中途採用で、TOTOに転職したい、と考えている方は多いかと思います。TOTOの温水洗浄便座「ウォシュレット」は、すっかり私たちの生活に馴染んでいますね。
このページでは、TOTOへの転職について、どうしたら正確な情報を得られるか、そのうえで転職したいと思ったらどう対処すべきか、現役エージェントの知見から、TOTOへの転職について触れたいと思います。
ちゅうちゅう

新卒向けの内容は省き、完全に転職者・中途入社社員に特化した内容です。読んで損はないはずです。

リアルリアル

(TOTO。うおォンうおォン。)

TOTOの転職難易度は高いと言えます。国内トイレ市場でトップシェアを誇るTOTOは転職者にも人気があり、応募倍率はかなり高くなると予想されます。各求人の応募資格を見てみると、専門的な業務経験や英語力が必要な求人もあり、職種未経験だと応募は難しいです。ただ、中途採用は徐々に増えてきているようで、2021年度は7%だった中途採用比率は、2023年度には27%まで伸びています。
TOTOはグループ会社が多く、製造、販売、施工などに特化した関連会社が多くあります。これらの会社も視野に入れると選択肢が広がるかもしれません。また、ショールームアドバイザー(契約社員)は第二新卒、未経験者も歓迎しているので、挑戦しやすい職種と言えます。

2.TOTOへの転職についての所見まとめ

次章以降で詳細について触れますが、TOTOへの転職についての所見をまとめます。

転職を考える際、押さえるべきTOTOの特徴

  • 温水洗浄便座「ウォシュレット」などの製造・販売を行う会社で、国内トイレ市場ではシェアNo.1。
  • 利益より顧客満足を重視する社風で、住宅補助などの福利厚生も手厚い。
  • ソフトウェア開発、プロダクトデザイナー、商品開発、ショールームアドバイザーなどの求人がある。
  • コミュニケーション能力に優れ、チームプレーが出来る人材を求めている。
  • 残業時間は部署によるバラつきがあるが、近年は減少傾向。
  • 基本的に年功序列型の給与体系。

TOTOへ転職するために、押さえておくべきポイント

  • 配属先の部署により、ワークライフバランスの取りやすさが異なるようなので注意が必要。
  • 一般に公開されていない求人を知るためにも、転職エージェントを使うのがおすすめ。

3.TOTOってどんな会社?

項目 内容
会社名 TOTO株式会社(TOTO LTD.)
代表者 代表取締役 社長執行役員 清田 徳明
本社所在地 福岡県北九州市小倉北区中島2-1-1
創立 1917年(大正6年)5月15日
資本金 355億7,900万円(2023年4月1日現在)
主な事業内容 衛生陶器をはじめとする住宅設備機器や環境建材の研究、開発、設計、製造、販売など。
従業員数 単独:7,876名 連結:33,386名(2024年3月31日現在)

事業内容

TOTOは主に、衛生陶器や浴槽、水栓金具、システムキッチンなど住宅設備機器の研究・開発、製造、販売を国内外で行っています。温水洗浄便座「ウォシュレット」の累計出荷台数は2022年8月に世界で6,000万台を突破し、現在も世界中で出荷台数を伸ばしています。また、新領域事業として、半導体・FPD製造装置分野で、静電チャック、AD部材、構造部材などの高品質・高精密セラミック商品を展開しています。

今後の事業展開

TOTOグループが策定した長期目標「共通価値創造戦略TOTOWILL2030」において、米州住設事業、セラミック事業、アジア・オセアニア住設事業の3つを成長セグメントとしてグループ全体を牽引するとしています。特にセラミック事業は揺るぎない事業の柱とするために積極的な投資を行い、伸長する市場への対応強化や技術開発の強化を図るとしています。
また、TOTOの企業理念を体現する「きれいと快適」と「環境」を両立するサステナブルプロダクツの商品比率を、2030年までに83%にするとしています。

海外展開

1977年のインドネシア事業を原点とし、TOTOは1980年代から海外事業を本格化させました。中国では多くの著名物件やホテルにTOTOの製品が採用され、並行してアジア各国や地域に次々と合弁会社を設立しました。近年では、米州市場で本格的な普及の兆しが見えてきた「ウォシュレット」に投資を行い、海外住設事業の最大の柱となるよう一気に飛躍させるとしています。具体的な数値目標として、2022年は27%であった海外住設売上高比率を2030年に50%以上にすることを掲げています。

