中途採用で、LINEに転職したい、と考えている方は多いかと思います。言わずと知れたコミュニケーションアプリ「LINE」を展開する会社として、知らない人はいませんね。
転職するために、「本当に大丈夫なのか?」と情報を探してみても、転職サイトやその企業のサイトには表向きの情報しか無いのは間違いありません。また、最近口コミ系のサイトが流行っていますが、それを見てみたとしても、そのサイト自体に登録するためのハードルもあり、登録したとしても情報量が膨大で見るのも大変です。結果、本当に転職して大丈夫なのか?と思ってしまうでしょう。
その一方で、この方法なら失敗しないという唯一無二のやり方が、単純ですがあります。
このページでは、LINEへの転職について、どうしたら正確な情報を得られるか、そのうえで転職したいと思ったらどう対処すべきか、現役エージェントの知見から、LINEへの転職について触れたいと思います。
このページを読んでいただければ、LINEへの転職についての情報は一通り揃っているかと思います。あなたがLINEに転職すべきかの判断材料になり、さらに転職したいと思った場合、LINEに理想の転職が実現できる可能性が高まるはずです。
ちゅうちゅう

LINEに転職したい方向けの記事です。ちょっと長いですが、読んで損はないはずです。

リアルリアル

(LINE。うおォンうおォン。)

次章以降で詳細について触れますが、LINEへの転職についての所見をまとめます。

転職を考える際、押さえるべきLINEの特徴

  • スマートフォンなどで利用できる、コミュニケーションアプリ「LINE」の運営を行う会社。
  • 個人プレイヤーが多く、フラットでチャレンジしやすい社風。
  • 給与とは別に、LINEペイに毎月入金されるなどユニークな福利厚生がある。
  • 中途採用者が多く、自社HP上では幅広い職種で求人がある。
  • 学歴は関係なく、実力を持ったチャレンジ精神溢れる人材を求めている。
  • 業務連絡を「LINE」アプリで行うため、オンオフを自分で分ける必要がある。
  • 入社後の昇給は緩やかである為、入社時の年棒交渉が非常に重要。

LINEへ転職するために、押さえておくべきポイント

  • 2019年7月1日より、LINEグループ各社においてリファラル採用を強化しているので注意が必要。
  • 一般に公開されていない求人を知るためにも、転職エージェントを使うのがおすすめ。

2.LINEってどんな会社?

項目 内容
会社名 LINE株式会社
代表者 代表取締役社長 出澤 剛
本社所在地 東京都新宿区新宿四丁目1番6号 JR新宿ミライナタワー23階
設立 2000年9月4日
資本金 96,199百万円(2019年3月末現在)
主な事業内容 スマートフォンやPCで利用できる、コミュニケーションアプリ「LINE」の運営など。
従業員数 単独:2,268名(2019年4月末現在)

事業内容

LINEは、韓国最大のインターネットサービス会社であるNAVER100%子会社として設立されました。設立当時はハンゲームジャパン株式会社という商号で、後にNHN Japan 株式会社と商号変更し、2012年の株式会社ライブドアとの経営統合を経て、2013年にLINE株式会社と商号変更しました。
主な事業内容は、スマートフォンやPCで利用できるコミュニケーションアプリ「LINE」アプリの運営です。11やグループでのチャット機能、無料通話機能に加え、「LINE」上で決済、デリバリー、ショッピング、マンガなど多数のサービスがあり、これらのサービスを日常的に利用している方も多いのではないでしょうか。また、法人向けのサービスも行っています。統合マーケティングプラットフォームとして、企業向けLINEアカウントやLINEスタンプのほか、運用型広告「LINE Ads Platform」などの様々なサービスを展開しています。

今後の事業展開

LINEは事業戦略発表会において、次なるビジョン「Life on LINE」を発表しています。ライフスタイルイノベーションによって24時間365日ユーザーの生活すべてをサポートするライフインフラを目指すことを宣言し、「Life on LINE」を実現するための3つの戦略として”offline”、”Fintech”、”AI”を掲げています。
これまでのオフラインへの拡大はオンラインとオフラインを繋げるO2Oという概念で発展してきていましたが、LINEでは、単純なオンラインとオフラインの連結ではなく、オンラインとオフラインが融合したOMOOnline Merges with Offline)の概念によって「Life on LINE」の実現を目指すとしています。例えば、2019年秋にソフトローンチ、2020年の春に本ローンチが予定されている「LINE Mini app」があります。
LINE Mini app」は「LINE」アプリ内に新たに構築されるサービスプラットフォームで、企業や店舗は「LINE Mini app」を利用することで「LINE」の中にサービスページを開設することができます。私たちは従来のように、アプリをダウンロードしたり、WEB検索をしてサイトを訪れたりする必要はなく、「LINE」の中ですべてのサービスや情報にアクセスし、オンラインとオフラインの隔てなくスムーズな体験が可能となります。

