中途採用で、ヤフーに転職したい、と考えている方は多いかと思います。パソコンのトップページや検索エンジンを展開する会社で、もはや知らない人はいませんね。
転職するために、「本当に大丈夫なのか?」と情報を探してみても、転職サイトやその企業のサイトには表向きの情報しか無いのは間違いありません。また、最近口コミ系のサイトが流行っていますが、それを見てみたとしても、そのサイト自体に登録するためのハードルもあり、登録したとしても情報量が膨大で見るのも大変です。結果、本当に転職して大丈夫なのか?と思ってしまうでしょう。
その一方で、この方法なら失敗しないという唯一無二のやり方が、単純ですがあります。
このページでは、ヤフーへの転職について、どうしたら正確な情報を得られるか、そのうえで転職したいと思ったらどう対処すべきか、現役エージェントの知見から、ヤフーへの転職について触れたいと思います。
このページを読んでいただければ、ヤフーへの転職についての情報は一通り揃っているかと思います。あなたがヤフーに転職すべきかの判断材料になり、さらに転職したいと思った場合、ヤフーに理想の転職が実現できる可能性が高まるはずです。
ちゅうちゅう

ヤフーに転職したい方向けの記事です。ちょっと長いですが、読んで損はないはずです。

リアルリアル

(ヤフー。うおォンうおォン。)

次章以降で詳細について触れますが、ヤフーへの転職についての所見をまとめます。

転職を考える際、押さえるべきヤフーの特徴

  • 国内トップのポータルサイト「Yahoo!Japan」を運営する大手IT企業。
  • 細分化された求人で、スキル・経験を重視(経験年数は問わない)。
  • 募集中の職種は幅広いが、特にエンジニアが多い。
  • 勤務形態に融通が利き、働きやすい環境、福利厚生も手厚い。
  • フレックス、時短、オフィス外勤務など女性が働きやすい職場。
  • 残業時間は厳しく管理されており長くはないが、部署によって違いあり。
  • 実力次第では大幅な昇給も期待できる。

ヤフーへ転職するために、押さえておくべきポイント

  • 学歴不問だが、職種により細かい必須要件があるため注意が必要。
  • 一般に公開されていない求人を知るためにも、転職エージェントを使うのがおすすめ。

2.ヤフーってどんな会社?

項目 内容
会社名 ヤフー株式会社Yahoo Japan Corporation
代表取締役 川邊 健太郎
本社所在地 東京都千代田区紀尾井町1-3 東京ガーデンテラス紀尾井町 紀尾井タワー
創立 1996年1月31日
資本金 8,930百万円(2018年9月30日)
主な事業内容

インターネット上の広告事業、イーコマース事業、会員サービス事業 など

従業員数 6,611人(2018年9月30日)

事業内容

米ヤフーとソフトバンクの合弁で設立されたヤフーの日本法人で、国内インターネット市場最大級の利用者数を有しています。トップページや「Yahoo!ニュース」などメディアサービスの集客を利用して展開する広告サービスや、「ヤフオク!」、「Yahoo!ショッピング」などのeコマース関連サービス、「Yahoo!プレミアム」などの会員向けサービス、「Yahoo!ウォレット」「Yahoo!カード」などの決済関連サービスを提供しています。

今後の事業展開

ヤフーは今後、以下の3つの分野に積極的に投資し、それぞれでNo.1を目指すとしています。
  • eコマース(物販)取扱高No.1
  • インターネット広告売上収益No.1
  • モバイルペイメント取扱高No.1
特にeコマース事業は大きく成長しており、さらに従来のサービスの質を高めていく、としています。また、約4000万人の「Yahoo!ウォレット」利用者を強みとして、モバイルペイメント取扱高を上げていくとしています。

データフォレスト構想(ビッグデータ利用による企業支援)

ヤフーには、100を超えるサービスから生み出される多種多量のデータがあり、これを社外のデータと組み合わせることで、日本中の様々な課題解決につなげていきたいという構想があります。この考えのもと、2019年度の事業化を目指して「データフォレスト構想」を推進していく、としています。質の高いビッグデータ解析から得られるコンテンツの最適化はヤフーならではの技術であり、データフォレスト構想は今後の大切な事業展開となっていくと思われます。

3.ヤフーは、転職者に対してどんな人材を求めている?

