中途採用で、丸紅に転職したい、と考えている方は多いかと思います。丸紅は5大総合商社の一つであり、もはや知らない人はいませんね。
転職するために、「本当に大丈夫なのか?」と情報を探してみても、転職サイトやその企業のサイトには表向きの情報しか無いのは間違いありません。また、最近口コミ系のサイトが流行っていますが、それを見てみたとしても、そのサイト自体に登録するためのハードルもあり、登録したとしても情報量が膨大で見るのも大変です。結果、本当に転職して大丈夫なのか?と思ってしまうでしょう。
その一方で、この方法なら失敗しないという唯一無二のやり方が、単純ですがあります。
このページでは、丸紅への転職について、どうしたら正確な情報を得られるか、そのうえで転職したいと思ったらどう対処すべきか、現役エージェントの知見から、丸紅への転職について触れたいと思います。
このページを読んでいただければ、丸紅への転職についての情報は一通り揃っているかと思います。あなたが丸紅に転職すべきかの判断材料になり、さらに転職したいと思った場合、丸紅に理想の転職が実現できる可能性が高まるはずです。
ちゅうちゅう

丸紅に転職したい方向けの記事です。ちょっと長いですが、読んで損はないはずです。

リアルリアル

(丸紅。うおォンうおォン。)

1.丸紅への転職についての所見まとめ

次章以降で詳細について触れますが、丸紅への転職についての所見をまとめます。

転職を考える際、押さえるべき丸紅の特徴

  • ライフスタイル、食品、化学、エネルギー、電力、金融など広域分野で事業を展開する総合商社。
  • 若手のチャレンジを推奨する社風で、海外赴任時の各種手当が充実。
  • 現在、転職サイトで公開求人はない。
  • グローバルの中で勝ち抜いていける強い「個」を持つ人材を求めている。
  • 以前と比較して残業が減り、テレワークの活用もしやすくなっている。
  • 総合職で入社10年で、年収1,300万円超え。

丸紅へ転職するために、押さえておくべきポイント

  • 働き方改革により残業が制限されているが、職種による差が大きいようなので(例えば営業など)注意が必要。
  • 一般に公開されていない求人を知るためにも、転職エージェントを使うのがおすすめ。

2.丸紅ってどんな会社?

項目 内容
会社名 丸紅株式会社
代表者 柿木 真澄
本社所在地 東京都千代田区大手町一丁目4番2号
創業 1858年5月
資本金 262,686百万円(2020年3月31日現在)
主な事業内容 アグリ事業、化学品、エネルギー、金属、電力、インフラプロジェクト、航空・船舶、次世代事業開発等の分野において、輸出入、国内取引、各種サービス業務、内外事業投資や資源開発等の事業活動を多角的に展開する総合商社。
従業員数 4,404名(2020年3月31日現在)

事業内容

丸紅は5大総合商社の一つであり、幅広い産業分野であらゆる商材を取り扱ったトレーディング、事業投資、資源開発などを行っています。各事業は、以下のグループに分けられています。
  1. 生活産業グループ
  2. 食品・アグリ・化学品グループ
  3. エネルギー・金属グループ
  4. 電力・インフラグループ
  5. 社会産業・金融グループ
  6. CDIO(次世代事業の開発)
このように多角的に事業を展開していますが、特に食料、電力・インフラ領域に強みを持っています。

今後の事業展開

丸紅は、新規投資を戦略的に厳選すると共に、事業モニタリングを通じた既存事業の強化を図るとしています。既存事業の充実の為にまず組織再編を行い、営業の業務執行体制を4階層から3階層へとフラット化することで営業本部がスピード感を持って戦略実行できるようにしています。
さらに、現状では取り込めていない成長領域や新たなビジネスモデル(ブロックチェーン、次世代金融サービス等)を成長戦略の柱の一つとしており、2030年に向けた爆発的成長を目指しています。

海外展開

丸紅では、アジア中間所得層向けのビジネスを強化する方針をとっています。そのビジネス一つに、中国子供教育事業があります。祖母に子育てを任せているワーキングマザー向けに、自宅学習を支援するデジタルツールの開発を行っています。ユーザー基盤の確立後は、製造業者・コンテンツプロバイダーの提携・買収により、教育エコシステムを構築するとしています。
また、日本の小売企業と共にアジア進出し、OMOビジネス(ネット上とネット以外の実店舗を融合したビジネス)を展開していくとしています。

3.丸紅は、転職者に対してどんな人材を求めている?

