中途採用で、東京海上日動に転職したい、と考えている方は多いかと思います。損害保険業界では大手で、大学新卒の就職活動では昔から人気企業です。
このページでは、東京海上日動への転職について、どうしたら正確な情報を得られるか、そのうえで転職したいと思ったらどう対処すべきか、現役エージェントの知見から、東京海上日動への転職について触れたいと思います。
ちゅうちゅう

新卒向けの内容は省き、完全に転職者・中途入社社員に特化した内容です。読んで損はないはずです。

リアルリアル

(東京海上日動。うおォンうおォン。)

東京海上日動の転職難易度は職種により異なります。総合職の場合、応募資格は大卒以上(短大含む)で職種・業界未経験大歓迎となっており、第二新卒など経験が浅い方でも挑戦しやすいと言えます。創業以来、140年にわたって営業や損害サービスといった第一線の職種でキャリア採用を行ってこなかった東京海日動ですが、2019年からキャリア採用をスタートさせ、人材の多様化を図っています。
このように総合職の転職難易度は低めですが、知名度もあり人気の高い企業ですので、応募倍率はかなりのものになると予想されます。まずは書類選考を通過しなければ先に進めませんので、応募書類の作成に不安がある方は転職エージェントに相談することをおすすめします。
デジタル部門に関しては、転職難易度は高いと言えます。3~5年以上の業務経験やリーダー経験、専門知識が必要とされます。

2.東京海上日動への転職についての所見まとめ

次章以降で詳細について触れますが、東京海上日動への転職についての所見をまとめます。

転職を考える際、押さえるべき東京海上日動の特徴

  • 海外展開を積極的に行う、保険業界のリーディングカンパニー。
  • チームで働く文化があり、大規模災害時は社内一体感が素晴らしい。
  • 住宅補助や持ち株奨励金など福利厚生が充実している。
  • 総合職、エリア総合職、デジタル部門の求人がある。
  • 総合職では異業種の知見から新しい価値観を、デジタル部門では特定ドメインの深い知識や経験を求めている。
  • 柔軟な働き方ができる環境が整備されている。
  • 業界の中ではトップクラスの年収。

東京海上日動へ転職するために、押さえておくべきポイント

  • エリア型とグローバル型で給料や待遇がかなり違うようなので、注意が必要。
  • 一般に公開されていない求人を知るためにも、転職エージェントを使うのがおすすめ。

3.東京海上日動ってどんな会社?

項目 内容
会社名 東京海上日動火災保険株式会社
代表者 取締役社長 広瀬 伸一
本店所在地 東京都千代田区大手町二丁目6番4号
創業 1879年(明治12年)8月
資本金 1,019億円
主な事業内容 損害保険業、損害保険業に係る業務の代理・事務の代行、確定拠出年金の運営管理業務、自動車損害賠償保障事業委託業務など。
従業員数 16,645名(2023年3月31日現在)

事業内容

2004年、東京海上保険と日動火災保険が合併し、東京海上日動火災保険株式会社が誕生しました。東京海上日動は非常に多くの保険商品を取り扱っており、様々なニーズに対応できるようになっています。個人では、自動車・レジャー・旅行・住まい・ケガなどの保険、法人では、企業財産・賠償責任・工事・従業員の労災・船舶や運送の保険など、多様な保険商品があります。

今後の事業展開

東京海上日動は2021年度からスタートさせた中期経営計画の中で、自然災害や介護・医療の負担増加などの社会課題解決に向けて、以下のような戦略を打ち出しています。
  • 商品・サービス、マーケティング、社内共通プロセスなど様々な業務領域においてデジタル技術を徹底的に活用し、新たな価値を創造し顧客に提供する。
  • 革新的な商品を生損一体で提供することで、健康寿命や資産寿命の延伸といった社会課題の解決に貢献し、自身も利益成長を加速していく。
  • 火災保険の料率改定に加え、商品の見直しやアンダーライティング(保険引受)の強化等により災害に強い社会づくりに貢献しながら、資本コスト相当の収益性を確保していく。

海外展開

東京海上の創業時から海外展開を行っており、その歴史は140年以上になります。2008年以降は大型M&Aを通じて欧米ビジネスを更に拡大し、地理的・事業的にリスクを分散させることでグループのリスク量を適切にコントロールし、持続的な成長を遂げています。現在は46ヶ国932の地域に海外拠点を持ち、事業利益の5割超が海外によるものとなっています。今後も最適なポートフォリオの実現に向けて、更なる地域・事業分散を図るとしています。

4.東京海上日動の現役社員・元社員からの評判は?(口コミ)

