中途採用で、電通に転職したい、と考えている方は多いかと思います。日本を代表する広告会社として、特に広告関係者の間では知らない人はいませんね。
このページでは、電通への転職について、どうしたら正確な情報を得られるか、そのうえで転職したいと思ったらどう対処すべきか、現役エージェントの知見から、電通への転職について触れたいと思います。
ちゅうちゅう

新卒向けの内容は省き、完全に転職者・中途入社社員に特化した内容です。読んで損はないはずです。

リアルリアル

(電通。うおォンうおォン。)

電通の転職難易度は高いと言えます。業界トップであることから知名度も高く、求職者に大変人気があります。以前は契約社員として中途採用されることが多かったようですが、2020年頃から契約社員を前提とした採用がほぼ無くなり、現在は正社員の募集がメインとなっています。契約社員から正社員登用を目指すのもかなりの狭き門でしたが、初めから正社員として雇用されるのも、もちろんハードルが高いと言えます。
採用の特徴としては、既に広告業界で活躍している人材より、事業会社やコンサルファームなどの異業種で経験を積んだデジタル人材を求めていることが挙げられます。社会人2~4年目の方はオープンポジションで第二新卒として応募できるので、そちらで応募するのもおすすめです。

2.電通への転職についての所見まとめ

次章以降で詳細について触れますが、電通への転職についての所見をまとめます。

転職を考える際、押さえるべき電通の特徴

  • 日本最大の広告代理店であり、広告以外の事業も幅広く展開。
  • 挑戦を歓迎する社風で、コミュニケーションを大切にする。
  • 福利厚生は非常に充実している。
  • マーケティングプランナー、営業、コンサルタントなどの募集がある。
  • 転職サイト掲載の求人は、大卒以上が応募資格となっている。
  • 22時以降の残業は禁止となっているが、担当案件によっては残業が多い。
  • 給与は日本でもトップクラスであり、30歳手前で1,000万を超えることもある。

電通へ転職するために、押さえておくべきポイント

  • 以前より労働時間は改善されているが、プレゼン前やイベントなどの際はかなりの残業時間となるようなので注意が必要。
  • 一般に公開されていない求人を知るためにも、転職エージェントを使うのがおすすめ。

3.電通ってどんな会社?

項目 内容
会社名 株式会社電通
代表者 代表取締役 佐野 傑
本社所在地 東京都港区東新橋1-8-1
創業 1901年(明治34年)7月1日
資本金 100億円
主な事業内容 顧客のマーケティング全体に対するソリューション提供、広告開発、事業変革の推進など。
従業員数 5,627人(2022年12月末日現在)

事業内容

旧電通は2020年1月に純粋持ち株会社制度へ移行し、新会社の名称を「電通グループ」としました。海外事業会社と国内事業会社を持ち株会社の下に並べる形となり、国内事業会社の名称を「電通」としています。
電通は日本最大の広告代理店であり、広告コミュニケーション、顧客事業全体の変革など4つの領域において、事業を展開しています。広告やマーケティングという枠にとらわれず、複雑化・高度化する企業課題から本質的課題を発見し、統合的なソリューションを提供しています。

今後の事業展開

電通は、急成長するカスタマートランスフォーメーション&テクノロジー(CT&T)2領域の市場を捉えながら、事業変革を行い持続的成長するとしています。具体的には、データとクリエイティビティを掛け合わせることで最適な顧客体験をデザインし、クライアントに提供します。今後は、売上総利益に占めるCT&T領域の構成比を50%へ高めることを目指しています。また、M&A投資によりCT&T領域のケイパビリティを拡充するとしています。

海外展開

電通グループは海外の広告市場に力を入れています。2013年に英国の広告会社イージス・グループを買収しグローバルプレイヤーへと転身を果たした後、米データマーケティング会社マークルを買収するなどして海外事業の売上高を伸ばしています。また、2022年からの3年間で買収に2,500~3,000億円を拠出すると発表しており、2023年にはマーケティングのパーソナライゼーション支援などをグローバル展開する英国のタグ社を買収し、カスタマーエクスペリエンスマネジメントの強化を図っています。

4.電通の現役社員・元社員からの評判は?(口コミ)

