doda X

転職活動で、doda Xに登録してみようか、と考えている方もいらっしゃるかと思います。ハイクラス案件が多いみたいだけどまだ新しい転職サービスのようだし、どんなサービスが受けられるのか気になっているかもしれませんね。

登録するために、「自分に役に立つのかな?」と情報を探してみても、公式サイトには表向きの情報しかありませんし、口コミ系のサイトでも情報量が膨大で見るのも大変です。結果、本当に登録して大丈夫なのかな?と思ってしまうでしょう。

このページでは、doda Xを使った転職について、どうしたら有益な情報を得られるか、そのうえで転職したいと思ったらどう利用すべきか、現役エージェントの知見から、doda Xでの転職について触れたいと思います。

このページを読んでいただければ、doda Xを利用した転職についての情報は一通り揃っているかと思います。あなたがdoda Xを使って転職すべきかの判断材料になり、さらに転職したいと思った場合、doda Xで理想の転職が実現できる可能性が高まるはずです。

ちゅうちゅう

転職活動でdoda Xは使えるのかな?と思っている方向けの記事です。読んで損はないはずですよ。

リアルリアル

(ハイクラス案件に特化したスカウト型のサービスのようだな。)

次章以降で詳細について触れますが、doda Xでの転職についての所見をまとめます。

転職を考える際、押さえるべきdoda Xの特徴

  • 優秀なヘッドハンターのスカウトによる、ハイクラス転職が可能。
  • 質の高いサービスを長期的に受けられる。

doda Xに登録するうえで、押さえておくべきポイント

  • 求人数は絞られている。

2.doda X(デューダエックス)って、どんな転職サービス?

doda X(デューダエックス)って、どんな転職サービス?

doda Xは、ハイクラス案件に特化した転職サービスです。20193月に、パーソルキャリアがハイクラス人材向けの転職サービスとして運営を始め、2022年10月にサービス名称が変更されました。パーソルキャリアは大手転職サービスとして有名な「doda」の運営も行っているので、名前をご存じの方も多いかもしれませんね。

doda Xはスカウト型の転職サービスであり、スキルや職務経験を登録するとヘッドハンターからスカウトが届きます。より厳選された特別な求人が届く「プラチナスカウト」「ダイヤモンドスカウト」機能もあり、ハイクラス案件を探している方にとっては利用価値のある転職サービスと言えます。

項目 内容
取り扱い地域 日本全国
面談場所 日本全国
取り扱い業種 全般
取り扱い職種 CxO・事業責任者、事業企画・経営企画、営業、IT・Webエンジニア、経理・財務・人事・法務、マーケティング・販促・商品開発、技術職(機械・電気)、コンサルタント、金融系専門職、医療専門職、技術職(化学・食品系)、技術・専門職(建設・不動産系)、クリエイター・クリエイティブ職、サービス系(店舗管理・運営管理)、技術職(組み込みソフトウェア)、SCM・物流・購買系
求人数 約57,000 件 ※2024年7月時点
特徴
  • 優秀なヘッドハンターのスカウトによる、ハイクラス転職が可能。
  • 質の高いサービスを長期的に受けられる。
  • 求人数は絞られている。
ちゅうちゅう

ハイクラス案件を探していて、スカウト型の転職サービスを利用したい方によさそうですね。

リアルリアル

(いいぞいいぞ。)

3.doda X(デューダエックス)のメリットは?

優秀なヘッドハンターのスカウトによる、ハイクラス転職が可能。

doda X

doda Xの最大のメリットは、稀少性の高いハイクラス求人に出会えることです。個人で転職活動を行っていても、なかなか満足のいく求人が見つからないという方も多いのではないでしょうか。ハイクラスのポジションは事業戦略に直結していることがほとんどで、求人を非公開にせざるを得ないからです。

また、現在の仕事が忙しく、転職先を自分で探す時間が取れないという方も多くいらっしゃると思います。doda Xならば、求職者のスキルや経験、企業側の条件などをヘッドハンターが総合的に判断してスカウトするため、無駄がありません。ミスマッチが少なく、自分で求人に応募するよりも合格率が高くなるのです。

doda X自体は新しいサービスですが、運営しているのはパーソルキャリアです。このパーソルキャリアは、転職エージェント市場でも存在感を放つ「doda」を運営しており、長年の人材紹介サービスで培ってきたノウハウがあります。

doda Xの求人実績を見ると、いわゆる大企業が多く、年収も1,000万円超えの高収入が目立ちます。外資含め様々な業種・職種のハイクラス案件を取り扱っているので、他の転職サービスでは満足できなかった方はぜひ、試してみてはいかがでしょうか。