4.TOTOの現役社員・元社員からの評判は?(口コミ)

TOTOの口コミや内部情報について、転職口コミサイトのOpenWorkenライトハウス転職会議キャリコネを参考に紹介します。新卒入社と中途入社では当然差があることを踏まえ、中途入社した人のみの内部情報です。
項目 コメント
給与・福利厚生
  • 基本的に年功序列の給与体系。
  • 昇格試験に受かると等級が上がる。
  • 他企業と比べると、地方にしては給与が高い。
  • 住宅補助が手厚い。
ワークライフバランス
  • 有休を積極的に取るよう促される。
  • ショールームは土日休みが取りづらい。
  • 長時間労働を是としない雰囲気がある。
  • イベントの為、土日出勤がある。
社風
  • 法令遵守意識が高い。
  • 地元意識が強く、歴史ある日本企業。
  • 仕事の結果よりもプロセスを大事にする文化。
  • 真面目な社員が多く、社会貢献意識が高い会社。
成長機会・キャリア開発
  • 定期的に研修がある。
  • 販売系はルーティンワークが多い。
  • 部署異動ができる。
  • 社外との関わりが多く、学ぶことが多い。
入社後のギャップ
  • ものづくりにかける想いが想像以上だった。
  • 古い体質の会社。
  • 想像以上にブランド力が大きい。
  • 契約社員から正社員になるのは難しい。
退職検討理由
  • 体力的にきつかった。
  • 年功序列の給与体系に疑問を持った。
  • 転勤の可能性があったため。
  • ルーティンワークに飽きた。
ワークスタイル
  • 職種によって在宅勤務(テレワーク/リモートワーク)が可能。
  • フレックスタイム制度がある。
  • 時短勤務可能。
  • 有休は半日単位、時間単位でも取得できる。

給与・福利厚生

給与は基本的に年功序列で、ある程度の年齢までは毎年一定の昇給があるようです。所得を大幅に上げるには昇格試験に合格する必要がありますが、論文、面接、筆記試験があり、それなりに準備負担が大きいようです。
福利厚生は充実しているという意見が多く、各種揃っているようです。特に住宅補助が手厚く、持ち家でなければ5~8割会社負担となるようです。

ワークライフバランス

有休は取りやすい、積極的に取るよう促されるという口コミが多かったです。ワークライフバランスは部署によって様々なようで、バランスを取りやすいという声もあれば、仕事が属人的で休みにくいという意見もありました。ショールームで働く場合は、地域による格差があるという情報もありました。イベントがある時は、土日出勤があるようです。

社風

自社製品に誇りをもっている社員が多いようです。企業理念に基づき、利益よりも品質や顧客満足を追求し、過剰品質になっているところがあるという声もありました。歴史ある老舗メーカーで、伝統を重んじる昔ながらの日本の大企業感があるようです。北九州の地元社員が多く、親しみやすい雰囲気もあるようです。

成長機会・キャリア開発

社内外の研修が充実しており、本人のやる気があればキャリアアップできるようです。また、ショールームアドバイザーから営業などに転籍することも可能だという口コミがありました。ユーザーを第一に考えた商品開発のプロセスを経験できたことは、自身の成長にかなり役立っているという声もありました。

入社後のギャップ

思ったより年功序列な部分があり、バリバリ働きたい人には向いていないという意見がありました。古い体質があり、外資から転職してきた人はギャップを感じるかもしれないという声もありました。また認識すべきこととして、ショールームアドバイザーは2週間ほどの宿泊研修があるという情報がありました。

退職検討理由

ショールームアドバイザーは契約社員の為、他社で正社員になるために退職したという意見がいくつかありました。女性が多い職場なので、人間関係が難しいという声も多かったです。そのほか、業務量の割に給与が低い、もっとグローバルな仕事がしたかった、将来のキャリアを描きにくいなどの意見がありました。

ワークスタイル

職種によっては在宅勤務(テレワーク/リモートワーク)が可能なようですが、コロナ禍の収束後は縮小しているようです。申請すれば可能なようですが、基本的には出社が望ましいとされる雰囲気のようです。ただ、間接系の部署ではリモートワークが浸透しているという口コミもあったので、部署単位で異なるのかもしれません。
ちゅうちゅう

住宅補助などの各種福利厚生が充実しているようです。歴史がある会社でブランド力が強く、自社製品に誇りを持っている社員が多いようです。

リアルリアル

(考えるな。感じるんだ。)

5.TOTOは、転職者に対してどんな人材を求めている?

