中途採用で、キリンビールに転職したい、と考えている方は多いかと思います。「キリン一番搾り生ビール」や「氷結」などの人気商品があり、知名度抜群の会社ですね。
このページでは、キリンビールへの転職について、どうしたら正確な情報を得られるか、そのうえで転職したいと思ったらどう対処すべきか、現役エージェントの知見から、キリンビールへの転職について触れたいと思います。
ちゅう
新卒向けの内容は省き、完全に転職者・中途入社社員に特化した内容です。読んで損はないはずです。
リアル
キリンビールの転職難易度はかなり高いと言えます。現時点で公式サイト上に正社員の募集はなく、転職サイトにも公開求人がほとんどありません。キリンホールディングスから出向が決まっている求人がわずかにありましたが、応募倍率は相当高いでしょう。このように個人での転職活動でキリンビールの求人にアクセスするのは難しいため、転職エージェントの利用をおすすめします。
例えば過去に、キリンビールやキリンホールディングスは
ビズリーチにて公募を実施しています。キリングループは「キリングループ・ビジョン2027」の実現のために攻めの採用活動へと転じており、ダイレクトリクルーティングを取り入れています。ビズリーチは
国内最大級のハイクラス転職サイトであり、
多くのヘッドハンターが在籍しています。
一方、契約社員の営業職の場合は学歴や経験が問われず、職歴が浅い方や未経験の方でも挑戦しやすいと言えます。まずは契約社員として入社し、エキスパート契約社員、正社員へとキャリアを積み上げていくのも良いかもしれません。
2.キリンビールへの転職についての所見まとめ
次章以降で詳細について触れますが、キリンビールへの転職についての所見をまとめます。
転職を考える際、押さえるべきキリンビールの特徴
- 「キリン一番搾り生ビール」、「氷結」等の酒類の製造・販売。
- 保守的で真面目な社風で、住宅補助等の福利厚生も揃っている。
- ルート営業の求人(契約社員)が多い。
- コミュニケーション能力の高い人材を求めている。
- 営業は直行直帰可能で、労働時間を自分で調整できる。
- 年収は食品業界内でトップクラス。
キリンビールへ転職するために、押さえておくべきポイント
- 企業HP上では、マーチャンダイザー(契約社員)とマーチャンダイジングクルー(パート)の募集のみとなっているので注意が必要。
- 一般に公開されていない求人を知るためにも、転職エージェントを使うのがおすすめ。
3.キリンビールってどんな会社?
項目 |
内容 |
会社名 |
麒麟麦酒株式会社(キリンビール株式会社) |
代表者 |
代表取締役社長 堀口 英樹 |
本社所在地 |
東京都中野区中野4-10-2中野セントラルパークサウス |
設立 |
2007年7月1日 |
資本金 |
300億円 |
主な事業内容 |
酒類の製造、営業、販売。 |
従業員数 |
3,513名(2023年12月31日時点) |
事業内容
1907年に創業したキリングループはビール事業から始まり、その後、発酵・バイオテクノロジーをもとに事業領域を拡大させてきました。主に飲料などの食領域、ヘルスサイエンス領域、医領域の3つの事業領域があり、キリンビールは食領域の中の酒類を製造・販売する会社です。数多くの人気商品があり、最近では「キリンビール 晴れ風」の売れ行きが好調です。
今後の事業展開
これまでビール系飲料の税率は段階的に変更されてきましたが、2026年にはビール、発泡酒、第3のビールの酒税が一本化されます。この酒税法改正によりビールは税率が下がるため、市場の伸長が期待できるとし、「一番搾り」や17年ぶりの新ブランドである「キリンビール 晴れ風」への投資を強化するとしています。また、クラフトビールや国産洋酒、ノンアルコールなど限界利益率が高いカテゴリーを拡大することで収益性向上を図ります。
海外展開
キリングループのブランドはアジア・オセアニアを中心とした海外の市場にも進出しており、世界に広がっています。「一番搾り」は「KIRIN ICHIBAN」の名で、世界約40か国で販売されており、2024年にはインドにてビールの製造を行い、販売も本格化させるとしています。また、米国とオーストラリアの専業メーカーを買収するなど、高付加価値なクラフトビールの海外展開も推し進めています。
4.キリンビールの現役社員・元社員からの評判は?(口コミ)
項目 |
コメント |
給与・福利厚生 |
- 給与制度は基本的に年功序列。
- 年収は食品業界内でトップクラス。
- 年収のうち賞与の占める割合は低い。
- 住宅補助が手厚い。
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ワークライフバランス |
- 配属部署による差が大きい。
- 有休を取得しやすい。
- 残業規制がある。