電通の口コミや内部情報について、転職口コミサイトのOpenWorkenライトハウス転職会議キャリコネを参考に紹介します。新卒入社と中途入社では当然差があることを踏まえ、中途入社した人のみの内部情報です。
項目 コメント
給与・福利厚生
  • 給与は競合他社に比べて非常に高い。
  • 評価は能力重視に移行しつつある。
  • 30歳手前で1,000万を超える。
  • 様々な福利厚生があり充実している。
ワークライフバランス
  • 22時以降は強制退社となっている。
  • 積極的な有休取得を奨励されている。
  • 土日の勤務は基本的に禁止。
  • インプットホリデー(月に1日強制の休みの日)がある。
社風
  • 挑戦機会が多く風通しも良い。
  • 自由を重んじる企業風土。
  • 活気があり、社内交流が盛ん。
  • 新しい考えを取り入れ、トライアンドエラーをしていく文化。
成長機会・キャリア開発
  • 個人の裁量が大きい分、学ぶことが多い。
  • 海外にも通用するコミュニケーション能力が身につく。
  • 大型案件が多く、仕事の幅が広い。
  • 多種多様な業界のクライアントを担当することで、様々な経験が積める。
入社後のギャップ
  • 想像以上に何でもできる環境だった。
  • 実際の仕事は、交渉と調整の連続でかなり地味。
  • 社員の仲が良い。
  • 思った以上に、肉体的・精神的にタフであることが求められる。
退職検討理由
  • ウェブ系の代理店の方が、将来性があると思ったから。
  • 長時間労働が辛い。
  • もっとスピード感のある少数精鋭の会社で働いてみたいから。
  • 広告業界以外の業界に興味が湧いた。
ワークスタイル
  • 自由に在宅勤務(テレワーク/リモートワーク)ができる。
  • フレックス勤務制度や時短勤務制度などがある。
  • サテライトオフィスがある。

給与・福利厚生

給与に関しては、満足しているという回答が多くありました。一般的な一部上場企業よりも確実に稼ぐことができ、同年代に比べれば明らかに給与は高いと感じるという意見がありました。30歳で1,000万~1,100万、40歳で1,500万程度貰えるようです。また、賞与は年に4回支給される年もあるようです。
福利厚生は大抵のものは揃っており、満足している方が多いようです。社員持株会や財形貯蓄などがあり、ベネフィットステーションを利用して様々なジャンルのサービスが受けられるという口コミがありました。

ワークライフバランス

働き方改革により22時以降は強制退社となったため、残業量が圧倒的に減ったという意見がありました。世間のイメージに反して非常にホワイトという声もありました。ただ、クライアントや担当案件によっては残業が多いこともあり、ワークライフバランスの取りやすさに差が出るようです。クライアント次第で働き方が変わるという意見も複数ありました。有休は昔に比べてかなり取りやすい環境のようです。

社風

挑戦の機会が多く、チャレンジしやすい環境であるという意見が複数ありました。体育会系の雰囲気があるようですが、強制されるわけではないようです。社内での交流は盛んで、積極的にコミュニケーションをとっていけるタイプの人はとても楽しめる会社という声もありました。自由闊達な社風で、挑戦するマインドを持った社員が多いようです。

成長機会・キャリア開発

広告会社としての側面以外に様々な機会やチャンスにあふれているので、やりたいことが明確であれば、自分を更に高めていける環境だという意見がありました。能力が非常に高い社員が多く、一緒に働く中で多くの刺激を受けるという意見もありました。また、月に数億近くの案件を扱うこともあり、他の広告代理店では得られないような経験を積むことが出来るようです。

入社後のギャップ

想像以上に社員同士の仲が良いという意見がありました。親切で好奇心の強い人が多いようです。思ったより若手社員のことを上司が気遣ってくれる、先輩・後輩の関係も良好で、退職後に一緒に起業することもあるといった口コミもありました。その他、幅広い経験ができると思ったが、実際はかなりセクショナリズムされており、やりたい事はあまりできなかったという意見がありました。

退職検討理由

待遇面は満足していたものの、広告業界の先を見据えた時、より将来性のある分野に挑戦している企業に興味が湧いたからという意見がありました。また、やりがいのある大規模案件に携われる一方で、案件の一部ではなく全体を見渡したいという気持ちが出てきたため、もっと規模の小さい会社に転職したという声もありました。契約社員が多く、契約が満期になったため仕方なく退職したという口コミも多かったです。

ワークスタイル

在宅勤務(テレワーク/リモートワーク)はかなり浸透しており、完全在宅勤務の方もいるようです。スーパーフレックスタイム制度があるため、勤務時間が自由で働きやすいという声もありました。自分の裁量でスケジュールをコントロールでき、残業時間も減少しているので、以前に比べて働きやすいようです。始業時間に関わらず22時以降の残業は禁止されているため、夜型の働き方をすることはできないという口コミがありました。
ちゅうちゅう

国内最大の広告代理店らしく、給与はトップクラスで福利厚生も充実しているようです。挑戦を歓迎する社風のようなので、やってみたいことが明確な方に向いているかもしれません。

リアルリアル

(考えるな。感じるんだ。)

5.電通は、転職者に対してどんな人材を求めている?