募集職種

まず「キャリアエントリー」にて応募者情報を登録した後、募集が行われている各部署に応募できます。キャリアエントリーすると、応募時に希望する職種がない場合でも、職歴から適していると思われるポジションが空いた際に連絡が貰えます。
現時点では、企画、開発、生産管理、経理、人事など幅広い職種で募集しているようです。応募要件は、ある程度の実務経験や資格、語学力などハイレベルなものが多いです、勤務地は全世界となっている職種もあります。
また、就業経験5年程度までの若手を対象とした、入社後の部署・業務を明示して募集するジョブ型採用も実施しています。

求める人材

  • グローバルの中で勝ち抜いていける強い「個」を持つ人材を求めている。丸紅が求める強い「個」とは、自ら考え行動し、自らのミッションを高いレベルで達成するプロフェッショナルな人材のことである。
  • 事業のマネジメントを行う人材としては、世の中の変化に適切に対応でき、遺憾なくリーダーシップを発揮して新たな事業を創出できることを求めている。

『事業のマネジメントに求める人材としては、丸紅グループ全体の方針・戦略を理解していることを前提として、次の4点を定義する。

  • 事業の価値を最大化できる人材
  • マクロ・ミクロの将来動向に鋭い洞察力を持ち、変化に適切に対応できる人材
  • 新たな事業を創出できる人材
  • リーダーシップを発揮し、組織の力を高めることができる人材』
丸紅の採用情報ページには、社員の方のインタビューや事業紹介が載っています。どこの部署の社員が、日頃何を考え、どのように仕事に取り組んでいるのか、人間性も含め感じることができるでしょう。あなたが興味のある事業に取り組む社員の方の意見は、書類・面接対策においても必ず目を通しておきましょう。

給料(年収)

平均年間給与:1,452万円(2020年現在)
平均年齢:42.1歳(2020年現在)
平均勤続年数:17.3年(2020年現在)

労働時間

平均残業時間:35~39時間/月
残業の管理が厳しくなり、原則20時以降の残業は出来ず上司への届けが必要だということです。ただ、営業部門はまだまだ残業多いところもあるという情報もあり、部署による差が大きいと考えられます。
また、海外勤務時は赴任先の地域の働き方に合わせるので、日本よりもゆとりのある働き方になる場合もあるという口コミがありました。
ちゅうちゅう

グローバル競争の時代を勝ち抜いていける強い「個」を持つ人材を求めているようです。労働時間は、以前と比べてかなり改善されてきているようです。ただ、部署による差が大きいようなので要注意ですね。

リアルリアル

(いいじゃないか。)

4.丸紅の求人情報にはどんな傾向がある?

転職サイトを各種調べたところ、丸紅の求人は見つかりませんでした。そこで、丸紅の採用情報ページを確認してみたところ、キャリアエントリーが可能となっていました。
ただ、これはあくまで一般に公開されている求人であり、非公開の求人というものがある可能性があります。
例えば、転職エージェントのdodaの場合、非公開求人が公開求人の3倍以上の規模に上るため、doda非公開求人の方には他の技術系・事務系職種も含まれている可能性があります。
ちゅうちゅう

現時点で公開されている求人はありませんが、隠れ求人の存在は気になるところです。

リアルリアル

(いわゆる裏メニューってやつか。悪くない。)

5.丸紅の現役社員・元社員からの評判は?(口コミ)