- 業務時間を自分でコントロールできる。
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社風 |
- 愛社精神の強い社員が多い。
- 保守的で役所的な部分がある。
- 法令遵守意識が高い。
- 日本の大手企業らしい雰囲気。
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成長機会・キャリア開発 |
- セルフマネジメントスキルが身につく。
- 研修制度が整っている。
- ジョブチェンジが可能。
- 契約社員から無期雇用になる為の試験が難しい。
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入社後のギャップ |
- ビール業界の争いは熾烈である。
- お酒の知識など覚えることが多い。
- 契約社員から正社員になるのは非常に難しい。
- 給料の大幅アップはない。
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退職検討理由 |
- 管理職に上がる為ハードルが高い。
- 地域によって仕事のキツさが違う。
- 契約期間満了の為。
- 古い日系企業らしい雰囲気が嫌になった。
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ワークスタイル |
- フルフレックスタイム制度がある。
- 在宅勤務(テレワーク/リモートワーク)制度がある。
- 時短勤務が可能。
- リモートワークをすると在宅勤務手当がもらえる。
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給与・福利厚生
給与に関して満足しているという声が多くありましたが、正社員と契約社員で格差が大きいという声も見られました。給与制度は基本的に年功序列であり、そこまで差は出ないようです。賞与は安定して出ており、将来設計がしやすいという意見がありました。
福利厚生は各種揃っており、特に住宅補助が手厚いようです。独身の場合、会社指定の物件から選べば、2割ほどの負担で済むという口コミがありました。
ワークライフバランス
営業の場合、直行直帰スタイルで仕事ができるので仕事の時間を自分で調節できるという意見が複数ありましたが、配属される部署によって差が大きいという意見も見られました。首都圏などの部署だと得意先から要求されるレベルが高く、業務量が多くなってしまうようです。また職種によっては全国転勤があり、人生設計しにくいという意見もありました。
社風
保守的な会社であり、古き良き昭和の企業体質が残っているという意見がありました。典型的な日本の大手企業らしい雰囲気があり、法令遵守意識も高いようです。また、基本的にコミュニケーション能力が高く、明るく優秀な人が多いという声がありました。高学歴な人が多い、地頭の良い人が多いなどの意見もありました。
成長機会・キャリア開発
研修制度が整っており、社外研修やセミナーなどに参加する場合は8割ほどの補助が出るようです。自分のやる気次第で成長できるという声が複数ありました。また、非常にフィールドが広く様々な仕事を経験する機会があり、他部署への配置転換や他グループ企業、海外企業への出向もあり、自己成長には大変良い環境の会社であるという意見もありました。
入社後のギャップ
入社前のイメージ通りで、大手企業の安心感を得ながら無理なく仕事ができたという声がありました。また、営業の仕事では、小規模な酒屋や飲食店が相手であることが多く、仕事のやりがいや刺激を感じにくいこともあるようです。認識すべきこととして、契約社員から正社員になるのはかなり難しいという意見が多く見られました。
退職検討理由
中途は契約社員の方が多く、契約期間満了(5年間)のため退職したという声が複数ありました。5年を超えて働きたい場合は面接と試験に合格する必要がありますが、かなり難しいようです。また、正社員と契約社員の待遇に格差がありすぎるという意見もありました。個人の評価よりもチームの評価が賞与額に影響することが不満だったという口コミもありました。
ワークスタイル
在宅勤務(テレワーク/リモートワーク)が可能でフルフレックスタイム制度もある為、自身の生活に合わせた働き方ができるようです。リモート会議なども積極的に取り入れられており、あまり出社することがないという声もありました。また、実労働時間の半分以上をリモートワークで行った場合、在宅勤務手当として日額200円が支給されます。
ちゅう
フレックスタイム制度やリモートワーク制度が整っており、自分の生活スタイルに合わせた働き方ができるようです。福利厚生が充実しているのも魅力的です。
リアル
5.キリンビールは、転職者に対してどんな人材を求めている?