LINE証券

LINEは、アジア最大の決済・銀行プラットフォームを目指すことを宣言しており、各国で銀行事業の準備を進めています。LINE証券株式会社(LINE Financial株式会社と野村ホールディングス株式会社の合弁会社)は、「LINE」上で展開する証券サービス「LINE証券」の提供を2019年秋に開始することを発表しています。「LINE証券」は投資未経験者から投資経験者まですべてのユーザーが簡単に利用できるサービスであり、1株、最低で150円程度から購入可能で、平日21時までリアルタイムで売買ができるため、幅広い層へのアプローチが可能となりそうです。

3.LINEは、転職者に対してどんな人材を求めている?

募集職種

中途採用で募集中の職種は、プロジェクトマネージャー、開発エンジニア、テクニカルコンサルタントなどの技術職、UIデザイナー、商品企画開発デザイナーなどのデザイン職やビジネス企画職、ビジネスサポート職など多岐にわたっています。現時点では幅広い職種で多数の求人があるようです。
募集のほとんどが細分化されており、どの職種も広く募集していますが、デザイン職は比較的少ないようです。職種によって応募資格は様々ですが、学歴はあまり関係なく、実際の経験を重視しているようです。

求める人材

LINEには“世界中の人と人、人と情報・サービスとの距離を縮める”というミッションがあり、これを達成するために、LINEグループのメンバーには、「LINE STYLE」と「LINE CODE」に沿った行動が求められるということです。「LINE STYLE」は価値基準/心がけるべき姿勢であり、以下のようになっています。

Users Rule ▶ 全ての原点は、ユーザーニーズ

Stay a Step Ahead ▶ 完璧さより、まず踏み出す勇気

Perfect Details ▶ 追求すべきは「紙一重」の違い

Always Data-driven ▶ 感覚ではなく、データ=事実を信じる

Build Lean and Exceptional Teams ▶ 最高を目指す、少数精鋭のチーム

Open Communication, Vertical Decision-making ▶ オープンな議論と、リーダーによる決断

Keep in Sync, Aiming for the Same Goal ▶ 同じゴールを目指し、同期し続ける

Work Intensely and Be Focused ▶ 目的なき「一生懸命」は、いちばん危険

1% Problem-finding, 99% Solution-making ▶ 「できない」から「できる」をつくる

Go Brave. No Fear. No Regrets ▶ 世界を変えるのは、大胆で勇気ある挑戦

Enjoy the Challenges ▶ ワクワクしなければ、仕事じゃない』

これらから
  • アイデアが生まれたら、いち早く形にするために全速力で行動できる人材
  • 他とは差別化された、細部へのこだわりを持って仕事を進められる人材
  • 新しい知識、技術を貪欲に吸収する意欲のある人材
を求めていると考えられます。
LINEは前例のないことに挑み、成長を続けてきた会社です。だからこそ敢えて大胆なことに挑戦し、たとえ失敗しても挫けずに次へと挑戦できるような人材を求めているとも言えます。また、LINEは2019年7月1日より、採用活動が大きく変わることを発表しています。「Build Lean and Exceptional Teams」(最高を目指す、少数精鋭のチーム)の追求に向けて、LINEグループ各社においてリファラル採用(従業員の友人・知人紹介による採用)を強化するとしているので、LINEに知り合いがいらっしゃる方はチャンスかもしれないですね。
LINEの採用ページには、社員の方のインタビューや職種内容などが詳しく載っており、転職へのヒントを与えてくれると思います。どこの部署の社員が、日頃何を考え、どのように仕事に取り組んでいるのか、人間性も含め感じることができるでしょう。あなたが興味のある事業に取り組む社員の方の意見は、書類・面接対策においても必ず目を通しておきましょう。また、新卒採用のページの方には「100VOICES」と題して、現役のLINE社員の声が載っており、こちらも参考になるかもしれません。

給料(年収)