口コミや内部情報を以下にまとめました。新卒入社と中途入社では当然差があることを踏まえ、中途入社した人のみの内部情報です。
※参照元:OpenWork、enライトハウス、転職会議、キャリコネ他

項目 コメント
給与・福利厚生
  • 総合職は入社10年で年収1,300万円超える。
  • 会社の業績変動部分が大きい。
  • 年功序列型から実力主義に移行中。
  • 転勤・駐在者には手厚い住宅補助がある。
ワークライフバランス
  • 以前のような激務は減った。
  • テレワークが有効活用できる環境になってきた。
  • 仕事をこなしていれば、個人の裁量で調整可能。
  • 海外出張が多く、ワークに傾きがち。
社風
  • 若手のチャレンジを推奨する環境。
  • 根が真面目な人が多い。
  • 財閥系にはない自由闊達さがある。
  • 縦割りの組織。
成長機会・キャリア開発
  • 多種多様なビジネスに関わる機会がある。
  • 投資に関する知識や経験が身に付きやすい。
  • 定期的にキャリアや技能についての相談機会がある。
  • 現場に出ると大きく成長できる。
入社後のギャップ
  • 事業部ごとに文化が全く異なる。
  • 組織の横断的なプロジェクトは少ない。
  • 仕事内容から考えて、想像以上に給与が高い。
  • 部署により忙しさの差が大きい。
退職検討理由
  • 時間に縛られない会社で実力をつけたくなった。
  • 社内向けの仕事が多すぎるから。
  • もっと専門性を発揮したいと思った。
  • 会社の保守的な部分が気になる。
ワークスタイル
  • 在宅勤務(テレワーク/リモートワーク)を推奨。
  • 部署によってはフレックスタイム制度がある。
  • 不急の研修・セミナー等の中止、延期。
  • 国内外出張の自粛、延期。

給与・福利厚生

給与は極めて高水準のようです。賞与の占める割合が高く、月収の10カ月程出るという情報もありました。会社業績に大幅に連動するシステムで、業績の良い時はかなりボーナスが出るとのことです。また、海外赴任時の各種手当が充実している為、駐在年数が長いと生涯年収も跳ね上がるようです。
福利厚生に関しては、基本的なものは揃っているようです。特徴的なものはないけれど、給与が高いのでカバーできているという意見がありました。

ワークライフバランス

働き方改革の影響で、以前より残業が減ってきているようです。早朝出勤を奨励し、長時間残業を制約しているという情報がありました。
リモートワークの環境は徐々に整ってきている、部署によりフレックス勤務が可能という口コミもありました。ただ営業は、ワークライフバランスを取りにくいという意見もありました。

社風

部門ごとに文化が異なるという意見がありました。体育会系文化の根強い部門もあれば、どこかのんびりした雰囲気の部署もあるようです。アグレッシブな部分がありながらも、大企業であるため様々な面で動きが重いという意見もありました。
若手が成長していくような土台や社風があるという声も複数ありました。

成長機会・キャリア開発

非常に大きな金額を動かすことが出来るためダイナミズムを味わえるという口コミがありました。総合商社ならではの利点ですね。また、将来的に独立起業出来るような経験を積めるという意見もありました。
その他、海外勤務、投資先への出向などの経験を通じて、経営者としてのマインドやグローバル感覚が身に付くという意見もありました。

入社後のギャップ

非常にたくさんの事業部があり、事業部ごとに文化や人柄が異なるので、ある一面だけを見て全てだと思い込むのは危険だという意見がありました。他に、社内競争が激しいのかと思ったら、社員や会社は大らかで、上司が温かい目線で部下を育てる環境であったという意見もありました。

退職検討理由

お役所的な雰囲気があり、社内向けの業務が多いので嫌になったという意見が複数ありました。大企業である為、社内雑務も一般的な会社と比べるとかなり多いようです。
また、居心地は良いけれど、独立してさらに成長してみようと思ったという意見もありました。商社の働き方と稼ぎ方に飽きて、新しいビジネスに関わりたいからという声もありました。