質の高いサービスを長期的に受けられる。

転職エージェントの中には、数多くの求人にトライして短期決戦で転職先を決めるというタイプも多くありますが、doda Xはそれとは逆のタイプの転職サービスです。ヘッドハンターが取り扱っているのは希少性の高い非公開求人が多く、求職者の市場価値向上を考えながら転職活動を長期的にサポートするタイプです。

経験豊富なヘッドハンターが、履歴書・職務経歴書の見せ方や面接対策、求職者自身が気づいていない強みの発掘などを行い、長期的に付き合いながら、ここぞという求人があったときにスカウトに応じることでハイレベルな転職を実現できます。

自分で転職先を探すとなると、どうしても固定概念に捉われた活動に陥りやすいです。しかしスカウト型の転職活動だと、登録したスキルや経験に興味を持ったヘッドハンターから思いもよらないポジションのスカウトが届くこともあるので、試してみる価値があります。

4.doda X(デューダエックス)で失敗しないために知っておくべきデメリット

求人数は絞られている。

doda Xは、幅広い年代やあらゆるタイプの求職者をターゲットとした転職サービスではありません。利用者の9割以上が年収600万円以上(約2割は1,000万円以上)であり、約8割の方が大卒以上の学歴を持っているとのことです。

このようにハイクラス人材をターゲットとしている為、稀少性の高い高年収案件ばかり取り扱うことになり、自ずと求人数は絞られてきます。求人数が少ないのは一見デメリットのように感じられますが、始めから興味が持てないような求人は弾かれるため、厳選された求人のみ目を通すことが出来るので時間を無駄にせずすみます。

ところで、ヘッドハンターから気になる求人を紹介された場合、その企業の口コミが気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。その際、企業の内情を知るために以下のようなサービスがあります。現役社員、元社員の口コミであるため、信用できる情報なのかどうかの問題はありますが、もし共通する内容が多いなら、その求人を担当するヘッドハンターの方に事実確認してみるのが良いでしょう。

なるべく「新卒社員」は除外し「中途入社社員」の口コミに絞って参考にするのがコツです。また、最低2サイトは利用し、意見の偏りを防ぐことをおすすめします。

ちゅうちゅう

転職口コミサイトを4件紹介しましたが、まずは自分の会社の口コミを見てみるのがおもしろいと思います。

リアルリアル

(考えるな。感じるんだ。)

5.doda X(デューダエックス)の特徴から、向いているのはどんな人?

これまでのメリットやデメリットを踏まえ、doda Xの利用をおすすめしたいのは、以下の方です。

ハイクラス案件に興味があり、条件があえば転職したいと考えている

doda Xは厳選されたハイクラス案件が多く、求職者のスキルや経験を総合的に判断してヘッドハンターが最適なマッチングを行います。その為、思ってもみないような業種・職種からスカウトが届くこともあり、新しい世界が広がるかもしれません。ゆっくり時間をかけてベストな転職先を探したいと考える方に向いている転職サービスと言えます。

6.doda X(デューダエックス)の流れ(最初の登録のやり方から求人を紹介されるまで)

転職支援サービスを受けるには、会員登録を行います。

流れは以下のとおりです。

会員登録:氏名、メールアドレス

完了

doda Xでは、会員登録後にマイページが表示されるようになります。職務経歴などはここから登録します。外資系を希望する方は英語の職務経歴書も提出したいところですが、マイページで登録できるのは一種類のみなので、日本語・英語を併記した職務経歴書を作成してください。

会員登録

公式サイトにアクセスし、「会員登録する(無料)」リンクより、会員登録を行います。登録は無料です。

入力内容は以下のとおりです。

  • 氏名
  • メールアドレス
  • パスワード

氏名とメールアドレスで簡単に会員登録できます。その後レジュメを登録すると、求職者のスキルや職務経験を見て興味を持ったヘッドハンターからスカウトが届きます。会員登録の時点では、連絡先情報が企業に対して開示されることはありません。

