転職活動で、JACに登録してみようか、と考えている方もいらっしゃるかと思います。ハイキャリア向けの転職エージェントとして有名なので、高年収求人をお探しの方は、一度はサイトをのぞいたことがあるかもしれませんね。
登録するために、「自分に役に立つのかな?」と情報を探してみても、公式サイトには表向きの情報しかありませんし 、口コミ系のサイトでも情報量が膨大で見るのも大変です。結果、本当に登録して大丈夫なのかな?と思ってしまうでしょう。
このページでは、JACを使った転職について、どうしたら有益な情報を得られるか、そのうえで転職したいと思ったらどう利用すべきか、現役エージェントの知見から、JACでの転職について触れたいと思います。
このページを読んでいただければ、JACを利用した転職についての情報は一通り揃っているかと思います。あなたがJACを使って転職すべきかの判断材料になり、さらに転職したいと思った場合、JACで理想の転職が実現できる可能性が高まるはずです。
転職活動でJACは使えるのかな?と思っている方向けの記事です。読んで損はないはずですよ。
(あのJACならハイクラスな求人が期待できそうだな。)
1.JACでの転職についての所見まとめ
転職を考える際、押さえるべきJACの特徴
- ハイクラス求人が豊富。
- 業界・企業を熟知したコンサルタントがサポートしてくれる。
- 「両面型」エージェントである為、企業情報が深い。
2.JACって、どんな転職エージェント?
JACは、年収800万円〜1500万円の管理職や専門職のハイクラス求人が豊富なのが大きな特徴です。利用者の多くは30歳以上で、現在の年収が既に500万円以上あり、専門的なスキルを持っている方が多いようです。
また、JACは「両面型」エージェントであり、複数のコンサルタントから求人の紹介を受けることができます。
項目 | 内容 |
---|---|
取り扱い地域 | 日本全国 |
面談場所 | 東京、埼玉、横浜、名古屋、静岡、大阪、京都、神戸、広島 |
取り扱い業種 |
融、電気・機械・化学、自動車・自動車部品、エネルギー・インフラ・プラント、ファッション・アパレル・スポーツ、メディカル、IT、Webサービス・ゲーム、コンシューマー、流通・外食、食品・飲料、サービス・物流・商社、不動産・建設、コンサルティング |
取り扱い職種 |
人事・労務、総務・広報、法務・知財、内部統制・監査、経理・財務、経営・事業企画、営業、コンサルティング・アドバイザリー、マーケティング・商品開発、クリエイティブ(広告・デザイン・放送関連)、WEB・アプリ・ゲーム、購買・物流・生産管理、秘書・アシスタント・事務・顧客対応、金融、IT、技術系、建築系、土木系、メディカル・バイオ、医療・介護・福祉、その他 |
求人数 | 1万件以上 ※2023年8月時点 |
特徴 |
|
特にハイクラス求人に興味のある方には、頼りになりそうな転職エージェントですね。
(いいぞいいぞ。)
3.JACのメリットは?
ハイクラス求人が豊富。
JACは課長・マネージャークラス以上の方をターゲットとしているためハイクラス求人を豊富に取り扱っており、自然と選択肢が拡がります。JACを利用して転職した方の多くは30歳以上で、管理部門や営業、業界スペシャリストやエンジニアとして経験豊富な方が中心ということですので、ハイレベルな求人を探している方におすすめの転職エージェントです。
業界・企業を熟知したコンサルタントがサポートしてくれる。
JACのコンサルタントは、対応が迅速できめ細かくアドバイスが的確であり、非常に質が高いと評判です。親身になって相談に乗ってくれる、熱意をもって対応してくれたなどの口コミもいくつか見られました。
JACはコンサルタントの教育体制が整っており、教育チームが個人に合わせた育成計画を共有しながら、座学やロールプレイング研修を行っています。その為コンサルタントの質が高く、難易度の高い面接においても、求職者に実践的なアドバイスをすることが出来るのです。
また、各業界出身のコンサルタントも多く、業界についての専門的な知識を持っています。各業界ならではの事情や専門用語などがありますが、知識がないと求職者の市場価値を正しく理解することが出来ず、こちらの希望も読み取ってもらえない可能性があります。JACなら、そういった心配をしないで済みそうですね。
「両面型」エージェントである為、企業情報が深い。
転職エージェントの体制には、「分業型」と「両面型」の二種類があります。企業側と求職者側を別々の人が担当するのが「分業型」で、企業側も求職者側も一人で担当するのが「両面型」です。
JACは両面型のエージェントとなっています。求人を紹介するコンサルタント自身が直接企業を訪問しているため、企業文化や事業戦略など他では得られないリアルな情報を随時伝えることが可能となっています。口コミにも、求人情報の質・深さが圧倒的であったという意見がありました。
また、企業の課題を分かったうえで、その課題解決のために必要なスキル・経験を持つ人材を探すので、精度の高いマッチングを行うことが出来ます。
4.JACの特徴から、向いているのはどんな人?