募集職種
企業HPで募集中の職種は、マーチャンダイザー(MD・契約社員)、マーチャンダイジングクルー(MC・パート)がありました。現時点では限られた職種で募集しているようです。
正社員の募集はなく、契約社員とパートのみの募集となっています。契約社員の契約期間は原則1年間で、最長5年まで更新可能です。5年契約期間満了後、エキスパート契約社員(無期雇用)→ 正社員登用制度に挑戦、という流れもあります。
求める人材
- 人と接するのが好きで積極的に行動でき、マーチャンダイジングや販売促進に関するノウハウを学んで成長したいと考えている人材を求めている。普通自動車の免許は必須。
- コミュニケーション能力を重視しており、第二新卒や未経験者も歓迎している。
人と接することが好きで、お客様に対して笑顔で明るく接することができる方
自ら考え、積極的に行動できる方
マーチャンダイジングや販売促進に関するノウハウを学んで成長したい方
相手の立場にたって物事を考え、気遣うことができる方
困難な場面にも臨機応変に対応しつつ、メンバーと協力しながら乗り越えていきたい方
この中に少しでも当てはまる項目がある方、まずはご応募ください。
引用元: キリンビール採用情報ページ
キリンビールの採用情報ページには、スタッフの声やサポート体制が紹介されています。スタッフの方が日頃何を考え、どのように仕事に取り組んでいるのか、人間性も含め感じることができるでしょう。あなたが興味のある職種のスタッフの方の意見は、書類・面接対策においても必ず目を通しておきましょう。
給料(年収)
平均年間給与:957万円 (2023年12月31日現在)
平均年齢:42.3歳(2023年12月31日現在)
平均勤続年数:14.8年(2023年12月31日現在)
キリンビールの平均年収は、キリンホールディングス株式会社の情報です。
労働時間
平均残業時間:20~27時間/月
残業時間が長くなると上司から注意勧告を受けるので、適切に管理されているという口コミがありました。労働時間は月単位で考えればよく、残業した日があれば別の日に早帰りをするなど、自分の裁量で決められるので働きやすいという声が多くありました。またパソコンのログイン・ログオフ時間が勤怠入力とリンクしており、サービス残業などできない仕組みとなっているようです。
ちゅう
現在のところ、マーチャンダイザー(契約社員)、マーチャンダイジングクルー(パート)の募集のみとなっています。契約社員から正社員に登用される道もあり、未経験者や第二新卒も歓迎しているようです。
リアル
6.キリンビールの求人情報にはどんな傾向がある?
転職サイトを各種調べたところ、営業、製造ラインオペレーター等の求人がありました。その求人を調べると、以下の傾向があります。
- 契約社員の募集がほとんどで、正社員の求人はごくわずか。
- ルート営業の求人が多く、勤務地は全国にある。
- ルート営業の場合は普通運転免許が必須資格で、学歴や職歴などは問われない。
ただ、これはあくまで一般に公開されている求人であり、非公開の求人というものがある可能性があります。
例えば、転職エージェントの
dodaの場合、
非公開求人が公開求人の3倍以上の規模に上るため、
dodaの
非公開求人の方には他の技術系・事務系職種も含まれている可能性があります。
ちゅう
大半が営業の求人のようですが、、隠れ求人の存在は気になるところです。
リアル
7.キリンビールの選考対策
キリンビールの面接では、志望理由やコミュニケーション能力を重視しているようです。なぜこの業界を選んだのか、なぜキリンビールを選んだのかはよく聞かれるようなので、大手4社(アサヒ、キリン、サントリー、サッポロ)と比較する形で、志望理由をしっかり述べられるよう準備しておきましょう。
また、営業職では面接中、雑談をするような感じでコミュニケーション能力を見られていると感じたという口コミがありました。比較的体育会系のノリが好まれているという意見もあったので、明るくハキハキとした受け答えを意識すると良いかもしれませんね。
選考ステップ
キリンビールの選考ステップは、以下のように進みます。詳細に見ていきましょう。
※マーチャンダイザー、及びマーチャンダイジンググルーの選考ステップです。
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応募・書類選考
キリンビールの応募方法は大まかに言って、公式サイトから直接自分で応募するか、転職サイト・転職エージェント経由で応募するか二通りの方法があります。
現時点では公式サイトからだと、マーチャンダイザー(MD)、及びマーチャンダイジンググルー(MC)のみの募集となっています。MDは契約社員、MCはパートの募集となっており、主に量販店や料飲店への営業や販売促進などを行います。
