中途採用で、KDDIに転職したい、と考えている方は多いかと思います。KDDIが展開するスマートフォンの「au」ブランドも大変有名ですね。
このページでは、KDDIへの転職について、どうしたら正確な情報を得られるか、そのうえで転職したいと思ったらどう対処すべきか、現役エージェントの知見から、KDDIへの転職について触れたいと思います。
ちゅう新卒向けの内容は省き、完全に転職者・中途入社社員に特化した内容です。読んで損はないはずです。
リアル（KDDI。うおォンうおォン。）
1.KDDIの転職難易度
KDDIの転職難易度は比較的高いと言えます。3大キャリアの一つであり、転職市場でも人気があります。また、即戦力としての能力が求められ、少なくとも2～3年以上経験や職種相応の知識、場合によっては英語力などが必要となります。ただ、中途採用は年々活発化しており、スキルがマッチすればチャンスはあります。
2022年度は全体採用数の6割を超える400名の中途採用計画が実施されました。グループ全体のDX人材を2023年度までに約4,000名に拡大する目標を掲げており、積極的に中途採用を行っています。今後も、社内外のDX推進をリードする人材は必要とされると考えられます。
2.KDDIへの転職についての所見まとめ
次章以降で詳細について触れますが、KDDIへの転職についての所見をまとめます。
転職を考える際、押さえるべきKDDIの特徴
- 「au」ブランドによるスマートフォン等の通信サービスや、DX開発、金融事業などを幅広く展開。
- 企業理念を重視する社風で、KDDI版ジョブ型人事制度を導入している。
- 幅広く募集があり、特に経営企画・事業企画の求人が多い。
- 募集ポジションに対して高い専門性を持つ人材を求めている。
- ワークライフバランスは部門による差が大きい。
- 仕事の難易度に対して年収は高く、業界内でも高水準。
KDDIへ転職するために、押さえておくべきポイント
- 残業時間はここ数年でかなり改善されているが、部署によっては忙しいようなので注意が必要。
- 一般に公開されていない求人を知るためにも、転職エージェントを使うのがおすすめ。
3.KDDIってどんな会社？
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | KDDI株式会社（英文名称: KDDI CORPORATION） |
| 代表者 | 代表取締役社長 髙橋 誠 |
| 本社所在地 | 東京都千代田区飯田橋3丁目10番10号ガーデンエアタワー |
| 創業 | 1984年（昭和59年）6月1日 |
| 資本金 | 141,852百万円（2023年3月31日現在） |
| 主な事業内容 | 通信サービス（「au」ブランドによるスマートフォンなど）やネットワーク・クラウドなどのソリューション事業、データセンターサービスなど。 |
| 従業員数 | 単体：9,377名 連結：49,659名（2023年3月31日現在） |
事業内容
KDDIは、2000年にDDI（第二電電）、KDD（ケイディディ）、IDO（日本移動通信）の合併により発足しました。5Gによる通信事業を中心に、DX開発、金融、エネルギー、ライフトランスフォーメーションなど幅広く展開しています。また、欧州、北米、アジアの3つの地域で45以上のグローバルデータセンター「TELEHOUSE」を運営し、コロケーションのサービスやコネクティビティサービスを提供しています。
今後の事業展開
KDDIは5Gを中核に据えた事業変革を推進しています。具体的に、以下の5つを注力領域としています。
- DX：5Gを中核にグループアセットを活用。
- 金融：プラットフォームサービス提供によるBtoBtoX型の事業を展開。
- エネルギー：データ活用によるVPP事業などを展開。
- LX（ライフトランスフォーメーション）：5G浸透とテクノロジーの進化で生活体験・行動を革新。
- 地域共創（CATV等）：デジタルデバイド解消を推進。
海外展開
KDDIは、海外60都市100以上の海外拠点を通じて、世界規模でビジネスを展開する企業のICTをサポートしています。また、ミャンマーやモンゴルの発展を通信事業で支えています。特にモンゴルでは、同国最大の総合通信事業者として通信・IT業界を牽引しており、今後は電子マネー事業の拡大を目指しています。モンゴル現地法人のモビコムは、通信サービスだけでなく、水洗トイレや浄水器の寄贈など社会貢献活動にも取り組んでいます。
4.KDDIの現役社員・元社員からの評判は？（口コミ）
