テックゴーロゴ
最近Instagramで広告をよく見かけるテックゴーという転職サービスが気になっている方もいらっしゃるかと思います。比較的新しいサービスなので、ご存じない方が多いかもしれませんね。
登録するために、「自分に役に立つのかな?」と情報を探してみても、公式サイトには表向きの情報しかありませんし、口コミ系のサイトにもまだ情報が多くありません。結果、本当に登録して大丈夫なのかな?と思ってしまうでしょう。
このページでは、テックゴーを使った転職について、どうしたら有益な情報を得られるのか、そのうえで転職したいと思ったらどう利用すべきか、現役エージェントの知見から、テックゴーでの転職について触れたいと思います。
このページを読んでいただければ、テックゴーを利用した転職についての情報は一通り揃っているかと思います。あなたがテックゴーを使って転職すべきかの判断材料になり、さらに転職したいと思った場合、テックゴーで理想の転職が実現できる可能性が高まるはずです。
ちゅうちゅう

転職活動でテックゴーは使えるのかな?と思っている方向けの記事です。読んで損はないはずですよ。

リアルリアル

(IT業界未経験でも求人を紹介してくれる転職エージェントのようだな。)

次章以降で詳細について触れますが、テックゴーでの転職についての所見をまとめます。

転職を考える際、押さえるべきテックゴーの特徴

  • 模擬面接や面談、書類添削の回数に制限がない。
  • 紹介可能な企業は大手SIerやITコンサル、メガベンチャー、PMなど高年収ポジションか人気企業に集中している。
  • コンサル専門エージェントとして有名な「MyVision」と同じ運営元なので、ケース面接の対策や年収交渉に強い。
  • 対応エリアは首都圏、大阪、愛知、福岡が中心。
  • 未経験者向けの求人は少ない。

テックゴーに登録するうえで、押さえておくべきポイント

  • オンライン面談でのヒアリングの後でしか求人紹介を受けられず、メール完結は不可能。
  • 選考対策を重視しているため、書類上のスキルだけで評価されたいという人には向いていない。
  • 支援対象エリアが限られている。

2.テックゴーって、どんな転職エージェント?

テックゴーって、どんな転職エージェント
テックゴーは ITエンジニアやIT営業、PM、その他IT専門職向け転職エージェントサービスです。Webで登録した内容をもとに、担当キャリアアドバイザーがオンラインでカウンセリングを行います。その後、非公開を含む求人紹介があり、応募→面接→内定→入社という流れになっています。
カウンセリング実施以降はメール、電話、LINEなど任意の手段でのコミュニケーションが可能となります。
たくさん応募するというより、1社ずつしっかり選考対策をしながら転職活動を進めたい人に向いており、キャリアコーチングと転職エージェントを兼ねているような側面があります。
項目 内容
取り扱い地域 首都圏、大阪、愛知、福岡
面談場所 オンライン(Zoom)にて実施
取り扱い業種 IT全般、SIer、SES、ITコンサル、メディア・エンターテイメント、ゲーム
取り扱い職種 WEB・アプリエンジニア(ネイティブアプリエンジニア、バックエンドエンジニア、フロントエンドエンジニア)、インフラエンジニア(ネットワークエンジニア、クラウドエンジニア、データベースエンジニア、サーバエンジニア)、プロジェクトマネージャー(PM・PMO、プロジェクトリーダー)、コンサルタント(ITコンサルタント、セキュリティコンサルタント、ネットワークコンサルタント)、その他IT専門職(AI・機械学習エンジニア、データサイエンティスト、社内SE 、情シス)
求人数 1万件以上 ※2025年5月時点
特徴
  • 模擬面接や面談、書類添削の回数に制限がない。
  • 紹介可能な企業は大手SIerやITコンサル、メガベンチャー、PMなど高年収ポジションか人気企業に集中している。
  • コンサル専門エージェントとして有名な「MyVision」と同じ運営元なので、ケース面接の対策や年収交渉に強い。
  • 対応エリアは首都圏、大阪、愛知、福岡が中心。
  • 未経験者向けの求人は少ない。
ちゅうちゅう

未経験からITエンジニアを目指す方にとって、心強い転職エージェントですね。

リアルリアル

(いいぞいいぞ。)

3.テックゴーのメリットは?