東京海上日動の口コミや内部情報について、転職口コミサイトのOpenWorkenライトハウス転職会議キャリコネを参考に紹介します。新卒入社と中途入社では当然差があることを踏まえ、中途入社した人のみの内部情報です。
項目 コメント
給与・福利厚生
  • 業界の中ではトップクラスの年収。
  • 年収におけるボーナスの割合が高い。
  • グローバル型とエリア型の給与の差が大きい。
  • 住宅補助や持ち株奨励金など福利厚生が充実。
ワークライフバランス
  • 有休や長期休暇が取りやすい。
  • 産休育休制度が充実していて女性が働きやすい環境。
  • 時差出勤が可能で、急な用事でも困らない。
  • 近年、自然災害が多く残業が多い。
社風
  • 支店ごとのカラーがある。
  • 基本的に真面目で勉強家の人が多い。
  • 創造性を発揮できる自由闊達な風土。
  • 助け合いの文化が根付いている。
成長機会・キャリア開発
  • 育成制度、OJTがしっかりしている。
  • 自分でキャリアビジョンを会社に示す必要がある。
  • 新しい仕事に若手をアサインしようとする風土がある。
  • 個人の頑張りがものを言う世界。
入社後のギャップ
  • 大規模災害時の社内一体感が想像以上に素晴らしい。
  • 学歴重視である。
  • 思ったより多忙。
  • 強めの縦社会だった。
退職検討理由
  • リモートワークに理解のない上司がいる。
  • 一人当たりの業務量が多い。
  • エリア型とグローバル型で給料の格差が大きい。
  • 今後、実力が伴わない女性上司が増えていくと思ったから。
ワークスタイル
  • 在宅勤務(テレワーク/リモートワーク)が可能。
  • 時短勤務制度が充実している。
  • 「スーパーマイセレクト制度」がある。
  • 「リモートJOBリクエスト」がある。

給与・福利厚生

給与は同業他社より多く、特に賞与の割合が大きいようです。賞与は年により増減が大きく、自然災害が多いと保険金の支払いが多くなって業績が悪くなり、ボーナスに響くようです。また、業務内容がほぼ同じなのに、全国転勤型と地域限定型社員で給与差が大きいという声が複数ありました。
福利厚生は、住宅補助や持ち株奨励金、団体保険など非常に充実しているという意見が多くありました。

ワークライフバランス

営業の方ではワークライフバランスは取りやすいという意見が多くありましたが、業務量が多く、割り切らないと残業が多くなってしまうという意見も一部ありました。休暇は取りやすい雰囲気があり、有休以外にも特別連休が年間10日間あるようです。仕事のオン・オフがはっきりしていて働きやすいという声もありました。

社風

上昇志向があり、皆が前向きに仕事に取り組んでいる印象だという声がありました。チームで動く文化、助け合いの文化もあるようです。入社してみると波長の合う人が多く、採用時に一定の基準を持って選別されていると感じるという口コミもありました。その他、グローバル職、エリア職、支店ごとに社風が異なるという意見もありました。

成長機会・キャリア開発

アドバイスしてくれる上司や意見を交換し合える仲間はいますが、個人に委ねられている部分が大きく、常に勉強し上を目指していくことで成長できるようです。若手にもどんどん仕事を任せてくれる風土があるので、やる気があれば成長していけるという意見もありました。また、キャリア採用に関しては歴史が浅い為、人事が努力してキャリア開発の道筋を作っている最中であるという声も見られました。

入社後のギャップ

仕事内容は泥臭くハードである、業務量が多い、思ったよりストレスがかかる等の意見がありました。事故対応などはナイーブな内容が多く、相手方も様々である為、精神的に負荷がかかることもあるようです。また、想像以上に高度な処理能力が多岐に渡り求められるため、ついていけない人はあっという間にいなくなるという意見もありました。

退職検討理由

業務量が多くなっているが、残業をよしとしない環境なので仕事が溜まっていき、負担を感じて退職検討するようになったという声がありました。分からないことは周りに聞くより自分で調べる文化があり、誰にも頼れないことが負担になることもあるようです。また、周囲のレベルの高さについていけず挫折したという意見もありました。

ワークスタイル

コロナ禍以降、在宅勤務(テレワーク/リモートワーク)が主流となっている部署も多いようです。上司によっては推奨していない場合もあるようなので注意が必要です。また、午前5時から午後10時までの範囲内で自由に勤務時間を選択できる「スーパーマイセレクト制度」があり、突発的な用事にも対応できて働きやすいという意見がありました。その他、リモートワークをフル活用することで居住地に関係なく、本店コーポレート部門に異動して多様な業務に従事できる「リモートJOBリクエスト」などがあり、柔軟な働き方ができる環境が整備されているようです。
ちゅうちゅう

福利厚生は非常に充実しているようです。上昇志向があり、優秀な社員が多いようですね。

リアルリアル

(考えるな。感じるんだ。)

5.東京海上日動は、転職者に対してどんな人材を求めている?