KDDIの口コミや内部情報について、転職口コミサイトのOpenWork、enライトハウス、
転職会議、キャリコネを参考に紹介します。新卒入社と中途入社では当然差があることを踏まえ、中途入社した人のみの内部情報です。
| 項目 | コメント |
|---|---|
| 給与・福利厚生 |
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| ワークライフバランス |
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| 社風 |
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| 成長機会・キャリア開発 |
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| 入社後のギャップ |
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| 退職検討理由 |
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| ワークスタイル |
|
給与・福利厚生
給与は業界内でも高いレベルで、管理職以上は株式付与もある為、満足している方が多いようです。また、2021年よりジョブ型人事制度が導入されました。これによって若手の昇給スピードが上がり、年収600～700万円くらいまではすぐに到達できるようになったが、逆に落ちるリスクもあるという口コミがありました。
福利厚生は、持株会、確定拠出年金などがあるようです。住宅補助は無くなり給与に上乗せする形になったようですが、会社都合による転勤の場合は借り上げ社宅に入居可能という情報がありました。
ワークライフバランス
ワークライフバランスは、部署によってかなり差があるという意見が多くありました。リモートワークやフレックスなどを使って無理なく働けている人もいれば、休日や勤務時間外でも連絡が来るのでバランスが取れない、という人もいるようです。特に管理職以上はプライベートを犠牲にしている人もいるという意見がありました。
社風
大企業である為、組織が縦割りで他の部署の雰囲気は分からない、部署によって社風が異なるなどの口コミがありました。本社や技術本部はお堅い雰囲気だが、事業開発は非常にカジュアルな雰囲気という声もありました。またフィロソフィ活動が活発なようです。やや宗教的な部分がある為、中途入社者は戸惑うかもしれないという意見がありました。
成長機会・キャリア開発
以前はジョブローテーションが盛んだったようですが、ジョブ型人事制度の導入により、今後は希望のキャリアを積めるようになるのではないかという意見がありました。知識や経験豊富な人材が多く、先輩社員から多くのことを学べるという意見も見られました。また、成長スピードはそこまで早くないようです。素早く成長したい人には合わないかもしれないという口コミがありました。
入社後のギャップ
もっと挑戦的な社風かと思っていたが、実際は学校の優等生だったような人たちの集まりで、ガツガツした感じはないという意見がありました。大人しく真面目な社風のようです。その他、技術者としてのキャリアを歩みにくいという意見がありました。実際の業務は委託会社がやり、社員は主に調整作業や資料作成に時間を費やしているという口コミがありました。
退職検討理由
安定感はあるが士気が低くモチベーションを維持しづらい、受け身の社員が多く仕事にスピード感がない等の意見がありました。また、技術者の方では、スキルを活かせる場面がない、将来のキャリアが思い描けない、業務委託の管理が多く自己スキルアップの為に時間を使えなかった等の声がありました。大企業でプロジェクトの規模も大きい為、委託に頼らざるを得ない部分があるようです。
ワークスタイル
在宅勤務（テレワーク/リモートワーク）は部署により基準が定められており、会社全体としては出社とリモートを組み合わせたハイブリッド型の働き方を推進しています。また、フレックスタイム制度や裁量労働時間制が導入されており、個人の事情に合わせた働き方ができるようです。
ちゅうワークライフバランスの取りやすさは部署によって様々なようですが、リモートワークやフレックスなどの制度は整っているようです。給与も業界内で高い水準となっています。
リアル（考えるな。感じるんだ。）
5.KDDIは、転職者に対してどんな人材を求めている？
募集職種
