中途採用で、マツダに転職したい、と考えている方は多いかと思います。広島発の自動車メーカーとして、知らない人はいませんね。
このページでは、マツダへの転職について、どうしたら正確な情報を得られるか、そのうえで転職したいと思ったらどう対処すべきか、現役エージェントの知見から、マツダへの転職について触れたいと思います。
ちゅうちゅう

新卒向けの内容は省き、完全に転職者・中途入社社員に特化した内容です。読んで損はないはずです。

リアルリアル

(マツダ。うおォンうおォン。)

マツダの転職難易度は高いと言えます。知名度が高く人気もあり、即戦力となるような技術を持つ、経験者対象の求人が多いです。難易度は高いですが、全体の求人数が非常に多く、2022年度の中途採用比率は28%と活発な中途採用を行っています。また、専門知識を持った方を対象とした第二新卒歓迎の求人もあります。業務経験が浅くても、大学や高専で職種に該当する専門知識を学んだ方はチャンスがあると言えます。
自動車業界の経験がない方も積極的に採用しているようです。従来は自動車業界中心だったようですが、近年では様々なバックグラウンドを持つ人材を求めており、IT系・Web系などのエンジニアも需要が多くあります。

2.マツダへの転職についての所見まとめ

次章以降で詳細について触れますが、マツダへの転職についての所見をまとめます。

転職を考える際、押さえるべきマツダの特徴

  • 広島に拠点を置く自動車メーカーであり、トヨタと業務資本提携をしている。
  • モノづくりにこだわりがあり、広島に根ざした企業。
  • 福利厚生はカフェテリアプランを取り入れており、車検代などに適用できる。
  • 中途採用で募集中の職種は開発エンジニア、AI開発者、アプリケーション開発など。
  • 多くの求人があり、技術力が必要とされる職種が多い。
  • 間接部門はワークライフバランスを取りやすい。
  • 広島県内では高い給与水準。

マツダへ転職するために、押さえておくべきポイント

  • 職種によってはフルリモート可の求人もあるが、本社は広島なので、広島に馴染めるかどうかが大事。
  • 一般に公開されていない求人を知るためにも、転職エージェントを使うのがおすすめ。

3.マツダってどんな会社?

項目 内容
会社名 マツダ株式会社
代表者 代表取締役社長兼CEO 毛籠 勝弘
本社所在地 広島県安芸郡府中町新地3番1号
設立 1920年1月30日
資本金 2,840億円 (2023年3月31日現在)
主な事業内容 乗用車の製造、乗用車・トラックの販売など。
従業員数 単体:23,144名 連結:48,481名(2023年3月31日現在)

事業内容

マツダは広島に拠点を置く自動車メーカーであり、創業時は東洋コルク工業会社という名前でワイン瓶などのコルク栓を作っている会社でした。その後、東洋工業株式会社と改称して機械工業への経営転換を図り、自動車メーカーへと成長していきます。マツダは、環境に配慮したクリーンディーゼルエンジン技術の高さでも有名であり、年々厳しくなる排気ガスの規制に対しても技術力でカバーしています。また、デザイン性能も高く評価されており、魅力の一つとなっています。

今後の事業展開

マツダは2030年までの経営方針を、PHASE1~3に区切って打ち出しています。具体的には以下の通りです。
  1. PHASE1(2022~2024年):本格的な電動化時代に向けた、開発・生産領域の技術開発の強化に取り組む。
  2. PHASE2(2025~2027年):内燃機関搭載車で収益を上げ、財務基盤を維持・強化しながら、本格的な電動化時代への備えを盤石にする。また、この期間後半からBEV(Battery Electric Vehicle)専用車の先行導入を開始する。
  3. PHASE3(2028~2030年):BEV商品を本格導入し、電池生産への投資などを視野に入れていく。

海外展開

マツダは古くから海外展開を行っており、1960年代には欧州に向け本格輸出を開始しています。その後も、オーストラリア、カナダ、米国、中国などに販売拠点や研究開発拠点、生産拠点を置き、多くのクルマを販売してきました。マツダ車は海外での人気も高く、2021年の米有力消費者情報誌コンシューマー・レポート「自動車ブランド別総合ランキング」で念願の1位を獲得しました。特に北米で人気が高く、SUV(スポーツ用多目的車)のCX-5が販売台数に大きく貢献しています。

4.マツダの現役社員・元社員からの評判は?(口コミ)