募集職種

中途採用で募集中の職種は、総合職(営業、損害サービス)、エリア総合職(営業、損害サービス)、デジタル部門(モビリティ戦略企画・開発、新規事業経営企画・管理など)があります。総合職の入社時期は4月と10月の年2回となっています。大卒以上が応募資格となっており、業界経験は不問です。デジタル部門は3~5年以上の職種相応の業務経験が必要です。

求める人材

東京海上日動採用ページには、人事部の想いとして以下のメッセージが寄せられています。

変化の激しい時代に損害保険の次代の使命に応えるため、「様々な社会的課題を解決してこの世の中を良くしたいという志をもち、真の変革に挑める方」「自ら考えて発信し、行動できる方」「失敗しても立ち上がっていける方」を求めています。新しい価値観・視点を当社に持ち込んでいただき、社内の様々な部署で化学反応を起こしてほしいと本気で願っています。

  • 新卒主軸戦略からの脱却を図っており、従来の枠を超えた新しい知恵・刺激をもたらしてくれる人材が不可欠と考えている。
  • 他業種で得た知見から、新しい価値観や視点が持ち込まれることを期待している。
  • デジタル部門では、特定ドメインの深い知識や経験、リーダー経験が必要とされる。
東京海上日動の採用情報ページには、社員インタビューや部門紹介などが載っています。どこの部署の社員が、日頃何を考え、どのように仕事に取り組んでいるのか、人間性も含め感じることができるでしょう。あなたが興味のある事業に取り組む社員の方の意見は、書類・面接対策においても必ず目を通しておきましょう。

給料(年収)

平均年間給与:863万円(2023年3月31日現在)
平均年齢:42.3歳(2023年3月31日現在)
平均勤続年数:12.7年(2023年3月31日現在))

労働時間

平均残業時間:28~31時間/月
役職に応じて残業時間の上限が決まっているので過度な残業はないようですが、人や担当業務による振れ幅が大きいという意見が見られました。また、災害が起こると急な出勤となり、業務量が増えることもあるようです。その他、メイン業務以外に社内向け業務(各種プロジェクト、人材育成等)が多く、残業時間が長くなるという声もありました。
ちゅうちゅう

他業種で得た知見から、新しい価値観が持ち込まれることを望んでいるようですね。総合職は応募期間が決まっているので注意が必要です。

リアルリアル

(いいじゃないか。)

6.東京海上日動の求人情報にはどんな傾向がある?

転職サイトを各種調べたところ、総合職、エリア総合職、損害サービス主任、デジタルマーケティング、モビリティ戦略企画などの求人がありました。その求人を調べると、以下の傾向があります。
  • 総合職、エリア総合職は大卒以上であれば業界未経験者を歓迎している。
  • 損害サービス主任はほとんどが契約社員の募集となっており、普通自動車免許が必須条件。
  • デジタルマーケティングなどの職種では、大企業でのマネジメント経験などが望まれる。
ただ、これはあくまで一般に公開されている求人であり、非公開の求人というものがある可能性があります。
例えば、転職エージェントのdodaの場合、非公開求人が公開求人の3倍以上の規模に上るため、doda非公開求人の方には他の技術系・事務系職種も含まれている可能性があります。
ちゅうちゅう

いくつかの職種で求人があるようですが、隠れ求人の存在は気になるところです。

リアルリアル

(いわゆる裏メニューってやつか。悪くない。)

7.東京海上日動の選考対策

東京海上日動の選考ステップや経験者の口コミについて、転職口コミサイトのワンキャリアプラスOpenWorkを参考に紹介します。
東京海上日動の面接では、総合職の場合は人柄を重視しているようです。業界・職種未経験でも積極採用を行っており、これまでに得たスキルよりはどのような人物かを主に見ているようです。幼少期からひたすら深掘りされるという口コミが複数あったので、自己分析を念入りに行いましょう。また中途採用でも、新卒採用で行われているコンピテンシー面接が行われているようです。経験談をストーリーとして簡潔に話せるよう準備しておきましょう。
デジタル部門で必要とされるのは即戦力であり、面接でも経験やスキルの確認が中心となります。現職での具体的な成果や保有スキルの棚卸をしておくと良いと思います。

選考ステップ

東京海上日動の選考ステップは、以下のように進みます。詳細に見ていきましょう。
  1. 応募・書類選考

  2. 1次面接(Web)