中途採用で募集中の職種は、経営企画・事業企画、プロダクト・サービス開発、コーポレート、営業、インフラエンジニアなど多岐にわたっています。現時点では幅広い職種で募集しているようです。ポジション単位での募集となっており、特に経営企画・事業企画の求人が多くなっています。
求める人材
- 2021年より職務領域を明確化した「KDDI 版ジョブ型人事制度」を導入しており、募集ポジションに対して高い専門性を持つスペシャリストを求めている。
- グローバル化の推進に向け、入社翌年度末までにTOEICで600点以上のスコア取得が必要。また、昇進・昇格の際にも一定以上のTOEICのスコアが必要となっている。
- チームワークを大事にし、円滑なコミュニケーションが取れる人材を求めている。
変化が激しく先の見えない時代において、今まで以上に社員一人ひとりがプロフェッショナルとなり、時代に合わせて価値を創造し、成果を創出していくことが求められます。 KDDIでは、2021 年 より全総合職を対象に「プロを創り、育てる」ことを目的に KDDI 版ジョブディスクリプションをベースとした KDDI 版ジョブ型人事制度を開始しました。 会社として戦略を示すだけではなく、能力を最大限発揮できる環境を提供し、全面的に社員の成長を支援します。
引用元: KDDI採用情報ページ
KDDIの採用情報ページには、社員の方のインタビューや働く環境・各種制度についての紹介が載っています。どこの部署の社員が、日頃何を考え、どのように仕事に取り組んでいるのか、人間性も含め感じることができるでしょう。あなたが興味のある事業に取り組む社員の方の意見は、書類・面接対策においても必ず目を通しておきましょう。
給料（年収）
平均年間給与：943万円（2023年3月31日現在）
平均年齢：42.5歳（2023年3月31日現在）
平均勤続年数：17.4年（2023年3月31日現在）
平均年齢：42.5歳（2023年3月31日現在）
平均勤続年数：17.4年（2023年3月31日現在）
労働時間
平均残業時間：25～32時間/月
残業時間は部署による差が大きいようです。残業規制が厳しく適度な労働時間の部署もあれば、激務で休日出勤がある部署もあるようです。ただ、36協定を遵守するように指示が出ている為、トラブルがなければ過度な残業は発生しないという口コミがありました。また、総合的に見ると労働時間が少ないわけではないが、リモートワークが可能なので働きやすいという意見もありました。
ちゅう幅広い職種で募集があり、実務経験や即戦力を求めているようです。また入社後は、TOEICのスコア600点以上が必要となります。
リアル（いいじゃないか。）
6.KDDIの求人情報にはどんな傾向がある？
転職サイトを各種調べたところ、事業企画、インフラエンジニア、Webエンジニア、社内SE、IT営業など様々な求人がありました。その求人を調べると、以下の傾向があります。
- ITエンジニア、事業企画の求人が多い。
- 人事、総務などコーポレート部門の求人は少ない。
- 職種未経験OKの求人はない。
ただ、これはあくまで一般に公開されている求人であり、非公開の求人というものがある可能性があります。
ちゅう幅広い職種で募集があるようですが、隠れ求人の存在は気になるところです。
リアル（いわゆる裏メニューってやつか。悪くない。）
7.KDDIの選考対策
KDDIの面接では、職務経験や仕事に対する考え方、志望理由などを主に見られているようです。特にKDDIを志望する理由は重視しており、ソフトバンクやドコモと比較して、なぜKDDIを選ぶのかという点を明確にしておく必要があります。競合他社との違いをはっきりさせる形で企業研究を行っておきましょう。
また、望んでいる人物像が明確なようでピンポイントな質問が多かった、望まない回答だと芳しくない反応が返ってくるという口コミがありました。KDDI企業サイトの募集ページには各職種の求める人物像が載っているので、そちらを確認して、意識した受け答えをすると良いかもしれませんね。
選考ステップ
KDDIの選考ステップは、以下のように進みます。詳細に見ていきましょう。
-
応募・書類選考
-
適性検査
-
面接（2～3回）
応募・書類選考
KDDIの応募方法は大まかに言って、公式サイトから直接自分で応募するか、転職サイト・転職エージェント経由で応募するか二通りの方法があります。2023年より「KDDIアルムナイネットワーク」の運用が始まったので、該当する方はそちらも利用できます。
口コミサイトを見ると、転職エージェント経由や企業からのスカウトで選考を受けた方が多いようなので、
ビズリーチや