募集職種

中途採用で募集中の職種は、マーケティングプランナー、営業、コンサルタント、UI/UXデザイナーなど多岐にわたっており、現時点では幅広い職種で募集しているようです。特にDX分野の求人が多くあります。

求める人材

電通の公式サイトには、CEOメッセージとして以下が記されています。

約6,000人のプロフェッショナルな社員一人ひとりの能力を最大化し、その無数の掛け算を支えるデータ・テクノロジーを強化。トランスフォーメーション(BX & DX)、マーケティング(AX & CX)、コンテンツ(Sports & Entertainment)という3つの事業領域において、クライアント・パートナーの皆様への提供価値を強化しています。そしてその基盤として、高い倫理観のもとで一人ひとりの社員が活躍する企業文化に磨きをかけています。

  • 未知の領域についての挑戦に、積極的になれる人材を求めている。
  • 多様な視点から新たなアイデアやソリューションを生み出すことを求めている為、異業種からの転職も歓迎している。
  • クライアントと円滑なコミュニケーションを取り、プロジェクトを力強く前進させることができる人材を求めている。
電通の採用情報ページには、社員の方のインタビューや事例紹介などが載っており、転職へのヒントを与えてくれると思います。どこの部署の社員が、日頃何を考え、どのように仕事に取り組んでいるのか、人間性も含め感じることができるでしょう。あなたが興味のある事業に取り組む社員の方の意見は、書類・面接対策においても必ず目を通しておきましょう。

給料(年収)

平均年間給与:ー(非上場) 平均年齢:ー(非上場) 平均勤続年数:ー(非上場)
電通の平均年収は、非上場につき公開されていません。

 

労働時間

平均残業時間:42~60時間/月
かつてはかなりの長時間労働だったようですが、現在では22時以降の残業は禁止となっているようです。部署や担当する案件によって残業にはかなりのバラつきがあり、プレゼン前やイベントなどの際はかなりの残業時間となることもあるようなので注意が必要です。また、仕事が好きな人や熱い気持ちを持った社員が多いため、自然と労働時間が長くなっているというという声もありました。
ちゅうちゅう

新しいことに挑戦する気概のある人を求めているようです。現時点では幅広い職種で募集があり、特にDX人材を必要としているようです。

リアルリアル

(いいじゃないか。)

6.電通の求人情報にはどんな傾向がある?

転職サイトを各種調べたところ、メディアプランナー、マーケティングプランナー、DX開発マネージャーなどの求人がありました。その求人を調べると、以下の傾向があります。
  • ほとんどの求人が大卒以上を対象としている。
  • 事業会社・コンサル会社出身歓迎の求人がある。
  • 業務経験は年数まで問われない求人が多い。
ただ、これはあくまで一般に公開されている求人であり、非公開の求人というものがある可能性があります。
例えば、転職エージェントのdodaの場合、非公開求人が公開求人の3倍以上の規模に上るため、doda非公開求人の方には他の技術系・事務系職種も含まれている可能性があります。
ちゅうちゅう

いくつか公開されている求人があるようですが、隠れ求人の存在は気になるところです。

リアルリアル

(いわゆる裏メニューってやつか。悪くない。)

7.電通の選考対策

電通の選考ステップや経験者の口コミについて、転職口コミサイトのワンキャリアプラスOpenWorkを参考に紹介します。
広告会社なのでユニークな質問がされるのではないかと思うかもしれませんが、実際は電通でどんなことがやりたいか、自分のスキルをどう活かせるかといったような一般的な質問が多いようです。なぜ電通を選んだのかもよく聞かれるようなので、業界トップだから、広告がやりたいからなどではない、他と差別化した理由を言語化しておきましょう。
専門スキルはもちろんのこと、コミュニケーションスキルも重視されているようです。関係各所が多いことから、コミュニケーションスキルは非常に求められていると感じたという声もありました。質問に完璧に答えるというより、面接官と会話を楽しむ位の気持ちで臨むと良いかもしれませんね。