  3. 2次面接(Web)

  4. Web適性検査

  5. 最終面接(対面)

応募・書類選考

東京海上日動の応募方法は大まかに言って、公式サイトから直接自分で応募するか、転職サイト・転職エージェント経由で応募するか二通りの方法があります。口コミサイトを見ると企業からのスカウトで選考を受けた方もいるようなので、ビズリーチリクルートダイレクトスカウトのようなヘッドハンターが在籍するハイクラス向けの転職サービスに登録してオファーを待つという方法もおすすめです。
応募の入り口は大きく分けて、総合職、エリア総合職、デジタル部門の3種類です。総合職、エリア総合職の2つは入社時期が決まっているので、応募締め切りがあります。例えば、10月入社の場合は5月が応募締め切りとなっていたりする場合がありますので、ご注意ください。

1次面接(Web)

総合職、エリア総合職はWebで行われます。デジタル部門は各回の面接において、Web/対面のどちらも対応可となっています。1対1の面接で、現職の入社理由、転職理由、入社後に取り組みたい業務、仕事をする上で大切にしていることなどについて聞かれるようです。カジュアルな雰囲気でオーソドックスな質問が多く、そこまでの深掘りはないようです。新卒の面接で聞かれるような内容(長所・短所、学生時代はどんな人だったか、両親や友人について等)は、しっかりと答えられるようにしておいた方が良いという口コミもありました。

2次面接(Web)

2次面接も1次面接と同様の質問がされるようですが、特に生い立ちや内面に関する質問が多いようです。
実際に、以下のような質問がされたようです。
  • 人生で一番嫌だったことは何か。
  • 人生のターニングポイントを3つ挙げよ。
  • 友人や家族との関わり方。
  • 幼少期に頑張ったこと。
  • 挫折をどう乗り越えたか。
  • 周りの人にあなたのことを聞いたら何と言うと思うか。
  • 小学校・中学校・高校ではどんなポジションだったか。
  • ストレス対処法。
  • 困った時の対処法。
総合職に関しては、スキルよりも人柄重視のようです。「あなたの人生のターニングポイント3つと、その出来事でどう自分が変わったか教えてほしい」「友人はどんな人が多いか、どう関わっているか」など、一見仕事と関連がなさそうな内容を聞かれ、幼少期から現在までのことを深掘りされたという口コミがありました。自己分析は徹底的にやる必要があります。
一方で総合職以外の場合は、経験や能力に関する質問が中心であり、転職理由や人柄についての徹底的な深掘りはあまりないようです。

Web適性検査

総合職の選考では玉手箱が行われているようです。Web説明会で、参考書を1冊程度確認しておいてほしいとの説明を受けたという口コミがあったので、一通り確認しておきましょう。適性検査の結果は、最終面接の参考資料として使われるようです。デジタル部門も適性検査がありますが、口コミがなく何が実施されているのかは分かりませんでした。

最終面接

これまでの面接同様に、現職の業務内容やトラブルの乗り越え方、ストレス耐性に関する質問などがされるようです。また、今までの経験を入社後にどう活かすか、将来のキャリアプランをどう考えているかなど、入社した後に何が出来るかに焦点を当てた質問が多いようです。自分の未来と会社の未来をリンクさせ、どのような将来を描いているか具体的に言葉で伝えられると良いという口コミもありました。

選考の口コミ

代理店営業

自分自身の評価と他人からの評価を理解しておく必要があると思う。

法人営業

自己分析がとても重要。学生時代を含め、自身が行ってきた選択の理由、背景、その時の感情、その経験から学んだことなどを重点的に質問された。

法人営業

人柄やストレス耐性が重視された。

内部監査

落とすための面接という感じはせず、こちらの想いと会社のニーズを擦り合わせるにはどうすべきかという観点で面接が進んだ。

東京海上日動の面接は、カジュアルなものであるようです。最終面接は緊張感があった、穏やかな中にもピリピリした雰囲気を感じたという声もありましたが、全体的によく話を聞いてくれ、どのような生い立ちでどのような人柄なのかを深く見てくれる面接のようなので、飾らず正直に答える方が好印象です。

8.東京海上日動への転職を成功させるには?

ここまで読んで、東京海上日動への転職意欲は高まりましたか?