募集職種

中途採用で募集中の職種は、ソフトウェア開発、プロダクトデザイナー、商品開発、人事などがありました。現時点では幅広い職種で募集があるようです。ショールームアドバイザー(契約社員)の募集もありました。グループ各社の採用も活発に行っているようです。

求める人材

  • スタンドプレーよりもチームプレーを重視し、周りを巻き込んで成果を挙げられる人材を求めている。コミュニケーション能力に優れた人が望ましい。
  • 事業活動そのものが環境貢献につながることを理解し、高い倫理観を持って正しいことを正しくやれる人材を求めている。

私たちはすべての人に快適で健康な暮らしを提供しながら、カーボンニュートラルで持続可能な社会の実現を目指しています。
そのための道しるべ「新共通価値創造戦略 TOTO WILL2030」達成のためには、多様な人財が理念の実現に向かって進んでいくことが必要です。
世界中にTOTOファンを一緒に増やしてくださる新しい仲間を、私たちは求めています。

TOTOの採用情報ページは、様々な職種の方のインタビューや働き方についての情報などが載っています。どこの部署の社員が、日頃何を考え、どのように仕事に取り組んでいるのか、人間性も含め感じることができるでしょう。あなたが興味のある事業に取り組む社員の方の意見は、書類・面接対策においても必ず目を通しておきましょう。

給料(年収)

平均年間給与:730万円(2024年3月31日現在)
平均年齢:44.8歳(2024年3月31日現在)
平均勤続年数:18.5年(2024年3月31日現在)

労働時間

平均残業時間:19~25時間/月
近年、残業削減への取り組みが進んでおり、PCが自動的にシャットダウンするなど残業できない環境を作る工夫があるようです。ただ業務負荷の偏りがあり、部署によっては残業が多いという口コミもありました。特に営業は残業が多めで、都市部担当だと忙しいという声も見られました。
ちゅうちゅう

複数の職種で募集があるようです。残業時間は管理されているようですが、部署による差が大きいようなので要注意ですね。

リアルリアル

(いいじゃないか。)

6.TOTOの求人情報にはどんな傾向がある?

転職サイトを各種調べたところ、ショールームアドバイザー、オンラインアドバイザー、解析技術、品質保証、電気設備、撮影コーディネーターなどの求人がありました。その求人を調べると、以下の傾向があります。
  • 本社がある福岡の求人が多い。
  • 公開求人数は多くない。
  • ショールームアドバイザー(契約社員)は、第二新卒や未経験を歓迎している。
ただ、これはあくまで一般に公開されている求人であり、非公開の求人というものがある可能性があります。
例えば、転職エージェントのdodaの場合、非公開求人が公開求人の3倍以上の規模に上るため、doda非公開求人の方には他の技術系・事務系職種も含まれている可能性があります。
ちゅうちゅう

いくつかの職種で公開求人があるようですが、隠れ求人の存在は気になるところです。

リアルリアル

(いわゆる裏メニューってやつか。悪くない。)

7.TOTOの選考対策

TOTOの選考ステップや経験者の口コミについて、転職口コミサイトのワンキャリアプラスOpenWorkを参考に紹介します。
TOTOの面接は、一般的な質問を深掘りしていくタイプの面接のようです。どのような転職軸を持っているのか、なぜTOTOを志望するのかなど基本的な質問に対してブレない答えを述べられるよう、事前準備する必要があります。TOTOは企業理念を大切にしているので、共感できる価値観があれば、それを起点に志望動機を考えるのも一つの方法です。
また、TOTO製品についてどれ位知っているか、使用感はどうか、TOTOらしさとは何かなど、TOTOという企業をどのように捉えているかについて聞かれるようです。企業研究をしっかりと行い、何か気になる製品があれば掘り下げて調べておくと良いと思います。

