中途採用で、武田薬品工業に転職したい、と考えている方は多いかと思います。日本を代表する製薬会社として、知らない人はいませんね。
このページでは、武田薬品工業への転職について、どうしたら正確な情報を得られるか、そのうえで転職したいと思ったらどう対処すべきか、現役エージェントの知見から、武田薬品工業への転職について触れたいと思います。
ちゅうちゅう

新卒向けの内容は省き、完全に転職者・中途入社社員に特化した内容です。読んで損はないはずです。

リアルリアル

(武田薬品工業。うおォンうおォン。)

武田薬品工業の転職難易度は非常に高いと言えます。日本唯一のメガファーマであることから知名度・人気が大変高く、応募倍率はかなりのものになると思われます。応募要件も高く設定されており、製薬業界における3年以上の経験やTOEIC800点以上の英語力、大卒以上で薬学・工学・理学・農学系の分野を専攻していることなどが求められます。特に研究開発職は高い専門性と英語力が必要で、非常に難易度は高いです。
武田薬品工業のような人気企業に応募する場合、応募書類や面接の対策を入念に行う必要があります。どのようなタイプが好まれるのか、どういった点をアピールすればよいのか、個人で考えるだけでは不安が残るかもしれませんね。こんな時こそ転職エージェントに相談して、プロのアドバイスをもらいましょう。

2.武田薬品工業への転職についての所見まとめ

次章以降で詳細について触れますが、武田薬品工業への転職についての所見をまとめます。

転職を考える際、押さえるべき武田薬品工業の特徴

  • 国内トップの製薬企業であり、日本唯一のメガファーマ。
  • グローバル化が進んでおり、経営幹部は外国人が占めている。
  • 福利厚生は整っており、特に住宅補助が手厚い。
  • 検証エンジニア、製造スタッフ、マーケティングなど幅広い職種で中途採用の募集がある。
  • 患者さんを第一に考え、誠実に仕事に取り組める人材を求めている。
  • 在宅勤務制度などが整っており、ワークライフバランスは調整しやすい。
  • 給与は製薬業界の中でも高水準で、昇格すれば一気に給料が跳ね上がる。

武田薬品工業へ転職するために、押さえておくべきポイント

  • グローバル企業であり昇進には英語力が必須なので、仕事で英語を使うことに抵抗がある場合は注意が必要。
  • 一般に公開されていない求人を知るためにも、転職エージェントを使うのがおすすめ。

3.武田薬品工業ってどんな会社?

項目 内容
会社名 武田薬品工業株式会社
代表者 代表取締役 社長CEO クリストフ・ウェバー
本社所在地 東京都中央区日本橋本町二丁目1番1号(グローバル本社)
設立 1925年 ( 大正14年 ) 1月29日
資本金 1兆6762億円 (2022年3月末時点)
主な事業内容 医薬品等の研究開発・製造・販売・輸出入。
従業員数 単体:5,149名 連結:47,347名(2022年3月末時点)

事業内容

国内最大手の製薬会社である武田薬品工業は240年以上の歴史を持ち、2022年12月期の製薬会社世界売上高ランキングでは前年に続き11位となっています。潰瘍性大腸炎・クローン病治療薬「エンティビオ」などの好調により、売上高は前年比12.8%増加となりました。研究開発では、オンコロジー(がん)、消化器系疾患、希少疾患、ニューロサイエンス(神経精神疾患)の4つの疾患領域と、血漿分画製剤およびワクチンへの投資に注力しています。

今後の事業展開

武田薬品工業は、今後の指針として「ビジョン2025」を打ち出しており、「消化器系疾患(GI)領域でのNo.1」、「オンコロジー(がん)におけるトップ10」、「中枢神経系疾患(CNS)領域および新興国事業での強固なプレゼンス」を長期的な目標としています。今後はM&Aを行うことは考えておらず、パイプライン(研究開始から承認・発売にいたるまでの開発品)の増強が重要なポイントになるとしています。

海外展開

武田薬品工業は世界約80ヵ国に事業基盤を有するグローバル製薬企業であり、多くのM&Aにより事業を拡大してきました。2019年にはアイルランドの製薬大手シャイアーの買収により、メガファーマの仲間入りを果たしました。円安の追い風もあり、ここ数年の海外売上収益比率は8割を超えています。革新的な医薬品を中心に位置づけながら、新興国と先進国の市場特性に合わせた競争力の高い製品ポートフォリオを構築することで、強みを最大化させています。

4.武田薬品工業の現役社員・元社員からの評判は?(口コミ)