ワークスタイル

丸紅では、通勤時の混雑を回避するため在宅勤務(テレワーク/リモートワーク)制度の利用を推奨しています。リモートワークの環境も徐々に整いつつあり、柔軟な働き方ができるように変化している途中であるという声もありました。
部署によってはフレックスタイム制度を導入しており、密を避けて出勤することが可能です。
ちゅうちゅう

給与は申し分なく高い水準で、海外赴任時は十分な手当てがつくようです。総合商社ならではの、スケールが大きい仕事に興味がある方におすすめです。

リアルリアル

(考えるな。感じるんだ。)

6.丸紅への転職を成功させるには?

ここまで読んで、丸紅への転職意欲は高まりましたか?

丸紅に転職する方法で一番おすすめしたいのは、転職エージェントの活用です。

※転職エージェントとは?
「エージェント」というのは、いわゆる「代理人」です。転職エージェントは、転職希望者と中途採用の求人を出している企業とをつなげるのが役割です。転職エージェントは、採用が成功した場合に企業から手数料がもらえるので、転職希望者からはお金をもらいません。そのため無料で利用できるサービスです。これらのサービスは、サイト上で登録をすると転職エージェントの方から面談の誘いがメールで来ます。そのうえで日程を調整してその転職エージェントの企業に訪問し、面談を行います。面談では、「具体的に転職を考えているのか」「なぜ今の会社を辞めようと思っているのか」「どういった会社に移りたいと思っているのか」というような質問があり、それに答えていくかたちになります。転職エージェントに登録する転職希望者は、「一刻も早く転職したい」という人もいれば、「特にまだ転職は考えていないが、良い求人があれば転職したい」など様々な思いを抱いています。そのため、面談で「具体的に転職を考えているのか」という質問に対して、「今は情報収集している段階です。」と答えても、まずイヤな顔はされないと思って大丈夫です。
では、丸紅に転職する場合に転職エージェントを活用すべき理由ですが、以下4点です。
  • 一般には公開されていない、丸紅の求人情報について入手できる可能性がある。
  • 書類選考・面接について、丸紅に特化した対策を行ってもらえる。
  • 年収など、求人企業との待遇面の交渉について代行してもらえる。
  • 転職後に実際に配属される部署の実態について、詳しい情報を教えてもらえる。

一般には公開されていない、丸紅の求人情報について入手できる可能性がある。

例えばdodaの場合、サイト上で公開されている求人の3倍以上もの非公開求人を取り扱っています。

※転職エージェントはなぜ全ての求人を公開しないのか?
転職エージェントは全ての求人を公開しない、というよりは公開できないのです。これはなぜかと言うと、企業は人ありきとよく言われますが、あくまでビジネスあってこその人と言うこともできます。要するに、既存ビジネスの強化・新規ビジネスの創出を行うために人が必要なのです。そのため、特に新規ビジネスについては、開始する前、もしくは開始して間もなくは他社にそのことを知られたくありません。中途採用の募集を行ううえでも、自社のサイトはもちろん、転職サイトにもその情報を載せたくないのです。そうすると、転職エージェントにそのような中途採用求人が集まることになります。なぜ転職エージェントなのかと言うと、転職希望者個人と対面する必要があり、情報をオープンにする必要が無いからです。ちなみに、公開されている求人と比べて、戦略的な採用という色が濃いため年収やポジションも好条件のものが多いのが一般的です。
転職エージェントの大手であればあるほど、丸紅の非公開求人も取り扱っています。
あなたのような転職希望者の適性に応じて提示してくれますし、適性に合う求人が無い場合でも、丸紅に対して適性に合う求人が無いか、あなたを売り込みに行ってくれることもあります。
そのため、丸紅のサイトや転職サイト・転職エージェントのサイト上の求人を見て、自分に合う求人が無い場合には、非公開で取り扱いが無いか、転職エージェントに尋ねてみることをおすすめします。