選考ステップ

電通の選考ステップは、以下のように進みます。詳細に見ていきましょう。
  1. エントリー・書類選考

  2. 1次面接

  3. 適性検査

  4. 2次面接

  5. 最終面接

エントリー・書類選考

電通の応募方法は大まかに言って、公式サイトから直接自分で応募するか、転職サイト・転職エージェント経由で応募するか二通りの方法があります。企業からスカウトを受けたという口コミもあったので、ビズリーチリクルートダイレクトスカウトのようなヘッドハンターが在籍するハイクラス向けの転職サービスに登録してオファーを待つという方法もおすすめです。
公式サイトからは、正社員、契約社員、第二新卒に分かれてのエントリーとなっています。第二新卒は総合職としての採用で、社会人経験2~4年相当が必要です。第二新卒で応募する場合、選考スケジュールが決まっているので注意が必要です。また、正社員と契約社員に同時に応募することはできませんが、第二新卒と正社員あるいは契約社員に同時応募は可能です。(※2024年1月現在、契約社員の募集は行っていません。)

1次面接

1次面接は、人によっては1時間以上になることもあるようです。前半は転職理由や現職での成果などの一般的な質問があり、後半はケース面接だったという口コミがありました。
ケース面接では、以下のような質問がされたようです。
  • 出前アプリがコロナ禍以降、売り上げを落としている。これを回復させる方法を15分で考えプレゼンせよ。
  • フードデリバリー会社のケースを元に、戦略を検討して提案してほしい。
職種によってはケース面接の可能性があるということを、頭に入れておくと良いかもしれません。また、電通では部長クラスが1次面接を担当するようです。電通の面接では1次面接のハードルが最も高いという口コミもあったので、全力で1次面接突破を目指しましょう。

適性検査

1次面接通過後に、Webで適性検査を受検します。口コミによると、性格診断テストが行われるようです。能力を測るものではないので、この適性検査により選考結果が左右されることはないと考えて良さそうです。一貫性のある回答を心がけ、時間内に全て回答するようにしましょう。

2次面接、最終面接

2次面接や最終面接では以下のような質問がされるようです。
  • 転職理由と電通を志望した理由。
  • なぜ広告代理店を目指すのか。
  • 電通に対してどのようなイメージを持っているか。
  • 好きな広告の事例とその理由。
  • 入社後に、自分の強みを具体的にどう活かせるか。
  • 異業種の知見をどのように活かせるか。
  • 博報堂と電通の違いは何だと思うか。
1次面接で聞かれたようなことを再度聞かれ、回答に一貫性があるか見られているという口コミがありました。また、現職の会社の経営状況や事業内容の展望、そこから予測される成長などについて聞かれ、その中で自分は何をすべきだったかなども問われたようです。
自分自身のスキルの棚卸や職務経歴についてはしっかりと準備できている方が多いと思いますが、プラスして現在所属している会社の内容や、会社での自分の立ち位置についても説明できるようにしておくと良いかもしれません。

選考の口コミ

プロデューサー・ディレクター

面接でこれまでの人生や人柄についてかなり詳しく聞かれた。新卒時の就活のように自己分析をし、言語化しておくと良いと思う。

広報・PR・広告宣伝

面接官が5名も出てきたので焦った。ケース面接があることを事前に知っておいた方が準備できると思う。

デジタルマーケティング

自分のキャリアの棚卸しはしておいたほうが良い。ロジカルに整理できていないと答えられない質問が多かった印象。

プロデューサー・ディレクター

これまで培った経験やスキルをどう活かせるか、特に異業種の知見をどのように活かせるかを重視された。

電通の面接の雰囲気は、穏やかなものであるようです。メールでのやりとりが丁寧で誠実だと思った、和やかな雰囲気の中で進んだなどの意見がありました。面接の回数が多めなので大変ですが、端的な言葉で相手に分かりやすく伝わるような回答を心がけると良いと思います。
企業ごとに面接の特徴は異なるので、その企業に合った面接対策をすることが重要です。転職エージェントはこれまで多くの転職希望者を支援してきたノウハウがあるので、転職エージェントを上手く利用して企業ごとに最適な対策を立てましょう。

8.電通への転職を成功させるには?

ここまで読んで、電通への転職意欲は高まりましたか?