武田薬品工業の口コミや内部情報について、転職口コミサイトのOpenWorkenライトハウス転職会議キャリコネを参考に紹介します。新卒入社と中途入社では当然差があることを踏まえ、中途入社した人のみの内部情報です。
項目 コメント
給与・福利厚生
  • 日系企業では商社・コンサルに次いで高年収だと感じる。
  • 給与制度が改正され、基本給の割合が高くなった。
  • 職務等級による給与差が大きい。
  • 家賃補助が充実している。
ワークライフバランス
  • 有休取得を奨励しており、休みを取りやすい。
  • 仕事で結果さえ出せば、ワークライフバランスは良い。
  • 残業時間制限があり、帰りやすい。
  • 保育所が併設されているので働きやすい。
社風
  • 上層部は外国人と中途社員が多い。
  • 真面目で優秀な社員が多い。
  • グローバル化が進み、ついていけてない社員もいる。
  • 外資系企業のような雰囲気がある。
成長機会・キャリア開発
  • 英語のコミュニケーション力が鍛えられる。
  • 部署によっては海外勤務があり、語学力が身につく。
  • 社内公募制度があり、職種変更が可能。
  • 若年層の成長機会は潤沢。
入社後のギャップ
  • 伝統的日本企業というより外資系企業。
  • 組織改編時に入社したため、未経験の職種に対応させられた。
  • 一般企業と比較して、学歴の高い人が製造部門にいる。
  • 重要な役職に日本人が就いていない。
退職検討理由
  • 組織改編により、人数が削減されると予想されるから。
  • もともと次のキャリアへのステップアップだった。
  • 先が見えない不安があったため。
  • 社内文化が合わなかった。
ワークスタイル
  • 在宅勤務(テレワーク/リモートワーク)が可能。
  • フルフレックスタイム制度がある。
  • 時短勤務が可能。
  • 時間単位の有休取得ができる。

給与・福利厚生

製薬業界自体が他業界に比べて高給ですが、武田薬品工業は業界の中でもさらに高水準のようで、満足しているという声が多くありました。賞与は業績変動しますが、社員のことを考え変動幅は小さいようです。また、職種により給与テーブルが異なり、研究部門やMRは給与が高く、工場の製造部や品質部の一般社員はそれほど高くないという口コミもありました。
福利厚生は基本的なものは揃っているようです。家賃補助は独身だと8割程度の補助が出るようですが、結婚すると補助が少なくなるようなので注意が必要です。

ワークライフバランス

会社としてかなり力を入れており、ワークライフバランスは取りやすいという声が多数ありました。休暇も取りやすく、有休以外にもファミリーサポート休暇、短期傷病休暇、長期傷病休暇や出産前後休暇(男女問わず)などがあるようです。ただ、本社は36協定ギリギリの残業時間がある部署も多い、工場勤務はトラブルが発生すると一時的に残業が多くなるなどの口コミがありました。

社風

グローバル化が浸透しているという声が多数ありました。外国人やキャリア採用の社員が増えており、昔の武田という雰囲気は特に感じられない、日本の存在感は薄くグローバル組織という意見が見られました。英語力は必須で、英語力が無いと出世は厳しいようです。また、ダイバーシティの推進に積極的で、中途入社でも働きやすいという声がありました。

成長機会・キャリア開発

海外赴任や英語を使った外国人とのやり取りなど、グローバル企業ならではの経験が多く積めるようです。また、医療機関のフロントに、知名度が高い製薬会社として入り込んで仕事ができたことは貴重なキャリア経験だったという声もありました。その他、選ばれたメンバーを対象とした特別な育成プログラムがあり、将来の日本人経営層の育成に力を注いでいるなどの情報があったので、成長の機会は多くあるようです。

入社後のギャップ

日系企業というよりは外資系企業のような雰囲気だった、日本人が重要な意思決定に関わっていないなどの意見がいくつかありました。一方で、業務に英語は必要だけど思ったより優しい環境で、英語が話せない人も多くいるという口コミがあったので、社内の雰囲気は部署による差が大きいようです。また、組織変更が多く変化が多い為、安定した日系企業で落ち着いて仕事をしたい人には向いていないという意見がありました。

退職検討理由

組織が大きく変わっていく中で将来の見通しが立たず、退職を考えた方が多いようです。2020年に実施された早期退職制度「フューチャー・キャリア・プログラム」によって退職を決意したという口コミも見られました。その他、応募時に認識していた職務内容と異なる業務が多くあった、過去の職歴を考慮しているとは思えない人事異動が頻繁に行われるなどの意見があり、会社の変化に伴う混乱が退職理由に繋がっているようです。

ワークスタイル

在宅勤務(テレワーク/リモートワーク)は浸透しているようで、出社と在宅勤務のハイブリッド型で働く人もいれば、フルリモートに近い働き方を選択する人もいるようです。フルフレックスタイム制度もあり、柔軟な働き方ができているという声が多数ありました。それぞれのライフスタイルを尊重する空気があり、家庭の事情がある時は、カバーできる人がカバーするような体制に自然となっているという声もありました。
ちゅうちゅう

年収が高めの製薬業界の中でも、特に高水準を保っているようです。グローバル化が進んでおり、昇進の為には英語力が必須のようです。

リアルリアル

(考えるな。感じるんだ。)

5.武田薬品工業は、転職者に対してどんな人材を求めている?

