中途採用で、三菱電機に転職したい、と考えている方は多いかと思います。幅広く事業展開を行っている総合電機メーカーであり、もはや知らない人はいませんね。
このページでは、三菱電機への転職について、どうしたら正確な情報を得られるか、そのうえで転職したいと思ったらどう対処すべきか、現役エージェントの知見から、三菱電機への転職について触れたいと思います。
ちゅうちゅう

新卒向けの内容は省き、完全に転職者・中途入社社員に特化した内容です。読んで損はないはずです。

リアルリアル

(三菱電機。うおォンうおォン。)

三菱電機の転職難易度は比較的高いと言えます。日本を代表する総合電機メーカーであり、求職者からの人気も高いです。ポジションによっては、専門的な知識と業務経験、日常会話レベル以上の英語力が必要とされます。一方で、品質管理や資材調達などの職種では未経験でも応募が可能な求人があり、職歴の浅い方にもチャンスがあります。
また、2022年度の中途採用比率は45%で、採用実績数は900人となっています。2023年度は1,000人の中途採用を計画しており、非常に積極的に中途採用を行っていることが分かります。企業の公式サイトや転職サイトにも、幅広い職種でかなり多くの求人があります。
第二新卒の方は新卒採用枠で挑戦することができるので、経験がなくてもポテンシャル採用してもらうことが可能です。

2.三菱電機への転職についての所見まとめ

次章以降で詳細について触れますが、三菱電機への転職についての所見をまとめます。

転職を考える際、押さえるべき三菱電機の特徴

  • ホームエレクトロニクスから電力インフラまで、広域に事業展開する総合電機メーカー。
  • 伝統ある財閥系企業で、各種福利厚生が充実。
  • 幅広い職種で多くの募集があり、中途採用にかなり積極的。
  • チームプレイができ、課題に粘り強く前向きに取り組めるような人材を求めている。
  • 働き方改革が進み、以前よりは残業時間が減ってきている。
  • 昇格試験が廃止され、評価制度が刷新された。

三菱電機へ転職するために、押さえておくべきポイント

  • 事業部によっては残業時間が多く休日出勤もあるようなので、注意が必要。
  • 一般に公開されていない求人を知るためにも、転職エージェントを使うのがおすすめ。

3.三菱電機ってどんな会社?

項目 内容
会社名 三菱電機株式会社
代表者 漆間 啓
本社所在地 東京都千代田区丸の内2-7-3 東京ビル
設立 1921年1月15日
資本金 175,820百万円(2023年3月末現在)
主な事業内容 重電システム、産業メカトロニクス、情報通信システム、電子デバイス、家庭電器などの製造・販売。
従業員数 単体:35,136名 連結:149,655名(2023年3月末現在)

事業内容

三菱電機は総合電機メーカーであり、事業領域は広範囲にわたっています。主な事業内容は以下の5つです。
  1. 重電システム
  2. 産業メカトロニクス
  3. 情報通信システム
  4. 電子デバイス
  5. 家庭電器
三菱電機には、電力インフラの構築や公共施設・サービス分野での事業、新幹線の車両システム・運行システムの開発など、社会貢献度の高い事業が多くあります。その他、ネットワークセキュリティーサービスや衛星観測ソリューション、様々な機器に使用されるパワー半導体デバイスなど、幅広く事業を展開しています。

今後の事業展開

三菱電機は重点投資事業として、「ビルシステム事業」「空調冷熱事業」「パワー半導体事業」「FA制御システム事業」の4つを挙げています。一方で、これまで重点投資領域としていた電動化・ADAS事業は分社化による再構築を進めていくとしています。また、カーマルチメディア事業、インジェクタ事業、液晶テレビ事業など3500億円規模の低収益事業撤退・売却を進めており、収益性向上を目指しています。

海外展開

近年、欧州などで電力システム事業関連の海外企業を相次いで買収しており、2030年度には海外売上高の比率を50%に引き上げるとしています。電力インフラの重要性がますます高まる中、買収した企業の事業拡大を行いつつ、北米やアジアなどでも事業を広げ、海外売上高の比率を長期的に高めていく考えです。また、新しい電力システムや電力インフラ構築の為、今後も企業の買収や提携を進めていくとしています。

4.三菱電機の現役社員・元社員からの評判は?(口コミ)