<連絡先情報>

  • 氏名
  • 生年月日
  • 電話番号
  • 郵便番号・市町村以降の住所
  • メールアドレス

以下の項目は企業に開示されます。

<開示情報>

  • 基本情報(性別・年齢・都道府県・現在年収・マネジメント経験)
  • 経験社数
  • 転職意向
  • 直近職歴
  • 希望条件(職種、勤務地、年収など)
  • 職務要約・スキル
  • 過去職歴
  • 学歴
  • 表彰
  • 語学力
  • 資格
  • 特記事項

開示情報はなるべく詳しく書きましょう。doda Xは、まず担当と会って面談という形式ではないので、レジュメが全てです。レジュメに興味を持ってもらえなければスカウトが届かず、転職活動が進みません。

また、自分では「こんな情報要らないかな?」と思うようなことでも、どの方面から興味を持たれるか分かりません。遠慮せず書きましょう。自分が考えてもいないようなところから声が掛かって、新しい道が拓けるというのもスカウトの醍醐味です。

登録完了

以上で登録は完了です。登録後、ヘッドハンターからスカウトが届くのを待ちます。募集企業の状況や、市場の需給バランスなどによってはスカウトが届きにくいこともあり得ます。職務経歴書の内容が詳細であるほどスカウトが届きやすいので、なかかなかスカウトが来ない場合は内容を見直しましょう。

doda Xには、企業の重要なポジションに相応しいと判断された方に送られる「プラチナスカウト」や「ダイヤモンドスカウト」などの特別なスカウトもあります。挑戦し甲斐がありますね。これら魅力的なスカウト受けるためにも、まずは登録してみましょう。

7.doda X(デューダエックス)を上手に使いこなすためのコツ・注意すべきポイント

ここからは、実際にdoda Xに登録完了した後の話になります。
ヘッドハンターから面談の誘いについての連絡が入ります。その後面談を行うわけですが、そこからの注意点をお伝えします。

仕事観や人生設計含め、ヘッドハンターに対しては、本音トークを心がけましょう。

転職希望者にとって、転職は人生を賭けた勝負です。そのため、ヘッドハンターとは最初から本音トークを行いましょう。隠し事はもちろん遠慮して本音を伝えないと、後から「お互い時間の無駄」になってしまいます。

求人企業との面接とは違い、ヘッドハンターは橋渡し役の立場になるため、「どんな会社を受けたいのか、どんな会社は受けたくないのか」「どんな仕事がしたいのか、どんな仕事はやりたくないのか」この辺は遠慮なく伝えてください。
言ってしまえば、ヘッドハンターにとって、転職希望者は「商品」という位置付けです。そのため、転職希望者がどんな人間なのか?もちろん初対面ですから知らないわけで、それを知ることによって、提示される求人の精度が高まります。あなたにとっても、求める求人情報以外は提示されたくないと思いますので、遠慮なく最初に本音を伝えておきましょう。
また、複数のヘッドハンターを利用する場合、その旨も先に伝えておきましょう。そうすることで、他のヘッドハンターに勝つために、あなたへの対応優先度が上がる可能性があります。

ヘッドハンターから紹介された求人情報に断りを入れる際は、次につながる断り方をしましょう。

ヘッドハンターとの面談時、もしくはその後日、ヘッドハンターからあなたの希望に合うと思われる求人情報の紹介を受けます。その際、「うーん、この会社か、あんまりいい話聞かないな。。」とか「うーん、この会社にはすごく入りたいんだけど、この仕事はちょっとな。。」と思う時が必ず訪れるでしょう。その際は、ヘッドハンター側の気持ちを踏まえ、以下のように次につながる断り方をしましょう。