マツダの口コミや内部情報について、転職口コミサイトのOpenWorkenライトハウス転職会議キャリコネを参考に紹介します。新卒入社と中途入社では当然差があることを踏まえ、中途入社した人のみの内部情報です。
項目 コメント
給与・福利厚生
  • 給与は広島県内では高い方。
  • 同業他社と比べるとやや物足りない。
  • 等級により給与レンジが決まっている。
  • カフェテリアプランがある。
ワークライフバランス
  • プライベートとの調整がしやすい。
  • 有休は100%消化するようフォローされている。
  • 製造部門は残業、休日出勤が多い。
  • 連休を取りやすい。
社風
  • 分からないことを教えあう空気がある。
  • 協力してみんなでやろうとする風土。
  • 広島に育てられた企業という地元愛が感じられる。
  • 法令遵守意識が非常に高い。
成長機会・キャリア開発
  • 部門ごとに教育コースが整備されている。
  • 個人に任せられる業務範囲は広い。
  • グローバルな舞台で活躍することもできる。
  • 社内公募制度がある。
入社後のギャップ
  • 給与の上がり方が遅い。
  • 思ったより体力的にきつい。
  • ワークライフバランスが良くない。
  • 求人内容通りで特にギャップはない。
退職検討理由
  • 広島での生活環境に馴染めなかった。
  • こなすべき仕事量と負担が大きい。
  • 給与が安定しない。
  • トップダウンで自分の意見が通りにくい。
ワークスタイル
  • 部署によって、在宅勤務(テレワーク/リモートワーク)が可能。
  • フレックスタイム制度がある。
  • 時短勤務制度がある。
  • 製造部門は自由度が低い。

給与・福利厚生

給与は、大半の従業員が暮らす広島・山口では高水準だが、トヨタやホンダなどと比べると見劣りするという意見が多くありました。夜勤手当や休日出勤手当等がないと給与は低くなるという声もありました。等級ごとに給与レンジがあり、等級が上がるにつれて給与の上がり幅が大きくなるようです。
福利厚生は、財形貯蓄や社員持株会などがあるようです。またカフェテリアプランを導入しており、年間58,000円分のポイントが付与されるようです。口コミサイトには、住宅手当や扶養手当がないのが不満だという声がいくつかありました。

ワークライフバランス

ワークライフバランスは、事務系・技術系・製造部門で異なるようです。事務系、技術系はワークライフバランスを取りやすいという意見が多く、間接部門は部署によっては残業がほぼないこともあるようです。製造部門は残業や休日出勤、夜勤があり、繁忙期はかなり忙しいという声がありました。有休・連休はどこの部署も取りやすいようで、きっちり消化するよう会社から指導されるようです。

社風

広島ではトップクラスの企業であり、コンプライアンス意識も高いようです。地域に根ざした経営をしており、広島の中では最大手の企業で働いているというプライドを持った社員が多いという声がありました。モノづくりに関してはしっかりとした考えがあり、作り手・売り手の垣根を超えたチームワークで良いものを作っていこうという風土があるようです。その他、部門によりカラーが異なるという意見も複数ありました。

成長機会・キャリア開発

部門ごとに最初の教育コースがあり、その後は自己啓発メインで成長していけるようです。製造部門では、配属先と上司次第で飛躍的な成長とキャリア開発が見込めるという意見がありました。一方、別の部門では、かなりフェアにキャリア開発が考えられていて、グローバル拠点への駐在チャンスも多いという口コミがありました。部門によって、キャリア開発のしやすさは異なるようです。また、他部門に自由に応募できるようなので、キャリアを変えて長く働くことも可能です。

入社後のギャップ

入社後のギャップは人それぞれのようです。思ったより体力的にきついと感じる方もいれば、大変だと聞いて入社したがそれほどでもなかったという方もいるようです。給与に関しても、なかなか上がらず想定より低いという意見や、地域の他職種と比べて高いという意見など様々でした。勤務条件など、入社前に受けた説明と特に差異はなく、入社後のギャップはなかったという声も複数ありました。

退職検討理由

様々な理由がありましたが、かなり多くの方が、退職検討理由として広島の土地柄を挙げています。あくまで広島を中心にした地方企業であり、この土地に所縁のない人間にとっては、ライフイベントや余程のやりがいを見出さない限りモチベーションを保つのは難しいという意見がありました。逆に考えると、広島が地元である、広島に住んでみたいという方にはチャンスかもしれません。

ワークスタイル

間接部門や開発などでは在宅勤務(テレワーク/リモートワーク)が浸透しているようです。フレックスタイム制度やリモートワークを適宜使って、自由に働けているという意見が多くありました。本社は広島にありますが、転職エージェントdodaにフルリモート可の求人もあったので、職種によってはかなり柔軟なワークスタイルか可能なようです。一方、製造部門は仕事の特性上、現場ありきとなっており、リモートワークなどは難しいです。
ちゅうちゅう

モノづくりにこだわりがあり、コンプライアンス意識も高いようですね。広島という土地に深く根付いた会社のようなので、広島に興味のある方にはおすすめの会社です。

リアルリアル

(考えるな。感じるんだ。)

5.マツダは、転職者に対してどんな人材を求めている?