三菱電機の口コミや内部情報について、転職口コミサイトのOpenWorkenライトハウス転職会議キャリコネを参考に紹介します。新卒入社と中途入社では当然差があることを踏まえ、中途入社した人のみの内部情報です。
項目 コメント
給与・福利厚生
  • 管理職層は年収1,000万円を超える。
  • 成果主義に変わっている最中。
  • 同世代の平均より高い給与が貰えている。
  • 退職金、住宅補助、財形貯蓄など福利厚生が手厚い。
ワークライフバランス
  • 年末年始、お盆、GWは10連休前後となる。
  • 昔に比べて調整しやすい。
  • 部署による差がかなり大きい。
  • 忙しい部署は土曜出勤が常態化している。
社風
  • 伝統的な日本の大企業。
  • 縦割りの組織。
  • 保守的で真面目な社員が多い。
  • 独自の社内ルールがある。
成長機会・キャリア開発
  • 若いうちから裁量のある仕事ができる。
  • 各階層に研修が用意されている。
  • 研修や留学に関する制度が広く準備されている。
  • ワールドワイドな仕事が出来た。
入社後のギャップ
  • システムが思ったより古い。
  • 書類作成に重きを置いている。
  • 活気がない。
  • 休日出勤が思ったより多い。
退職検討理由
  • もっと速いペースで仕事をしたいから。
  • 評価が不透明で、中途入社者は不利だった。
  • 若手は海外駐在しにくい。
  • 経営陣の思想が古い。
ワークスタイル
  • 在宅勤務(テレワーク/リモートワーク)が可能。
  • 完全フレックスタイム制度がある。
  • サテライトオフィスが利用できる。
  • 時短勤務可能。

給与・福利厚生

同業他社と比べて給与は高く、手当ても充実している為、満足しているという声が多くありました。これまでは年功序列だったようですが、2024年度より人事制度が新しくなり、評価の仕方が変更になるようです。早期抜擢の妨げとなっていた昇格試験制度は完全撤廃されるようです。
福利厚生は一般的な大企業と同等かそれ以上という口コミがありました。住宅補助や年間8万円分のポイントが使えるカフェテリアプランなどがあり、各種揃っているようです。

ワークライフバランス

部署による差がかなり大きいようです。働き方改革が進んでワークライフバランスは調整しやすいという意見と、一人あたりの業務量が非常に多く土曜出勤が当たり前という意見があり、バラつきが見られました。ただ、昔のように残業をすればするほど評価される雰囲気はなく、変わってきてはいるようです。

社風

昔ながらの日本企業感があるという声が多くありました。工場特有の古い文化・業務が残っている、会社の体質が非常に古い等の意見もありました。管理職の階層が深く、決済、稟議に時間がかかり仕事がなかなか進まないこともあるようです。その他、一体感を持って働く意識がある、穏やかな社員が多いなどの意見もありました。

成長機会・キャリア開発

仕事の枠組みがはっきりしているので、同じ部署に目指すべき姿や目標があり、安心して打ち込めるという声がありました。基本的に事業間の異動はない為、一つの分野を極めてエキスパートになりたい人には向いているという意見もありました。その他、大規模プロジェクトや社会基盤・国際的な事業に関するプロジェクトが多く、やりがいが感じられるようです。

入社後のギャップ

様々な意見がありました。堅いイメージがあったがチャレンジを推奨する雰囲気があって失敗に寛容という意見や、逆に、組織に柔軟性がなく社内向けの仕事が多いという意見などがあり、所属部署により異なるようです。大きなギャップはないという意見も複数ありました。

退職検討理由

残業時間が長く、ワークライフバランスを保てず退職したという口コミがありました。安定しているが、早い成長は見込めないので退職検討したという意見も複数ありました。また、評価が不透明である、中途入社者だと昇格試験に不利などの意見がありましたが、2024年度から試験が廃止され評価制度も新しくなったので、改善されると思われます。

ワークスタイル

コロナ禍で在宅勤務(テレワーク/リモートワーク)が浸透し、現在もリモートワークと出社のハイブリッドが推進されているようです。IT系、事務系職種はリモートワークを行いやすく、製造関連は難しいという口コミがありました。また、寮施設や関係会社の拠点など自社の拠点網を活用したサテライトオフィスを整備しており、近隣の従業員に開放しています。
ちゅうちゅう

大企業ならではの安定感、高収入、手厚い福利厚生が望める会社のようです。規模の大きい仕事を、腰を据えてやりたい方に向いているかもしれません。

リアルリアル

(考えるな。感じるんだ。)

5.三菱電機は、転職者に対してどんな人材を求めている?