正社員の求人はほとんど公開していないようで、製造ラインオペレーターなど限られた職種のみとなっています。キリンビールのような人気企業は求人を公開せず、非公開求人として転職エージェントに出している場合があります。また、ダイレクトリクルーティングを実施していることも多いです。
企業からのスカウトを受けたい方や非公開求人にアクセスしたい方には、
ビズリーチや
doda X
のような
ヘッドハンターが在籍するハイクラス向けの転職サービスがおすすめです。
適性検査
面接と同日に適性検査が行われるようです。口コミによると、MD(契約社員)の場合はクレペリン検査が行われているようです。クレペリン検査とは、紙と鉛筆を使用した検査環境で隣り合う数字の足し算を延々と繰り返すもので、能力面や性格・行動面の特徴を知ることができます。
参考までに、新卒のコース別採用ではヒューマネージ社の「TG-WEB」が行われているようです。中途採用における正社員の選考の場合、どんな適性検査が行われるか分かりませんが、書籍等で一般的なWebテストの対策をしておきましょう。
面接
契約社員の口コミが多く、正社員の面接とは異なる部分があるかもしれませんが、志望動機や転職理由など基本的な質問が多いようです。
実際に以下のような質問がされたようです。
- なぜこの業界を選んだのか。
- 大手4社の中でなぜキリンビールなのか。
- キリンビールの印象。
- キリンビールの商品は好きか。
- お酒は飲むか、お酒のどんなところが好きか。
- ビールは普段から飲んでいるか。
- 周りの人からどんな人だと言われるか。
- 入社後にやってみたいこと。
- 今まで何を糧に仕事をしてきたか。
- 前職で辛かったこと、退職理由。
MDはマイカーを使った直行直帰型の営業なので、車種や事故歴、違反歴、運転に対する慣れなどを聞かれることがあるようです。また、面接官相手に営業をかけてみてほしいと言われたという口コミがあったので、ロールプレイ面接があるかもしれないと思っておくと、慌てずに済むかもしれません。
キリンビールで好きな商品はあるかという質問もされるようです。企業研究を行う際は商品チェックもしておき、実際に飲んでみて具体的な感想が言えると良いかもしれませんね。お酒が飲めない方は選考に通るか不安に思うかもしれませんが、実際には飲めない方も働いているようです。お酒が飲めなくても営業ができるという根拠を示すことができれば、問題ないようです。
選考の口コミ
ルートセールス
事務職
販売促進
技能工
一般的な質問が多かった。逆質問の時間も長いので、こちらからの質問を用意しておくと良いかもしれない。
キリンビールの面接は、しっかりと話を聞いてくれる雰囲気のようです。面接官がリラックスした様子で話してくれるのでこちらも必要以上に緊張しなかった、フランクな感じで和やかな雰囲気だった等の口コミがありました。一部、圧迫面接だった、朗らかでも高圧的でもなく淡々としていたという声がありましたが、全体的には良い印象を持った方が多いようです。
8.キリンビールへの転職を成功させるには?
ここまで読んで、キリンビールへの転職意欲は高まりましたか?
キリンビールに転職する方法で一番おすすめしたいのは、転職エージェントの活用です。
※転職エージェントとは?
「エージェント」というのは、いわゆる「代理人」です。転職エージェントは、転職希望者と中途採用の求人を出している企業とをつなげるのが役割です。転職エージェントは、採用が成功した場合に企業から手数料がもらえるので、転職希望者からはお金をもらいません。そのため無料で利用できるサービスです。これらのサービスは、サイト上で登録をすると転職エージェントの方から面談の誘いがメールで来ます。そのうえで日程を調整してその転職エージェントの企業に訪問し、面談を行います。面談では、「具体的に転職を考えているのか」「なぜ今の会社を辞めようと思っているのか」「どういった会社に移りたいと思っているのか」というような質問があり、それに答えていくかたちになります。転職エージェントに登録する転職希望者は、「一刻も早く転職したい」という人もいれば、「特にまだ転職は考えていないが、良い求人があれば転職したい」など様々な思いを抱いています。そのため、面談で「具体的に転職を考えているのか」という質問に対して、「今は情報収集している段階です。」と答えても、まずイヤな顔はされないと思って大丈夫です。
では、キリンビールに転職する場合に転職エージェントを活用すべき理由ですが、以下4点です。
- 一般には公開されていない、キリンビールの求人情報について入手できる可能性がある。
- 書類選考・面接について、キリンビールに特化した対策を行ってもらえる。
- 年収など、求人企業との待遇面の交渉について代行してもらえる。
- 転職後に実際に配属される部署の実態について、詳しい情報を教えてもらえる。
一般には公開されていない、キリンビールの求人情報について入手できる可能性がある。
例えば
dodaの場合、サイト上で公開されている求人の3倍以上もの非公開求人を取り扱っています。
※転職エージェントはなぜ全ての求人を公開しないのか?
