側の気持ちを踏まえ、以下のように次につながる断り方をしましょう。- 断りを入れる前に、その求人情報が自分に合うと、どの点で判断したのか聞いてみる。そのうえで、自分の希望に合わない点を伝えたうえで断りを入れる。
- その会社で働いている(働いていた)知人や友人がいて、内情を聞いている限りどうしても興味が湧かない、と伝えたうえで断りを入れる。
- 理由を伝えることなく断りを入れる。
- 最初の対面時ではなく、後日メールでの紹介があった場合、そのメールを無視して返信しない。
転職エージェントから紹介された求人情報に興味を持った場合、その求人情報の背景を把握しましょう。
転職エージェントとの面談時、もしくはその後日、転職エージェントからあなたの希望に合うと思われる求人情報の紹介を受けます。その際、「お!これはぜひ受けてみたい!」という瞬間が訪れることがあるでしょう。その際は、転職エージェントに対して、あなたがその求人に興味を持っていることを伝えるとともに、併せて以下のように質問してみましょう。- なぜ中途社員が必要なのか(例、新しいポジションか、既存社員が辞めた埋め合わせか、業績向上による人員増強か、など)
- いつ頃から募集しているのか。
- 現時点で決まっていない理由は何なのか。
- 面接に受かる人にはどんな傾向があるのか。逆に落ちる場合はどんな傾向があるのか。
転職エージェントの担当者と合わない場合は、担当者変更を要求しましょう。
転職エージェントから求人情報の紹介が始まった後が一般的ですが、次のような場合は担当者に直接、担当者変更を依頼しましょう。- うまく付き合おうと努力を重ねたが、人間としての相性も含め自分とは合わない。
- 見当違いの企業ばかり紹介してくる。
- 求人情報について、担当者自身が詳細把握できていない。
- メール返信等、対応がとても遅い。
- (これは必須です!)これまでサポートしてもらった感謝の気持ちを伝える。
- 転職活動に慣れていないため不安が大きく、「他の担当者の意見も聞きたい」と伝える。要するに、その担当者に外れて欲しいのではなく、別の担当者の意見も聞きたいと伝える。
主導権は転職エージェントではなく、あなたにあることをしっかり肝に銘じましょう。
これが一番重要なのですが、転職エージェントと面談を行い、その後コミュニケーションを続けていく中で、あなた自身の気持ちや担当者との相性によって、「何のために転職活動をしているのか」よく分からなくなってしまう場合があります。
転職エージェントはあなたの味方なので、本音で接しつつ協力してもらうためにきちんとビジネスライクに付き合えば何の問題もないってことですね。

(お頼み申します!)

サントリーホールディングスの攻略がんばりましょう!

(ごちそうさまでした!)