募集職種

中途採用で募集中の職種は、「事務系・技術系職種」と「生産技能系職種」に分かれています。「事務系・技術系職種」では開発エンジニア、AI開発者、アプリケーション開発、ITインフラエンジニア、車両開発など多くの職種で募集があり、現時点では求人が多数ありました。事務系の募集は少なく、ほとんどが開発単位の技術職の募集となっています。「生産技能系職種」では、部品加工、組立、塗装などを行う生産技能職の募集があります。

求める人材

マツダ採用ページには、人事メッセージとして以下が記されています。

マツダのブランドエッセンス「走る歓び」を突き詰めていけば、最終的には人々の「生きる歓び」に行き着きます。マツダが目指すのは、「活き活きとする体験」をお届けし、前向きに今日を生きる人の輪を広げていくことです。私たちは、このようなマツダの考え方に共感いただける方と共にこの姿を実現していきたいと考えています。また、このような理想の実現に向けては、熱意とこだわりを持ち、粘り強く取り組み続ける姿勢が必要です。さらに言えば、私たちの理想は決して一人で実現できるものではありません。周囲と協調し、共に学び合いながら歩みを進めていける柔軟性や、周囲を巻き込み思いを重ね、チームとしての取り組みを推進できるリーダーシップを有する方にも期待しています。

  • 従来の自動車業界出身者だけではなく、IT系・Web系のソフトウェアエンジニア、メーカー、SIer、SaaS系企業など、業界・業種を問わず様々なバックグラウンドを持つ人材を求めている。
  • マツダの理念に共感し、熱意とこだわりを持って、粘り強く取り組み続けることが出来る人材を求めている。
  • 協調性や柔軟性があり、チームとしての取り組みを推進できるリーダーシップを発揮できることが望ましい。
マツダの採用情報ページには、中途入社の方の社員インタビューや職種紹介や制度・環境などが載っており、転職へのヒントを与えてくれると思います。どこの部署の社員が、日頃何を考え、どのように仕事に取り組んでいるのか、人間性も含め感じることができるでしょう。あなたが興味のある事業に取り組む社員の方の意見は、書類・面接対策においても必ず目を通しておきましょう。また、「広島で働く魅力」として、街の魅力が紹介されています。マツダに興味のある方は、ぜひ一度見てみることをおすすめします。

給料(年収)

平均年間給与:659万円 (2023年3月31日現在)
平均年齢:42.2歳(2023年3月31日現在)
平均勤続年数:17.2年(2023年3月31日現在)

労働時間

平均残業時間:20~25時間/月
会社がしっかりと残業時間を管理し、決められた範囲内に収まるよう調整しているので、労働時間に問題はないようです。忙しい部署があっても極端に多いことはなく、常識の範囲内であるという声もありました。その他、工場勤務など現場で働く場合は、ラインの動きに縛られるので自分都合で残業時間の調節などは出来ないという口コミがありました。
ちゅうちゅう

様々なバックグラウンドを持ち、チームとして周囲と協力できるような人材を求めているようですね。現時点では、幅広く中途採用の募集を行っているようです。

リアルリアル

(いいじゃないか。)

6.マツダの求人情報にはどんな傾向がある?

転職サイトを各種調べたところ、各種エンジニア、ソフトウェア開発、研究開発、生産技術などの求人がありました。その求人を調べると、以下の傾向があります。
  • 全体の求人数が多く、職種未経験歓迎の求人もわずかにある。
  • フルリモート勤務可の求人があり、全国から応募可能。
  • 技術系の職種が大半で、営業や管理系の求人はほとんどない。
ただ、これはあくまで一般に公開されている求人であり、非公開の求人というものがある可能性があります。
例えば、転職エージェントのdodaの場合、非公開求人が公開求人の3倍以上の規模に上るため、doda非公開求人の方には他の技術系・事務系職種も含まれている可能性があります。
ちゅうちゅう

多くの求人があるようですが、隠れ求人の存在も気になるところです。

リアルリアル

(いわゆる裏メニューってやつか。悪くない。)