転職エージェントは全ての求人を公開しない、というよりは公開できないのです。これはなぜかと言うと、企業は人ありきとよく言われますが、あくまでビジネスあってこその人と言うこともできます。要するに、既存ビジネスの強化・新規ビジネスの創出を行うために人が必要なのです。そのため、特に新規ビジネスについては、開始する前、もしくは開始して間もなくは他社にそのことを知られたくありません。中途採用の募集を行ううえでも、自社のサイトはもちろん、転職サイトにもその情報を載せたくないのです。そうすると、転職エージェントにそのような中途採用求人が集まることになります。なぜ転職エージェントなのかと言うと、転職希望者個人と対面する必要があり、情報をオープンにする必要が無いからです。ちなみに、公開されている求人と比べて、戦略的な採用という色が濃いため年収やポジションも好条件のものが多いのが一般的です。
転職エージェントの大手であればあるほど、キリンビールの非公開求人も取り扱っています。
あなたのような転職希望者の適性に応じて提示してくれますし、適性に合う求人が無い場合でも、キリンビールに対して適性に合う求人が無いか、あなたを売り込みに行ってくれることもあります。
そのため、キリンビールのサイトや転職サイト・転職エージェントのサイト上の求人を見て、自分に合う求人が無い場合には、非公開で取り扱いが無いか、転職エージェントに尋ねてみることをおすすめします。
書類選考・面接について、キリンビールに特化した対策を行ってもらえる。
転職エージェントは、過去に多くの転職希望者の転職を実現させているため、転職人気企業であればあるほど、その機会に多く携わっています。そのため、選考スタイルや選考プロセスについて熟知しており、ノウハウが豊富です。
どんな人なら受かって、どんな人なら落ちてしまうのか。面接でどういう質問がされ、それにどう答えれば受かり、落ちる場合は答え方がまずかったのか、答える内容自体が間違っていたのか。そのような過去実績に基づく膨大なデータを保有しています。
その根拠データやノウハウを用いて、キリンビールの書類選考を突破するために、職務経歴書上でどんな内容をどんな風にアピールした方が良いのか、面接の段階では想定される複数の質問に対して、どう答えた方が良いのか、サポートしてもらえます。
さらに、面接担当者にはどんな傾向があるのか(結論から論理立てて話すようにしないと、60分の面接でも30分で終わってしまうなど。。)、求人情報ではまず触れられるはずのない情報も持っているため、転職サイトや企業サイトから応募するよりも圧倒的に有利に進められます。
なお、これは意外だと思いますが、このように転職エージェントは転職人気企業ほどパイプが太いため、仮に採用企業側が面接であなたを落とすと判断した場合でも、掛け合ってくれて通過させてくれることもあったりします。
基本的に、面接については終了後に転職エージェントに「面接終了しました。」と電話連絡を入れるステップがあります。その際、「おつかれさまでした。面接はいかがでした?」と面接の苦労を労ってもらえるとともに、「うまく答えられなかった質問はありましたか?」など丁寧にフォローを入れてくれます。その内容をもって、転職エージェントはあなたの代理となり、その後採用企業側にフォローを入れてくれるのです。
ただ、全ての転職エージェントがそういった対応を行ってくれるわけではありません。転職エージェントは良いところだけを選ぶようにしましょう。
年収など、求人企業との待遇面の交渉について代行してもらえる。
転職するうえで、重要なものの1つは年収でないでしょうか。 年収については、残業の有無と同様に面接で質問することは難しいと思います。
「年収〇万円以上」「年収〇万円~〇万円」という求人情報がほとんどですが、転職エージェントは、転職希望者の適性と過去の転職成功者の適正をマッチングして、「この人なら年収〇万円だろう」などとあたりをつけます。そのうえで、最終面接、もしくはその後に企業から実際の金額について転職エージェントに連絡が入ります。
その段階で、前もってあなたが事前に伝えていた金額よりも低ければ企業側と交渉してくれます。さらに、もしあなたが事前に伝えていた額と同等であった場合でも、それより高くならないか、掛け合ってくれるのです。
これは直接応募ではまず不可能なことだと思うので、転職エージェントに頼りましょう。
転職後に実際に配属される部署の実態について、詳しい情報を教えてもらえる。
これまで見ていただいたとおり、会社自体の情報は事前に仕入れることができても、実際に配属される部署についての情報を仕入れることは不可能に近い、というか不可能でしょう。
一緒に働くうえで、その部署の上司・同僚のタイプや新卒中途・男女の比率、他の関連部署との力関係、会社の中での位置づけなど、事前に知っておくことに越したことはありません。転職エージェントはそういった情報も保有していますので、気になることはどんどん聞いてみましょう。