東京海上日動に転職する方法で一番おすすめしたいのは、転職エージェントの活用です。

※転職エージェントとは?
「エージェント」というのは、いわゆる「代理人」です。転職エージェントは、転職希望者と中途採用の求人を出している企業とをつなげるのが役割です。転職エージェントは、採用が成功した場合に企業から手数料がもらえるので、転職希望者からはお金をもらいません。そのため無料で利用できるサービスです。これらのサービスは、サイト上で登録をすると転職エージェントの方から面談の誘いがメールで来ます。そのうえで日程を調整してその転職エージェントの企業に訪問し、面談を行います。面談では、「具体的に転職を考えているのか」「なぜ今の会社を辞めようと思っているのか」「どういった会社に移りたいと思っているのか」というような質問があり、それに答えていくかたちになります。転職エージェントに登録する転職希望者は、「一刻も早く転職したい」という人もいれば、「特にまだ転職は考えていないが、良い求人があれば転職したい」など様々な思いを抱いています。そのため、面談で「具体的に転職を考えているのか」という質問に対して、「今は情報収集している段階です。」と答えても、まずイヤな顔はされないと思って大丈夫です。
では、東京海上日動に転職する場合に転職エージェントを活用すべき理由ですが、以下4点です。
  • 一般には公開されていない、東京海上日動の求人情報について入手できる可能性がある。
  • 書類選考・面接について、東京海上日動に特化した対策を行ってもらえる。
  • 年収など、求人企業との待遇面の交渉について代行してもらえる。
  • 転職後に実際に配属される部署の実態について、詳しい情報を教えてもらえる。

一般には公開されていない、東京海上日動の求人情報について入手できる可能性がある。

例えばdodaの場合、サイト上で公開されている求人の3倍以上もの非公開求人を取り扱っています。

※転職エージェントはなぜ全ての求人を公開しないのか?
転職エージェントは全ての求人を公開しない、というよりは公開できないのです。これはなぜかと言うと、企業は人ありきとよく言われますが、あくまでビジネスあってこその人と言うこともできます。要するに、既存ビジネスの強化・新規ビジネスの創出を行うために人が必要なのです。そのため、特に新規ビジネスについては、開始する前、もしくは開始して間もなくは他社にそのことを知られたくありません。中途採用の募集を行ううえでも、自社のサイトはもちろん、転職サイトにもその情報を載せたくないのです。そうすると、転職エージェントにそのような中途採用求人が集まることになります。なぜ転職エージェントなのかと言うと、転職希望者個人と対面する必要があり、情報をオープンにする必要が無いからです。ちなみに、公開されている求人と比べて、戦略的な採用という色が濃いため年収やポジションも好条件のものが多いのが一般的です。
転職エージェントの大手であればあるほど、東京海上日動の非公開求人も取り扱っています。
あなたのような転職希望者の適性に応じて提示してくれますし、適性に合う求人が無い場合でも、東京海上日動に対して適性に合う求人が無いか、あなたを売り込みに行ってくれることもあります。
そのため、東京海上日動のサイトや転職サイト・転職エージェントのサイト上の求人を見て、自分に合う求人が無い場合には、非公開で取り扱いが無いか、転職エージェントに尋ねてみることをおすすめします。

書類選考・面接について、東京海上日動に特化した対策を行ってもらえる。

転職エージェントは、過去に多くの転職希望者の転職を実現させているため、転職人気企業であればあるほど、その機会に多く携わっています。そのため、選考スタイルや選考プロセスについて熟知しており、ノウハウが豊富です。

どんな人なら受かって、どんな人なら落ちてしまうのか。面接でどういう質問がされ、それにどう答えれば受かり、落ちる場合は答え方がまずかったのか、答える内容自体が間違っていたのか。そのような過去実績に基づく膨大なデータを保有しています。
その根拠データやノウハウを用いて、東京海上日動の書類選考を突破するために、職務経歴書上でどんな内容をどんな風にアピールした方が良いのか、面接の段階では想定される複数の質問に対して、どう答えた方が良いのか、サポートしてもらえます
さらに、面接担当者にはどんな傾向があるのか(結論から論理立てて話すようにしないと、60分の面接でも30分で終わってしまうなど。。)、求人情報ではまず触れられるはずのない情報も持っているため、転職サイトや企業サイトから応募するよりも圧倒的に有利に進められます。
なお、これは意外だと思いますが、このように転職エージェントは転職人気企業ほどパイプが太いため、仮に採用企業側が面接であなたを落とすと判断した場合でも、掛け合ってくれて通過させてくれることもあったりします
基本的に、面接については終了後に転職エージェントに「面接終了しました。」と電話連絡を入れるステップがあります。その際、「おつかれさまでした。面接はいかがでした?」と面接の苦労を労ってもらえるとともに、「うまく答えられなかった質問はありましたか?」など丁寧にフォローを入れてくれます。その内容をもって、転職エージェントはあなたの代理となり、その後採用企業側にフォローを入れてくれるのです。
ただ、全ての転職エージェントがそういった対応を行ってくれるわけではありません。転職エージェントは良いところだけを選ぶようにしましょう