リクルートダイレクトスカウトのようなヘッドハンターが在籍するハイクラス向けの転職サービスに登録してオファーを待つ、という方法も良いかもしれません。人気企業は書類選考突破が難しいので、転職のプロにアドバイスを貰った方が確実です。
適性検査
Webでテストが行われます。口コミが少なく確かなことは分かりませんが、SPI（言語、非言語、英語、性格診断）が行われているようです。新卒採用では玉手箱（英語あり）が実施されているようなので、SPIと玉手箱を中心に一通り復習しておくと良いと思います。
面接（2～3回）
面接は全てオンラインで、2～3回行われるようです。志望理由や現職の内容など一般的な質問が多く、答えに困ることはなかったという口コミが複数ありました。基本的な質問にしっかり答えられるよう準備しておきましょう。
実際に以下のような質問がされたようです。
実際に以下のような質問がされたようです。
- 入社後、今までの経験で特に活かせる点は何か。
- ソフトバンクやドコモではなく、KDDIを志望する理由。また、志望度の高さ。
- 入社後に、どんな挑戦をしたいか。
- 現職での不満。
- これまでの業務経験で大変だったことと、乗り越えた方法。
- KDDIと競合他社との違いは何か。
- KDDI社員はどんなイメージか。
- 新規サービスを考えるとしたら、どんなものを考えるか。
- 現職を選んだ理由。
- 並行で応募している企業はあるか、KDDIの優先度はどれ位か。
- 働く上でのモチベーションは何か。
志望理由や志望度の高さについて問われることが多いようです。KDDIをよく知っているとアピールすることが大事で、事前に企業情報を調べこんでおくとよいという意見もありました。また、逆質問の時間が結構長いようなので、予め聞きたいことをまとめておきましょう。KDDIの企業サイトは経営方針や中期経営戦略など様々な情報が載っていますので、読み込んでKDDIの知識を付けつつ、疑問点があればリストアップしておくと良いと思います。
ところでKDDIには、社員の声やカルチャー、採用に関する情報などを提供するオウンドメディア「＆KDDI」あります。こちらによると、以下のような点を選考で重視しているとのことです。
- 前職で困難を乗り越えて成果を出してきたかどうか。
- チームや周囲との連携によって成果を出してきたか。
- 自己研鑽のためにどのような努力をしてきたか。
選考の口コミ
事業企画なぜ、ドコモやソフトバンクではなくKDDIなのか志望動機を明確にすることが重要。
法人営業関連する業務に関する知識や経験、即戦力としてのスキルや潜在能力を重視された。
UI/UXデザイナー選考前に、KDDIの事業内容や経営方針、プロダクトへの理解を深めておくと良い。
プロダクトマネージャー一緒に働きたいと思えるかどうかを見極められていると感じた。
KDDIの面接は話しやすい雰囲気のようです。真摯になって向き合ってくれている、コミュニケーションを取ろうという意思を伝えれば、快く会話のように面接を進めてくれるなどの口コミがありました。求職者が話しやすい雰囲気を作ってくれるので、良い印象を持った方が多いようです。また、選考結果の連絡が早く、人事のフォローアップもしっかりしていたので、安心して選考を受けることができたという声もありました。
8.KDDIへの転職を成功させるには？
ここまで読んで、KDDIへの転職意欲は高まりましたか？
KDDIに転職する方法で一番おすすめしたいのは、転職エージェントの活用です。
※転職エージェントとは？
「エージェント」というのは、いわゆる「代理人」です。転職エージェントは、転職希望者と中途採用の求人を出している企業とをつなげるのが役割です。転職エージェントは、採用が成功した場合に企業から手数料がもらえるので、転職希望者からはお金をもらいません。そのため無料で利用できるサービスです。これらのサービスは、サイト上で登録をすると転職エージェントの方から面談の誘いがメールで来ます。そのうえで日程を調整してその転職エージェントの企業に訪問し、面談を行います。面談では、「具体的に転職を考えているのか」「なぜ今の会社を辞めようと思っているのか」「どういった会社に移りたいと思っているのか」というような質問があり、それに答えていくかたちになります。転職エージェントに登録する転職希望者は、「一刻も早く転職したい」という人もいれば、「特にまだ転職は考えていないが、良い求人があれば転職したい」など様々な思いを抱いています。そのため、面談で「具体的に転職を考えているのか」という質問に対して、「今は情報収集している段階です。」と答えても、まずイヤな顔はされないと思って大丈夫です。