募集職種

募集職種は、エンジニア、デザイナー、ビジネスデベロップメントなど多岐にわたっています。現時点では幅広い職種で募集しているようです。
ヤフーは、2016年10月3日より「新卒一括採用」を廃止し、新卒、既卒、第二新卒など経歴に関わらず30歳以下の方であれば応募できる「ポテンシャル採用」を新設し、通年採用を行っています。業務経験のある方は「キャリア採用」からエントリーすることができます。拠点としては、東京、大阪、名古屋、福岡、八戸などがあり、勤務地別の求人があります。

求める人材

ヤフー採用ページの社長メッセージとして、以下のことが記されています。

『私たちは、情報技術で人々や社会の課題を解決してきました。そして、インターネットの力で日本を希望あふれる社会に変えていくというビジョン「UPDATE JAPAN」に共感してくれる方と一緒に働きたいと考えています。その中で、重視している行動指針の1つが、「圧倒的当事者意識」です。

「実は気づいていた」「思っていた」などと、後から言うのは簡単です。しかし、そう思った自分は「当事者として何をしたのか」こそが重要なのです。たとえ解決できなかったとしても、そのプロセスから自分は何を学んだのか。「圧倒的当事者意識」をもって課題解決にあたるというのは、そういうことなのです。』

 

ポテンシャル採用では、「ヤフーに入社したい」という気持ちを尊重し、ポテンシャルを重視した採用を行っているようです。また「課題解決」能力を重視しており、課題解決のために常に思考し続けることができる人材が求められているようです。キャリア採用では、学歴不問としながら必要とされる業務経験が詳細に示されています。つまり、実力があればこれまでの経験を活かして転職するチャンスがあるとも言えそうです。
ヤフーの採用ページには社員のインタビューなども職種別に載っており、転職へのヒントとなるかもしれません。どこの部署の社員が、日頃何を考え、どのように仕事に取り組んでいるのか、人間性も含め感じることができるでしょう。あなたが興味のある事業に取り組む社員の方の意見は、書類・面接対策においても必ず目を通しておきましょう。

給料(年収)

平均年間給与:766.8万円(2018年3月期の有価証券報告書による) 
平均年齢:35.6歳(2017年9月30日時点)
平均勤続年数:6.3年(2017年3月31日時点)

労働時間

平均残業時間:20~30時間/月
多くの部署で10時―15時のフレックスタイムを実施しており、柔軟な勤務形態が取れるようです。年間の休日も多く、有給休暇が大変取りやすい社風のようです。また、一ケ月に5回、「どこでもオフィス」という制度があり、出社せずに働くことができます。残業時間は基本的に月45時間までと定められており、オーバーしないよう厳しく管理されているようです。
ちゅうちゅう

学歴に関係なく、「課題解決」能力を持った実力のある方を積極的に採用していく考えのようです。残業時間は常識の範囲内のようですね。

リアルリアル

(いいじゃないか。)

4.ヤフーの求人情報にはどんな傾向がある?

転職サイトを各種調べたところ、エンジニア、ストアアドバイザー、カスタマーサポート、事業企画、マーケティング、営業など様々な職種の求人がありました。その求人を調べると、以下の傾向があります。
  • 幅広い職種で募集があるが、エンジニアが多い。(デザイナーは少ない)
  • 学歴は不問だが、職種により必須要件は細かく決められている。
  • 募集が細分化されている。
ヤフーの求人の特徴はやはり、エンジニアであっても学歴不問なところです。他企業はエンジニア系は大学以上という条件があるものが多いです。ヤフーは、業務経験と実力さえあれば誰にでもチャンスがありそうですね。
ただ、これはあくまで一般に公開されている求人であり、非公開の求人というものがある可能性があります。
例えば、転職エージェントのdodaの場合、非公開求人が公開求人の3倍以上の規模に上るため、doda非公開求人の方には他の技術系・事務系職種も含まれている可能性があります。

ちゅうちゅう

幅広い職種で募集があるようですが、隠れ求人の存在は気になるところです。

リアルリアル

(いわゆる裏メニューってやつか。悪くない。)

5.ヤフーの現役社員・元社員からの評判は?(口コミ)