募集職種

中途採用で募集中の職種は、検証エンジニア、製造スタッフ、マーケティングなど多岐にわたっています。現時点では幅広い職種で求人があるようです。品質保証、製造オペレーターなど製造関連職の募集が多く、工場がある山口県光市の求人が目立ちます。職種によっては化学、薬学、工学、生物学または関連分野の学士号や、製薬業界の業務経験が必要です。

求める人材

武田薬品工業の公式サイトには、企業理念として「タケダイズム」が紹介されています。

私たちの価値観:タケダイズム

タケダイズムとは、まず誠実であること。 それは公正・正直・不屈の精神で支えられた、私たちが大切にしている価値観です。 私たちはこれを道しるべとしながら、「1. 患者さんに寄り添い(Patient)2. 人々と信頼関係を築き(Trust) 3. 社会的評価を向上させ(Reputation)4. 事業を発展させる(Business)」を日々の行動指針とします。

  • 常に患者さんを第一に考え、誠実に仕事に取り組める人材を求めている。
  • 社会貢献の重要性を理解し、利益の前に患者さんへの貢献を考えられることが大切。
  • 刺激的な環境を求めている、やりがいのある仕事をしたいという人材を歓迎。
武田薬品工業の採用情報ページには、社員インタビューや事業紹介などが載っています。どこの部署の社員が、日頃何を考え、どのように仕事に取り組んでいるのか、人間性も含め感じることができるでしょう。あなたが興味のある事業に取り組む社員の方の意見は、書類・面接対策においても必ず目を通しておきましょう。

給料(年収)

平均年間給与:1,079万円(2023年3月31日現在)
平均年齢:42.8歳(2023年3月31日現在)
平均勤続年数:14.0年(2023年3月31日現在)

労働時間

平均残業時間:23~27時間/月
残業を減らす取り組みが行われており、組合員の間は、PCのログによる勤務時間の管理がしっかりとされているようです。業務量の波はあるようですが長引くことはなく、業務よりも社内の取り組みや研修、勉強などに時間がとられるという声も見られました。管理職になると土日関係なく仕事があり、業務量が多いようです。また、海外とのやり取りが多い部署では時差の関係により、夜間に対応する必要があるという口コミがありました。
ちゅうちゅう

患者さんのことを優先的に考え、責任感を持って誠実に仕事に取り組めるような人材を求めているようですね。現在のところ、幅広い職種で募集があるようです。

リアルリアル

(いいじゃないか。)

6.武田薬品工業の求人情報にはどんな傾向がある?

転職サイトを各種調べたところ、研究、臨床開発、社内SE、生産技術、品質管理などの求人がありました。その求人を調べると、以下の傾向があります。
  • 幅広い職種で募集があり、特に品質管理・保証、生産・製造関連職の求人が多い。
  • 製薬業界での業務経験や英語力(中級~上級)が必要な場合が多い。
  • 成田工場、光工場勤務の求人が多い。
ただ、これはあくまで一般に公開されている求人であり、非公開の求人というものがある可能性があります。
例えば、転職エージェントのdodaの場合、非公開求人が公開求人の3倍以上の規模に上るため、doda非公開求人の方には他の技術系・事務系職種も含まれている可能性があります。
ちゅうちゅう

幅広い職種で求人があるようですが、隠れ求人の存在は気になるところです。

リアルリアル

(いわゆる裏メニューってやつか。悪くない。)

7.武田薬品工業の選考対策

武田薬品工業の選考ステップや経験者の口コミについて、転職口コミサイトのワンキャリアプラスOpenWorkを参考に紹介します。
武田薬品工業の面接では、職務経歴や英語力を重視しているようです。面接の前に、職務経歴の内容についてメールで細かく問い合わせがあった、面接で「なぜ」が繰り返され、業務内容の深掘りをされるといった声がありました。また、どうやって困難を乗り越えたか、何かをやり遂げた経験はあるか等も重視しているようです。
その他、「誠実」に関する質問をされたという口コミが複数ありました。武田薬品工業が大切にしている価値観として「まず誠実であること」があります。面接前にタケダイズムをよく理解しておき、自分なりの「誠実」について考えておきましょう。