では、KDDIに転職する場合に転職エージェントを活用すべき理由ですが、以下4点です。
- 一般には公開されていない、KDDIの求人情報について入手できる可能性がある。
- 書類選考・面接について、KDDIに特化した対策を行ってもらえる。
- 年収など、求人企業との待遇面の交渉について代行してもらえる。
- 転職後に実際に配属される部署の実態について、詳しい情報を教えてもらえる。
一般には公開されていない、KDDIの求人情報について入手できる可能性がある。
例えばdodaの場合、サイト上で公開されている求人の3倍以上もの非公開求人を取り扱っています。
※転職エージェントはなぜ全ての求人を公開しないのか？
転職エージェントは全ての求人を公開しない、というよりは公開できないのです。これはなぜかと言うと、企業は人ありきとよく言われますが、あくまでビジネスあってこその人と言うこともできます。要するに、既存ビジネスの強化・新規ビジネスの創出を行うために人が必要なのです。そのため、特に新規ビジネスについては、開始する前、もしくは開始して間もなくは他社にそのことを知られたくありません。中途採用の募集を行ううえでも、自社のサイトはもちろん、転職サイトにもその情報を載せたくないのです。そうすると、転職エージェントにそのような中途採用求人が集まることになります。なぜ転職エージェントなのかと言うと、転職希望者個人と対面する必要があり、情報をオープンにする必要が無いからです。ちなみに、公開されている求人と比べて、戦略的な採用という色が濃いため年収やポジションも好条件のものが多いのが一般的です。
転職エージェントの大手であればあるほど、KDDIの非公開求人も取り扱っています。
あなたのような転職希望者の適性に応じて提示してくれますし、適性に合う求人が無い場合でも、KDDIに対して適性に合う求人が無いか、あなたを売り込みに行ってくれることもあります。
そのため、KDDIのサイトや転職サイト・転職エージェントのサイト上の求人を見て、自分に合う求人が無い場合には、非公開で取り扱いが無いか、転職エージェントに尋ねてみることをおすすめします。
書類選考・面接について、KDDIに特化した対策を行ってもらえる。
転職エージェントは、過去に多くの転職希望者の転職を実現させているため、転職人気企業であればあるほど、その機会に多く携わっています。そのため、選考スタイルや選考プロセスについて熟知しており、ノウハウが豊富です。
どんな人なら受かって、どんな人なら落ちてしまうのか。面接でどういう質問がされ、それにどう答えれば受かり、落ちる場合は答え方がまずかったのか、答える内容自体が間違っていたのか。そのような過去実績に基づく膨大なデータを保有しています。
その根拠データやノウハウを用いて、KDDIの書類選考を突破するために、職務経歴書上でどんな内容をどんな風にアピールした方が良いのか、面接の段階では想定される複数の質問に対して、どう答えた方が良いのか、サポートしてもらえます。
さらに、面接担当者にはどんな傾向があるのか（結論から論理立てて話すようにしないと、60分の面接でも30分で終わってしまうなど。。）、求人情報ではまず触れられるはずのない情報も持っているため、転職サイトや企業サイトから応募するよりも圧倒的に有利に進められます。
なお、これは意外だと思いますが、このように転職エージェントは転職人気企業ほどパイプが太いため、仮に採用企業側が面接であなたを落とすと判断した場合でも、掛け合ってくれて通過させてくれることもあったりします。
基本的に、面接については終了後に転職エージェントに「面接終了しました。」と電話連絡を入れるステップがあります。その際、「おつかれさまでした。面接はいかがでした？」と面接の苦労を労ってもらえるとともに、「うまく答えられなかった質問はありましたか？」など丁寧にフォローを入れてくれます。その内容をもって、転職エージェントはあなたの代理となり、その後採用企業側にフォローを入れてくれるのです。
ただ、全ての転職エージェントがそういった対応を行ってくれるわけではありません。転職エージェントは良いところだけを選ぶようにしましょう。
年収など、求人企業との待遇面の交渉について代行してもらえる。
転職するうえで、重要なものの1つは年収でないでしょうか。 年収については、残業の有無と同様に面接で質問することは難しいと思います。