併せて、気になった会社については、いろいろ悪い口コミ情報などもネットなどで見かけることがあるでしょう。そういった口コミ情報が正しいのか、間違っているのかについても、聞いてみるのが良いでしょう。
ちゅう
そもそも自分に合った会社なのか、合う場合、受かるためにどうしたら良いか、転職エージェントを味方につけるのが効率的ですね。
リアル
9.キリンビールへの転職で、おすすめの転職エージェントは?
転職エージェントは有名な会社だけでも10社近くあります。
実際相手にする担当者との相性含め、当たり外れが多いのが実際のところです。登録や面談の手間、日ごろの電話・メール対応も考えると、どの転職エージェントと付き合うかについては、失敗は許されないと言っても過言ではありません。
キリンビールに転職するために登録すべき転職エージェントを、以下の観点で選びました。
- キリンビールの求人について、取り扱い実績がある。
- キリンビールへの転職をサポートできるノウハウを持っている。
- キリンビール以外の求人情報についても豊富に保有しており、そのような求人についても成功までサポートするノウハウを保有している。
これらの要素が全て当てはまる、具体的におすすめしたい転職エージェントは以下4社です。 登録自体は2~3分で済みます。無料なので費用面のリスクもありません。
|
登録すべきか |
特徴 |
リクルートエージェント |
◎ |
業界最大手。キリンビールへの転職サポート実績多数。 |
doda |
◎ |
業界2番手。キリンビールへの転職サポート実績多数。提案力に強み。 |
ビズリーチ |
〇 |
ダイレクトリクルーティングが活発で、職務経歴書が目につけば人事担当者が連絡してくる可能性あり。 |
ただ、この2社については最大手でもあり、他の転職希望者も多数抱えるため、対応スピードなどサポートに満足が行かない場合もあるかもしれません。それも踏まえ、『
ビズリーチ』も登録しておく方が良いでしょう。
ちなみに、登録完了後、転職エージェントから連絡が来るタイミングはマチマチです。早いところもあれば遅いところもあります。一方で、登録する内容については転職エージェントによる違いはほとんど無く、同じ作業の繰り返しです。
そのため、登録するエージェントが決まったら、一気にまとめて登録してしまう方が効率的です。
各社の特徴は、以下のとおりです。
リクルートエージェント|業界最大手・求人企業からの圧倒的な信頼度

若手からベテランまで、幅広いユーザーの転職サポート実績があります。
業界最大手のため、キリンビールへの転職実績は多数あり、以下のメリットがあります。
- キリンビールへの転職実績が多数あり、転職希望者へのサポートノウハウが豊富
- キリンビール側からの信頼も厚く、非公開求人の充実につながっている。
キリンビールへの転職に一番直結する転職エージェントと言えるでしょう。
doda|顧客満足度No.1(2022~2024年 オリコン顧客満足度®調査 転職エージェント 20代 第1位)・転職希望者に対する高い提案力

『
doda』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する顧客満足度No.1(2022~2024年 オリコン顧客満足度®調査 転職エージェント 20代 第1位)の転職エージェントです。
若手からベテランまで、幅広いユーザーの転職サポート実績があります。 非公開求人は8万件、登録者数は370万人の規模に上ります。 拠点は全国に10カ所(※)あります。 ※東京、札幌、仙台、横浜、名古屋、大阪、京都、兵庫、広島、福岡
おすすめの求人を紹介してくれる段階になると、結構絞って紹介してくれます。 また、求人企業とのやりとりは担当が別なので、求人について細かい質問をした時など、その場で回答をもらえないこともあります。当然後からきちんと回答はもらえますので、聞きたいことは遠慮せずに聞いておくべきです。
転職希望者のニーズを掘り下げてくれるため、面談時間も2時間ぐらい見ておいた方が良いでしょう。
ビズリーチ|企業の採用担当者からダイレクトリクルーティングに強み
『
ビズリーチ』は、人材系ベンチャーのビズリーチが運営する転職支援サービスです。
特徴的なのは、ダイレクトリクルーティングという概念を日本にもたらした第一人者的な存在というところです。数多くの転職希望者のデータを求人企業に公開、転職エージェントなどを通さずに企業側が直接転職希望者にアプローチできる、画期的な取り組みです。この方法を取り入れる企業は拡大する一方のようです。なお、ダイレクトリクルーティングだけではなく、多数のヘッドハンターも利用するサービスのため、転職エージェントとは違う角度で求人を入手できる機会も望めるサービスです。
リアル
10.転職エージェントを上手に使いこなすには?