年収など、求人企業との待遇面の交渉について代行してもらえる。

転職するうえで、重要なものの1つは年収でないでしょうか。 年収については、残業の有無と同様に面接で質問することは難しいと思います。

「年収〇万円以上」「年収〇万円~〇万円」という求人情報がほとんどですが、転職エージェントは、転職希望者の適性と過去の転職成功者の適正をマッチングして、「この人なら年収〇万円だろう」などとあたりをつけます。そのうえで、最終面接、もしくはその後に企業から実際の金額について転職エージェントに連絡が入ります。
その段階で、前もってあなたが事前に伝えていた金額よりも低ければ企業側と交渉してくれます。さらに、もしあなたが事前に伝えていた額と同等であった場合でも、それより高くならないか、掛け合ってくれるのです。
これは直接応募ではまず不可能なことだと思うので、転職エージェントに頼りましょう。

転職後に実際に配属される部署の実態について、詳しい情報を教えてもらえる。

これまで見ていただいたとおり、会社自体の情報は事前に仕入れることができても、実際に配属される部署についての情報を仕入れることは不可能に近い、というか不可能でしょう。

一緒に働くうえで、その部署の上司・同僚のタイプや新卒中途・男女の比率、他の関連部署との力関係、会社の中での位置づけなど、事前に知っておくことに越したことはありません。転職エージェントはそういった情報も保有していますので、気になることはどんどん聞いてみましょう。
併せて、気になった会社については、いろいろ悪い口コミ情報などもネットなどで見かけることがあるでしょう。そういった口コミ情報が正しいのか、間違っているのかについても、聞いてみるのが良いでしょう。
ちゅうちゅう

そもそも自分に合った会社なのか、合う場合、受かるためにどうしたら良いか、転職エージェントを味方につけるのが効率的ですね。

リアルリアル

(う~ん、そうきたか。)

9.東京海上日動への転職で、おすすめの転職エージェントは?

転職エージェントは有名な会社だけでも10社近くあります。
実際相手にする担当者との相性含め、当たり外れが多いのが実際のところです。登録や面談の手間、日ごろの電話・メール対応も考えると、どの転職エージェントと付き合うかについては、失敗は許されないと言っても過言ではありません。
東京海上日動に転職するために登録すべき転職エージェントを、以下の観点で選びました。
  • 東京海上日動の求人について、取り扱い実績がある。
  • 東京海上日動への転職をサポートできるノウハウを持っている。
  • 東京海上日動以外の求人情報についても豊富に保有しており、そのような求人についても成功までサポートするノウハウを保有している。
これらの要素が全て当てはまる、具体的におすすめしたい転職エージェントは以下4社です。 登録自体は2~3分で済みます。無料なので費用面のリスクもありません。
登録すべきか 特徴
リクルートエージェント 業界最大手。東京海上日動への転職サポート実績多数。
doda 業界2番手。東京海上日動への転職サポート実績多数。提案力に強み。
ビズリーチ ダイレクトリクルーティングが活発で、職務経歴書が目につけば人事担当者が連絡してくる可能性あり。
特に『リクルートエージェント』『doda』の2社は登録を強くお勧めします。
ただ、この2社については最大手でもあり、他の転職希望者も多数抱えるため、対応スピードなどサポートに満足が行かない場合もあるかもしれません。それも踏まえ、『ビズリーチ』も登録しておく方が良いでしょう。
ちなみに、登録完了後、転職エージェントから連絡が来るタイミングはマチマチです。早いところもあれば遅いところもあります。一方で、登録する内容については転職エージェントによる違いはほとんど無く、同じ作業の繰り返しです。
そのため、登録するエージェントが決まったら、一気にまとめて登録してしまう方が効率的です。
各社の特徴は、以下のとおりです。

リクルートエージェント|業界最大手・求人企業からの圧倒的な信頼度

リクルートエージェント』は、リクルートが運営する業界No.1の転職エージェントです。
若手からベテランまで、幅広いユーザーの転職サポート実績があります。
業界最大手のため、東京海上日動への転職実績は多数あり、以下のメリットがあります。
  • 東京海上日動への転職実績が多数あり、転職希望者へのサポートノウハウが豊富
  • 東京海上日動側からの信頼も厚く、非公開求人の充実につながっている。
東京海上日動への転職に一番直結する転職エージェントと言えるでしょう。
リクルートエージェント公式サイトhttps://www.r-agent.com/