「年収〇万円以上」「年収〇万円～〇万円」という求人情報がほとんどですが、転職エージェントは、転職希望者の適性と過去の転職成功者の適正をマッチングして、「この人なら年収〇万円だろう」などとあたりをつけます。そのうえで、最終面接、もしくはその後に企業から実際の金額について転職エージェントに連絡が入ります。
その段階で、前もってあなたが事前に伝えていた金額よりも低ければ企業側と交渉してくれます。さらに、もしあなたが事前に伝えていた額と同等であった場合でも、それより高くならないか、掛け合ってくれるのです。
これは直接応募ではまず不可能なことだと思うので、転職エージェントに頼りましょう。
転職後に実際に配属される部署の実態について、詳しい情報を教えてもらえる。
これまで見ていただいたとおり、会社自体の情報は事前に仕入れることができても、実際に配属される部署についての情報を仕入れることは不可能に近い、というか不可能でしょう。
一緒に働くうえで、その部署の上司・同僚のタイプや新卒中途・男女の比率、他の関連部署との力関係、会社の中での位置づけなど、事前に知っておくことに越したことはありません。転職エージェントはそういった情報も保有していますので、気になることはどんどん聞いてみましょう。
併せて、気になった会社については、いろいろ悪い口コミ情報などもネットなどで見かけることがあるでしょう。そういった口コミ情報が正しいのか、間違っているのかについても、聞いてみるのが良いでしょう。
ちゅうそもそも自分に合った会社なのか、合う場合、受かるためにどうしたら良いか、転職エージェントを味方につけるのが効率的ですね。
リアル（う～ん、そうきたか。）
9.KDDIへの転職で、おすすめの転職エージェントは？
転職エージェントは有名な会社だけでも10社近くあります。
実際相手にする担当者との相性含め、当たり外れが多いのが実際のところです。登録や面談の手間、日ごろの電話・メール対応も考えると、どの転職エージェントと付き合うかについては、失敗は許されないと言っても過言ではありません。
KDDIに転職するために登録すべき転職エージェントを、以下の観点で選びました。
- KDDIの求人について、取り扱い実績がある。
- KDDIへの転職をサポートできるノウハウを持っている。
- KDDI以外の求人情報についても豊富に保有しており、そのような求人についても成功までサポートするノウハウを保有している。
これらの要素が全て当てはまる、具体的におすすめしたい転職エージェントは以下4社です。 登録自体は2～3分で済みます。無料なので費用面のリスクもありません。
| 登録すべきか | 特徴 | |
|---|---|---|
| リクルートエージェント | ◎ | 業界最大手。KDDIへの転職サポート実績多数。 |
| doda | ◎ | 業界2番手。KDDIへの転職サポート実績多数。提案力に強み。 |
| ビズリーチ | 〇 | ダイレクトリクルーティングが活発で、職務経歴書が目につけば人事担当者が連絡してくる可能性あり。 |
ただ、この2社については最大手でもあり、他の転職希望者も多数抱えるため、対応スピードなどサポートに満足が行かない場合もあるかもしれません。それも踏まえ、『ビズリーチ』も登録しておく方が良いでしょう。
ちなみに、登録完了後、転職エージェントから連絡が来るタイミングはマチマチです。早いところもあれば遅いところもあります。一方で、登録する内容については転職エージェントによる違いはほとんど無く、同じ作業の繰り返しです。
そのため、登録するエージェントが決まったら、一気にまとめて登録してしまう方が効率的です。
各社の特徴は、以下のとおりです。
リクルートエージェント｜業界最大手・求人企業からの圧倒的な信頼度
『リクルートエージェント
』は、リクルートが運営する業界No.1の転職エージェントです。
若手からベテランまで、幅広いユーザーの転職サポート実績があります。
業界最大手のため、KDDIへの転職実績は多数あり、以下のメリットがあります。
- KDDIへの転職実績が多数あり、転職希望者へのサポートノウハウが豊富
- KDDI側からの信頼も厚く、非公開求人の充実につながっている。
KDDIへの転職に一番直結する転職エージェントと言えるでしょう。
doda｜業界No.2・転職希望者に対する高い提案力
『
doda』は、パーソルキャリア（旧：インテリジェンス）が運営する業界No.2の転職エージェントです。
若手からベテランまで、幅広いユーザーの転職サポート実績があります。 非公開求人は8万件、登録者数は370万人の規模に上ります。 拠点は全国に10カ所（※）あります。 ※東京、札幌、仙台、横浜、名古屋、大阪、京都、兵庫、広島、福岡