平均年間給与:716万円(2018年現在)
平均年齢:34.4歳(2018年現在)
平均勤続年数:2.6年(2018年現在)

労働時間

平均残業時間:30~32時間/月
会社を挙げて、残業時間を減らす取り組みをしている印象はないようです。残業はあるにはあるが、21時以降までやっている人はあまりいないという情報がありました。ただ、部署によっては休日出勤があったり、繁忙期は残業が慢性化したりしているところもあるようです。また、業務連絡を「LINE」アプリで行うため、通勤中や帰宅後にもメッセージが飛び交っており、残業という形でなくても長時間仕事のことを考えることになり、そういう点がストレスになる方もいらっしゃるようです。
ちゅうちゅう

LINEは中途入社の方が多いようで、幅広い職種で多くの求人があるようです。学歴重視ではなく、実際の経験を持つ人材、失敗を恐れるよりスピード感を持ってチャンレンジする人材を求めているようですね。

リアルリアル

(いいじゃないか。)

4.LINEの求人情報にはどんな傾向がある?

転職サイトを各種調べたところ、掲載されている求人はごくわずかであり、サービス企画の募集がありました。
LINEバイト」「LINEキャリア」「LINE採用コネクト」新規サービスなどを提供するHRサービス事業部での、サービス企画担当者の募集となっています。応募資格は学歴不問、Webサービスの企画経験をお持ちの方となっていますが、業界未経験も歓迎ということなので、チャレンジの機会はありそうです。
ただ、これはあくまで一般に公開されている求人であり、非公開の求人というものがある可能性があります。
例えば、転職エージェントのdodaの場合、非公開求人が公開求人の3倍以上の規模に上るため、doda非公開求人の方には他の技術系・事務系職種も含まれている可能性があります。
ちゅうちゅう

現時点で公開されている求人は限られているようですが、隠れ求人の存在は気になるところです。

リアルリアル

(いわゆる裏メニューってやつか。悪くない。)

5.LINEの現役社員・元社員からの評判は?(口コミ)

口コミや内部情報を以下にまとめました。新卒入社と中途入社では当然差があることを踏まえ、中途入社した人のみの内部情報です。
※参照元:OpenWork、enライトハウス、転職会議、キャリコネ他

項目 コメント
給与・福利厚生
  • 給与は、みなし残業代込みの年俸制。
  • 中途採用の場合、前職の給与によって入社時の年収が決まる。
  • 昇給基準が曖昧で、昇給しづらい。
  • LINEモバイルを、1回線会社負担で支給してくれる。
ワークライフバランス
  • 残業する、しないは自分次第。
  • LINE」アプリで業務連絡が来るため、オンオフが分けにくい。
  • 会社が急成長中で、1人あたりの業務量は相当ある。
  • 上司から促されるため、有休は取りやすい。
社風
  • 体制や組織が整っておらず無駄が多い。
  • 個人プレイヤーが多い。
  • 若い人が多く、仕事にスピード感がある。
  • やらないより、やって失敗という雰囲気がある。
成長機会・キャリア開発
  • 受動的な人は成長しにくい環境。
  • 年齢や社歴を問わず、入社してすぐに裁量を持たせてもらえる。
  • 中途社員が多く、人材育成プログラムはない。
  • 変化に動じない働き方が身についた。
入社後のギャップ
  • 人材育成の意識が低い。
  • 思ったより裁量権がある。
  • きちんとしたOJTがない。
  • 入社後の給料は上がりにくい。
退職検討理由
  • 韓国の親会社の意向で何でも決まるような状況が嫌になった。
  • 仕事ができる人にどんどん仕事が集中するため。
  • 裁量制のため、残業は多いが残業代は出ない。
  • もっと給料のよいところに移りたいから。
ワークスタイル
  • 在宅勤務(テレワーク/リモートワーク)を積極的に導入している。
  • ラッシュアワーを回避した通勤を推奨。
  • フレックスタイム制度を継続している。
  • 電子契約の導入により、在宅勤務を後押ししている。

給与・福利厚生

給与に関しては、昇給が少ないため中途入社時の交渉が非常に重要です。エンジニアは他の職種よりも相対的に高いようです。福利厚生はユニークで、満足している方が多いようです。給与とは別で月1万円以上の金額がLINEペイに毎月入金される他、LINEストアで使えるポイトも1万円以上が年2回付与されるという情報がありました。また、朝に軽食が提供され、パン、おにぎり、サラダから選べるのが嬉しいという意見もありました。