ハイクラス総合を扱う運営母体のため、キャリアUPのノウハウが豊富でサポートが手厚い

メリット1
転職を考える場合、今と同じ仕事でよい環境に移るだけでなく、より稼げる仕事や今と全く違う仕事をしてみたいという方もいらっしゃるのではなないでしょうか。その場合、現時点のITスキル以外の選考要素をしっかり伸ばせる転職エージェントがあると安心ですね。
テックゴーは面談や模擬面接の回数制限なしのため、狙った企業の面接に自信を持って向かえるようサポートしてくれます。求人の応募数は少なく抑えられるため、サポートが手厚いわりに転職希望者の負担は少ないです。ハイクラス転職エージェントを母体としており年収交渉のノウハウも共有されているため、年収アップが狙いやすいエージェントといえるでしょう。
特にITエンジニアで、他のエージェントで求人リストをやたらとたくさん渡されて困った経験がある方や、スカウトサイトの自己応募で思うように選考が進まなかった経験のある方に合っているサービスです。

人気・大手企業との関係値が深く、1day選考会や独占選考会も豊富

メリット2
テックゴーは、大手IT企業や事業会社の社内SE、情シスなど、面接も重視されるような人気ポジションの求人を豊富に保有しているようです。
週末に一次から最終面接までを1日で完結できる「1day選考会」も企業と共同で実施しており、具体的な実施事例ではレバレジーズ、サイバーエージェント、キャディ、ラクスなどの事業会社や、アクセンチュア、ベイカレント、KPMG、デロイトトーマツ、ディルバート、ノースサンド、NTTデータ経営研究所などのコンサルファームのIT職などがあるようです。
スムーズな選考ルートがあるため、忙しい方でもスピーディーに転職活動を進められるかもしれませんね。

4.テックゴーで失敗しないために知っておくべきデメリット

求人紹介可能なエリアが首都圏、大阪、愛知、福岡中心になっている

テックゴーは全国対応とはなっておらず、対象外のエリアで転職を希望しても満足いく求人紹介をうけられるか分からない点に注意が必要です。
面談はオンラインなので、現在それ以外の地域に住んでいる方でも相談は可能です。
テックゴーが対応していない地域の方は、例えばマイナビIT AGENTなど、求人数が売りの大手エージェントを利用したほうがよいでしょう。

最新のスタートアップ企業の求人は少ない

テックゴーは大手企業、人気企業の転職に強いですが、創業間もないスタートアップのようないわゆる「穴場」求人は少ない点にも注意が必要です。
「上場を目指している企業でチャレンジしてストックオプションを狙いたい」というような志向の方には、レバテックダイレクトBIZREACH(ビズリーチ)(IT)のようなスカウト型のサービスのほうが向いているかもしれません。

キャリアアドバイザーのアンマッチがありうる

テックゴーはハイクラス専門転職エージェント「MyVision」を運営する株式会社MyVisionが2024年に立ち上げたブランドです。
もともとMyVisionでITエンジニアを中心に担当していたアドバイザーばかりなので、エンジニア転職には詳しいです。ただ、転職希望者のプロフィールや申込情報で近い経歴のアドバイザーをマッチングするため、情報が不十分だったり極端なキャリアチェンジを希望している方だとアドバイザーと目線が合わないということもあるようです。

5.テックゴーの特徴から、向いているのはどんな人?

これまでのメリットやデメリットを踏まえ、テックゴーの利用をおすすめしたいのは、以下の方です。
首都圏、大阪、愛知、福岡で、人気・大手企業へのキャリアアップを目指し、手厚いサポートのもと効率的な転職活動をしたいITエンジニア実務経験者

6.テックゴーの流れ(最初の登録のやり方から求人を紹介されるまで)

テックゴーの会員登録はとても簡単です。流れは以下のとおりです。
会員登録:名前、生年月日、メールアドレス、電話番号
会員登録完了
追加情報入力:直近の在籍企業名、職種、 卒業した大学名
電話後の案内後完了
会員登録の段階で履歴書や職務経歴書などは必要ありません。まずは簡単な基本情報を入力し、会員登録を終わらせましょう。
それでは具体的に画面で見てみましょう。