おすすめの求人を紹介してくれる段階になると、結構絞って紹介してくれます。 また、求人企業とのやりとりは担当が別なので、求人について細かい質問をした時など、その場で回答をもらえないこともあります。当然後からきちんと回答はもらえますので、聞きたいことは遠慮せずに聞いておくべきです。
転職希望者のニーズを掘り下げてくれるため、面談時間も2時間ぐらい見ておいた方が良いでしょう。
doda公式サイト：http://doda.jp/
ビズリーチ｜企業の採用担当者からダイレクトリクルーティングに強み
『ビズリーチ』は、人材系ベンチャーのビズリーチが運営する転職支援サービスです。
特徴的なのは、ダイレクトリクルーティングという概念を日本にもたらした第一人者的な存在というところです。数多くの転職希望者のデータを求人企業に公開、転職エージェントなどを通さずに企業側が直接転職希望者にアプローチできる、画期的な取り組みです。この方法を取り入れる企業は拡大する一方のようです。なお、ダイレクトリクルーティングだけではなく、多数のヘッドハンターも利用するサービスのため、転職エージェントとは違う角度で求人を入手できる機会も望めるサービスです。
ビズリーチ公式サイト： https://www.bizreach.jp/
ちゅう『リクルートエージェント』『
doda』は大手だからまずオススメってことですね。転職エージェントは何社登録してもタダですしね。そのうえで、いろんな担当者と意見交換できるわけですし。
リアル（どーだ、どーなんだ。）
10.転職エージェントを上手に使いこなすには？
転職エージェントの担当者から、面談の誘いについての連絡が入ります。その後面談を行うわけですが、そこからの注意点をお伝えします。
仕事観や人生設計含め、転職エージェントに対しては、本音トークを心がけましょう。
転職希望者にとって、転職は人生を賭けた勝負です。そのため、転職エージェントとは最初から本音トークを行いましょう。隠し事はもちろん遠慮して本音を伝えないと、後から「お互い時間の無駄」になってしまいます。求人企業との面接とは違い、転職エージェントは橋渡し役の立場になるため、「どんな会社を受けたいのか、どんな会社は受けたくないのか」「どんな仕事がしたいのか、どんな仕事はやりたくないのか」この辺は遠慮なく伝えてください。
言ってしまえば、転職エージェントにとって、転職希望者は「商品」という位置付けです。そのため、転職希望者がどんな人間なのか？もちろん初対面ですから知らないわけで、それを知ることによって、提示される求人の精度が高まります。あなたにとっても、求める求人情報以外は提示されたくないと思いますので、遠慮なく最初に本音を伝えておきましょう。
また、複数の転職エージェントを利用する場合、その旨も先に伝えておきましょう。そうすることで、他の転職エージェントに勝つために、あなたへの対応優先度が上がる可能性があります。
転職エージェントから紹介された求人情報に断りを入れる際は、次につながる断り方をしましょう。
転職エージェントとの面談時、もしくはその後日、転職エージェントからあなたの希望に合うと思われる求人情報の紹介を受けます。その際、「うーん、この会社か、あんまりいい話聞かないな。。」とか「うーん、この会社にはすごく入りたいんだけど、この仕事はちょっとな。。」と思う時が必ず訪れるでしょう。その際は、転職エージェント側の気持ちを踏まえ、以下のように次につながる断り方をしましょう。- 断りを入れる前に、その求人情報が自分に合うと、どの点で判断したのか聞いてみる。そのうえで、自分の希望に合わない点を伝えたうえで断りを入れる。
- その会社で働いている（働いていた）知人や友人がいて、内情を聞いている限りどうしても興味が湧かない、と伝えたうえで断りを入れる。
※「ネット上での口コミを見て興味が持てない」というのは、現実性に乏しく、あまりおすすめできません。ただ、その際はその口コミ内容を伝えたうえで、実際はどうなのか聞いてみると良いでしょう。また、転職エージェントの担当者によっては、「口コミサイトは当てにならないし、見ない方がいいですよ。」とあなたに言ってくる場合もあります。そういった担当者に当たった場合は、担当者を変更してもらうことも視野に入れたうえで興味が湧かず断りたい、と意思を表示しましょう。
逆に、以下のような断り方はやめましょう。
- 理由を伝えることなく断りを入れる。
- 最初の対面時ではなく、後日メールでの紹介があった場合、そのメールを無視して返信しない。