選考ステップ

武田薬品工業の選考ステップは、以下のように進みます。詳細に見ていきましょう。
  1. 応募・書類選考

  2. Web適性検査

  3. 面接複数回

応募・書類選考

武田薬品工業の応募方法は大まかに言って、公式サイトから直接自分で応募するか、転職サイト・転職エージェント経由で応募するか二通りの方法があります。公式サイトからの応募も良いですが、スカウトを受けて選考を受けたという声や、キャリアアドバイザーからアドバイスを受けて選考に臨んだという口コミがあったので、転職エージェント経由で応募するのがおすすめです。武田薬品工業のような人気企業はわずかな差で合否が分かれるので、プロのアドバイスを受けた方が安心です。
特に、ビズリーチリクルートダイレクトスカウトのようなヘッドハンターが在籍するハイクラス向けの転職サービスに登録しておくと良いでしょう。また、武田薬品工業はアルムナイ採用を行っています。以前、武田薬品工業の社員だった方は、OB・OG再雇用制度が使えます。

Web適性検査

適性検査に関する口コミが少なく確かなことは分かりませんが、職種によってはWeb適性検査が行われるようです。品質管理の方で、SPIが行われたという口コミがありました。この結果は選考に影響がないようです。
企業や受ける職種によっても、適性検査をどれ位重視するかはそれぞれ異なります。転職エージェントに登録すると筆記試験に関する相談などもできるので、どの程度対策したら良いかの参考になります。

面接複数回

志望理由や前職での職務経験など基本的な質問が多く、答えにくい質問は少ないようです。マーケティングの方では、2次面接で4名の面接官と個別に一人30分ずつ、計2時間の面接があり、大変だったという口コミがありました。職種によっては面接時間が長いと思っておいた方が良いかもしれません。
面接では実際に、以下のような質問がされたようです。
  • 「誠意」という言葉から何をイメージするか。
  • 現職で経験したトラブルの内容とその対応について。
  • 挫折した経験はなにか。
  • 過去のプロジェクトでどのように貢献したか、どのような工夫をしたか。
  • 英語力はあるか、海外経験はあるか。
  • 現職で辛かった経験は何か。
  • これまで最も注力したことは何か、またそれはなぜか。
  • 企業、製品についてのイメージ。
  • 誠実に仕事をしていきたいとのことだが、武田薬品工業で誠実に仕事をしていけると思った根拠は何か。
研究開発職では英語力についての質問が多いようです。面接では英語力を非常に重視しているようで、英語が流暢に話せるレベルでないと話にならないという感じがしたという口コミがありました。他の職種でも、英語力をアピールした方が良い、入社後に英語でのプレゼン機会が必ずあるように感じたなどの声があったので、英語が得意な方はチャンスかもしれません。
また、キャリアアドバイザーから、最終面接に比べて1次面接が厳しくなっているとアドバイスされたという口コミがありました。まずはしっかりと1次面接の対策をしましょう。

選考の口コミ

品質管理

同じ業界からの転職で、特に業務内容が変わらない場合、なぜ現職のままではいけないのかを説明できるようにしておいた方が良い。

生産技術

どのような人材を求めているか、HPや情報サイトからしっかり確認する必要があると思う。特に武田薬品工業は誠実さを求めていたので、そこが合わないと落ちる。

研究開発

英語能力を非常に重視しているようで、英語がペラペラでないと話にならないという感じだった。

MR

何度も深掘りされて大変な面接だった。聞かれたことに対して、端的に全て話す必要がある。

武田薬品工業の面接の雰囲気は、全体的に和やかで穏和であるという声が多く、大阪ベースの会社らしく楽しい面接だったという口コミもありました。職種によっては、あまり冗談の通じないような雰囲気だったという声もあったので、面接官による差はありそうです。また、社風どおり面接も誠実そのもの、といった声もいくつかありました。

8.武田薬品工業への転職を成功させるには?

ここまで読んで、武田薬品工業への転職意欲は高まりましたか?