ワークライフバランス

裁量労働制であり労働時間をある程度コントロールできたり、自宅作業等も調整もつけやすく、働きやすい会社だと感じている方が多いようです。休みに関しても取りやすいようです。産休育休取得にも好意的なので、周りを気にせず休みが取れるようです。「LINE」で業務連絡がくるため、公私の「LINE」を分ける、就業時間以外は見ないと自分で決めるなどしないと、バランスが崩れる可能性があるという意見がありました。

社風

チームワークに重きを置くというよりは、個人の力が強い社風のようです。まだ若い会社ということもあり、体制や組織が整っていないという意見が複数ありました。独りでどんどん進めるのが好きな人や若くてゴリゴリいきたい人には良い環境だが、大企業でルールの中で生きてきた人には不向きと感じてる向きもあるようです。やらないよりやって失敗という雰囲気があるのでチャレンジしやすい、フラットな社風という意見も目立ちます。

成長機会・キャリア開発

年齢や社歴を問わず、入社してすぐに裁量を持たせてもらえるため、若手でも比較的大きなプロジェクトにアサインされ経験を積めるようです。新卒の多い会社のように誰かに成長させてもらえるとは思わないほうが良いという意見が多かったです。基本的には社内における研修制度は整っておらず、各自キャッチアップして能力を高めていく必要があるようです。

入社後のギャップ

想像以上に裁量を持たせてくれ、何でもやらせてくれるようです。日本と韓国の文化の違いに馴染めないという意見もありました。日本人と韓国人では仕事の進め方、考え方、組織的行動に大きく違いがあるため、2国間の調整に時間が掛かり、結果開発が遅延することが発生することもあるようです。

退職検討理由

韓国と日本とが色々と入り乱れているため、なかなか日本のやり方だけでは物事を進めにくいのが嫌になったという理由がいくつかありました。外資で韓国企業だという事をきちんと認識しておくべき、という意見がありました。他には、積極的に退職は考えていなかったが、この会社で働いているうちに関係他社から声をかけられることが多くなったという意見もありました。

ワークスタイル

緊急事態宣言時はラッシュアワーを回避した出退社を推奨しており、解除後もフレックスタイム制度を継続しています。許可制となっていますが、当初2020年7月末までとされていた在宅勤務(テレワーク/リモートワーク)も、12月末まで延長して認めています。
また、契約業務や押印のために出社せざるを得ない状況を変えるため電子契約を導入し、在宅でも仕事ができる環境を整えています。緊急事態宣言期間中、LINEは社員に対して月額5,000円の新型コロナ対応手当を支給するなど、企業として新しい時代に迅速に対応していこうとする姿勢が見られます。
ちゅうちゅう

福利厚生は、LINEストアで使えるポイトが年2回付与されるなど、ユニークで魅力的なものが多いようです。チームワークをさほど重視しない社風のようなので、個人プレイヤーとして働きたい、変化が早くチャレンジングな仕事がしたいという方に向いている会社かもしれません。

リアルリアル

(考えるな。感じるんだ。)

6.LINEへの転職を成功させるには?

ここまで読んで、LINEへの転職意欲は高まりましたか?

LINEに転職する方法で一番おすすめしたいのは、転職エージェントの活用です。

※転職エージェントとは?
「エージェント」というのは、いわゆる「代理人」です。転職エージェントは、転職希望者と中途採用の求人を出している企業とをつなげるのが役割です。転職エージェントは、採用が成功した場合に企業から手数料がもらえるので、転職希望者からはお金をもらいません。そのため無料で利用できるサービスです。これらのサービスは、サイト上で登録をすると転職エージェントの方から面談の誘いがメールで来ます。そのうえで日程を調整してその転職エージェントの企業に訪問し、面談を行います。面談では、「具体的に転職を考えているのか」「なぜ今の会社を辞めようと思っているのか」「どういった会社に移りたいと思っているのか」というような質問があり、それに答えていくかたちになります。転職エージェントに登録する転職希望者は、「一刻も早く転職したい」という人もいれば、「特にまだ転職は考えていないが、良い求人があれば転職したい」など様々な思いを抱いています。そのため、面談で「具体的に転職を考えているのか」という質問に対して、「今は情報収集している段階です。」と答えても、まずイヤな顔はされないと思って大丈夫です。
では、LINEに転職する場合に転職エージェントを活用すべき理由ですが、以下4点です。
  • 一般には公開されていない、LINEの求人情報について入手できる可能性がある。
  • 書類選考・面接について、LINEに特化した対策を行ってもらえる。
  • 年収など、求人企業との待遇面の交渉について代行してもらえる。
  • 転職後に実際に配属される部署の実態について、詳しい情報を教えてもらえる。