選考ステップ

TOTOの選考ステップは、以下のように進みます。詳細に見ていきましょう。
  1. 応募・書類選考

  2. 適性検査・1次面接

  3. 最終面接

応募・書類選考

TOTOの応募方法は大まかに言って、公式サイトから直接自分で応募するか、転職サイト・転職エージェント経由で応募するか二通りの方法があります。
公式サイトから応募するのもよいですが、転職エージェント経由での応募がおすすめです。転職活動が初めての場合、どのように進めればよいのか戸惑う方もいるのではないでしょうか。就活時と違い職務経歴書の提出も必要になるので、応募書類一つとっても勝手が分からず不安になる事があるかもしれません。
転職エージェントを利用すれば、書類の添削や面接のアドバイスをプロの目線でしてもらえるので選考に通りやすくなります。転職エージェントは各企業の採用担当とパイプがあり、どのような人材を求めているのか、どのような書類が目に留まりやすいかなどの情報を独自に持っています。

適性検査

書類選考後に適性検査が行われます。応募状況によっては、書類選考より先に適性検査を受検します。口コミが少なく、中途採用で実際にどのような適性検査が行われているのか分かりませんでした。参考までに、新卒採用ではTG-WEBや玉手箱が行われているようです。TG-WEBは適性検査の中でも難易度が高めと言われています。人気企業だと適性検査で足切りされることも十分考えられるので、一通り確認しておくと安心です。

面接

面接は二回行われるようです。1次面接がオンライン、最終面接が対面だったという口コミがありました。1次面接で1時間以上かかり、結構深掘りされる印象を受けたという口コミがあったので、しっかり準備する必要があるようです。
面接では実際に以下のような質問がされたようです。
  • 顧客満足度を上げるために取り組んだこと。
  • 前職での失敗経験、その状況をどのように打開したか。
  • 誰にも譲れない強み、こだわりは何か。
  • ストレス耐性はあるか。
  • 業務でどんなことがストレスになるか、ストレス解消法は何か。
  • なぜ他社ではなくTOTOか。
  • あなたが思うTOTOらしさとは。
  • TOTO製品を使ったことがあるか、使用したときの感想。
  • 世界的に見てTOTOはどのような評価を受けていると思うか。
  • 入社後に何をやりたいか。
面接でよく聞かれるような一般的な質問が多く、変わった質問は少ないようです。前職の入社理由や退職に至った経緯、前職の良かったところなど、これまでどのような選択をしてきたのかを見られる面接だったという口コミがありました。質問の回答に対してどんどん深掘りされるので、できるだけ事前準備したほうが良いというアドバイスもありました。
また、なぜTOTOを志望するのかについては自分の言葉で詳しく説明できるよう、まとめておくと良いと思います。能力よりも会社の理念と合うかどうかを見ている、人柄重視だと感じたなどの意見もあったので、自己分析を丁寧に行い、相手を納得させられるような志望理由を語れるようにしましょう。

選考の口コミ

生産技術

製品について、どのように理解しているか聞かれた。

法人営業

よくあるような質問が多かった。

法人営業

自分の価値観と企業理念に共通点があるか聞かれた。

その他

業界未経験でも歓迎している雰囲気だった。

TOTOの面接は特に圧迫感を感じることなく、和やかな雰囲気の中で行われるようです。非常にリラックスした雰囲気で行われたという口コミもありました。物腰柔らかな印象で、安定した企業の余裕さが感じられたという声もありました。一部、しっかりと軸を持っていないと突っ込まれて圧迫面接気味になるという口コミもありましたが、全体的には穏やかであるという意見の方が多くありました。

8.TOTOへの転職を成功させるには?

ここまで読んで、TOTOへの転職意欲は高まりましたか?

TOTOに転職する方法で一番おすすめしたいのは、転職エージェントの活用です。

※転職エージェントとは?
「エージェント」というのは、いわゆる「代理人」です。転職エージェントは、転職希望者と中途採用の求人を出している企業とをつなげるのが役割です。転職エージェントは、採用が成功した場合に企業から手数料がもらえるので、転職希望者からはお金をもらいません。そのため無料で利用できるサービスです。これらのサービスは、サイト上で登録をすると転職エージェントの方から面談の誘いがメールで来ます。そのうえで日程を調整してその転職エージェントの企業に訪問し、面談を行います。面談では、「具体的に転職を考えているのか」「なぜ今の会社を辞めようと思っているのか」「どういった会社に移りたいと思っているのか」というような質問があり、それに答えていくかたちになります。転職エージェントに登録する転職希望者は、「一刻も早く転職したい」という人もいれば、「特にまだ転職は考えていないが、良い求人があれば転職したい」など様々な思いを抱いています。そのため、面談で「具体的に転職を考えているのか」という質問に対して、「今は情報収集している段階です。」と答えても、まずイヤな顔はされないと思って大丈夫です。
では、TOTOに転職する場合に転職エージェントを活用すべき理由ですが、以下4点です。
  • 一般には公開されていない、TOTOの求人情報について入手できる可能性がある。
  • 書類選考・面接について、TOTOに特化した対策を行ってもらえる。
  • 年収など、求人企業との待遇面の交渉について代行してもらえる。
  • 転職後に実際に配属される部署の実態について、詳しい情報を教えてもらえる。