書類選考・面接について、丸紅に特化した対策を行ってもらえる。

転職エージェントは、過去に多くの転職希望者の転職を実現させているため、転職人気企業であればあるほど、その機会に多く携わっています。そのため、選考スタイルや選考プロセスについて熟知しており、ノウハウが豊富です。

どんな人なら受かって、どんな人なら落ちてしまうのか。面接でどういう質問がされ、それにどう答えれば受かり、落ちる場合は答え方がまずかったのか、答える内容自体が間違っていたのか。そのような過去実績に基づく膨大なデータを保有しています。
その根拠データやノウハウを用いて、丸紅の書類選考を突破するために、職務経歴書上でどんな内容をどんな風にアピールした方が良いのか、面接の段階では想定される複数の質問に対して、どう答えた方が良いのか、サポートしてもらえます
さらに、面接担当者にはどんな傾向があるのか(結論から論理立てて話すようにしないと、60分の面接でも30分で終わってしまうなど。。)、求人情報ではまず触れられるはずのない情報も持っているため、転職サイトや企業サイトから応募するよりも圧倒的に有利に進められます。
なお、これは意外だと思いますが、このように転職エージェントは転職人気企業ほどパイプが太いため、仮に採用企業側が面接であなたを落とすと判断した場合でも、掛け合ってくれて通過させてくれることもあったりします
基本的に、面接については終了後に転職エージェントに「面接終了しました。」と電話連絡を入れるステップがあります。その際、「おつかれさまでした。面接はいかがでした?」と面接の苦労を労ってもらえるとともに、「うまく答えられなかった質問はありましたか?」など丁寧にフォローを入れてくれます。その内容をもって、転職エージェントはあなたの代理となり、その後採用企業側にフォローを入れてくれるのです。
ただ、全ての転職エージェントがそういった対応を行ってくれるわけではありません。転職エージェントは良いところだけを選ぶようにしましょう

年収など、求人企業との待遇面の交渉について代行してもらえる。

転職するうえで、重要なものの1つは年収でないでしょうか。 年収については、残業の有無と同様に面接で質問することは難しいと思います。

「年収〇万円以上」「年収〇万円~〇万円」という求人情報がほとんどですが、転職エージェントは、転職希望者の適性と過去の転職成功者の適正をマッチングして、「この人なら年収〇万円だろう」などとあたりをつけます。そのうえで、最終面接、もしくはその後に企業から実際の金額について転職エージェントに連絡が入ります。
その段階で、前もってあなたが事前に伝えていた金額よりも低ければ企業側と交渉してくれます。さらに、もしあなたが事前に伝えていた額と同等であった場合でも、それより高くならないか、掛け合ってくれるのです。
これは直接応募ではまず不可能なことだと思うので、転職エージェントに頼りましょう。

転職後に実際に配属される部署の実態について、詳しい情報を教えてもらえる。

これまで見ていただいたとおり、会社自体の情報は事前に仕入れることができても、実際に配属される部署についての情報を仕入れることは不可能に近い、というか不可能でしょう。

一緒に働くうえで、その部署の上司・同僚のタイプや新卒中途・男女の比率、他の関連部署との力関係、会社の中での位置づけなど、事前に知っておくことに越したことはありません。転職エージェントはそういった情報も保有していますので、気になることはどんどん聞いてみましょう。
併せて、気になった会社については、いろいろ悪い口コミ情報などもネットなどで見かけることがあるでしょう。そういった口コミ情報が正しいのか、間違っているのかについても、聞いてみるのが良いでしょう。
ちゅうちゅう

そもそも自分に合った会社なのか、合う場合、受かるためにどうしたら良いか、転職エージェントを味方につけるのが効率的ですね。

リアルリアル

(う~ん、そうきたか。)

7.丸紅への転職で、おすすめの転職エージェントは?