doda|業界No.2・転職希望者に対する高い提案力

doda

doda』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する業界No.2の転職エージェントです。
若手からベテランまで、幅広いユーザーの転職サポート実績があります。 非公開求人は8万件、登録者数は370万人の規模に上ります。 拠点は全国に10カ所(※)あります。 ※東京、札幌、仙台、横浜、名古屋、大阪、京都、兵庫、広島、福岡
おすすめの求人を紹介してくれる段階になると、結構絞って紹介してくれます。 また、求人企業とのやりとりは担当が別なので、求人について細かい質問をした時など、その場で回答をもらえないこともあります。当然後からきちんと回答はもらえますので、聞きたいことは遠慮せずに聞いておくべきです。
転職希望者のニーズを掘り下げてくれるため、面談時間も2時間ぐらい見ておいた方が良いでしょう。
doda公式サイトhttp://doda.jp/

ビズリーチ|企業の採用担当者からダイレクトリクルーティングに強み

ビズリーチ』は、人材系ベンチャーのビズリーチが運営する転職支援サービスです。
特徴的なのは、ダイレクトリクルーティングという概念を日本にもたらした第一人者的な存在というところです。数多くの転職希望者のデータを求人企業に公開、転職エージェントなどを通さずに企業側が直接転職希望者にアプローチできる、画期的な取り組みです。この方法を取り入れる企業は拡大する一方のようです。なお、ダイレクトリクルーティングだけではなく、多数のヘッドハンターも利用するサービスのため、転職エージェントとは違う角度で求人を入手できる機会も望めるサービスです。
ビズリーチ公式サイト https://www.bizreach.jp/
ちゅうちゅう

リクルートエージェント』『doda』は大手だからまずオススメってことですね。転職エージェントは何社登録してもタダですしね。そのうえで、いろんな担当者と意見交換できるわけですし。

リアルリアル

どーだ、どーなんだ。)

10.転職エージェントを上手に使いこなすには?

ここからは、実際に『リクルートエージェント』『doda』『ビズリーチ』のいずれか、もしくは全て登録完了した後の話になります。
転職エージェントの担当者から、面談の誘いについての連絡が入ります。その後面談を行うわけですが、そこからの注意点をお伝えします。

仕事観や人生設計含め、転職エージェントに対しては、本音トークを心がけましょう。

転職希望者にとって、転職は人生を賭けた勝負です。そのため、転職エージェントとは最初から本音トークを行いましょう。隠し事はもちろん遠慮して本音を伝えないと、後から「お互い時間の無駄」になってしまいます。
求人企業との面接とは違い、転職エージェントは橋渡し役の立場になるため、「どんな会社を受けたいのか、どんな会社は受けたくないのか」「どんな仕事がしたいのか、どんな仕事はやりたくないのか」この辺は遠慮なく伝えてください。
言ってしまえば、転職エージェントにとって、転職希望者は「商品」という位置付けです。そのため、転職希望者がどんな人間なのか?もちろん初対面ですから知らないわけで、それを知ることによって、提示される求人の精度が高まります。あなたにとっても、求める求人情報以外は提示されたくないと思いますので、遠慮なく最初に本音を伝えておきましょう。
また、複数の転職エージェントを利用する場合、その旨も先に伝えておきましょう。そうすることで、他の転職エージェントに勝つために、あなたへの対応優先度が上がる可能性があります。

転職エージェントから紹介された求人情報に断りを入れる際は、次につながる断り方をしましょう。

転職エージェントとの面談時、もしくはその後日、転職エージェントからあなたの希望に合うと思われる求人情報の紹介を受けます。その際、「うーん、この会社か、あんまりいい話聞かないな。。」とか「うーん、この会社にはすごく入りたいんだけど、この仕事はちょっとな。。」と思う時が必ず訪れるでしょう。その際は、転職エージェント側の気持ちを踏まえ、以下のように次につながる断り方をしましょう。
  • 断りを入れる前に、その求人情報が自分に合うと、どの点で判断したのか聞いてみる。そのうえで、自分の希望に合わない点を伝えたうえで断りを入れる。
  • その会社で働いている(働いていた)知人や友人がいて、内情を聞いている限りどうしても興味が湧かない、と伝えたうえで断りを入れる。
※「ネット上での口コミを見て興味が持てない」というのは、現実性に乏しく、あまりおすすめできません。ただ、その際はその口コミ内容を伝えたうえで、実際はどうなのか聞いてみると良いでしょう。また、転職エージェントの担当者によっては、「口コミサイトは当てにならないし、見ない方がいいですよ。」とあなたに言ってくる場合もあります。そういった担当者に当たった場合は、担当者を変更してもらうことも視野に入れたうえで興味が湧かず断りたい、と意思を表示しましょう。
逆に、以下のような断り方はやめましょう
  • 理由を伝えることなく断りを入れる。
  • 最初の対面時ではなく、後日メールでの紹介があった場合、そのメールを無視して返信しない。
このような対応を行うと、その後紹介される求人がガクっと減ってしまうなど、担当者にとってのあなたの対応優先度が低くなってしまい損につながります。