7.マツダの選考対策

マツダの選考ステップや経験者の口コミについて、転職口コミサイトのワンキャリアプラスOpenWorkを参考に紹介します。
マツダの面接では、技術力があるか、コミュニケーション能力が高くチーム内でリーダーシップを発揮できるかどうか、こだわりを持って仕事をしているかなどを見ているようです。面接は原則1回しか行われないので、選考を受ける際にはミスマッチが起きないよう十分注意する必要があります。
また、広島という土地に馴染めるかどうかも重視しているようです。関東からの転職者はUターンすることが多く、すぐに辞めないかということを気にしているようです。現住所から広島が遠い場合は、なぜ、わざわざ広島にあるマツダ受けたのかを聞かれる確率が高いので明確な理由を考えておきましょう。戻りたくならないかと聞かれる可能性もあるので、どのように答えるか予め考えておいた方がよいです。

選考ステップ

マツダの選考ステップは、以下のように進みます。詳細に見ていきましょう。
  1. エントリー・書類選考

  2. Web適性検査

  3. 面接(1~2回)

エントリー・書類選考

マツダの応募方法は大まかに言って、公式サイトから直接自分で応募するか、転職サイト・転職エージェント経由で応募するか二通りの方法があります。
直接応募も良いですが、現時点でdodaに100件以上のマツダの求人があります。さらに非公開求人があることを考えると、かなりの数の求人があると思われます。キャリアアドバイザーに、自分のスキルにマッチするポジションを確認してもらう意味でも、転職エージェント経由での応募がおすすめです。
なお、事務系・技術系職種の場合はWebエントリーで応募となり、生産技能系職種の場合は履歴書と職務経歴書を、郵送かメールで送ることにより応募となります。マツダが経営するマツダ病院の募集もありましたので、医療系職種を希望する方は公式サイトを確認して下さい。

Web適性検査

Web上で適性検査を受けます。詳しいことは分かりませんが、SPI(言語、非言語、性格診断)が行われているようです。生産技能系職種の場合は筆記試験もあるようです。マツダがどの程度適性検査の結果を重視しているか分かりませんが、書籍等で一通り見ておくと良いでしょう。転職エージェントはこれまで転職支援をしてきたノウハウがあり、マツダの適性検査に関する情報を持っている可能性があります。心配な方は問い合わせてみることをおすすめします。

面接(1~2回)

事務系・技術系職種の場合は、部門責任者と人事担当による面接が原則1回行われます。ポジションによっては2回面接が実施されることもあります(生産技能系職種の場合は2回選考があります)。面接回数が少ない分、負担は軽いが、お互いに認識のずれが生じる可能性は高くなるので注意が必要だという意見がありました。
技術に関してはかなり深いところまで聞かれ、人事的な質問は転職理由、志望動機などオーソドックスな質問が多いようです。
具体的には以下のような質問がされるようです。
  • 仕事におけるやりがいは?
  • クルマが好きかどうか。
  • マツダでどのように活躍したいと思うか。
  • 今までやったことがないこと、望まないことでもやれるか。
  • 外から見たマツダのイメージはどうか。
  • 自動車の売り上げを伸ばすには、どのような方法が考えられるか。
  • わざわざ遠いところからどうして広島のマツダを選んだのか。
求職者がどの位の技術を持っているかをしっかりと見極めているようなので、これから叶えたい夢よりも、現時点の保有スキルでどこまでマツダに貢献できるかをアピールした方が良いかもしれません。

選考の口コミ

事業企画・開発

自分の経験と募集ポジションがいかにマッチしているかを説明すると良い。

電気・電子回路設計

面接では、技術的な内容とコミュニケーション能力を問われる質問が多く、企業研究はそこまで必要なかった。

機械設計

広島はどうか、来たことがあるかなど聞かれた。

プログラマ

面接の中で、広島で生活したい人やマツダで働きたい人を優先的に採用していると聞いた。

マツダの面接は穏和で話しやすく、聞きたいことも遠慮せず聞ける雰囲気のようです。面接官は非常に親切だった、選考から入社に至るまで親身になって相談に乗ってくれたなどの口コミもありました。マイナスイメージの口コミはあまりなかったので、身構えずに受けられそうですね。また、面接回数が1~2回と少ないので、限られた時間で無駄なく自己アピールできるよう準備しておくと良いと思います。

8.マツダへの転職を成功させるには?

ここまで読んで、マツダへの転職意欲は高まりましたか?