武田薬品工業に転職する方法で一番おすすめしたいのは、転職エージェントの活用です。

※転職エージェントとは?
「エージェント」というのは、いわゆる「代理人」です。転職エージェントは、転職希望者と中途採用の求人を出している企業とをつなげるのが役割です。転職エージェントは、採用が成功した場合に企業から手数料がもらえるので、転職希望者からはお金をもらいません。そのため無料で利用できるサービスです。これらのサービスは、サイト上で登録をすると転職エージェントの方から面談の誘いがメールで来ます。そのうえで日程を調整してその転職エージェントの企業に訪問し、面談を行います。面談では、「具体的に転職を考えているのか」「なぜ今の会社を辞めようと思っているのか」「どういった会社に移りたいと思っているのか」というような質問があり、それに答えていくかたちになります。転職エージェントに登録する転職希望者は、「一刻も早く転職したい」という人もいれば、「特にまだ転職は考えていないが、良い求人があれば転職したい」など様々な思いを抱いています。そのため、面談で「具体的に転職を考えているのか」という質問に対して、「今は情報収集している段階です。」と答えても、まずイヤな顔はされないと思って大丈夫です。
では、武田薬品工業に転職する場合に転職エージェントを活用すべき理由ですが、以下4点です。
  • 一般には公開されていない、武田薬品工業の求人情報について入手できる可能性がある。
  • 書類選考・面接について、武田薬品工業に特化した対策を行ってもらえる。
  • 年収など、求人企業との待遇面の交渉について代行してもらえる。
  • 転職後に実際に配属される部署の実態について、詳しい情報を教えてもらえる。

一般には公開されていない、武田薬品工業の求人情報について入手できる可能性がある。

例えばdodaの場合、サイト上で公開されている求人の3倍以上もの非公開求人を取り扱っています。

※転職エージェントはなぜ全ての求人を公開しないのか?
転職エージェントは全ての求人を公開しない、というよりは公開できないのです。これはなぜかと言うと、企業は人ありきとよく言われますが、あくまでビジネスあってこその人と言うこともできます。要するに、既存ビジネスの強化・新規ビジネスの創出を行うために人が必要なのです。そのため、特に新規ビジネスについては、開始する前、もしくは開始して間もなくは他社にそのことを知られたくありません。中途採用の募集を行ううえでも、自社のサイトはもちろん、転職サイトにもその情報を載せたくないのです。そうすると、転職エージェントにそのような中途採用求人が集まることになります。なぜ転職エージェントなのかと言うと、転職希望者個人と対面する必要があり、情報をオープンにする必要が無いからです。ちなみに、公開されている求人と比べて、戦略的な採用という色が濃いため年収やポジションも好条件のものが多いのが一般的です。
転職エージェントの大手であればあるほど、武田薬品工業の非公開求人も取り扱っています。
あなたのような転職希望者の適性に応じて提示してくれますし、適性に合う求人が無い場合でも、武田薬品工業に対して適性に合う求人が無いか、あなたを売り込みに行ってくれることもあります。
そのため、武田薬品工業のサイトや転職サイト・転職エージェントのサイト上の求人を見て、自分に合う求人が無い場合には、非公開で取り扱いが無いか、転職エージェントに尋ねてみることをおすすめします。

書類選考・面接について、武田薬品工業に特化した対策を行ってもらえる。

転職エージェントは、過去に多くの転職希望者の転職を実現させているため、転職人気企業であればあるほど、その機会に多く携わっています。そのため、選考スタイルや選考プロセスについて熟知しており、ノウハウが豊富です。

どんな人なら受かって、どんな人なら落ちてしまうのか。面接でどういう質問がされ、それにどう答えれば受かり、落ちる場合は答え方がまずかったのか、答える内容自体が間違っていたのか。そのような過去実績に基づく膨大なデータを保有しています。
その根拠データやノウハウを用いて、武田薬品工業の書類選考を突破するために、職務経歴書上でどんな内容をどんな風にアピールした方が良いのか、面接の段階では想定される複数の質問に対して、どう答えた方が良いのか、サポートしてもらえます
さらに、面接担当者にはどんな傾向があるのか(結論から論理立てて話すようにしないと、60分の面接でも30分で終わってしまうなど。。)、求人情報ではまず触れられるはずのない情報も持っているため、転職サイトや企業サイトから応募するよりも圧倒的に有利に進められます。
なお、これは意外だと思いますが、このように転職エージェントは転職人気企業ほどパイプが太いため、仮に採用企業側が面接であなたを落とすと判断した場合でも、掛け合ってくれて通過させてくれることもあったりします
基本的に、面接については終了後に転職エージェントに「面接終了しました。」と電話連絡を入れるステップがあります。その際、「おつかれさまでした。面接はいかがでした?」と面接の苦労を労ってもらえるとともに、「うまく答えられなかった質問はありましたか?」など丁寧にフォローを入れてくれます。その内容をもって、転職エージェントはあなたの代理となり、その後採用企業側にフォローを入れてくれるのです。
ただ、全ての転職エージェントがそういった対応を行ってくれるわけではありません。転職エージェントは良いところだけを選ぶようにしましょう