転職エージェントから紹介された求人情報に興味を持った場合、その求人情報の背景を把握しましょう。

転職エージェントとの面談時、もしくはその後日、転職エージェントからあなたの希望に合うと思われる求人情報の紹介を受けます。その際、「お!これはぜひ受けてみたい!」という瞬間が訪れることがあるでしょう。その際は、転職エージェントに対して、あなたがその求人に興味を持っていることを伝えるとともに、併せて以下のように質問してみましょう。
  • なぜ中途社員が必要なのか(例、新しいポジションか、既存社員が辞めた埋め合わせか、業績向上による人員増強か、など)
  • いつ頃から募集しているのか。
  • 現時点で決まっていない理由は何なのか。
  • 面接に受かる人にはどんな傾向があるのか。逆に落ちる場合はどんな傾向があるのか。
このような確認を行い、得られた情報を書類選考・面接対策に反映することで、あなたの転職成功確率が高まることでしょう。

転職エージェントの担当者と合わない場合は、担当者変更を要求しましょう。

転職エージェントから求人情報の紹介が始まった後が一般的ですが、次のような場合は担当者に直接、担当者変更を依頼しましょう。
  • うまく付き合おうと努力を重ねたが、人間としての相性も含め自分とは合わない。
  • 見当違いの企業ばかり紹介してくる。
  • 求人情報について、担当者自身が詳細把握できていない。
  • メール返信等、対応がとても遅い。
転職エージェントにとっても、避けたいのはあなたが他の転職エージェントに逃げてしまうことです。そのため、その担当者に対して、思い切って担当者変更を依頼しましょう。
その際、注意点は以下のとおりです。
  • (これは必須です!)これまでサポートしてもらった感謝の気持ちを伝える。
  • 転職活動に慣れていないため不安が大きく、「他の担当者の意見も聞きたい」と伝える。要するに、その担当者に外れて欲しいのではなく、別の担当者の意見も聞きたいと伝える。
このように依頼すれば、悪い印象を与えることなく、スムーズな担当者変更につながるはずです。

主導権は転職エージェントではなく、あなたにあることをしっかり肝に銘じましょう。

これが一番重要なのですが、転職エージェントと面談を行い、その後コミュニケーションを続けていく中で、あなた自身の気持ちや担当者との相性によって、「何のために転職活動をしているのか」よく分からなくなってしまう場合があります。
転職エージェントは転職のプロとして、あなたと対等の立場で接してくることが多いです。ただ、中には「どんどん応募しないといつまでも決まりませんよ。多少希望と違ったとしても、まずは受けてみましょう」など、とにかく数をこなすよう促される場合もあります。
その際、転職エージェントに振り回されることなど決して無いよう「主導権は自分にある」ということを肝に銘じましょう「転職エージェントと上手に付き合う」というのは、「転職エージェントを上手に使いこなす」ということです。
決して高慢な態度を出してはいけませんが、「この転職希望者にはぜひ成功して欲しい!しっかり協力しよう!」と、気持ち良く仕事をしてもらうようにしましょう。担当者もあなたと同じ人間です。「最低限のビジネスマナーを守る」「約束は守る、できない約束はしない」「なるべく早めの対応を心がける」など、普段の仕事と同様の感覚で接しておけば間違いないと言えるでしょう。
ちゅうちゅう

転職エージェントはあなたの味方なので、本音で接しつつ協力してもらうためにきちんとビジネスライクに付き合えば何の問題もないってことですね。

リアルリアル

(お頼み申します!)

ここまで読んでいただいた、あなたに
東京海上日動への転職について、必要な情報は全て提示しました。
転職人気企業ですが、部署によっては激務だったりと、部署単位で満足度が異なる企業という側面もあります。会社としてだけで判断するのではなく、実際どんな環境で働くのか、部署レベルまで落とし込んだ情報収集を行い、そのうえでチャレンジしてみることを強くおすすめします。
東京海上日動への転職に成功するために抽出した転職エージェント
転職が実現した後、どんな人生を描けるかが本当の勝負です。
「この会社に転職してみて、確かに大変なところもあるけど、それはある程度事前に知っていたことだ。決めたのは自分なんだから頑張って続けよう。」
そういった転職が実現できるよう、少しでも力になれましたら光栄です。
ちゅうちゅう

東京海上日動の攻略がんばりましょう!

リアルリアル

(ごちそうさまでした!)