募集職種

中途採用で募集中の職種は、設計、生産技術エンジニア、研究開発、システム開発、営業、コーポレート職など多岐にわたっています。現時点では幅広い職種で募集しているようです。本社以外に、各製作所、研究所など勤務地は様々です。オープンポジションでの募集もあります。

求める人材

  • 三菱電機の製品は様々な部門が連携してできるものなので、チームプレイが出来るかどうかを非常に重視している。
  • 三菱電機グループの姿勢"Changes for the Better"が表しているように、変革へ挑戦し続けていく強い意志と情熱を求めている。
  • 物事の本質を理解して柔軟な対応ができ、課題に粘り強く前向きに取り組めるような人材を求めている。

「未来を拓く想いよ、集え」という採用コンセプトには、皆さんのあらゆる「想い」を共に実現していきたいという意味が込められています。
~中略~
それぞれが「想い」を持って仕事に取り組んでいますが、決して個人だけで完結できる仕事はありません。私たちは皆、「自分がどのように貢献できるのか」「何かサポートできることはないか」と考えながら行動しています。個人を尊重しつつもチームとして関係性を構築し、共に目標を達成していく。これは三菱電機の特徴であり、私たちが求める社員の姿でもあります。

三菱電機の採用情報ページは、社員紹介や事例紹介、海外駐在社員ブログなど内容がかなり充実しています。どこの部署の社員が、日頃何を考え、どのように仕事に取り組んでいるのか、人間性も含め感じることができるでしょう。あなたが興味のある事業に取り組む社員の方の意見は、書類・面接対策においても必ず目を通しておきましょう。

給料(年収)

平均年間給与:827万円(2023年3月31日現在)
平均年齢:41.3歳(2023年3月31日現在)
平均勤続年数:16.9年(2023年3月31日現在)

労働時間

平均残業時間:31~39時間/月
以前はかなり残業時間が多かったようですが、働き方改革が進み、基本的に月の残業は45時間以内に抑える必要があり、最大でも60時間を超えないことが義務付けされているようです。過去に労務問題があったこともあり、会社として長時間労働にならないよう働きかけているようです。ただ、事業部によっては休日出勤もあるほどに業務量が多く、ワークライフバランスが悪いという声もありました。
ちゅうちゅう

幅広い職種で募集があり採用人数も多く、中途採用に積極的に取り組んでいるようです。また、スタンドプレイよりもチームプレイが出来る人を望んでいるようです。

リアルリアル

(いいじゃないか。)

6.三菱電機の求人情報にはどんな傾向がある?

転職サイトを各種調べたところ、機械設計、回路設計、SE、ソフトウェア開発、セキュリティエンジニア、営業など様々な求人がありました。その求人を調べると、以下の傾向があります。
  • 幅広い職種で多数の求人がある。
  • 特に回路設計、品質管理、ソフトウェア関連技術職、SEの求人が多い。
  • 人事、経理、総務など管理部門の求人もある。
ただ、これはあくまで一般に公開されている求人であり、非公開の求人というものがある可能性があります。
例えば、転職エージェントのdodaの場合、非公開求人が公開求人の3倍以上の規模に上るため、doda非公開求人の方には他の技術系・事務系職種も含まれている可能性があります。
ちゅうちゅう

幅広い職種で募集があるようですが、隠れ求人の存在は気になるところです。

リアルリアル

(いわゆる裏メニューってやつか。悪くない。)

7.三菱電機の選考対策

三菱電機の選考ステップや経験者の口コミについて、転職口コミサイトのワンキャリアプラスOpenWorkを参考に紹介します。
三菱電機の面接はオーソドックスな質問が多く、特に志望理由やこれまでの経験がどう活かせるか、どのようなキャリアパスを考えているかを中心に見ているようです。また、どのような部署でもチームとして働くことが求められるので、これまでチーム内でどのような役割でやってきたか等も聞かれるようです。
入社後に採用理由を聞いたところ、「他の社員と上手くやっていけそうだったから」と言われたという口コミもあったので、協調性がありチームプレイで実力を発揮できることをアピールすると良いかもしれません。
その他、端的に結論から話した方が良い、冗長にならないよう気を付ける、あまりこまごまとした話をしない方が良いなどの意見もいくつかありました。エピソードなどは予めまとめておき、無駄なく伝えられるようにしておきましょう。