JACの利用をおすすめしたいのは、以下の方です。
経験豊富でスキルがあり、ハイクラス求人を求めている人
経験の浅い若年層よりも、課長・マネージャークラス以上の方に向いているエージェントです。
5.JACの流れ(最初の登録のやり方から求人を紹介されるまで)
転職支援サービスを受けるには、まず「新規登録」を行います。
流れは以下のとおりです。
新規登録:メールアドレス、パスワード
↓
基本情報の入力:氏名や電話番号、生年月日など
↓
仮登録完了
プロフィールの入力:住所、学歴など
↓
職務経歴の入力
↓
資格、スキルの入力
↓
完了
JACでは、まず、メールアドレスや氏名、生年月日などによる仮登録を行います。仮登録が終わった後、プロフィールや職務経歴などを入力していきます。仮登録のみの場合、半年後に自動的に基本情報が削除されてしまうので、仮登録後にそのままプロフィールなどを完成させましょう。職務経歴はファイル添付可能となっているので、準備しておくとスムーズに進みます。
具体的に画面で見てみましょう。
基本情報入力
公式サイトにアクセスし、メールアドレスとパスワードを設定してから「規約に同意して、新規登録(無料)へ」リンクより、氏名や電話番号などの基本情報を入力します。登録、相談すべて無料です。
入力内容は以下のとおりです。
- 住所(都道府県のみ)
- 直近の経験職種
- 直近の経験業界
- 直近の年収(額面)
- 現在または直前勤務の会社名
- 氏名
- 性別
- 生年月日
- 電話番号
- メールアドレス(表示済み)
これで、基本情報による仮登録は完了です。
プロフィール入力
次に、プロフィール登録です。
入力内容は以下のとおりです。
- 住所(都道府県以下全て)
- 携帯電話メールアドレス
- 最終学歴
現在または直前の職務履歴
入力内容は以下のとおりです。
- 現在の勤務状況
- 転職回数
- 職歴(会社名、勤務期間、役職、雇用形態、業界、経験職種、経験年数)
- その他の職務経歴(アピールポイント)
その他の職務経歴(アピールポイント)で、ファイル添付が可能となっています。履歴書、職務経歴書、英文レジュメをお持ちの方は、ぜひともここで添付してアピールしましょう。添付可能なファイル形式は、ワード、エクセル、パワーポイント、PDF、テキストとなっています。1ファイル500KB以下という指定がありますので、注意してください。
資格/スキル/語学力
入力内容は以下のとおりです。
- 資格/スキル
- 語学力(1) 言語、会話レベル
- 語学力(2) 言語、会話レベル
- TOEIC スコア
- その他の語学(全角100文字以内で自由記入)
資格/スキルは、以下の9つに分類されています。
- マネジメント単位
- 管理・コンサル系
- 事務系
- 金融・不動産系
- メディカル系
- IT系
- 技術系
- 営業系
- その他
例えば管理・コンサル系だと、MBA、簿記、公認会計士、弁理士、税理士などがあります。IT系は、ネットワークスペシャリストやSAP認定などの資格から、言語、データベース設計などの細かいスキルまで登録できます。
語学力の会話レベルは初級・中級・上級・Nativeから選択するようになっています。
希望勤務地/職種、その他
- 入力内容は以下のとおりです。
- 希望勤務地
- 希望職種
- JACをどこで知ったか
- 紹介による登録の場合、紹介者の情報
- 伝えておきたいこと
登録完了
以上で登録は完了です。登録後は、画面上での入力内容の修正や確認はできないようになっています。必要な方は、登録前の確認画面を印刷するようにと注意書きがありますので、入力内容を覚えておきたい場合は、ここで忘れずに印刷等を行ってください。
登録後、対面または電話にて、専門領域に特化したコンサルタントと面談になります。登録後の連絡は1週間程度かかるようですので、この間に、面談で話したいことや転職先に求めることなどをまとめておきましょう。