一般には公開されていない、TOTOの求人情報について入手できる可能性がある。

例えばdodaの場合、サイト上で公開されている求人の3倍以上もの非公開求人を取り扱っています。

※転職エージェントはなぜ全ての求人を公開しないのか?
転職エージェントは全ての求人を公開しない、というよりは公開できないのです。これはなぜかと言うと、企業は人ありきとよく言われますが、あくまでビジネスあってこその人と言うこともできます。要するに、既存ビジネスの強化・新規ビジネスの創出を行うために人が必要なのです。そのため、特に新規ビジネスについては、開始する前、もしくは開始して間もなくは他社にそのことを知られたくありません。中途採用の募集を行ううえでも、自社のサイトはもちろん、転職サイトにもその情報を載せたくないのです。そうすると、転職エージェントにそのような中途採用求人が集まることになります。なぜ転職エージェントなのかと言うと、転職希望者個人と対面する必要があり、情報をオープンにする必要が無いからです。ちなみに、公開されている求人と比べて、戦略的な採用という色が濃いため年収やポジションも好条件のものが多いのが一般的です。
転職エージェントの大手であればあるほど、TOTOの非公開求人も取り扱っています。
あなたのような転職希望者の適性に応じて提示してくれますし、適性に合う求人が無い場合でも、TOTOに対して適性に合う求人が無いか、あなたを売り込みに行ってくれることもあります。
そのため、TOTOのサイトや転職サイト・転職エージェントのサイト上の求人を見て、自分に合う求人が無い場合には、非公開で取り扱いが無いか、転職エージェントに尋ねてみることをおすすめします。

書類選考・面接について、TOTOに特化した対策を行ってもらえる。

転職エージェントは、過去に多くの転職希望者の転職を実現させているため、転職人気企業であればあるほど、その機会に多く携わっています。そのため、選考スタイルや選考プロセスについて熟知しており、ノウハウが豊富です。

どんな人なら受かって、どんな人なら落ちてしまうのか。面接でどういう質問がされ、それにどう答えれば受かり、落ちる場合は答え方がまずかったのか、答える内容自体が間違っていたのか。そのような過去実績に基づく膨大なデータを保有しています。
その根拠データやノウハウを用いて、TOTOの書類選考を突破するために、職務経歴書上でどんな内容をどんな風にアピールした方が良いのか、面接の段階では想定される複数の質問に対して、どう答えた方が良いのか、サポートしてもらえます
さらに、面接担当者にはどんな傾向があるのか(結論から論理立てて話すようにしないと、60分の面接でも30分で終わってしまうなど。。)、求人情報ではまず触れられるはずのない情報も持っているため、転職サイトや企業サイトから応募するよりも圧倒的に有利に進められます。
なお、これは意外だと思いますが、このように転職エージェントは転職人気企業ほどパイプが太いため、仮に採用企業側が面接であなたを落とすと判断した場合でも、掛け合ってくれて通過させてくれることもあったりします
基本的に、面接については終了後に転職エージェントに「面接終了しました。」と電話連絡を入れるステップがあります。その際、「おつかれさまでした。面接はいかがでした?」と面接の苦労を労ってもらえるとともに、「うまく答えられなかった質問はありましたか?」など丁寧にフォローを入れてくれます。その内容をもって、転職エージェントはあなたの代理となり、その後採用企業側にフォローを入れてくれるのです。
ただ、全ての転職エージェントがそういった対応を行ってくれるわけではありません。転職エージェントは良いところだけを選ぶようにしましょう

年収など、求人企業との待遇面の交渉について代行してもらえる。

転職するうえで、重要なものの1つは年収でないでしょうか。 年収については、残業の有無と同様に面接で質問することは難しいと思います。

「年収〇万円以上」「年収〇万円~〇万円」という求人情報がほとんどですが、転職エージェントは、転職希望者の適性と過去の転職成功者の適正をマッチングして、「この人なら年収〇万円だろう」などとあたりをつけます。そのうえで、最終面接、もしくはその後に企業から実際の金額について転職エージェントに連絡が入ります。
その段階で、前もってあなたが事前に伝えていた金額よりも低ければ企業側と交渉してくれます。さらに、もしあなたが事前に伝えていた額と同等であった場合でも、それより高くならないか、掛け合ってくれるのです。
これは直接応募ではまず不可能なことだと思うので、転職エージェントに頼りましょう。