一般には公開されていない、LINEの求人情報について入手できる可能性がある。

例えばdodaの場合、サイト上で公開されている求人の3倍以上もの非公開求人を取り扱っています。

※転職エージェントはなぜ全ての求人を公開しないのか?
転職エージェントは全ての求人を公開しない、というよりは公開できないのです。これはなぜかと言うと、企業は人ありきとよく言われますが、あくまでビジネスあってこその人と言うこともできます。要するに、既存ビジネスの強化・新規ビジネスの創出を行うために人が必要なのです。そのため、特に新規ビジネスについては、開始する前、もしくは開始して間もなくは他社にそのことを知られたくありません。中途採用の募集を行ううえでも、自社のサイトはもちろん、転職サイトにもその情報を載せたくないのです。そうすると、転職エージェントにそのような中途採用求人が集まることになります。なぜ転職エージェントなのかと言うと、転職希望者個人と対面する必要があり、情報をオープンにする必要が無いからです。ちなみに、公開されている求人と比べて、戦略的な採用という色が濃いため年収やポジションも好条件のものが多いのが一般的です。
転職エージェントの大手であればあるほど、LINEの非公開求人も取り扱っています。
あなたのような転職希望者の適性に応じて提示してくれますし、適性に合う求人が無い場合でも、LINEに対して適性に合う求人が無いか、あなたを売り込みに行ってくれることもあります。
そのため、LINEのサイトや転職サイト・転職エージェントのサイト上の求人を見て、自分に合う求人が無い場合には、非公開で取り扱いが無いか、転職エージェントに尋ねてみることをおすすめします。

書類選考・面接について、LINEに特化した対策を行ってもらえる。

転職エージェントは、過去に多くの転職希望者の転職を実現させているため、転職人気企業であればあるほど、その機会に多く携わっています。そのため、選考スタイルや選考プロセスについて熟知しており、ノウハウが豊富です。

どんな人なら受かって、どんな人なら落ちてしまうのか。面接でどういう質問がされ、それにどう答えれば受かり、落ちる場合は答え方がまずかったのか、答える内容自体が間違っていたのか。そのような過去実績に基づく膨大なデータを保有しています。
その根拠データやノウハウを用いて、LINEの書類選考を突破するために、職務経歴書上でどんな内容をどんな風にアピールした方が良いのか、面接の段階では想定される複数の質問に対して、どう答えた方が良いのか、サポートしてもらえます
さらに、面接担当者にはどんな傾向があるのか(結論から論理立てて話すようにしないと、60分の面接でも30分で終わってしまうなど。。)、求人情報ではまず触れられるはずのない情報も持っているため、転職サイトや企業サイトから応募するよりも圧倒的に有利に進められます。
なお、これは意外だと思いますが、このように転職エージェントは転職人気企業ほどパイプが太いため、仮に採用企業側が面接であなたを落とすと判断した場合でも、掛け合ってくれて通過させてくれることもあったりします
基本的に、面接については終了後に転職エージェントに「面接終了しました。」と電話連絡を入れるステップがあります。その際、「おつかれさまでした。面接はいかがでした?」と面接の苦労を労ってもらえるとともに、「うまく答えられなかった質問はありましたか?」など丁寧にフォローを入れてくれます。その内容をもって、転職エージェントはあなたの代理となり、その後採用企業側にフォローを入れてくれるのです。
ただ、全ての転職エージェントがそういった対応を行ってくれるわけではありません。転職エージェントは良いところだけを選ぶようにしましょう

年収など、求人企業との待遇面の交渉について代行してもらえる。

転職するうえで、重要なものの1つは年収でないでしょうか。 年収については、残業の有無と同様に面接で質問することは難しいと思います。

「年収〇万円以上」「年収〇万円~〇万円」という求人情報がほとんどですが、転職エージェントは、転職希望者の適性と過去の転職成功者の適正をマッチングして、「この人なら年収〇万円だろう」などとあたりをつけます。そのうえで、最終面接、もしくはその後に企業から実際の金額について転職エージェントに連絡が入ります。
その段階で、前もってあなたが事前に伝えていた金額よりも低ければ企業側と交渉してくれます。さらに、もしあなたが事前に伝えていた額と同等であった場合でも、それより高くならないか、掛け合ってくれるのです。
これは直接応募ではまず不可能なことだと思うので、転職エージェントに頼りましょう。