電通に転職する方法で一番おすすめしたいのは、転職エージェントの活用です。

※転職エージェントとは?
「エージェント」というのは、いわゆる「代理人」です。転職エージェントは、転職希望者と中途採用の求人を出している企業とをつなげるのが役割です。転職エージェントは、採用が成功した場合に企業から手数料がもらえるので、転職希望者からはお金をもらいません。そのため無料で利用できるサービスです。これらのサービスは、サイト上で登録をすると転職エージェントの方から面談の誘いがメールで来ます。そのうえで日程を調整してその転職エージェントの企業に訪問し、面談を行います。面談では、「具体的に転職を考えているのか」「なぜ今の会社を辞めようと思っているのか」「どういった会社に移りたいと思っているのか」というような質問があり、それに答えていくかたちになります。転職エージェントに登録する転職希望者は、「一刻も早く転職したい」という人もいれば、「特にまだ転職は考えていないが、良い求人があれば転職したい」など様々な思いを抱いています。そのため、面談で「具体的に転職を考えているのか」という質問に対して、「今は情報収集している段階です。」と答えても、まずイヤな顔はされないと思って大丈夫です。
では、電通に転職する場合に転職エージェントを活用すべき理由ですが、以下4点です。
  • 一般には公開されていない、電通の求人情報について入手できる可能性がある。
  • 書類選考・面接について、電通に特化した対策を行ってもらえる。
  • 年収など、求人企業との待遇面の交渉について代行してもらえる。
  • 転職後に実際に配属される部署の実態について、詳しい情報を教えてもらえる。

一般には公開されていない、電通の求人情報について入手できる可能性がある。

例えばdodaの場合、サイト上で公開されている求人の3倍以上もの非公開求人を取り扱っています。

※転職エージェントはなぜ全ての求人を公開しないのか?
転職エージェントは全ての求人を公開しない、というよりは公開できないのです。これはなぜかと言うと、企業は人ありきとよく言われますが、あくまでビジネスあってこその人と言うこともできます。要するに、既存ビジネスの強化・新規ビジネスの創出を行うために人が必要なのです。そのため、特に新規ビジネスについては、開始する前、もしくは開始して間もなくは他社にそのことを知られたくありません。中途採用の募集を行ううえでも、自社のサイトはもちろん、転職サイトにもその情報を載せたくないのです。そうすると、転職エージェントにそのような中途採用求人が集まることになります。なぜ転職エージェントなのかと言うと、転職希望者個人と対面する必要があり、情報をオープンにする必要が無いからです。ちなみに、公開されている求人と比べて、戦略的な採用という色が濃いため年収やポジションも好条件のものが多いのが一般的です。
転職エージェントの大手であればあるほど、電通の非公開求人も取り扱っています。
あなたのような転職希望者の適性に応じて提示してくれますし、適性に合う求人が無い場合でも、電通に対して適性に合う求人が無いか、あなたを売り込みに行ってくれることもあります。
そのため、電通のサイトや転職サイト・転職エージェントのサイト上の求人を見て、自分に合う求人が無い場合には、非公開で取り扱いが無いか、転職エージェントに尋ねてみることをおすすめします。

書類選考・面接について、電通に特化した対策を行ってもらえる。

転職エージェントは、過去に多くの転職希望者の転職を実現させているため、転職人気企業であればあるほど、その機会に多く携わっています。そのため、選考スタイルや選考プロセスについて熟知しており、ノウハウが豊富です。

どんな人なら受かって、どんな人なら落ちてしまうのか。面接でどういう質問がされ、それにどう答えれば受かり、落ちる場合は答え方がまずかったのか、答える内容自体が間違っていたのか。そのような過去実績に基づく膨大なデータを保有しています。
その根拠データやノウハウを用いて、電通の書類選考を突破するために、職務経歴書上でどんな内容をどんな風にアピールした方が良いのか、面接の段階では想定される複数の質問に対して、どう答えた方が良いのか、サポートしてもらえます
さらに、面接担当者にはどんな傾向があるのか(結論から論理立てて話すようにしないと、60分の面接でも30分で終わってしまうなど。。)、求人情報ではまず触れられるはずのない情報も持っているため、転職サイトや企業サイトから応募するよりも圧倒的に有利に進められます。
なお、これは意外だと思いますが、このように転職エージェントは転職人気企業ほどパイプが太いため、仮に採用企業側が面接であなたを落とすと判断した場合でも、掛け合ってくれて通過させてくれることもあったりします
基本的に、面接については終了後に転職エージェントに「面接終了しました。」と電話連絡を入れるステップがあります。その際、「おつかれさまでした。面接はいかがでした?」と面接の苦労を労ってもらえるとともに、「うまく答えられなかった質問はありましたか?」など丁寧にフォローを入れてくれます。その内容をもって、転職エージェントはあなたの代理となり、その後採用企業側にフォローを入れてくれるのです。
ただ、全ての転職エージェントがそういった対応を行ってくれるわけではありません。転職エージェントは良いところだけを選ぶようにしましょう