ここからは、実際に『
リクルートエージェント
』『
doda』『
ビズリーチ』のいずれか、もしくは全て登録完了した後の話になります。
転職エージェントの担当者から、面談の誘いについての連絡が入ります。その後面談を行うわけですが、そこからの注意点をお伝えします。
仕事観や人生設計含め、転職エージェントに対しては、本音トークを心がけましょう。
転職希望者にとって、転職は人生を賭けた勝負です。そのため、転職エージェントとは最初から本音トークを行いましょう。隠し事はもちろん遠慮して本音を伝えないと、後から「お互い時間の無駄」になってしまいます。
求人企業との面接とは違い、転職エージェントは橋渡し役の立場になるため、「どんな会社を受けたいのか、どんな会社は受けたくないのか」「どんな仕事がしたいのか、どんな仕事はやりたくないのか」この辺は遠慮なく伝えてください。
言ってしまえば、転職エージェントにとって、転職希望者は「商品」という位置付けです。そのため、転職希望者がどんな人間なのか?もちろん初対面ですから知らないわけで、それを知ることによって、提示される求人の精度が高まります。あなたにとっても、求める求人情報以外は提示されたくないと思いますので、遠慮なく最初に本音を伝えておきましょう。
また、複数の転職エージェントを利用する場合、その旨も先に伝えておきましょう。そうすることで、他の転職エージェントに勝つために、あなたへの対応優先度が上がる可能性があります。
転職エージェントから紹介された求人情報に断りを入れる際は、次につながる断り方をしましょう。
転職エージェントとの面談時、もしくはその後日、転職エージェントからあなたの希望に合うと思われる求人情報の紹介を受けます。その際、「うーん、この会社か、あんまりいい話聞かないな。。」とか「うーん、この会社にはすごく入りたいんだけど、この仕事はちょっとな。。」と思う時が必ず訪れるでしょう。その際は、転職エージェント側の気持ちを踏まえ、以下のように次につながる断り方をしましょう。
- 断りを入れる前に、その求人情報が自分に合うと、どの点で判断したのか聞いてみる。そのうえで、自分の希望に合わない点を伝えたうえで断りを入れる。
- その会社で働いている(働いていた)知人や友人がいて、内情を聞いている限りどうしても興味が湧かない、と伝えたうえで断りを入れる。
※「ネット上での口コミを見て興味が持てない」というのは、現実性に乏しく、あまりおすすめできません。ただ、その際はその口コミ内容を伝えたうえで、実際はどうなのか聞いてみると良いでしょう。また、転職エージェントの担当者によっては、「口コミサイトは当てにならないし、見ない方がいいですよ。」とあなたに言ってくる場合もあります。そういった担当者に当たった場合は、担当者を変更してもらうことも視野に入れたうえで興味が湧かず断りたい、と意思を表示しましょう。
逆に、以下のような断り方はやめましょう。
- 理由を伝えることなく断りを入れる。
- 最初の対面時ではなく、後日メールでの紹介があった場合、そのメールを無視して返信しない。
このような対応を行うと、その後紹介される求人がガクっと減ってしまうなど、担当者にとってのあなたの対応優先度が低くなってしまい損につながります。
転職エージェントから紹介された求人情報に興味を持った場合、その求人情報の背景を把握しましょう。
転職エージェントとの面談時、もしくはその後日、転職エージェントからあなたの希望に合うと思われる求人情報の紹介を受けます。その際、「お!これはぜひ受けてみたい!」という瞬間が訪れることがあるでしょう。その際は、転職エージェントに対して、あなたがその求人に興味を持っていることを伝えるとともに、併せて以下のように質問してみましょう。