選考ステップ

三菱電機の選考ステップは、以下のように進みます。詳細に見ていきましょう。
  1. 応募・書類選考

  2. Webテスト

  3. 1次面接

  4. 2次面接

応募・書類選考

三菱電機の応募方法は大まかに言って、公式サイトから直接自分で応募するか、転職サイト・転職エージェント経由で応募するか二通りの方法があります。リファラル採用やカムバック採用も積極的に推進しているようです。
口コミサイトを見る限り、転職エージェント経由での応募が多いようです。募集ポジションがかなり多いので、キャリアアドバイザーと相談しながら進めた方が効率良いかもしれません。転職エージェントにも三菱電機の公開求人が多数あり、例えばdodaだと500件以上あります。
第二新卒の方は、第二新卒採用(通常の新卒採用と同様に、「技術系総合職」または「事務系総合職」に応募)か、経験者採用を選べます。第二新卒採用の場合、入社日が4月1日または10月1日と決まっている為、応募締め切りがあります。

Webテスト

職種によってはSPIが行われるようです。その他、SCOAやGABが行われていたという口コミもありました。SCOA はNOMA総研が提供している適性検査で、「知」「情」「意」という3つの側面から評価します。難易度は高くないですが、解答時間が短いので慣れが必要かもしれません。
また、Webテストは足切り目的ではなく加点要素なので、ギリギリではなく良い点数を取っておいた方がいいという意見もありました。久しぶりに適性検査を受ける方は、書籍等で復習しておきましょう。

1次面接

1次面接は応募した部門の課長クラスの社員と、Webで行われることが多いようです。転職理由や会社・職種への志望理由、自己PR、今までの経験で活かせること等、オーソドックスな質問をされたという口コミが複数ありました。
実際に以下のような質問がされたようです。
  • 興味のある事業は何か、その事業で何をしたいか。
  • 部下とどのように付き合っているか、指導する上で気をつけていることは何か。
  • 今後AIの進化によって、工場はどう変わっていくと思うか。
  • 日立やパナソニックではなく、三菱電機を選んだ理由。
  • 活躍する人と活躍しない人の決定的な違いは。
  • 何のために仕事をするのか。
  • 今の職場でどのように考え、どのように成功したか。
  • 業務で辛い時、どうやって乗り切るか。
  • 勤務地は地方でも問題ないか。
  • スケールの小さい仕事も多々あるが、モチベーションを持ってやれるか。
応募職種の経験と、その職種に対するこだわりやプライドを持っているか、質問に対して端的に答えているか等を見られていたという口コミがありました。他にも、面接官が忙しそうで端的な回答が好まれるという声もあったので、ダラダラ話さないように心がけましょう。

2次面接

2次面接は、事業部長や部門長が担当するようです。1次面接と同様に一般的な質問が多く、特に転職理由や志望理由をメインに聞かれるようです。
実際に2次面接では、以下のような質問がされたようです。
  • 三菱電機の社員と話したことはあるか、どんな印象を持っているか。
  • 現職の中で特に大変だった経験は何か、具体的なエピソードを交えて。
  • 今後のキャリアパスはどのように考えているか。
  • 新卒の時に現職を選んだ理由。
  • ストレス耐性はあるか。
  • 残業は大丈夫か。
質問の答えに関してかなり深掘りされたという意見と、深掘りはなく一通り答えれば終わりだったという意見がありました。事業所ごとの面接なので、応募部署によって異なるのかもしれません。

選考の口コミ

研究開発

職務内容の専門的な部分をかなり深く聞かれた。

購買・資材

応募部門が残業の多い部門だと、前職での平均残業時間や残業への考えを聞かれる。

マーケティングコンサルタント

ニュースでも話題になった、三菱電機の労務問題に関する率直な印象を教えてほしいと言われた。

経理

志望動機や活かせる経験を細かく確認されるため、事前準備が必須。

三菱電機の面接の雰囲気は終始穏やかで、比較的淡々と進んでいくようです。真面目で堅実な社風がうかがえるような面接だったという声もいくつかありました。こちらの話をしっかり聞いてくれ、相互理解しながら面接が進められている感覚があり、選考前より企業イメージが大幅に上がったという意見も見られました。

8.三菱電機への転職を成功させるには?

ここまで読んで、三菱電機への転職意欲は高まりましたか?