転職後に実際に配属される部署の実態について、詳しい情報を教えてもらえる。

これまで見ていただいたとおり、会社自体の情報は事前に仕入れることができても、実際に配属される部署についての情報を仕入れることは不可能に近い、というか不可能でしょう。

一緒に働くうえで、その部署の上司・同僚のタイプや新卒中途・男女の比率、他の関連部署との力関係、会社の中での位置づけなど、事前に知っておくことに越したことはありません。転職エージェントはそういった情報も保有していますので、気になることはどんどん聞いてみましょう。
併せて、気になった会社については、いろいろ悪い口コミ情報などもネットなどで見かけることがあるでしょう。そういった口コミ情報が正しいのか、間違っているのかについても、聞いてみるのが良いでしょう。
ちゅうちゅう

そもそも自分に合った会社なのか、合う場合、受かるためにどうしたら良いか、転職エージェントを味方につけるのが効率的ですね。

リアルリアル

(う~ん、そうきたか。)

9.TOTOへの転職で、おすすめの転職エージェントは?

転職エージェントは有名な会社だけでも10社近くあります。
実際相手にする担当者との相性含め、当たり外れが多いのが実際のところです。登録や面談の手間、日ごろの電話・メール対応も考えると、どの転職エージェントと付き合うかについては、失敗は許されないと言っても過言ではありません。
TOTOに転職するために登録すべき転職エージェントを、以下の観点で選びました。
  • TOTOの求人について、取り扱い実績がある。
  • TOTOへの転職をサポートできるノウハウを持っている。
  • TOTO以外の求人情報についても豊富に保有しており、そのような求人についても成功までサポートするノウハウを保有している。
これらの要素が全て当てはまる、具体的におすすめしたい転職エージェントは以下4社です。 登録自体は2~3分で済みます。無料なので費用面のリスクもありません。
登録すべきか 特徴
リクルートエージェント 業界最大手。TOTOへの転職サポート実績多数。
doda 業界2番手。TOTOへの転職サポート実績多数。提案力に強み。
ビズリーチ ダイレクトリクルーティングが活発で、職務経歴書が目につけば人事担当者が連絡してくる可能性あり。
特に『リクルートエージェント』『doda』の2社は登録を強くお勧めします。
ただ、この2社については最大手でもあり、他の転職希望者も多数抱えるため、対応スピードなどサポートに満足が行かない場合もあるかもしれません。それも踏まえ、『ビズリーチ』も登録しておく方が良いでしょう。
ちなみに、登録完了後、転職エージェントから連絡が来るタイミングはマチマチです。早いところもあれば遅いところもあります。一方で、登録する内容については転職エージェントによる違いはほとんど無く、同じ作業の繰り返しです。
そのため、登録するエージェントが決まったら、一気にまとめて登録してしまう方が効率的です。
各社の特徴は、以下のとおりです。

リクルートエージェント|業界最大手・求人企業からの圧倒的な信頼度

リクルートエージェント』は、リクルートが運営する業界No.1の転職エージェントです。
若手からベテランまで、幅広いユーザーの転職サポート実績があります。
業界最大手のため、TOTOへの転職実績は多数あり、以下のメリットがあります。
  • TOTOへの転職実績が多数あり、転職希望者へのサポートノウハウが豊富
  • TOTO側からの信頼も厚く、非公開求人の充実につながっている。
TOTOへの転職に一番直結する転職エージェントと言えるでしょう。
リクルートエージェント公式サイトhttps://www.r-agent.com/

doda|業界No.2・転職希望者に対する高い提案力

doda

doda』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する業界No.2の転職エージェントです。
若手からベテランまで、幅広いユーザーの転職サポート実績があります。 非公開求人は8万件、登録者数は370万人の規模に上ります。 拠点は全国に10カ所(※)あります。 ※東京、札幌、仙台、横浜、名古屋、大阪、京都、兵庫、広島、福岡
おすすめの求人を紹介してくれる段階になると、結構絞って紹介してくれます。 また、求人企業とのやりとりは担当が別なので、求人について細かい質問をした時など、その場で回答をもらえないこともあります。当然後からきちんと回答はもらえますので、聞きたいことは遠慮せずに聞いておくべきです。
転職希望者のニーズを掘り下げてくれるため、面談時間も2時間ぐらい見ておいた方が良いでしょう。
doda公式サイトhttp://doda.jp/