転職後に実際に配属される部署の実態について、詳しい情報を教えてもらえる。

これまで見ていただいたとおり、会社自体の情報は事前に仕入れることができても、実際に配属される部署についての情報を仕入れることは不可能に近い、というか不可能でしょう。

一緒に働くうえで、その部署の上司・同僚のタイプや新卒中途・男女の比率、他の関連部署との力関係、会社の中での位置づけなど、事前に知っておくことに越したことはありません。転職エージェントはそういった情報も保有していますので、気になることはどんどん聞いてみましょう。
併せて、気になった会社については、いろいろ悪い口コミ情報などもネットなどで見かけることがあるでしょう。そういった口コミ情報が正しいのか、間違っているのかについても、聞いてみるのが良いでしょう。
ちゅうちゅう

そもそも自分に合った会社なのか、合う場合、受かるためにどうしたら良いか、転職エージェントを味方につけるのが効率的ですね。

リアルリアル

(う~ん、そうきたか。)

7.LINEへの転職で、おすすめの転職エージェントは?

転職エージェントは有名な会社だけでも10社近くあります。
実際相手にする担当者との相性含め、当たり外れが多いのが実際のところです。登録や面談の手間、日ごろの電話・メール対応も考えると、どの転職エージェントと付き合うかについては、失敗は許されないと言っても過言ではありません。
LINEに転職するために登録すべき転職エージェントを、以下の観点で選びました。
  • LINEの求人について、取り扱い実績がある。
  • LINEへの転職をサポートできるノウハウを持っている。
  • LINE以外の求人情報についても豊富に保有しており、そのような求人についても成功までサポートするノウハウを保有している。
これらの要素が全て当てはまる、具体的におすすめしたい転職エージェントは以下4社です。 登録自体は2~3分で済みます。無料なので費用面のリスクもありません。
  登録すべきか 特徴
リクルートエージェント 業界最大手。LINEへの転職サポート実績多数。
doda 業界2番手。LINEへの転職サポート実績多数。提案力に強み。
ビズリーチ ダイレクトリクルーティングが活発で、職務経歴書が目につけば人事担当者が連絡してくる可能性あり。
特に『リクルートエージェント』『doda』の2社は登録を強くお勧めします。
ただ、この2社については最大手でもあり、他の転職希望者も多数抱えるため、対応スピードなどサポートに満足が行かない場合もあるかもしれません。それも踏まえ、『ビズリーチ』も登録しておく方が良いでしょう。
ちなみに、登録完了後、転職エージェントから連絡が来るタイミングはマチマチです。早いところもあれば遅いところもあります。一方で、登録する内容については転職エージェントによる違いはほとんど無く、同じ作業の繰り返しです。
そのため、登録するエージェントが決まったら、一気にまとめて登録してしまう方が効率的です。
各社の特徴は、以下のとおりです。

リクルートエージェント|業界最大手・求人企業からの圧倒的な信頼度

リクルートエージェント』は、リクルートが運営する業界No.1の転職エージェントです。
若手からベテランまで、幅広いユーザーの転職サポート実績があります。
業界最大手のため、LINEへの転職実績は多数あり、以下のメリットがあります。
  • LINEへの転職実績が多数あり、転職希望者へのサポートノウハウが豊富
  • LINE側からの信頼も厚く、非公開求人の充実につながっている。
LINEへの転職に一番直結する転職エージェントと言えるでしょう。
リクルートエージェント公式サイトhttps://www.r-agent.com/

doda|業界No.2・転職希望者に対する高い提案力

doda

doda』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する業界No.2の転職エージェントです。
若手からベテランまで、幅広いユーザーの転職サポート実績があります。 非公開求人は8万件、登録者数は370万人の規模に上ります。 拠点は全国に10カ所(※)あります。 ※東京、札幌、仙台、横浜、名古屋、大阪、京都、兵庫、広島、福岡
おすすめの求人を紹介してくれる段階になると、結構絞って紹介してくれます。 また、求人企業とのやりとりは担当が別なので、求人について細かい質問をした時など、その場で回答をもらえないこともあります。当然後からきちんと回答はもらえますので、聞きたいことは遠慮せずに聞いておくべきです。
転職希望者のニーズを掘り下げてくれるため、面談時間も2時間ぐらい見ておいた方が良いでしょう。
doda公式サイトhttp://doda.jp/