- なぜ中途社員が必要なのか(例、新しいポジションか、既存社員が辞めた埋め合わせか、業績向上による人員増強か、など)
- いつ頃から募集しているのか。
- 現時点で決まっていない理由は何なのか。
- 面接に受かる人にはどんな傾向があるのか。逆に落ちる場合はどんな傾向があるのか。
このような確認を行い、得られた情報を書類選考・面接対策に反映することで、あなたの転職成功確率が高まることでしょう。
転職エージェントの担当者と合わない場合は、担当者変更を要求しましょう。
転職エージェントから求人情報の紹介が始まった後が一般的ですが、次のような場合は担当者に直接、担当者変更を依頼しましょう。
- うまく付き合おうと努力を重ねたが、人間としての相性も含め自分とは合わない。
- 見当違いの企業ばかり紹介してくる。
- 求人情報について、担当者自身が詳細把握できていない。
- メール返信等、対応がとても遅い。
転職エージェントにとっても、避けたいのはあなたが他の転職エージェントに逃げてしまうことです。そのため、その担当者に対して、思い切って担当者変更を依頼しましょう。
その際、注意点は以下のとおりです。
- (これは必須です!)これまでサポートしてもらった感謝の気持ちを伝える。
- 転職活動に慣れていないため不安が大きく、「他の担当者の意見も聞きたい」と伝える。要するに、その担当者に外れて欲しいのではなく、別の担当者の意見も聞きたいと伝える。
このように依頼すれば、悪い印象を与えることなく、スムーズな担当者変更につながるはずです。
主導権は転職エージェントではなく、あなたにあることをしっかり肝に銘じましょう。
これが一番重要なのですが、転職エージェントと面談を行い、その後コミュニケーションを続けていく中で、あなた自身の気持ちや担当者との相性によって、
「何のために転職活動をしているのか」よく分からなくなってしまう場合があります。
転職エージェントは転職のプロとして、あなたと対等の立場で接してくることが多いです。ただ、中には「どんどん応募しないといつまでも決まりませんよ。多少希望と違ったとしても、まずは受けてみましょう」など、とにかく数をこなすよう促される場合もあります。
その際、転職エージェントに振り回されることなど決して無いよう「主導権は自分にある」ということを肝に銘じましょう。「転職エージェントと上手に付き合う」というのは、「転職エージェントを上手に使いこなす」ということです。
決して高慢な態度を出してはいけませんが、「この転職希望者にはぜひ成功して欲しい!しっかり協力しよう!」と、気持ち良く仕事をしてもらうようにしましょう。担当者もあなたと同じ人間です。「最低限のビジネスマナーを守る」「約束は守る、できない約束はしない」「なるべく早めの対応を心がける」など、普段の仕事と同様の感覚で接しておけば間違いないと言えるでしょう。
ちゅう
転職エージェントはあなたの味方なので、本音で接しつつ協力してもらうためにきちんとビジネスライクに付き合えば何の問題もないってことですね。
リアル
ここまで読んでいただいた、あなたに
キリンビールへの転職について、必要な情報は全て提示しました。
転職人気企業ですが、部署によっては激務だったりと、部署単位で満足度が異なる企業という側面もあります。会社としてだけで判断するのではなく、実際どんな環境で働くのか、部署レベルまで落とし込んだ情報収集を行い、そのうえでチャレンジしてみることを強くおすすめします。
キリンビールへの転職に成功するために抽出した転職エージェント
転職が実現した後、どんな人生を描けるかが本当の勝負です。
「この会社に転職してみて、確かに大変なところもあるけど、それはある程度事前に知っていたことだ。決めたのは自分なんだから頑張って続けよう。」
そういった転職が実現できるよう、少しでも力になれましたら光栄です。
ちゅう
リアル