三菱電機に転職する方法で一番おすすめしたいのは、転職エージェントの活用です。

※転職エージェントとは?
「エージェント」というのは、いわゆる「代理人」です。転職エージェントは、転職希望者と中途採用の求人を出している企業とをつなげるのが役割です。転職エージェントは、採用が成功した場合に企業から手数料がもらえるので、転職希望者からはお金をもらいません。そのため無料で利用できるサービスです。これらのサービスは、サイト上で登録をすると転職エージェントの方から面談の誘いがメールで来ます。そのうえで日程を調整してその転職エージェントの企業に訪問し、面談を行います。面談では、「具体的に転職を考えているのか」「なぜ今の会社を辞めようと思っているのか」「どういった会社に移りたいと思っているのか」というような質問があり、それに答えていくかたちになります。転職エージェントに登録する転職希望者は、「一刻も早く転職したい」という人もいれば、「特にまだ転職は考えていないが、良い求人があれば転職したい」など様々な思いを抱いています。そのため、面談で「具体的に転職を考えているのか」という質問に対して、「今は情報収集している段階です。」と答えても、まずイヤな顔はされないと思って大丈夫です。
では、三菱電機に転職する場合に転職エージェントを活用すべき理由ですが、以下4点です。
  • 一般には公開されていない、三菱電機の求人情報について入手できる可能性がある。
  • 書類選考・面接について、三菱電機に特化した対策を行ってもらえる。
  • 年収など、求人企業との待遇面の交渉について代行してもらえる。
  • 転職後に実際に配属される部署の実態について、詳しい情報を教えてもらえる。

一般には公開されていない、三菱電機の求人情報について入手できる可能性がある。

例えばdodaの場合、サイト上で公開されている求人の3倍以上もの非公開求人を取り扱っています。

※転職エージェントはなぜ全ての求人を公開しないのか?
転職エージェントは全ての求人を公開しない、というよりは公開できないのです。これはなぜかと言うと、企業は人ありきとよく言われますが、あくまでビジネスあってこその人と言うこともできます。要するに、既存ビジネスの強化・新規ビジネスの創出を行うために人が必要なのです。そのため、特に新規ビジネスについては、開始する前、もしくは開始して間もなくは他社にそのことを知られたくありません。中途採用の募集を行ううえでも、自社のサイトはもちろん、転職サイトにもその情報を載せたくないのです。そうすると、転職エージェントにそのような中途採用求人が集まることになります。なぜ転職エージェントなのかと言うと、転職希望者個人と対面する必要があり、情報をオープンにする必要が無いからです。ちなみに、公開されている求人と比べて、戦略的な採用という色が濃いため年収やポジションも好条件のものが多いのが一般的です。
転職エージェントの大手であればあるほど、三菱電機の非公開求人も取り扱っています。
あなたのような転職希望者の適性に応じて提示してくれますし、適性に合う求人が無い場合でも、三菱電機に対して適性に合う求人が無いか、あなたを売り込みに行ってくれることもあります。
そのため、三菱電機のサイトや転職サイト・転職エージェントのサイト上の求人を見て、自分に合う求人が無い場合には、非公開で取り扱いが無いか、転職エージェントに尋ねてみることをおすすめします。

書類選考・面接について、三菱電機に特化した対策を行ってもらえる。

転職エージェントは、過去に多くの転職希望者の転職を実現させているため、転職人気企業であればあるほど、その機会に多く携わっています。そのため、選考スタイルや選考プロセスについて熟知しており、ノウハウが豊富です。

どんな人なら受かって、どんな人なら落ちてしまうのか。面接でどういう質問がされ、それにどう答えれば受かり、落ちる場合は答え方がまずかったのか、答える内容自体が間違っていたのか。そのような過去実績に基づく膨大なデータを保有しています。
その根拠データやノウハウを用いて、三菱電機の書類選考を突破するために、職務経歴書上でどんな内容をどんな風にアピールした方が良いのか、面接の段階では想定される複数の質問に対して、どう答えた方が良いのか、サポートしてもらえます
さらに、面接担当者にはどんな傾向があるのか(結論から論理立てて話すようにしないと、60分の面接でも30分で終わってしまうなど。。)、求人情報ではまず触れられるはずのない情報も持っているため、転職サイトや企業サイトから応募するよりも圧倒的に有利に進められます。
なお、これは意外だと思いますが、このように転職エージェントは転職人気企業ほどパイプが太いため、仮に採用企業側が面接であなたを落とすと判断した場合でも、掛け合ってくれて通過させてくれることもあったりします
基本的に、面接については終了後に転職エージェントに「面接終了しました。」と電話連絡を入れるステップがあります。その際、「おつかれさまでした。面接はいかがでした?」と面接の苦労を労ってもらえるとともに、「うまく答えられなかった質問はありましたか?」など丁寧にフォローを入れてくれます。その内容をもって、転職エージェントはあなたの代理となり、その後採用企業側にフォローを入れてくれるのです。
ただ、全ての転職エージェントがそういった対応を行ってくれるわけではありません。転職エージェントは良いところだけを選ぶようにしましょう