転職エージェントは有名な会社だけでも10社近くあります。
実際相手にする担当者との相性含め、当たり外れが多いのが実際のところです。登録や面談の手間、日ごろの電話・メール対応も考えると、どの転職エージェントと付き合うかについては、失敗は許されないと言っても過言ではありません。
丸紅に転職するために登録すべき転職エージェントを、以下の観点で選びました。
  • 丸紅の求人について、取り扱い実績がある。
  • 丸紅への転職をサポートできるノウハウを持っている。
  • 丸紅以外の求人情報についても豊富に保有しており、そのような求人についても成功までサポートするノウハウを保有している。
これらの要素が全て当てはまる、具体的におすすめしたい転職エージェントは以下4社です。 登録自体は2~3分で済みます。無料なので費用面のリスクもありません。
登録すべきか 特徴
リクルートエージェント 業界最大手。丸紅への転職サポート実績多数。
doda 業界2番手。丸紅への転職サポート実績多数。提案力に強み。
ビズリーチ ダイレクトリクルーティングが活発で、職務経歴書が目につけば人事担当者が連絡してくる可能性あり。
特に『リクルートエージェント』『doda』の2社は登録を強くお勧めします。
ただ、この2社については最大手でもあり、他の転職希望者も多数抱えるため、対応スピードなどサポートに満足が行かない場合もあるかもしれません。それも踏まえ、『ビズリーチ』も登録しておく方が良いでしょう。
ちなみに、登録完了後、転職エージェントから連絡が来るタイミングはマチマチです。早いところもあれば遅いところもあります。一方で、登録する内容については転職エージェントによる違いはほとんど無く、同じ作業の繰り返しです。
そのため、登録するエージェントが決まったら、一気にまとめて登録してしまう方が効率的です。
各社の特徴は、以下のとおりです。

リクルートエージェント|業界最大手・求人企業からの圧倒的な信頼度

リクルートエージェント』は、リクルートが運営する業界No.1の転職エージェントです。
若手からベテランまで、幅広いユーザーの転職サポート実績があります。
業界最大手のため、丸紅への転職実績は多数あり、以下のメリットがあります。
  • 丸紅への転職実績が多数あり、転職希望者へのサポートノウハウが豊富
  • 丸紅側からの信頼も厚く、非公開求人の充実につながっている。
丸紅への転職に一番直結する転職エージェントと言えるでしょう。
リクルートエージェント公式サイトhttps://www.r-agent.com/

doda|業界No.2・転職希望者に対する高い提案力

doda

doda』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する業界No.2の転職エージェントです。
若手からベテランまで、幅広いユーザーの転職サポート実績があります。 非公開求人は8万件、登録者数は370万人の規模に上ります。 拠点は全国に10カ所(※)あります。 ※東京、札幌、仙台、横浜、名古屋、大阪、京都、兵庫、広島、福岡
おすすめの求人を紹介してくれる段階になると、結構絞って紹介してくれます。 また、求人企業とのやりとりは担当が別なので、求人について細かい質問をした時など、その場で回答をもらえないこともあります。当然後からきちんと回答はもらえますので、聞きたいことは遠慮せずに聞いておくべきです。
転職希望者のニーズを掘り下げてくれるため、面談時間も2時間ぐらい見ておいた方が良いでしょう。
doda公式サイトhttp://doda.jp/

ビズリーチ|企業の採用担当者からダイレクトリクルーティングに強み

ビズリーチ』は、人材系ベンチャーのビズリーチが運営する転職支援サービスです。
特徴的なのは、ダイレクトリクルーティングという概念を日本にもたらした第一人者的な存在というところです。数多くの転職希望者のデータを求人企業に公開、転職エージェントなどを通さずに企業側が直接転職希望者にアプローチできる、画期的な取り組みです。この方法を取り入れる企業は拡大する一方のようです。なお、ダイレクトリクルーティングだけではなく、多数のヘッドハンターも利用するサービスのため、転職エージェントとは違う角度で求人を入手できる機会も望めるサービスです。
ビズリーチ公式サイト https://www.bizreach.jp/
ちゅうちゅう

リクルートエージェント』『doda』は大手だからまずオススメってことですね。転職エージェントは何社登録してもタダですしね。そのうえで、いろんな担当者と意見交換できるわけですし。

リアルリアル

どーだ、どーなんだ。)

8.転職エージェントを上手に使いこなすには?