ビズリーチ|企業の採用担当者からダイレクトリクルーティングに強み

ビズリーチ』は、人材系ベンチャーのビズリーチが運営する転職支援サービスです。
特徴的なのは、ダイレクトリクルーティングという概念を日本にもたらした第一人者的な存在というところです。数多くの転職希望者のデータを求人企業に公開、転職エージェントなどを通さずに企業側が直接転職希望者にアプローチできる、画期的な取り組みです。この方法を取り入れる企業は拡大する一方のようです。なお、ダイレクトリクルーティングだけではなく、多数のヘッドハンターも利用するサービスのため、転職エージェントとは違う角度で求人を入手できる機会も望めるサービスです。
ビズリーチ公式サイト https://www.bizreach.jp/
ちゅうちゅう

リクルートエージェント』『doda』は大手だからまずオススメってことですね。転職エージェントは何社登録してもタダですしね。そのうえで、いろんな担当者と意見交換できるわけですし。

リアルリアル

どーだ、どーなんだ。)

8.転職エージェントを上手に使いこなすには?

ここからは、実際に『リクルートエージェント』『doda』『ビズリーチ』のいずれか、もしくは全て登録完了した後の話になります。
転職エージェントの担当者から、面談の誘いについての連絡が入ります。その後面談を行うわけですが、そこからの注意点をお伝えします。

仕事観や人生設計含め、転職エージェントに対しては、本音トークを心がけましょう。

転職希望者にとって、転職は人生を賭けた勝負です。そのため、転職エージェントとは最初から本音トークを行いましょう。隠し事はもちろん遠慮して本音を伝えないと、後から「お互い時間の無駄」になってしまいます。
求人企業との面接とは違い、転職エージェントは橋渡し役の立場になるため、「どんな会社を受けたいのか、どんな会社は受けたくないのか」「どんな仕事がしたいのか、どんな仕事はやりたくないのか」この辺は遠慮なく伝えてください。
言ってしまえば、転職エージェントにとって、転職希望者は「商品」という位置付けです。そのため、転職希望者がどんな人間なのか?もちろん初対面ですから知らないわけで、それを知ることによって、提示される求人の精度が高まります。あなたにとっても、求める求人情報以外は提示されたくないと思いますので、遠慮なく最初に本音を伝えておきましょう。
また、複数の転職エージェントを利用する場合、その旨も先に伝えておきましょう。そうすることで、他の転職エージェントに勝つために、あなたへの対応優先度が上がる可能性があります。

転職エージェントから紹介された求人情報に断りを入れる際は、次につながる断り方をしましょう。

転職エージェントとの面談時、もしくはその後日、転職エージェントからあなたの希望に合うと思われる求人情報の紹介を受けます。その際、「うーん、この会社か、あんまりいい話聞かないな。。」とか「うーん、この会社にはすごく入りたいんだけど、この仕事はちょっとな。。」と思う時が必ず訪れるでしょう。その際は、転職エージェント側の気持ちを踏まえ、以下のように次につながる断り方をしましょう。
  • 断りを入れる前に、その求人情報が自分に合うと、どの点で判断したのか聞いてみる。そのうえで、自分の希望に合わない点を伝えたうえで断りを入れる。
  • その会社で働いている(働いていた)知人や友人がいて、内情を聞いている限りどうしても興味が湧かない、と伝えたうえで断りを入れる。
※「ネット上での口コミを見て興味が持てない」というのは、現実性に乏しく、あまりおすすめできません。ただ、その際はその口コミ内容を伝えたうえで、実際はどうなのか聞いてみると良いでしょう。また、転職エージェントの担当者によっては、「口コミサイトは当てにならないし、見ない方がいいですよ。」とあなたに言ってくる場合もあります。そういった担当者に当たった場合は、担当者を変更してもらうことも視野に入れたうえで興味が湧かず断りたい、と意思を表示しましょう。
逆に、以下のような断り方はやめましょう
  • 理由を伝えることなく断りを入れる。
  • 最初の対面時ではなく、後日メールでの紹介があった場合、そのメールを無視して返信しない。
このような対応を行うと、その後紹介される求人がガクっと減ってしまうなど、担当者にとってのあなたの対応優先度が低くなってしまい損につながります。