年収など、求人企業との待遇面の交渉について代行してもらえる。

転職するうえで、重要なものの1つは年収でないでしょうか。 年収については、残業の有無と同様に面接で質問することは難しいと思います。

「年収〇万円以上」「年収〇万円~〇万円」という求人情報がほとんどですが、転職エージェントは、転職希望者の適性と過去の転職成功者の適正をマッチングして、「この人なら年収〇万円だろう」などとあたりをつけます。そのうえで、最終面接、もしくはその後に企業から実際の金額について転職エージェントに連絡が入ります。
その段階で、前もってあなたが事前に伝えていた金額よりも低ければ企業側と交渉してくれます。さらに、もしあなたが事前に伝えていた額と同等であった場合でも、それより高くならないか、掛け合ってくれるのです。
これは直接応募ではまず不可能なことだと思うので、転職エージェントに頼りましょう。

転職後に実際に配属される部署の実態について、詳しい情報を教えてもらえる。

これまで見ていただいたとおり、会社自体の情報は事前に仕入れることができても、実際に配属される部署についての情報を仕入れることは不可能に近い、というか不可能でしょう。

一緒に働くうえで、その部署の上司・同僚のタイプや新卒中途・男女の比率、他の関連部署との力関係、会社の中での位置づけなど、事前に知っておくことに越したことはありません。転職エージェントはそういった情報も保有していますので、気になることはどんどん聞いてみましょう。
併せて、気になった会社については、いろいろ悪い口コミ情報などもネットなどで見かけることがあるでしょう。そういった口コミ情報が正しいのか、間違っているのかについても、聞いてみるのが良いでしょう。
ちゅうちゅう

そもそも自分に合った会社なのか、合う場合、受かるためにどうしたら良いか、転職エージェントを味方につけるのが効率的ですね。

リアルリアル

(う~ん、そうきたか。)

9.三菱電機への転職で、おすすめの転職エージェントは?

転職エージェントは有名な会社だけでも10社近くあります。
実際相手にする担当者との相性含め、当たり外れが多いのが実際のところです。登録や面談の手間、日ごろの電話・メール対応も考えると、どの転職エージェントと付き合うかについては、失敗は許されないと言っても過言ではありません。
三菱電機に転職するために登録すべき転職エージェントを、以下の観点で選びました。
  • 三菱電機の求人について、取り扱い実績がある。
  • 三菱電機への転職をサポートできるノウハウを持っている。
  • 三菱電機以外の求人情報についても豊富に保有しており、そのような求人についても成功までサポートするノウハウを保有している。
これらの要素が全て当てはまる、具体的におすすめしたい転職エージェントは以下4社です。 登録自体は2~3分で済みます。無料なので費用面のリスクもありません。
登録すべきか 特徴
リクルートエージェント 業界最大手。三菱電機への転職サポート実績多数。
doda 業界2番手。三菱電機への転職サポート実績多数。提案力に強み。
ビズリーチ ダイレクトリクルーティングが活発で、職務経歴書が目につけば人事担当者が連絡してくる可能性あり。
特に『リクルートエージェント』『doda』の2社は登録を強くお勧めします。
ただ、この2社については最大手でもあり、他の転職希望者も多数抱えるため、対応スピードなどサポートに満足が行かない場合もあるかもしれません。それも踏まえ、『ビズリーチ』も登録しておく方が良いでしょう。
ちなみに、登録完了後、転職エージェントから連絡が来るタイミングはマチマチです。早いところもあれば遅いところもあります。一方で、登録する内容については転職エージェントによる違いはほとんど無く、同じ作業の繰り返しです。
そのため、登録するエージェントが決まったら、一気にまとめて登録してしまう方が効率的です。
各社の特徴は、以下のとおりです。

リクルートエージェント|業界最大手・求人企業からの圧倒的な信頼度

リクルートエージェント』は、リクルートが運営する業界No.1の転職エージェントです。
若手からベテランまで、幅広いユーザーの転職サポート実績があります。
業界最大手のため、三菱電機への転職実績は多数あり、以下のメリットがあります。
  • 三菱電機への転職実績が多数あり、転職希望者へのサポートノウハウが豊富
  • 三菱電機側からの信頼も厚く、非公開求人の充実につながっている。
三菱電機への転職に一番直結する転職エージェントと言えるでしょう。
リクルートエージェント公式サイトhttps://www.r-agent.com/