ここからは、実際に『リクルートエージェント』『doda』『ビズリーチ』のいずれか、もしくは全て登録完了した後の話になります。
転職エージェントの担当者から、面談の誘いについての連絡が入ります。その後面談を行うわけですが、そこからの注意点をお伝えします。

仕事観や人生設計含め、転職エージェントに対しては、本音トークを心がけましょう。

転職希望者にとって、転職は人生を賭けた勝負です。そのため、転職エージェントとは最初から本音トークを行いましょう。隠し事はもちろん遠慮して本音を伝えないと、後から「お互い時間の無駄」になってしまいます。
求人企業との面接とは違い、転職エージェントは橋渡し役の立場になるため、「どんな会社を受けたいのか、どんな会社は受けたくないのか」「どんな仕事がしたいのか、どんな仕事はやりたくないのか」この辺は遠慮なく伝えてください。
言ってしまえば、転職エージェントにとって、転職希望者は「商品」という位置付けです。そのため、転職希望者がどんな人間なのか?もちろん初対面ですから知らないわけで、それを知ることによって、提示される求人の精度が高まります。あなたにとっても、求める求人情報以外は提示されたくないと思いますので、遠慮なく最初に本音を伝えておきましょう。
また、複数の転職エージェントを利用する場合、その旨も先に伝えておきましょう。そうすることで、他の転職エージェントに勝つために、あなたへの対応優先度が上がる可能性があります。

転職エージェントから紹介された求人情報に断りを入れる際は、次につながる断り方をしましょう。

転職エージェントとの面談時、もしくはその後日、転職エージェントからあなたの希望に合うと思われる求人情報の紹介を受けます。その際、「うーん、この会社か、あんまりいい話聞かないな。。」とか「うーん、この会社にはすごく入りたいんだけど、この仕事はちょっとな。。」と思う時が必ず訪れるでしょう。その際は、転職エージェント側の気持ちを踏まえ、以下のように次につながる断り方をしましょう。
  • 断りを入れる前に、その求人情報が自分に合うと、どの点で判断したのか聞いてみる。そのうえで、自分の希望に合わない点を伝えたうえで断りを入れる。
  • その会社で働いている(働いていた)知人や友人がいて、内情を聞いている限りどうしても興味が湧かない、と伝えたうえで断りを入れる。
※「ネット上での口コミを見て興味が持てない」というのは、現実性に乏しく、あまりおすすめできません。ただ、その際はその口コミ内容を伝えたうえで、実際はどうなのか聞いてみると良いでしょう。また、転職エージェントの担当者によっては、「口コミサイトは当てにならないし、見ない方がいいですよ。」とあなたに言ってくる場合もあります。そういった担当者に当たった場合は、担当者を変更してもらうことも視野に入れたうえで興味が湧かず断りたい、と意思を表示しましょう。
逆に、以下のような断り方はやめましょう
  • 理由を伝えることなく断りを入れる。
  • 最初の対面時ではなく、後日メールでの紹介があった場合、そのメールを無視して返信しない。
このような対応を行うと、その後紹介される求人がガクっと減ってしまうなど、担当者にとってのあなたの対応優先度が低くなってしまい損につながります。