マツダに転職する方法で一番おすすめしたいのは、転職エージェントの活用です。

※転職エージェントとは?
「エージェント」というのは、いわゆる「代理人」です。転職エージェントは、転職希望者と中途採用の求人を出している企業とをつなげるのが役割です。転職エージェントは、採用が成功した場合に企業から手数料がもらえるので、転職希望者からはお金をもらいません。そのため無料で利用できるサービスです。これらのサービスは、サイト上で登録をすると転職エージェントの方から面談の誘いがメールで来ます。そのうえで日程を調整してその転職エージェントの企業に訪問し、面談を行います。面談では、「具体的に転職を考えているのか」「なぜ今の会社を辞めようと思っているのか」「どういった会社に移りたいと思っているのか」というような質問があり、それに答えていくかたちになります。転職エージェントに登録する転職希望者は、「一刻も早く転職したい」という人もいれば、「特にまだ転職は考えていないが、良い求人があれば転職したい」など様々な思いを抱いています。そのため、面談で「具体的に転職を考えているのか」という質問に対して、「今は情報収集している段階です。」と答えても、まずイヤな顔はされないと思って大丈夫です。
では、マツダに転職する場合に転職エージェントを活用すべき理由ですが、以下4点です。
  • 一般には公開されていない、マツダの求人情報について入手できる可能性がある。
  • 書類選考・面接について、マツダに特化した対策を行ってもらえる。
  • 年収など、求人企業との待遇面の交渉について代行してもらえる。
  • 転職後に実際に配属される部署の実態について、詳しい情報を教えてもらえる。

一般には公開されていない、マツダの求人情報について入手できる可能性がある。

例えばdodaの場合、サイト上で公開されている求人の3倍以上もの非公開求人を取り扱っています。

※転職エージェントはなぜ全ての求人を公開しないのか?
転職エージェントは全ての求人を公開しない、というよりは公開できないのです。これはなぜかと言うと、企業は人ありきとよく言われますが、あくまでビジネスあってこその人と言うこともできます。要するに、既存ビジネスの強化・新規ビジネスの創出を行うために人が必要なのです。そのため、特に新規ビジネスについては、開始する前、もしくは開始して間もなくは他社にそのことを知られたくありません。中途採用の募集を行ううえでも、自社のサイトはもちろん、転職サイトにもその情報を載せたくないのです。そうすると、転職エージェントにそのような中途採用求人が集まることになります。なぜ転職エージェントなのかと言うと、転職希望者個人と対面する必要があり、情報をオープンにする必要が無いからです。ちなみに、公開されている求人と比べて、戦略的な採用という色が濃いため年収やポジションも好条件のものが多いのが一般的です。
転職エージェントの大手であればあるほど、マツダの非公開求人も取り扱っています。
あなたのような転職希望者の適性に応じて提示してくれますし、適性に合う求人が無い場合でも、マツダに対して適性に合う求人が無いか、あなたを売り込みに行ってくれることもあります。
そのため、マツダのサイトや転職サイト・転職エージェントのサイト上の求人を見て、自分に合う求人が無い場合には、非公開で取り扱いが無いか、転職エージェントに尋ねてみることをおすすめします。

書類選考・面接について、マツダに特化した対策を行ってもらえる。

転職エージェントは、過去に多くの転職希望者の転職を実現させているため、転職人気企業であればあるほど、その機会に多く携わっています。そのため、選考スタイルや選考プロセスについて熟知しており、ノウハウが豊富です。

どんな人なら受かって、どんな人なら落ちてしまうのか。面接でどういう質問がされ、それにどう答えれば受かり、落ちる場合は答え方がまずかったのか、答える内容自体が間違っていたのか。そのような過去実績に基づく膨大なデータを保有しています。
その根拠データやノウハウを用いて、マツダの書類選考を突破するために、職務経歴書上でどんな内容をどんな風にアピールした方が良いのか、面接の段階では想定される複数の質問に対して、どう答えた方が良いのか、サポートしてもらえます
さらに、面接担当者にはどんな傾向があるのか(結論から論理立てて話すようにしないと、60分の面接でも30分で終わってしまうなど。。)、求人情報ではまず触れられるはずのない情報も持っているため、転職サイトや企業サイトから応募するよりも圧倒的に有利に進められます。
なお、これは意外だと思いますが、このように転職エージェントは転職人気企業ほどパイプが太いため、仮に採用企業側が面接であなたを落とすと判断した場合でも、掛け合ってくれて通過させてくれることもあったりします
基本的に、面接については終了後に転職エージェントに「面接終了しました。」と電話連絡を入れるステップがあります。その際、「おつかれさまでした。面接はいかがでした?」と面接の苦労を労ってもらえるとともに、「うまく答えられなかった質問はありましたか?」など丁寧にフォローを入れてくれます。その内容をもって、転職エージェントはあなたの代理となり、その後採用企業側にフォローを入れてくれるのです。
ただ、全ての転職エージェントがそういった対応を行ってくれるわけではありません。転職エージェントは良いところだけを選ぶようにしましょう