口コミや内部情報を以下にまとめました。新卒入社と中途入社では当然差があることを踏まえ、中途入社した人のみの内部情報です。
※参照元:OpenWork、enライトハウス、転職会議、キャリコネ他

項目 コメント
給与・福利厚生
  • 非常に昇給がしやすくなっている。
  • 賞与の基本倍率も上がっており、全社的に社員の平均年収を増やそうとしている。
  • 大企業なので基本給の部分がよい。
  • 人工芝を敷いたオープンスペースや昼寝ができる畳スペースなど、リフレッシュできる設備が充実している。
  • 社食、カフェ、コンビニが社内にあるので、出社後は社内で必要なものは大体手に入る。
ワークライフバランス
  • フレックス制のコアタイムが10:00~15:00なので、勤務時間を調節できる。
  • オフィス外勤務が月5回可能な為、時間を有効に使える。
  • 非常に有休が取りやすい。
  • 在宅勤務制度の積極的利用なども会社として推進している。
社風
  • ベンチャー企業感はなく、日本の大企業的な感じ。
  • フリーアドレスやリモートワーク制度など、働きやすい環境。
  • 基本的に実力主義。
  • 風通しはよく、のんびり働きたい人にはおすすめ。
成長機会・キャリア開発
  • インターネット業界ではトップクラスであるため、仕事がダイナミック。
  • 仕事内容の幅が広く、異動のチャンスも多い。
  • 若くして、大きな案件や責任ある仕事を任せられることもある。
  • 複数のビジネスがある為、やりたいことを社外に求めず社内で勝ち取ることができる。
入社後のギャップ
  • ベンチャー気質はあまりない。
  • 新規事業を含め守りの傾向が強いため、新しいビジネス・新しい技術を導入してみたい人にはモチベーションの維持が難しい。
  • あまり奇抜なアイデアは歓迎されない傾向にある。
  • 想像より意外と堅い会社。
退職検討理由
  • 業界ではインフラ的なポジションにある為、新しいサービスの開発に腰が重い。
  • 社員が多く、問題が見えているのに改善できないことが多い。
  • 実力がある場合はどんどん給与が上がるが、そうでないと厳しい。
  • 部署ごとの雰囲気が違う為、配属された部署によりかなりの差がつく。
ワークスタイル
  • 「ほぼ完全テレワーク」を導入。
  • 在宅勤務(テレワーク/リモートワーク)の回数制限を撤廃。
  • フレックス勤務のコアタイムを廃止。
  • 最大月7,000円の手当を支給。

給与・福利厚生

見込み残業込みの給与が支給されるため、従業員にとっては有利な給与体系となっています。昇給額についてはメリハリがあり、優秀な人材であれば年額で100万円以上の昇給もあり得るようです。ボーナスが年間5か月分となっており、今後は会社として社員全員の平均年収を上げようと計画しているそうです。その反面、基本的に残業を良しとしない風土なので、残業代で稼ぎたい!という方には不向きかもしれません。
オフィス環境はよく、社食、カフェ、コンビニなどがあり社内でほぼ用事を済ませることが出来そうです。

ワークライフバランス

フレックス制で自由な働き方を実現でき、ワークバランスはかなり取りやすいといえます。コアタイムさえ勤務していればよく、自身の生活スタイルに合った働き方ができます。有給休暇も取りやすい環境で、皆さん計画的に取得し長期の旅行などへも行くとのことでした。育児取得率はほぼ100%で、出産を理由に退職した人はいないようです。フレックス勤務制度と時短勤務制度の併用、さらにオフィス外勤務制度を使いながら、かなり柔軟な働き方ができます。女性には優しい職場と言えるのではないでしょうか。

社風

意外と日本の大企業的雰囲気だった、という意見が多いです。大企業に入った安心感を得て、じっくりキャリアを積んでいきたい方にはうってつけかもしれません。逆に、どんどんキャリアアップ、スキルを伸ばしていきたい人には物足りない部分もあるかもしれません。風通しは比較的よく部門間を超えたまとまりがあり、上下関係なども特に多くないようです。