会員登録

テックゴーって、どんな転職エージェント
公式サイトにアクセスし、「会員登録(無料)」リンクより、メールアドレスなどを入力します。ここでの入力はすぐに終わります。
入力内容は以下のとおりです。
  • 名前
  • 生年月日
  • メールアドレス
  • 電話番号

追加情報

テックゴーの登録画面
会員登録が終了すると追加情報を入力する欄に進みます。
入力内容は以下のとおりです。
  • 直近の在籍企業名
  • 職種
  • 卒業した大学名

登録完了

上記を登録すると登録した番号からテックゴー運営より、今後の流れなどを案内する電話が来ます。 一旦担当者との連絡をとり、登録後の流れについて説明してもらいましょう。

7.テックゴーを上手に使いこなすためのコツ・注意すべきポイント

ここからは、実際にテックゴーに登録完了した後の話になります。 テックゴーの担当者から、面談の誘いについての連絡が入ります。その後面談を行うわけですが、そこからの注意点をお伝えします。

仕事観や人生設計含め、転職エージェントに対しては、本音トークを心がけましょう。

転職希望者にとって、転職は人生を賭けた勝負です。そのため、転職エージェントとは最初から本音トークを行いましょう。隠し事はもちろん遠慮して本音を伝えないと、後から「お互い時間の無駄」になってしまいます。
求人企業との面接とは違い、転職エージェントは橋渡し役の立場になるため、「どんな会社を受けたいのか、どんな会社は受けたくないのか」「どんな仕事がしたいのか、どんな仕事はやりたくないのか」この辺は遠慮なく伝えてください。
言ってしまえば、転職エージェントにとって、転職希望者は「商品」という位置付けです。そのため、転職希望者がどんな人間なのか?もちろん初対面ですから知らないわけで、それを知ることによって、提示される求人の精度が高まります。あなたにとっても、求める求人情報以外は提示されたくないと思いますので、遠慮なく最初に本音を伝えておきましょう。
また、複数の転職エージェントを利用する場合、その旨も先に伝えておきましょう。そうすることで、他の転職エージェントに勝つために、あなたへの対応優先度が上がる可能性があります。

転職エージェントから紹介された求人情報に断りを入れる際は、次につながる断り方をしましょう。

転職エージェントとの面談時、もしくはその後日、転職エージェントからあなたの希望に合うと思われる求人情報の紹介を受けます。その際、「うーん、この会社か、あんまりいい話聞かないな。。」とか「うーん、この会社にはすごく入りたいんだけど、この仕事はちょっとな。。」と思う時が必ず訪れるでしょう。その際は、転職エージェント側の気持ちを踏まえ、以下のように次につながる断り方をしましょう。
  • 断りを入れる前に、その求人情報が自分に合うと、どの点で判断したのか聞いてみる。そのうえで、自分の希望に合わない点を伝えたうえで断りを入れる。
  • その会社で働いている(働いていた)知人や友人がいて、内情を聞いている限りどうしても興味が湧かない、と伝えたうえで断りを入れる。
※「ネット上での口コミを見て興味が持てない」というのは、現実性に乏しく、あまりおすすめできません。ただ、その際はその口コミ内容を伝えたうえで、実際はどうなのか聞いてみると良いでしょう。また、転職エージェントの担当者によっては、「口コミサイトは当てにならないし、見ない方がいいですよ。」とあなたに言ってくる場合もあります。そういった担当者に当たった場合は、担当者を変更してもらうことも視野に入れたうえで興味が湧かず断りたい、と意思を表示しましょう。
逆に、以下のような断り方はやめましょう
  • 理由を伝えることなく断りを入れる。
  • 最初の対面時ではなく、後日メールでの紹介があった場合、そのメールを無視して返信しない。
このような対応を行うと、その後紹介される求人がガクっと減ってしまうなど、担当者にとってのあなたの対応優先度が低くなってしまい損につながります。