年収など、求人企業との待遇面の交渉について代行してもらえる。

転職するうえで、重要なものの1つは年収でないでしょうか。 年収については、残業の有無と同様に面接で質問することは難しいと思います。

「年収〇万円以上」「年収〇万円~〇万円」という求人情報がほとんどですが、転職エージェントは、転職希望者の適性と過去の転職成功者の適正をマッチングして、「この人なら年収〇万円だろう」などとあたりをつけます。そのうえで、最終面接、もしくはその後に企業から実際の金額について転職エージェントに連絡が入ります。
その段階で、前もってあなたが事前に伝えていた金額よりも低ければ企業側と交渉してくれます。さらに、もしあなたが事前に伝えていた額と同等であった場合でも、それより高くならないか、掛け合ってくれるのです。
これは直接応募ではまず不可能なことだと思うので、転職エージェントに頼りましょう。

転職後に実際に配属される部署の実態について、詳しい情報を教えてもらえる。

これまで見ていただいたとおり、会社自体の情報は事前に仕入れることができても、実際に配属される部署についての情報を仕入れることは不可能に近い、というか不可能でしょう。

一緒に働くうえで、その部署の上司・同僚のタイプや新卒中途・男女の比率、他の関連部署との力関係、会社の中での位置づけなど、事前に知っておくことに越したことはありません。転職エージェントはそういった情報も保有していますので、気になることはどんどん聞いてみましょう。
併せて、気になった会社については、いろいろ悪い口コミ情報などもネットなどで見かけることがあるでしょう。そういった口コミ情報が正しいのか、間違っているのかについても、聞いてみるのが良いでしょう。
ちゅうちゅう

そもそも自分に合った会社なのか、合う場合、受かるためにどうしたら良いか、転職エージェントを味方につけるのが効率的ですね。

リアルリアル

(う~ん、そうきたか。)

9.武田薬品工業への転職で、おすすめの転職エージェントは?

転職エージェントは有名な会社だけでも10社近くあります。
実際相手にする担当者との相性含め、当たり外れが多いのが実際のところです。登録や面談の手間、日ごろの電話・メール対応も考えると、どの転職エージェントと付き合うかについては、失敗は許されないと言っても過言ではありません。
武田薬品工業に転職するために登録すべき転職エージェントを、以下の観点で選びました。
  • 武田薬品工業の求人について、取り扱い実績がある。
  • 武田薬品工業への転職をサポートできるノウハウを持っている。
  • 武田薬品工業以外の求人情報についても豊富に保有しており、そのような求人についても成功までサポートするノウハウを保有している。
これらの要素が全て当てはまる、具体的におすすめしたい転職エージェントは以下4社です。 登録自体は2~3分で済みます。無料なので費用面のリスクもありません。
登録すべきか 特徴
リクルートエージェント 業界最大手。武田薬品工業への転職サポート実績多数。
doda 業界2番手。武田薬品工業への転職サポート実績多数。提案力に強み。
ビズリーチ ダイレクトリクルーティングが活発で、職務経歴書が目につけば人事担当者が連絡してくる可能性あり。
特に『リクルートエージェント』『doda』の2社は登録を強くお勧めします。
ただ、この2社については最大手でもあり、他の転職希望者も多数抱えるため、対応スピードなどサポートに満足が行かない場合もあるかもしれません。それも踏まえ、『ビズリーチ』も登録しておく方が良いでしょう。
ちなみに、登録完了後、転職エージェントから連絡が来るタイミングはマチマチです。早いところもあれば遅いところもあります。一方で、登録する内容については転職エージェントによる違いはほとんど無く、同じ作業の繰り返しです。
そのため、登録するエージェントが決まったら、一気にまとめて登録してしまう方が効率的です。
各社の特徴は、以下のとおりです。

リクルートエージェント|業界最大手・求人企業からの圧倒的な信頼度

リクルートエージェント』は、リクルートが運営する業界No.1の転職エージェントです。
若手からベテランまで、幅広いユーザーの転職サポート実績があります。
業界最大手のため、武田薬品工業への転職実績は多数あり、以下のメリットがあります。
  • 武田薬品工業への転職実績が多数あり、転職希望者へのサポートノウハウが豊富
  • 武田薬品工業側からの信頼も厚く、非公開求人の充実につながっている。
武田薬品工業への転職に一番直結する転職エージェントと言えるでしょう。
リクルートエージェント公式サイトhttps://www.r-agent.com/