成長機会・キャリア開発

仕事内容の幅も広く、ジョブチェンジという社内異動制度がある為、色々な仕事や職場を経験したい人には良いようです。また、部署によっては経験がなくとも大きな裁量を持って仕事をすることができるという意見もあります。年齢によらず結果を出せばどんどん仕事を任せられる為、実力をつけるには良い環境という意見もありました。

入社後のギャップ

ベンチャー気質はあまりなく、堅実な姿勢であるという意見がかなり多いようです。新しく何かを作りたい、改革したいなどの気持ちを強く持って入社すると、モチベーションを保ちにくいかもしれません。また、社員には穏やかな人が多く、個人主義でがつがつした人は社風に合わないという意見も目につきました。

退職検討理由

福利厚生もよく働きやすい職場だが、保守的な社風に物足りなさを感じて退職したという意見がありました。また、大企業ゆえ、配属次第では手を動かしたい若手にとってはもどかしい思いをすることがあるかもしれないといった意見も目立ちました。職種によっては、入社時の給与はよいが昇給ペースが鈍いという意見もあります。キャリア採用の場合は、入社時に給与の交渉をしっかりやるべきと言えます。

ワークスタイル

ヤフーは2020年2月より段階的に、月5回を上限としていた在宅勤務(テレワーク/リモートワーク)の制限を解除し、社内外における会議や社内研修などの全てをオンラインで実施してきました。10月からは、95%程度の社員が自宅などの社外で働く「ほぼ完全テレワーク」を恒久的に導入することを決定しています。
また、在宅手当として1人につき月7,000円を支給し、午前10~午後3時としていた勤務のコアタイムも廃止、週末や深夜を除いていつでも働ける体制に移行するとしています。環境は既に整っている為、新しい時代に見合うフレキシブルな働き方が出来そうですね。
ちゅうちゅう

柔軟な勤務形態、充実した福利厚生など魅力的な部分が多い会社のようです。社内の風通しも良く、実力主義でありながら穏やかな雰囲気の職場なのかもしれませんね。

リアルリアル

(考えるな。感じるんだ。)

6.ヤフーへの転職を成功させるには?

ここまで読んで、ヤフーへの転職意欲は高まりましたか?

ヤフーに転職する方法で一番おすすめしたいのは、転職エージェントの活用です。

※転職エージェントとは?
「エージェント」というのは、いわゆる「代理人」です。転職エージェントは、転職希望者と中途採用の求人を出している企業とをつなげるのが役割です。転職エージェントは、採用が成功した場合に企業から手数料がもらえるので、転職希望者からはお金をもらいません。そのため無料で利用できるサービスです。これらのサービスは、サイト上で登録をすると転職エージェントの方から面談の誘いがメールで来ます。そのうえで日程を調整してその転職エージェントの企業に訪問し、面談を行います。面談では、「具体的に転職を考えているのか」「なぜ今の会社を辞めようと思っているのか」「どういった会社に移りたいと思っているのか」というような質問があり、それに答えていくかたちになります。転職エージェントに登録する転職希望者は、「一刻も早く転職したい」という人もいれば、「特にまだ転職は考えていないが、良い求人があれば転職したい」など様々な思いを抱いています。そのため、面談で「具体的に転職を考えているのか」という質問に対して、「今は情報収集している段階です。」と答えても、まずイヤな顔はされないと思って大丈夫です。
では、ヤフーに転職する場合に転職エージェントを活用すべき理由ですが、以下4点です。
  • 一般には公開されていない、ヤフーの求人情報について入手できる可能性がある。
  • 書類選考・面接について、ヤフーに特化した対策を行ってもらえる。
  • 年収など、求人企業との待遇面の交渉について代行してもらえる。
  • 転職後に実際に配属される部署の実態について、詳しい情報を教えてもらえる。