ビズリーチ|企業の採用担当者からダイレクトリクルーティングに強み

ビズリーチ』は、人材系ベンチャーのビズリーチが運営する転職支援サービスです。
特徴的なのは、ダイレクトリクルーティングという概念を日本にもたらした第一人者的な存在というところです。数多くの転職希望者のデータを求人企業に公開、転職エージェントなどを通さずに企業側が直接転職希望者にアプローチできる、画期的な取り組みです。この方法を取り入れる企業は拡大する一方のようです。なお、ダイレクトリクルーティングだけではなく、多数のヘッドハンターも利用するサービスのため、転職エージェントとは違う角度で求人を入手できる機会も望めるサービスです。
ビズリーチ公式サイト https://www.bizreach.jp/
ちゅうちゅう

リクルートエージェント』『doda』は大手だからまずオススメってことですね。転職エージェントは何社登録してもタダですしね。そのうえで、いろんな担当者と意見交換できるわけですし。

リアルリアル

どーだ、どーなんだ。)

10.転職エージェントを上手に使いこなすには?

ここからは、実際に『リクルートエージェント』『doda』『ビズリーチ』のいずれか、もしくは全て登録完了した後の話になります。
転職エージェントの担当者から、面談の誘いについての連絡が入ります。その後面談を行うわけですが、そこからの注意点をお伝えします。

仕事観や人生設計含め、転職エージェントに対しては、本音トークを心がけましょう。

転職希望者にとって、転職は人生を賭けた勝負です。そのため、転職エージェントとは最初から本音トークを行いましょう。隠し事はもちろん遠慮して本音を伝えないと、後から「お互い時間の無駄」になってしまいます。
求人企業との面接とは違い、転職エージェントは橋渡し役の立場になるため、「どんな会社を受けたいのか、どんな会社は受けたくないのか」「どんな仕事がしたいのか、どんな仕事はやりたくないのか」この辺は遠慮なく伝えてください。
言ってしまえば、転職エージェントにとって、転職希望者は「商品」という位置付けです。そのため、転職希望者がどんな人間なのか?もちろん初対面ですから知らないわけで、それを知ることによって、提示される求人の精度が高まります。あなたにとっても、求める求人情報以外は提示されたくないと思いますので、遠慮なく最初に本音を伝えておきましょう。
また、複数の転職エージェントを利用する場合、その旨も先に伝えておきましょう。そうすることで、他の転職エージェントに勝つために、あなたへの対応優先度が上がる可能性があります。

転職エージェントから紹介された求人情報に断りを入れる際は、次につながる断り方をしましょう。

転職エージェントとの面談時、もしくはその後日、転職エージェントからあなたの希望に合うと思われる求人情報の紹介を受けます。その際、「うーん、この会社か、あんまりいい話聞かないな。。」とか「うーん、この会社にはすごく入りたいんだけど、この仕事はちょっとな。。」と思う時が必ず訪れるでしょう。その際は、転職エージェント側の気持ちを踏まえ、以下のように次につながる断り方をしましょう。
  • 断りを入れる前に、その求人情報が自分に合うと、どの点で判断したのか聞いてみる。そのうえで、自分の希望に合わない点を伝えたうえで断りを入れる。
  • その会社で働いている(働いていた)知人や友人がいて、内情を聞いている限りどうしても興味が湧かない、と伝えたうえで断りを入れる。
※「ネット上での口コミを見て興味が持てない」というのは、現実性に乏しく、あまりおすすめできません。ただ、その際はその口コミ内容を伝えたうえで、実際はどうなのか聞いてみると良いでしょう。また、転職エージェントの担当者によっては、「口コミサイトは当てにならないし、見ない方がいいですよ。」とあなたに言ってくる場合もあります。そういった担当者に当たった場合は、担当者を変更してもらうことも視野に入れたうえで興味が湧かず断りたい、と意思を表示しましょう。
逆に、以下のような断り方はやめましょう
  • 理由を伝えることなく断りを入れる。
  • 最初の対面時ではなく、後日メールでの紹介があった場合、そのメールを無視して返信しない。
このような対応を行うと、その後紹介される求人がガクっと減ってしまうなど、担当者にとってのあなたの対応優先度が低くなってしまい損につながります。