このような対応を行うと、その後紹介される求人がガクっと減ってしまうなど、担当者にとってのあなたの対応優先度が低くなってしまい損につながります。
転職エージェントから紹介された求人情報に興味を持った場合、その求人情報の背景を把握しましょう。
転職エージェントとの面談時、もしくはその後日、転職エージェントからあなたの希望に合うと思われる求人情報の紹介を受けます。その際、「お！これはぜひ受けてみたい！」という瞬間が訪れることがあるでしょう。その際は、転職エージェントに対して、あなたがその求人に興味を持っていることを伝えるとともに、併せて以下のように質問してみましょう。- なぜ中途社員が必要なのか（例、新しいポジションか、既存社員が辞めた埋め合わせか、業績向上による人員増強か、など）
- いつ頃から募集しているのか。
- 現時点で決まっていない理由は何なのか。
- 面接に受かる人にはどんな傾向があるのか。逆に落ちる場合はどんな傾向があるのか。
このような確認を行い、得られた情報を書類選考・面接対策に反映することで、あなたの転職成功確率が高まることでしょう。
転職エージェントの担当者と合わない場合は、担当者変更を要求しましょう。
転職エージェントから求人情報の紹介が始まった後が一般的ですが、次のような場合は担当者に直接、担当者変更を依頼しましょう。- うまく付き合おうと努力を重ねたが、人間としての相性も含め自分とは合わない。
- 見当違いの企業ばかり紹介してくる。
- 求人情報について、担当者自身が詳細把握できていない。
- メール返信等、対応がとても遅い。
転職エージェントにとっても、避けたいのはあなたが他の転職エージェントに逃げてしまうことです。そのため、その担当者に対して、思い切って担当者変更を依頼しましょう。
その際、注意点は以下のとおりです。
- （これは必須です！）これまでサポートしてもらった感謝の気持ちを伝える。
- 転職活動に慣れていないため不安が大きく、「他の担当者の意見も聞きたい」と伝える。要するに、その担当者に外れて欲しいのではなく、別の担当者の意見も聞きたいと伝える。
このように依頼すれば、悪い印象を与えることなく、スムーズな担当者変更につながるはずです。
主導権は転職エージェントではなく、あなたにあることをしっかり肝に銘じましょう。
これが一番重要なのですが、転職エージェントと面談を行い、その後コミュニケーションを続けていく中で、あなた自身の気持ちや担当者との相性によって、「何のために転職活動をしているのか」よく分からなくなってしまう場合があります。転職エージェントは転職のプロとして、あなたと対等の立場で接してくることが多いです。ただ、中には「どんどん応募しないといつまでも決まりませんよ。多少希望と違ったとしても、まずは受けてみましょう」など、とにかく数をこなすよう促される場合もあります。
その際、転職エージェントに振り回されることなど決して無いよう「主導権は自分にある」ということを肝に銘じましょう。「転職エージェントと上手に付き合う」というのは、「転職エージェントを上手に使いこなす」ということです。
決して高慢な態度を出してはいけませんが、「この転職希望者にはぜひ成功して欲しい！しっかり協力しよう！」と、気持ち良く仕事をしてもらうようにしましょう。担当者もあなたと同じ人間です。「最低限のビジネスマナーを守る」「約束は守る、できない約束はしない」「なるべく早めの対応を心がける」など、普段の仕事と同様の感覚で接しておけば間違いないと言えるでしょう。
ちゅう転職エージェントはあなたの味方なので、本音で接しつつ協力してもらうためにきちんとビジネスライクに付き合えば何の問題もないってことですね。
リアル（お頼み申します！）
ここまで読んでいただいた、あなたに
KDDIへの転職について、必要な情報は全て提示しました。
転職人気企業ですが、部署によっては激務だったりと、部署単位で満足度が異なる企業という側面もあります。会社としてだけで判断するのではなく、実際どんな環境で働くのか、部署レベルまで落とし込んだ情報収集を行い、そのうえでチャレンジしてみることを強くおすすめします。
KDDIへの転職に成功するために抽出した転職エージェント
転職が実現した後、どんな人生を描けるかが本当の勝負です。
「この会社に転職してみて、確かに大変なところもあるけど、それはある程度事前に知っていたことだ。決めたのは自分なんだから頑張って続けよう。」
そういった転職が実現できるよう、少しでも力になれましたら光栄です。
ちゅうKDDIの攻略がんばりましょう！
リアル（ごちそうさまでした！）