一般には公開されていない、ヤフーの求人情報について入手できる可能性がある。

例えばdodaの場合、サイト上で公開されている求人の3倍以上もの非公開求人を取り扱っています。

※転職エージェントはなぜ全ての求人を公開しないのか?
転職エージェントは全ての求人を公開しない、というよりは公開できないのです。これはなぜかと言うと、企業は人ありきとよく言われますが、あくまでビジネスあってこその人と言うこともできます。要するに、既存ビジネスの強化・新規ビジネスの創出を行うために人が必要なのです。そのため、特に新規ビジネスについては、開始する前、もしくは開始して間もなくは他社にそのことを知られたくありません。中途採用の募集を行ううえでも、自社のサイトはもちろん、転職サイトにもその情報を載せたくないのです。そうすると、転職エージェントにそのような中途採用求人が集まることになります。なぜ転職エージェントなのかと言うと、転職希望者個人と対面する必要があり、情報をオープンにする必要が無いからです。ちなみに、公開されている求人と比べて、戦略的な採用という色が濃いため年収やポジションも好条件のものが多いのが一般的です。
転職エージェントの大手であればあるほど、ヤフーの非公開求人も取り扱っています。
あなたのような転職希望者の適性に応じて提示してくれますし、適性に合う求人が無い場合でも、ヤフーに対して適性に合う求人が無いか、あなたを売り込みに行ってくれることもあります。
そのため、ヤフーのサイトや転職サイト・転職エージェントのサイト上の求人を見て、自分に合う求人が無い場合には、非公開で取り扱いが無いか、転職エージェントに尋ねてみることをおすすめします。

書類選考・面接について、ヤフーに特化した対策を行ってもらえる。

転職エージェントは、過去に多くの転職希望者の転職を実現させているため、転職人気企業であればあるほど、その機会に多く携わっています。そのため、選考スタイルや選考プロセスについて熟知しており、ノウハウが豊富です。

どんな人なら受かって、どんな人なら落ちてしまうのか。面接でどういう質問がされ、それにどう答えれば受かり、落ちる場合は答え方がまずかったのか、答える内容自体が間違っていたのか。そのような過去実績に基づく膨大なデータを保有しています。
その根拠データやノウハウを用いて、ヤフーの書類選考を突破するために、職務経歴書上でどんな内容をどんな風にアピールした方が良いのか、面接の段階では想定される複数の質問に対して、どう答えた方が良いのか、サポートしてもらえます
さらに、面接担当者にはどんな傾向があるのか(結論から論理立てて話すようにしないと、60分の面接でも30分で終わってしまうなど。。)、求人情報ではまず触れられるはずのない情報も持っているため、転職サイトや企業サイトから応募するよりも圧倒的に有利に進められます。
なお、これは意外だと思いますが、このように転職エージェントは転職人気企業ほどパイプが太いため、仮に採用企業側が面接であなたを落とすと判断した場合でも、掛け合ってくれて通過させてくれることもあったりします
基本的に、面接については終了後に転職エージェントに「面接終了しました。」と電話連絡を入れるステップがあります。その際、「おつかれさまでした。面接はいかがでした?」と面接の苦労を労ってもらえるとともに、「うまく答えられなかった質問はありましたか?」など丁寧にフォローを入れてくれます。その内容をもって、転職エージェントはあなたの代理となり、その後採用企業側にフォローを入れてくれるのです。
ただ、全ての転職エージェントがそういった対応を行ってくれるわけではありません。転職エージェントは良いところだけを選ぶようにしましょう

年収など、求人企業との待遇面の交渉について代行してもらえる。

転職するうえで、重要なものの1つは年収でないでしょうか。 年収については、残業の有無と同様に面接で質問することは難しいと思います。

「年収〇万円以上」「年収〇万円~〇万円」という求人情報がほとんどですが、転職エージェントは、転職希望者の適性と過去の転職成功者の適正をマッチングして、「この人なら年収〇万円だろう」などとあたりをつけます。そのうえで、最終面接、もしくはその後に企業から実際の金額について転職エージェントに連絡が入ります。
その段階で、前もってあなたが事前に伝えていた金額よりも低ければ企業側と交渉してくれます。さらに、もしあなたが事前に伝えていた額と同等であった場合でも、それより高くならないか、掛け合ってくれるのです。
これは直接応募ではまず不可能なことだと思うので、転職エージェントに頼りましょう。

転職後に実際に配属される部署の実態について、詳しい情報を教えてもらえる。

これまで見ていただいたとおり、会社自体の情報は事前に仕入れることができても、実際に配属される部署についての情報を仕入れることは不可能に近い、というか不可能でしょう。