年収など、求人企業との待遇面の交渉について代行してもらえる。

転職するうえで、重要なものの1つは年収でないでしょうか。 年収については、残業の有無と同様に面接で質問することは難しいと思います。

「年収〇万円以上」「年収〇万円~〇万円」という求人情報がほとんどですが、転職エージェントは、転職希望者の適性と過去の転職成功者の適正をマッチングして、「この人なら年収〇万円だろう」などとあたりをつけます。そのうえで、最終面接、もしくはその後に企業から実際の金額について転職エージェントに連絡が入ります。
その段階で、前もってあなたが事前に伝えていた金額よりも低ければ企業側と交渉してくれます。さらに、もしあなたが事前に伝えていた額と同等であった場合でも、それより高くならないか、掛け合ってくれるのです。
これは直接応募ではまず不可能なことだと思うので、転職エージェントに頼りましょう。

転職後に実際に配属される部署の実態について、詳しい情報を教えてもらえる。

これまで見ていただいたとおり、会社自体の情報は事前に仕入れることができても、実際に配属される部署についての情報を仕入れることは不可能に近い、というか不可能でしょう。

一緒に働くうえで、その部署の上司・同僚のタイプや新卒中途・男女の比率、他の関連部署との力関係、会社の中での位置づけなど、事前に知っておくことに越したことはありません。転職エージェントはそういった情報も保有していますので、気になることはどんどん聞いてみましょう。
併せて、気になった会社については、いろいろ悪い口コミ情報などもネットなどで見かけることがあるでしょう。そういった口コミ情報が正しいのか、間違っているのかについても、聞いてみるのが良いでしょう。
ちゅうちゅう

そもそも自分に合った会社なのか、合う場合、受かるためにどうしたら良いか、転職エージェントを味方につけるのが効率的ですね。

リアルリアル

(う~ん、そうきたか。)

9.マツダへの転職で、おすすめの転職エージェントは?

転職エージェントは有名な会社だけでも10社近くあります。
実際相手にする担当者との相性含め、当たり外れが多いのが実際のところです。登録や面談の手間、日ごろの電話・メール対応も考えると、どの転職エージェントと付き合うかについては、失敗は許されないと言っても過言ではありません。
マツダに転職するために登録すべき転職エージェントを、以下の観点で選びました。
  • マツダの求人について、取り扱い実績がある。
  • マツダへの転職をサポートできるノウハウを持っている。
  • マツダ以外の求人情報についても豊富に保有しており、そのような求人についても成功までサポートするノウハウを保有している。
これらの要素が全て当てはまる、具体的におすすめしたい転職エージェントは以下4社です。 登録自体は2~3分で済みます。無料なので費用面のリスクもありません。
登録すべきか 特徴
リクルートエージェント 業界最大手。マツダへの転職サポート実績多数。
doda 業界2番手。マツダへの転職サポート実績多数。提案力に強み。
ビズリーチ ダイレクトリクルーティングが活発で、職務経歴書が目につけば人事担当者が連絡してくる可能性あり。
特に『リクルートエージェント』『doda』の2社は登録を強くお勧めします。
ただ、この2社については最大手でもあり、他の転職希望者も多数抱えるため、対応スピードなどサポートに満足が行かない場合もあるかもしれません。それも踏まえ、『ビズリーチ』も登録しておく方が良いでしょう。
ちなみに、登録完了後、転職エージェントから連絡が来るタイミングはマチマチです。早いところもあれば遅いところもあります。一方で、登録する内容については転職エージェントによる違いはほとんど無く、同じ作業の繰り返しです。
そのため、登録するエージェントが決まったら、一気にまとめて登録してしまう方が効率的です。
各社の特徴は、以下のとおりです。

リクルートエージェント|業界最大手・求人企業からの圧倒的な信頼度

リクルートエージェント』は、リクルートが運営する業界No.1の転職エージェントです。
若手からベテランまで、幅広いユーザーの転職サポート実績があります。
業界最大手のため、マツダへの転職実績は多数あり、以下のメリットがあります。
  • マツダへの転職実績が多数あり、転職希望者へのサポートノウハウが豊富
  • マツダ側からの信頼も厚く、非公開求人の充実につながっている。
マツダへの転職に一番直結する転職エージェントと言えるでしょう。
リクルートエージェント公式サイトhttps://www.r-agent.com/

doda|業界No.2・転職希望者に対する高い提案力

doda

doda』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する業界No.2の転職エージェントです。
若手からベテランまで、幅広いユーザーの転職サポート実績があります。 非公開求人は8万件、登録者数は370万人の規模に上ります。 拠点は全国に10カ所(※)あります。 ※東京、札幌、仙台、横浜、名古屋、大阪、京都、兵庫、広島、福岡
おすすめの求人を紹介してくれる段階になると、結構絞って紹介してくれます。 また、求人企業とのやりとりは担当が別なので、求人について細かい質問をした時など、その場で回答をもらえないこともあります。当然後からきちんと回答はもらえますので、聞きたいことは遠慮せずに聞いておくべきです。
転職希望者のニーズを掘り下げてくれるため、面談時間も2時間ぐらい見ておいた方が良いでしょう。
doda公式サイトhttp://doda.jp/