doda|業界No.2・転職希望者に対する高い提案力

doda

doda』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する業界No.2の転職エージェントです。
若手からベテランまで、幅広いユーザーの転職サポート実績があります。 非公開求人は8万件、登録者数は370万人の規模に上ります。 拠点は全国に10カ所(※)あります。 ※東京、札幌、仙台、横浜、名古屋、大阪、京都、兵庫、広島、福岡
おすすめの求人を紹介してくれる段階になると、結構絞って紹介してくれます。 また、求人企業とのやりとりは担当が別なので、求人について細かい質問をした時など、その場で回答をもらえないこともあります。当然後からきちんと回答はもらえますので、聞きたいことは遠慮せずに聞いておくべきです。
転職希望者のニーズを掘り下げてくれるため、面談時間も2時間ぐらい見ておいた方が良いでしょう。
doda公式サイトhttp://doda.jp/

ビズリーチ|企業の採用担当者からダイレクトリクルーティングに強み

ビズリーチ』は、人材系ベンチャーのビズリーチが運営する転職支援サービスです。
特徴的なのは、ダイレクトリクルーティングという概念を日本にもたらした第一人者的な存在というところです。数多くの転職希望者のデータを求人企業に公開、転職エージェントなどを通さずに企業側が直接転職希望者にアプローチできる、画期的な取り組みです。この方法を取り入れる企業は拡大する一方のようです。なお、ダイレクトリクルーティングだけではなく、多数のヘッドハンターも利用するサービスのため、転職エージェントとは違う角度で求人を入手できる機会も望めるサービスです。
ビズリーチ公式サイト https://www.bizreach.jp/
ちゅうちゅう

リクルートエージェント』『doda』は大手だからまずオススメってことですね。転職エージェントは何社登録してもタダですしね。そのうえで、いろんな担当者と意見交換できるわけですし。

リアルリアル

どーだ、どーなんだ。)

10.転職エージェントを上手に使いこなすには?

ここからは、実際に『リクルートエージェント』『doda』『ビズリーチ』のいずれか、もしくは全て登録完了した後の話になります。
転職エージェントの担当者から、面談の誘いについての連絡が入ります。その後面談を行うわけですが、そこからの注意点をお伝えします。

仕事観や人生設計含め、転職エージェントに対しては、本音トークを心がけましょう。

転職希望者にとって、転職は人生を賭けた勝負です。そのため、転職エージェントとは最初から本音トークを行いましょう。隠し事はもちろん遠慮して本音を伝えないと、後から「お互い時間の無駄」になってしまいます。
求人企業との面接とは違い、転職エージェントは橋渡し役の立場になるため、「どんな会社を受けたいのか、どんな会社は受けたくないのか」「どんな仕事がしたいのか、どんな仕事はやりたくないのか」この辺は遠慮なく伝えてください。
言ってしまえば、転職エージェントにとって、転職希望者は「商品」という位置付けです。そのため、転職希望者がどんな人間なのか?もちろん初対面ですから知らないわけで、それを知ることによって、提示される求人の精度が高まります。あなたにとっても、求める求人情報以外は提示されたくないと思いますので、遠慮なく最初に本音を伝えておきましょう。
また、複数の転職エージェントを利用する場合、その旨も先に伝えておきましょう。そうすることで、他の転職エージェントに勝つために、あなたへの対応優先度が上がる可能性があります。

転職エージェントから紹介された求人情報に断りを入れる際は、次につながる断り方をしましょう。

転職エージェントとの面談時、もしくはその後日、転職エージェントからあなたの希望に合うと思われる求人情報の紹介を受けます。その際、「うーん、この会社か、あんまりいい話聞かないな。。」とか「うーん、この会社にはすごく入りたいんだけど、この仕事はちょっとな。。」と思う時が必ず訪れるでしょう。その際は、転職エージェント側の気持ちを踏まえ、以下のように次につながる断り方をしましょう。
  • 断りを入れる前に、その求人情報が自分に合うと、どの点で判断したのか聞いてみる。そのうえで、自分の希望に合わない点を伝えたうえで断りを入れる。
  • その会社で働いている(働いていた)知人や友人がいて、内情を聞いている限りどうしても興味が湧かない、と伝えたうえで断りを入れる。
※「ネット上での口コミを見て興味が持てない」というのは、現実性に乏しく、あまりおすすめできません。ただ、その際はその口コミ内容を伝えたうえで、実際はどうなのか聞いてみると良いでしょう。また、転職エージェントの担当者によっては、「口コミサイトは当てにならないし、見ない方がいいですよ。」とあなたに言ってくる場合もあります。そういった担当者に当たった場合は、担当者を変更してもらうことも視野に入れたうえで興味が湧かず断りたい、と意思を表示しましょう。
逆に、以下のような断り方はやめましょう
  • 理由を伝えることなく断りを入れる。
  • 最初の対面時ではなく、後日メールでの紹介があった場合、そのメールを無視して返信しない。
このような対応を行うと、その後紹介される求人がガクっと減ってしまうなど、担当者にとってのあなたの対応優先度が低くなってしまい損につながります。