一緒に働くうえで、その部署の上司・同僚のタイプや新卒中途・男女の比率、他の関連部署との力関係、会社の中での位置づけなど、事前に知っておくことに越したことはありません。転職エージェントはそういった情報も保有していますので、気になることはどんどん聞いてみましょう。
併せて、気になった会社については、いろいろ悪い口コミ情報などもネットなどで見かけることがあるでしょう。そういった口コミ情報が正しいのか、間違っているのかについても、聞いてみるのが良いでしょう。
ちゅうちゅう

そもそも自分に合った会社なのか、合う場合、受かるためにどうしたら良いか、転職エージェントを味方につけるのが効率的ですね。

リアルリアル

(う~ん、そうきたか。)

7.ヤフーへの転職で、おすすめの転職エージェントは?

転職エージェントは有名な会社だけでも10社近くあります。
実際相手にする担当者との相性含め、当たり外れが多いのが実際のところです。登録や面談の手間、日ごろの電話・メール対応も考えると、どの転職エージェントと付き合うかについては、失敗は許されないと言っても過言ではありません。
ヤフーに転職するために登録すべき転職エージェントを、以下の観点で選びました。
  • ヤフーの求人について、取り扱い実績がある。
  • ヤフーへの転職をサポートできるノウハウを持っている。
  • ヤフー以外の求人情報についても豊富に保有しており、そのような求人についても成功までサポートするノウハウを保有している。
これらの要素が全て当てはまる、具体的におすすめしたい転職エージェントは以下4社です。 登録自体は2~3分で済みます。無料なので費用面のリスクもありません。
  登録すべきか 特徴
リクルートエージェント 業界最大手。ヤフーへの転職サポート実績多数。
doda 業界2番手。ヤフーへの転職サポート実績多数。提案力に強み。
ビズリーチ ダイレクトリクルーティングが活発で、職務経歴書が目につけば人事担当者が連絡してくる可能性あり。
特に『リクルートエージェント』『doda』の2社は登録を強くお勧めします。
ただ、この2社については最大手でもあり、他の転職希望者も多数抱えるため、対応スピードなどサポートに満足が行かない場合もあるかもしれません。それも踏まえ、『ビズリーチ』も登録しておく方が良いでしょう。
ちなみに、登録完了後、転職エージェントから連絡が来るタイミングはマチマチです。早いところもあれば遅いところもあります。一方で、登録する内容については転職エージェントによる違いはほとんど無く、同じ作業の繰り返しです。
そのため、登録するエージェントが決まったら、一気にまとめて登録してしまう方が効率的です。
各社の特徴は、以下のとおりです。

リクルートエージェント|業界最大手・求人企業からの圧倒的な信頼度

リクルートエージェント』は、リクルートが運営する業界No.1の転職エージェントです。
若手からベテランまで、幅広いユーザーの転職サポート実績があります。
業界最大手のため、ヤフーへの転職実績は多数あり、以下のメリットがあります。
  • ヤフーへの転職実績が多数あり、転職希望者へのサポートノウハウが豊富
  • ヤフー側からの信頼も厚く、非公開求人の充実につながっている。
ヤフーへの転職に一番直結する転職エージェントと言えるでしょう。
リクルートエージェント公式サイトhttps://www.r-agent.com/

doda|業界No.2・転職希望者に対する高い提案力

doda

doda』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する業界No.2の転職エージェントです。
若手からベテランまで、幅広いユーザーの転職サポート実績があります。 非公開求人は8万件、登録者数は370万人の規模に上ります。 拠点は全国に10カ所(※)あります。 ※東京、札幌、仙台、横浜、名古屋、大阪、京都、兵庫、広島、福岡
おすすめの求人を紹介してくれる段階になると、結構絞って紹介してくれます。 また、求人企業とのやりとりは担当が別なので、求人について細かい質問をした時など、その場で回答をもらえないこともあります。当然後からきちんと回答はもらえますので、聞きたいことは遠慮せずに聞いておくべきです。
転職希望者のニーズを掘り下げてくれるため、面談時間も2時間ぐらい見ておいた方が良いでしょう。
doda公式サイトhttp://doda.jp/