年収など、求人企業との待遇面の交渉について代行してもらえる。

転職するうえで、重要なものの1つは年収でないでしょうか。 年収については、残業の有無と同様に面接で質問することは難しいと思います。

「年収〇万円以上」「年収〇万円~〇万円」という求人情報がほとんどですが、転職エージェントは、転職希望者の適性と過去の転職成功者の適正をマッチングして、「この人なら年収〇万円だろう」などとあたりをつけます。そのうえで、最終面接、もしくはその後に企業から実際の金額について転職エージェントに連絡が入ります。
その段階で、前もってあなたが事前に伝えていた金額よりも低ければ企業側と交渉してくれます。さらに、もしあなたが事前に伝えていた額と同等であった場合でも、それより高くならないか、掛け合ってくれるのです。
これは直接応募ではまず不可能なことだと思うので、転職エージェントに頼りましょう。

転職後に実際に配属される部署の実態について、詳しい情報を教えてもらえる。

これまで見ていただいたとおり、会社自体の情報は事前に仕入れることができても、実際に配属される部署についての情報を仕入れることは不可能に近い、というか不可能でしょう。

一緒に働くうえで、その部署の上司・同僚のタイプや新卒中途・男女の比率、他の関連部署との力関係、会社の中での位置づけなど、事前に知っておくことに越したことはありません。転職エージェントはそういった情報も保有していますので、気になることはどんどん聞いてみましょう。
併せて、気になった会社については、いろいろ悪い口コミ情報などもネットなどで見かけることがあるでしょう。そういった口コミ情報が正しいのか、間違っているのかについても、聞いてみるのが良いでしょう。
ちゅうちゅう

そもそも自分に合った会社なのか、合う場合、受かるためにどうしたら良いか、転職エージェントを味方につけるのが効率的ですね。

リアルリアル

(う~ん、そうきたか。)

9.電通への転職で、おすすめの転職エージェントは?

転職エージェントは有名な会社だけでも10社近くあります。
実際相手にする担当者との相性含め、当たり外れが多いのが実際のところです。登録や面談の手間、日ごろの電話・メール対応も考えると、どの転職エージェントと付き合うかについては、失敗は許されないと言っても過言ではありません。
電通に転職するために登録すべき転職エージェントを、以下の観点で選びました。
  • 電通の求人について、取り扱い実績がある。
  • 電通への転職をサポートできるノウハウを持っている。
  • 電通以外の求人情報についても豊富に保有しており、そのような求人についても成功までサポートするノウハウを保有している。
これらの要素が全て当てはまる、具体的におすすめしたい転職エージェントは以下4社です。 登録自体は2~3分で済みます。無料なので費用面のリスクもありません。
登録すべきか 特徴
リクルートエージェント 業界最大手。電通への転職サポート実績多数。
doda 業界2番手。電通への転職サポート実績多数。提案力に強み。
ビズリーチ ダイレクトリクルーティングが活発で、職務経歴書が目につけば人事担当者が連絡してくる可能性あり。
特に『リクルートエージェント』『doda』の2社は登録を強くお勧めします。
ただ、この2社については最大手でもあり、他の転職希望者も多数抱えるため、対応スピードなどサポートに満足が行かない場合もあるかもしれません。それも踏まえ、『ビズリーチ』も登録しておく方が良いでしょう。
ちなみに、登録完了後、転職エージェントから連絡が来るタイミングはマチマチです。早いところもあれば遅いところもあります。一方で、登録する内容については転職エージェントによる違いはほとんど無く、同じ作業の繰り返しです。
そのため、登録するエージェントが決まったら、一気にまとめて登録してしまう方が効率的です。
各社の特徴は、以下のとおりです。