転職エージェントから紹介された求人情報に興味を持った場合、その求人情報の背景を把握しましょう。

転職エージェントとの面談時、もしくはその後日、転職エージェントからあなたの希望に合うと思われる求人情報の紹介を受けます。その際、「お!これはぜひ受けてみたい!」という瞬間が訪れることがあるでしょう。その際は、転職エージェントに対して、あなたがその求人に興味を持っていることを伝えるとともに、併せて以下のように質問してみましょう。
  • なぜ中途社員が必要なのか(例、新しいポジションか、既存社員が辞めた埋め合わせか、業績向上による人員増強か、など)
  • いつ頃から募集しているのか。
  • 現時点で決まっていない理由は何なのか。
  • 面接に受かる人にはどんな傾向があるのか。逆に落ちる場合はどんな傾向があるのか。
このような確認を行い、得られた情報を書類選考・面接対策に反映することで、あなたの転職成功確率が高まることでしょう。

転職エージェントの担当者と合わない場合は、担当者変更を要求しましょう。

転職エージェントから求人情報の紹介が始まった後が一般的ですが、次のような場合は担当者に直接、担当者変更を依頼しましょう。
  • うまく付き合おうと努力を重ねたが、人間としての相性も含め自分とは合わない。
  • 見当違いの企業ばかり紹介してくる。
  • 求人情報について、担当者自身が詳細把握できていない。
  • メール返信等、対応がとても遅い。
転職エージェントにとっても、避けたいのはあなたが他の転職エージェントに逃げてしまうことです。そのため、その担当者に対して、思い切って担当者変更を依頼しましょう。
その際、注意点は以下のとおりです。
  • (これは必須です!)これまでサポートしてもらった感謝の気持ちを伝える。
  • 転職活動に慣れていないため不安が大きく、「他の担当者の意見も聞きたい」と伝える。要するに、その担当者に外れて欲しいのではなく、別の担当者の意見も聞きたいと伝える。
このように依頼すれば、悪い印象を与えることなく、スムーズな担当者変更につながるはずです。

主導権は転職エージェントではなく、あなたにあることをしっかり肝に銘じましょう。

これが一番重要なのですが、転職エージェントと面談を行い、その後コミュニケーションを続けていく中で、あなた自身の気持ちや担当者との相性によって、「何のために転職活動をしているのか」よく分からなくなってしまう場合があります。
転職エージェントは転職のプロとして、あなたと対等の立場で接してくることが多いです。ただ、中には「どんどん応募しないといつまでも決まりませんよ。多少希望と違ったとしても、まずは受けてみましょう」など、とにかく数をこなすよう促される場合もあります。
その際、転職エージェントに振り回されることなど決して無いよう「主導権は自分にある」ということを肝に銘じましょう「転職エージェントと上手に付き合う」というのは、「転職エージェントを上手に使いこなす」ということです。
決して高慢な態度を出してはいけませんが、「この転職希望者にはぜひ成功して欲しい!しっかり協力しよう!」と、気持ち良く仕事をしてもらうようにしましょう。担当者もあなたと同じ人間です。「最低限のビジネスマナーを守る」「約束は守る、できない約束はしない」「なるべく早めの対応を心がける」など、普段の仕事と同様の感覚で接しておけば間違いないと言えるでしょう。
ちゅうちゅう

転職エージェントはあなたの味方なので、本音で接しつつ協力してもらうためにきちんとビジネスライクに付き合えば何の問題もないってことですね。

リアルリアル

(お頼み申します!)

ここまで読んでいただいた、あなたに
LINEへの転職について、必要な情報は全て提示しました。
転職人気企業ですが、部署によっては激務だったりと、部署単位で満足度が異なる企業という側面もあります。会社としてだけで判断するのではなく、実際どんな環境で働くのか、部署レベルまで落とし込んだ情報収集を行い、そのうえでチャレンジしてみることを強くおすすめします。
LINEへの転職に成功するために抽出した転職エージェント
転職が実現した後、どんな人生を描けるかが本当の勝負です。
「この会社に転職してみて、確かに大変なところもあるけど、それはある程度事前に知っていたことだ。決めたのは自分なんだから頑張って続けよう。」
そういった転職が実現できるよう、少しでも力になれましたら光栄です。
ちゅうちゅう

LINEの攻略がんばりましょう!

リアルリアル

(ごちそうさまでした!)