doda|業界No.2・転職希望者に対する高い提案力

doda

doda』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する業界No.2の転職エージェントです。
若手からベテランまで、幅広いユーザーの転職サポート実績があります。 非公開求人は8万件、登録者数は370万人の規模に上ります。 拠点は全国に10カ所(※)あります。 ※東京、札幌、仙台、横浜、名古屋、大阪、京都、兵庫、広島、福岡
おすすめの求人を紹介してくれる段階になると、結構絞って紹介してくれます。 また、求人企業とのやりとりは担当が別なので、求人について細かい質問をした時など、その場で回答をもらえないこともあります。当然後からきちんと回答はもらえますので、聞きたいことは遠慮せずに聞いておくべきです。
転職希望者のニーズを掘り下げてくれるため、面談時間も2時間ぐらい見ておいた方が良いでしょう。
doda公式サイトhttp://doda.jp/

ビズリーチ|企業の採用担当者からダイレクトリクルーティングに強み

ビズリーチ』は、人材系ベンチャーのビズリーチが運営する転職支援サービスです。
特徴的なのは、ダイレクトリクルーティングという概念を日本にもたらした第一人者的な存在というところです。数多くの転職希望者のデータを求人企業に公開、転職エージェントなどを通さずに企業側が直接転職希望者にアプローチできる、画期的な取り組みです。この方法を取り入れる企業は拡大する一方のようです。なお、ダイレクトリクルーティングだけではなく、多数のヘッドハンターも利用するサービスのため、転職エージェントとは違う角度で求人を入手できる機会も望めるサービスです。
ビズリーチ公式サイト https://www.bizreach.jp/
ちゅうちゅう

リクルートエージェント』『doda』は大手だからまずオススメってことですね。転職エージェントは何社登録してもタダですしね。そのうえで、いろんな担当者と意見交換できるわけですし。

リアルリアル

どーだ、どーなんだ。)

10.転職エージェントを上手に使いこなすには?

ここからは、実際に『リクルートエージェント』『doda』『ビズリーチ』のいずれか、もしくは全て登録完了した後の話になります。
転職エージェントの担当者から、面談の誘いについての連絡が入ります。その後面談を行うわけですが、そこからの注意点をお伝えします。

仕事観や人生設計含め、転職エージェントに対しては、本音トークを心がけましょう。

転職希望者にとって、転職は人生を賭けた勝負です。そのため、転職エージェントとは最初から本音トークを行いましょう。隠し事はもちろん遠慮して本音を伝えないと、後から「お互い時間の無駄」になってしまいます。
求人企業との面接とは違い、転職エージェントは橋渡し役の立場になるため、「どんな会社を受けたいのか、どんな会社は受けたくないのか」「どんな仕事がしたいのか、どんな仕事はやりたくないのか」この辺は遠慮なく伝えてください。
言ってしまえば、転職エージェントにとって、転職希望者は「商品」という位置付けです。そのため、転職希望者がどんな人間なのか?もちろん初対面ですから知らないわけで、それを知ることによって、提示される求人の精度が高まります。あなたにとっても、求める求人情報以外は提示されたくないと思いますので、遠慮なく最初に本音を伝えておきましょう。
また、複数の転職エージェントを利用する場合、その旨も先に伝えておきましょう。そうすることで、他の転職エージェントに勝つために、あなたへの対応優先度が上がる可能性があります。

転職エージェントから紹介された求人情報に断りを入れる際は、次につながる断り方をしましょう。

転職エージェントとの面談時、もしくはその後日、転職エージェントからあなたの希望に合うと思われる求人情報の紹介を受けます。その際、「うーん、この会社か、あんまりいい話聞かないな。。」とか「うーん、この会社にはすごく入りたいんだけど、この仕事はちょっとな。。」と思う時が必ず訪れるでしょう。その際は、転職エージェント側の気持ちを踏まえ、以下のように次につながる断り方をしましょう。
  • 断りを入れる前に、その求人情報が自分に合うと、どの点で判断したのか聞いてみる。そのうえで、自分の希望に合わない点を伝えたうえで断りを入れる。
  • その会社で働いている(働いていた)知人や友人がいて、内情を聞いている限りどうしても興味が湧かない、と伝えたうえで断りを入れる。
※「ネット上での口コミを見て興味が持てない」というのは、現実性に乏しく、あまりおすすめできません。ただ、その際はその口コミ内容を伝えたうえで、実際はどうなのか聞いてみると良いでしょう。また、転職エージェントの担当者によっては、「口コミサイトは当てにならないし、見ない方がいいですよ。」とあなたに言ってくる場合もあります。そういった担当者に当たった場合は、担当者を変更してもらうことも視野に入れたうえで興味が湧かず断りたい、と意思を表示しましょう。
逆に、以下のような断り方はやめましょう
  • 理由を伝えることなく断りを入れる。
  • 最初の対面時ではなく、後日メールでの紹介があった場合、そのメールを無視して返信しない。
このような対応を行うと、その後紹介される求人がガクっと減ってしまうなど、担当者にとってのあなたの対応優先度が低くなってしまい損につながります。