リクルートエージェント|業界最大手・求人企業からの圧倒的な信頼度

リクルートエージェント』は、リクルートが運営する業界No.1の転職エージェントです。
若手からベテランまで、幅広いユーザーの転職サポート実績があります。
業界最大手のため、電通への転職実績は多数あり、以下のメリットがあります。
  • 電通への転職実績が多数あり、転職希望者へのサポートノウハウが豊富
  • 電通側からの信頼も厚く、非公開求人の充実につながっている。
電通への転職に一番直結する転職エージェントと言えるでしょう。
リクルートエージェント公式サイトhttps://www.r-agent.com/

doda|業界No.2・転職希望者に対する高い提案力

doda

doda』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する業界No.2の転職エージェントです。
若手からベテランまで、幅広いユーザーの転職サポート実績があります。 非公開求人は8万件、登録者数は370万人の規模に上ります。 拠点は全国に10カ所(※)あります。 ※東京、札幌、仙台、横浜、名古屋、大阪、京都、兵庫、広島、福岡
おすすめの求人を紹介してくれる段階になると、結構絞って紹介してくれます。 また、求人企業とのやりとりは担当が別なので、求人について細かい質問をした時など、その場で回答をもらえないこともあります。当然後からきちんと回答はもらえますので、聞きたいことは遠慮せずに聞いておくべきです。
転職希望者のニーズを掘り下げてくれるため、面談時間も2時間ぐらい見ておいた方が良いでしょう。
doda公式サイトhttp://doda.jp/

ビズリーチ|企業の採用担当者からダイレクトリクルーティングに強み

ビズリーチ』は、人材系ベンチャーのビズリーチが運営する転職支援サービスです。
特徴的なのは、ダイレクトリクルーティングという概念を日本にもたらした第一人者的な存在というところです。数多くの転職希望者のデータを求人企業に公開、転職エージェントなどを通さずに企業側が直接転職希望者にアプローチできる、画期的な取り組みです。この方法を取り入れる企業は拡大する一方のようです。なお、ダイレクトリクルーティングだけではなく、多数のヘッドハンターも利用するサービスのため、転職エージェントとは違う角度で求人を入手できる機会も望めるサービスです。
ビズリーチ公式サイト https://www.bizreach.jp/
ちゅうちゅう

リクルートエージェント』『doda』は大手だからまずオススメってことですね。転職エージェントは何社登録してもタダですしね。そのうえで、いろんな担当者と意見交換できるわけですし。

リアルリアル

どーだ、どーなんだ。)

10.転職エージェントを上手に使いこなすには?

ここからは、実際に『リクルートエージェント』『doda』『ビズリーチ』のいずれか、もしくは全て登録完了した後の話になります。
転職エージェントの担当者から、面談の誘いについての連絡が入ります。その後面談を行うわけですが、そこからの注意点をお伝えします。

仕事観や人生設計含め、転職エージェントに対しては、本音トークを心がけましょう。

転職希望者にとって、転職は人生を賭けた勝負です。そのため、転職エージェントとは最初から本音トークを行いましょう。隠し事はもちろん遠慮して本音を伝えないと、後から「お互い時間の無駄」になってしまいます。
求人企業との面接とは違い、転職エージェントは橋渡し役の立場になるため、「どんな会社を受けたいのか、どんな会社は受けたくないのか」「どんな仕事がしたいのか、どんな仕事はやりたくないのか」この辺は遠慮なく伝えてください。
言ってしまえば、転職エージェントにとって、転職希望者は「商品」という位置付けです。そのため、転職希望者がどんな人間なのか?もちろん初対面ですから知らないわけで、それを知ることによって、提示される求人の精度が高まります。あなたにとっても、求める求人情報以外は提示されたくないと思いますので、遠慮なく最初に本音を伝えておきましょう。
また、複数の転職エージェントを利用する場合、その旨も先に伝えておきましょう。そうすることで、他の転職エージェントに勝つために、あなたへの対応優先度が上がる可能性があります。