ビズリーチ|企業の採用担当者からダイレクトリクルーティングに強み

ビズリーチ』は、人材系ベンチャーのビズリーチが運営する転職支援サービスです。
特徴的なのは、ダイレクトリクルーティングという概念を日本にもたらした第一人者的な存在というところです。数多くの転職希望者のデータを求人企業に公開、転職エージェントなどを通さずに企業側が直接転職希望者にアプローチできる、画期的な取り組みです。この方法を取り入れる企業は拡大する一方のようです。なお、ダイレクトリクルーティングだけではなく、多数のヘッドハンターも利用するサービスのため、転職エージェントとは違う角度で求人を入手できる機会も望めるサービスです。
ビズリーチ公式サイト https://www.bizreach.jp/
ちゅうちゅう

リクルートエージェント』『doda』は大手だからまずオススメってことですね。転職エージェントは何社登録してもタダですしね。そのうえで、いろんな担当者と意見交換できるわけですし。

リアルリアル

どーだ、どーなんだ。)

10.転職エージェントを上手に使いこなすには?

ここからは、実際に『リクルートエージェント』『doda』『ビズリーチ』のいずれか、もしくは全て登録完了した後の話になります。
転職エージェントの担当者から、面談の誘いについての連絡が入ります。その後面談を行うわけですが、そこからの注意点をお伝えします。

仕事観や人生設計含め、転職エージェントに対しては、本音トークを心がけましょう。

転職希望者にとって、転職は人生を賭けた勝負です。そのため、転職エージェントとは最初から本音トークを行いましょう。隠し事はもちろん遠慮して本音を伝えないと、後から「お互い時間の無駄」になってしまいます。
求人企業との面接とは違い、転職エージェントは橋渡し役の立場になるため、「どんな会社を受けたいのか、どんな会社は受けたくないのか」「どんな仕事がしたいのか、どんな仕事はやりたくないのか」この辺は遠慮なく伝えてください。
言ってしまえば、転職エージェントにとって、転職希望者は「商品」という位置付けです。そのため、転職希望者がどんな人間なのか?もちろん初対面ですから知らないわけで、それを知ることによって、提示される求人の精度が高まります。あなたにとっても、求める求人情報以外は提示されたくないと思いますので、遠慮なく最初に本音を伝えておきましょう。
また、複数の転職エージェントを利用する場合、その旨も先に伝えておきましょう。そうすることで、他の転職エージェントに勝つために、あなたへの対応優先度が上がる可能性があります。

転職エージェントから紹介された求人情報に断りを入れる際は、次につながる断り方をしましょう。

転職エージェントとの面談時、もしくはその後日、転職エージェントからあなたの希望に合うと思われる求人情報の紹介を受けます。その際、「うーん、この会社か、あんまりいい話聞かないな。。」とか「うーん、この会社にはすごく入りたいんだけど、この仕事はちょっとな。。」と思う時が必ず訪れるでしょう。その際は、転職エージェント側の気持ちを踏まえ、以下のように次につながる断り方をしましょう。
  • 断りを入れる前に、その求人情報が自分に合うと、どの点で判断したのか聞いてみる。そのうえで、自分の希望に合わない点を伝えたうえで断りを入れる。
  • その会社で働いている(働いていた)知人や友人がいて、内情を聞いている限りどうしても興味が湧かない、と伝えたうえで断りを入れる。
※「ネット上での口コミを見て興味が持てない」というのは、現実性に乏しく、あまりおすすめできません。ただ、その際はその口コミ内容を伝えたうえで、実際はどうなのか聞いてみると良いでしょう。また、転職エージェントの担当者によっては、「口コミサイトは当てにならないし、見ない方がいいですよ。」とあなたに言ってくる場合もあります。そういった担当者に当たった場合は、担当者を変更してもらうことも視野に入れたうえで興味が湧かず断りたい、と意思を表示しましょう。
逆に、以下のような断り方はやめましょう
  • 理由を伝えることなく断りを入れる。
  • 最初の対面時ではなく、後日メールでの紹介があった場合、そのメールを無視して返信しない。
このような対応を行うと、その後紹介される求人がガクっと減ってしまうなど、担当者にとってのあなたの対応優先度が低くなってしまい損につながります。