転職エージェントから紹介された求人情報に興味を持った場合、その求人情報の背景を把握しましょう。

転職エージェントとの面談時、もしくはその後日、転職エージェントからあなたの希望に合うと思われる求人情報の紹介を受けます。その際、「お!これはぜひ受けてみたい!」という瞬間が訪れることがあるでしょう。その際は、転職エージェントに対して、あなたがその求人に興味を持っていることを伝えるとともに、併せて以下のように質問してみましょう。
  • なぜ中途社員が必要なのか(例、新しいポジションか、既存社員が辞めた埋め合わせか、業績向上による人員増強か、など)
  • いつ頃から募集しているのか。
  • 現時点で決まっていない理由は何なのか。
  • 面接に受かる人にはどんな傾向があるのか。逆に落ちる場合はどんな傾向があるのか。
このような確認を行い、得られた情報を書類選考・面接対策に反映することで、あなたの転職成功確率が高まることでしょう。

転職エージェントの担当者と合わない場合は、担当者変更を要求しましょう。

転職エージェントから求人情報の紹介が始まった後が一般的ですが、次のような場合は担当者に直接、担当者変更を依頼しましょう。
  • うまく付き合おうと努力を重ねたが、人間としての相性も含め自分とは合わない。
  • 見当違いの企業ばかり紹介してくる。
  • 求人情報について、担当者自身が詳細把握できていない。
  • メール返信等、対応がとても遅い。
転職エージェントにとっても、避けたいのはあなたが他の転職エージェントに逃げてしまうことです。そのため、その担当者に対して、思い切って担当者変更を依頼しましょう。
その際、注意点は以下のとおりです。
  • (これは必須です!)これまでサポートしてもらった感謝の気持ちを伝える。
  • 転職活動に慣れていないため不安が大きく、「他の担当者の意見も聞きたい」と伝える。要するに、その担当者に外れて欲しいのではなく、別の担当者の意見も聞きたいと伝える。
このように依頼すれば、悪い印象を与えることなく、スムーズな担当者変更につながるはずです。

主導権は転職エージェントではなく、あなたにあることをしっかり肝に銘じましょう。

これが一番重要なのですが、転職エージェントと面談を行い、その後コミュニケーションを続けていく中で、あなた自身の気持ちや担当者との相性によって、「何のために転職活動をしているのか」よく分からなくなってしまう場合があります。
転職エージェントは転職のプロとして、あなたと対等の立場で接してくることが多いです。ただ、中には「どんどん応募しないといつまでも決まりませんよ。多少希望と違ったとしても、まずは受けてみましょう」など、とにかく数をこなすよう促される場合もあります。
その際、転職エージェントに振り回されることなど決して無いよう「主導権は自分にある」ということを肝に銘じましょう「転職エージェントと上手に付き合う」というのは、「転職エージェントを上手に使いこなす」ということです。
決して高慢な態度を出してはいけませんが、「この転職希望者にはぜひ成功して欲しい!しっかり協力しよう!」と、気持ち良く仕事をしてもらうようにしましょう。担当者もあなたと同じ人間です。「最低限のビジネスマナーを守る」「約束は守る、できない約束はしない」「なるべく早めの対応を心がける」など、普段の仕事と同様の感覚で接しておけば間違いないと言えるでしょう。
ちゅうちゅう

転職エージェントはあなたの味方なので、本音で接しつつ協力してもらうためにきちんとビジネスライクに付き合えば何の問題もないってことですね。

リアルリアル

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ここまで読んでいただいた、あなたに
三菱電機への転職について、必要な情報は全て提示しました。
転職人気企業ですが、部署によっては激務だったりと、部署単位で満足度が異なる企業という側面もあります。会社としてだけで判断するのではなく、実際どんな環境で働くのか、部署レベルまで落とし込んだ情報収集を行い、そのうえでチャレンジしてみることを強くおすすめします。
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転職が実現した後、どんな人生を描けるかが本当の勝負です。
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三菱電機の攻略がんばりましょう!

リアルリアル

(ごちそうさまでした!)