ビズリーチ|企業の採用担当者からダイレクトリクルーティングに強み

ビズリーチ』は、人材系ベンチャーのビズリーチが運営する転職支援サービスです。
特徴的なのは、ダイレクトリクルーティングという概念を日本にもたらした第一人者的な存在というところです。数多くの転職希望者のデータを求人企業に公開、転職エージェントなどを通さずに企業側が直接転職希望者にアプローチできる、画期的な取り組みです。この方法を取り入れる企業は拡大する一方のようです。なお、ダイレクトリクルーティングだけではなく、多数のヘッドハンターも利用するサービスのため、転職エージェントとは違う角度で求人を入手できる機会も望めるサービスです。
ビズリーチ公式サイト https://www.bizreach.jp/
ちゅうちゅう

リクルートエージェント』『doda』は大手だからまずオススメってことですね。転職エージェントは何社登録してもタダですしね。そのうえで、いろんな担当者と意見交換できるわけですし。

リアルリアル

どーだ、どーなんだ。)

8.転職エージェントを上手に使いこなすには?

ここからは、実際に『リクルートエージェント』『doda』『ビズリーチ』のいずれか、もしくは全て登録完了した後の話になります。
転職エージェントの担当者から、面談の誘いについての連絡が入ります。その後面談を行うわけですが、そこからの注意点をお伝えします。

仕事観や人生設計含め、転職エージェントに対しては、本音トークを心がけましょう。

転職希望者にとって、転職は人生を賭けた勝負です。そのため、転職エージェントとは最初から本音トークを行いましょう。隠し事はもちろん遠慮して本音を伝えないと、後から「お互い時間の無駄」になってしまいます。
求人企業との面接とは違い、転職エージェントは橋渡し役の立場になるため、「どんな会社を受けたいのか、どんな会社は受けたくないのか」「どんな仕事がしたいのか、どんな仕事はやりたくないのか」この辺は遠慮なく伝えてください。
言ってしまえば、転職エージェントにとって、転職希望者は「商品」という位置付けです。そのため、転職希望者がどんな人間なのか?もちろん初対面ですから知らないわけで、それを知ることによって、提示される求人の精度が高まります。あなたにとっても、求める求人情報以外は提示されたくないと思いますので、遠慮なく最初に本音を伝えておきましょう。
また、複数の転職エージェントを利用する場合、その旨も先に伝えておきましょう。そうすることで、他の転職エージェントに勝つために、あなたへの対応優先度が上がる可能性があります。

転職エージェントから紹介された求人情報に断りを入れる際は、次につながる断り方をしましょう。

転職エージェントとの面談時、もしくはその後日、転職エージェントからあなたの希望に合うと思われる求人情報の紹介を受けます。その際、「うーん、この会社か、あんまりいい話聞かないな。。」とか「うーん、この会社にはすごく入りたいんだけど、この仕事はちょっとな。。」と思う時が必ず訪れるでしょう。その際は、転職エージェント側の気持ちを踏まえ、以下のように次につながる断り方をしましょう。
  • 断りを入れる前に、その求人情報が自分に合うと、どの点で判断したのか聞いてみる。そのうえで、自分の希望に合わない点を伝えたうえで断りを入れる。
  • その会社で働いている(働いていた)知人や友人がいて、内情を聞いている限りどうしても興味が湧かない、と伝えたうえで断りを入れる。
※「ネット上での口コミを見て興味が持てない」というのは、現実性に乏しく、あまりおすすめできません。ただ、その際はその口コミ内容を伝えたうえで、実際はどうなのか聞いてみると良いでしょう。また、転職エージェントの担当者によっては、「口コミサイトは当てにならないし、見ない方がいいですよ。」とあなたに言ってくる場合もあります。そういった担当者に当たった場合は、担当者を変更してもらうことも視野に入れたうえで興味が湧かず断りたい、と意思を表示しましょう。
逆に、以下のような断り方はやめましょう
  • 理由を伝えることなく断りを入れる。
  • 最初の対面時ではなく、後日メールでの紹介があった場合、そのメールを無視して返信しない。
このような対応を行うと、その後紹介される求人がガクっと減ってしまうなど、担当者にとってのあなたの対応優先度が低くなってしまい損につながります。