転職エージェントから紹介された求人情報に断りを入れる際は、次につながる断り方をしましょう。

転職エージェントとの面談時、もしくはその後日、転職エージェントからあなたの希望に合うと思われる求人情報の紹介を受けます。その際、「うーん、この会社か、あんまりいい話聞かないな。。」とか「うーん、この会社にはすごく入りたいんだけど、この仕事はちょっとな。。」と思う時が必ず訪れるでしょう。その際は、転職エージェント側の気持ちを踏まえ、以下のように次につながる断り方をしましょう。
  • 断りを入れる前に、その求人情報が自分に合うと、どの点で判断したのか聞いてみる。そのうえで、自分の希望に合わない点を伝えたうえで断りを入れる。
  • その会社で働いている(働いていた)知人や友人がいて、内情を聞いている限りどうしても興味が湧かない、と伝えたうえで断りを入れる。
※「ネット上での口コミを見て興味が持てない」というのは、現実性に乏しく、あまりおすすめできません。ただ、その際はその口コミ内容を伝えたうえで、実際はどうなのか聞いてみると良いでしょう。また、転職エージェントの担当者によっては、「口コミサイトは当てにならないし、見ない方がいいですよ。」とあなたに言ってくる場合もあります。そういった担当者に当たった場合は、担当者を変更してもらうことも視野に入れたうえで興味が湧かず断りたい、と意思を表示しましょう。
逆に、以下のような断り方はやめましょう
  • 理由を伝えることなく断りを入れる。
  • 最初の対面時ではなく、後日メールでの紹介があった場合、そのメールを無視して返信しない。
このような対応を行うと、その後紹介される求人がガクっと減ってしまうなど、担当者にとってのあなたの対応優先度が低くなってしまい損につながります。

転職エージェントから紹介された求人情報に興味を持った場合、その求人情報の背景を把握しましょう。

転職エージェントとの面談時、もしくはその後日、転職エージェントからあなたの希望に合うと思われる求人情報の紹介を受けます。その際、「お!これはぜひ受けてみたい!」という瞬間が訪れることがあるでしょう。その際は、転職エージェントに対して、あなたがその求人に興味を持っていることを伝えるとともに、併せて以下のように質問してみましょう。
  • なぜ中途社員が必要なのか(例、新しいポジションか、既存社員が辞めた埋め合わせか、業績向上による人員増強か、など)
  • いつ頃から募集しているのか。
  • 現時点で決まっていない理由は何なのか。
  • 面接に受かる人にはどんな傾向があるのか。逆に落ちる場合はどんな傾向があるのか。
このような確認を行い、得られた情報を書類選考・面接対策に反映することで、あなたの転職成功確率が高まることでしょう。

転職エージェントの担当者と合わない場合は、担当者変更を要求しましょう。

転職エージェントから求人情報の紹介が始まった後が一般的ですが、次のような場合は担当者に直接、担当者変更を依頼しましょう。
  • うまく付き合おうと努力を重ねたが、人間としての相性も含め自分とは合わない。
  • 見当違いの企業ばかり紹介してくる。
  • 求人情報について、担当者自身が詳細把握できていない。
  • メール返信等、対応がとても遅い。
転職エージェントにとっても、避けたいのはあなたが他の転職エージェントに逃げてしまうことです。そのため、その担当者に対して、思い切って担当者変更を依頼しましょう。
その際、注意点は以下のとおりです。
  • (これは必須です!)これまでサポートしてもらった感謝の気持ちを伝える。
  • 転職活動に慣れていないため不安が大きく、「他の担当者の意見も聞きたい」と伝える。要するに、その担当者に外れて欲しいのではなく、別の担当者の意見も聞きたいと伝える。
このように依頼すれば、悪い印象を与えることなく、スムーズな担当者変更につながるはずです。

主導権は転職エージェントではなく、あなたにあることをしっかり肝に銘じましょう。

これが一番重要なのですが、転職エージェントと面談を行い、その後コミュニケーションを続けていく中で、あなた自身の気持ちや担当者との相性によって、「何のために転職活動をしているのか」よく分からなくなってしまう場合があります。
転職エージェントは転職のプロとして、あなたと対等の立場で接してくることが多いです。ただ、中には「どんどん応募しないといつまでも決まりませんよ。多少希望と違ったとしても、まずは受けてみましょう」など、とにかく数をこなすよう促される場合もあります。
その際、転職エージェントに振り回されることなど決して無いよう「主導権は自分にある」ということを肝に銘じましょう「転職エージェントと上手に付き合う」というのは、「転職エージェントを上手に使いこなす」ということです。
決して高慢な態度を出してはいけませんが、「この転職希望者にはぜひ成功して欲しい!しっかり協力しよう!」と、気持ち良く仕事をしてもらうようにしましょう。担当者もあなたと同じ人間です。「最低限のビジネスマナーを守る」「約束は守る、できない約束はしない」「なるべく早めの対応を心がける」など、普段の仕事と同様の感覚で接しておけば間違いないと言えるでしょう。
ちゅうちゅう

転職エージェントはあなたの味方なので、本音で接しつつ協力してもらうためにきちんとビジネスライクに付き合えば何の問題もないってことですね。

リアルリアル

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リアルリアル

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