転職エージェントから紹介された求人情報に興味を持った場合、その求人情報の背景を把握しましょう。

転職エージェントとの面談時、もしくはその後日、転職エージェントからあなたの希望に合うと思われる求人情報の紹介を受けます。その際、「お!これはぜひ受けてみたい!」という瞬間が訪れることがあるでしょう。その際は、転職エージェントに対して、あなたがその求人に興味を持っていることを伝えるとともに、併せて以下のように質問してみましょう。
  • なぜ中途社員が必要なのか(例、新しいポジションか、既存社員が辞めた埋め合わせか、業績向上による人員増強か、など)
  • いつ頃から募集しているのか。
  • 現時点で決まっていない理由は何なのか。
  • 面接に受かる人にはどんな傾向があるのか。逆に落ちる場合はどんな傾向があるのか。
このような確認を行い、得られた情報を書類選考・面接対策に反映することで、あなたの転職成功確率が高まることでしょう。

転職エージェントの担当者と合わない場合は、担当者変更を要求しましょう。

転職エージェントから求人情報の紹介が始まった後が一般的ですが、次のような場合は担当者に直接、担当者変更を依頼しましょう。
  • うまく付き合おうと努力を重ねたが、人間としての相性も含め自分とは合わない。
  • 見当違いの企業ばかり紹介してくる。
  • 求人情報について、担当者自身が詳細把握できていない。
  • メール返信等、対応がとても遅い。
転職エージェントにとっても、避けたいのはあなたが他の転職エージェントに逃げてしまうことです。そのため、その担当者に対して、思い切って担当者変更を依頼しましょう。
その際、注意点は以下のとおりです。
  • (これは必須です!)これまでサポートしてもらった感謝の気持ちを伝える。
  • 転職活動に慣れていないため不安が大きく、「他の担当者の意見も聞きたい」と伝える。要するに、その担当者に外れて欲しいのではなく、別の担当者の意見も聞きたいと伝える。
このように依頼すれば、悪い印象を与えることなく、スムーズな担当者変更につながるはずです。

主導権は転職エージェントではなく、あなたにあることをしっかり肝に銘じましょう。

これが一番重要なのですが、転職エージェントと面談を行い、その後コミュニケーションを続けていく中で、あなた自身の気持ちや担当者との相性によって、「何のために転職活動をしているのか」よく分からなくなってしまう場合があります。
転職エージェントは転職のプロとして、あなたと対等の立場で接してくることが多いです。ただ、中には「どんどん応募しないといつまでも決まりませんよ。多少希望と違ったとしても、まずは受けてみましょう」など、とにかく数をこなすよう促される場合もあります。
その際、転職エージェントに振り回されることなど決して無いよう「主導権は自分にある」ということを肝に銘じましょう「転職エージェントと上手に付き合う」というのは、「転職エージェントを上手に使いこなす」ということです。
決して高慢な態度を出してはいけませんが、「この転職希望者にはぜひ成功して欲しい!しっかり協力しよう!」と、気持ち良く仕事をしてもらうようにしましょう。担当者もあなたと同じ人間です。「最低限のビジネスマナーを守る」「約束は守る、できない約束はしない」「なるべく早めの対応を心がける」など、普段の仕事と同様の感覚で接しておけば間違いないと言えるでしょう。
ちゅうちゅう

転職エージェントはあなたの味方なので、本音で接しつつ協力してもらうためにきちんとビジネスライクに付き合えば何の問題もないってことですね。

リアルリアル

(お頼み申します!)

ここまで読んでいただいた、あなたに
武田薬品工業への転職について、必要な情報は全て提示しました。
転職人気企業ですが、部署によっては激務だったりと、部署単位で満足度が異なる企業という側面もあります。会社としてだけで判断するのではなく、実際どんな環境で働くのか、部署レベルまで落とし込んだ情報収集を行い、そのうえでチャレンジしてみることを強くおすすめします。
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転職が実現した後、どんな人生を描けるかが本当の勝負です。
「この会社に転職してみて、確かに大変なところもあるけど、それはある程度事前に知っていたことだ。決めたのは自分なんだから頑張って続けよう。」
そういった転職が実現できるよう、少しでも力になれましたら光栄です。
ちゅうちゅう

武田薬品工業の攻略がんばりましょう!

リアルリアル

(ごちそうさまでした!)