転職エージェントから紹介された求人情報に興味を持った場合、その求人情報の背景を把握しましょう。

転職エージェントとの面談時、もしくはその後日、転職エージェントからあなたの希望に合うと思われる求人情報の紹介を受けます。その際、「お!これはぜひ受けてみたい!」という瞬間が訪れることがあるでしょう。その際は、転職エージェントに対して、あなたがその求人に興味を持っていることを伝えるとともに、併せて以下のように質問してみましょう。
  • なぜ中途社員が必要なのか(例、新しいポジションか、既存社員が辞めた埋め合わせか、業績向上による人員増強か、など)
  • いつ頃から募集しているのか。
  • 現時点で決まっていない理由は何なのか。
  • 面接に受かる人にはどんな傾向があるのか。逆に落ちる場合はどんな傾向があるのか。
このような確認を行い、得られた情報を書類選考・面接対策に反映することで、あなたの転職成功確率が高まることでしょう。

転職エージェントの担当者と合わない場合は、担当者変更を要求しましょう。

転職エージェントから求人情報の紹介が始まった後が一般的ですが、次のような場合は担当者に直接、担当者変更を依頼しましょう。
  • うまく付き合おうと努力を重ねたが、人間としての相性も含め自分とは合わない。
  • 見当違いの企業ばかり紹介してくる。
  • 求人情報について、担当者自身が詳細把握できていない。
  • メール返信等、対応がとても遅い。
転職エージェントにとっても、避けたいのはあなたが他の転職エージェントに逃げてしまうことです。そのため、その担当者に対して、思い切って担当者変更を依頼しましょう。
その際、注意点は以下のとおりです。
  • (これは必須です!)これまでサポートしてもらった感謝の気持ちを伝える。
  • 転職活動に慣れていないため不安が大きく、「他の担当者の意見も聞きたい」と伝える。要するに、その担当者に外れて欲しいのではなく、別の担当者の意見も聞きたいと伝える。
このように依頼すれば、悪い印象を与えることなく、スムーズな担当者変更につながるはずです。

主導権は転職エージェントではなく、あなたにあることをしっかり肝に銘じましょう。

これが一番重要なのですが、転職エージェントと面談を行い、その後コミュニケーションを続けていく中で、あなた自身の気持ちや担当者との相性によって、「何のために転職活動をしているのか」よく分からなくなってしまう場合があります。
転職エージェントは転職のプロとして、あなたと対等の立場で接してくることが多いです。ただ、中には「どんどん応募しないといつまでも決まりませんよ。多少希望と違ったとしても、まずは受けてみましょう」など、とにかく数をこなすよう促される場合もあります。
その際、転職エージェントに振り回されることなど決して無いよう「主導権は自分にある」ということを肝に銘じましょう「転職エージェントと上手に付き合う」というのは、「転職エージェントを上手に使いこなす」ということです。
決して高慢な態度を出してはいけませんが、「この転職希望者にはぜひ成功して欲しい!しっかり協力しよう!」と、気持ち良く仕事をしてもらうようにしましょう。担当者もあなたと同じ人間です。「最低限のビジネスマナーを守る」「約束は守る、できない約束はしない」「なるべく早めの対応を心がける」など、普段の仕事と同様の感覚で接しておけば間違いないと言えるでしょう。
ちゅうちゅう

転職エージェントはあなたの味方なので、本音で接しつつ協力してもらうためにきちんとビジネスライクに付き合えば何の問題もないってことですね。

リアルリアル

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転職人気企業ですが、部署によっては激務だったりと、部署単位で満足度が異なる企業という側面もあります。会社としてだけで判断するのではなく、実際どんな環境で働くのか、部署レベルまで落とし込んだ情報収集を行い、そのうえでチャレンジしてみることを強くおすすめします。
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転職が実現した後、どんな人生を描けるかが本当の勝負です。
「この会社に転職してみて、確かに大変なところもあるけど、それはある程度事前に知っていたことだ。決めたのは自分なんだから頑張って続けよう。」
そういった転職が実現できるよう、少しでも力になれましたら光栄です。
ちゅうちゅう

TOTOの攻略がんばりましょう!

リアルリアル

(ごちそうさまでした!)