転職エージェントから紹介された求人情報に興味を持った場合、その求人情報の背景を把握しましょう。

転職エージェントとの面談時、もしくはその後日、転職エージェントからあなたの希望に合うと思われる求人情報の紹介を受けます。その際、「お!これはぜひ受けてみたい!」という瞬間が訪れることがあるでしょう。その際は、転職エージェントに対して、あなたがその求人に興味を持っていることを伝えるとともに、併せて以下のように質問してみましょう。
  • なぜ中途社員が必要なのか(例、新しいポジションか、既存社員が辞めた埋め合わせか、業績向上による人員増強か、など)
  • いつ頃から募集しているのか。
  • 現時点で決まっていない理由は何なのか。
  • 面接に受かる人にはどんな傾向があるのか。逆に落ちる場合はどんな傾向があるのか。
このような確認を行い、得られた情報を書類選考・面接対策に反映することで、あなたの転職成功確率が高まることでしょう。

転職エージェントの担当者と合わない場合は、担当者変更を要求しましょう。

転職エージェントから求人情報の紹介が始まった後が一般的ですが、次のような場合は担当者に直接、担当者変更を依頼しましょう。
  • うまく付き合おうと努力を重ねたが、人間としての相性も含め自分とは合わない。
  • 見当違いの企業ばかり紹介してくる。
  • 求人情報について、担当者自身が詳細把握できていない。
  • メール返信等、対応がとても遅い。
転職エージェントにとっても、避けたいのはあなたが他の転職エージェントに逃げてしまうことです。そのため、その担当者に対して、思い切って担当者変更を依頼しましょう。
その際、注意点は以下のとおりです。
  • (これは必須です!)これまでサポートしてもらった感謝の気持ちを伝える。
  • 転職活動に慣れていないため不安が大きく、「他の担当者の意見も聞きたい」と伝える。要するに、その担当者に外れて欲しいのではなく、別の担当者の意見も聞きたいと伝える。
このように依頼すれば、悪い印象を与えることなく、スムーズな担当者変更につながるはずです。

主導権は転職エージェントではなく、あなたにあることをしっかり肝に銘じましょう。

これが一番重要なのですが、転職エージェントと面談を行い、その後コミュニケーションを続けていく中で、あなた自身の気持ちや担当者との相性によって、「何のために転職活動をしているのか」よく分からなくなってしまう場合があります。
転職エージェントは転職のプロとして、あなたと対等の立場で接してくることが多いです。ただ、中には「どんどん応募しないといつまでも決まりませんよ。多少希望と違ったとしても、まずは受けてみましょう」など、とにかく数をこなすよう促される場合もあります。
その際、転職エージェントに振り回されることなど決して無いよう「主導権は自分にある」ということを肝に銘じましょう「転職エージェントと上手に付き合う」というのは、「転職エージェントを上手に使いこなす」ということです。
決して高慢な態度を出してはいけませんが、「この転職希望者にはぜひ成功して欲しい!しっかり協力しよう!」と、気持ち良く仕事をしてもらうようにしましょう。担当者もあなたと同じ人間です。「最低限のビジネスマナーを守る」「約束は守る、できない約束はしない」「なるべく早めの対応を心がける」など、普段の仕事と同様の感覚で接しておけば間違いないと言えるでしょう。
ちゅうちゅう

転職エージェントはあなたの味方なので、本音で接しつつ協力してもらうためにきちんとビジネスライクに付き合えば何の問題もないってことですね。

リアルリアル

(お頼み申します!)

ここまで読んでいただいた、あなたに
丸紅への転職について、必要な情報は全て提示しました。
転職人気企業ですが、部署によっては激務だったりと、部署単位で満足度が異なる企業という側面もあります。会社としてだけで判断するのではなく、実際どんな環境で働くのか、部署レベルまで落とし込んだ情報収集を行い、そのうえでチャレンジしてみることを強くおすすめします。
丸紅への転職に成功するために抽出した転職エージェント
転職が実現した後、どんな人生を描けるかが本当の勝負です。
「この会社に転職してみて、確かに大変なところもあるけど、それはある程度事前に知っていたことだ。決めたのは自分なんだから頑張って続けよう。」
そういった転職が実現できるよう、少しでも力になれましたら光栄です。
ちゅうちゅう

丸紅の攻略がんばりましょう!

リアルリアル

(ごちそうさまでした!)