転職エージェントから紹介された求人情報に興味を持った場合、その求人情報の背景を把握しましょう。

転職エージェントとの面談時、もしくはその後日、転職エージェントからあなたの希望に合うと思われる求人情報の紹介を受けます。その際、「お!これはぜひ受けてみたい!」という瞬間が訪れることがあるでしょう。その際は、転職エージェントに対して、あなたがその求人に興味を持っていることを伝えるとともに、併せて以下のように質問してみましょう。
  • なぜ中途社員が必要なのか(例、新しいポジションか、既存社員が辞めた埋め合わせか、業績向上による人員増強か、など)
  • いつ頃から募集しているのか。
  • 現時点で決まっていない理由は何なのか。
  • 面接に受かる人にはどんな傾向があるのか。逆に落ちる場合はどんな傾向があるのか。
このような確認を行い、得られた情報を書類選考・面接対策に反映することで、あなたの転職成功確率が高まることでしょう。

転職エージェントの担当者と合わない場合は、担当者変更を要求しましょう。

転職エージェントから求人情報の紹介が始まった後が一般的ですが、次のような場合は担当者に直接、担当者変更を依頼しましょう。
  • うまく付き合おうと努力を重ねたが、人間としての相性も含め自分とは合わない。
  • 見当違いの企業ばかり紹介してくる。
  • 求人情報について、担当者自身が詳細把握できていない。
  • メール返信等、対応がとても遅い。
転職エージェントにとっても、避けたいのはあなたが他の転職エージェントに逃げてしまうことです。そのため、その担当者に対して、思い切って担当者変更を依頼しましょう。
その際、注意点は以下のとおりです。
  • (これは必須です!)これまでサポートしてもらった感謝の気持ちを伝える。
  • 転職活動に慣れていないため不安が大きく、「他の担当者の意見も聞きたい」と伝える。要するに、その担当者に外れて欲しいのではなく、別の担当者の意見も聞きたいと伝える。
このように依頼すれば、悪い印象を与えることなく、スムーズな担当者変更につながるはずです。

主導権は転職エージェントではなく、あなたにあることをしっかり肝に銘じましょう。

これが一番重要なのですが、転職エージェントと面談を行い、その後コミュニケーションを続けていく中で、あなた自身の気持ちや担当者との相性によって、「何のために転職活動をしているのか」よく分からなくなってしまう場合があります。
転職エージェントは転職のプロとして、あなたと対等の立場で接してくることが多いです。ただ、中には「どんどん応募しないといつまでも決まりませんよ。多少希望と違ったとしても、まずは受けてみましょう」など、とにかく数をこなすよう促される場合もあります。
その際、転職エージェントに振り回されることなど決して無いよう「主導権は自分にある」ということを肝に銘じましょう「転職エージェントと上手に付き合う」というのは、「転職エージェントを上手に使いこなす」ということです。
決して高慢な態度を出してはいけませんが、「この転職希望者にはぜひ成功して欲しい!しっかり協力しよう!」と、気持ち良く仕事をしてもらうようにしましょう。担当者もあなたと同じ人間です。「最低限のビジネスマナーを守る」「約束は守る、できない約束はしない」「なるべく早めの対応を心がける」など、普段の仕事と同様の感覚で接しておけば間違いないと言えるでしょう。
ちゅうちゅう

転職エージェントはあなたの味方なので、本音で接しつつ協力してもらうためにきちんとビジネスライクに付き合えば何の問題もないってことですね。

リアルリアル

(お頼み申します!)

ここまで読んでいただいた、あなたに
マツダへの転職について、必要な情報は全て提示しました。
転職人気企業ですが、部署によっては激務だったりと、部署単位で満足度が異なる企業という側面もあります。会社としてだけで判断するのではなく、実際どんな環境で働くのか、部署レベルまで落とし込んだ情報収集を行い、そのうえでチャレンジしてみることを強くおすすめします。
マツダへの転職に成功するために抽出した転職エージェント
転職が実現した後、どんな人生を描けるかが本当の勝負です。
「この会社に転職してみて、確かに大変なところもあるけど、それはある程度事前に知っていたことだ。決めたのは自分なんだから頑張って続けよう。」
そういった転職が実現できるよう、少しでも力になれましたら光栄です。
ちゅうちゅう

マツダの攻略がんばりましょう!

リアルリアル

(ごちそうさまでした!)