転職エージェントから紹介された求人情報に興味を持った場合、その求人情報の背景を把握しましょう。

転職エージェントとの面談時、もしくはその後日、転職エージェントからあなたの希望に合うと思われる求人情報の紹介を受けます。その際、「お!これはぜひ受けてみたい!」という瞬間が訪れることがあるでしょう。その際は、転職エージェントに対して、あなたがその求人に興味を持っていることを伝えるとともに、併せて以下のように質問してみましょう。
  • なぜ中途社員が必要なのか(例、新しいポジションか、既存社員が辞めた埋め合わせか、業績向上による人員増強か、など)
  • いつ頃から募集しているのか。
  • 現時点で決まっていない理由は何なのか。
  • 面接に受かる人にはどんな傾向があるのか。逆に落ちる場合はどんな傾向があるのか。
このような確認を行い、得られた情報を書類選考・面接対策に反映することで、あなたの転職成功確率が高まることでしょう。

転職エージェントの担当者と合わない場合は、担当者変更を要求しましょう。

転職エージェントから求人情報の紹介が始まった後が一般的ですが、次のような場合は担当者に直接、担当者変更を依頼しましょう。
  • うまく付き合おうと努力を重ねたが、人間としての相性も含め自分とは合わない。
  • 見当違いの企業ばかり紹介してくる。
  • 求人情報について、担当者自身が詳細把握できていない。
  • メール返信等、対応がとても遅い。
転職エージェントにとっても、避けたいのはあなたが他の転職エージェントに逃げてしまうことです。そのため、その担当者に対して、思い切って担当者変更を依頼しましょう。
その際、注意点は以下のとおりです。
  • (これは必須です!)これまでサポートしてもらった感謝の気持ちを伝える。
  • 転職活動に慣れていないため不安が大きく、「他の担当者の意見も聞きたい」と伝える。要するに、その担当者に外れて欲しいのではなく、別の担当者の意見も聞きたいと伝える。
このように依頼すれば、悪い印象を与えることなく、スムーズな担当者変更につながるはずです。

主導権は転職エージェントではなく、あなたにあることをしっかり肝に銘じましょう。

これが一番重要なのですが、転職エージェントと面談を行い、その後コミュニケーションを続けていく中で、あなた自身の気持ちや担当者との相性によって、「何のために転職活動をしているのか」よく分からなくなってしまう場合があります。
転職エージェントは転職のプロとして、あなたと対等の立場で接してくることが多いです。ただ、中には「どんどん応募しないといつまでも決まりませんよ。多少希望と違ったとしても、まずは受けてみましょう」など、とにかく数をこなすよう促される場合もあります。
その際、転職エージェントに振り回されることなど決して無いよう「主導権は自分にある」ということを肝に銘じましょう「転職エージェントと上手に付き合う」というのは、「転職エージェントを上手に使いこなす」ということです。
決して高慢な態度を出してはいけませんが、「この転職希望者にはぜひ成功して欲しい!しっかり協力しよう!」と、気持ち良く仕事をしてもらうようにしましょう。担当者もあなたと同じ人間です。「最低限のビジネスマナーを守る」「約束は守る、できない約束はしない」「なるべく早めの対応を心がける」など、普段の仕事と同様の感覚で接しておけば間違いないと言えるでしょう。
ちゅうちゅう

転職エージェントはあなたの味方なので、本音で接しつつ協力してもらうためにきちんとビジネスライクに付き合えば何の問題もないってことですね。

リアルリアル

(お頼み申します!)

ここまで読んでいただいた、あなたに
ヤフーへの転職について、必要な情報は全て提示しました。
転職人気企業ですが、部署によっては激務だったりと、部署単位で満足度が異なる企業という側面もあります。会社としてだけで判断するのではなく、実際どんな環境で働くのか、部署レベルまで落とし込んだ情報収集を行い、そのうえでチャレンジしてみることを強くおすすめします。
ヤフーへの転職に成功するために抽出した転職エージェント
転職が実現した後、どんな人生を描けるかが本当の勝負です。
「この会社に転職してみて、確かに大変なところもあるけど、それはある程度事前に知っていたことだ。決めたのは自分なんだから頑張って続けよう。」
そういった転職が実現できるよう、少しでも力になれましたら光栄です。
ちゅうちゅう

ヤフー攻略がんばりましょう!

リアルリアル

(ごちそうさまでした!)