転職エージェントから紹介された求人情報に興味を持った場合、その求人情報の背景を把握しましょう。

転職エージェントとの面談時、もしくはその後日、転職エージェントからあなたの希望に合うと思われる求人情報の紹介を受けます。その際、「お!これはぜひ受けてみたい!」という瞬間が訪れることがあるでしょう。その際は、転職エージェントに対して、あなたがその求人に興味を持っていることを伝えるとともに、併せて以下のように質問してみましょう。
  • なぜ中途社員が必要なのか(例、新しいポジションか、既存社員が辞めた埋め合わせか、業績向上による人員増強か、など)
  • いつ頃から募集しているのか。
  • 現時点で決まっていない理由は何なのか。
  • 面接に受かる人にはどんな傾向があるのか。逆に落ちる場合はどんな傾向があるのか。
このような確認を行い、得られた情報を書類選考・面接対策に反映することで、あなたの転職成功確率が高まることでしょう。

転職エージェントの担当者と合わない場合は、担当者変更を要求しましょう。

転職エージェントから求人情報の紹介が始まった後が一般的ですが、次のような場合は担当者に直接、担当者変更を依頼しましょう。
  • うまく付き合おうと努力を重ねたが、人間としての相性も含め自分とは合わない。
  • 見当違いの企業ばかり紹介してくる。
  • 求人情報について、担当者自身が詳細把握できていない。
  • メール返信等、対応がとても遅い。
転職エージェントにとっても、避けたいのはあなたが他の転職エージェントに逃げてしまうことです。そのため、その担当者に対して、思い切って担当者変更を依頼しましょう。
その際、注意点は以下のとおりです。
  • (これは必須です!)これまでサポートしてもらった感謝の気持ちを伝える。
  • 転職活動に慣れていないため不安が大きく、「他の担当者の意見も聞きたい」と伝える。要するに、その担当者に外れて欲しいのではなく、別の担当者の意見も聞きたいと伝える。
このように依頼すれば、悪い印象を与えることなく、スムーズな担当者変更につながるはずです。

主導権は転職エージェントではなく、あなたにあることをしっかり肝に銘じましょう。

これが一番重要なのですが、転職エージェントと面談を行い、その後コミュニケーションを続けていく中で、あなた自身の気持ちや担当者との相性によって、「何のために転職活動をしているのか」よく分からなくなってしまう場合があります。
転職エージェントは転職のプロとして、あなたと対等の立場で接してくることが多いです。ただ、中には「どんどん応募しないといつまでも決まりませんよ。多少希望と違ったとしても、まずは受けてみましょう」など、とにかく数をこなすよう促される場合もあります。
その際、転職エージェントに振り回されることなど決して無いよう「主導権は自分にある」ということを肝に銘じましょう「転職エージェントと上手に付き合う」というのは、「転職エージェントを上手に使いこなす」ということです。
決して高慢な態度を出してはいけませんが、「この転職希望者にはぜひ成功して欲しい!しっかり協力しよう!」と、気持ち良く仕事をしてもらうようにしましょう。担当者もあなたと同じ人間です。「最低限のビジネスマナーを守る」「約束は守る、できない約束はしない」「なるべく早めの対応を心がける」など、普段の仕事と同様の感覚で接しておけば間違いないと言えるでしょう。
ちゅうちゅう

転職エージェントはあなたの味方なので、本音で接しつつ協力してもらうためにきちんとビジネスライクに付き合えば何の問題もないってことですね。

リアルリアル

(お頼み申します!)

8.まとめ:評判の良し悪しは、首都圏、大阪、愛知、福岡でIT業界に転職したいかどうかによる。

テックゴーについて、必要な情報は全て提示しました。
IT業界でハイクラスポジションや人気職種へ転職をして今後活躍したい方には間違いなくおすすめです。レバテックキャリアマイナビIT AGENTとよく比較されますが、登録するための入力内容はほぼ同じですし、どちらも無料です。両方利用して、転職市場価値を知るための情報収集として使ってみても良いのではないでしょうか。
理想の転職が実現できるよう、少しでも参考にしていただければ光栄です。
ちゅうちゅう

テックゴー、転職に使えそうでしたか?引き続き活動がんばりましょう!

リアルリアル

(ごちそうさまでした!)