6.JACを上手に使いこなすためのコツ・注意すべきポイント
ここからは、実際にJACに登録完了した後の話になります。
JACの担当者から、面談の誘いについての連絡が入ります。その後面談を行うわけですが、そこからの注意点をお伝えします。
仕事観や人生設計含め、転職エージェントに対しては、本音トークを心がけましょう。
転職希望者にとって、転職は人生を賭けた勝負です。そのため、転職エージェントとは最初から本音トークを行いましょう。隠し事はもちろん遠慮して本音を伝えないと、後から「お互い時間の無駄」になってしまいます。
転職エージェントから紹介された求人情報に断りを入れる際は、次につながる断り方をしましょう。
転職エージェントとの面談時、もしくはその後日、転職エージェントからあなたの希望に合うと思われる求人情報の紹介を受けます。その際、「うーん、この会社か、あんまりいい話聞かないな。。」とか「うーん、この会社にはすごく入りたいんだけど、この仕事はちょっとな。。」と思う時が必ず訪れるでしょう。その際は、転職エージェント側の気持ちを踏まえ、以下のように次につながる断り方をしましょう。
- 断りを入れる前に、その求人情報が自分に合うと、どの点で判断したのか聞いてみる。そのうえで、自分の希望に合わない点を伝えたうえで断りを入れる。
- その会社で働いている(働いていた)知人や友人がいて、内情を聞いている限りどうしても興味が湧かない、と伝えたうえで断りを入れる。
- 理由を伝えることなく断りを入れる。
- 最初の対面時ではなく、後日メールでの紹介があった場合、そのメールを無視して返信しない。
転職エージェントから紹介された求人情報に興味を持った場合、その求人情報の背景を把握しましょう。
転職エージェントとの面談時、もしくはその後日、転職エージェントからあなたの希望に合うと思われる求人情報の紹介を受けます。その際、「お!これはぜひ受けてみたい!」という瞬間が訪れることがあるでしょう。その際は、転職エージェントに対して、あなたがその求人に興味を持っていることを伝えるとともに、併せて以下のように質問してみましょう。
- なぜ中途社員が必要なのか(例、新しいポジションか、既存社員が辞めた埋め合わせか、業績向上による人員増強か、など)
- いつ頃から募集しているのか。
- 現時点で決まっていない理由は何なのか。
- 面接に受かる人にはどんな傾向があるのか。逆に落ちる場合はどんな傾向があるのか。
主導権は転職エージェントではなく、あなたにあることをしっかり肝に銘じましょう。
これが一番重要なのですが、転職エージェントと面談を行い、その後コミュニケーションを続けていく中で、あなた自身の気持ちや担当者との相性によって、「何のために転職活動をしているのか」よく分からなくなってしまう場合があります。
転職エージェントはあなたの味方なので、本音で接しつつ協力してもらうためにきちんとビジネスライクに付き合えば何の問題もないってことですね。
(お頼み申します!)
7.まとめ:評判の良し悪しは、ハイキャリアで、情報の正確性を重視した転職に興味があるかどうかによる。
JACについて、必要な情報は全て提示しました。
一般的な転職エージェントの求人はちょっと物足りないと感じるような年収600万円〜1500万円の高年収求人を探している方には間違いなくおすすめです。既に役職に就いており、さらなる高年収、経営幹部などを目指したい方にもおすすめです。LHH転職エージェントとよく比較されますが、登録するための入力内容は同じですし、どちらも無料です。両方利用して、転職市場価値を知るための情報収集として使ってみても良いのではないでしょうか。
理想の転職が実現できるよう、少しでも参考にしていただければ光栄です。
JAC、転職に使えそうでしたか?引き続き活動がんばりましょう!
(ごちそうさまでした!)
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