  • 断りを入れる前に、その求人情報が自分に合うと、どの点で判断したのか聞いてみる。そのうえで、自分の希望に合わない点を伝えたうえで断りを入れる。
  • その会社で働いている(働いていた)知人や友人がいて、内情を聞いている限りどうしても興味が湧かない、と伝えたうえで断りを入れる。
※「ネット上での口コミを見て興味が持てない」というのは、現実性に乏しく、あまりおすすめできません。ただ、その際はその口コミ内容を伝えたうえで、実際はどうなのか聞いてみると良いでしょう。また、ヘッドハンターの担当者によっては、「口コミサイトは当てにならないし、見ない方がいいですよ。」とあなたに言ってくる場合もあります。そういった担当者に当たった場合は、担当者を変更してもらうことも視野に入れたうえで興味が湧かず断りたい、と意思を表示しましょう。
逆に、以下のような断り方はやめましょう
  • 理由を伝えることなく断りを入れる。
  • 最初の対面時ではなく、後日メールでの紹介があった場合、そのメールを無視して返信しない。
このような対応を行うと、その後紹介される求人がガクっと減ってしまうなど、担当者にとってのあなたの対応優先度が低くなってしまい損につながります。

ヘッドハンターから紹介された求人情報に興味を持った場合、その求人情報の背景を把握しましょう。

ヘッドハンターとの面談時、もしくはその後日、ヘッドハンターからあなたの希望に合うと思われる求人情報の紹介を受けます。その際、「お!これはぜひ受けてみたい!」という瞬間が訪れることがあるでしょう。その際は、ヘッドハンターに対して、あなたがその求人に興味を持っていることを伝えるとともに、併せて以下のように質問してみましょう。

  • なぜ中途社員が必要なのか(例、新しいポジションか、既存社員が辞めた埋め合わせか、業績向上による人員増強か、など)
  • いつ頃から募集しているのか。
  • 現時点で決まっていない理由は何なのか。
  • 面接に受かる人にはどんな傾向があるのか。逆に落ちる場合はどんな傾向があるのか。
このような確認を行い、得られた情報を書類選考・面接対策に反映することで、あなたの転職成功確率が高まることでしょう。

主導権はヘッドハンターではなく、あなたにあることをしっかり肝に銘じましょう。

これが一番重要なのですが、ヘッドハンターと面談を行い、その後コミュニケーションを続けていく中で、あなた自身の気持ちや担当者との相性によって、「何のために転職活動をしているのか」よく分からなくなってしまう場合があります。

ヘッドハンターは転職のプロとして、あなたと対等の立場で接してくることが多いです。ただ、中には「どんどん応募しないといつまでも決まりませんよ。多少希望と違ったとしても、まずは受けてみましょう」など、とにかく数をこなすよう促される場合もあります。
その際、ヘッドハンターに振り回されることなど決して無いよう「主導権は自分にある」ということを肝に銘じましょう「ヘッドハンターと上手に付き合う」というのは、「ヘッドハンターを上手に使いこなす」ということです。
決して高慢な態度を出してはいけませんが、「この転職希望者にはぜひ成功して欲しい!しっかり協力しよう!」と、気持ち良く仕事をしてもらうようにしましょう。担当者もあなたと同じ人間です。「最低限のビジネスマナーを守る」「約束は守る、できない約束はしない」「なるべく早めの対応を心がける」など、普段の仕事と同様の感覚で接しておけば間違いないと言えるでしょう。
ちゅうちゅう

ヘッドハンターはあなたの味方なので、本音で接しつつ協力してもらうためにきちんとビジネスライクに付き合えば何の問題もないってことですね。

リアルリアル

(お頼み申します!)

8.まとめ:評判の良し悪しは、ハイクラス案件に興味があり、スカウト型のサービスを望むかどうかによる。

doda Xについて、必要な情報は全て提示しました。

求人は稀少性のある厳選されたものが多いので、ハイクラス案件を探していて、自分で求人を探すよりスカウトが届くタイプの転職サービスを利用したいという方には間違いなくおすすめです。自分では思いもよらなかったポジションのスカウトが届くこともあるので、新しい分野に興味がある方にもおすすめです。BIZREACH(ビズリーチ)とよく比較されますが、登録するための入力内容は同じですし、どちらも無料です。両方利用して、転職市場価値を知るための情報収集として使ってみても良いのではないでしょうか。

理想の転職が実現できるよう、少しでも参考にしていただければ光栄です。

ちゅうちゅう

doda X、転職に使えそうでしたか?引き続き活動がんばりましょう!

リアルリアル

(ごちそうさまでした!)